JP2005190639A - 情報記録再生装置および情報記録再生方法 - Google Patents

情報記録再生装置および情報記録再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】タイムシフト再生中に、記録情報が欠落することのない情報記録再生装置を提供する。
【解決手段】この発明のDVD−RAMレコーダ1は、光ディスクDに情報を記録し、また情報を再生するディスクドライブ113と、ディスクドライブ113により光ディスクに記録され、もしくは光ディスクから再生される情報を一時的に保持する一時記録部115と、ディスクドライブによる情報の記録および情報の再生を所定期間毎に切り換えるとともに情報の再生または記録を指示した結果に対応する応答が所定時間を超えた場合に、情報の再生に所定の制限を加えるMPU101と、を有し、タイムシフト再生中に再生系または記録系のいずれかの処理動作が不安定となった場合、記録動作を優先させることで、少なくとも記録時にデータの欠損が生じることを低減できる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、光ディスクに代表される記録媒体に記録された情報を再生しながら新たな情報を記録する情報記録再生装置および情報記録再生方法に関する。
近年、通信衛星や放送衛星を用いたデジタル放送の普及により、高画質のデジタル映像信号や高音質のデジタル音声信号が、さまざまな供給元から供給されている。
高画質のデジタル映像信号や高音質のデジタル音声信号をデジタル信号のまま記録することが可能な記録装置として、DVD規格でランダムなアクセスが可能なDVD−RAMディスクを記録媒体に利用するDVD−RAMレコーダ等が、広く普及しつつある。
DVD−RAMレコーダにおいては、時間の流れと独立して、既に記録されている映像または音声を任意の位置から再生可能であるから、例えば映像または音声を記録しながら現在記録中である映像または音声を既に記録されている任意の位置から再生できるタイムシフト再生機能を有するものが、既に実用化されている(例えば特許文献1参照)。
特開平7−212713号公報
タイムシフト機能を用いて映像または音声を記録しながら既に記録されている映像または音声を任意の位置から再生する場合、例えばコントローラから光ディスクユニットに、記録コマンドと再生コマンドを順次発行することにより、記録動作と再生動作を所定時間毎に切り換えている。
しかしながら、光ディスクユニット内に何らかの異常が生じてDVD−RAMディスクに既に記録されている情報の再生処理が遅れた場合、新たに記録する情報の記録動作が間に合わなくなって、記録データの欠落(記録傷害)が発生する問題がある。
この発明の目的は、タイムシフト再生機能を有する情報記録再生装置において、タイムシフト再生中に記録情報が欠落することのない情報記録再生装置を提供することにある。
この発明は、記録媒体に情報を記録し、記録媒体から情報を再生する情報記録再生部と、前記情報記録再生部により記録媒体に記録され、もしくは記録媒体から再生される情報を一時的に保持する一時記録部と、前記情報記録再生部に情報の記録および情報の再生を所定期間毎に切り換えるとともに情報の再生または記録を指示した結果に対応する応答が所定時間を超えた場合に、情報の再生に所定の制限を加える記録再生制御部と、を有することを特徴とする情報記録再生装置を提供するものである。
また、この発明は、記録媒体に情報を記録するとともに所定期間毎に既に記録媒体に記録されている情報を記録媒体から再生する情報記録再生方法において、記録媒体への情報の記録指示または記録媒体からの情報の再生指示を所定期間毎に切り換える切り換え指示毎の情報記録再生部からの記録指示または再生指示に対する応答時間を監視し、情報記録再生部からの記録指示または再生指示に対する応答時間が、所定時間を超えた場合には、次に指示する指示が記録指示と再生指示のいずれであるかを判定し、次の指示が記録指示である場合には、そのまま記録指示を出力し、次の指示が再生指示である場合には、再生指示の出力タイミングを変更し、または再生指示の出力を中止することを特徴とする情報記録再生方法を提供するものである。
