JP2005194757A - セキュリティ鍵の設定方法およびその装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ビル等の入退室口に設置され、個人を特定する記録媒体に記録される情報を読み取る入退室端末装置と、入退室端末装置とネットワークを通して接続され、入退室端末装置に対するデータ設定を行うセンター装置との間のネットワークにセキュリティ鍵設定ツールを接続し、このツールから入退室端末装置に対してセキュリティ鍵設定情報を配信することにより、入退室端末装置にセキュリティ鍵を設定し、更に、入退室端末装置にセキュリティ鍵設定情報を配信した後、入退室端末装置に対して配信したセキュリティ鍵設定情報を消去するセキュリティ鍵設定情報消去情報を入力する。
【選択図】図4
Description
この入退室管理システムの普及に伴い、部屋内の汎用ネットワークやテナント内の汎用ネットワークに接続し、OA機器等と同じネットワーク上で、入退室する人を監視するための入退室端末装置や、この入退室端末装置に対し入退室管理用データの設定を行うセンター装置が設置されることが多くなってきている。
この入退室管理システムは、各部屋へ入室あるいは各部屋から退室する人や、それぞれの人がどの部屋に入退室できるかといった設定がデータ設定端末装置で行われ、汎用ネットワークを介して各入退室口に設置された端末コントローラに配信されるように構成されている。なお、前記端末コントローラは一般的にマイコンをベースにしたコントローラで実現され、データ設定端末装置はパソコンやワークステーションで実現されている(例えば、特許文献1参照)。
即ち、人が部屋に入室あるいは部屋から退室する時に、入退室する人が所有するカードのIDコードを入退室端末装置の読み取り手段で読み取らせ、この読み取り手段で読み取らせたIDコードをもとに、個人識別部で個人識別データを抽出する。その後、入力装置から入退室者の暗証番号が入力されると、この暗証番号と個人識別部で抽出された個人識別データとが暗証番号照合部で照合され、照合結果が結果通知部を通して通知される。この通知された結果は実際に入退室する部屋の入退室口の施解錠に使用されたり、また、センター装置に通行した履歴として通知される。
即ち、センター装置メーカの保守員には、入退室管理システムに対する責任があり、入退室管理システムを顧客が使える状態にして引渡し、また、入退室管理システムに異常が生じた場合には、元どおりに復旧させる責任がある。従って、システム上の設定項目全てについてセキュリティ鍵を設定する権限が与えられるものである。
即ち、セキュリティ鍵のような重要情報は、通常運用時に書き換えられることのないように、入退室端末装置側を保守モードにして書き込みをしており、保守モードに出来るのは入退室端末装置メーカの保守員のみであって、従って、入退室端末装置メーカの保守員がセキュリティ鍵を知ることが出来るのである。
図1は、この発明を実施するための実施の形態1を説明する図面で、セキュリティ管理を必要とする部屋への入室、あるいは部屋からの退室を管理する入退室管理システムの構成図である。この図において、センター装置1は、セキュリティ管理する部屋へ入退室する人や、それぞれの入室許可のための情報を管理するものであり、各部屋の各入退室口に対応して設けられる入退室端末装置2A〜2Zとの間でネットワークNを通してアクセスが出来るように構成されている。ここで、各部屋へ入室する人や、それぞれの人がどの部屋のどの入退室口から入退室できるかといった設定はセンター装置1で行われ、その設定情報は各部屋の各入退室口に設置され、各部屋への入退室を監視する入退室端末装置2A〜2ZにネットワークNを通して配信される。また、3はこの発明の要部を構成するセキュリティ鍵設定ツールで、センター装置1と入退室端末装置2A〜2Zとの間に挿脱可能に接続される構成とし、セキュリティ鍵の設定時に一時的にネットワークNに接続され、セキュリティ鍵の設定終了後には入退室端末装置2A〜2Zからセキュリティ鍵設定のための情報を消去するものである。
