JP2005194038A - 塵芥収集車 - Google Patents

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Kazuhiko Akatsuka
和彦 赤塚
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Abstract

【課題】 塵芥収集車における塵芥の圧縮効率を高める。
【解決手段】 テレスコ式のディスチャージシリンダに接続された排出板の単位時間あたりの後退量は、動いているロッドの径が小さいほど大きく、ロッドの径が大きいほど小さいので、これとは逆の大小関係となるように後退の時間を設定する。そのために、ディスチャージシリンダの伸長圧を第2圧力センサで検知し、検知された伸長圧からどの径のロッドまで出ているかを判定し、ロッドの径が小さいほど排出板の後退の設定時間を短く、径が太いほど設定時間を長くする。
【選択図】 図7

Description

本発明は、塵芥を圧縮して積み込む塵芥収集車に関する。
塵芥収集車は塵芥収容箱の後部に塵芥投入箱を備えており、この塵芥投入箱内には、投入された塵芥を塵芥収容箱に積み込む装置が設けられている(例えば、特許文献1参照。)。当該装置は、塵芥を圧縮して塵芥収容箱に押し込む作用をする押込板に、一定の行程動作(反転、圧縮、押込)をさせるよう構成されている。投入された塵芥は、圧縮行程において破砕・圧縮された後、塵芥収容箱に押し込まれる。
一方、塵芥収容箱には、積み込まれる塵芥を受け止める壁面となる排出板が前後に移動可能に設けられており、塵芥収容箱内の塵芥が一定の圧縮状態になると一定時間排出板が後退し、塵芥収容スペースを拡げて塵芥の圧力を下げる。これにより、さらに塵芥を塵芥収容箱内に積み込むことができる。このような動作を繰り返して排出板は徐々に後退し、最終的に塵芥収容箱の収容限度まで塵芥を積み込むことができる。
特開昭58−220001号公報(第2〜3頁、第1図〜第4図)
上記のような従来の塵芥収集車では、排出板を移動させるために、径の異なる2段ロッドを出し入れして伸縮するテレスコシリンダを用いている。塵芥の積込初期にはテレスコシリンダが最も伸長して2段ロッドが共に出ている状態である。このとき排出板を後退させるためにテレスコシリンダを収縮させると、単位時間あたりの収縮量が比較的大きく、従って排出板の単位時間あたりの後退量が大きくなる。一方、排出板が後退して塵芥収容箱の収容限度に近づくと、細い方のロッドは引っ込み、太い方のロッドのみが出ている状態となる。このときのテレスコシリンダは単位時間あたりの収縮量が比較的小さく、従って排出板の単位時間あたりの後退量が小さい。このように、排出板の単位時間あたりの後退量が均一でないため、最終的な満杯状態のとき、塵芥収容箱内の塵芥は、均等に圧縮された状態ではない。すなわち圧縮効率が悪く、塵芥収容能力を最大限に発揮できず、無駄が生じている。
上記のような従来の問題点に鑑み、本発明は、塵芥収集車における塵芥の圧縮効率を高めることを目的とする。
本発明の塵芥収集車は、塵芥収容箱と、前記塵芥収容箱に連接して設けられ、塵芥の投入口を有する塵芥投入箱と、前記塵芥投入箱内で往復動可能に設けられたスライダと、前記スライダを往復動させる第1油圧シリンダと、往復回動可能に前記スライダに取り付けられ、当該往復回動及び前記スライダの往復動により反転、一次圧縮、二次圧縮及び押込を1サイクル行程とする動作軌跡を描く押込板と、前記押込板を往復回動させる第2油圧シリンダと、前記塵芥収容箱内で前後方向に移動可能に設けられた排出板と、前記排出板に接続され、径の異なる複数段のロッドを出し入れして伸縮するテレスコ式の第3油圧シリンダと、前記塵芥収容箱内の塵芥が所定の圧縮状態にあることを検知する圧縮検知手段、及び、前記第3油圧シリンダのロッドがどの径の段まで出ているかを検知する動作状態検知手段を有し、前記第1油圧シリンダ及び第2油圧シリンダを交互に駆動して前記押込板に連続サイクル動作をさせるとともに、前記圧縮検知手段により所定の圧縮状態が検知されたとき、前記動作状態検知手段によって検知されるロッドの径が小さいほど時間を短く、径が大きいほど時間を長く設定し、その設定時間の間、前記第3油圧シリンダを制御して前記排出板を後退させる制御装置とを備えたものである。
