JP2005191866A - 水晶片の選定方法と、水晶振動片および水晶デバイスの製造方法 - Google Patents

水晶片の選定方法と、水晶振動片および水晶デバイスの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 所謂ダブルローテーションカット水晶片を製造する上で、容易に良品を判別して選定できる水晶片の選定方法と、この選定方法を利用した水晶振動片の製造方法、ならびに水晶デバイスの製造方法を提供すること。
【解決手段】 水晶の電気軸をX軸、機械軸をY軸、光学軸をZ軸として、前記X軸とZ軸との回りにそれぞれ回転させたカット角でなる所謂ダブルローテーションカット水晶片を複数個形成し、前記複数のダブルローテーションカット水晶片から特定の温度特性を備えるものを選定する方法であって、前記複数のダブルローテーションカット水晶片について、駆動電極34を形成する前に、それぞれBモードの周波数(fb)と、Cモードにおける周波数(fc)を測定し、前記fcとfbとの比を求めて、比の値fb/fcが所定範囲にある前記ダブルローテーションカット水晶片を選定する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、圧電効果を利用した振動片に係り、特に水晶原石を特殊なカット角でカットした水晶片(ブランク)の選定方法と、この選定方法を利用した水晶振動片の製造方法、ならびに水晶デバイスの製造方法に関する。
HDD(ハード・ディスク・ドライブ)、モバイルコンピュータ、あるいはICカード等の小型の情報機器や、携帯電話、自動車電話、またはページングシステム等の移動体通信機器において、圧電振動子や圧電発振器等の圧電デバイスが広く使用されている。
従来の圧電デバイスは、パッケージ内に、例えば、圧電材料、特に水晶材料を利用した水晶振動片を収容している。
水晶振動片のうち、例えば水晶ウエハを矩形にエッチングして駆動用の電極を設けることにより形成された、所謂、ATカット振動片は、比較的周波数が高いタイプの圧電振動子を形成するため等に広く使用されている(特許文献1の「従来の技術欄」参照)。
このようなATカット振動片は、ひとつの辺がX軸に平行であって、Y軸を回転させないようにして、XZ面をX軸回りに、たとえば35.25度時計回りに回転させたカット角θを有するものである。
特許第3218537号
図13は、従来のATカット振動片の周波数―温度特性を示すものであり、横軸に温度、縦軸に周波数変動を記録したグラフである。
図13では、カット角θについて、35.2度から35.35度まで変化させた場合のそれぞれの温度特性が示されている。
図示されているように、従来のATカット振動片は、25度(摂氏、以下、温度表示は全て「摂氏」)の際の周波数に対して、ほぼ3次の関数を示すように変化し、100度前後の温度域で急激に周波数変化している。
すなわち、マイナス25度から120度までの範囲を見ると、周波数の変動幅として30ppmにおさまるようなカット角はなく、自動車部品のような比較的広範囲な温度域において使用される機器に、従来のATカット振動片を搭載すると、高精度な制御が困難となる。
これに対して、本出願人は、最近、このような点を改善するATカット振動片として、X軸とZ軸との回りにそれぞれ回転させたカット角でなる所謂ダブルローテーションカット水晶片に駆動電極を形成した水晶振動片を提案している。
このような振動片は、温度特性として、上述の温度範囲における周波数変動が比較的少ない利点を有しているが、以下のような別の問題がある。
すなわち、近年、圧電振動片を収容する圧電デバイスが搭載される機器が急激な小型化の進展を示すなかで、圧電振動片自体の大きさのさらなる小型化が要求されており、矩形の圧電振動片を構成するための水晶片(ブランク)の大きさは、例えば、長さ2mm程度、幅1.3mm程度まで小さくなっている。
そして、このようなきわめて小さな水晶片に関して、ダブルローテーションカット水晶片としてのカットアングルが正しく形成されたか否かを判定することは困難である。
すなわち、精密な製造工程を経て、ダブルローテーションカット水晶片を形成するのであるが、例えば、途中の研磨工程などにおいて、ラップ量が多いと、ブランクの平行度が損なわれ、カットアングルがばらつくことがある。