また、この発明は、所定期間毎に情報の記録と再生が指示されることにより、情報を記録するとともに任意のタイミングで既に記録された情報を再生する情報記録再生方法において、所定期間毎に切り換えられる情報の記録指示あるいは情報の再生指示に応じて記録媒体からの情報の再生動作もしくは記録媒体への情報の記録動作を切り換え、情報の再生が指示された際に、所定時間内に再生すべき情報を出力できない場合には、再生情報の出力を中止あるいは再生できないことを示す応答を出力し、再生情報の出力を中止あるいは再生できないことを示す応答に対して、情報の記録のみが指示された場合に、所定期間の間、記録媒体からの情報の再生を一時的に中止することを特徴とする情報記録再生方法を提供するものである。
すなわち、本発明の情報記録再生装置によれば、タイムシフト再生機能により既に記録されている情報を再生しながら新たに情報を記録する場合において、再生系または記録系のいずれかの処理動作が不安定となった場合、記録動作を優先させることで、少なくとも記録時にデータの欠損が生じることを低減できる。
本発明によれば、リアルタイムデータを記録している際に、光ディスク装置内で処理に時間がかかる動作が発生した場合は、記録動作の時間確保を最優先で処理することで記録すべきデータが保全される(記録された情報の正確さが向上される)。
また、本発明によれば、リアルタイムデータを記録している際、光ディスク装置内で処理に時間がかかる動作が発生した場合は、再生動作を一部停止、省略することで記録動作の時間が確保できる。従って、記録された情報の正確さが向上される。
さらに、本発明によれば、リアルタイムデータを記録している際に光ディスク装置内で処理に時間がかかる動作が発生した場合、ホスト側により検知されることで、再生動作のためのコマンドの発行が停止され、記録動作の時間が確保される。従って、記録された情報の正確さが向上されるできる。
またさらに、本発明によれば、光ディスク装置において、処理時間が所定時間を超えることが検知された場合に、再生コマンドに対してエラーの応答が出力されることで、再生動作が一時的に中止またはタイミングが変更され、記録動作のための時間が確保できる。従って、記録された情報の正確さが向上される。
さらにまた、本発明によれば、光ディスク装置において、処理時間が所定時間を超えることが検知された場合に、再生コマンドに対して再生を中止し、既存データを返すことで記録動作のための時間が確保できる。従って、記録された情報の正確さが向上される。
またさらに、本発明によれば、ホストから光ディスク装置に対して、リアルタイム記録であることを示すコマンドが発行された場合に、光ディスク装置側で、リアルタイム記録の記録時間を確保するために、状況に応じて再生動作に所定の制限を加えることにより、少なくとも情報の記録精度が向上される。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1に示す情報記録再生装置すなわちDVD−RAMレコーダ1は、入力情報をDVD規格でランダムアクセスが可能なDVD−RAMディスク(記録媒体)Dに記録し、再生要求に応じて既に記録されている情報を再生可能な情報記録再生部111、情報記録再生部111への記録および情報記録再生部111からの再生ならびに以下に説明する各部の動作を制御するマイクロコンピュータ(MPUすなわち主制御装置)101を有する。
情報記録再生部111は、例えばDVD(Degital Versatile Disk)規格に従って製造され、ランダムアクセスが可能な、DVD−RAMディスクDに情報を記録し、既に情報が記録されているディスクから情報が再生可能なディスクドライブユニット113、およびディスクドライブユニット113にセットされたディスクDに記録すべきデータやディスクDから再生されたデータの一定量を一時的に保持可能なバッファメモリとして機能する一時記録部115を含む。
一時記録部115は、例えば情報の記録の途中でディスクDの残り記録容量が「0」になった場合において、現在情報の記録に用いられているディスクが記録容量の残っている別のディスクに交換されるまでの間、記録対象である情報を一時記憶しておくことに利用できる。なお、情報記録再生部111には、ディスクドライブユニット113に加えて、例えば大容量の情報の記録および検索(再生)に適したハードディスクドライブHDDが併設されてもよい。
情報記録再生部111には、入力された情報を情報記録再生部111が記録可能にエンコードするエンコーダ121、情報記録再生部111から出力された情報を、以下に説明する出力装置が表示可能にデコードするデコーダ131が接続されている。
