JP2005195229A - 灰溶融装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 設備コストが低く、プラントとしての信頼性が高い灰溶融装置を提供する。
【解決手段】 溶融炉9からのスラグを流下させるスラグタップ38と、スラグタップ38の下部に連結されたスラグ落下筒39と、スラグ落下筒39の下部に設けられた水槽71によるスラグ排出装置11を設けた灰溶融装置において、スラグ落下筒39の下端と水槽71の水面との間に隙間56を設け、スラグ落下筒39の外周に大気と遮断された均等抜出区画60を形成し、均等抜出区画60の後流側に前記水槽71の水72に無数の気泡を吹き込むバブリングゾーン55を形成して、溶融炉9の高温燃焼ガスを前記スラグタップ38、スラグ落下筒スラグタップ39、隙間56、均等抜出区画60ならびにバブリングゾーン55を通して抜き出すように構成されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ごみなどのガス化溶融システムに利用される灰溶融装置に係り、特にそれのスラグ排出装置に関するものである。
近年、ごみ自身の燃焼熱を利用して灰を溶融、無害化する(流動式)ガス化溶融システムが実用化されつつある。図4は、従来技術によるごみガス化溶融システムの系統図である。
同図に示すようにごみは供じんホッパ1から定量供給機2、供給シュート5を通じて流動式のガス化炉6に供給される。配管21を通じて流動層8内に吹き込まれた空気は、ごみと反応し熱分解ガスが発生する。この熱分解反応熱(部分燃焼熱)により、流動層8の温度は約600℃に維持されている。ガス化炉6は空気比が1以下、通常のごみであれば空気比0.3〜0.6といった空気比で運転されている。
ガス化炉6内での灰の溶融粘着トラブルを避けるため、流動層8も含めたガス化炉6の温度が約900℃以下になるように空気比を制御している。すなわち流動層8並びに炉内温度が高くなり過ぎるようであれば、ガス化炉6の空気比を下げ、逆に温度が下がり過ぎるようであれば、空気比を増やす操作を行って炉内温度を制御している。
流動層8は、通常、粒径が1mm程度の砂を層内媒体として使用している場合が多い。すなわち、流動層8内には細かい砂が充填されている。一方、ごみ中には粗大な不燃焼物が混入しているのが通例であり、これらの不燃焼物は流動層8の底部に沈積する。不燃焼物が大量に流動層8内に沈積すると流動化が阻害されるため、排出装置22を用いて定期的あるいは連続的に不燃焼物を抜き出している。その際、細かい層内媒体も不燃焼物として混ざって排出される。
排出装置22から排出された粗大な不燃焼物と細かい層内媒体の混合物は、フルイ43により細かい層内媒体を分離して、配管30を通じて再び流動層8に戻し、層内媒体として再利用する。一方、流動化を阻害する粗大な不燃焼物は配管44を通じて排出され、金属分離機45などを用いて不燃焼物中の鉄、アルミニウムなどの有価物を分離し、配管47を通じて回収する。一方、瓦礫類が主体の残りの粗大な不燃焼物は配管46から排出され、埋め立て処分される。
ガス化炉6でごみから発生した熱分解ガス及びチャーは、煙道12を通じて溶融炉9に入り、配管20を通じて溶融炉9に吹き込まれた空気と反応し完全燃焼する。チャーに含まれる灰の大部分は、溶融炉9の高熱により溶融し、スラグとなってスラグタップ38、スラグ落下筒39、スラグ排出装置11を経由し系外に排出される。完全燃焼した排ガスは、ボイラ3、エアヒータ14、ガス急冷塔13、集じん器15を経て浄化され、煙突17から大気に放出される。
集じん器15での捕集灰は、溶融炉9をすり抜けた微細な灰及び集じん器15に至る煙道中で凝縮しフュームとなった低沸点物質並びに酸性ガスと消石灰が反応して生成したカルシュウム化合物から成っている。この集じん灰は配管48を通じて灰安定化設備(図示せず)に送られ、薬剤などで安定化処理された後に埋め立て処分される。