上記のように構成された塵芥収集車においては、動作状態検知手段により検知されるロッドの径が小さいほど後退の設定時間が短く、径が大きいほど設定時間が長くなる。一方、第3油圧シリンダに接続された排出板の単位時間あたりの後退量はロッドの径が小さいほど大きく、ロッドの径が大きいほど小さい。これは設定時間とは逆の大小関係となる。従って、単位時間あたりの後退量に後退時間を乗じて得られる後退量は、ロッドの径に関わらず、ほぼ一定となる。
また、上記塵芥収集車において、動作状態知手段は、第3油圧シリンダの伸長圧を圧力センサにより検知するものであってもよい。
この場合、動作状態を間接的に油圧で検知するので、検知用の部品は圧力センサのみで足りる。これは、動作状態を直接的に変位として近接スイッチ等で検知する構成に比べて構成が簡素であり、製作が容易である。
本発明の塵芥収集車によれば、排出板の後退量は、テレスコ式の第3油圧シリンダにおけるロッドの径に関わらず、ほぼ一定となるので、塵芥は積込初期から終期まで常に均等に圧縮された状態で収容される。これにより、塵芥の圧縮効率を高めることができる。
図1は、本発明の一実施例による塵芥収集車を示す側断面図である。図において、この塵芥収集車1は、塵芥収容箱2と、その後部に連接する塵芥投入箱3とを備えている。塵芥投入箱3の後方には、塵芥が投入される投入口3aが形成されており、また、この投入口3aを、上下にスライドして開閉する蓋3bが設けられている。塵芥投入箱3の前方下部には、塵芥を塵芥収容箱2に積み込むための開口部3dが形成されている。
塵芥投入箱3の左右の側壁3cには斜め上下に延びるガイドレール4が設けられており、スライダ5に取り付けられた左右一対二組のローラ6は、このガイドレール4内を斜め上下に移動することができる。スライダ5は、図示のような側面形状の左右の部材間を車幅方向に延びるプレート等(図示せず。)により接続して一体化したものである。また、スライダ5の下端部には、ピン7を介して押込板8が回動自在に取り付けられている。押込板8もまた、図示のような側面形状の左右の部材間を車幅方向に延びるプレート等(図示せず。)により接続して一体化したものである。
一方、プッシュシリンダ(第1油圧シリンダ)9のシリンダ側端部はピン10により側壁3cに取り付けられており、ピストン側端部はピン11により、スライダ5の上端部に接続されている。他方、プレスシリンダ(第2油圧シリンダ)12のシリンダ側端部はピン13により押込板8に接続されており、ピストン側端部は上記ピン11により、スライダ5の上端部に接続されている。スライダ5は押込板8と共に、プッシュシリンダ9の伸長動作により斜めに上昇し、収縮動作により斜めに下降する。これによりスライダ5は、後述する一次圧縮及び押込に対応した往復動が可能である。また、押込板8は、プレスシリンダ12の伸長動作によりピン7を中心として時計回り方向に回動し、収縮動作により反時計回り方向に回動する。これにより押込板8は、後述する反転及び二次圧縮に対応した往復回動が可能である。
図2の(a)は、図1から押込板8、プッシュシリンダ9及びプレスシリンダ12のみを抜き出した動作説明図である(但し、図面を見易くするためプッシュシリンダ9の位置を少しずらしている。)。押込板8は、(a)に示す位置を原位置として、プレスシリンダ12が収縮動作することにより「反転」の行程を行い、(b)に示す状態となる。次に押込板8は、プッシュシリンダ9が収縮動作することにより「一次圧縮」の行程を行い、(d)に示す状態となる。続いて押込板8は、プレスシリンダ12が伸長動作することにより「二次圧縮」の行程を行い、(c)に示す状態となる。最後に押込板8は、プッシュシリンダ9が伸長動作することにより「押込」の行程を行い、(a)に示す状態に戻る。このようにしてプッシュシリンダ9及びプレスシリンダ12が交互に動作することにより、押込板8は、1サイクルの行程動作(反転、一次圧縮、二次圧縮、押込)を行う。押込板8の先端部8aは、図示のように、動作軌跡が4点を結ぶ閉じた形状を描く。
