JP2005190522A - 再生システム - Google Patents

再生システム Download PDF

Info

Publication number
JP2005190522A
JP2005190522A JP2003428403A JP2003428403A JP2005190522A JP 2005190522 A JP2005190522 A JP 2005190522A JP 2003428403 A JP2003428403 A JP 2003428403A JP 2003428403 A JP2003428403 A JP 2003428403A JP 2005190522 A JP2005190522 A JP 2005190522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
playback device
playback
reproduction
music data
content data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003428403A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Koyata
智弘 小谷田
Yoichiro Sako
曜一郎 佐古
Osamu Ota
攻 太田
Takahisa Ogami
隆久 大上
Takashi Kinoshita
隆史 木下
Hiroshi Mizuno
博志 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2003428403A priority Critical patent/JP2005190522A/ja
Publication of JP2005190522A publication Critical patent/JP2005190522A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

【課題】
携帯再生装置に記憶されているデータを格段と良好な品質で再生することができるようにする。
【解決手段】
携帯再生装置3に記憶保持されている暗号化された圧縮音楽データが、再生専用オーディオ機器5のデコーダ部45及び音楽データ処理部46で処理されるので、携帯再生装置3のデコーダ部36及び音楽データ処理部37で処理したときよりも品質の良い音楽信号を得ることができ、かくして良好な音質の音楽をユーザに提供することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は再生システムに関し、例えば、MP3(MPEG Audio Layer-3)プレーヤ等の携帯再生装置に記憶されている音楽データを再生する際に適用して好適なものである。
近年、MP3プレーヤ等の携帯再生装置が普及し始めている。このような携帯再生装置は、インターネットを介してダウンロードすることにより得られる圧縮符号化された音楽データ(以下、圧縮音楽データと呼ぶ)を、内部のハードディスクドライブに記憶保持しておくことができるようになされている(特許文献1参照)。
このような携帯再生装置の一例を図11を用いて説明する。例えば、ダウンロードして得られた多数の圧縮音楽データを記憶保持しているパーソナルコンピュータ(図示せず)から、ユーザ所望の圧縮音楽データが携帯再生装置へ送信されたとき、受信部100はメインコントローラ101の制御の下、これを受信してハードディスクドライブ102に記憶する。
そして、携帯再生装置の操作部103に対してユーザが再生操作を行うと、これに応じてメインコントローラ101は、再生する音楽のタイトル情報等を表示部104に表示しつつ、ハードディスクドライブ102に記憶保持している圧縮音楽データをデコーダ部105へ送出する。
このときデコーダ部105はメインコントローラ101の制御の下、圧縮音楽データに対して伸長復号化処理を施すことにより、音楽データ(いわゆるPCM(Pulse Code Modulation)データ)を生成し、当該生成した音楽データをDSP(Digital Signal Processor)やD/Aコンバータやフィルタ等からなる音楽データ処理部106へ送出する。音楽データ処理部106はメインコントローラ101の制御の下、音楽データに対してD/A変換処理等を施すことにより音楽信号(いわゆるアナログ信号)を得て、これに基づく音楽をイヤホン107を介して放音するようになされている。
特開2000−77960公報
ところで近年、例えばユーザが旅行へ出かける場合、その移動中は携帯再生装置を携帯しながら接続されているイヤホン107を介して音楽を聴き、ホテル等の宿泊先で過ごすときは、携帯再生装置に小型のスピーカを接続し、当該スピーカを介して部屋の中で音楽を聴くようなことが行われている。
因みにこのような携帯再生装置においては、軽量化して携帯性を確保することが重要であることから、イヤホン107を介して音楽が聴かれることを前提にし、少なくともこの前提に応じた処理精度(演算精度等に相当する)を有するデコーダ部105及び音楽データ処理部106が搭載されている。