ごみは発熱量が低いため、溶融炉9の温度は灰の流動温度よりもやや高い程度の温度しか維持できない。溶融したスラグは溶融炉9からスラグタップ38より滴り落ちるスラグ落下筒39内を滴下しスラグ排出装置11に溜められた水により冷却され水粉スラグ31となる。
ガス化溶融システムでは、溶融炉9が最も高温の部位である。すなわち、溶融炉9から排出された後のスラグは冷却される一方である。そのため溶融し難いスラグの場合には、溶融炉9内では溶融し流動状態であるが、溶融炉9を出たスラグタップ38付近で固化閉塞するといったトラブルが往々にして発生する。
それを防止するため、溶融炉9からの高温燃焼ガスの一部を、スラグタップ38を経由して抜き出すことにより、スラグタップ38付近を加熱しスラグ固化トラブルを防止する方法が提案されている。
すなわち、図4に示す配管40からの高圧空気を作動流体とするエジェクター41を用いて、配管51を経由してスラグ落下筒39からガスを吸引しスラグタップ38に溶融炉9からの高温燃焼ガスを通す方法である。配管51を通じて吸引した高温燃焼ガスと配管40からの高圧空気の混合物は、配管52を通じて二次燃焼炉24に吹き込まれる。
この従来技術によるスラグタップ部、ガス抜出部の構造を図5に示す。これら図4,5において符号4は配管、7は油噴射ノズル、10は起動バーナ、16は誘引送風機、18はダンパー、19は送風機、23は配管、25は配管、26〜29は制御弁、31はスラグ、32は配管、33煙道、34は流量計、35は煙道、36は流量計、37は配管、42は空気ノズル、49,50は流量計、57は酸素濃度計、58は一酸化炭素濃度計である。
この従来技術における大きな問題点は以下の3つである。
(1) 配管51を通じて吸引されるガス流によりスラグ滴が振れ、スラグ落下筒39の内壁に衝突付着固化したり、あるいはスラグ滴がガス流に乗って配管51内に吸い込まれたりする場合がある。
(2) 配管51の吸い込み口に近い部分のスラグタップ38は高温燃焼ガスが偏流するため加熱されるが、吸い込み口から遠い部分のスラグタップ38は加熱され難い。
(3) 吸引した燃焼ガスが配管51内で冷却されるに伴い、溶融炉9で気化したNaCl、CaCl2などの塩化物、鉛、錫などの低沸点物質が凝縮固化し、配管51の入口部に付着成長し、配管51を閉塞させる。
これらの問題点を解決するため図6、図7に示す従来技術が提案されている。図6は全体の系統図、図7はスラグ排出装置の縦断面図である。図4の従来技術と比較し、凝縮固化した低沸点物質を水で溶融除去するための水配管67,68、水噴射ノズル64、注水ヘッダー62などが追加され、スラグ排出装置11の構造はかなり異なっている。
この従来技術の機能を図7により説明する。スラグ排出装置11の水面近傍から円周方向に均等にガスを吸引する二重筒構造となっている。すなわちスラグ落下筒39の下部外周に均等抜出区画60を設け、その均等抜出区画60に配管61を接続してある。さらに、均等抜出区画60の上部に注水ヘッダー62を設け、注水ヘッダー62から多数の注水孔63を通じてスラグ落下筒39の内壁、外壁及び均等抜出区画60の内壁に注水している。
水噴射ノズル64を設けた配管61は均等抜出区画60側に向かって低く傾斜するように接続されており、噴射水がスラグ排出装置11の水槽に流入する構造にしてある。配管61を通じてエジェクター41(図6参照)を用いてガスを吸引すると、スラグ落下筒39の下端円周部に設けた隙間65(図7参照)から円周方向に均等にガスが吸引され、スラグタップ38部のガスはほぼ垂直に下向きに流れる。その結果、スラグ滴をスラグ落下筒39の水平方向に振らせる速度成分をなくすことができると同時に、スラグタップ38の開口部においても均一な加熱が実現できる。
スラグタップ38から吸引した高温燃焼ガスは、スラグ落下筒39下部内壁、均等抜出区画60の部分で冷却され、その際に溶融炉9で気化し燃焼ガス中に蒸気として含まれている塩化物、低沸点金属などが凝縮し、壁に成長付着する。これをそのままにしておくと閉塞に至るため、注水ヘッダー62からスラグ落下筒39の下部内壁、均等抜出区画60の内壁に注水して除去する。この際、注水を極力、壁に沿って流下させるためには低圧で注水する。
