JP2005191336A - 半導体チップおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の半導体チップを積層した半導体装置において小型、高速、高密度化を実現するとともに低コスト化が図れる半導体チップおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】 半導体基板1と、半導体基板1の第1の面7に形成された表面電極8と、表面電極8を除く第1の面7、半導体基板1の側面周囲、半導体基板1の第2の面9に形成された絶縁部10と、半導体基板1の側面周囲の絶縁部10に形成されたスルーホール5とを有する半導体チップであって、スルーホール5の内部、絶縁部10上および表面電極8上に形成された導電パターン6と、第1の面7における導電パターン6の表面の一部を第1の外部電極11として開口し、第2の面9における導電パターン6の表面の一部を第2の外部電極12として開口して形成された絶縁層13とを備えているものである。
【選択図】 図1
【解決手段】 半導体基板1と、半導体基板1の第1の面7に形成された表面電極8と、表面電極8を除く第1の面7、半導体基板1の側面周囲、半導体基板1の第2の面9に形成された絶縁部10と、半導体基板1の側面周囲の絶縁部10に形成されたスルーホール5とを有する半導体チップであって、スルーホール5の内部、絶縁部10上および表面電極8上に形成された導電パターン6と、第1の面7における導電パターン6の表面の一部を第1の外部電極11として開口し、第2の面9における導電パターン6の表面の一部を第2の外部電極12として開口して形成された絶縁層13とを備えているものである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、半導体基板の両面の外部電極が導電パターンにより電気的に接続された半導体チップおよびその製造方法に関するものである。
近年、携帯電子機器を中心とした小型化と高機能化に伴い、半導体装置には小型化、高密度化および高速化が要求されるようになった。そのため、複数個の半導体チップを積層してモジュール化し、小型、高密度化を図ったマルチチップ半導体装置が提案されている。
以下、マルチチップ半導体装置にて積層される従来の半導体チップについて説明する。
図8(a)はマルチチップ半導体装置にて積層される従来の半導体チップを示した断面図、(b)はそのX−X′線断面図である。
図8(a)はマルチチップ半導体装置にて積層される従来の半導体チップを示した断面図、(b)はそのX−X′線断面図である。
図8に示すように、半導体基板1の第1の面に第1の外部電極2と第2の面に第2の外部電極3があり、半導体基板1を貫通し内壁に絶縁膜4が施されたスルーホール5を通る導電パターン6により電気的に接続されている。
従来の半導体チップは半導体基板材料自体を貫通するスルーホールを加工する必要があり、またその内壁には絶縁膜を形成する必要があった(例えば、特許文献1参照)。
特許第3016910号公報
しかしながら、従来の半導体チップでは、以下のような課題がある。
図8に示したように、半導体基板1の材料であるシリコン自体に20μm以下の径でスルーホール5を加工し、その内壁に絶縁膜を形成なければならない。したがって、スルーホール5の内壁の凹凸により絶縁膜4の厚みを均一に形成するのが難しく十分な絶縁性が確保できずにショートしてしまったり、各々が繋がらないよう十分な間隔をとってスルーホール5を加工し更にその内壁に絶縁膜4を形成する製造方法のため、隣り合うスルーホール内の導電パターン6の間隔を狭くできないといった問題点がある。
図8に示したように、半導体基板1の材料であるシリコン自体に20μm以下の径でスルーホール5を加工し、その内壁に絶縁膜を形成なければならない。したがって、スルーホール5の内壁の凹凸により絶縁膜4の厚みを均一に形成するのが難しく十分な絶縁性が確保できずにショートしてしまったり、各々が繋がらないよう十分な間隔をとってスルーホール5を加工し更にその内壁に絶縁膜4を形成する製造方法のため、隣り合うスルーホール内の導電パターン6の間隔を狭くできないといった問題点がある。
また、半導体基板1の材料であるシリコン自体を加工してスルーホール5を形成したり、スルーホール5の内壁に絶縁膜4を形成したりするのに時間がかかるため加工コストが高くなるという問題点もある。
以上、従来の半導体チップでは、スルーホール5の内壁の凹凸により絶縁膜4の厚みを均一に形成するのが難しく十分な絶縁性が確保できずにショートしてしまったり、各々が繋がらないよう十分な間隔をとってスルーホール5を加工し、更にその内壁に絶縁膜4を形成する製造方法のため隣り合うスルーホール内の導電パターン6の間隔を狭くできず、また、半導体基板1の材料であるシリコン自体を加工してスルーホール5を形成したり、スルーホール5の内壁に絶縁膜4を形成したりするのに時間がかかるため加工コストが高くなることから、小型、高速、高密度化とともに低コストでマルチチップ半導体装置にて積層される半導体チップを実現することは困難である。
