JP2005195570A - 原子炉の核計測系統のデジタル制御システム及び方法 - Google Patents

原子炉の核計測系統のデジタル制御システム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】開放的で標準化したシステムにすることによって、メンテナンスとアップグレードを容易にし、運転の便宜性と信頼性の増大を図る。
【解決手段】複数の検出器が、通路選択器により選択された検出器移動通路に順次挿入されて原子炉に移動し、原子炉内部の中性子分布を検出して原子炉の現状態を認識できるようにする制御システムであって、運転者により手動で設定される運転情報またはあらかじめ設定されている運転情報を利用して運転制御信号を出力し、運転制御信号に応じて伝送される核計測データを収集し管理する運転制御手段と;前記運転制御手段の運転制御信号に応じて、前記検出器が前記検出器移動通路を通して所定速度及び方向に挿入または引出されるようにし、前記検出器により測定される原子炉内部の中性子分布データを収集して貯蔵する一方、前記運転制御手段に伝送する主制御手段を備える原子炉の核計測系統の運転制御システム。
【選択図】 図1

Description

本発明は、原子炉の核計測系統のデジタル制御システム及び方法に関し、より詳細には、原子炉内部の複数の中性子分布データを取得して原子炉が正常に駆動できるようにする原子炉の核計測系統の運転制御システムを、開放的で標準化したシステムに具現することによって、メンテナンスとアップグレードを容易にし、GUI(Graphic User Interface)方式の運転インターフェースを提供し、また、自動運転機能のみならず、診断、警報及び連動機能を持つ、イベント駆動(Event Driven)方式で駆動される作動盤を有するように具現することによって、運転の便宜性と信頼性の向上を図る原子炉の核計測系統のデジタル制御システム及び方法に関する。
一般に、原子炉の核計測系統は、炉心の運転状態を確認するために中性子分布を測定する機能を行い、移動型中性子検出器、検出器駆動器、検出器移動通路選択器、検出器移動通路、そして制御システムなどの構成要素からなっており、これらの構成要素からなるシステムを利用して前記検出器を駆動させて複数の指定された通路を通して順次的に原子炉に挿入し、中性子により生成された各検出器電流を記録し、これにより、原子炉内部の中性子分布を測定するようになる。
これらの原子炉の核計測系統の制御システムは、リレーロジック基盤の機器からなるか、在来式マイクロプロセッサー基盤の機器からなっている。これら従来の機器はそれぞれ、設計構造が閉鎖的であるため、使用者は、各メーカー専用のメンテナンス部品を確保しなければならなく、しかも、技術の進歩により部品が生産中止となる場合は予備品の調達が不都合であるため、制御システムの運転及びメンテナンスに多くの難題があった。
上記の在来式マイクロプロセッサー基盤の機器に搭載される運用システムは、アセンブリー言語のような機械語基盤プログラムからなり、特に、従来の制御システムは、TUI(Text User Interface)方式と手続駆動(Procedure Driven)方式を使用しているため、作業状況に対する識別性と運転の便宜性に劣る、という問題点があった。
したがって、本発明は、上記の従来技術における問題点に鑑みてなされたものであり、原子炉内部の複数の中性子分布データを取得して原子炉が正常に駆動できるようにする原子炉の核計測系統の運転制御システムを、開放的で標準化したシステムに具現することによって、メンテナンスとアップグレードを容易にし、GUI(Graphic User Interface)方式の運転インターフェースを提供し、また、自動運転機能のみならず、診断、警報及び連動機能を持つ、イベント駆動(Event Driven)方式で駆動される作動盤を有するように具現することによって、運転の便宜性と信頼性の増大が図られる原子炉の核計測系統のデジタル制御システム及び方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成すべく、本発明の一実施形態によれば、複数の駆動器により駆動される複数の検出器が、通路選択器により選択された検出器移動通路に順次的に挿入されて原子炉に移動し、原子炉内部の中性子分布を検出して原子炉の現状態を認識できるようにする制御システムであって、運転者により手動で設定される運転情報またはあらかじめ設定されている運転情報を利用して運転制御信号を出力し、運転制御信号に応じて伝送される核計測データを収集して管理する運転制御手段と;前記運転制御手段の運転制御信号に応じて、前記検出器が前記検出器移動通路を通して所定速度及び方向に挿入または引出されるようにし、前記検出器により測定される原子炉内部の中性子分布データを収集して貯蔵する一方、前記運転制御手段に伝送する主制御手段と;を含んでなることを特徴とする原子炉の核計測系統のデジタル制御システムが提供される。
また、本発明の他の実施形態によれば、複数の駆動器により駆動される複数の検出器が、通路選択器により選択された検出器移動通路に順次的に挿入されて原子炉に移動し、原子炉内部の中性子分布を検出して原子炉の現状態を認識できるようにする制御システムであって、データ通信網と;前記データ通信網を介して運転者により手動で設定される運転情報またはあらかじめ設定されている運転情報を利用して運転制御信号を出力し、前記運転制御信号に応じて前記データ通信網を介して受信される作業現況情報、警報及び核計測データを収集し管理し、画面上に出力する運転制御手段と;前記運転制御手段と同様の構成を持ち、遠隔地において前記データ通信網を介して作業状況を監視したり、非常時に運転制御手段に転用できる運転監視手段と;前記データ通信網を通して受信される核計測データを利用して原子炉の炉心状態を分析する炉心分析手段と;前記運転制御手段の運転制御信号に応じて、前記検出器が、前記検出器移動通路を通して所定速度及び方向に挿入または引出されるようにし、前記運転制御信号に応じて行われる作業現況情報を、前記運転情報として設定される許容値または限界値と比較して診断し、異常が発生する場合、連動信号と警報信号を出力して機器を保護し、前記検出器により測定される原子炉内部の中性子分布データを収集して核計測データとして貯蔵する一方、前記作業現況情報、前記警報及び前記核計測データを、前記データ通信網を通して伝送する主制御手段と;を含んでなることを特徴とする原子炉の核計測系統のデジタル制御システムが提供される。
また、前記原子炉の核計測系統のデジタル制御システムは、前記主制御手段に異常が発生する場合、手動モードにおいて、前記検出器が前記検出器移動通路を通して所定速度及び方向に非常挿入または非常引出されるようにする補助制御手段をさらに含むことを特徴とする。
また、前記原子炉の核計測系統のデジタル制御システムは、前記複数の駆動器及び通路選択器に設置されて駆動器及び通路選択器の音響信号を感知して出力する複数の振動センサーと、この複数の振動センサーから入力される感知信号を音響としてスピーカーに出力されるようにする現場音響制御手段とをさらに含むことを特徴とする。
また、前記運転制御手段は、運転者が運転情報を入力できるように使用者インターフェース画面を提供する使用者インターフェースモジュールと;前記運転者の要請に応じて前記使用者インターフェース画面を通して入力された運転制御信号を、前記主制御手段に伝送し、前記運転制御信号に応じて前記主制御手段から作業現況情報、警報、核計測データを受信するデータ送受信モジュールと;前記核計測データを収集して核計測データの信頼度を検査し、検査済みの核計測データを補正した後に縮約してファイル、グラフまたは数字の形態に生成し、貯蔵、表示または出力されるようにする核計測データ処理モジュールと;を含むことを特徴とする。
また、前記運転制御手段は、運転者の要請に応じて主制御手段の運用システムを変更させうるようにインターフェース画面を提供し、この画面を介して更新された主制御手段の運用プログラムを前記主制御手段に伝送して主制御手段に貯蔵された運用プログラムを更新させうるようにする。
本発明のさらに他の実施形態によれば、複数の駆動器により駆動される複数の検出器が、通路選択器により選択された検出器移動通路に順次的に挿入されて原子炉に移動し、原子炉内部の中性子分布を検出して原子炉の現状態を認識できるようにする制御方法であって、運転者により手動で設定される運転情報またはあらかじめ設定されている運転情報を利用して運転制御信号を出力し、運転制御信号に応じて伝送される核計測データを収集し管理する運転制御過程と;前記運転制御過程の運転制御信号に応じて、前記検出器が前記検出器移動通路を通して所定速度及び方向に挿入または引出されるようにし、前記検出器により測定される原子炉内部の中性子分布データを収集して貯蔵する一方、前記運転制御手段に伝送する主制御過程と;を含んでなることを特徴とする原子炉の核計測系統のデジタル制御方法が提供される。
また、本発明のさらに他の実施形態によれば、複数の駆動器により駆動される複数の検出器が、通路選択器により選択された検出器移動通路に順次的に挿入されて原子炉に移動し、原子炉内部の中性子分布を検出して原子炉の現状態を認識できるようにする制御方法であって、データ通信網を介して運転者により手動で設定される運転情報またはあらかじめ設定されている運転情報を利用して運転制御信号を出力し、前記運転制御信号に応じて、前記データ通信網を通して受信される作業現況情報、警報及び核計測データを収集し管理して画面上に出力する運転制御過程と;この運転制御過程と同様の方法により、遠隔地において前記データ通信網を介して作業状況を監視するか、非常時に運転制御過程に転用できる運転監視過程と;前記データ通信網を介して受信される核計測データを利用して原子炉の炉心状態を分析する炉心分析過程と;前記運転制御手段の運転制御信号に応じて、前記検出器が前記検出器移動通路を通して所定速度及び方向に挿入または引出されるようにし、前記運転制御信号に応じて行われる作業現況情報を、前記運転情報として設定される許容値または限界値と比較して診断し、異常が発生する場合には連動信号と警報信号を出力して機器を保護し、前記検出器により測定される原子炉内部の中性子分布データを収集して核計測データとして貯蔵する一方、前記作業現況情報、前記警報及び前記核計測データを前記データ通信網を介して伝送する主制御過程と;を含んでなることを特徴とする原子炉の核計測系統のデジタル制御方法が提供される。
また、前記原子炉の核計測系統のデジタル制御方法は、前記主制御手段に異常が発生する場合、手動モードにおいて、前記検出器が前記検出器移動通路を通して所定速度及び方向に非常挿入または非常引出されるようにする補助制御過程をさらに含むことを特徴とする。
また、前記原子炉の核計測系統のデジタル制御方法は、前記複数の駆動器及び通路選択器に設置されて駆動器及び通路選択器の音響信号を感知して出力する複数の振動センサーから入力される感知信号を、現場音響制御手段により音響としてスピーカーに出力されるようにする現場音響制御過程をさらに含むことを特徴とする。
また、前記運転制御過程は、運転者が運転情報を入力できるように使用者インターフェース画面を提供する使用者インターフェース過程と;前記運転者の要請に応じて前記使用者インターフェース画面を通して入力された運転制御信号を、前記主制御手段に伝送し、前記運転制御信号に応じて前記主制御手段から作業現況情報、警報、核計測データを受信するデータ送受信過程と;前記核計測データを収集して核計測データの信頼度を検査し、検査済みの核計測データを補正した後に縮約してファイル、グラフまたは数字の形態に生成し、貯蔵、表示または出力されるようにする核計測データ処理過程と;を含むことを特徴とする。
また、前記運転制御過程は、運転者の要請に応じて主制御手段の運用システムを変更させうるようにインターフェース画面を提供し、この画面を介して更新された主制御手段の運用プログラムを前記主制御手段に伝送して主制御手段に貯蔵された運用プログラムを更新させうるようにする過程をさらに含むことを特徴とする。
本発明によれば、原子炉内部の複数の中性子分布データを取得して原子炉が正常に駆動できるようにする原子炉の核計測系統の運転制御システムを、開放的で標準化したシステムに具現することによって、メンテナンスとアップグレードを容易にし、GUI(Graphic User Interface)方式の運転インターフェースを提供し、また、自動運転機能のみならず、診断、警報及び連動機能を持つ、イベント駆動(Event Driven)方式で駆動される作動盤を有するように具現することによって、運転の便宜性と信頼性の増大を図ることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい一実施形態による核計測系統のデジタル制御システムを示すブロック図である。