図14は、ダブルローテーションカット水晶片を製造後、形成された水晶片の良否を判別することなく水晶電振動片を形成した場合の周波数―温度特性を示したものである。図13と比較すると、全体として改善されているものの、例えば、100度付近においては、なお10ppmを超える周波数のばらつきが認められる。この周波数のばらつきは、製造されたダブルローテーションカット水晶片に関してそのカットアングルがばらつくことに起因している。
このため、製造された複数または多数のブランクについてそのカットアングルの良否を判別して、製品を形成する必要があるが、ダブルローテーションカットの製造工程で形成されたブランクは、きわめて小さいので、その外見からカットアングルの正しさを把握することが困難である。
一方、このような判別を行わない場合には、製造される製品には、不良なブランクを用いたものが混入することになり、不良なブランクを用いて振動片を形成すると、所期の温度特性を発揮し得ない水晶デバイスを形成してしまい、これを完成後の検査で廃棄するとなると、その分工程上の手間やパッケージ材料などにも無駄が多くなってしまう。
本発明は、以上の課題を解決するためになされたもので、所謂ダブルローテーションカット水晶片を製造する上で、容易に良品を判別して選定できる水晶片の選定方法と、この選定方法を利用した水晶振動片の製造方法、ならびに水晶デバイスの製造方法を提供することを目的とする。
上述の目的は、第1の発明にあっては、水晶の電気軸をX軸、機械軸をY軸、光学軸をZ軸として、前記X軸とZ軸との回りにそれぞれ回転させたカット角でなる所謂ダブルローテーションカット水晶片を複数個形成し、前記複数のダブルローテーションカット水晶片から特定の温度特性を備えるものを選定する方法であって、前記複数のダブルローテーションカット水晶片について、駆動電極を形成する前に、それぞれBモードの周波数(fb)と、Cモードにおける周波数(fc)を測定し、前記fcとfbとの比を求めて、比の値fb/fcが所定範囲にある前記ダブルローテーションカット水晶片を選定する、水晶片の選定方法により達成される。
第1の発明の構成によれば、前記ダブルローテーションカット水晶片は、正しいカットアングルで製造された場合に、優れた周波数―温度特性を備えている。ところが、その製造工程中において、種々の原因により、カットアングルがばらつくことがあり、不良なカットアングルで形成されるとそのような水晶片は、所期の温度特性を示すことができない。
本発明者は、形成された水晶片のBモードの周波数(fb)と、Cモードにおける周波数(fc)の測定をし、その比を求めると、比の値fb/fcが、カット角度と相関があることを見いだした。すなわち、形成された水晶片そのものから、当該水晶片のカットアングルを判別できない場合でも、これに駆動電圧を印加して、Bモードの周波数(fb)と、Cモードにおける周波数(fc)の測定をし、その比を求めることで、得られた比の値fb/fcを判定することにより、当該水晶片のカット角度を判定することができる。これにより、製造された複数の水晶片の前記比の値fb/fcを求め、これが所定範囲にある時、当該水晶片は良品であると判断することができる。
かくして、本発明によれば、所謂ダブルローテーションカット水晶片を製造する上で、容易に良品を判別して選定できる水晶片の選定方法を提供することができる。
また、上述の目的は、第2の発明にあっては、水晶の電気軸をX軸、機械軸をY軸、光学軸をZ軸として、これらの各軸を基準として所定のカット角で水晶原石をカットするカット工程と、前記カット工程で得られた水晶ウエハに必要な処理を施して水晶片(ブランク)を得るブランク形成工程と、前記ブランク形成工程で得た水晶片に必要な駆動電極を形成して水晶振動片を得る工程とを含んでおり、前記カット工程においては、前記X軸とZ軸との回りにそれぞれ回転させたカット角により前記水晶原石をカットした後で、前記ブランク形成工程を経ることにより、所謂ダブルローテーションカット水晶片を形成し、前記ブランク形成工程でできる複数のダブルローテーションカット水晶片について、それぞれBモードの周波数(fb)と、Cモードにおける周波数(fc)を測定し、前記fcとfbとの比を求めて、比の値fb/fcが所定範囲にある前記ダブルローテーションカット水晶片を選定する選定工程を行い、前記選定工程で選定されたダブルローテーションカット水晶片のみについて、前記駆動電極の形成を行うようにした、水晶振動片の製造方法により、達成される。