エンコーダ121には、記録対象である情報が外部から入力可能なAV入力部123、および例えば放送事業者等に代表される情報配信者から配信される映像および音声が受信可能なチューナ部125が接続されている。
デコーダ131には、(デコーダ131により)デコードされた再生情報を、再生装置(テレビ受像器)あるいはモニタ装置に代表される出力装置に供給するAV出力部133が接続されている。
MPU101にはまた、録画(放送)開始日時/録画(放送)終了日時、録画ソース、記録レートおよび記録方式(音声記録形式)等(以下、録画予約と略称する)の録画予約情報が、記録再生装置1本体もしくは付属する図示しないリモコン装置から入力可能なタイマーマイコン部141が接続されている。
なお、タイマーマイコン部141には、記録再生装置1の動作の管理に利用される時刻を管理するタイマー回路(時計ユニット)143、およびユーザからの操作要求(指示)を受け付けるユーザ操作入力部145が接続されている。
MPU101にはまた、タイマーマイコン部141に入力された情報あるいは装置1本体の動作状態が表示される表示部151、ネットワーク網NTを介して外部からの録画予約等の入力や指定された返信先に録画予約の可否を報知可能な通信制御部103および録画予約された情報等が保持可能なメモリ105が接続されている。
MPU101は、メモリ105に記憶されている制御プログラムに従い、ディスクDへの情報の記録やディスクDからの情報の削除、ディスクDの記録されている情報の再生、タイムシフト再生すなわち記録動作と再生動作の所定時間毎に切り換え、あるいはユーザ操作入力部145を介してタイマーマイコン部141へ入力された記録再生装置の動作の変更、表示部151を用いたユーザへの表示等を制御する。
タイマーマイコン部141は、タイマー回路(時計ユニット)143をモニタしながら、ユーザにより設定された録画予約情報を管理し、録画予約開始時刻に達した時点でMPU101に記録開始、および録画予約終了時刻に達した時点でMPU101に記録終了を指示する。
ユーザ操作入力部145は、ユーザからの操作要求、例えば記録再生装置の動作の変更や録画予約情報の受け付け等が可能で、図示しないが、リモコン(リモートコントロール端末)からの制御信号を受け入れるデータ受信部や、装置1本体の図示しない操作パネルによるユーザからの直接入力指示に対応して制御信号をタイマーマイコン部141へ出力可能な図示しない制御信号入力部を含む。
換言すると、本発明の情報記録再生装置は、記録媒体(ディスクD)に情報を記録し、記録媒体から情報を再生する情報記録再生部(ディスクドライブユニット113)と、情報記録再生部により記録媒体に記録され、もしくは記録媒体から再生される情報を一時的に保持する一時記録部(115)と、情報記録再生部に情報の記録および情報の再生を所定期間毎に切り換えるとともに、情報の再生または記録を指示した結果に対応する応答が所定時間を超えた場合に、情報の再生に所定の制限を加える記録再生制御部(MPU101)と、を有することを特徴とする。
次に、図1に概略を示した情報記録再生装置1の動作の一例を説明する。
図2に示すように、ユーザから、例えば「リアルタイム記録およびタイムシフト再生」が指示(要求)されると、MPU(ホスト装置またはディスクコントローラ)101から情報記録再生部すなわち光ディスク装置111に、記録または再生動作のためのコマンドが発行される(S1)。
次に、ドライブ装置すなわち情報記録再生部111からの応答、例えば処理完了のコマンドが規定時間以内に戻されなかったか否か(処理完了のコマンドが戻されるまでに規定以上の時間がかかったか否か)がチェックされる(S2)。
ステップS2において、情報記録再生部111からの応答が規定時間以内に戻された場合(S2−No)には、通常ルーチンとしてステップS1に戻され、次のコマンドが発行される。
ステップS2において、情報記録再生部111から処理完了のコマンドが戻されるまでに規定以上の時間がかかった場合(S2−Yes)には、次に発行されるコマンドの種類が特定される(S3)。
ステップS3において、次に発行すべきコマンドが「記録(非再生)」である場合(S3−No)、通常ルーチンに従って予定どおりのコマンドが発行され指示され(S4)、引き続き、ステップS1により、次のコマンド(「記録」コマンド)が発行される(S3−No)。