この制御システムは、複数の駆動器22により駆動される複数の検出器23が、通路選択器24により選択された検出器移動通路30に順次的に挿入されて原子炉40に移動し、原子炉内部の中性子分布を検出して原子炉の現状態を認識できるようにする。図1に示すように、本発明のデジタル制御システムは、運転者により手動で設定される運転情報またはあらかじめ設定されている運転情報を利用して運転制御信号を出力し、この運転制御信号に応じて伝送される核計測データを収集し管理する運転制御システム10と、この運転制御システム10の運転制御信号に応じて、前記検出器23が前記検出器移動通路30を通して所定速度及び方向に挿入または引出されるようにし、前記検出器23により測定される原子炉内部の中性子分布データを収集し貯蔵する一方、前記運転制御システム10に伝送する主制御装置21と、から構成される。
図2は、本発明の他の実施形態による核計測系統のデジタル制御システムを示すブロック図である。
この制御システムは、複数の駆動器810により駆動される複数の検出器930が、通路選択器900により選択された検出器移動通路に順次的に挿入されて原子炉に移動し、原子炉内部の中性子分布を検出して原子炉の現状態を認識できるようにする。図2に示すように、本発明のデジタル制御システムは、データ通信網100と、このデータ通信網100を通して、運転者により手動で設定される運転情報またはあらかじめ設定されている運転情報を利用して運転制御信号を出力し、この運転制御信号に応じて、前記データ通信網100から受信される作業現況情報、警報及び核計測データを収集し管理するとともに画面上に出力する運転制御システム200と、この運転制御システム200と同様の構成を持ち、遠隔地において前記データ通信網100を介して作業状況を監視したり、非常時には運転制御システム200に転用できる運転監視システム300と、前記データ通信網100から受信される核計測データを利用して、原子炉の炉心状態を分析する炉心分析システム400と、前記運転制御システム200の運転制御信号に応じて、前記検出器930が前記検出器移動通路を通して所定速度及び方向に挿入または引出されるようにし、前記運転制御信号に応じて行われる作業現況情報を、前記運転情報として設定される許容値または限界値と比較・診断し、異常が生じると、連動信号と警報信号を出力して機器を保護し、前記検出器930により測定される原子炉内部の中性子分布データを収集して核計測データとして貯蔵する一方、前記作業現況情報、前記警報及び前記核計測データを、前記データ通信網100を通して伝送する主制御装置500と、この主制御装置500に異常が生じる場合、手動に転換して前記検出器が前記検出器移動通路を通して所定速度及び方向に非常挿入または非常引出されるようにする補助制御装置600と、前記複数の駆動器810及び通路選択器900に設置されて駆動器810及び通路選択器900の現状態を感知し出力する複数の振動センサー710と、これら複数の振動センサー710から入力される感知信号を音響信号としてスピーカー730に出力されるようにする現場音響制御装置700と、前記検出器930の移動通路と前記駆動器810に設置されて、検出器930の現在位置信号を前記主制御装置500及び補助制御装置600に出力する複数の現場センサー910と、前記主制御装置500または補助制御装置600の制御に応じて前記検出器930に電圧を供給する検出器電圧供給器920と、から構成される。
一方、前記駆動器810は、前記主制御装置500または補助制御装置600から駆動器制御盤800のインバータに伝達された制御信号に応じて駆動され、電動機の回転により検出器と連結された螺旋形ケーブルを螺旋形ギアで駆動させて、前記検出器が原子炉の内部に挿入または引出されるように具現される。
図3は、図1及び図2に適用された主制御装置の構成を示すブロック図である。
主制御装置500は、図3に示すように、取得データ貯蔵手段510、制御情報貯蔵手段515、主制御モジュール520、通路選択制御モジュール525、挿入制御モジュール530、スキャン制御モジュール535、記録制御モジュール540、引出制御モジュール545、駆動器起動/停止制御モジュール550、駆動器回転方向制御モジュール555、駆動器回転速度制御モジュール560、検出器データ取得制御モジュール565、検出器速度診断モジュール570、検出器進行不能診断モジュール575、通路検査モジュール580で構成される。
前記取得データ貯蔵手段510は、検出器23,930により取得された核計測データを、経路識別情報とともに貯蔵している。
制御情報貯蔵手段515は、運転者が運転制御システム200を通して入力した運転制御情報を貯蔵している。
前記主制御モジュール520は、手動、半自動、または自動モードが選択されたか判断し、手動モードが選択された場合には、運転者により入力される通路制御命令に応じて通路選択器24,900を制御し、運転者により入力される駆動器起動/停止制御命令、駆動器回転方向制御命令、駆動器回転速度制御命令に応じて駆動器22,810を制御し、半自動モードが選択された場合には、運転者により入力される通路制御命令に応じて通路選択器24,900を制御し、運転者により入力される挿入制御命令、スキャン制御命令、記録制御命令及び引出制御命令に応じて部分的に自動で駆動器22,810を制御し、自動モードが選択された場合には、順序計数を初期化させた後に外部インタラプト信号が存在するか判断し、外部インタラプトが存在すれば作業を終了し、それでなければ、あらかじめ設定された作業順序にしたがって自動で通路制御命令を発生させて通路選択器24,900を制御し、あらかじめ設定された作業順序にしたがって挿入制御命令、スキャン制御命令、記録制御命令及び引出制御命令を発生させて駆動器22,810を制御し、順序計数があらかじめ設定された限界値よりも大きければ作業を終了し、そうでなければ、順序計数を増加させて次の作業順序にしたがって動作が繰り返し行われるようにする。
前記通路選択制御モジュール525は、前記主制御モジュール520から手動あるいは自動で入力される検出器移動通路制御命令に応じて検出器移動通路を選択し、前記検出器移動通路を通して挿入される検出器の現在位置を確認し、引出限界以上と判断される場合、検出器が挿入されていることを知らせる警報を発生させる一方、通路選択器停止連動信号を発生させ、また、検出器の現在通路を、通路選択器の通路スイッチから受信し、前記通路スイッチから入力される値が、手動または自動設定された検出器位置命令値と一致する時まで通路選択器を駆動させる。
この通路選択制御モジュール525は、通路選択器が駆動された後に動作時間を計数し、それがあらかじめ設定された許容値を超えると、通路選択タイムオーバー警報を発生させる一方、通路選択器停止連動信号を発生させて、通路選択器24,900が駆動されないようにする。
前記挿入制御モジュール530は、前記主制御モジュール520から手動あるいは自動で検出器23,930の挿入命令が下されると、駆動器22,810が正方向に高速回転状態に起動するように制御しながら、現場センサー910及び検出器位置伝送部940を利用して検出器23,930の現在位置を感知し、前記検出器23,930の現在位置が引出限界値より大きくて原子炉下限値より小さいと、検出器の挿入動作が継続して行われるように制御し、前記検出器23,930の現在位置が引出限界値より小さか、或いは、原子炉下限値より大きいと、駆動器22,810が停止するように制御する。
前記スキャン制御モジュール535は、前記主制御モジュール520から手動あるいは自動で検出器23,930のスキャン命令が下されると、駆動器22,810が正方向に低速回転状態に起動するように制御しながら、検出器23,930が原子炉内部をスキャンできるようにする一方、現場センサー910及び検出器位置伝送部940を利用して検出器の現在位置を感知し、前記検出器23,930の現在位置が原子炉下限値より大きくて原子炉上限値より小さいと、検出器のスキャン動作が継続して行われるように制御し、前記検出器23,930の現在位置が原子炉下限値より小さくて原子炉上限値より大きいと、駆動器22,810が停止するように制御する。
前記記録制御モジュール540は、前記主制御モジュール520から手動あるいは自動で検出器23,930の記録命令が下されると、駆動器22,810が逆方向に低速回転するようにしながら、検出器23,930により取得されるデータを受信し記録するようにする一方、現場センサー910及び検出器位置伝送部940を利用して検出器の現在位置を感知し、前記検出器23,930の現在位置が原子炉下限値より大きくて原子炉上限値より小さいと、記録動作が継続して行われるように制御し、前記検出器23,930の現在位置が原子炉下限値より小さくて原子炉上限値より大きいと、駆動器22,810が停止するように制御する。
前記引出制御モジュール545は、前記主制御モジュール520から手動あるいは自動で検出器23,930の引出命令が下されると、駆動器22,810が逆方向に高速回転するようにしながら、検出器23,930が引出されるように制御し、現場センサー910及び検出器位置伝送部940を利用して検出器の現在位置を感知し、前記検出器23,930の現在位置が引出限界値より大きくて原子炉下限値より小さいと、引出動作が継続して行われるように制御し、前記検出器23,930の現在位置が引出限界値より小さくて原子炉下限値より大きいと、駆動器22,810が停止するように制御する。
前記駆動器起動/停止制御モジュール550は、前記主制御モジュール520から手動あるいは自動で駆動器22,810の起動/停止命令が下されると、通路選択器24,900が起動状態なのか判断し、通路選択器24,900が起動状態であれば、警報を発生させる一方、駆動器22,810停止連動信号を出力し、前記通路選択器24,900が起動状態でなければ、較正通路が重複に設定されているか判断し、較正通路が重複に設定されていると、警報を発生させる一方、駆動器22,810停止連動信号を出力し、較正通路が重複に設定されていなく、主制御モジュール520から入力された命令が駆動器22,810の起動命令であれば、起動接点をオンにし、停止命令であれば起動接点をオフにする。
前記駆動器回転方向制御モジュール555は、前記主制御モジュール520から手動あるいは自動で正方向回転命令が入力されると、正方向接点をオンにして駆動器22,810が正方向に回転されるように制御し、逆方向回転命令が入力されると、逆方向接点をオンにして駆動器22,810が逆方向に回転されるように制御する。駆動器回転速度制御モジュール560は、前記主制御モジュール520から手動あるいは自動で低速回転命令が入力されると、低速接点をオンにして駆動器22,810が低速で回転されるように制御し、高速回転命令が入力されると、高速接点をオンにして駆動器22,810が高速で回転されるように制御する。
前記検出器データ取得制御モジュール565は、前記主制御モジュール520から検出器データ取得命令が入力されると、合計取得データ数に該当するデータ計数を初期化し、データを一個ずつ取得し貯蔵する一方、前記データ計数を増加させて前記データ計数があらかじめ設定された限界値を超過すると、データ取得ルーティングを終了する。
このとき、前記検出器データ取得制御モジュール565は、運転者により設定されるか、或いは、あらかじめ設定されたデータ取得時間を単位にデータ取得ができるようにする。
前記検出器速度診断モジュール570は、あらかじめ設定された周期に検出器位置伝送部940から入力される検出器位置を貯蔵し、現在検出器位置値から以前検出器位置値を減算し、減算結果値をあらかじめ設定された時間で除算し、除算した結果値である検出器23,930の速度値を速度絶対値として算出し、この速度絶対値を許容下限値及び上限値と比較した結果、許容下限値より大きくて許容上限値より小さいと、警報を発生するとともに、駆動器停止連動信号を出力する。
前記検出器進行不能診断モジュール575は、時間と検出器貯蔵リール回転パルス数を初期化し、あらかじめ設定された時間間検出器貯蔵リール回転パルスを計数し、前記回転パルス数が許容値より大きいと、検出器進行不能診断ルーティングを継続して行い、前記回転パルス数が許容値より小さいと、警報を発生するとともに、駆動器停止連動信号を出力する。