4と、このセキュリティ鍵設定情報入力部4から入力されるセキュリティ鍵設定情報を一時的に記憶するセキュリティ鍵設定情報一時記憶部5と、どの入退室端末装置に対してセキュリティ鍵設定情報を配信するかが予め記録されている入退室端末装置配信リスト6と、
セキュリティ鍵設定情報一時記憶部5に記憶されたセキュリティ鍵設定情報を入退室端末装置配信リスト6に基づいて当該入退室端末装置に配信する入退室端末装置通信部7から構成されている。
セキュリティ鍵設定情報入力部4でセキュリティ鍵設定情報を入力すると(ST1)、入力されたセキュリティ鍵設定情報は、セキュリティ鍵設定情報一時記憶部5に記憶され(ST2)、入退室端末装置配信リスト6の配信情報に基づいてセキュリティ鍵の配信先が決定され(ST3)、入退室端末装置通信部7を通して当該入退室端末装置に配信される(ST4)。
即ち、入退室端末装置からアクセス権の解錠の指示をすると、ICカードリード/ライト部10は、ICカードリード/ライト部10に設定されているセキュリティ鍵の情報を使用して、カードに対してアクセス権の解錠を指示する。アクセス権の解錠後、カードに記録された情報、例えばID番号の読み出しが可能となる。
設定ツール通信部8で入退室端末装置通信部7からのセキュリティ鍵設定情報を受信すると(ST7)、受信されたセキュリティ鍵設定情報は、セキュリティ鍵設定情報一時記憶部9に記憶され(ST8)、その情報を元に、ICカードリード/ライト部10に対してセキュリティ鍵設定の要求を行う(ST9)。
4 セキュリティ鍵設定情報入力部、5 セキュリティ鍵設定情報一時記憶部、
6 入退室端末装置配信リスト、7 入退室端末装置通信部、8 設定ツール通信部、
9 セキュリティ鍵設定情報一時記憶部、10 ICカードリード/ライト部、
11 設定応答監視部、N ネットワーク。
Claims (2)
- ビルや建物あるいは部屋等の入退室口に設置され、個人を特定する記録媒体に記録される情報を読み取る入退室端末装置と、前記入退室端末装置とネットワークを通して接続され、前記入退室端末装置に対するデータ設定を行うセンター装置とを含む入退室管理システムで使用されるセキュリティ鍵の設定方法において、
前記センター装置と前記入退室端末装置との間の前記ネットワークにセキュリティ鍵設定ツールを接続し、前記セキュリティ鍵設定ツールから前記入退室端末装置に対してセキュリティ鍵設定情報を配信することにより、前記入退室端末装置にセキュリティ鍵を設定し、更に、前記入退室端末装置にセキュリティ鍵設定情報を配信した後、前記入退室端末装置に対して配信した前記セキュリティ鍵設定情報を消去するセキュリティ鍵設定情報消去情報を入力すると共に、前記セキュリティ鍵設定ツールの前記ネットワークからの接続を解くことを特徴とするセキュリティ鍵の設定方法。 - ビルや建物あるいは部屋等の入退室口に設置され、個人を特定する記録媒体に記録される情報を読み取る入退室端末装置と、前記入退室端末装置とネットワークを通して接続され、前記入退室端末装置に対するデータ設定を行うセンター装置とを含む入退室管理システムで使用されるセキュリティ鍵の設定装置において、
前記センター装置と前記入退室端末装置との間の前記ネットワークに対し挿脱可能に接続されると共に、前記入退室端末装置に対してセキュリティ鍵設定情報を配信するセキュリティ鍵設定ツールを具備すると共に、
前記入退室端末装置を、前記セキュリティ鍵設定ツールから配信されるセキュリティ鍵設定情報を受信する設定ツール通信部と、前記設定ツール通信部からのセキュリティ鍵設定情報を一時的に記憶するセキュリティ鍵設定情報一時記憶部と、前記セキュリティ鍵設定情報一時記憶部からのセキュリティ鍵設定情報に基づきセキュリティ鍵が設定されると共に、個人を特定する記録媒体に対してアクセス権の解錠を指示するリード/ライト部と、前記リード/ライト部の応答に基づき前記セキュリティ鍵設定情報一時記憶部に記憶されるセキュリティ鍵設定情報を消去する設定応答監視部とから構成することを特徴とするセキュリティ鍵の設定装置。
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