第2の発明の構成によれば、前記ダブルローテーションカット水晶片を製造したのち、第1の発明で説明したのと同様にして、複数の水晶片から良品の水晶片を選んで、前記駆動電極を形成するようにしたので、無駄な水晶振動片を形成することがなく、無駄となる工数を費やさないで、効率良く水晶振動片を製造することができる。
さらに、上述の目的は、第3の発明にあっては、水晶の電気軸をX軸、機械軸をY軸、光学軸をZ軸として、これらの各軸を基準として所定のカット角で水晶原石をカットするカット工程と、前記カット工程で得られた水晶ウエハに必要な処理を施して水晶片(ブランク)を得るブランク形成工程と、前記ブランク形成工程で得た水晶片に必要な駆動電極を形成して水晶振動片を得る工程と、前記水晶振動片を給電用の電極に接合するマウント工程と、前記水晶振動片を収容体に気密に封止する封止工程とを含んでおり、前記カット工程においては、前記X軸とZ軸との回りにそれぞれ回転させたカット角により前記水晶原石をカットした後で、前記ブランク形成工程を経ることにより、所謂ダブルローテーションカット水晶片を形成し、前記ブランク形成工程でできる複数のダブルローテーションカット水晶片について、それぞれBモードの周波数(fb)と、Cモードにおける周波数(fc)を測定し、前記fcとfbとの比を求めて、比の値fb/fcが所定範囲にある前記ダブルローテーションカット水晶片を選定する選定工程を行い、前記選定工程で選定されたダブルローテーションカット水晶片のみについて、前記駆動電極の形成工程以後の工程を行うようにした、水晶デバイスの製造方法により、達成される。
第3の発明の構成によれば、前記ダブルローテーションカット水晶片を製造したのち、第1の発明で説明したのと同様にして、複数の水晶片から良品の水晶片を選んで、前記駆動電極を形成し、さらに封止工程などを実行するようにすれば、製品単位で無駄となる不良品を製造する危険を避けることができ、無駄となる工数を費やすことなく、効率良く水晶デバイスを製造することができる。
第4の発明は、第3の発明の構成において、前記カット角が、前記Z軸の回りに前記X軸を時計回りにφだけ回転させたX’軸を設定し、前記X’軸の回りに前記Z軸をθだけ回転させるようにし、この時、前記φがマイナス23度から0度未満、または0度を超え、23度未満(−23度<φ<0度、0度<φ<23度)、とされ、かつ、前記θが33度以上で、35.1度以下(33度≦θ≦35.1度)とすることを特徴とする。
第4の発明の構成によれば、前記のようにカット角を決定することにより、特に、周波数―温度特性に優れたダブルローテーションカット水晶片を得ることができる。これに加えて、前記のようにカット角を決定して製造した水晶片は、形成された水晶片のBモードの周波数(fb)と、Cモードにおける周波数(fc)の測定をして、その比を求めた場合に、比の値fb/fcが、カット角度と確実に相関することが確認されている。したがって、このような比の値を求めることで、良品を水晶片を確実かつ容易に選別することができる。
第5の発明は、第3または4の発明のいずれかの構成において、前記比の値fb/fcが、1.1260ないし1.1265であることを特徴とする。
第5の発明の構成によれば、このような条件のもとに製造された水晶デバイスは、実用的な範囲で周波数―温度特性の良好な製品となる。
第6の発明は、第5の発明の構成において、前記比の値fb/fcが、1.1262ないし1.1264であることを特徴とする。
第6の発明の構成によれば、このような条件のもとに製造された水晶デバイスは、より一層優れた周波数―温度特性を備えた製品となる。
図1および図2は、本発明の水晶デバイスの実施形態を示しており、図1は水晶デバイスの蓋体を透過させて示した概略平面図、図2は図1のA−A線概略断面図、図3は図1の水晶デバイスに用いる水晶振動片の概略斜視図である。