前記通路検査モジュール580は、通路選択器の起動と同時に、通路選択器の通路スイッチにより検出された現在通路に該当する通路インデックスを計算し、これら通路スイッチの組合せコードが、それぞれの通路インデックスに対してあらかじめ設定されたコード値と一致するか判断し、それらが一致しないと、通路選択器に電気的あるいは機械的に欠陥があるものと見なして通路不一致警報を発生させる一方で、通路選択器停止連動信号を出力する。
図4は、図1及び図2に適用された運転制御システムの構成を示すブロック図である。
運転制御システム200は、図4に示すように、運転制御システムの運用プログラムと運転者により入力される複数の原子炉内部の中性子分布を計測するための作業順序、許容値や限界値などの運転情報と作業現況情報、警報、核計測データなどのデータを貯蔵する貯蔵部210と、キーボード、マウス、タッチスクリーンなどを含み、使用者が前記運転情報を入力するための使用者信号入力部220と、前記貯蔵部の運用プログラムに基づいて全体システムを制御する制御部230と、この制御部230の制御に応じてデータ通信網100を介して連結されたシステムと前記運転情報及び前記データを送受信できるように支援するインターフェース部240と、モニタ、タッチスクリーンなどを含み、前記制御部230の制御に応じて前記運転情報及び前記データを運転者が確認できるように画面上に表す表示部250と、プリンター、プロッターなどを含み、運転者の要請に応じて前記運転情報及び前記データを印刷して出力する出力部260と、磁気ディスク、光学ディスクなどを含み、前記制御部230の制御に応じて前記運転情報及び前記データを記録する補助貯蔵部270と、から構成される。
前記制御部230は、運転者が運転情報を入力できるように使用者インターフェース画面を提供する使用者インターフェースモジュール231と、前記運転者の要請に応じて前記使用者インターフェース画面を介して入力された運転制御信号を、前記主制御装置500に伝送し、前記運転制御信号に応じて前記主制御装置500から作業現況情報、警報、核計測データを受信するデータ送受信モジュール232と、前記核計測データを収集して核計測データの信頼度を検査し、検査済みの核計測データを補正した後に縮約し、ファイル、グラフまたは数字などの形態に生成して貯蔵、表示または出力させる核計測データ処理モジュール233と、から構成される。
前記使用者インターフェースモジュール231は、自動運転モード、半自動運転モードまたは手動運転モードにおいて原子炉内部の複数核計測通路を所定グループに分類し、このグループ別にそれぞれの運転制御信号を出力して核計測データを取得できるように通路選択器と駆動器を制御し、検出器電源供給器の出力電圧を制御する多様なメニュー項目を提供し、前記グループ別にそれぞれ作業現況情報、警報及び核計測データの表示がなされるように多様な表示項目を提供する。
特に、前記使用者インターフェースモジュール231は、自動運転モードにおいて原子炉内部のあらゆる核計測通路に対して各グループ別にあらかじめ設定された作業順序にしたがって自動で検出器移動通路が選択され、自動で選択された検出器移動通路に検出器が挿入、スキャン、記録及び引出されるようにし、自動で検出器の電圧が制御されるようにし、自動で収集された核計測データが処理されるようにする自動運転メニュー項目を提供する。
前記運転制御システム200は、運転者の要請に応じて主制御装置500の運用プログラムを変更させうるようにインターフェース画面を提供し、この画面を介して更新された主制御装置500の運用プログラムを、前記主制御装置500に伝送することによって、主制御装置500に貯蔵された運用プログラムを更新させうるように支援する。
図5は、図1及び図2に適用された運転監視システムの構成を示すブロック図である。
運転監視システム300は、図5に示すように、通常、運転制御システム200を利用して運転者が作業を行う場所よりも遠隔地に設置されて作業を監視し、非常時に運転制御システムをバックアップする機能を行う以外は、上記の運転制御システム200と同様に構成される。したがって、運転制御システム200と同様の構成についての詳細説明は省略される。
図6は、図1及び図2に適用された炉心分析システムの構成を示すブロック図である。
炉心分析システム400は、図6に示すように、運転制御システム200から核計測データを受信して炉心分析プログラムに適用させることによって、原子炉の安全性関連主要変数である出力ピーク係数、四分出力偏差、上下部出力偏差などを計算し、その分析結果を提供する炉心分析モジュール434をさらに含めている以外は、運転制御システム200と同様に構成されている。したがって、運転制御システム200と同様の構成についての詳細説明は省略される。
図7は、本発明に適用される補助制御装置の構成を示すブロック図である。
補助制御装置600は、図7に示すように、運転者が運転モードを手動または自動モードに設定できるようにするための手動/自動選択スイッチ610と、駆動器の動作モードを選択する挿入/引出選択スイッチ620と、駆動器の速度モードを選択する低速/高速選択スイッチ630と、駆動器の緊急停止のための緊急停止スイッチ640と、主制御装置500に異常が発生する場合、運転者が前記各スイッチを利用して設定した運転条件に運転モードを行う運転モジュール615と、前記運転モジュール615の制御に応じて、前記検出器が移動通路に挿入または引出されるように制御する駆動器動作制御モジュール625と、前記運転モジュール615の制御に応じて、前記検出器の挿入速度または引出速度を制御する駆動器速度制御モジュール635と、前記運転モジュール615の制御に応じて、検出器の挿入または引出動作を停止させる駆動器動作中止モジュール645と、検出器が近づく場合、これを感知して検出器近接信号を出力する検出器近接センサー650と、この検出器近接センサー650から出力される検出器近接信号に応じて点滅する位置指示ランプ655と、から構成される。
図8は、本発明に適用された現場音響制御装置の構成を示すブロック図である。
現場音響制御装置700は、図8に示すように、前記複数の駆動器及び通路選択器に設置されて駆動器及び通路選択器の現在状態を感知し出力する複数の振動センサー710から入力される感知信号のノイズを除去するフィルター701と、このフィルター701によりノイズの除去された感知信号を音響信号に変換させ、この音響信号を所定レベルだげ増幅させてスピーカー730に出力する増幅器703と、運転者の操作により前記増幅器703の増幅レベルを調整できるようににする手動利得調整器702と、から構成される。
図9は、本発明に適用された検出器電圧供給装置の構成を示すブロック図である。
検出器電圧供給装置は、図9に示すように、商用交流電源(220VAC)を受けてノイズを除去するフィルター800と、ノイズの除去された交流電圧を整流する整流器801と、前記整流された電圧を分離して検出器803に直流電圧を供給する増幅器802と、前記直流電圧を変換させて主制御装置808、電圧指示計809及び記録手段811に出力する信号調節器807と、運転者が手動モードまたは自動モードを選択できるようにする手動/自動選択スイッチ806と、前記手動/自動選択スイッチ806により手動モードが選択されると、運転者から利得調整値を受信する手動利得調整器804と、前記手動/自動選択スイッチ806により自動モードが選択されると、主制御装置805によりあらかじめ設定された利得調整値を、前記増幅器802に出力させる選択部810と、から構成される。
図10は、本発明に適用された検出器信号処理装置の構成を示すブロック図である。
検出器信号処理装置は、図10に示すように、検出器905から入力された測定電流(0〜5mA)を、運転者が確認できるように表示する電流指示計911と、前記測定電流を受けて一定電圧(0〜100mV)に変換させる信号変換部906と、この信号変換部906で変換された電圧からノイズを除去するフィルター907と、このフィルター907によりノイズの除去された電圧を、一定レベルだけ増幅させて記録手段909または主制御装置910に出力する増幅器908と、運転者が手動モードまたは自動モードを選択できるようにする手動/自動選択スイッチ903と、この手動/自動選択スイッチ903により手動モードが選択されると、手動範囲選択スイッチ901により予め設定された範囲によって前記信号変換部906で電圧を生成できるようにし、前記手動/自動選択スイッチ903により自動モードが選択されると、主制御装置902によりあらかじめ設定された範囲によって前記信号変換部906で電圧を生成できるようにする選択部904と、から構成される。
ここで、前記手動範囲選択スイッチ901または主制御装置902から入力される範囲選択信号は、50uA、150uA、500uA、1.5mA、5mAのいずれか一つであり、前記信号変換部906は、前記範囲選択信号に応じて2KΩ、666.6Ω、200Ω、66.6Ω、20Ωの中で一つの抵抗値を測定抵抗として選択する。
次に、上記のように構成された原子炉の核計測系統のデジタル制御システムの作用について説明する。
[実施形態1]
まず、本発明の一様態による原子炉の核計測系統のデジタル制御方法は、複数の駆動器により駆動される複数の検出器が、通路選択器により選択された検出器移動通路に順次的に挿入されて原子炉に移動し、原子炉内部の中性子分布を検出して原子炉の現状態を認識できるようにする制御方法であって、運転者により手動で設定される運転情報またはあらかじめ設定されている運転情報を利用して運転制御信号を出力し、運転制御信号に応じて伝送される核計測データを収集し管理する運転制御過程と、前記運転制御過程の運転制御信号に応じて、前記検出器が前記検出器移動通路を通して所定速度及び方向に挿入または引出されるようにし、前記検出器により測定される原子炉内部の中性子分布データを収集し貯蔵する一方で、前記運転制御手段に伝送する主制御過程とからなる。
図1に示すように、運転制御システム10は、手動モードと自動モードを提供し、手動モードでは運転者が運転情報を所望の値を持つように設定し、設定された運転情報は主制御装置21に伝送され、主制御装置21は、前記運転情報に基づいて駆動器22、検出器23及び通路選択器24の駆動状態を制御する。
一方、各検出器23は、前記主制御装置21の制御に応じて所定の検出器移動通路に挿入され、あらかじめ設定された位置まで進入して原子炉内部の中性子分布を検出し、検出結果を主制御装置21に伝送する。すると、前記主制御装置21は、前記検出結果値を核計測データに貯蔵する一方、前記運転制御システム10にも伝送し貯蔵、表示または出力されるようにして原子炉の現状況を認識できるようにする。
そして、運転者により自動モードが設定される場合には、前記運転情報が、あらかじめ設定された値により生成される点において手動モードと違うだけで、以降の過程は同様なので、その詳細説明については省略される。
[実施形態2]
本発明の他の様態による原子炉の核計測系統のデジタル制御方法は、複数の駆動器により駆動される複数の検出器が、通路選択器により選択された検出器移動通路に順次的に挿入されて原子炉に移動し、原子炉内部の中性子分布を検出して原子炉の現状態を認識できるようにする制御方法であって、運転者により手動で設定される運転情報またはあらかじめ設定されている運転情報を利用して、前記データ通信網を介して運転制御信号を出力し、前記運転制御信号に応じて前記データ通信網を通して受信される作業現況情報、警報及び核計測データを収集し管理して画面上に出力する運転制御過程と、この運転制御過程と同様の方法により、遠隔地において前記データ通信網を介して作業状況を監視するか、非常時に運転制御過程に転用できる運転監視過程と、前記データ通信網を介して受信される核計測データを利用して原子炉の炉心状態を分析する炉心分析過程と、前記運転制御手段の運転制御信号に応じて、前記検出器が前記検出器移動通路を通して所定速度及び方向に挿入または引出されるようにし、前記運転制御信号に応じて行われる作業現況情報を、前記運転情報として設定される許容値または限界値と比較及び診断し、異常が発生する場合には連動信号と警報信号を出力して機器を保護し、前記検出器により測定される原子炉内部の中性子分布データを収集して核計測データとして貯蔵する一方、前記作業現況情報、前記警報及び前記核計測データを前記データ通信網を介して伝送する主制御過程と、を含んでなる。
本発明の実施形態2による上記の原子炉の核計測系統のデジタル制御方法を行えるデジタル制御装置は、図2に示すように、実施形態1とは違い、運転監視システム300、炉心分析システム400、補助制御装置600、現場音響制御装置700がさらに備えられていることが分かる。
前記運転監視システム300は、事務室または遠隔地に設置され、データ通信網100を介して運転者または管理者が事務室や遠隔地において作業状況を監視し、前記運転制御システム200に異常が発生すると、運転制御システム200の代わりをできるように具現されている。