燃焼ガス中に蒸気として含まれている塩化物、低沸点金属などはほとんど全てがNaCl、CaCl2などの水に易溶性の物質であるため、注水により容易に除去できる。一部は均等抜出区画60をすり抜け配管61の入口部分に凝縮付着するが、これに対しては水噴射ノズル64からの水により溶解除去する。
この場合、水を直接、壁に衝突させるため、水の圧力は高い方が望ましい。配管61を通じて抜き出したガスは、図6に示したように、エジェクター41などを用いて二次燃焼炉24に送り、未燃ガスなどを完全燃焼させる。
以上の図6、図7に示した従来技術で抜出ガスの偏流、低沸点物の凝縮固化による閉塞の問題は解決できるものの、以下の新しい問題が発生している。
(1) 注水ヘッダー62、水噴射ノズル64、水配管67,68などの水噴射系統が必要となり、構造、システムが複雑でコストが高い。
(2) 洗浄用の水として外部から浄水を供給すると、スラグ排出装置11の水がオーバーフローするため、その分抜き出して排水するための運転コストがかさむ。
(3) スラグ排出装置11内の水封用の水を循環利用すると、水に溶け出したNaClなどの低沸点物質が水ポンプを腐食させるため、耐食性の高い高価な水ポンプが必要になる。
なお、この種の灰溶融システムに関しては、例えば下記のような特許文献を挙げることができる。
特開平10−099818号公報
特開平09−323020号公報
特開2000−39135号公報
上述したように従来技術では、水ポンプ、注水ノズル、水噴霧ノズルなど構成機器の数が多いため、系統が複雑で設備コストが高く、プラントとしての信頼性が低いという問題がある。
本発明の目的は、このような従来技術の欠点を解消し、設備コストが低く、プラントとしての信頼性が高い灰溶融装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の第1の手段は、溶融炉からのスラグを流下させるスラグタップと、そのスラグタップの下部に連結されたスラグ落下筒と、そのスラグ落下筒の下部に設けられた水槽によるスラグ排出装置を設けた灰溶融装置において、前記スラグ落下筒の下端と水槽の水面との間に隙間を設け、スラグ落下筒の外周に大気と遮断された均等抜出区画を形成し、その均等抜出区画の後流側に前記水槽の水に無数の気泡を吹き込むバブリングゾーンを形成して、前記溶融炉の高温燃焼ガスを前記スラグタップ、スラグ落下筒スラグタップ、隙間、均等抜出区画ならびにバブリングゾーンを通して抜き出すように構成されていることを特徴とするものである。
本発明の第2の手段は前記第1の手段において、前記バブリングゾーンの下流側流路に、ガスの流れ方向が急激に変化する慣性力式分離流路を設けたことを特徴とするものである。
本発明の第3の手段は前記第1または第2の手段において、前記バブリングゾーンを経由して抜き出した燃焼ガスの少なくとも一部をバブリングゾーンに吹き込む気体として利用することを特徴とするものである。
(1) 本発明は前述のような構成になっており,スラグ落下筒のスラグタップから最も遠い下端部の周方向に隙間を設け、その隙間から燃焼ガスを吸引することにより、スラグタップ部でのガスの偏流が防止できる。
(2) 水面と接している前記隙間から燃焼ガスを吸引することによりガスの流れが扁平状態となり、かつ多数の気泡が発生しているバブリングゾーンを通過させることにより、高温の燃焼ガスを急速に冷却することができる。
(3) ガス中に含まれている低沸点物質をミストあるいはフュームに変化させ、これの大部分を気泡破裂時の水滴で洗浄、捕集,水に溶かし込むことにより除去し、残りを慣性力によりガスの流れから分離、除去するから、配管閉塞の原因となる低沸点物質を後流側に流さないようにすることができる。
(4) バブリングゾーンで多数の気泡を発生させるための気体源として、スラグタップから抜き出した燃焼ガスの一部を利用することにより、システムの簡素化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。図1は本発明の実施形態に係る灰溶融装置におけるスラグ排出装置の縦断面図、図2は図1A−A線上での断面図、図3はそのごみガス化溶融システムの全体の系統図である。