ステップS3において、次に発行すべきコマンドが「再生」である場合(S3−sNo)、ステップS2における処理完了のコマンドが戻されるまでに通常よりも多くかかった処理時間の影響を回避するために「再生」コマンドの発行が停止され(S5)、再生データの補間(再生コマンドが通常通り発行された場合に得られる再生情報に見合う再生情報を既に再生できた前の再生データから生成)や、タイムシフト量の調整、または再生出力の一時停止等に代表される「タイムシフト再生遅れ復旧処理」が実行される(S6)。
すなわち、本発明は、記録媒体(ディスクD)に情報を記録するとともに所定期間毎に既に記録媒体に記録されている情報を記録媒体から再生する情報記録再生方法において、(MPU101により)記録媒体への情報の記録指示または記録媒体からの情報の再生指示を所定期間毎に切り換える切り換え指示毎の情報記録再生部(MPU101)からの記録指示または再生指示に対する応答時間を監視し、情報記録再生部からの記録指示または再生指示に対する応答時間が、所定時間を超えた場合には、次に指示する指示が記録指示と再生指示のいずれであるかを判定し、次の指示が記録指示である場合には、そのまま記録指示を出力し、次の指示が再生指示である場合には、再生指示の出力タイミングを変更し、または再生指示の出力を中止することを特徴とする。
図3は、図2により説明したホスト装置(MPUまたはディスクコントローラ)からの「記録」コマンドおよび「再生」コマンドに対応する情報記録再生部(ドライブ装置)の動作を示している。
図3に示すように、ホスト装置(MPUまたはディスクコントローラ)からの「リアルタイム記録およびタイムシフト再生」が指示されると、情報記録再生部111において、指示されたコマンドを実行するための、例えば「記録動作」や「再生動作」または「消去動作」等の任意の動作のうちのいずれかが実行される(S11)。
続いて、ステップS11で受け入れた任意の動作が実行され、かつ、その動作にかかる時間が規定時間以上か否か(処理(動作)の時間が増大して規定時間を超える虞れのある「リトライ」動作の発生の有無)がチェックされる(S12)。
ステップS12において、情報記録再生部111からの応答が規定時間以内に戻された(処理(動作)の時間が増大して規定時間を超える虞れのある「リトライ」動作が生じていない)場合(S12−No)には、通常ルーチンとして次に実行すべきコマンドの要求のために、ステップS11に戻される。
ステップS12において、情報記録再生部111から処理完了のコマンドが戻されるまでに規定以上の時間がかかった(処理(動作)の時間が増大して規定時間を超える虞れのある「リトライ」動作が発生した)場合(S12−Yes)には、次に発行されるはずの(実行すべき)コマンドの種類がチェックされる(S13)。
ステップS13において、次に実行すべきコマンドが「記録」である場合(S13−No)、通常ルーチンに従って「記録」コマンドが要求され(S14)、引き続きステップS11により、次に実行すべきコマンドが発行される(S13−No)。
ステップS13において、次に実行すべきコマンドが「再生」である場合(S13−Yes)、ステップS12において処理完了のコマンドが戻されるまでに規定以上の時間がかかった(処理(動作)の時間が増大して規定時間を超える虞れのある「リトライ」動作が発生した)ために、通常よりも多くかかった処理時間の影響を回避するために「再生」コマンドに対する「再生動作」が中止され(S15)、リトライ回数がオーバータイムとなったこと、もしくは再生すべき領域が特定できなかった(読みとれなかった)こと等を示す所定の信号列を図示しないプログラムメモリ内に記憶されているエラーコードと対応させるためのエラーコマンド、もしくは「以前に再生できた再生データ」が、ホスト装置に出力される(S16)。
なお、ステップS16において、再び供給される「以前に再生できた再生データ」は、例えば直前の「再生」コマンドを実行して読み取ることのできた再生データが一時記録部115内で書き換えられずに残っているデータである。
また、リトライ動作が発生した場合であっても一時記録部115により保持されている「以前に再生できた再生データ」の一部または全部を利用して「再生動作」が中止された部分の情報が補間可能である場合には、ホスト側において、再生情報を補間して出力可能である。