本発明は、前記した従来の問題点を解消するために、半導体基板の側面周囲または半導体基板内の所定の位置に形成した絶縁部にスルーホールを加工し、そのスルーホール内に導電パターンを形成することにより、狭ピッチで十分な絶縁性を確保した導電パターンを得られる点に主眼を置いた小型、高速、高密度化とともに低コスト化を達成する半導体チップとその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の半導体チップは、半導体基板と、半導体基板の第1の面に形成された第1の外部電極と、半導体基板の第2の面に形成された第2の外部電極と、半導体基板の側面周囲に形成された絶縁部と、絶縁部に形成されたスルーホールとを有する半導体チップであって、第1の外部電極と第2の外部電極とは、スルーホールの内部を経由して形成された導電パターンにより電気的に接続されているものである。
請求項1記載の半導体チップによれば、半導体基板の側面周囲に形成された絶縁部にスルーホールを設けることでそのスルーホールの内部に形成された導電パターンを介して両面の電極が接続された半導体チップの実現が可能となるので、この半導体チップを積層した半導体装置の小型化、高密度化かつ高速化とともに低コスト化が可能となる。
請求項2記載の半導体チップは、半導体基板と、半導体基板の第1の面に形成された表面電極と、表面電極を除く第1の面、半導体基板の側面周囲、半導体基板の第2の面に形成された絶縁部と、半導体基板の側面周囲の絶縁部に形成されたスルーホールとを有する半導体チップであって、スルーホールの内部、絶縁部上および表面電極上に形成された導電パターンと、第1の面における導電パターンの表面の一部を第1の外部電極として開口し、第2の面における導電パターンの表面の一部を第2の外部電極として開口して形成された絶縁層とを備えているものである。
請求項2記載の半導体チップによれば、このような導電パターンを形成することによって、半導体基板と導電パターンとの間の電極および絶縁層から露出した半導体基板両面の電極を電気的に接続することができ、また、電極および導電パターンが絶縁層により被覆されているので、ショートなどの電気的不具合を防止できるとともに外部からの衝撃に対して半導体チップを保護でき、小型化、高密度化かつ高速化も可能となる。
請求項3記載の半導体チップは、半導体基板と、前記半導体基板の第1の面に形成された第1の外部電極と、前記半導体基板の第2の面に形成された第2の外部電極と、前記半導体基板内の所定の位置に前記第1の面から前記第2の面に貫通して形成された絶縁部と、前記絶縁部に形成されたスルーホールとを有する半導体チップであって、前記第1の外部電極と前記第2の外部電極とは、前記スルーホールの内部を経由して形成された導電パターンにより電気的に接続されているものである。
請求項3記載の半導体チップによれば、スルーホールの内部に形成された導電パターンを介して両面の電極が接続された半導体チップの実現が可能となるので、この半導体チップを積層した半導体装置の小型化、高密度化かつ高速化とともに低コスト化が可能となる。また、半導体基板の最適な箇所にスルーホールを形成することで配線長を短縮でき、更に高速化が図れる。
請求項4記載の半導体チップは、半導体基板と、前記半導体基板の第1の面に形成された表面電極と、前記表面電極を除く前記第1の面および前記半導体基板の第2の面ならびに前記半導体基板内の所定の位置に前記第1の面から前記第2の面に貫通して形成された絶縁部と、前記半導体基板内の所定の位置に形成された前記絶縁部の前記第1の面から前記第2の面へ貫通する部分に形成されたスルーホールと、前記スルーホールの内部、前記絶縁部上および前記表面電極上に形成された導電パターンとを有する半導体チップであって、前記第1の面における前記導電パターンの表面の一部を第1の外部電極として開口し、前記第2の面における前記導電パターンの表面の一部を第2の外部電極として開口して形成された絶縁層とを備えたものである。
請求項4記載の半導体チップによれば、このような導電パターンを形成することによって、半導体基板と導電パターンとの間の電極および絶縁層から露出した半導体基板両面の電極を電気的に接続することができ、また、電極および導電パターンが絶縁層により被覆されているので、ショートなどの電気的不具合を防止できるとともに外部からの衝撃に対して半導体チップを保護でき、小型化、高密度化かつ高速化も可能となる。また、半導体基板の最適な箇所に第2のスルーホールを形成することで配線長を短縮でき、更に高速化が図れる。
請求項5記載の半導体チップは、請求項2または請求項4において、導電パターンは少なくとも1つを除き表面電極に形成されているものである。
請求項5記載の半導体チップによれば、請求項2または請求項4と同様な効果のほか、集積回路に接続されない少なくとも1つの導電パターンを有する半導体チップを用いることにより、複数の半導体チップを積層する際に、特定の半導体チップの集積回路に電気的に接続されることなく、特定の半導体チップ以外の半導体チップの相互の電気的接続が可能となる。
請求項5記載の半導体チップによれば、請求項2または請求項4と同様な効果のほか、集積回路に接続されない少なくとも1つの導電パターンを有する半導体チップを用いることにより、複数の半導体チップを積層する際に、特定の半導体チップの集積回路に電気的に接続されることなく、特定の半導体チップ以外の半導体チップの相互の電気的接続が可能となる。
請求項6記載の半導体チップの製造方法は、半導体基板を用意する工程と、半導体基板の第1の面の半導体チップ単位周辺部に溝を形成する工程と、溝に絶縁部を形成する工程と、絶縁部に複数の穴を形成する工程と、第1の面に第1の外部電極を形成し、穴および第1の面に第1の外部電極と電気的に接続する第1の導電パターンを形成する工程と、半導体基板の第2の面に穴を貫通させる工程と、第2の面に第2の外部電極を形成し、第2の面上に第2の外部電極と第1の導電パターンとを電気的に接続する第2の導電パターンを形成する工程とを有するものである。