上記プッシュシリンダ9及びプレスシリンダ12の近傍には、それらの伸縮動作が伸長端及び収縮端に達したことをそれぞれ検知する近接スイッチ(14,15,16,17)が設けられている。第1近接スイッチ14は、プッシュシリンダ9の動作が伸長端に達したことを検知する。第2近接スイッチ15は、プレスシリンダ12に取り付けられたドグ12aを検知することにより、その動作が収縮端に達したことを検知する。第3近接スイッチ16は、プッシュシリンダ9の動作が収縮端に達したことを検知する。そして、第4近接スイッチ17は、プレスシリンダ12の動作が伸長端に達したことを検知する。なお、第1近接スイッチ14及び第3近接スイッチ16は塵芥投入箱3に対して固定的に取り付けられているが、第2近接スイッチ15及び第4近接スイッチ17はスライダ5側に取り付けられており、プッシュシリンダ9の伸縮動作に伴って移動する。
図1に戻り、塵芥収容箱2の内部には、車体の前後方向に移動可能に排出板18が設けられている。テレスコ式のディスチャージシリンダ(第3油圧シリンダ)19の一端部19aは排出板18に接続され、他端部19bは塵芥収容箱2に接続されている。排出板18は、ディスチャージシリンダ19の伸縮により、図示の実線で示す位置から二点鎖線で示す位置まで移動可能である。塵芥が空のとき排出板18は実線で示す位置にあり、その後方に塵芥を積み込む空間Sが確保されている。
図3は、上記プッシュシリンダ9、プレスシリンダ12及びディスチャージシリンダ19に関する油圧回路図である。当該油圧回路は、タンク21、ポンプ22、背圧弁23、プッシュシリンダ用電磁弁24、プレスシリンダ用電磁弁25、ディスチャージシリンダ用電磁弁26、リリーフ弁27,28,29、切換弁30、第1圧力センサ31、第2圧力センサ32、減圧弁33、逆止弁34〜39、及び、フィルタ40,41を図示のように接続して構成されている。上記圧力センサ31は、プレスシリンダ12の伸長側のポート12eに生じている油圧を検知しており、塵芥収容箱2内の塵芥が所定の圧縮状態にあることを検知する圧縮検知手段である。また、第2圧力センサ32は、ディスチャージシリンダ19の伸長側のポート19eに生じている油圧を検知しており、ディスチャージシリンダ19の後述するロッドがどの径の段まで出ているかを検知する動作状態検知手段である。
押込板8が原位置(図2の(a))に停止しているとき、プッシュシリンダ9及びプレスシリンダ12は共に伸長状態にあり、対応する各電磁弁24,25は中立位置にある。また、排出板18が最も前進して停止しているとき(図1の実線)、ディスチャージシリンダ19は最も伸長した状態にあり、ディスチャージシリンダ用電磁弁26は中立位置にある。
上記ディスチャージシリンダ19は、最も収縮した状態から伸長動作を開始すると、まず、大径の第3ロッド19L(図1参照。)が出てくる。次に中間的径の第2ロッド19Mが出てきて、最後に小径の第1ロッド19Sが出てくる。収縮時には、まず第1ロッド19Sが引っ込み、次に第2ロッド19Mが引っ込んで、最後に第3ロッド19Lが引っ込む。上記第2圧力センサ32によって検出される伸長側のポート19eの油圧すなわち伸長圧Peは、ロッドの伸び具合によって異なる。ここで、第1ロッド19S,第2ロッド19M,第3ロッド19Lのすべてが出ているときを「ロッド径:小」、また、第1ロッド19Sが引っ込み、第2ロッド19M及び第3ロッド19Lが出ているときを、「ロッド径:中」、さらに、第1ロッド19S及び第2ロッド19Mが引っ込み、第3ロッド19Lのみが出ているときを「ロッド径:大」、とそれぞれ定義すると、伸長圧Peは以下の表1に示すようになる。
Figure 2005194038
次に、前述の1サイクルの行程動作を油圧回路構成要素の動作として説明すると、プレスシリンダ用電磁弁25のソレノイド25sが励磁されると、プレスシリンダ12はポート12sに油圧が供給されることにより収縮動作し、反転の動作が行われる。反転完了後、励磁オフとなり、プレスシリンダ用電磁弁25は中立位置に戻り、プレスシリンダ12の両ポート12e,12sは封止された状態となる。次に、プッシュシリンダ用電磁弁24のソレノイド24sが励磁されると、プッシュシリンダ9はポート9sに油圧が供給されることにより収縮動作し、一次圧縮の動作が行われる。一次圧縮完了後、励磁オフとなり、プッシュシリンダ用電磁弁24は中立位置に戻り、プッシュシリンダ9の両ポート9e,9sは封止された状態となる。