図において、水晶デバイス30は、水晶振動子を構成した例を示しており、水晶デバイス30は、収容体としてのパッケージ36内に水晶振動片32をおさめている。
具体的には、水晶デバイス30は、図2に示すように、第1の基板44と、この第1の基板44に積層された第2の基板45を含む薄い箱状のパッケージ36内に水晶振動片32を収容している。
パッケージ36を構成する第1の基板44は絶縁基体であり、その上に給電用の電極部31が形成されている。図1において、電極部は符号31,31に示されているように、パッケージ36の端部において、第1の基板44の幅方向の両端部に一対設けられている。
第1の基板44と第2の基板45は絶縁材料で形成され、セラミックが適している。この実施形態では、パッケージ36は、例えば、セラミックのグリーンシートが利用されている。グリーンシートは、例えば、所定の溶液中にセラミックパウダを分散させ、バインダを添加して生成される混練物をシート状の長いテープ形状に成形し、これを所定の長さにカットして得られるものである。
第1の基板44と第2の基板45は、図示する形状に成形したグリーンシートを積層し、焼結して形成することができる。この場合、第1の基板44は、パッケージ36の底部を構成する基板で、これに重ねられる第2の基板45は、上述したグリーンシートを板状として、内部の材料を除去して、枠状として、図2の内部空間S2を形成したもので、この内部空間S2を利用して、水晶振動片32を収容するようにしている。
このパッケージ36には、コバールなどの金属で形成された蓋体39が封止材35を介して接合されることにより、パッケージ36は気密に封止されている。尚、蓋体39は金属に限定されるわけではなく、ガラスやセラミックにより形成してもよい。
なお、絶縁基体としての平板な第1の基板44上に、水晶振動片32を接合するとともに、これに浅い箱状の蓋体(図示せず)を接合して、気密に封止するタイプのパッケージを用いてもよい。
あるいは、収容体として、一端が塞がれた金属製の円筒体(図示せず)を用いて、圧電振動片32を図示しないプラグに設けた給電用の電極に接合し、上記円筒体に封入するようにしてもよい。
第1の基板44上には、例えば、銀・パラジウムなどの導電ペーストもしくはタングステンメタライズなどの導電ペーストなどを用いて、必要とされる導電パターンを形成後に、第1及び第2の基板の焼結をした後で、ニッケルおよび金もしくは銀などを順次メッキして、上述した電極部31,31が形成されている。図2に示すように、電極部31は、パッケージ36の底面に露出した実装端子41,41と導電パターン32aにより接続されている。この電極部31と実装端子41とを接続するための導電パターンは、パッケージ36の形成時に利用されるキャスタレーションの表面に形成して、パッケージ36の外面を引き回してもよいし、あるいは図2に符号31bで示すように、第1の基板44を貫通する導電スルーホールなどにより接続してもよい。また、実装端子41,41はパッケージ36底面各四隅に合計4個形成し、そのうち2つを給電用とするとともに、一部は導電スルーホールなどにより蓋体39と電気的に接続するようにしてもよい。これにより不要な電気容量を抑制することができる。
水晶振動片32は、図3に示すように、例えば圧電材料により形成されたウエハを厚みの薄い矩形に加工した、所謂、ATカット振動片により形成されている。さらに、水晶振動片32は、この実施形態では特に、図4に示すように、水晶の電気軸をX軸、機械軸をY軸、光学軸をZ軸として、これらの各軸を基準として所定のカット角で水晶原石をカットして形成された、所謂ダブルローテーションカット水晶片に駆動用の電極を成膜することにより形成されている。
具体的には、水晶振動片32を形成するための水晶片(ブランク)(水晶個片)37は、図4に示すように、水晶原石10から水晶ウエハ(図示せず)を形成するに際して、カット角として、Z軸の回りに図示されたX軸を時計回りにφだけ回転させたX’軸を設定し、前記X’軸の回りに前記Z軸をθだけ回転させたZ’軸を設けるようにし、このX’軸と平行な辺と、Z’軸に平行な辺を有している。
この場合の具体的なカット角度は、後述する製造工程で詳しく説明する。