一方、炉心分析システム400は、データ通信網100、特に発電所通信網に接続されて原子炉の核計測系統と所内電算器から収集されたデータを、炉心分析プログラムに適用させて原子炉の安全性関連主要変数である出力ピーク係数、四分出力偏差、上下部出力偏差などを計算し、その分析結果を提供する。
そして、補助制御装置600は、前記主制御装置500に異常が発生する場合、手動/自動選択スイッチ610を利用して制御モードを手動モードに切り替え、挿入/引出選択スイッチ620、低速/高速選択スイッチ630、緊急停止スイッチ640などを利用して、手動で前記検出器が前記検出器移動通路を通して所定速度及び方向に非常挿入または非常引出されるようにする。
そして、駆動器810及び通路選択器900には振動センサー710が取り付けられて、駆動器810及び通路選択器900から発生する機械的動きを振動センサー710で感知し、この感知信号を現場音響制御装置700に出力する。すると、前記感知信号は、図8に示すように、現場音響制御装置700のフィルター701に入力されてノイズが除去され、増幅器703を通して音響信号に変換され、増幅された後にスピーカー730に出力され、これにより、運転者は、現場で駆動される機器の動作音響を聞くことができるようになる。さらに、熟練した運転者なら、前記動作音響のパターンにより現場機器の異常有無が把握でき、機器の運転と整備に相当役に立つ。
主制御装置の主制御ルーティング
図11は、本発明による主制御装置の主制御ルーティングを説明するための流れ図である。
図11に示すように、主制御装置500の主制御モジュール520は、環境設定過程(S1)で、運転者により許容及び制限値が設定され、計測通路順序設定過程(S2)で計測通路順序が設定された状態で、手動モードを選択したか判断する(S3)。
このS3過程の判断結果、手動モードが選択された場合、運転者により入力される通路制御命令に応じて通路選択器900を制御し、運転者により入力される駆動器起動/停止制御命令、駆動器回転方向制御命令、駆動器回転速度制御命令に応じて駆動器810を制御する(S4)。
一方、半自動モードが選択されたか判断し(S5)、半自動モードが選択されたものと判断されると、運転者により入力される通路制御命令に応じて通路選択器900を制御し、運転者により入力される挿入制御命令、スキャン制御命令、記録制御命令及び引出制御命令に応じて駆動器810を制御(S6)して検出器が区間別に部分的に自動運転されるようにする。
一方、S5過程の判断結果、自動モードが選択された場合には、順序計数を初期化(S7)させた後、外部インタラプト信号が存在するか判断(S8)し、外部インタラプト信号が存在しないものと判断されると、あらかじめ設定された作業順序にしたがって自動で通路制御命令を発生させて通路選択器を制御し、あらかじめ設定された作業順序にしたがって挿入制御命令、スキャン制御命令、記録制御命令及び引出制御命令を発生させて駆動器を制御(S9)し、検出器が自動で運転されるようにする。
そして、前記順序計数が、あらかじめ設定された限界値より大きいか判断(S10)し、順序計数が限界値よりも小さければ、S8段階に戻って順序計数があらかじめ設定された限界値と等しくなる時まで、以降の作業が繰り返し行われるようにする。
主制御装置の通路選択制御ルーティング
図12は、本発明による主制御装置の通路選択制御ルーティングを説明するための流れ図である。
図12に示すように、通路選択制御モジュール525は、主制御モジュール520から手動あるいは自動で入力される通路制御命令に応じて検出器移動通路を選択し、この検出器移動通路を通じて挿入される検出器の現在位置を判断する(S21)。
このS21過程の判断結果、検出器の現在位置が引出限界よりも大きい場合、検出器が挿入されていることを知らせる警報信号を発生(S29)させる一方、通路選択器停止連動信号を発生(S30)させる。
一方、前記検出器の現在位置が引出限界よりも小さい場合には、通路選択制御モジュール525は、現在の通路位置を、通路選択器の通路スイッチから受け(S22)、時間を初期化(S23)する。
続いて、通路位置命令値と通路スイッチから入力される値が一致するか否か判断する(S24)。この判断結果、通路位置命令値と通路スイッチから入力される値が一致すると、通路選択器を停止させる(S25)。
一方、前記通路制御命令と通路スイッチから入力される値が一致しないと、前記初期化した時間とあらかじめ設定された許容値とを比較し、初期化した時間が許容値より大きいか判断する(S26)。
このS26過程の判断結果、初期化した時間が許容値より小さいと、通路選択器を起動させる(S27)。このとき、時間を計数し(S28)、設定された時間の間のみ通路選択器が駆動されるようにする。
一方、前記S26過程の判断結果、時間が許容値より大きいと、通路選択時間が終了(通路選択タイムオーバー)されたことを知らせる警報信号を発生(S31)させる一方、通路選択器停止連動信号を発生(S32)させる。
主制御装置の挿入制御ルーティング
図13は、本発明による主制御装置の挿入制御ルーティングを説明するための流れ図である。
図13に示すように、挿入制御モジュール530は、主制御モジュール520により手動あるいは自動で検出器の挿入命令が下され(S40)、駆動器の起動制御命令、駆動器正方向制御命令、駆動器高速制御命令が下されると(S41〜S43)、挿入制御モジュール530は、駆動器が正方向に高速回転状態に起動するように制御しながら、現場センサー910及び検出器位置伝送部940を利用して検出器の現在位置を感知し、前記検出器の現在位置とあらかじめ設定された限界値とを比較し(S44)、検出器の現在位置が引出限界値より大きくて原子炉下限値より小さいと、S41過程に戻って駆動器が以降の動作を繰り返し行うように制御し、前記検出器の現在位置が引出限界値より小さいか、或いは、下限値より大きいと、駆動器が停止するように制御命令を出力(S45)する。
主制御装置のスキャン制御ルーティング
図14は、本発明による主制御装置のスキャン制御ルーティングを説明するための流れ図である。
図14に示すように、スキャン制御モジュール535は、主制御モジュール520により手動あるいは自動で検出器の自動スキャン命令が下され(S60)、駆動器起動制御命令、駆動器正方向制御命令、駆動器低速制御命令が下されると(S61〜S63)、スキャン制御モジュール535は、駆動器が正方向に低速回転状態に起動するように制御しながら、検出器が原子炉内部をスキャンできるようにする一方、現場センサー910及び検出器位置伝送部940を利用して検出器の現在位置を感知し、前記検出器の現在位置とあらかじめ設定された限界値とを比較し(S64)、検出器の現在位置が原子炉下限値より大きくて原子炉上限値より小さいと、S61過程に戻って駆動器が以降の動作を繰り返し行うように制御し、前記検出器の現在位置が原子炉下限値より小さくて原子炉上限値より大きいと、駆動器が停止するように制御命令を出力(S65)する。
主制御装置の記録制御ルーティング
図15は、本発明による主制御装置の記録制御ルーティングを説明するための流れ図である。
図15に示すように、記録制御モジュール540は、主制御モジュール520により手動あるいは自動で検出器の自動記録命令が下され(S80)、駆動器起動制御命令、駆動器逆方向制御命令、駆動器低速制御命令、検出器データ取得制御命令が下されると(S81〜S84)、記録制御モジュール540は、駆動器が逆方向に低速回転状態に起動するように制御しながら、検出器により取得されるデータを受けて記録されるようにする一方、現場センサー910及び検出器位置伝送部940を利用して検出器の現在位置を感知し、前記検出器の現在位置とあらかじめ設定された限界値とを比較し(S85)、検出器の現在位置が原子炉下限値より大きくて原子炉上限値より小さいと、S81に戻って駆動器が以降の動作を繰り返し行うようにすることによって、データ記録動作が継続して行われるように制御し、前記検出器の現在位置が原子炉下限値より小さくて原子炉上限値より大きいと、駆動器が停止するように制御命令を出力(S86)する。
主制御装置の引出制御ルーティング
図16は、本発明による主制御装置の引出制御ルーティングを説明するための流れ図である。
図16に示すように、引出制御モジュール545は、主制御モジュール520により手動あるいは自動で検出器の引出命令が下され(S101)、駆動器起動制御命令、駆動器逆方向制御命令、駆動器高速制御命令が下されると(S102〜S104)、引出制御モジュール545は、駆動器が逆方向に高速回転状態に起動するように制御しながら、現場センサー910及び検出器位置伝送部940を利用して検出器の現在位置を感知し、前記検出器の現在位置とあらかじめ設定された限界値とを比較し(S105)、検出器の現在位置が引出限界値より大きくて原子炉下限値より小さいと、S102に戻って駆動器が以降の動作を繰り返し行うように制御し、前記検出器の現在位置が引出限界値より小さくて原子炉下限値より大きいと、駆動器が停止するように制御する(S106)。
主制御装置の駆動器起動/停止制御ルーティング
図17は、本発明による主制御装置の駆動器起動/停止制御ルーティングを説明するための流れ図である。
図17に示すように、駆動器起動/停止制御モジュール550は、主制御モジュール520から手動あるいは自動で検出器の起動/停止命令が下されると(S121)、通路選択器が起動状態なのか判断する(S122)。
このS122過程の判断結果、通路選択器が起動状態であれば、駆動器起動/停止制御モジュール550は、警報信号を発生(S123)させる一方、駆動器停止連動信号を出力する(S124)。
一方、前記S122過程の判断結果、前記通路選択器が起動状態でなければ、駆動器起動/停止制御モジュール550は、較正通路が重複に設定されているか判断する(S125)。この判断結果、較正通路が重複に設定されていると、駆動器起動/停止制御モジュール550は、警報信号を発生(S126)させる一方、駆動器停止連動信号を出力(S127)する。
一方、前記S125過程で較正通路が重複に設定されていないと判断される場合、駆動器起動/停止制御モジュール550は、主制御モジュール520から入力された命令が検出器の起動命令であれば、起動接点をオンにし(S129)、停止命令であれば、起動接点をオフにする(S130)。
主制御装置の駆動器回転方向制御ルーティング
図18は、本発明による主制御装置の駆動器回転方向制御ルーティングを説明するための流れ図である。
図18に示すように、駆動器回転方向制御モジュール555は、主制御モジュール520から手動あるいは自動で駆動器回転方向制御命令が下されると(S141)、正方向回転命令が入力されたか、或いは、逆方向回転命令が入力されたか判断する(S142)。
このS142過程の判断結果、正方向回転命令が入力されたものを判断すると、逆方向接点はオフにし(S143)、正方向接点はオンにして(S144)、検出器が正方向に回転されるように制御し、逆方向回転命令が入力されると、正方向接点はオフにし(S145)、逆方向接点はオンにして(S146)、検出器が逆方向に回転されるように制御する。
主制御装置の駆動器回転速度制御ルーティング
図19は、本発明による主制御装置の駆動器回転速度制御ルーティングを説明するための流れ図である。
図19に示すように、駆動器回転速度制御モジュール560は、主制御モジュール520から手動あるいは自動で駆動器回転速度制御命令が下されると(S161)、高速回転命令が入力されたか、或いは、低速回転命令が入力されたか判断する(S162)。
前記S162過程の判断結果、低速回転命令が入力されたら、高速接点はオフにし(S163)、低速接点をオンにして(S164)、検出器が低速に回転されるように制御し、高速回転命令が入力されたら、低速接点はオフにし(S165)、高速接点はオンにして(S166)、検出器が高速に回転されるように制御する。
主制御装置の検出器データ取得制御ルーティング
図20は、本発明による主制御装置の検出器データ取得制御ルーティングを説明するための流れ図である。
図20に示すように、主制御モジュール520から検出器データ取得命令が入力されれると(S180)、検出器データ取得制御モジュール565は、合計取得データ数に該当するデータ計数を初期化し(S181)、データを一個ずつ取得して貯蔵する(S182)。
続いて、前記データ計数があらかじめ設定された限界値より大きいか判断する(S183)。この判断結果、データ計数が限界値より大きいと、全てのデータが取得されたので作業を終了し、データ計数が限界値より小さいと、前記データ計数を増加させ(S184)、時間計数を初期化させた後(S185)、時間があらかじめ設定された許容値より大きいか判断する(S186)。
