JP2005192812A - バックル、および、リュックサック - Google Patents

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Abstract

【課題】最小の部品点数をもって、独立した四つの帯状体を適切に連結させ合わせることが可能なバックルを提供する。
【解決手段】帯状体Wの第一通し部1と、この第一通し部1に対向した位置に形成されると共に、中間クロスバー20によって二つに区分されており、バックルBの裏面B’側から入れ込まれてこの中間クロスバー20に掛け回すようにして再びバックルBの裏面B’側から引き出される帯状体Wの引き出し寸法を調整可能とした状態でこのように挿通された帯状体Wへの留め付けをなす第二通し部2と、バックルBの一方側部に形成された帯状体Wの第三通し部3と、この第三通し部3に対向した位置に形成された帯状体Wの第四通し部4とを備えている。
【選択図】図1

Description

この発明は、バックルを介して独立した四つの帯状体を連結させ合わせるように用いられるバックルの改良、および、このバックルを利用したリュックサックに関する。
バックルを介して独立した三つの帯状体を連結させ合わせるようにしたバックルとして、特許文献1および特許文献2に示されるものがある。しかるに、これらのバックルは、部品点数が多く、また、独立した三つの帯状体を連結させ合わせるに留まるものであった。
一方、リュックサックにあっては、リュックサックを背負い込む使用者の体にリュックサック本体を密着させる観点や、リュックサックの振れ止めの観点から、一対のショルダーストラップ間に亘るチェストストラップ(使用者の胸部前部に接する帯状体)と、使用者の臀部に巻き付けられるヒップストラップの他に、使用者の主としてウエスト前部に接するウエストストラップを備えたものがあるが、このウエストストラップによるリュックサックの下部側での使用者の体とリュックサック本体の密着性向上や振れ止めの機能を効果的に発揮させるような態様で、このウエストストラップをリュックサックに容易に備え付けさせることができるようにすることが望まれるところであった。
特開2001−252107号公報 特開2002−159309号公報
この発明が解決しようとする主たる問題点は、最小の部品点数をもって、独立した四つの帯状体を適切に連結させ合わせることが可能なバックルを提供する点にある。
また、リュックサックに、ウエストストラップを、容易かつ適切に備え付けさせることができるようにする点にある。
前記問題点を解決するために、この発明にあっては、バックルが以下の(1)〜(5)の構成を備えたものとした。
(1)バックルを介して四つの帯状体を連結させ合わせるように構成されたワンパーツよりなるバックルであって、
(2)帯状体の第一通し部と、
(3)この第一通し部に対向した位置に形成されると共に、中間クロスバーによって二つに区分されており、バックルの裏面側から入れ込まれてこの中間クロスバ−に掛け回すようにして再びバックルの裏面側から引き出される帯状体の引き出し寸法を調整可能とした状態でこのように挿通された帯状体への留め付けをなす第二通し部と、
(4)バックルの一方側部に形成された帯状体の第三通し部と、
(5)この第三通し部に対向した位置に形成された帯状体の第四通し部とを備えている。
かかる構成によれば、第一通し部に挿通した帯状体、第二通し部に挿通した帯状体、第三通し部に挿通した帯状体、及び、第四通し部に挿通した帯状体、つまり独立した四つの帯状体を、ワンパーツよりなるバックルを介して連結させ合わせることができる。また、第二通し部に挿通した帯状体は、第二通し部の中間クロスバーに掛け回されて引き出されるその帯状体の端部側の引き出し寸法を調整可能とした状態でバックルに留め付けられることから、この第二通し部に挿通された帯状体の端部側のこの第二通し部からの引き出し寸法を調整することによって、バックルの位置、つまり、四つの帯状体の連結位置を必要に応じて調整させることができる。
前記第三通し部及び第四通し部の双方又はいずれか一方が、中間クロスバーによって二つに区分されており、バックルの裏面側から入れ込まれてこの中間クロスバ−に掛け回すようにして再びバックルの裏面側から引き出される帯状体の引き出し寸法を調整可能とした状態でこのように挿通された帯状体への留め付けをなすように構成されておくこともある。
このようにした場合、第二通し部に通された帯状体の端部側の引き出し寸法を調整できることに加えて、第三通し部や第四通し部に通された帯状体の端部側の引き出し寸法も調整できることから、バックルの位置、つまり、四つの帯状体の連結位置を必要に応じてより自由度高く調整させることができる。