すなわち、本発明は、所定期間毎に情報の記録と再生が指示されることにより、情報を記録するとともに任意のタイミングで既に記録された情報を再生する情報記録再生方法において、所定期間毎に切り換えられる情報の記録指示あるいは情報の再生指示に応じて記録媒体からの情報の再生動作もしくは記録媒体への情報の記録動作を切り換え、情報の再生が指示された際に、所定時間内に再生すべき情報を出力できない場合には、再生情報の出力を中止あるいは再生できないことを示す応答を出力し、再生情報の出力を中止あるいは再生できないことを示す応答に対して、情報の記録のみが指示された場合に、所定期間の間、記録媒体からの情報の再生を一時的に中止することを特徴とする情報記録再生方法である。
より詳細には、図2および図3を用いて説明した個々の動作は、図1に示した情報記録再生部111における一時記憶部115により実行される。
図2および図3により説明したタイムシフト動作においては、ディスクドライブ113にセットされたディスクDに記録されるべきデータも、ディスクDから再生されたデータも、一時記憶部115に、一時保存される。
例えばTVチューナ125を経由して取り込まれた映像信号は、エンコーダ121を通じて光ディスクDに記録可能なデータに変換されるが、データ量は、エンコーダ121の映像圧縮量で決まる。例えば、映像圧縮量が4.6Mbpsである場合、1秒あたり4.6Mbitのデータとなる。
従って、例えば一時記録部115の容量が46Mbitである場合、一時記憶部115には、10秒間のデータを一時保存できることになる。
このような環境において、TVチューナ125から順次入力される映像信号を、エンコーダ121により5秒分、すなわち23Mbitのデータに変換して一時記憶部115に記憶し、ディスクドライブ113の図示しないバッファメモリに書き込むとする。
ディスクドライブ113が、例えばDVD規格のDVD−RAMディスクに2X(2倍速)記録可能であるとすると、記録転送レートは22.16Mbpsであるので、ディスクドライブ113の図示しないバッファメモリに書き込まれた23Mbitのデータは、約1秒で、DVD−RAMディスク(ディスクD)に記録される。
一方で、ディスクドライブ113の図示しないバッファメモリの23MbitのデータがディスクDに記録されている1秒間の間に、一時記憶部115の所定の記録領域には、TVチューナ125から引き続き供給される映像信号がエンコードされたデータが、順次記憶される。
また、タイムシフト再生のリクエストに従ってディスクDからディスクドライブ113の図示しないバッファメモリに読み出された再生データは、一時記憶部115の、例えば先ほどディスクDへ記録したデータにより占有されていたメモリ領域に、上書きされる。なお、ディスクDからバッファメモリに読み出される再生データは、記録と同様に1秒間で5秒分であり、23Mbitである。
このようにして、ディスクDに記憶されていたデータは、デコーダ131に出力され、デコーダ131により出力映像にデコードされる。
以上説明したように、例えばタイムシフト再生においては、一時記憶部115もしくはタイムシフト再生向けに用意される図示しないバッファメモリに記録可能なデータ量の1/2のデータがエンコーダ121を介して供給された時点から次の1/2の記録データが残りの記憶領域に供給されるまでの間の時間で、ディスクDへの書き込みおよびディスクDからの読み出し、ならびにタイムシフト再生用の再生データおよび記録動作が完了する必要がある。従って、上述した条件においては、タイムシフト再生用の再生データおよび記録動作に割り当てることのできる時間は、3秒となる。すなわち、本発明の実施の形態において、例えば図3のステップS12に説明した「動作にかかる時間が規定時間」がこれに相当する。
なお、上述した「動作にかかる時間が規定時間(記録/再生動作が滞っている時間)」の間に、「記録」と「再生」のそれぞれが同じ要因で同時に滞ることが発生しうることを考慮すると、『規定時間』は、その半分の1.5秒以下に設定することが好ましい。
換言すると、タイムシフト再生において、「記録」または「再生」動作が『規定以上の時間』となる閾値は、エンコーダからバッファメモリまたは一時記憶部に供給されるデータがバッファメモリまたは一時記憶部の容量の1/2の時間から、バッファメモリまたは一時記憶部から光ディスクへのデータの転送および光ディスクからバッファメモリまたは一時記憶部へのデータの転送に要求される時間を差し引いた時間の1/2以下に設定される。