請求項6記載の半導体チップの製造方法によれば、第2の面に穴を貫通させることにより穴に形成した第1の導電パターンが第2の面に露出されるので、そこへ第2の導電パターンを形成することで、第1の面と第2の面とを電気的に接続することが可能であり、また、半導体基板の基材自体にスルーホールを形成する場合より、絶縁部への穴加工は加工時間が短くできるためコストを低減できる。
請求項7記載の半導体チップの製造方法は、半導体基板を用意する工程と、半導体基板の第1の面の半導体チップ単位周辺部に溝を形成する工程と、溝および第1の面上に表面電極部分を開口して絶縁部を形成する工程と、溝の絶縁部に複数の穴を形成する工程と、第1の導電パターンを穴の内部、表面電極上、絶縁部上に形成する工程と、第1の導電パターンの表面の一部を第1の外部電極として開口した第1の絶縁層を形成する工程と、半導体基板の第2の面を所望の厚みに研削し穴を第2の面に貫通させる工程と、第2の面に穴部を開口して第2の絶縁層を形成する工程と、第2の絶縁層上に第1の導電パターンと電気的に接続する第2の導電パターンを形成する工程と、第2の導電パターンの表面の一部を第2の外部電極として開口して第3の絶縁層を形成する工程とを有するものである。
請求項7記載の半導体チップの製造方法によれば、半導体基板上に一括で電極および配線などの導電パターンを形成でき、また半導体基板の第2の面を所望の厚みに加工すると同時に穴を第2の面に貫通させることができるので、半導体チップの製造工数および製造コストを大幅に削減できる。
請求項8記載の半導体チップの製造方法は、半導体基板を用意する工程と、半導体基板の第1の面の半導体チップ領域内に第1の穴を形成する工程と、第1の穴内に絶縁部を形成する工程と、絶縁部に第2の穴を形成する工程と、第1の面に第1の外部電極を形成し、第2の穴および第1の面に第1の外部電極と電気的に接続する第1の導電パターンを形成する工程と、半導体基板の第2の面に第2の穴を貫通させる工程と、第2の面に第2の外部電極を形成し、第2の面上に第2の外部電極と第1の導電パターンとを電気的に接続する第2の導電パターンを形成する工程とを有するものである。
請求項8記載の半導体チップの製造方法によれば、第2の面に第2の穴を貫通させることにより、第2の穴に形成した第1の導電パターンが第2の面に露出されるので、そこへ第2の導電パターンを形成することで、第1の面と第2の面とを電気的に接続することが可能であり、また半導体基板の自由な位置に第2の穴による貫通配線を形成することができる。
請求項9記載の半導体チップの製造方法は、半導体基板を用意する工程と、半導体基板の第1の面の半導体チップ領域内に第1の穴を形成する工程と、第1の穴および第1の面上に表面電極部分を開口して絶縁部を形成する工程と、第1の穴の絶縁部に第2の穴を形成する工程と、第1の導電パターンを第2の穴の内部、表面電極上、絶縁部上に形成する工程と、第1の導電パターンの表面の一部を第1の外部電極として開口した第1の絶縁層を形成する工程と、半導体基板の第2の面を所望の厚みに研削し第2の穴を第2の面に貫通させる工程と、第2の面に第2の穴部を開口して第2の絶縁層を形成する工程と、第2の絶縁層上に第1の導電パターンと電気的に接続する第2の導電パターンを形成する工程と、第2の導電パターンの表面の一部を第2の外部電極として開口して第3の絶縁層を形成する工程とを有するものである。
請求項9記載の半導体チップの製造方法によれば、半導体基板上に一括で電極および配線などの導電パターンを形成でき、また半導体基板の第2の面を所望の厚みに加工すると同時に第2の穴を第2の面に貫通させることができるので、半導体チップの製造工数および製造コストを大幅に削減できる。
請求項10記載の半導体チップの製造方法は、請求項6または請求項8において第1の外部電極を形成する工程と第1の導電パターンを形成する工程とを同時に行うものである。
請求項10記載の半導体チップの製造方法によれば、請求項6または請求項8と同様な効果のほか、第1の外部電極と第1の導電パターンを同時に形成できるので、製造工数を削減できる。
請求項11記載の半導体チップの製造方法は、請求項6または請求項8において第2の外部電極を形成する工程と第2の導電パターンを形成する工程とを同時に行うものである。
請求項11記載の半導体チップの製造方法によれば、請求項6または請求項8と同様な効果のほか、第2の外部電極と第2の導電パターンを同時に形成できるので、製造工数を更に削減できる。
請求項12記載の半導体チップの製造方法は、請求項6、請求項7、請求項8または請求項9において絶縁部を液状樹脂の塗布、硬化により形成するものである。
請求項12記載の半導体チップの製造方法によれば、請求項6、請求項7、請求項8または請求項9と同様な効果のほか、液状の樹脂を用いて絶縁部を形成することにより、溝を十分に埋めることができ、また、同時に絶縁部の穴を加工することができる。
請求項12記載の半導体チップの製造方法によれば、請求項6、請求項7、請求項8または請求項9と同様な効果のほか、液状の樹脂を用いて絶縁部を形成することにより、溝を十分に埋めることができ、また、同時に絶縁部の穴を加工することができる。
以上のように、本発明の半導体チップによれば、半導体基板の側面周囲に形成された絶縁部にスルーホールを設けることでそのスルーホールの内部に形成された導電パターンを介して両面の電極が接続された半導体チップの実現が可能となるので、この半導体チップを積層した半導体装置の小型化、高密度化かつ高速化とともに低コスト化が可能となる。