前記第一通し部が、挿通される帯状体の幅よりも幅広の長穴状をなすように構成されているようにしておくこともある。
このようにした場合、第一通し部に挿通した帯状体を、この第一通し部の長さと帯状体の幅との寸法差分の範囲で、第一通し部が上方又は下方に位置されるバックルの利用状態においては左右に、第一通し部が側方に位置されるバックルの利用状態においては上下に、第一通し部内においてズラすことができ、バックルを介して連結させ合わされる帯状体に加わるテンションの向きにバックルが抗って連結させ合わされた帯状体に捩れなどを生じさせてしまう事態を、できる限り防止することができる。
このようにした場合には、さらに、前記第一通し部における挿通される帯状体が巻掛けられる箇所の内側部を、この第一通し部の内方を湾曲内側とした弧状をなすように形成させておくこともある。
このようにした場合、第一通し部に挿通された帯状体に対し振れなどが作用された場合において、この第一通し部に挿通した帯状体を、この第一通し部の長さと帯状体の幅との寸法差分の範囲で、前記内側部を案内にして円滑にズラして、前記のような帯状体の捩れなどをより効果的に生じさせないようにすることができる。
また、前記問題点を解決するために、この発明にあってはリュックサックが以下の(1)〜(3)の構成を備えたものとした。
(1)前記バックルを左右に一個づつ有しており、この左右のバックル間に使用者の主としてウエスト前部に接するようにしたウエストストラップを備えたリュックサックであって、
(2)左側のバックルを、
上端をリュックサック本体の上部側に止着させた左側ショルダーパッドに連接された帯状体を第一通し部に通し、
下端をリュックサック本体の左下部側に連接させた帯状体を第二通し部に通し、
一端をリュックサック本体の左側部に連接させた帯状体を第四通し部に通し、
かつ、ウエストストラップを構成する帯状体の左端側を第三通し部に通して備え付けさせていると共に、
(3)右側のバックルを、
上端をリュックサック本体の上部側に止着させた右側ショルダーパッドに連接された帯状体を第一通し部に通し、
下端をリュックサック本体の右下部側に連接させた帯状体を第二通し部に通し、
一端をリュックサック本体の右側部に連接させた帯状体を第三通し部に通し、
かつ、ウエストストラップを構成する帯状体の右端側を第四通し部に通して備え付けさせている。
かかるリュックサックにあっては、第一に、第一通し部に通されたショルダーパッドに連接された帯状体と第二通し部に通された帯状体とによってバックルを介してショルダーストラップの長さ調整を可能とした状態で、ショルダーストラップを構成させることができる。
また、第二に、左側のバックルの第三通し部と右側のバックルの第四通し部を利用して、一対のショルダーストラップの間に、ウエストストラップを適切に張り込むことができ、このように張り込まれるウエストストラップによってリュックサックを背負い込んだ使用者の主としてウエスト前部に対するショルダーストラップの密着性を向上させることができる。
また、第三に、左側のバックルの第四通し部に通される帯状体と右側のバックルの第三通し部に通される帯状体とによって、リュックサックの下部側が使用者の活動に伴って過度に振れないようにすることができる。この帯状体を長さ調整可能とするようにしておけば、ショルダーストラップとリュックサックの下部背面との間の間隔を絞って、前記振れをより効果的に抑止させることができる。
すなわち、かかるリュックサックにあっては、前記左右のバックルを利用してリュックサックを構成する左側四つの帯状体と、右側四つの帯状体とを連結させ合わせることにより、以上の機能を奏するリュックサックをシンプルかつ適切に構成させることができる。
この発明にかかるバックルによれば、ワンパーツでありながら、独立した四つの帯状体を適切に連結させ合わせることができる。
また、この発明にかかるリュックサックによれば、リュックサックに、ウエストストラップを、容易かつ適切に備え付けさせることができる。
以下、図1ないし図16に基づいて、この発明を実施するための最良の形態について説明する。
なお、ここで図1および図2は、実施の形態にかかるバックルBの構成例の一つを、図3ないし図5は、かかる構成例の他の一つを、図6ないし図12は、かかる構成例のさらに他の一つを、図13ないし図16は、図6ないし図12に示されるバックルBを利用して構成されたリュックサック100の一例を、それぞれ示している。
この実施の形態にかかるバックルBは、バックルBを介して独立した四つの帯状体W、W…を連結させ合わせるように用いられるものである。