このように、光ディスク装置(情報記録再生部)において、リアルタイムデータを記録しながら、既に記録されている情報を任意の位置から任意のタイミングで再生するタイムシフト再生機能により「記録動作」と「再生動作」を所定時間毎に切り換えることで情報の記録および再生を実行している間に、ドライブ装置(情報記録再生部)において何らかの動作不良あるいは異常動作が発生した場合は、「記録動作」を優先させることにより、少なくとも記録される情報に欠落が生じることが防止できる。なお、必要に応じて、再生動作時には、再生を瞬間的に中断することによっても、情報の記録を優先させている。
すなわち、情報の記録を優先することにより、現在記録中の情報については記録の正確さを高めることができ、その一方でタイムシフト再生機能により再生されている情報に関しては、通常の再生時において何ら問題が生じないこともあり得るため、ユーザにとっては、記録中の情報に欠落が生じることの方が大きな問題となる。従って、本発明のように記録/再生を任意のタイミングで切り換える間に、いずれかの動作において、その処理に時間がかかった場合、少なくとも記録を優先することにより、ユーザによる不具合の指摘も少なくなることが予想できる。
なお、動作に時間がかかることの検出と再生動作の停止は、例えば、
1)光ディスクドライブ(情報記録再生部)に対して所定のコマンドを供給するホスト側において、発行したコマンドに対する光ディスクドライブからの応答が所定タイミングよりも遅れていると判断した場合、タイムシフト再生のための再生コマンドの発行を止めることにより光ディスクドライブの記録動作時間に余裕を持たせることで、リアルタイムデータとして記録される情報の正確さを高めることができ、再生データが不足した場合であっても、先に取得した再生データから不足する再生データに対応するデータを補間し、またはタイムシフト量を調整する
2)光ディスクドライブ側で、時間を要するリトライが発生した場合、ホスト側からの再生コマンドに対して、即座にエラーを戻すことにより情報の記録に利用可能な動作時間を確保することで、記録される情報の正確さを高めることができ、再生データが不足した場合であっても、先に取得した再生データから補間する
3)光ディスクドライブ側で時間を要するリトライが発生した場合は、再生コマンドに対する応答として、再生動作を省略して前回転送したデータと同様のデータを転送する
等の手法からに任意に選択可能である。
また、タイムシフト再生中に、所定回数以上「リトライ」が発生した場合には、例えば「前の記録状態が不安定であること」あるいは「記録状態が不安定な光ディスクを再生中であること」もしくは「記録動作を優先させるためタイムシフト再生を中止すべきこと」等の任意の警告情報を、例えば表示部151または図示しないリモコンの表示部等に表示させてもよい。
さらに、タイムシフト再生中に、所定回数以上「リトライ」が発生し、再生画像が所定時間あたりに、任意回数とぎれる(再生停止または再生がとびとびになる)ような場合、例えば「前の記録状態が不安定であり、記録動作のみに移行する」ことを、例えば表示部151または図示しないリモコンの表示部等に表示させ、情報記録再生部111に対して情報の記録のみを指示してもよい。この場合、例えばMPU101により強制的に、制御コマンドを「記録」に変更することで、ドライブ側(情報記録再生部)の記録動作時間に余裕が確保されるので、情報の欠落が生じることなく、記録の正確さが向上される。
またさらに、タイムシフト再生中に、所定回数以上「リトライ」が発生し、再生画像が所定時間あたりに、再生停止または再生がとびとびになるような場合、例えば「ディスクを交換してください」あるいは「ディスクを交換しますか?」等の記録/再生が不安定であることをユーザに促す表示を、例えば表示部151または図示しないリモコンの表示部等に表示させ、情報記録再生部111に対して、強制的な記録もしくは再生の停止を割り込み可能としてもよい。
なお、上述した「動作に時間がかかることの検出と再生動作の停止」において、例えばディスクDの記録領域の局部的な異常に起因するものも想定でき、例えば「記録動作のみに移行」したのち、所定時間経過後に、再び「再生」と「記録」をくり返すよう設定してもよい。
以上説明したように本発明によれば、タイムシフト再生機能により既に記録されている情報を再生しながら新たに情報を記録する場合において、再生系または記録系のいずれかの処理動作が不安定となった場合、記録動作を優先させることで、少なくとも記録時にデータの欠損が生じることを低減できる。