また、このような導電パターンを形成することによって、半導体基板と導電パターンとの間の電極および絶縁層から露出した半導体基板両面の電極を電気的に接続することができ、また、電極および導電パターンが絶縁層により被覆されているので、ショートなどの電気的不具合を防止できるとともに外部からの衝撃に対して半導体チップを保護でき、小型化、高密度化かつ高速化も可能となる。
また、第2のスルーホールの内部に形成された導電パターンを介して両面の電極が接続された半導体チップの実現が可能となるので、この半導体チップを積層した半導体装置の小型化、高密度化かつ高速化とともに低コスト化が可能となる。また、半導体基板の最適な箇所に第2のスルーホールを形成することで配線長を短縮でき、更に高速化が図れる。
また、このような導電パターンを形成することによって、半導体基板と導電パターンとの間の電極および絶縁層から露出した半導体基板両面の電極を電気的に接続することができ、また、電極および導電パターンが絶縁層により被覆されているので、ショートなどの電気的不具合を防止できるとともに外部からの衝撃に対して半導体チップを保護でき、小型化、高密度化かつ高速化も可能となる。また、半導体基板の最適な箇所に第2のスルーホールを形成することで配線長を短縮でき、更に高速化が図れる。
また、集積回路に接続されない少なくとも1つの導電パターンを有する半導体チップを用いることにより、複数の半導体チップを積層する際に、特定の半導体チップの集積回路に電気的に接続されることなく、特定の半導体チップ以外の半導体チップの相互の電気的接続が可能となる。
本発明の半導体チップの製造方法によれば、第2の面に穴を貫通させることにより穴に形成した第1の導電パターンが第2の面に露出されるので、そこへ第2の導電パターンを形成することで、第1の面と第2の面とを電気的に接続することが可能であり、また、半導体基板の基材自体にスルーホールを形成する場合より、絶縁部への穴加工は加工時間が短くできるためコストを低減できる。
また、半導体基板上に一括で電極および配線などの導電パターンを形成でき、また半導体基板の第2の面を所望の厚みに加工すると同時に穴を第2の面に貫通させることができるので、半導体チップの製造工数および製造コストを大幅に削減できる。
また、第2の面に第2の穴を貫通させることにより、第2の穴に形成した第1の導電パターンが第2の面に露出されるので、そこへ第2の導電パターンを形成することで、第1の面と第2の面とを電気的に接続することが可能であり、また半導体基板の自由な位置に第2の穴による貫通配線を形成することができる。
また、半導体基板上に一括で電極および配線などの導電パターンを形成でき、また半導体基板の第2の面を所望の厚みに加工すると同時に第2の穴を第2の面に貫通させることができるので、半導体チップの製造工数および製造コストを大幅に削減できる。
また、第1の外部電極と第1の導電パターンを同時に形成できるので、製造工数を削減できる。
また、第2の外部電極と第2の導電パターンを同時に形成できるので、製造工数を更に削減できる。
また、第2の外部電極と第2の導電パターンを同時に形成できるので、製造工数を更に削減できる。
また、液状の樹脂を用いて絶縁部を形成することにより、溝を十分に埋めることができ、また、同時に絶縁部の穴を加工することができる。
以下、本発明の半導体チップおよびその製造方法の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の半導体チップについて説明する。最初に、本発明の実施の形態1について説明する。
まず、本発明の半導体チップについて説明する。最初に、本発明の実施の形態1について説明する。
図1(a)は本発明の実施の形態1における半導体チップを示す断面図、(b)はそのV−V′線断面図である。
図1に示すように、半導体基板1の表面である第1の面7に素子(図示せず)および多層導電パターン(図示せず)が形成されており、半導体基板1の表面電極8を除く第1の面7、半導体基板1の側面周囲、半導体基板1の第2の面9に形成された絶縁部10には、スルーホール5が形成されている。本実施の形態では、半導体基板1の厚みは100[μm]であり、半導体基板1の側面周囲の部分における絶縁部の幅は60[μm]であり、スルーホール5の径は20[μm]で形成されている。これにより、導電パターンを外部からの衝撃に対して保護することができ、半導体基板の表面に形成された電極を電気的に接続する導電パターンの距離が短くなることから、高速化に対応できる。
図1に示すように、半導体基板1の表面である第1の面7に素子(図示せず)および多層導電パターン(図示せず)が形成されており、半導体基板1の表面電極8を除く第1の面7、半導体基板1の側面周囲、半導体基板1の第2の面9に形成された絶縁部10には、スルーホール5が形成されている。本実施の形態では、半導体基板1の厚みは100[μm]であり、半導体基板1の側面周囲の部分における絶縁部の幅は60[μm]であり、スルーホール5の径は20[μm]で形成されている。これにより、導電パターンを外部からの衝撃に対して保護することができ、半導体基板の表面に形成された電極を電気的に接続する導電パターンの距離が短くなることから、高速化に対応できる。