このような水晶片37を用いて形成した図3に示す水晶振動片32は、矩形の振動片であり、きわめて小型に形成されており、例えば、その全長Lは2mm程度、幅Wは1.3mm程度である。なお、水晶振動片の形態は、矩形の振動片に限らず、コンベックスタイプや、逆メサ型の振動片を用いることができる。
図3において、水晶振動片32の表面には、駆動用の電極として、励振電極34が形成されている。励振電極34は、水晶片(ブランク)の積極的に振動させようとする領域に形成され、圧電材料に駆動電圧を印加することで、材料内に効率よく電界を生じさせ、励振するためのものである。励振電極34は、図示しない水晶振動片32の裏面にも同様の形態で形成され、それぞれ水晶振動片32の長さ方向の端部において、その幅方向の両端にそれぞれ形成された接続電極である引出し電極33,33に対して、各別に接続されている。
図5は、図4の水晶片37について、その複数の振動モードのうち、BモードとCモードの振動を計測する様子を示している。すなわち、駆動電極を形成する前の水晶片37においても、水晶振動子とほぼ同様の電気的特性を示し、これに駆動電圧を印加することにより、複数の振動モードで励振させることができる。
図4の2つの各ピークは、それぞれBモードとCモードの周波数を示している。
さらに、このBモードの周波数(fb)と、Cモードにおける周波数(fc)を測定し、周波数fcとfbとの比を求めて、比の値fb/fcを求める。
ここで、Bモードの周波数をFb(=fb)、Cモードの周波数をFc(=fc)、Bモードの周波数定数をNb、Cモードの周波数定数をNc、水晶片37の厚みをt(図3の水晶振動片32の厚みtと同じ)、図4のZ軸回転角度をφ、X軸回転角度をθとすると、
Fc×t=Nc(φ、θ)・・・・・式1
Fb×t=Nb(φ、θ)・・・・・式2
式1および式2より、
Nb/Nc(φ,θ)=Fb/Fc=fb/fc・・・・・式3
となる。
すなわち、図6に示すように、φを一定とした場合には、周波数fcとfbとの比の値fb/fcは、カット角のうちのX軸回転角度θと相関することがわかる。つまり、当該比の値を知れば、カット角がどの程度であったか否か、さらには、当該水晶片37の製造におけるカット角が適切であったか否かを知ることができる。
本発明者の以上のような知見に基づいて、水晶デバイス30は以下の実施形態で示す製造方法により製造することができる。
(水晶デバイスの製造方法)
次に、上述した水晶デバイス30の製造方法の一例を説明する。
図7は水晶デバイス30の製造方法の一例について示すフローチャートである。
図1ないし図3で説明した水晶デバイス30のパッケージ36と、水晶振動片32と、蓋体39とは別々の工程でそれぞれ形成される。
パッケージ36は、既に詳しく説明したように、グリーンシートを利用して形成することができる。また、蓋体39は、これをコバールなどの金属板により形成することができる。例えば、コバール製のウエハを所定形状に切断して形成することができる。
(パッケージの形成工程)
図1および図2で説明したパッケージ36は、次のように形成される。例えば、所定の溶液中にセラミックパウダを分散させ、バインダを添加して生成される混練物をシート状の長いテープ形状に成形し、これを所定の長さにカットして得た、所謂グリーンシートを用意する。
グリーンシートは、上述した第1の基板44と、第2の基板45をそれぞれ形成するために共通して使用することができる。
これら第1の基板44と、第2の基板45は、上述した各構造に適合するように成形され、各電極部や導電パターンを形成する。すなわち、第1の基板44となるグリーンシートには、裏側に実装端子41,41に対応して、導電ペースト、例えばタングステンメタライズを塗布する。第2の基板45の表側には電極部31,31に対応して、タングステンメタライズを塗布する。さらに必要に応じてスルーホールを穿設し、導電ペーストを塗布することで、導電スルーホールを形成する。
成形後に第1および第2の基板を積層し、焼成後、タングステンメタライズ上に、ニッケルおよび金メッキを施す。なお、パッケージ36の上端部には、例えば、シームリングとして使用する枠状のコバールリングなどをロウ材を用いて固定することで、封止材35を設けておく。