また、上述した「動作に時間がかかることの検出と再生動作の停止」は、記録媒体の種類にかかわりなく、例えばHDD(ハードディスク)においても適用可能であることはいうまでもない。
なお、この発明は、前記各実施の形態に限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々な変形もしくは変更が可能である。また、各実施の形態は、可能な限り適宜組み合わせて実施されてもよく、その場合、組み合わせによる効果が得られる。
この発明の実施の形態が適用可能な情報記録再生装置の一例を説明する概略図。 図1に示した情報記録再生装置の動作の一例を説明する概略図。 図1に示した情報記録再生装置の動作の一例を説明する概略図。
符号の説明
1…DVD−RAMレコーダ、101…マイクロコンピュータ(主制御装置)、111…情報記録再生部、113…ディスクドライブユニット、115…一時記録部、145…ユーザ操作入力部、151…表示部。

Claims (7)

  1. 記録媒体に情報を記録し、記録媒体から情報を再生する情報記録再生部と、
    前記情報記録再生部により記録媒体に記録され、もしくは記録媒体から再生される情報を一時的に保持する一時記録部と、
    前記情報記録再生部に情報の記録および情報の再生を所定期間毎に切り換えるとともに情報の再生または記録を指示した結果に対応する応答が所定時間を超えた場合に、情報の再生に所定の制限を加える記録再生制御部と、
    を有することを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 前記記録再生制御部により情報の再生に加えられる制限は、再生動作の一部停止または省略であることを特徴とする請求項1記載の情報記録再生装置。
  3. 前記記録再生制御部により情報の再生動作の一部停止または省略が実行された場合、既に再生された情報の一部を用いて再生動作の一部停止または省略により不足した情報を、補間することを特徴とする請求項1記載の情報記録再生装置。
  4. 記録媒体に情報を記録するとともに所定期間毎に既に記録媒体に記録されている情報を記録媒体から再生する情報記録再生方法において、
    記録媒体への情報の記録指示または記録媒体からの情報の再生指示を所定期間毎に切り換える切り換え指示毎の情報記録再生部からの記録指示または再生指示に対する応答時間を監視し、
    情報記録再生部からの記録指示または再生指示に対する応答時間が、所定時間を超えた場合には、次に指示する指示が記録指示と再生指示のいずれであるかを判定し、
    次の指示が記録指示である場合には、そのまま記録指示を出力し、
    次の指示が再生指示である場合には、再生指示の出力タイミングを変更し、または再生指示の出力を中止する
    ことを特徴とする情報記録再生方法。
  5. 再生指示の出力タイミングが変更され、または再生指示の出力が中止された場合には、再生指示の出力タイミングが変更され、または再生指示の出力が中止されたことに起因して不足した情報を、既に再生された情報の一部を用いて補間し、または一時的に再生動作を停止させることを特徴とする請求項4記載の情報記録再生方法。
  6. 所定期間毎に情報の記録と再生が指示されることにより、情報を記録するとともに任意のタイミングで既に記録された情報を再生する情報記録再生方法において、
    所定期間毎に切り換えられる情報の記録指示あるいは情報の再生指示に応じて記録媒体からの情報の再生動作もしくは記録媒体への情報の記録動作を切り換え、
    情報の再生が指示された際に、所定時間内に再生すべき情報を出力できない場合には、再生情報の出力を中止あるいは再生できないことを示す応答を出力し、
    再生情報の出力を中止あるいは再生できないことを示す応答に対して、情報の記録のみが指示された場合に、所定期間の間、記録媒体からの情報の再生を一時的に中止する
    ことを特徴とする情報記録再生方法。
  7. 記録媒体からの情報の再生を一時的に中止した場合には、既に再生され、予め保持している情報の一部または全部を再び出力することを特徴とする請求項6記載の情報記録再生方法。
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