また、この実施の形態にかかるリュックサック100は、使用者、つまり、リュックサック100を背負い込んだ者の主としてウエスト前部に接するようにしたウエストストラップ140をショルダーパッド121を備えて構成される一対のショルダーストラップ120、120間に亘るように備えたものである。
(バックルB)
かかるバックルBは、このバックルBを介して四つの帯状体W、W…を連結させ合わせるように構成されたワンパーツよりなる。
そして、かかるバックルBは、帯状体Wがそれぞれ挿通される四つの通し部1、2、3、4を有している。
すなわち、かかるバックルBは、帯状体Wの第一通し部1と、
この第一通し部1に対向した位置に形成されると共に、中間クロスバー20によって二つに区分されており、バックルBの裏面B’側から入れ込まれてこの中間クロスバ−20に掛け回すようにして再びバックルBの裏面B’側から引き出される帯状体Wの引き出し寸法を調整可能とした状態でこのように挿通された帯状体Wへの留め付けをなす第二通し部2と、
バックルBの一方側部に形成された帯状体Wの第三通し部3と、
この第三通し部3に対向した位置に形成された帯状体Wの第四通し部4とを備えている。
第三通し部3は、第一通し部1および第二通し部2に挿通された帯状体Wの長さ方向に交叉する向きに、この第三通し部3に挿通された帯状体Wの長さ方向が沿うように、バックルBにその帯状体Wを接続できるように設けられる。第四通し部4は、第三通し部3に対向した位置に形成されることから、この第四通し部4も、第一通し部1および第二通し部2に挿通された帯状体Wの長さ方向に交叉する向きに、この第四通し部4に挿通された帯状体Wの長さ方向が沿うように、バックルBにその帯状体Wを接続できるように設けられる。
かかるバックルBによれば、第一通し部1に挿通した帯状体W、第二通し部2に挿通した帯状体W、第三通し部3に挿通した帯状体W、及び、第四通し部4に挿通した帯状体W、つまり独立した四つの帯状体W、W…を、バックルBを介して連結させ合わせることができる。連結させ合わされたこれらの帯状体W、W…はバックルBを中心に全体として十字状をなす。(図1)また、第二通し部2に挿通した帯状体Wは、第二通し部2の中間クロスバー20に掛け回されて引き出されるその帯状体Wの端部側の引き出し寸法を調整可能とした状態でバックルBに留め付けられることから、この第二通し部2に挿通された帯状体Wの端部側のこの第二通し部2からの引き出し寸法を調整することによって、バックルBの位置、つまり、四つの帯状体W、W…の連結位置を必要に応じて調整させることができる。図1に示される例にあっては、第一通し部1、第三通し部3および第四通し部4は、帯状体Wを挿通可能な長穴状をなすように構成されており、これらの通し部に挿通された帯状体Wは、典型的には、挿通されて引き出された帯状体Wの端部に抜け止め部を形成させたり、この端部をバックルBの外方においてその帯状体Wの中間部に止着させたりすることによって、これらの通し部1、3、4への挿通状態を維持される。
さらに、第三通し部3及び第四通し部4の双方又はいずれか一方を、中間クロスバー30、40によって二つに区分させ、バックルBの裏面B’側から入れ込まれてこの中間クロスバ−に掛け回すようにして再びバックルBの裏面B’側から引き出される帯状体Wの引き出し寸法を調整可能とした状態でこのように挿通された帯状体Wへの留め付けをなすようにしておくこともある。
図3に示される例にあっては、第三通し部3及び第四通し部4の双方が、中間クロスバー30、40によって二つに区分されている。
このようにした場合、第二通し部2に通された帯状体Wの端部側の引き出し寸法を調整できることに加えて、第三通し部3や第四通し部4に通された帯状体Wの端部側の引き出し寸法も調整できることから、バックルBの位置、つまり、四つの帯状体W、W…の連結位置を必要に応じてより自由度高く調整させることができる。
図6ないし図12は、かかるバックルBのより具体的な構成例を示している。
かかるバックルBは、略方形の枠状をなす内側構成体5と、この内側構成体5の三辺を外側から囲うように内側構成体5に一体に接続された外側フレーム6とを有している。具体的には、内側構成体5と外側フレーム6とは、内側構成体5の四隅と外側フレーム6の内側部とに亘る連接片7によって一体に接続されている。そして、これにより、かかるバックルBは、内側構成体5の三辺の外側にそれぞれ、これらの各辺と連接片7と外側フレーム6とによって囲繞された三カ所の通し部1、3、4を有するようになっている。この内側構成体5の三辺のうち、対向位置にある二辺の外側に形成された通し部3、4が、前記第三通し部3および第四通し部4となり、残りの一辺の外側に形成された通し部1が、前記第一通し部1となるようになっている。これら第一、第三、第四通し部1、3、4は、いずれも内側構成体5の辺に沿って長く延びる長穴状をなすように構成されている。また、第一通し部1の長さ方向に対して、第三通し部3および第四通し部4の長さ方向は、ほぼ直交する向きになるようになっている。