続いて、プレスシリンダ用電磁弁25のソレノイド25eが励磁されると、プレスシリンダ12はポート12eに油圧が供給されることにより伸長動作し、二次圧縮の動作が行われる。二次圧縮完了後、励磁オフとなり、プレスシリンダ用電磁弁25は中立位置に戻り、プレスシリンダ12の両ポート12e,12sは封止された状態となる。最後に、プッシュシリンダ用電磁弁24のソレノイド24eが励磁されると、プッシュシリンダ9はポート9eに油圧が供給されることにより伸長動作し、押込の動作が行われる。押込完了後、励磁オフとなり、プッシュシリンダ用電磁弁24は中立位置に戻り、プッシュシリンダ9の両ポート9e,9sは封止された状態となる。
一方、ディスチャージシリンダ用電磁弁26のソレノイド26eが励磁されると、ディスチャージシリンダ19はポート19eに油圧が供給されることにより伸長動作する。また、ディスチャージシリンダ用電磁弁26のソレノイド26sが励磁されると、ディスチャージシリンダ19はポート19sに油圧が供給されることにより収縮動作する。励磁オフでディスチャージシリンダ用電磁弁26が中立位置にあるときは、ディスチャージシリンダ19の両ポート19e,19sは封止された状態となる。但し、リリーフ弁28や切換弁30が開位置に動作すれば、ディスチャージシリンダ用電磁弁26が中立位置であってもディスチャージシリンダ19が収縮可能となり、排出板18は後退可能となる。
図4は、制御装置の構成を示すブロック図である。前述の第1〜第4近接スイッチ14〜17並びに第1圧力センサ31及び第2圧力センサ32の出力は、CPU、メモリ等を含む制御回路43に入力される。また、操作スイッチ42は、積込動作開始指令を与える積込スイッチ42a、及び、積込動作モード選択(1サイクル又は連続サイクル)の指令を与える動作選択スイッチ42bを含むものであり、これらの指令が制御回路43に入力される。操作スイッチ42は、通常、塵芥投入箱3の後方側部に取り付けられている。プッシュシリンダ用電磁弁24、プレスシリンダ用電磁弁25、ディスチャージシリンダ用電磁弁26及び切換弁30は、制御回路43によって励磁される。制御回路43は、内部に、タイマ43tを備えている。これら全体により、制御装置44が構成されている。
次に、上記のように構成された積込装置の、制御回路43側から見た全体的動作について、図5〜図7のフローチャートを参照して説明する。図5及び図6は二枚で一つの図であり、制御回路43において実行される一つのフローチャートを示している。図5における丸で囲んだ文字A及びBは、図6における同A及びBにそれぞれつながっている。
まず、塵芥収容箱2が空で、今から塵芥の積込を始める状態であるとする。
図5において、処理開始により制御回路43のCPU(以下単にCPUという。)は、積込スイッチ42aがオンになるのを待つ(ステップS1)。塵芥投入箱3に塵芥が投入され、積込スイッチ42aがオンになると、CPUは、プレスシリンダ12が収縮する方向にプレスシリンダ用電磁弁25を励磁して押込板8の反転を開始させ(ステップS2)、第2近接スイッチ15がオンになるまで反転行程を継続する(ステップS2からS3の繰り返し)。第2近接スイッチ15がオンになると、CPUは反転を停止させる(ステップS4)。
次にCPUは、プッシュシリンダ9が収縮する方向にプッシュシリンダ用電磁弁24を励磁して押込板8に、塵芥の一次圧縮の行程を行わせる(ステップS5)。一次圧縮は第3近接スイッチ16がオンになるまで行われ(ステップS5からS6の繰り返し)、第3近接スイッチ16がオンになると一次圧縮を停止させる(ステップS7)。