また、第1の面7に形成された表面電極8は、第1の面7、スルーホール5の内部および第2の面9に形成された導電パターン6と電気的に接続されている。導電パターン6はスルーホール5に充填されていてもよく、導電パターン6の厚みは好ましくは5〜20[μm]であり、本実施の形態では10[μm]である。そして、表面電極8の材質はアルミニウム(Al)または銅(Cu)等からなり、表面電極8の厚みは0.3〜1.0[μm]であるが、半導体チップの製造プロセスによって異なり、例えば、配線幅が0.13[μm]の銅(Cu)からなる配線を形成する製造プロセスでは、配線の厚みは0.3〜0.6[μm]である。
次に、導電パターンに対して形成される絶縁層について説明する。導電パターン6の一部が第1の外部電極2および第2の外部電極3として開口され、それらの電極を除く導電パターン6上および、導電パターン6が形成されていない第1の面7の絶縁部10上および第2の面9の絶縁部10上には、絶縁層13が形成されている。
ここで、絶縁層13の厚みは1〜30[μm]であり、本実施の形態では、二酸化ケイ素(SiO2)、窒化ケイ素(SiN)および酸窒化膜(SiON)の場合は1[μm]、ポリイミドの場合は7[μm]である。なお、絶縁層13はソルダーレジストを主材料としてもよく、この場合の厚みは、本実施の形態では30[μm]である。また、第1の外部電極2および第2の外部電極3は導電パターン6の一部として形成されているため、第1の外部電極2の厚みおよび第2の外部電極3の厚みは、導電パターン6の厚みと同一である。
以上、本実施の形態の半導体チップは、半導体基板の表面電極と半導体基板の両面に形成された外部電極とが電気的に接続されているので、複数の半導体チップが対向して積層された状態で、相互の半導体チップの電気的な接続が可能であり、狭ピッチで十分な絶縁性を確保した導電パターンを短時間で加工できるため、小型、高速、高密度化を図ったマルチチップ半導体装置が低コストで実現できる。
次に、本実施の形態における半導体チップの製造方法について説明する。
図2〜図6は、本実施の形態の半導体チップの製造方法を示す工程断面図である。
まず、図2(a)に示すように、複数の半導体チップ単位からなり、600〜1000[μm]の厚みのウェハー状態の半導体基板1を用意し、半導体基板1の表面である第1の面7に、素子(図示せず)および多層導電パターン(図示せず)および表面電極8を形成する。ここで、表面電極8が形成される位置は、特に限定されてはいないが、本実施の形態では半導体チップ単位の周囲に形成する。
図2〜図6は、本実施の形態の半導体チップの製造方法を示す工程断面図である。
まず、図2(a)に示すように、複数の半導体チップ単位からなり、600〜1000[μm]の厚みのウェハー状態の半導体基板1を用意し、半導体基板1の表面である第1の面7に、素子(図示せず)および多層導電パターン(図示せず)および表面電極8を形成する。ここで、表面電極8が形成される位置は、特に限定されてはいないが、本実施の形態では半導体チップ単位の周囲に形成する。
次に、溝の加工工程について説明する。図2(b)は半導体基板の第1の面7から溝を加工した状態を示す断面図である。
図2(b)に示すように、ダイシングによるハーフカット法によって、半導体基板1の第1の面7から厚み方向に貫通させることなく、深さが20〜200[μm]の溝14を形成するが、溝の形成位置は半導体チップ単位の周囲であり、本実施の形態ではスクライブライン上で、溝の幅は200[μm]、溝の深さは150[μm]程度である。なお、溝14の形成方法はダイシング法に限定されるものではない。
図2(b)に示すように、ダイシングによるハーフカット法によって、半導体基板1の第1の面7から厚み方向に貫通させることなく、深さが20〜200[μm]の溝14を形成するが、溝の形成位置は半導体チップ単位の周囲であり、本実施の形態ではスクライブライン上で、溝の幅は200[μm]、溝の深さは150[μm]程度である。なお、溝14の形成方法はダイシング法に限定されるものではない。
次に、図3(a)に示すように、表面電極8の開口部を除き、溝14の内部および第1の面7上に第1の絶縁部15を形成するとともに穴16を形成する。本実施の形態では第1の絶縁部15と穴16は、液状樹脂を用いてフォトリソグラフィにより形成したものである。なお、第1の絶縁部15と穴16の形成方法はフォトリソグラフィに限定されるものではない。
次に、図3(b)に示すように、電解めっき法により、第1の導電パターン17を穴16の内部に形成するとともに所望の配線および電極の形状として第1の面7上に形成する。なお、第1の導電パターン17の材料としては銅(Cu)、金(Au)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)、アルミニウム(Al)などが用いられる。
次に、図4(a)に示すように、第1の導電パターン17の一部を第1の外部電極2として開口して第1の絶縁層18を形成するが、その際、第1の絶縁層18を第1の外部電極2を除く第1の導電パターン17および第1の絶縁部15上に形成した後、第1の外部電極2の部分が開口したマスクを形成し、第1の外部電極2の開口部分の第1の絶縁層18をエッチングした後、マスクを除去する。なお、第1の絶縁層18はフォトリソグラフィ、CVD法、スパッタ法、光CVD法などにより、樹脂、二酸化ケイ素(SiO2)、窒化ケイ素(SiN)、酸窒化膜(SiON)、ポリイミドなどの膜が形成されたものである。
以上、半導体基板の表面には導電性物質として、表面電極8と電気的に接続された第1の外部電極2のみが、第1の絶縁層18から露出した状態で形成されている。