図3に示すように、ごみは供じんホッパ1から定量供給機2、供給シュート5を通じて流動式のガス化炉6に供給される。配管21を通じて流動層8内に吹き込まれた空気は、ごみと反応し熱分解ガスが発生する。
流動層8は、通常、砂を層内媒体として使用している。一方、ごみ中には粗大な不燃焼物が混入しているのが通例であり、これらの不燃焼物は流動層8の底部に沈積する。不燃焼物が大量に流動層8内に沈積すると流動化が阻害されるため、排出装置22を用いて定期的あるいは連続的に不燃焼物を抜き出している。その際、細かい層内媒体も不燃焼物として混ざって排出される。
排出装置22から排出された粗大な不燃焼物と細かい層内媒体の混合物は、フルイ43により細かい層内媒体を分離して、配管30を通じて再び流動層8に戻し、層内媒体として再利用する。一方、粗大な不燃焼物は配管44を通じて排出され、金属分離機45などを用いて不燃焼物中の鉄、アルミニウムなどの有価物を分離し、配管47を通じて回収する。一方、瓦礫類が主体の残りの粗大な不燃焼物は配管46から排出され、埋め立て処分される。
ガス化炉6で発生した熱分解ガス及びチャーは、煙道12を通じて溶融炉9に入り、配管20を通じて溶融炉9に吹き込まれた空気と反応し完全燃焼する。チャーに含まれる灰の大部分は、溶融炉9の高熱により溶融し、スラグ31となってスラグタップ38、スラグ落下筒39、スラグ排出装置11を経由し系外に排出される。完全燃焼した排ガスは、ボイラ3、エアヒータ14、ガス急冷塔13、集じん器15を経て浄化され、煙突17から大気に放出される。
集じん器15で捕集した灰は、配管48を通じて灰安定化設備(図示せず)に送られ、薬剤などで安定化処理をされた後に埋め立て処分される。
溶融したスラグは溶融炉9からスラグタップ38より滴り落ちるスラグ落下筒39内を滴下しスラグ排出装置11の水槽71に溜められた水72により冷却され,コンベア73で水槽71から取り出されて水粉スラグ31となる。灰溶融システムの全体的な流れは、以上の通りである。
次にスラグ排出装置11の構成について図1,2とともに説明する。図1に示すようにスラグタップ38の下部にスラグ落下筒39が連結され、スラグ落下筒39の下端は水槽71内に溜められた水72の水面近くまで延びており,スラグ落下筒39の下端全周と水面の間に隙間56が形成されている。
またスラグ落下筒39の下端部外周を遮蔽部材74で覆い、遮蔽部材74の一部の下端部75は水72の中に浸漬され、遮蔽部材74の他の部分は慣性力式分離流露59側に水面とほぼ平行に延びてバブリングゾーン55を形成している。
この遮蔽部材74と水72により、スラグ落下筒39の下端部外周に大気と遮断された均等抜出区画60が形成され、その均等抜出区画60はバブリングゾーン55に連通している。
前記慣性力式分離流露59は内側に邪魔板76が配置されて、例えばU字状などのガスの流れ方向が急激に変化する流路を有している。邪魔板76の下端部は水72の中に浸漬されている。前記バブリングゾーン55と対応する水中には、
無数の小孔を有する散気管70が複数本設置されている。
無数の小孔を有する散気管70が複数本設置されている。
図3に示すように、前記慣性力式分離流露59の出口側に接続された配管53は排風機54を介して配管52に接続され、配管52は二次燃焼炉24に接続されている。また、排風機54の出口側には配管51が分岐接続され、配管51は前記散気管70のヘッダー77に接続されている。
前記排風機54を駆動することにより、スラグタップ38を通じて抜き出した高温の燃焼ガスは、水面近くに設けた隙間56を通り、バブリングゾーン55、慣性力式分離装置59、配管53、排風機54、配管52を通じて、二次燃焼室24に送り込まれる。