(水晶振動片の製造方法)
(カット工程)
水晶振動片32を形成するための水晶片(ブランク)(水晶個片)37は、図4に示すように、水晶原石10から切り出した水晶ウエハを形成し、これにさらに必要な処理をした後で、切断することにより形成される(ST11)。
水晶原石10から水晶ウエハを形成するに際してのカット角は、図4に示すように、Z軸の回りに図示されたX軸を時計回りにφだけ回転させたX’軸を設定し、前記X’軸の回りに前記Z軸をθだけ回転させたZ’軸を設けるようにする。水晶片37は、このX’軸と平行な辺と、Z’軸に平行な辺を有している。
この時、前記φがマイナス23度から0度未満、または0度を超え、23度未満(−23度<φ<0度、0度<φ<23度)、とされ、かつ、前記θが33度以上で、35.1度以下(33度≦θ≦35.1度)としてそのカット角を定める。
(ブランク形成工程およびカット工程)
次に、カット工程で得た水晶ウエハについて、その主面を研磨(ラッピング)し、厚み調整を行う(ST12)。
続いて、ラッピング後の水晶ウエハについて、縦横の切断線に沿ってカットすることにより、図3で示したような外形を備える水晶片37を形成する(ST13)。この過程で水晶片37の長辺および短辺の端面を研磨して寸法を調整する。
次に、HF溶液(フッ酸溶液)に水晶片37を浸漬し、周波数調整を行う。あるいはこれに代え、これに加えて、水晶片37の選定を行う(ST14)。
(選定工程)
形成された複数もしくは多数の水晶片(ブランク)37について、上述したように、駆動電圧を印加して、複数の振動モードで励振させ、図4で説明したようなBモードの周波数(fb)と、Cモードにおける周波数(fc)を測定する。図8は、Bモードの周波数(fb)を測定した結果を表し、図9は、Cモードにおける周波数(fc)を測定した結果をそれぞれ示している。各図において、縦軸は計測された周波数を表し、横軸は対応する水晶片37の個数を示す。
次に、測定結果として得たBモードの周波数fbとCモードの周波数fcの比の値fb/fcを求める。この結果をまとめたのが、図10のグラフである。このような結果に基づいて、例えば、図10のR1の範囲にある水晶片37を選定する。あるいは、さらに厳しい基準として、R2の範囲にある水晶片37だけを選び出す。
この場合、R1の範囲は、比の値fb/fcが、例えば、1.1260ないし1.1265である水晶片37を選ぶことになる。また、R2の範囲は、比の値fb/fcが、例えば、1.1262ないし1.1264である水晶片37を選ぶことになる。
比の値を基準として設定するR1,R2の各範囲は、例えば、水晶振動片や水晶デバイスが搭載される各種電子機器において要求される制御の精度等に対応して設定される。したがって、各範囲は2つだけでなく、より多く定めることができるし、ひとつだけ定めてもよい。そして、上述のR2の範囲にある水晶片37を選んで以降の工程を進めることにより、水晶デバイス30を形成した場合には、各種の電子機器で要求される制御精度をほぼ満足させることができる。また、R2の範囲で選択される水晶片37を使用して水晶デバイス30を形成した場合には、製造した水晶片をより多く廃棄することにはなるが、きわめて高い精度が要求される電子機器に適切に対応することができる。
因みに、図11は、R2の範囲で選定した水晶片37を使用して水晶デバイス30を形成した場合における周波数―温度特性を示す図である。図示されているように、温度100度付近で、数ppm程度の周波数のずれしかない優れた温度特性を示している。
(電極形成工程)
次いで、選定した水晶片37についてのみ、所定の治具(図示せず)にセットし、この治具のもつマスクから露出した領域について、駆動電極として、例えば、クロム(Cr)を下地層として、その上に金(Au)または銀(Ag)の電極膜を図3で説明した形態となるように、スパッタリングなどの手法を用いて形成する(ST15)。
(接合工程)
次いで、完成したパッケージ36の電極部31,31に水晶振動片32を接合する(ST16)(マウント工程)。
すなわち、図12(a)に示すように、パッケージ36側の各電極部31,31の上に導電性接着剤43,43を塗布し、その上に水晶振動片32の図3で説明した各引出し電極33,33を位置させて、矢印方向に移動させ、載置後、例えば軽く荷重を加える。