前記S186過程の判断結果、時間があらかじめ設定された許容値より小さい場合、検出器データ取得制御モジュール565は、時間を計数しながら(S187)、前記S186過程に戻って以降の過程を繰り返し行い、前記S186過程の判断結果、時間があらかじめ設定された許容値より大きい場合、検出器データ取得制御モジュール565は、前記S182過程に戻って以降の動作を繰り返し行いながら検出器から核計測データを収集し続ける。
主制御装置の検出器速度診断ルーティング
図21は、本発明による主制御装置の検出器速度診断ルーティングを説明するための流れ図である。
図21に示すように、検出器速度診断モジュール570は、時間を初期化し(S200)、検出器の以前位置を貯蔵する(S201)。
続いて、時間を計数し(S202)、前記時間があらかじめ設定された値より大きいか判断する(S203)。この判断結果、時間があらかじめ設定された値より小さい場合、検出器速度診断モジュール570は、前記S202過程に戻って以降の動作を繰り返し行い、これにより、一定時間を遅らせる。
一方、前記S203過程の判断結果、時間があらかじめ設定された値より大きい場合、検出器速度診断モジュール570は、検出器位置伝送部940から入力される検出器の現在位置を受けて貯蔵し(S204)、現在検出器位置値から以前検出器位置値を減算し、減算結果値をあらかじめ設定された時間で除算し、除算した結果値である検出器の速度値を、速度絶対値として算出する(S205)。
そして、検出器速度診断モジュール570は、前記速度絶対値が許容下限値より大きく、且つ、許容上限値より小さいか判断する(S206)。この判断結果、前記速度絶対値が許容下限値より小さくて許容上限値より大きい場合、検出器速度診断モジュール570は、警報信号を発生(S207)する一方で、駆動器停止連動信号を出力する(S208)。
一方、前記S206過程の判断結果、前記速度絶対値が許容下限値より大きくて許容上限値より小さい場合、検出器速度診断モジュール570は、前記S200過程に戻って以降の動作を繰り返し行う。
主制御装置の検出器進行不能診断ルーティング
図22は、本発明による主制御装置の検出器進行不能診断ルーティングを説明するための流れ図である。
図22に示すように、検出器進行不能診断モジュール575は、時間と検出器貯蔵リール回転パルス数を初期化し(S220,S221)、前記時間があらかじめ設定された値より大きいか判断する(S222)。
前記S222過程の判断結果、時間があらかじめ設定された値より小さい場合、検出器進行不能診断モジュール575は、検出器貯蔵リール回転パルスを計数し(S223)、時間を計数する(S224)。その後、前記S222過程を再び行って、計数された時間があらかじめ設定された値より大きいか判断する。
この判断結果、計数された時間が、あらかじめ設定された値より大きい場合、計数された回転パルスの計数が、あらかじめ設定された許容値より大きいか判断する(S225)。この判断結果、回転パルスの計数があらかじめ設定された許容値より小さい場合、検出器進行不能診断モジュール575は、警報信号を発生し(S226)、駆動器停止連動信号を出力する(S227)。
一方、前記S225過程の判断結果、回転パルス計数があらかじめ設定された許容値より大きい場合、検出器進行不能診断モジュール575は、前記S220過程から繰り返し行う。
主制御装置の通路検査モジュール
図23は、本発明による主制御装置の通路検査モジュールを説明するための流れ図である。
図23に示すように、通路検査モジュール580は、通路選択器起動命令が下されると(S240)、通路選択器の通路スイッチにより検出(S241)された現在通路に該当する通路インデックスを計算し(S242)、これら通路スイッチの組合せコードが、それぞれの通路インデックスに対してあらかじめ設定されたコード値と一致するか判断する(S243)。
このS243過程の判断結果、通路スイッチの組合せコードと前記設定されたコード値とが一致しないと、通路選択器に電気的あるいは機械的に欠陥があるものと見なして通路不一致警報を発生(S248)させる一方で、通路選択器停止連動信号を出力する(S249)。
一方、前記S243過程の判断結果、前記通路スイッチの組合せコードと前記設定されたコード値とが一致すると、各通路の選択が完了した時にオフになるように設計された通路選択器カムスイッチの入力値がオンであれば、前記S243過程を再び行い、カムスイッチの入力値がオフであれば、通路インデックスを増加(S245)させる一方で、通路インデックスが合計通路数より大きいか判断する(S246)。
このS246過程の判断結果、通路インデックスが合計通路数より小さいと、S243過程に戻って以降の動作を繰り返し行い、通路インデックスが層通路数より大きいと、通路インデックスを初期化した後(S247)、S243過程に戻る。
運転制御システムの使用者インターフェース画面
図24は、本発明による運転制御システムの手動モード運転画面図である。
図24に示すように、手動モード運転画面は、運転者が手動モードで運転しようとするときに、運転制御システム200を通して運転者に提供されるインターフェース画面である。この手動モード運転画面は、作業グループ、作業通路、運転モード、センサー動作が表示される運転状態表示領域1、検出器電流表示領域2、システム警報表示領域3、システム状態表示領域4、運転指示領域5、コンピュータオン/オフ選択ボタン6、自動/半自動/手動モード選択ボタン7、駆動器A/B/C/D選択ボタン8、外部通路選択器運転画面呼出ボタン9、内部通路選択器運転画面呼出ボタン10、駆動速度選択ボタン11、挿入(INSERT)/停止(STOP)/引出(WITHDRAW)選択ボタン12からなっている。このような手動モードは、上に述べたように、検出器を駆動するための駆動器の動作選択、駆動速度の選択、検出通路の選択を運転者が指定して駆動する方式であって、原子炉の上限値及び下限値にかかわらず任意に運転できるようにするモードである。したがって、この手動モードは、検出器、駆動器及び通路選択器の簡単な機能試験や検出器の原子炉上限値及び下限値を確認するための運転、その他運転者の判断による非常運転に適する。
図25は、本発明による運転制御システムの半自動モード運転画面図である。
図25に示すように、半自動モード運転画面は、運転者が半自動モードで運転しようとするときに、運転制御システム200を介して運転者に提供されるインターフェース画面である。この半自動モード運転画面は、挿入(INSERT)/スキャン(SCAN)/記録(RECORD)/停止(STOP)選択ボタン20を持ち、前記半自動モードは、上に述べたように、挿入する通路の選択と区間別検出器の動作を運転者が指定する方式であって、通路の選択後に検出器の挿入、スキャン、記録、及び引出動作が、原子炉の上限値及び下限値によって部分的に自動実行される。このとき、検出器の駆動方向と速度は、モードに基づいて自動で選択される。このような半自動モードは、自動運転で作業を行った後に補充作業が必要な場合、または、自動運転が困難な場合に適するモードである。
図26は、本発明による運転制御システムの自動モード運転画面図である。
図26に示すように、自動モード運転画面は、運転者が自動で運転しようとするときに、運転制御システム200を介して運転者に提供されるインターフェース画面である。この自動運転画面は、開始/停止30、一時停止ボタン31、及び作業進行表示ウィンドウ32を含めている。このような自動モードでは、上に述べたように、作業の開始ボタンを押すだけで、運転者が運転制御システム200を介してあらかじめ設定しておいた運転制御情報に基づいて検出器の作業通路の選択、挿入、スキャン、記録及び引出などの全作業が自動で行われる。
図27は、本発明による運転制御システムの内部通路選択器の運転画面図である。
図27に示すように、内部通路選択器の運転画面は、運転者が手動で内部通路選択器を運転しようとするときに、運転制御システム200を介して運転者に提供されるインターフェース画面である。この内部通路選択器の運転画面は、通路選択ボタン40、位置指示ランプ41、状態情報表示領域42、タイムアウトリセットボタン43を含めており、合計12個の通路を提供し、各グループ別に10個ずつの作業通路、補正通路及び貯蔵通路を選択できるようにし、手動及び半自動モードにおいて通路変更作業を行うときに使用されるインターフェース画面である。
図28は、本発明による運転制御システムの外部通路選択器の運転画面図である。
図28に示すように、外部通路選択器の運転画面は、運転者が手動で外部通路選択器を運転しようとするときに、運転制御システム200を介して運転者に提供されるインターフェース画面である。この外部通路選択器の運転画面は、機器動作ランプ50、位置指示ランプ51、状態情報表示領域52、起動ボタン53、回転方向設定ボタン54、タイムアウトリセットボタン55を含めており、合計4台の内部通路選択器をそれぞれ時計方向または反時計方向に回転させることによって、各検出器が、元来の作業グループのほかに、隣接した作業グループで核計測作業を行えるようにし、外部通路選択器は、内部通路選択器の回転位置に応じて正常モード、第1の非常モード、第2の非常モード、第3の非常モードを提供する。
図29は、本発明による運転制御システムの検出器電源供給器の運転画面図である。
図29に示すように、検出器電源供給器の運転画面は、運転者が検出器に供給される電源電圧を設定し、計測される電流データを同時に表示しようとするときに、運転制御システム200を通して運転者に提供されるインターフェース画面である。この検出器電源供給器の運転画面は、電圧設定ボタン60、電流範囲設定ボタン61、状態情報表示領域62、警報表示領域63を含めている。
運転制御システムの核計測データ処理ルーティング
図30は、本発明による運転制御システムの核計測データ処理ルーティングを説明するための流れ図である。
図30に示すように、核計測データ処理ルーティングは、運転制御システム200で収集された核計測データ処理のために運転中に自動で実行されるルーティングである。この核計測データ処理ルーティングは、主制御装置500からデータ送受信モジュール232を通して核計測データを収集し(S240,S241)、この核計測データの信頼度を検査し(S242)、核計測データを補正した後(S243)、縮約(S244)してファイル、グラフまたは数字などの形態に生成し、貯蔵(S245)、表示(S246)または出力(S247)されるようにする。
前記主制御装置500と前記運転制御システム200に使用された運営システムルーティングは、細部機能別にそれぞれ分離されている。また、イベント駆動(Event Driven)方式でルーティングの処理が定義されているため、手動、半自動及び自動運転モードにおいて起こる多様な運転状況でも、手続駆動(Procedure Driven)方式のプログラムで必要とされる運転モード変更による運転初期化設定過程が不要なので、運転者がより容易で便利に運用できる。
以上の詳細な説明では具体例に則して説明したが、本発明の範囲を外れない限り多様な改良変更が可能なことはもちろんである。したがって、本発明の範囲は、説明した具体例に限定して解釈されるべきではなく、特許請求の範囲及び特許請求の範囲と均等なものにより定められるべきである。