次に、図4(b)に示すように、機械研削またはCMP(Chemical Mechanical Polishing)法によって、半導体基板1を第2の面9から研削し、穴16内の第1の導電パターン17を第2の面9に露出させる。研削後の半導体基板の厚みは50〜200[μm]であり、本実施の形態の厚みは100[μm]である。
次に、図4(b)に示すように、機械研削またはCMP(Chemical Mechanical Polishing)法によって、半導体基板1を第2の面9から研削し、穴16内の第1の導電パターン17を第2の面9に露出させる。研削後の半導体基板の厚みは50〜200[μm]であり、本実施の形態の厚みは100[μm]である。
次に、図5(a)に示すように、第1の導電パターン17の露出した部分を除く第2の面9の全面に、第2の絶縁層19を形成する。なお、第3の絶縁層19は、フォトリソグラフィ、CVD法、スパッタ法、光CVD法などにより、樹脂、二酸化ケイ素(SiO2)、窒化ケイ素(SiN)、酸窒化膜(SiON)、ポリイミド等の膜を形成したものである。
次に、図5(b)に示すように、電解めっき法により所望の配線および電極の形状の第2の導電パターン20を第2の面9に対して形成することで、第2の導電パターン20は第1の導電パターン17と電気的に接続される。なお、第2の導電パターン20の材料としては、銅(Cu)、金(Au)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)、アルミニウム(Al)などが用いられる。
次に、図6(a)に示すように、第2の外部電極3の開口部分を除く第2の面9全体に、第3の絶縁層21を形成する。なお、第3の絶縁層21は、フォトリソグラフィ、CVD法、スパッタ法、光CVD法、塗布法などを用いて、樹脂、二酸化ケイ素(SiO2)、窒化ケイ素(SiN)、酸窒化膜(SiON)、ポリイミドなどの膜を形成したものである。
次に、図6(b)に示すように、半導体チップ単位の境界線であるスクライブライン22においてダイシングを行い、第1の面7と直角となる側面23を形成するとともに、半導体チップ24を個片に分割する。
このような一連の半導体チップの製造工程を経ることにより、半導体チップの第1の面には第1の外部電極が第1の絶縁層から露出した状態で形成され、また、第2の面には第2の外部電極が第3の絶縁層から露出した状態で形成されており、表面電極、第1の外部電極および第2の外部電極は互いに電気的に接続される。
なお、第1の外部電極および第2の外部電極の形成位置は特に限定されるものではなく、複数の半導体チップを積層した場合に、隣接する半導体チップの外部電極がそれぞれ対応する位置にあればよい。
なお、穴の形状は円形でも四角形でもよく、円形の場合は直径が1〜20[μm]、四角形の場合は一辺の長さが1〜20[μm]であり、本実施の形態においては20[μm]である。ここで、穴の形状が四角形の場合は、四角形の角部は直角ではなく、丸みを帯びた形状となる。
また、第1の絶縁層、第2の絶縁層、第3の絶縁層の厚みは1〜30[μm]であり、本実施の形態では、二酸化ケイ素(SiO2)、窒化ケイ素(SiN)および酸窒化膜(SiON)の場合は1[μm]、樹脂、ポリイミドの場合は5〜10[μm]である。また、第1の絶縁層および第3の絶縁層はソルダーレジストを主材料としてもよく、この場合の厚みは、本実施の形態では30[μm]である。
また、第1の導電パターン17および第2の導電パターン20の厚みは好ましくは5〜15[μm]であり、本実施の形態では10[μm]である。
以上、本実施の形態では、各種絶縁層の形成工程に加えて、半導体基板側面周囲に穴の開いた絶縁部を設ける工程と、第2の面から穴を貫通させる工程と、穴を経由して導電パターンを形成する工程とを設けることにより、半導体基板の両面に形成された電極が互いに電気的に接続された構造が実現できる。
以上、本実施の形態では、各種絶縁層の形成工程に加えて、半導体基板側面周囲に穴の開いた絶縁部を設ける工程と、第2の面から穴を貫通させる工程と、穴を経由して導電パターンを形成する工程とを設けることにより、半導体基板の両面に形成された電極が互いに電気的に接続された構造が実現できる。
さらに、半導体基板に形成した溝内に絶縁部とともに穴を形成することで、シリコン基板に直接穴を形成する場合に比べ、穴の内壁に絶縁膜を形成する必要がないので、加工時の工数を削減でき、製造コストの大幅な低減を実現できる。また、絶縁部をフォトリソグラフィ等で行った場合、厚いチップでもほとんど加工時間が変わらないので、半導体チップの厚みの自由度が大きくなるとともに、半導体基板の厚みも比較的厚くできるので半導体基板の搬送が容易となり、半導体チップの製造が容易となる。
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
図7(a)は本発明の実施の形態2における半導体チップを示す断面図、(b)はそのW−W′線断面図である。ここで、実施の形態1と同一の構成要素については同一の符号を付し、また、共通の内容については説明を省略する。
図7(a)は本発明の実施の形態2における半導体チップを示す断面図、(b)はそのW−W′線断面図である。ここで、実施の形態1と同一の構成要素については同一の符号を付し、また、共通の内容については説明を省略する。
図7に示すように、本実施の形態の半導体チップが実施の形態1の半導体チップと異なる点は、スルーホール12を形成する第1の絶縁部15が、半導体基板1内の最適な位置に設けられることである。