次に、この状態で、ベルト炉などの加熱炉などに通し、これら導電性接着剤43,43を硬化させる(ST17)。この加熱中には、図12(b)に示す状態で、導電性接着剤43,43の揮発成分がガスとなって排出されるとともに、パッケージ36内面や水晶振動片32の表面などに付着した水分などが気化したガス成分を外部に排出させる(ST18)。
次いで、図12(b)の水晶振動片32の励振電極34の一部にレーザ光やハロゲンランプなどによる加熱用光ビーム、あるいは電子ビームなどを照射して、電極膜をトリミングすることで、質量削減方式による周波数調整を行う。あるいは、この場合、スパッタリング等の手段により、電極膜を追加することで、質量増加方式による周波数調整を行う(ST19)。
続いて、図12(c)に示すように、パッケージ36の封止剤35の上に蓋体39を載置し、シーム溶接などの手段により、パッケージ36に蓋体を接合して、パッケージ36を気密に封止する(ST20)(封止工程)。
その後、必要な気密性試験によるリーク検査をし、水晶デバイス30を駆動して所定の特性検査を行い、必要なマーキングを施す(ST21,ST22)、その後、水晶デバイス30をテープ部品として使用できるようにテーピングし、梱包後(ST23)、製品として出荷される(ST24)。
このように、水晶デバイスの製造工程において、形成された水晶片そのものから、当該水晶片のカットアングルを判別できない場合でも、これに駆動電圧を印加して、Bモードの周波数(fb)と、Cモードにおける周波数(fc)の測定をし、その比を求めることで、得られた比の値fb/fcを判定することにより、当該水晶片のカット角度を判定することができる。これにより、製造された複数の水晶片の前記比の値fb/fcを求め、これが所定範囲にあるかいなかにより、当該水晶片の良否を容易に判別することができる。
また、ダブルローテーションカット水晶片を製造したのち、複数の水晶片から良品の水晶片を選んで、駆動電極を形成するようにしたので、無駄な水晶振動片を形成することがなく、無駄となる工数を費やさないで、効率良く水晶振動片を製造することができる。
同様にして、良品の水晶片を選んで、駆動電極を形成し、さらに封止工程などを実行するようにすれば、製品単位で無駄となる不良品を製造する危険を避けることができ、無駄となる工数を費やすことなく、効率良く水晶デバイスを製造することができる。
本発明は上述の実施形態に限定されない。各実施形態の各構成はこれらを適宜組み合わせたり、省略し、図示しない他の構成と組み合わせることができる。
また、この発明は、パッケージなどの収容体に被われるようにして、内部に水晶振動片を収容するものであれば、水晶振動子、水晶発振器等の名称にかかわらず、全ての水晶デバイスに適用することができる。
本発明の実施形態に係る水晶デバイスの蓋体を透過するようにして内部構造を示した概略平面図。 図1のA−A線概略断面図。 図1の水晶デバイスに収容されている水晶振動片の実施形態を示す概略斜視図。 図3の水晶振動片の製造工程における水晶原石のカット角度を説明する説明図。 ATカット振動片(ダブルローテーションカット水晶片)の複数の振動モードのうち、BモードとCモードを表す図。 図4におけるカット角度のうち、φを一定とした際に、BモードとCモードの各周波数の比の値とθとの相関を示す図。 図1の水晶デバイスの製造方法の実施形態の一例を示すフローチャート。 図1の水晶デバイスの製造方法における選定工程の手順の一部を示す図。 図1の水晶デバイスの製造方法における選定工程の手順の一部を示す図。 図1の水晶デバイスの製造方法における選定工程の手順の一部を示す図。 本発明の実施形態に係る水晶デバイスの周波数―温度特性を示す図。 本発明の実施形態に係る水晶デバイスの製造工程の一部を工程順に示す図。 従来のATカット振動片の周波数―温度特性を示す図。 ダブルローテーションカット水晶片について、本発明の実施形態の手法を適用しない場合に水晶振動片の周波数―温度特性を示す図。
符号の説明
30・・・水晶デバイス、32・・・水晶振動片、34・・・励振電極、36・・・パッケージ、39・・・蓋体。