本発明の好ましい一実施形態による核計測系統のデジタル制御システムを示すブロック図である。 本発明の他の実施形態による核計測系統のデジタル制御システムを示すブロック図である。 図1及び図2の核計測系統のデジタル制御システムに適用された主制御装置の構成を示すブロック図である。 図1及び図2の核計測系統のデジタル制御システムに適用された運転制御システムの構成を示すブロック図である。 図1及び図2の核計測系統のデジタル制御システムに適用された運転監視システムの構成を示すブロック図である。 図1及び図2の核計測系統のデジタル制御システムに適用された炉心分析システムの構成を示すブロック図である。 本発明の核計測系統のデジタル制御システムに適用された補助制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の核計測系統のデジタル制御システムに適用された現場音響制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の核計測系統のデジタル制御システムに適用された検出器電圧供給装置の構成を示すブロック図である。 本発明の核計測系統のデジタル制御システムに適用された検出器信号処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明による主制御装置の主制御ルーティングを説明するための流れ図である。 本発明による主制御装置の通路選択制御ルーティングを説明するための流れ図である。 本発明による主制御装置の挿入制御ルーティングを説明するための流れ図である。 本発明による主制御装置のスキャン制御ルーティングを説明するための流れ図である。 本発明による主制御装置の記録制御ルーティングを説明するための流れ図である。 本発明による主制御装置の引出制御ルーティングを説明するための流れ図である。 本発明による主制御装置の駆動器起動/停止制御ルーティングを説明するための流れ図である。 本発明による主制御装置の駆動器回転方向制御ルーティングを説明するための流れ図である。 本発明による主制御装置の駆動器回転速度制御ルーティングを説明するための流れ図である。 本発明による主制御装置の検出器データ取得制御ルーティングを説明するための流れ図である。 本発明による主制御装置の検出器速度診断ルーティングを説明するための流れ図である。 本発明による主制御装置の検出器進行不能診断ルーティングを説明するための流れ図である。 本発明による主制御装置の通路検査モジュールを説明するための流れ図である。 本発明による運転制御システムの手動モード運転画面を示す図である。 本発明による運転制御システムの半自動モード運転画面を示す図である。 本発明による運転制御システムの自動モード運転画面を示す図である。 本発明による運転制御システムの内部通路選択器の運転画面を示す図である。 本発明による運転制御システムの外部通路選択器の運転画面を示す図である。 本発明による運転制御システムの検出器電源供給器の運転画面を示す図である。 本発明による運転制御システムの核計測データ処理ルーティングを説明するための流れ図である。
符号の説明
1 運転状態表示領域
2 検出器電流表示領域
3 システム警報表示領域
4 システム状態表示領域
5 運転指示領域
6 コンピュータオン/オフ選択ボタン
7 自動/手動モード選択ボタン
8 駆動器A/B/C/D選択ボタン
9 外部通路選択器運転画面呼出ボタン
10 内部通路選択器運転画面呼出ボタン(運転制御システム)
11 駆動速度選択ボタン
12 挿入/停止/引出選択ボタン
10 運転制御システム
20 選択ボタン
21 主制御装置
22 第nの駆動器
23 第nの検出器
24 通路選択器
30 検出器移動通路、開始/停止
31 一時停止ボタン
32 作業進行表示ウィンドウ
40 通路選択ボタン
41 位置指示ランプ
42 状態情報表示領域
43 タイムアウトリセットボタン
50 機器動作ランプ
51 位置指示ランプ
52 状態情報表示領域
53 起動ボタン
54 回転方向設定ボタン
55 タイムアウトリセットボタン
60 電圧設定ボタン
61 電流範囲設定ボタン
62 状態情報表示領域
63 警報表示領域
100 データ通信網
200 運転制御システム
210 貯蔵部
220 使用者信号入力部
230 制御部
231 使用者インターフェースモジュール
232 データ送受信モジュール
233 核計測データ処理モジュール
240 インターフェース部
250 表示部
260 出力部
270 補助貯蔵部
300 運転監視システム
310 貯蔵部
320 使用者信号入力部
331 使用者インターフェースモジュール
332 データ送受信モジュール
333 核計測処理モジュール
340 インターフェース部
350 表示部
360 出力部
370 補助貯蔵部
400 炉心分析システム
410 貯蔵部
420 使用者信号入力部
431 使用者インターフェースモジュール
432 データ送受信モジュール
433 核計測処理モジュール
434 炉心分析モジュール
440 インターフェース部
450 表示部
460 出力部
470 補助貯蔵部
500 主制御装置
510 取得データ貯蔵手段
515 制御情報貯蔵手段
520 主制御モジュール
525 通路選択制御モジュール
530 挿入制御モジュー
535 スキャン制御モジュール
540 記録制御モジュール
545 引出制御モジュール
550 駆動器起動/停止制御モジュール
555 駆動器回転方向制御モジュール
560 駆動器回転速度制御モジュール
565 検出器データ取得制御モジュール
570 検出器速度診断モジュール
575 検出器進行不能診断モジュール
580 通路検査モジュール
600 補助制御装置
610 手動/自動選択スイッチ
615 運転モジュール
620 挿入/引出選択スイッチ
625 駆動貴動作制御モジュール
630 低速/高速選択スイッチ
635 駆動器速度制御モジュール
640 緊急停止スイッチ
645 駆動器動作中止モジュール
650 検出器近接センサー
655 位置指示ランプ
700 現場音響制御装置
701 フィルター
702 手動利得調整器
703 増幅器
710 振動センサー
730 スピーカー
800 フィルター(駆動器制御盤)
801 整流器
802 増幅器
803 検出器
804 手動利得調整器
805 主制御装置
806 手動/自動選択スイッチ
807 信号調節器
808 主制御装置
809 電圧指示計
810 選択部(駆動器)
811 記録手段
901 手動範囲選択スイッチ
902 主制御装置
903 手動/自動選択スイッチ
904 選択部
905 検出器
906 信号変換部
907 フィルター
908 増幅器
909 記録手段
910 主制御手段
911 電流指示計
920 検出器位置伝送部
930 検出器
940 検出器電源供給部

Claims (46)

  1. 複数の駆動器により駆動される複数の検出器が、通路選択器により選択された検出器移動通路に順次的に挿入されて原子炉に移動し、原子炉内部の中性子分布を検出して原子炉の現状態を認識できるようにする制御システムであって、
    運転者により手動で設定される運転情報またはあらかじめ設定されている運転情報を利用して運転制御信号を出力し、運転制御信号に応じて伝送される核計測データを収集して管理する運転制御手段と;
    前記運転制御手段の運転制御信号に応じて、前記検出器が前記検出器移動通路を通して所定速度及び方向に挿入または引出されるようにし、前記検出器により測定される原子炉内部の中性子分布データを収集して貯蔵する一方、前記運転制御手段に伝送する主制御手段と;
    を含んでなることを特徴とする、原子炉の核計測系統のデジタル制御システム。
  2. 複数の駆動器により駆動される複数の検出器が、通路選択器により選択された検出器移動通路に順次的に挿入されて原子炉に移動し、原子炉内部の中性子分布を検出して原子炉の現状態を認識できるようにする制御システムであって、
    データ通信網と;
    前記データ通信網を介して運転者により手動で設定される運転情報またはあらかじめ設定されている運転情報を利用して運転制御信号を出力し、前記運転制御信号に応じて前記データ通信網を介して受信される作業現況情報、警報及び核計測データを収集し管理し、画面上に出力する運転制御手段と;
    前記運転制御手段と同様の構成を持ち、遠隔地において前記データ通信網を介して作業状況を監視したり、非常時に運転制御手段に転用できる運転監視手段と;
    前記データ通信網を通して受信される核計測データを利用して原子炉の炉心状態を分析する炉心分析手段と;
    前記運転制御手段の運転制御信号に応じて、前記検出器が、前記検出器移動通路を通して所定速度及び方向に挿入または引出されるようにし、前記運転制御信号に応じて行われる作業現況情報を、前記運転情報として設定される許容値または限界値と比較して診断し、異常が発生する場合、連動信号と警報信号を出力して機器を保護し、前記検出器により測定される原子炉内部の中性子分布データを収集して核計測データとして貯蔵する一方、前記作業現況情報、前記警報及び前記核計測データを、前記データ通信網を通して伝送する主制御手段と;
    を含んでなることを特徴とする、原子炉の核計測系統のデジタル制御システム。
  3. 前記主制御手段に異常が発生する場合、手動モードにおいて、前記検出器が前記検出器移動通路を通して所定速度及び方向に非常挿入または非常引出されるようにする補助制御手段をさらに含むことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御システム。
  4. 前記複数の駆動器及び通路選択器に設置されて駆動器及び通路選択器の音響信号を感知して出力する複数の振動センサーと、
    前記複数の振動センサーから入力される感知信号を音響としてスピーカーに出力されるようにする現場音響制御手段と、をさらに含むことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御システム。
  5. 前記主制御手段は、
    手動、半自動または自動モードが選択されたか判断し、手動モードが選択された場合、運転者により入力される通路制御命令に応じて通路選択器を制御し、運転者により入力される駆動器起動/停止制御命令、駆動器回転方向制御命令、駆動器回転速度制御命令に応じて駆動器を制御し、半自動モードが選択された場合、運転者により入力される通路制御命令に応じて通路選択器を制御し、運転者により入力される挿入制御命令、スキャン制御命令、記録制御命令及び引出制御命令に応じて部分的に自動で駆動器を制御し、自動モードが選択された場合、順序計数を初期化させた後に外部インタラプト信号が存在するか判断し、外部インタラプト信号が存在すると作業を終了し、そうでないと、あらかじめ設定された作業順序にしたがって自動で通路制御命令を発生させて通路選択器を制御し、あらかじめ設定された作業順序にしたがって自動で挿入制御命令、スキャン制御命令、記録制御命令及び引出制御命令を発生させて駆動器を制御し、順序計数があらかじめ設定された限界値より大きいと作業を終了し、そうでないと、順序計数を増加させて次の作業順序にしたがって動作が繰り返し行われるようにする主制御モジュールを含むことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御システム。
  6. 前記主制御手段は、
    前記主制御モジュールから手動あるいは自動で入力される検出器移動通路制御命令に応じて検出器移動通路を選択し、検出器の現在位置を検出器位置伝送部にて確認し、検出器の現在位置が引出限界以上と判断される場合、検出器が挿入されていることを知らせる警報を発生させる一方、通路選択器停止連動信号を発生させ、また、検出器の現在通路を、通路選択器の通路スイッチから受信し、前記通路スイッチから入力される値が、手動または自動設定された検出器位置命令値と一致する時まで通路選択器を駆動させる通路選択制御モジュールを含むことを特徴とする、請求項5に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御システム。
  7. 前記通路選択制御モジュールは、
    前記通路選択器が駆動された後に動作時間を計数し、あらかじめ設定された許容値を超過する場合、通路選択タイムオーバー警報を発生させる一方、通路選択器停止連動信号を発生させて通路選択器が駆動されないようにすることを特徴とする、請求項6に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御システム。
  8. 前記主制御手段は、
    前記主制御モジュールから手動あるいは自動で検出器の挿入命令が下されると、駆動器が正方向に高速回転状態に起動されるように制御しながら、現場センサー及び検出器位置伝送部を利用して検出器の現在位置を感知し、前記検出器の現在位置が引出限界値より大きくて原子炉下限値より小さい場合、検出器の挿入動作が継続して行われるように制御し、前記検出器の現在位置が引出限界値より小さいか、或いは、原子炉下限値より大きい場合、駆動器が停止するように制御する挿入制御モジュールを含むことを特徴とする、請求項5に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御システム。
  9. 前記主制御手段は、
    前記主制御モジュールから手動あるいは自動で検出器のスキャン命令が下されると、駆動器が正方向に低速回転状態に起動されるように制御しながら、検出器が原子炉内部をスキャンできるようにする一方、現場センサー及び検出器位置伝送部を利用して検出器の現在位置を感知し、前記検出器の現在位置が原子炉下限値より大きくて原子炉上限値より小さい場合、検出器のスキャン動作が継続して行われるように制御し、前記検出器の現在位置が原子炉下限値より小さくて原子炉上限値より大きい場合、駆動器が停止するように制御するスキャン制御モジュールを含むことを特徴とする、請求項5に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御システム。