また排風機54によって抜き出した燃焼カズの一部は、配管51を通じて散気管70に送られ、多数の小孔を通じて水中に吹き込まれ、多数の気泡を発生させる。その気泡がバブリングゾーン55に無数の飛沫を放出し、バブリングゾーン55を通過する燃焼ガスを冷却洗浄し、燃焼ガス中に含まれる低沸点物質を捕集して水中に溶解させてしまう。バブリングゾーン55で燃焼ガスに随伴した液滴は、その後の慣性力式分離流路59を通過する際にガス流から分離し、邪魔板76や壁面に付着して、最終的には水槽71に還流する。
このようにして、スラグタップ38からの高温燃焼ガスを冷却、洗浄することにより、従来のように水ポンプ、水噴射ノズルなどを用いなくても、1台の排風機54のみで高温燃焼ガスを冷却、洗浄しつつ、長期間安定して抜き出すことができる。
上述したように、本発明では以下の動作を行う。
(1) スラグ落下筒39のスラグタップ38から最も遠い下端部の周方向に隙間56を設け、その隙間56から燃焼ガスを吸引することにより、スラグタップ38部でのガスの偏流が防止できる。
(2) 水面と接している前記隙間56から燃焼ガスを吸引することによりガスの流れが扁平状態となり、かつ多数の気泡が発生しているバブリングゾーン55を通過させることにより、高温の燃焼ガスを急速に冷却することができる。
(3) ガス中に含まれている低沸点物質をミストあるいはフュームに変化させ、これの大部分を気泡破裂時の水滴で洗浄、捕集,水に溶かし込むことにより除去し、残りを慣性力によりガスの流れから分離、除去するから、配管閉塞の原因となる低沸点物質を後流側に流さないようにすることができる。
(4) バブリングゾーン55で多数の気泡を発生させるための気体源として、スラグタップ38から抜き出した燃焼ガスの一部を利用することにより、システムの簡素化を図ることができる。
9:溶融炉,24:二次燃焼炉,11:スラグ排出装置,31:スラグ,38:スラグタップ,39:スラグ落下筒,51〜53:配管,54:排風機,55:バブリングゾーン,56:隙間.59:慣性力式分離流路,60:均等抜出区画,70:散気管,71:水槽,72:水,73:コンベア,74:遮蔽部材,75:遮蔽部材の下端部,76:邪魔板,77:散気管のヘッダー。
Claims (3)
- 溶融炉からのスラグを流下させるスラグタップと、そのスラグタップの下部に連結されたスラグ落下筒と、そのスラグ落下筒の下部に設けられた水槽によるスラグ排出装置を設けた灰溶融装置において、
前記スラグ落下筒の下端と水槽の水面との間に隙間を設け、スラグ落下筒の外周に大気と遮断された均等抜出区画を形成し、その均等抜出区画の後流側に前記水槽の水に無数の気泡を吹き込むバブリングゾーンを形成して、前記溶融炉の高温燃焼ガスを前記スラグタップ、スラグ落下筒スラグタップ、隙間、均等抜出区画ならびにバブリングゾーンを通して抜き出すように構成されていることを特徴とする灰溶融装置。 - 請求項1記載の灰溶融装置において、前記バブリングゾーンの下流側流路に、ガスの流れ方向が急激に変化する慣性力式分離流路を設けたことを特徴とする灰溶融装置。
- 請求項1または2記載の灰溶融装置において、前記バブリングゾーンを経由して抜き出した燃焼ガスの少なくとも一部をバブリングゾーンに吹き込む気体として利用することを特徴とする灰溶融装置。
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JP2011231939A (ja) * | 2010-04-23 | 2011-11-17 | Kobelco Eco-Solutions Co Ltd | 溶融システムにおける処理方法 |
JP2013217641A (ja) * | 2013-06-24 | 2013-10-24 | Kobelco Eco-Solutions Co Ltd | 溶融システムにおける処理方法 |
JP7022251B1 (ja) * | 2021-10-12 | 2022-02-17 | 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 | 灰押出装置 |
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