Claims (6)

  1. 水晶の電気軸をX軸、機械軸をY軸、光学軸をZ軸として、前記X軸とZ軸との回りにそれぞれ回転させたカット角でなる所謂ダブルローテーションカット水晶片を複数個形成し、
    前記複数のダブルローテーションカット水晶片から特定の温度特性を備えるものを選定する方法であって、
    前記複数のダブルローテーションカット水晶片について、駆動電極を形成する前に、それぞれBモードの周波数(fb)と、Cモードにおける周波数(fc)を測定し、
    前記fcとfbとの比を求めて、比の値fb/fcが所定範囲にある前記ダブルローテーションカット水晶片を選定する
    ことを特徴とする、水晶片の選定方法。
  2. 水晶の電気軸をX軸、機械軸をY軸、光学軸をZ軸として、これらの各軸を基準として所定のカット角で水晶原石をカットするカット工程と、
    前記カット工程で得られた水晶ウエハに必要な処理を施して水晶片(ブランク)を得るブランク形成工程と、
    前記ブランク形成工程で得た水晶片に必要な駆動電極を形成して水晶振動片を得る工程とを含んでおり、
    前記カット工程においては、前記X軸とZ軸との回りにそれぞれ回転させたカット角により前記水晶原石をカットした後で、前記ブランク形成工程を経ることにより、所謂ダブルローテーションカット水晶片を形成し、
    前記ブランク形成工程でできる複数のダブルローテーションカット水晶片について、
    それぞれBモードの周波数(fb)と、Cモードにおける周波数(fc)を測定し、
    前記fcとfbとの比を求めて、比の値fb/fcが所定範囲にある前記ダブルローテーションカット水晶片を選定する選定工程を行い、
    前記選定工程で選定されたダブルローテーションカット水晶片のみについて、前記駆動電極の形成を行うようにした
    ことを特徴とする、水晶振動片の製造方法。
  3. 水晶の電気軸をX軸、機械軸をY軸、光学軸をZ軸として、これらの各軸を基準として所定のカット角で水晶原石をカットするカット工程と、
    前記カット工程で得られた水晶ウエハに必要な処理を施して水晶片(ブランク)を得るブランク形成工程と、
    前記ブランク形成工程で得た水晶片に必要な駆動電極を形成して水晶振動片を得る工程と、
    前記水晶振動片を給電用の電極に接合するマウント工程と、
    前記水晶振動片を収容体に気密に封止する封止工程と
    を含んでおり、
    前記カット工程においては、前記X軸とZ軸との回りにそれぞれ回転させたカット角により前記水晶原石をカットした後で、前記ブランク形成工程を経ることにより、所謂ダブルローテーションカット水晶片を形成し、
    前記ブランク形成工程でできる複数のダブルローテーションカット水晶片について、
    それぞれBモードの周波数(fb)と、Cモードにおける周波数(fc)を測定し、
    前記fcとfbとの比を求めて、比の値fb/fcが所定範囲にある前記ダブルローテーションカット水晶片を選定する選定工程を行い、
    前記選定工程で選定されたダブルローテーションカット水晶片のみについて、前記駆動電極の形成工程以後の工程を行うようにした
    ことを特徴とする、水晶デバイスの製造方法。
  4. 前記カット角が、前記Z軸の回りに前記X軸を時計回りにφだけ回転させたX’軸を設定し、前記X’軸の回りに前記Z軸をθだけ回転させるようにし、
    この時、
    前記φがマイナス23度から0度未満、または0度を超え、23度未満(−23度<φ<0度、0度<φ<23度)、
    とされ、
    かつ、前記θが33度以上で、35.1度以下(33度≦θ≦35.1度)
    とすることを特徴とする請求項3に記載の水晶デバイスの製造方法。
  5. 前記比の値fb/fcが、1.1260ないし1.1265であることを特徴とする請求項3または4のいずれかに記載の水晶デバイスの製造方法。
  6. 前記比の値fb/fcが、1.1262ないし1.1264であることを特徴とする請求項5に記載の水晶デバイスの製造方法。
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