  10. 前記主制御手段は、
    前記主制御モジュールから手動あるいは自動で検出器の記録命令が下されると、駆動器が逆方向に低速回転しながら、検出器により取得されるデータを受けて記録されるようにする一方、現場センサー及び検出器位置伝送部を利用して検出器の現在位置を感知し、前記検出器の現在位置が原子炉下限値より大きくて原子炉上限値より小さい場合、検出器の記録動作が継続して行われるように制御し、前記検出器の現在位置が原子炉下限値より小さくて原子炉上限値より大きい場合、駆動器が停止するように制御する記録制御モジュールを含むことを特徴とする、請求項5に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御システム。
  11. 前記主制御手段は、
    前記主制御モジュールから手動あるいは自動で検出器の引出命令が下されると、駆動器が逆方向に高速回転しながら、検出器が引出されるように制御する一方、現場センサー及び検出器位置伝送部を利用して検出器の現在位置を感知し、前記検出器の現在位置が引出限界値より大きくて原子炉下限値より小さい場合、検出器の引出動作が継続して行われるように制御し、前記検出器の現在位置が引出限界値より小さくて原子炉下限値より大きい場合、駆動器が停止するように制御する引出制御モジュールを含むことを特徴とする、請求項5に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御システム。
  12. 前記主制御手段は、
    前記主制御モジュールから手動あるいは自動で駆動器の起動/停止命令が下されると、通路選択器が起動状態なのか判断し、通路選択器が起動状態であれば、警報を発生させる一方、駆動器停止連動信号を出力し、前記通路選択器が起動状態でなければ、較正通路が重複に設定されているか判断し、較正通路が重複に設定されていると、警報を発生させる一方、駆動器停止連動信号を出力し、較正通路が重複に設定されていない場合、主制御モジュールから入力された命令が駆動器の起動命令であれば、起動接点をオンにし、停止命令であれば起動接点をオフにする駆動器起動/停止制御モジュールを含むことを特徴とする、請求項5に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御システム。
  13. 前記主制御手段は、
    前記主制御モジュールから手動あるいは自動で駆動器の正方向回転命令が入力されると、正方向接点をオンにて駆動器が正方向に回転されるように制御し、逆方向回転命令が入力されると、逆方向接点をオンにして駆動器が逆方向に回転されるように制御し、前記主制御モジュールから手動あるいは自動で駆動器の低速回転命令が入力されると、低速接点をオンにして駆動器が低速で回転されるように制御し、高速回転命令が入力されると、高速接点をオンにして駆動器が高速で回転されるように制御する駆動器回転方向/回転速度制御モジュールを含むことを特徴とする、請求項5に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御システム。
  14. 前記主制御手段は、
    前記主制御モジュールから検出器データ取得命令が入力されると、合計取得データ数に該当するデータ計数を初期化し、データを一個ずつ取得して貯蔵する一方、前記データ計数を増加させて前記データ計数があらかじめ設定された限界値を超えると、データ取得ルーティングが終了されるようにする検出器データ取得制御モジュールを含むことを特徴とする、請求項5に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御システム。
  15. 前記検出器データ取得制御モジュールは、
    運転者により設定されるか、或いは、あらかじめ設定されたデータ取得時間を単位にデータ取得ができるようにすることを特徴とする、請求項14に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御システム。
  16. 前記主制御手段は、
    あらかじめ設定された周期に検出器位置伝送部から入力される検出器位置を貯蔵し、現在検出器位置値から以前検出器位置値を減算し、減算結果値をあらかじめ設定された時間で除算し、除算した結果値である検出器の速度値を速度絶対値として算出し、この速度絶対値を許容下限値及び上限値と比較し、許容下限値より小さくて許容上限値より大きい場合、警報を発生する一方で、駆動器停止連動信号を出力する検出器速度診断モジュールを含むことを特徴とする、請求項5に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御システム。
  17. 前記主制御手段は、
    時間と検出器貯蔵リール回転パルス数を初期化し、あらかじめ設定された時間の間、検出器貯蔵リール回転パルスを計数し、前記回転パルス数が許容値より大きいと、検出器進行不能診断ルーティングを継続して行い、前記回転パルス数が許容値より小さいと、警報を発生する一方で、駆動器停止連動信号を出力する検出器進行不能診断モジュールを含むことを特徴とする、請求項5に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御システム。
  18. 前記主制御手段は、
    通路選択器の起動と同時に、通路選択器の通路スイッチにより検出された現在通路に該当する通路インデックスを計算し、これら通路スイッチの組合せコードが、それぞれの通路インデックスに対してあらかじめ設定されたコード値と一致するか判断し、それらが一致しないと、通路選択器に電気的あるいは機械的に欠陥があるものと見なして通路不一致警報を発生させる一方で、通路選択器停止連動信号を出力する通路検査モジュールを含むことを特徴とする、請求項5に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御システム。
  19. 前記運転制御手段は、
    運転者が運転情報を入力できるように使用者インターフェース画面を提供する使用者インターフェースモジュールと、
    前記運転者の要請に応じて前記使用者インターフェース画面を通して入力された運転制御信号を、前記主制御手段に伝送し、前記運転制御信号に応じて前記主制御手段から作業現況情報、警報、核計測データを受信するデータ送受信モジュールと、
    前記核計測データを収集して核計測データの信頼度を検査し、検査済みの核計測データを補正した後に縮約してファイル、グラフまたは数字の形態に生成し、貯蔵、表示または出力されるようにする核計測データ処理モジュールと、
    を含むことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御システム。
  20. 前記使用者インターフェースモジュールは、
    原子炉内部の全ての核計測通路に対して各グループ別にあらかじめ設定された作業順序にしたがって自動で移動通路が選択され、自動で選択された移動通路に検出器を挿入、スキャン、記録及び引出されるようにし、自動で検出器の電圧が制御されるようにし、自動で収集された核計測データが処理されるように自動モード運転画面を提供することを特徴とする、請求項19に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御システム。
  21. 前記使用者インターフェースモジュールは、
    自動運転モード、半自動運転モードまたは手動運転モードにおいて原子炉内部の複数核計測通路を所定グループに分類し、前記グループ別にそれぞれの運転制御信号を出力して核計測データを取得できるように通路選択器と駆動器を制御し、検出器電源供給器の電圧制御が個別的になされるように運転画面を提供することを特徴とする、請求項19に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御システム。
  22. 前記使用者インターフェースモジュールは、
    自動運転モード、半自動運転モードまたは手動運転モードにおいて原子炉内部の複数核計測通路を所定グループに分類し、前記グループ別にそれぞれの作業現況情報、警報及び核計測データの表示がなされるように運転画面を提供することを特徴とする、請求項19に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御システム。
  23. 前記運転制御手段は、
    運転者の要請に応じて主制御手段の運用システムを変更させうるようにインターフェース画面を提供し、この画面を介して更新された主制御手段の運用プログラムを前記主制御手段に伝送して主制御手段に貯蔵された運用プログラムを更新させうるようにすることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御システム。
  24. 複数の駆動器により駆動される複数の検出器が、通路選択器により選択された検出器移動通路に順次的に挿入されて原子炉に移動し、原子炉内部の中性子分布を検出して原子炉の現状態を認識できるようにする制御方法であって、
    運転者により手動で設定される運転情報またはあらかじめ設定されている運転情報を利用して運転制御信号を出力し、運転制御信号に応じて伝送される核計測データを収集し管理する運転制御過程と;
    前記運転制御過程の運転制御信号に応じて、前記検出器が前記検出器移動通路を通して所定速度及び方向に挿入または引出されるようにし、前記検出器により測定される原子炉内部の中性子分布データを収集して貯蔵する一方、前記運転制御手段に伝送する主制御過程と;
    を含んでなることを特徴とする、原子炉の核計測系統のデジタル制御方法。
  25. 複数の駆動器により駆動される複数の検出器が、通路選択器により選択された検出器移動通路に順次的に挿入されて原子炉に移動し、原子炉内部の中性子分布を検出して原子炉の現状態を認識できるようにする制御方法であって、
    データ通信網を介して運転者により手動で設定される運転情報またはあらかじめ設定されている運転情報を利用して運転制御信号を出力し、前記運転制御信号に応じて、前記データ通信網を通して受信される作業現況情報、警報及び核計測データを収集し管理して画面上に出力する運転制御過程と;
    この運転制御過程と同様の方法により、遠隔地において前記データ通信網を介して作業状況を監視するか、非常時に運転制御過程に転用できる運転監視過程と;
    前記データ通信網を介して受信される核計測データを利用して原子炉の炉心状態を分析する炉心分析過程と;
    前記運転制御手段の運転制御信号に応じて、前記検出器が前記検出器移動通路を通して所定速度及び方向に挿入または引出されるようにし、前記運転制御信号に応じて行われる作業現況情報を、前記運転情報として設定される許容値または限界値と比較して診断し、異常が発生する場合には連動信号と警報信号を出力して機器を保護し、前記検出器により測定される原子炉内部の中性子分布データを収集して核計測データとして貯蔵する一方、前記作業現況情報、前記警報及び前記核計測データを前記データ通信網を介して伝送する主制御過程と;
    を含んでなることを特徴とする、原子炉の核計測系統のデジタル制御方法。
  26. 前記主制御手段に異常が発生する場合、手動モードにおいて、前記検出器が前記検出器移動通路を通して所定速度及び方向に非常挿入または非常引出されるようにする補助制御過程をさらに含むことを特徴とする、請求項24または請求項25に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御方法。
  27. 前記複数の駆動器及び通路選択器に設置されて駆動器及び通路選択器の音響信号を感知して出力する複数の振動センサーから入力される感知信号を、現場音響制御手段により音響としてスピーカーに出力されるようにする現場音響制御過程をさらに含むことを特徴とする、請求項24または請求項25に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御方法。
  28. 前記主制御過程は、
