JP2005194746A - 発電用水車装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】農業用水、工業用水などの用水路Pに好適に設置する。
【解決手段】用水路Pの河床P1 に構築する落差生成部10に発電用の水車軸21、21…を配設する。落差生成部10は、上流側の急斜面11、下流側の緩斜面12を組み合わせて形成する。
【選択図】図1

Description

この発明は、農業用水、工業用水などの用水路に好適に設置することができる小容量の発電用水車装置に関する。
用水路のような小形の開水路に設置する小容量の水車装置が知られている(たとえば特許文献1)。
このものは、用水路の河床に段差を設け、段差の上流側から下流側にかけて潜り堰板を配設するとともに、潜り堰板の下流側の斜面上に水車軸を配設している。なお、潜り堰板の左右両側には、余水を吐くための越流部を開口する整流板が設置されている。
実開昭60−118381号(実願昭59−5468号)のマイクロフィルム
かかる従来技術によるときは、河床には、段差を設けるに加えて、潜り堰板と整流板とを設置しなければならないから、工事が大規模となり、工事期間が長くなるばかりでなく、工事コストが過大になりがちであるという問題があった。用水路の河床に段差を設けるには、段差の上流側の長い距離に亘って勾配を緩和修正する付帯工事が必要となる上、潜り堰板や整流板は、大形大重量の鉄板製の構造物であり、搬入、設置が容易でないからである。
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、河床にコンクリート工事による落差生成部を構築することによって、工事内容を簡単にして工事コストを最少に抑えることができる発電用水車装置を提供することにある。
かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、用水路の河床に構築する落差生成部と、水流を横切って落差生成部に配設する発電用の水車軸とを備えてなり、落差生成部は、河床の勾配より急な上流側の急斜面と、河床の勾配より緩やかな下流側の緩斜面とを組み合わせて形成することをその要旨とする。
なお、落差生成部は、河床の全幅に亘って形成することができ、急斜面の有効落差を高くする堰を付設することができる。
また、水車軸は、急斜面の直近下流側に配設してもよく、急斜面の直近下流側を含む複数位置に複数本を並設してもよく、各水車軸は、昇降機構を介して上方に退避可能としてもよい。
かかる発明の構成によるときは、用水路の河床に構築する落差生成部は、上流側の急斜面と下流側の緩斜面との組合せである。そこで、落差生成部は、その上流側の河床に勾配を緩和修正する付帯工事を施さなくても、急斜面を介して必要な流速の水流を容易に生成することができ、水車軸は、急斜面を流下する水流を利用して発電能力を発揮することができる。なお、落差生成部は、短い区間のコンクリート工事だけで済むから、工事内容も簡単であり、工事期間の短縮、工事コストの削減に寄与することができる。
河床の全幅に亘る落差生成部は、用水路を流れる水量の全部を有効に利用可能である。また、落差生成部は、堰を設けることにより、急斜面の有効落差を高くして発電容量を大きくすることができる。ただし、後者の場合の用水路は、少なくとも堰の上流側の両岸が湛水可能に護岸されているものとする。
水車軸は、最も流速が大きくなる急斜面の直近下流側に少なくとも1本を配設し、その下流側に1本ないし2本以上を並設することにより、各水車軸に連結する発電機により発電することができる。なお、各水車軸は、機械効率を低下させないように、直結または1段の減速ギヤを介して発電機に連結し、各発電機は、回転数変動を問わない誘導発電機を採用して商用電力系統に並列接続し、売電システムを構築することが好ましい。また、発電機は、保守が容易なブラシレスの直流発電機とし、インバータなどの電力変換装置を介して商用電力系統に接続してもよい。
各水車軸は、昇降機構を介して上方に退避させることにより、増水時における機械的な損傷を回避することができる。なお、昇降機構は、増水を検知する水位センサの作動時に自動的に起動して水車軸を流水の水面上に引き上げることが好ましく、このとき、水車軸に連結する発電機は、自動切離し形のカップリングを介して水車軸から自動的に切り離すことが好ましい。ただし、減水後の復旧は、安全のため、人手によることが好ましく、そのために、水位監視用のビデオカメラを含む適切な遠隔監視制御装置を併設することが望ましい。
以下、図面を以って発明の実施の形態を説明する。
発電用水車装置は、用水路Pの河床P1 に構築する落差生成部10内に複数の発電用の水車軸21、21…を配設してなる(図1、図2)。
用水路Pは、河床P1 の両岸に護岸P2 、P2 を設けて構築されている。なお、護岸P2 、P2 は、河床P1 とともに、適切な防水工事がなされている。用水路P内の水流は、図1の矢印方向に自然流下するものとする。
落差生成部10は、上流側の急斜面11、下流側の緩斜面12と、急斜面11、緩斜面12とを連続させる左右の傾斜面13、13とを組み合わせ、下流側に開く凹所として河床P1 に形成されている(図1、図3)。河床P1 は、水平面Hに対して勾配θp >0に形成され、水流に直交する急斜面11の勾配θ1 >θp であり、急斜面11に続く緩斜面12の勾配θ2 <θp である。ただし、急斜面11の上端、下端は、それぞれ上流側の河床P1 、下流側の緩斜面12に対して滑らかに連続し、急斜面11上の水流は、裏面側に空洞を生じることなく流下するものとする。急斜面11は、緩斜面12との間に有効落差hを生成することができる(図2)。