一方、第二通し部2は、内側構成体5の内方に形成されている。具体的には、略方形の枠状をなす内側構成体5の内部には、この内側構成体5における第三通し部3を外側に位置させる辺部51の内側部と、第四通し部4を外側に位置させる辺部52の内側部との間に亘って、第一通し部1を外側に位置させる辺部50に沿うように延びる中間クロスバー20が設けられており、この中間クロスバー20によって内側構成体5の内部空間が二つに区分されるようになっている。そして、この例にあっては、この第二通し部2に対して帯状体Wを、バックルBの裏面B’側から、この中間クロスバー20と第一通し部1を外側に位置させる辺部50との間に通してバックルBの表面B”側に引き出させた後、この中間クロスバー20と内側構成体5における外側フレーム6を外側に位置させていない辺部(以下、この辺部を、エンドクロスバー53という。)との間に通して再びバックルBの裏面B’側に引き出させるようにすることによって、第二通し部2にこの帯状体Wの端部W’側の引き出し寸法を調整可能とした状態で留め付けることができるようにしてある。
図示の例では、中間クロスバー20は、バックルBの表面B”にほぼ平行をなす表面21を有すると共に、エンドクロスバー53に向けられた側面22をバックルBの肉厚方向にほぼ平行をなす面とし、この表面21と側面22との間にエッジ状をなす隅部23を有している。一方、エンドクロスバー53は、バックルBの表面B”側から裏面B’側に向かうに連れて、次第に中間クロスバー20の前記側面22に近づく向きに傾斜状に突き出した留め付け片部54を有している。そして、中間クロスバー20の前記隅部23を通るバックルBの肉厚方向に沿った仮想の直線xと、留め付け片部54の突き出し端55を通るバックルBの肉厚方向に沿った仮想の直線yとの間の間隔が、第二通し部2に前記のように挿通される帯状体Wの厚さよりも小さくなるようにしてある。これにより、前記のように第二通し部2に挿通された帯状体Wには、この帯状体Wにテンションが作用されれば作用されるほど、中間クロスバー20の前記隅部23と留め付け片部54の突き出し端55とが強く突き立てられることとなり、第二通し部2への帯状体Wの留め付け状態が安定的に確保される。この留め付け状態は、エンドクロスバー53にバックルBの裏面B’側から指などを掛け、このエンドクロスバー53の形成側を、引き出されている帯状体Wの端部W’側の裏側に位置される帯状体Wの中間部W”から離れ出させるように操作することにより、解くことができる。すなわち、かかる操作をなすと、帯状体Wの中間部W”による帯状体Wの端部W’側の留め付け片部54の突き出し端55への押し付けが解除され、帯状体Wには中間クロスバー20の前記隅部23のみが突き当てられるようになることから、この中間クロスバー20とエンドクロスバー53との間での帯状体Wの留め付け力が低下される。これにより、第二通し部2に挿通された帯状体Wの端部W’側の引き出し寸法を調整することができる。
また、この例にあっては、前記第一通し部1が、挿通される帯状体Wの幅よりも幅広の長穴状をなすように構成されている。
これにより、この例にあっては、第一通し部1に挿通した帯状体Wを、この第一通し部1の長さと帯状体Wの幅との寸法差分の範囲で、第一通し部1が上方又は下方に位置されるバックルBの利用状態においては左右に、第一通し部1が側方に位置されるバックルBの利用状態においては上下に、第一通し部1内においてズラすことができ、バックルBを介して連結させ合わされる帯状体Wに加わるテンションの向きにバックルBが抗って連結させ合わされた帯状体Wに捩れなどを生じさせてしまう事態を、できる限り防止できるようになっている。
また、この例にあっては、かかる第一通し部1における挿通される帯状体Wが巻掛けられる箇所の内側部11が、この第一通し部1の内方を湾曲内側とした弧状をなすように形成されている。
これにより、この例にあっては、第一通し部1に挿通された帯状体Wに対し振れなどが作用された場合において、この第一通し部1に挿通した帯状体Wを、この第一通し部1の長さと帯状体Wの幅との寸法差分の範囲で、前記内側部11を案内にして円滑にズラして、前記のような帯状体Wの捩れなどをより効果的に生じさせないようにすることができるようになっている。
(リュックサック100)
図13ないし図16は、図6から図12に示されるバックルBを左右に一個づつ有していると共に、この左右のバックルB間に使用者のウエスト前部に接するウエストストラップ140を備えたリュックサック100を示している。