次に、CPUは、プレスシリンダ12が伸長する方向にプレスシリンダ用電磁弁25を励磁して押込板8に二次圧縮の行程を行わせる(ステップS8)。二次圧縮は第4近接スイッチ17がオンになるまで行われ(ステップS8からS9の繰り返し)、第4近接スイッチ17がオンになると二次圧縮を停止させる(図6のステップS10)。このとき塵芥は十分に破砕・圧縮されている。続いてCPUは、プッシュシリンダ9が伸長する方向にプッシュシリンダ用電磁弁24を励磁して押込板8に押込の行程を行わせ(ステップS11)、塵芥を塵芥収容箱2に積み込む。この行程実行中、排出板後退制御のサブルーチン(ステップS12)が実行される。
図7は、排出板後退制御のサブルーチンを示すフローチャートである。図において、スタート後、CPUは第1圧力センサ31の出力信号が170kg/cm(16.7MPa)相当値以上か否かを判断する(ステップ1201)。積込初期は塵芥収容箱2内の容積に余裕があり、第1圧力センサ31の出力信号が170kg/cm相当値以上となることはないので、判断結果はノーであり、CPUはサブルーチンを終了して図6のステップS13に戻る。押込の行程は、第1近接スイッチ14がオンになるまで行われ(ステップS11,S12,S13の繰り返し)、第1近接スイッチ14がオンになるとCPUは押込板8の押込を停止させる(ステップS14)。次に、CPUは動作選択スイッチ42bからの指令が連続サイクルか否かをチェックし(ステップS15)、1サイクルであればここで処理を終える。また、連続サイクルであれば図5のステップS2に戻り、上述の各処理を繰り返す。
図8は、塵芥収容箱2及び塵芥投入箱3の略図である。図8の(a)に示すように、圧縮・破砕された塵芥Gが塵芥収容箱2内の空間Sにおいてほぼ一杯になってくると、圧縮して積み込まれた塵芥Gの反力により、新たな塵芥gの押込の際、押込板8に負担がかかり、第1圧力センサ31は170kg/cm以上の値を検知する。従って、図7のサブルーチンにおけるステップ1201の判断はイエスとなり、CPUはステップ1202に進む。ここで、CPUは、第2圧力センサ32の検知する伸長圧Peが150kg/cm以上か否かを判断し、150kg/cm以上であればタイマ43tの設定時間Tを0.5秒とする(ステップ1203)。150kg/cm未満のときはステップ1204に進み、120kg/cm以上150kg/cm未満のときは設定時間Tを0.7秒(ステップ1205)、また、120kg/cm未満のときは設定時間Tを1秒(ステップ1206)とする。
次に、CPUは切換弁30を開位置に動作させる(ステップ1207)とともに、タイマ43tにより時間カウントをスタートさせる(ステップ1208)。切換弁30が開位置に動作することによって、図3におけるディスチャージシリンダ19の伸長側のポート19eの油圧が抜け、作動油がタンク21に戻され始める。
この結果、圧縮された塵芥Gの反力を受けて排出板18は後退する(図8の(b))。このとき後退量は時間制御される。すなわち、図7においてCPUはタイマ43tが設定時間Tに達するのを待ち(ステップ1209)、設定時間Tが経過すると切換弁30を閉位置に戻し(ステップ1210)、排出板18を停止させる。従って、排出板18の後退時間は、ロッド径:小のときは0.5秒、ロッド径:中のときは0.7秒、そしてロッド径:大のときは1秒となる。単位時間あたりの後退量はロッド径が小・中・大の順に小さくなり、これは設定時間とは逆の大小関係となる。従って、単位時間あたりの後退量に後退時間を乗じて得られる全後退量は、ロッド径にかかわらず、ほぼ一定となる。
排出板18の後退停止とともに、CPUはステップ1211においてタイマ43tを停止し、かつ、リセットして、サブルーチンを終え、図6のステップS13に戻る。ここでCPUは第1近接スイッチ14がオンになるまで押込の行程を継続する(ステップS11,S12,S13の繰り返し)。それ以降の処理(ステップS14,S15)は既に述べた通りである。
排出板18が後退したことによって次にステップ1201が実行されたときには第1圧力センサ31の出力は170kg/cmを下回っており、連続して排出板18が後退することはない。こうして、その後しばらくの間、新たな塵芥gの積込が可能となる。