    手動、半自動または自動モードが選択されたか判断し、手動モードが選択された場合、運転者により入力される通路制御命令に応じて通路選択器を制御し、運転者により入力される駆動器起動/停止制御命令、駆動器回転方向制御命令、駆動器回転速度制御命令に応じて駆動器を制御し、半自動モードが選択された場合、運転者により入力される通路制御命令に応じて通路選択器を制御し、運転者により入力される挿入制御命令、スキャン制御命令、記録制御命令及び引出制御命令に応じて部分的に自動で駆動器を制御し、自動モードが選択された場合、順序計数を初期化させた後に外部インタラプト信号が存在するか判断し、外部インタラプト信号が存在すると作業を終了し、そうでないと、あらかじめ設定された作業順序にしたがって自動で通路制御命令を発生させて通路選択器を制御し、あらかじめ設定された作業順序にしたがって自動で挿入制御命令、スキャン制御命令、記録制御命令及び引出制御命令を発生させて駆動器を制御し、順序計数があらかじめ設定された限界値より大きいと作業を終了し、そうでないと、順序計数を増加させて次の作業順序にしたがって動作が繰り返し行われるようにする制御処理過程を含むことを特徴とする、請求項24または請求項25に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御方法。
  29. 前記主制御過程は、
    前記主制御モジュールから手動あるいは自動で入力される検出器移動通路制御命令に応じて検出器移動通路を選択し、検出器の現在位置を検出器位置伝送部にて確認し、検出器の現在位置が引出限界以上と判断される場合、検出器が挿入されていることを知らせる警報を発生させる一方、通路選択器停止連動信号を発生させ、また、検出器の現在通路を、通路選択器の通路スイッチから受信し、前記通路スイッチから入力される値が、手動または自動設定された検出器位置命令値と一致する時まで通路選択器を駆動させる通路選択制御過程を含むことを特徴とする、請求項28に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御方法。
  30. 前記通路選択制御過程は、
    前記通路選択器が駆動された後に動作時間を計数し、あらかじめ設定された許容値を超過する場合、通路選択タイムオーバー警報を発生させる一方、通路選択器停止連動信号を発生させて通路選択器が駆動されないようにすることを特徴とする、請求項29に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御方法。
  31. 前記主制御過程は、
    前記主制御モジュールから手動あるいは自動で検出器の挿入命令が下されると、駆動器が正方向に高速回転状態に起動されるように制御しながら、現場センサー及び検出器位置伝送部を利用して検出器の現在位置を感知し、前記検出器の現在位置が引出限界値より大きくて原子炉下限値より小さい場合、検出器の挿入動作が継続して行われるように制御し、前記検出器の現在位置が引出限界値より小さいか、或いは、原子炉下限値より大きい場合、駆動器が停止するように制御する挿入制御過程を含むことを特徴とする、請求項28に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御方法。
  32. 前記主制御過程は、
    前記主制御モジュールから手動あるいは自動で検出器のスキャン命令が下されると、駆動器が正方向に低速回転状態に起動されるように制御しながら、検出器が原子炉内部をスキャンできるようにする一方、現場センサー及び検出器位置伝送部を利用して検出器の現在位置を感知し、前記検出器の現在位置が原子炉下限値より大きくて原子炉上限値より小さい場合、検出器のスキャン動作が継続して行われるように制御し、前記検出器の現在位置が原子炉下限値より小さくて原子炉上限値より大きい場合、駆動器が停止するように制御するスキャン制御過程を含むことを特徴とする、請求項28に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御方法。
  33. 前記主制御過程は、
    前記主制御モジュールから手動あるいは自動で検出器の記録命令が下されると、駆動器が逆方向に低速回転しながら、検出器により取得されるデータを受けて記録されるようにする一方、現場センサー及び検出器位置伝送部を利用して検出器の現在位置を感知し、前記検出器の現在位置が原子炉下限値より大きくて原子炉上限値より小さい場合、検出器の記録動作が継続して行われるように制御し、前記検出器の現在位置が原子炉下限値より小さくて原子炉上限値より大きい場合、駆動器が停止するように制御する記録制御過程を含むことを特徴とする、請求項28に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御方法。
  34. 前記主制御過程は、
    前記主制御モジュールから手動あるいは自動で検出器の引出命令が下されると、駆動器が逆方向に高速回転しながら、検出器が引出されるように制御する一方、現場センサー及び検出器位置伝送部を利用して検出器の現在位置を感知し、前記検出器の現在位置が引出限界値より大きくて原子炉下限値より小さい場合、検出器の引出動作が継続して行われるように制御し、前記検出器の現在位置が引出限界値より小さくて原子炉下限値より大きい場合、駆動器が停止するように制御する引出制御過程を含むことを特徴とする、請求項28に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御方法。
  35. 前記主制御過程は、
    前記主制御モジュールから手動あるいは自動で駆動器の起動/停止命令が下されると、通路選択器が起動状態なのか判断し、通路選択器が起動状態であれば、警報を発生させる一方、駆動器停止連動信号を出力し、前記通路選択器が起動状態でなければ、較正通路が重複に設定されているか判断し、較正通路が重複に設定されていると、警報を発生させる一方、駆動器停止連動信号を出力し、較正通路が重複に設定されていない場合、主制御モジュールから入力された命令が駆動器の起動命令であれば、起動接点をオンにし、停止命令であれば起動接点をオフにする駆動器起動/停止制御過程を含むことを特徴とする、請求項28に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御方法。
  36. 前記主制御過程は、
    前記主制御モジュールから手動あるいは自動で駆動器の正方向回転命令が入力されると、正方向接点をオンにて駆動器が正方向に回転されるように制御し、逆方向回転命令が入力されると、逆方向接点をオンにして駆動器が逆方向に回転されるように制御し、前記主制御モジュールから手動あるいは自動で駆動器の低速回転命令が入力されると、低速接点をオンにして駆動器が低速で回転されるように制御し、高速回転命令が入力されると、高速接点をオンにして駆動器が高速で回転されるように制御する駆動器回転方向/回転速度制御過程を含むことを特徴とする、請求項28に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御方法。
  37. 前記主制御過程は、
    前記主制御モジュールから検出器データ取得命令が入力されると、合計取得データ数に該当するデータ計数を初期化し、データを一個ずつ取得して貯蔵する一方、前記データ計数を増加させて前記データ計数があらかじめ設定された限界値を超えると、データ取得ルーティングが終了されるようにする検出器データ取得制御過程を含むことを特徴とする、請求項28に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御方法。
  38. 前記検出器データ取得制御過程は、
    運転者により設定されるか、或いは、あらかじめ設定されたデータ取得時間を単位にデータ取得ができるようにすることを特徴とする、請求項37に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御方法。
  39. 前記主制御過程は、
    あらかじめ設定された周期に検出器位置伝送部から入力される検出器位置を貯蔵し、現在検出器位置値から以前検出器位置値を減算し、減算結果値をあらかじめ設定された時間で除算し、除算した結果値である検出器の速度値を速度絶対値として算出し、この速度絶対値を許容下限値及び上限値と比較し、許容下限値より小さくて許容上限値より大きい場合、警報を発生する一方で、駆動器停止連動信号を出力する検出器速度診断過程を含むことを特徴とする、請求項28に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御方法。
  40. 前記主制御過程は、
    時間と検出器貯蔵リール回転パルス数を初期化し、あらかじめ設定された時間の間、検出器貯蔵リール回転パルスを計数し、前記回転パルス数が許容値より大きいと、検出器進行不能診断ルーティングを継続して行い、前記回転パルス数が許容値より小さいと、警報を発生する一方で、駆動器停止連動信号を出力する検出器進行不能診断過程を含むことを特徴とする、請求項28に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御方法。
  41. 前記主制御過程は、
    通路選択器の起動と同時に、通路選択器の通路スイッチにより検出された現在通路に該当する通路インデックスを計算し、これら通路スイッチの組合せコードが、それぞれの通路インデックスに対してあらかじめ設定されたコード値と一致するか判断し、それらが一致しないと、通路選択器に電気的あるいは機械的に欠陥があるものと見なして通路不一致警報を発生させる一方で、通路選択器停止連動信号を出力する通路検査過程を含むことを特徴とする、請求項28に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御方法。
  42. 前記運転制御過程は、
    運転者が運転情報を入力できるように使用者インターフェース画面を提供する使用者インターフェース過程と、
    前記運転者の要請に応じて前記使用者インターフェース画面を通して入力された運転制御信号を、前記主制御手段に伝送し、前記運転制御信号に応じて前記主制御手段から作業現況情報、警報、核計測データを受信するデータ送受信過程と、
    前記核計測データを収集して核計測データの信頼度を検査し、検査済みの核計測データを補正した後に縮約してファイル、グラフまたは数字の形態に生成し、貯蔵、表示または出力されるようにする核計測データ処理過程と、
    を含むことを特徴とする、請求項24または請求項25に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御方法。
  43. 前記使用者インターフェース過程は、
    原子炉内部の全ての核計測通路に対して各グループ別にあらかじめ設定された作業順序にしたがって自動で移動通路が選択され、自動で選択された移動通路に検出器を挿入、スキャン、記録及び引出されるようにし、自動で検出器の電圧が制御されるようにし、自動で収集された核計測データが処理されるように自動モード運転画面を提供することを特徴とする、請求項42に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御方法。
  44. 前記使用者インターフェース過程は、
    自動運転モード、半自動運転モードまたは手動運転モードにおいて原子炉内部の複数核計測通路を所定グループに分類し、前記グループ別にそれぞれの運転制御信号を出力して核計測データを取得できるように通路選択器と駆動器を制御し、検出器電源供給器の電圧制御が個別的になされるように運転画面を提供することを特徴とする、請求項42に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御方法。
  45. 前記使用者インターフェース過程は、
    自動運転モード、半自動運転モードまたは手動運転モードにおいて原子炉内部の複数核計測通路を所定グループに分類し、前記グループ別にそれぞれの作業現況情報、警報及び核計測データの表示がなされるように運転画面を提供することを特徴とする、請求項42に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御方法。
  46. 前記運転制御過程は、
    運転者の要請に応じて主制御手段の運用システムを変更させうるようにインターフェース画面を提供し、この画面を介して更新された主制御手段の運用プログラムを前記主制御手段に伝送して主制御手段に貯蔵された運用プログラムを更新させうるようにする過程をさらに含むことを特徴とする、請求項24または請求項25に記載の原子炉の核計測系統のデジタル制御方法。

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