図示の例にあっては、かかるリュックサック100は、リュックサック100の背面に一対のショルダーストラップ120、120を有すると共に、このショルダーストラップ120間に亘るチェストストラップ130を有している。チェストストラップ130はショルダーストラップ120に腕を通してリュックサック100を背負った使用者の胸部に接する。また、かかるリュックサック100は、その下部にリュックサック100を背負った使用者の腰部に巻き付けられるヒップストラップ150を有している。前記ウエストストラップ140は、かかるチェストストラップ130とヒップストラップ150との間において、リュックサック100を背負った使用者の主としてウエスト前部に接するように備えられ、リュックサック100の下部側においてショルダーストラップ120に使用者の主としてウエスト前部を密着させるために設けられるものである。チェストストラップ130、ヒップストラップ150およびウエストストラップ140は、いずれも左右二つに区分されており、また、区分された左右を左端と右端に備え付けさせたバックル体160によって分離可能に接合できるようになっている。使用者は、チェストストラップ130を構成する左右帯状体131、131、ヒップストラップ150を構成する左右帯状体151、151およびウエストストラップ140を構成する左右帯状体141、141をバックル体160の分離によって分離させた状態において、ショルダーストラップ120に腕を通してリュックサック100を背負い込み、この後、これら各ストラップ130、140、150の左右を接合させてリュックサック100を装備するものとされる。こうしたバックル体160としては、典型的には、側部に掛合窓を備えた扁平筒状をなす雌バックルと、この雌バックル内への入れ込み部を有すると共にこの入れ込み部の入れ込みに伴なう弾性変形の後の弾発によって前記掛合窓に入り込み掛合する掛合部をこの入れ込み部に備えた雄バックルとよりなるサイドリリースバックルを用いることができる。
この実施の形態にかかるリュックサック100にあっては、リュックサック100の左右に一個づつ設けられるバックルBのうち、
リュックサック100をその背負い面側から見た状態において左側に位置される左側のバックルBを、
上端をリュックサック100本体の上部側に止着させた左側ショルダーパッド121に連接された帯状体122を第一通し部1に通し、
下端をリュックサック100本体の左下部側に連接させた帯状体170を第二通し部2に通し、
一端をリュックサック100本体の左側部に連接させた帯状体180を第四通し部4に通し、
かつ、ウエストストラップ140を構成する帯状体141の左端側を第三通し部3に通して備え付けさせている。
また、リュックサック100の左右に一個づつ設けられるバックルBのうち、
リュックサック100をその背負い面側から見た状態において右側に位置される右側のバックルBを、
上端をリュックサック100本体の上部側に止着させた右側ショルダーパッド121に連接された帯状体122を第一通し部1に通し、
下端をリュックサック100本体の右下部側に連接させた帯状体190を第二通し部2に通し、
一端をリュックサック100本体の右側部に連接させた帯状体200を第三通し部3に通し、
かつ、ウエストストラップ140を構成する帯状体141の右端側を第四通し部4に通して備え付けさせている。
この結果、かかるリュックサック100にあっては、第一に、第一通し部1に通されたショルダーパッド121に連接された帯状体122と第二通し部2に通された帯状体170、190とによってバックルBを介してショルダーストラップ120の長さ調整を可能とした状態で、ショルダーストラップ120を構成させることができる。
また、第二に、左側のバックルBの第三通し部3と右側のバックルBの第四通し部4を利用して、一対のショルダーストラップ120、120の間に、ウエストストラップ140を適切に張り込むことができ、このように張り込まれるウエストストラップ140によってリュックサック100を背負い込んだ使用者のウエスト前部に対するショルダーストラップ120の密着性を向上させることができる。
また、第三に、左側のバックルBの第四通し部4に通される帯状体180と右側のバックルBの第三通し部3に通される帯状体200とによって、リュックサック100の下部側が使用者の活動に伴って過度に振れないようにすることができる。この帯状体Wを長さ調整可能とするようにしておけば、ショルダーストラップ120とリュックサック100の下部背面との間の間隔を絞って、前記振れをより効果的に抑止させることができる。