以後、同様にして排出板18は徐々に後退し、しかもその都度、後退量はどの径のロッドが動くかに関わらずほぼ一定である。従って、塵芥は、常に均等に圧縮された状態で総量が徐々に増大し、最終的に排出板18が図1の二点鎖線で示す位置に達するまで、均等に圧縮された状態の塵芥を収容することができる。すなわち、塵芥は積込初期から終期まで常に均等に圧縮された状態で収容され、これにより塵芥の圧縮効率を高めることができる。
なお、上記実施例の第1圧力センサ31は、170kg/cmで動作するように設定された圧力スイッチであってもよい。
また、上記実施例ではディスチャージシリンダ19の伸長圧Peを第2圧力センサ32で検知することによりロッドがどの段まで出ているかを検知する構成としたが、これに代えて、例えば近接スイッチにより各段のロッドが出ていることをその変位により検知するようにしてもよい。また、ディスチャージシリンダ19の収縮時の各ロッドの出入り状態と排出板18の位置とは対応関係があるので、排出板18の位置を近接スイッチ18で検知することにより、ロッドがどの段まで出ているかを検知する構成としてもよい。
但し、第2圧力センサ32で検知する構成は、動作状態を間接的に油圧で検知するので、検知用の部品は実質的に圧力センサ32のみで足りる。これは、動作状態を直接的に変位として近接スイッチ等で検知する構成に比べて構成が簡素であり、製作が容易である。
また、上記実施例のディスチャージシリンダ19は3段構成としたが、2段や、4段以上であっても、各段の圧力に合わせてタイマ設定をすることにより同様の制御を行うことができる。
本発明の一実施例による塵芥収集車を示す側断面図である。 上記塵芥収集車における押込板、プッシュシリンダ及びプレスシリンダの動作説明図である。 プッシュシリンダ、プレスシリンダ及びディスチャージシリンダに関する油圧回路図である。 上記塵芥収集車における制御装置の構成を示すブロック図である。 上記制御装置の制御回路において実行される処理を示すフローチャートの一部であり、図6と共に一つのフローチャートを構成している。 上記制御装置の制御回路において実行される処理を示すフローチャートの他部であり、図5と共に一つのフローチャートを構成している。 排出板後退制御のサブルーチンである。 排出板後退制御の動作を示す側面図である。
符号の説明
1 塵芥収集車
2 塵芥収容箱
3 塵芥投入箱
3a 投入口
5 スライダ
8 押込板
9 プッシュシリンダ(第1油圧シリンダ)
12 プレスシリンダ(第2油圧シリンダ)
18 排出板
19 ディスチャージシリンダ(第3油圧シリンダ)
31 第1圧力センサ(圧縮検知手段)
32 第2圧力センサ(動作状態検知手段)
44 制御装置

Claims (2)

  1. 塵芥収容箱と、
    前記塵芥収容箱に連接して設けられ、塵芥の投入口を有する塵芥投入箱と、
    前記塵芥投入箱内で往復動可能に設けられたスライダと、
    前記スライダを往復動させる第1油圧シリンダと、
    往復回動可能に前記スライダに取り付けられ、当該往復回動及び前記スライダの往復動により反転、一次圧縮、二次圧縮及び押込を1サイクル行程とする動作軌跡を描く押込板と、
    前記押込板を往復回動させる第2油圧シリンダと、
    前記塵芥収容箱内で前後方向に移動可能に設けられた排出板と、
    前記排出板に接続され、径の異なる複数段のロッドを出し入れして伸縮するテレスコ式の第3油圧シリンダと、
    前記塵芥収容箱内の塵芥が所定の圧縮状態にあることを検知する圧縮検知手段、及び、前記第3油圧シリンダのロッドがどの径の段まで出ているかを検知する動作状態検知手段を有し、前記第1油圧シリンダ及び第2油圧シリンダを交互に駆動して前記押込板に連続サイクル動作をさせるとともに、前記圧縮検知手段により所定の圧縮状態が検知されたとき、前記動作状態検知手段によって検知されるロッドの径が小さいほど時間を短く、径が大きいほど時間を長く設定し、その設定時間の間、前記第3油圧シリンダを制御して前記排出板を後退させる制御装置と
    を備えたことを特徴とする塵芥収集車。
  2. 前記動作状態知手段は、前記第3油圧シリンダの伸長圧を圧力センサにより検知するものである請求項1記載の塵芥収集車。
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