落差生成部10の幅W1 は、河床P1 の幅Wp に対し、W1 ≦Wp である。すなわち、落差生成部10は、河床P1 の幅Wp の一部または全部に亘って形成することができる。ただし、幅W1 <Wp の落差生成部10は、図2に拘らず、用水路Pの一方の護岸P2 に片寄せて河床P1 に構築してもよい。
水車軸21、21…は、急斜面11の直近下流側の1本と、それに平行な1本または2本以上が水流を横切るようにして落差生成部10内に並設されている(図1、図3)。各水車軸21には、多数の水車用のブレード22、22…が付設されており、各水車軸21は、落差生成部10内を流下する水流によって回転駆動することができる。ただし、水車軸21、21…は、急斜面11の直近下流側の1本のみを配設してもよい。
各水車軸21には、カップリング23を介して発電機Gが接続されている(図4)。なお、各発電機Gの出力は、一括して、図示しない商用電力系統に並列接続されている。そこで、水車軸21、21…は、用水路Pの水流を利用して発電することができ、このとき、落差生成部10は、急斜面11による有効落差hにより、発電効率を向上させることができる。
以上の説明において、各水車軸21に付設するブレード22、22…は、上流側から下流側にかけて、河床P1 の幅Wp 方向の同位置に設けてもよく(図1)、交互に異なる位置に設け、千鳥状に配列してもよい(図4)。なお、図4のカップリング23は、これを省略して水車軸21、発電機Gを直結してもよく、また、水車軸21、発電機Gの間には、カップリング23に代えて、またはカップリング23に加えて、適当な増速用または減速用のギヤボックスを設けてもよい。
他の実施の形態
落差生成部10には、急斜面11の有効落差hを高くする堰14を上流端に付設することができる(図5)。堰14は、河床P1 に対し、落差生成部10とともにコンクリート工事されている。堰14の下流側は、急斜面11に対して滑らかに連続しており、各水車軸21は、堰14を越えて急斜面11上を流下する水流によって回転駆動することができる。なお、図5の緩斜面12は、勾配θ2 ≒0として図示されている。すなわち、緩斜面12の勾配θ2 <θp は、ほぼ水平であってもよく、落差生成部10内に流水が残留するように、多少マイナス勾配であってもよい。
また、各水車軸21のブレード22、22…は、各水車軸21に対して同径であってもよく(図3)、異径であってもよい(図5)。後者の場合、緩斜面12上の各水車軸21の高さ位置や、隣接する他の水車軸21との間隔は、水車軸21ごとに最適に設定するものとする。
各水車軸21には、昇降機構30を付設することができる(図6)。
昇降機構30は、モータ31aによって駆動する駆動軸31と、駆動軸31の両端部のスプロケット32、32に巻き掛けるチェーン33、33とを備えている。各チェーン33の一端には、水車軸21が相対回転自在に貫通する吊具33aが付設され、他端には、カウンタウェイト33bが吊下されている。また、水車軸21は、自動切離し可能なカップリング23を形成するギヤ23a、23bを介して発電機Gに連結されている。
図示しない水位センサを介して用水路Pの増水が検知されると、モータ31aは、駆動軸31を回転駆動して水車軸21を流水の水面の上方に退避させ、水車軸21やブレード22、22…の損傷を防止する。なお、このとき、ギヤ23aは、ギヤ23bから自動的に切り離される。用水路Pの水位が正常に復したら、モータ31aを手動起動し、水車軸21を元の作動位置に復帰させればよく、このとき、ギヤ23aは、ギヤ23bに自動的に連結される。ただし、各水車軸21の両端部を支持する図示しない軸受は、以上の退避動作が可能なように、たとえば上下に分割可能なメタル軸受を使用するものとする。
全体模式平面図 図1のA−A線矢視相当断面図 図1のB−B線矢視相当拡大断面図 全体構成模式図 他の実施の形態を示す図3相当図 他の実施の形態を示す模式構成図
符号の説明
P…用水路
P1 …河床
Wp …幅
θp …勾配
h…有効落差
10…落差生成部
11…急斜面
12…緩斜面
14…堰
21…水車軸
30…昇降機構

特許出願人 上 野 亀 吉
代理人 弁理士 松 田 忠 秋

Claims (6)

  1. 用水路の河床に構築する落差生成部と、水流を横切って前記落差生成部に配設する発電用の水車軸とを備えてなり、前記落差生成部は、河床の勾配より急な上流側の急斜面と、河床の勾配より緩やかな下流側の緩斜面とを組み合わせて形成することを特徴とする発電用水車装置。
  2. 前記落差生成部は、河床の全幅に亘って形成することを特徴とする請求項1記載の発電用水車装置。
  3. 前記落差生成部は、前記急斜面の有効落差を高くする堰を付設することを特徴とする請求項1または請求項2記載の発電用水車装置。
  4. 前記水車軸は、前記急斜面の直近下流側に配設することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記載の発電用水車装置。
  5. 前記水車軸は、前記急斜面の直近下流側を含む複数位置に複数本を並設することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか記載の発電用水車装置。
  6. 前記各水車軸は、昇降機構を介して上方に退避可能であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか記載の発電用水車装置。
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