すなわち、かかるリュックサック100にあっては、前記左右のバックルB、Bを利用してリュックサック100を構成する左側四つの帯状体W、W…と、右側四つの帯状体W、W…とを連結させ合わせることにより、以上の機能を奏するリュックサック100をシンプルかつ適切に構成させることができる。
図示の例では、かかる左右のバックルB、B共に、第一通し部1を上方に位置させるようにしてリュックサック100に備え付けられていると共に、
かかる左右のバックルB、B共に、第一通し部1が、挿通される帯状体Wの幅よりも幅広の長穴状をなすように構成されており、
かつ、第一通し部1における挿通される帯状体122が巻掛けられる箇所の内側部11が、この第一通し部1の内方を湾曲内側とした弧状をなすように形成されていることから、ショルダーストラップ120が振れた場合であっても第一通し部1に通された帯状体122は第一通し部1内でこの振れを吸収するようにズレることができ、ショルダーストラップ120側に捩れなどをできる限り生じさせないようにすることができるようになっている。
バックルBの構成例の一つを示した正面構成図 図1におけるA−A線断面図 バックルBの構成例の他の一つを示した正面構成図 図3におけるB−B線断面図 図3におけるC−C線断面図 バックルBの構成例のさらに他の一つを示した正面図 同平面図 同右側面図 同底面図 同背面図 図6におけるD−D線断面図 バックルBの使用状態を示した斜視図 リュックサック100の斜視構成図(右前方方向から視た図) 同要部斜視図 リュックサック100の斜視構成図(左前方方向から視た図) 同要部斜視図
符号の説明
B バックル
W 帯状体
1 第一通し部
2 第二通し部
3 第三通し部
4 第四通し部

Claims (5)

  1. バックルを介して四つの帯状体を連結させ合わせるように構成されたワンパーツよりなるバックルであって、
    帯状体の第一通し部と、
    この第一通し部に対向した位置に形成されると共に、中間クロスバーによって二つに区分されており、バックルの裏面側から入れ込まれてこの中間クロスバ−に掛け回すようにして再びバックルの裏面側から引き出される帯状体の引き出し寸法を調整可能とした状態でこのように挿通された帯状体への留め付けをなす第二通し部と、
    バックルの一方側部に形成された帯状体の第三通し部と、
    この第三通し部に対向した位置に形成された帯状体の第四通し部とを備えていることを特徴とするバックル。
  2. 第三通し部及び第四通し部の双方又はいずれか一方が、中間クロスバーによって二つに区分されており、バックルの裏面側から入れ込まれてこの中間クロスバ−に掛け回すようにして再びバックルの裏面側から引き出される帯状体の引き出し寸法を調整可能とした状態でこのように挿通された帯状体への留め付けをなすように構成されていることを特徴とする請求項1記載のバックル。
  3. 第一通し部が、挿通される帯状体の幅よりも幅広の長穴状をなすように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のバックル。
  4. 第一通し部における挿通される帯状体が巻掛けられる箇所の内側部が、この第一通し部の内方を湾曲内側とした弧状をなすように形成されていることを特徴とする請求項3記載のバックル。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のバックルを左右に一個づつ有しており、この左右のバックル間に主として使用者のウエスト前部に接するようにしたウエストストラップを備えたリュックサックであって、
    左側のバックルを、
    上端をリュックサック本体の上部側に止着させた左側ショルダーパッドに連接された帯状体を第一通し部に通し、
    下端をリュックサック本体の左下部側に連接させた帯状体を第二通し部に通し、
    一端をリュックサック本体の左側部に連接させた帯状体を第四通し部に通し、
    かつ、ウエストストラップを構成する帯状体の左端側を第三通し部に通して備え付けさせていると共に、
    右側のバックルを、
    上端をリュックサック本体の上部側に止着させた右側ショルダーパッドに連接された帯状体を第一通し部に通し、
    下端をリュックサック本体の右下部側に連接させた帯状体を第二通し部に通し、
    一端をリュックサック本体の右側部に連接させた帯状体を第三通し部に通し、
    かつ、ウエストストラップを構成する帯状体の右端側を第四通し部に通して備え付けさせていることを特徴とするリュックサック。
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