すなわち、本実施の形態の半導体チップは、半導体基板1内のどこにでもスルーホールを形成でき、配線の自由度が増すものである。
そのため、複数の半導体チップが対向して積層された状態で相互の半導体チップの電気的な接続が可能となり、小型、高速、高密度化を図ったマルチチップ半導体装置が低コストで実現できるのはもちろんのこと、導電パターンの長さをより短くできる領域にスルーホールを形成することで、更に高速化へ対応することができる。
そのため、複数の半導体チップが対向して積層された状態で相互の半導体チップの電気的な接続が可能となり、小型、高速、高密度化を図ったマルチチップ半導体装置が低コストで実現できるのはもちろんのこと、導電パターンの長さをより短くできる領域にスルーホールを形成することで、更に高速化へ対応することができる。
次に、本実施の形態の半導体チップの製造方法について説明する。
本実施の形態の半導体チップの製造方法は、第1の実施の形態で図2(b)に示したスクライブライン上ではなく、半導体基板内の最適な位置に前記第1の面から掘り込みを形成するものである。レーザー加工によって、半導体基板1の第1の面7から厚み方向に貫通させることなく、深さが20〜200[μm]の範囲で掘り込みを形成するものであり、本実施の形態での深さは150[μm]である。なお、形成方法はレーザー加工に限定されるものではない。以降の製造方法は実施の形態1の図3(a)以降と同じである。
本実施の形態の半導体チップの製造方法は、第1の実施の形態で図2(b)に示したスクライブライン上ではなく、半導体基板内の最適な位置に前記第1の面から掘り込みを形成するものである。レーザー加工によって、半導体基板1の第1の面7から厚み方向に貫通させることなく、深さが20〜200[μm]の範囲で掘り込みを形成するものであり、本実施の形態での深さは150[μm]である。なお、形成方法はレーザー加工に限定されるものではない。以降の製造方法は実施の形態1の図3(a)以降と同じである。
これにより、導電パターンの長さをより短くできる領域にスルーホールを形成することが可能となり、小型、高速、高密度化を図ったマルチチップ半導体装置が低コストで実現できるのはもちろんのこと、導電パターンの長さをより短くできる領域にスルーホールを形成することで、更に高速化へ対応することができる。
本発明にかかる半導体チップおよびその製造方法は、電気的に接続された外部電極を半導体基板の両面に低コストで形成することができ、半導体チップを積層してシステムを構成する半導体チップおよびその製造方法等に有用である。
1 半導体基板
2 第1の外部電極
3 第2の外部電極
4 絶縁膜
5 スルーホール
6 導電パターン
7 第1の面
8 表面電極
9 第2の面
10 絶縁部
12 スルーホール
13 絶縁層
14 溝
15 第1の絶縁部
16 穴
17 第1の導電パターン
18 第1の絶縁層
19 第2の絶縁層
20 第2の導電パターン
21 第3の絶縁層
22 スクライブライン
23 側面
24 半導体チップ
2 第1の外部電極
3 第2の外部電極
4 絶縁膜
5 スルーホール
6 導電パターン
7 第1の面
8 表面電極
9 第2の面
10 絶縁部
12 スルーホール
13 絶縁層
14 溝
15 第1の絶縁部
16 穴
17 第1の導電パターン
18 第1の絶縁層
19 第2の絶縁層
20 第2の導電パターン
21 第3の絶縁層
22 スクライブライン
23 側面
24 半導体チップ
Claims (12)
- 半導体基板と、
前記半導体基板の第1の面に形成された第1の外部電極と、
前記半導体基板の第2の面に形成された第2の外部電極と、
前記半導体基板の側面周囲に形成された絶縁部と、
前記絶縁部に形成されたスルーホールと
を有し、前記第1の外部電極と前記第2の外部電極とは、前記スルーホールの内部を経由して形成された導電パターンにより電気的に接続されていることを特徴とする半導体チップ。 - 半導体基板と、
前記半導体基板の第1の面に形成された表面電極と、
前記表面電極を除く前記第1の面および前記半導体基板の側面周囲ならびに前記半導体基板の第2の面に形成された絶縁部と、
前記半導体基板の側面周囲の前記絶縁部に形成されたスルーホールと、
前記スルーホールの内部,前記絶縁部上および前記表面電極上に形成された導電パターンと
を有し、前記第1の面における前記導電パターンの表面の一部を第1の外部電極として開口し、前記第2の面における前記導電パターンの表面の一部を第2の外部電極として開口して形成された絶縁層とを備えていることを特徴とする半導体チップ。 - 半導体基板と、
前記半導体基板の第1の面に形成された第1の外部電極と、
前記半導体基板の第2の面に形成された第2の外部電極と、
前記半導体基板内の所定の位置に前記第1の面から前記第2の面に貫通して形成された絶縁部と、
前記絶縁部に形成されたスルーホールと
を有し、前記第1の外部電極と前記第2の外部電極とは、前記スルーホールの内部を経由して形成された導電パターンにより電気的に接続されていることを特徴とする半導体チップ。 - 半導体基板と、
前記半導体基板の第1の面に形成された表面電極と、
前記表面電極を除く前記第1の面および前記半導体基板の第2の面ならびに前記半導体基板内の所定の位置に前記第1の面から前記第2の面に貫通して形成された絶縁部と、
前記半導体基板内の所定の位置に形成された前記絶縁部の前記第1の面から前記第2の面へ貫通する部分に形成されたスルーホールと、
前記スルーホールの内部、前記絶縁部上および前記表面電極上に形成された導電パターンと
を有する半導体チップであって、前記第1の面における前記導電パターンの表面の一部を第1の外部電極として開口し、前記第2の面における前記導電パターンの表面の一部を第2の外部電極として開口して形成された絶縁層とを備えていることを特徴とする半導体チップ。 - 導電パターンは少なくとも1つを除き表面電極に電気的に接続されていることを特徴とする請求項2または請求項4のいずれかに記載の半導体チップ。
- 半導体基板の第1の面におけるスクライブライン上に溝を形成する工程と、
前記溝に絶縁部を形成する工程と、
前記絶縁部に複数の穴を形成する工程と、
前記第1の面に第1の外部電極を形成し、前記穴および前記第1の面に前記第1の外部電極と電気的に接続する第1の導電パターンを形成する工程と、
前記半導体基板の第2の面に前記穴を貫通させる工程と、
前記第2の面に第2の外部電極を形成し、前記第2の面上に前記第2の外部電極と前記第1の導電パターンとを電気的に接続する第2の導電パターンを形成する工程と
を有することを特徴とする半導体チップの製造方法。 - 半導体基板の第1の面における半導体チップ単位の周辺部に溝を形成する工程と、
前記溝および前記第1の面上に表面電極部分を開口して絶縁部を形成する工程と、
前記溝の前記絶縁部に複数の穴を形成する工程と、
第1の導電パターンを前記穴の内部および前記表面電極上ならびに前記絶縁部上に形成する工程と、
前記第1の導電パターンにおける表面の一部を第1の外部電極として開口した第1の絶縁層を形成する工程と、
前記半導体基板の第2の面を所望の厚みに研削し前記穴を前記第2の面に貫通させる工程と、
前記第2の面に前記穴部を開口して第2の絶縁層を形成する工程と、
前記第2の絶縁層上に前記第1の導電パターンと電気的に接続する第2の導電パターンを形成する工程と、
前記第2の導電パターンにおける表面の一部を第2の外部電極として開口して第3の絶縁層を形成する工程と
を有することを特徴とする半導体チップの製造方法。 - 半導体基板の第1の面における半導体チップ領域内に第1の穴を形成する工程と、
前記第1の穴内に絶縁部を形成する工程と、
前記絶縁部に第2の穴を形成する工程と、
前記第1の面に第1の外部電極を形成し、前記第2の穴および前記第1の面に前記第1の外部電極と電気的に接続する第1の導電パターンを形成する工程と、
前記半導体基板の第2の面に前記第2の穴を貫通させる工程と、
前記第2の面に第2の外部電極を形成し、前記第2の面上に前記第2の外部電極と前記第1の導電パターンとを電気的に接続する第2の導電パターンを形成する工程と
を有することを特徴とする半導体チップの製造方法。 - 前記半導体基板の第1の面における半導体チップ領域内に第1の穴を形成する工程と、
前記第1の穴および前記第1の面上に表面電極部分を開口して絶縁部を形成する工程と、
前記第1の穴の前記絶縁部に第2の穴を形成する工程と、
第1の導電パターンを前記第2の穴の内部および前記表面電極上ならびに前記絶縁部上に形成する工程と、
前記第1の導電パターンの表面における一部を第1の外部電極として開口した第1の絶縁層を形成する工程と、
前記半導体基板の第2の面を所望の厚みに研削し前記第2の穴を前記第2の面に貫通させる工程と、
前記第2の面に前記第2の穴部を開口して第2の絶縁層を形成する工程と、
前記第2の絶縁層上に前記第1の導電パターンと電気的に接続する第2の導電パターンを形成する工程と、
前記第2の導電パターンの表面における一部を第2の外部電極として開口して第3の絶縁層を形成する工程と
を有することを特徴とする半導体チップの製造方法。 - 前記第1の外部電極を形成する工程と前記第1の導電パターンを形成する工程とを同時に行うことを特徴とする請求項6または請求項8のいずれかに記載の半導体チップの製造方法。
- 前記第2の外部電極を形成する工程と前記第2の導電パターンを形成する工程とを同時に行うことを特徴とする請求項6または請求項8のいずれかに記載の半導体チップの製造方法。
- 前記絶縁部は液状樹脂を塗布し硬化して形成することを特徴とする請求項6または請求項7または請求項8または請求項9のいずれかに記載の半導体チップの製造方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007123756A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Technology Alliance Group Inc | 半導体装置の製造方法および半導体装置 |
JP2008078327A (ja) * | 2006-09-20 | 2008-04-03 | Sony Corp | 半導体装置及び半導体装置の製造方法 |
JP2008300559A (ja) * | 2007-05-30 | 2008-12-11 | Sony Corp | 半導体装置とその製造方法 |
US7807512B2 (en) | 2008-03-21 | 2010-10-05 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Semiconductor packages and methods of fabricating the same |
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