従って、このようなデコーダ部105及び音楽データ処理部106により圧縮音楽データから再生された音楽信号の品質については、携帯再生装置にスピーカを接続して利用するような状況では十分高いものとは言えないので、当該スピーカから放音される音楽の音質は良いとは言い難かった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、携帯再生装置に記憶されているデータを格段と良好な品質で再生することができる再生システムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、再生システムにおいて、コンテンツデータを記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶しているコンテンツデータから信号を再生する再生手段とを有する第1の再生装置と、当該第1の再生装置から送信されるコンテンツデータを受信する受信手段と、受信したコンテンツデータから第1の再生装置の再生手段よりも高精度に信号を再生する高精度再生手段とを有する第2の再生装置とを設けるようにした。
また本発明においては、携帯再生装置において、コンテンツデータを記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶しているコンテンツデータから信号を再生する再生手段と、再生手段よりも高精度にコンテンツデータから信号を再生する高精度再生手段を有する再生装置に対して、記憶手段に記憶しているコンテンツデータを送信する送信手段とを設けるようにした。
さらに本発明においては、再生装置において、コンテンツデータを記憶する記憶手段と記憶手段に記憶しているコンテンツデータから信号を再生する再生手段とを有する携帯再生装置から送信されるコンテンツデータを受信する受信手段と、受信したコンテンツデータから携帯再生装置の再生手段よりも高精度に信号を再生する高精度再生手段とを設けるようにした。
さらに本発明においては、再生方法において、コンテンツデータを記憶する記憶手段と記憶手段に記憶しているコンテンツデータから信号を再生する再生手段とを有する第1の再生装置から送信されるコンテンツデータを第2の再生装置が受信する第1のステップと、第1の再生装置の再生手段よりも高精度にコンテンツデータから信号を再生する高精度再生手段を有する第2の再生装置が、高精度再生手段によって、受信したコンテンツデータから信号を再生する第2のステップとを設けるようにした。
これにより、第1の再生装置(すなわち、携帯再生装置)に記憶されているコンテンツデータから品質の良い信号を再生することができる。
本発明によれば、第1の再生装置に記憶されているコンテンツデータから品質の良い信号を再生することができる。この結果、第1の再生装置に記憶されているコンテンツデータを格段と良好な品質で再生することができる再生システムを実現することができる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)音楽再生システムの構成
図1において、1は全体として音楽再生システムを示し、ユーザの家に設置されているパーソナルコンピュータ2は、ユーザの所定操作に応じてインターネットから暗号化された圧縮音楽データ(以下、暗号化圧縮音楽データと呼ぶ)をダウンロードし、これを内部のハードディスクドライブに記憶保持する。
パーソナルコンピュータ2は、例えば図示しないケーブルによって携帯再生装置3と接続された後、ユーザにより転送操作が行われると、記憶保持している暗号化圧縮音楽データをこのケーブルを介して携帯再生装置3へ転送する。このとき携帯再生装置3は、転送された暗号化圧縮音楽データを内部のハードディスクドライブに記憶保持する。
この後携帯再生装置3は、ユーザにより再生操作が行われると、記憶保持している暗号化圧縮音楽データのうち、当該再生操作に応じた暗号化圧縮音楽データに対して、暗号化を解くための復号化処理を実行することにより圧縮音楽データを得る。続いて携帯再生装置3は、この圧縮音楽データに対して伸長符号化処理を実行することにより音楽データを生成した後、当該生成した音楽データに対してD/A変換処理等を実行し、この結果得られた音楽信号に基づく音楽を接続されているイヤホン4を介して放音する。
また携帯再生装置3は、ユーザの宿泊先に持ち込まれて所定操作が行われると、当該宿泊先に設置されている再生専用オーディオ機器5と、所定の無線通信方式(例えば、Bluetooth(R))に準拠して無線通信を開始する。
この状態において、携帯再生装置3の操作部に対しユーザが再生操作を行うと、携帯再生装置3は、記憶保持している暗号化圧縮音楽データのうち、当該再生操作に応じた暗号化圧縮音楽データを、再生専用オーディオ機器5へ送信する。このとき再生専用オーディオ機器5は、携帯再生装置3から受信した暗号化圧縮音楽データに対して、復号化処理、伸長復号化処理及びD/A変換処理等を順次実行し、この結果得られた音楽信号に基づいてスピーカから音楽を放音する。
また携帯再生装置3は、ユーザ所有の車の中に持ち込まれて、その筐体が車内に設置されているステーション7の挿入孔HLに挿入されると、このステーション7から延長しているケーブル8を介して、車内のオーディオ機器6と通信を開始する。
この状態において、携帯再生装置3の操作部に対しユーザが再生操作を行うと、携帯再生装置3は、記憶保持している暗号化圧縮音楽データのうち、当該再生操作に応じた暗号化圧縮音楽データを、オーディオ機器6へ送信する。このときオーディオ機器6は、携帯再生装置3から受信した暗号化圧縮音楽データに対して、復号化処理、伸長復号化処理及びD/A変換処理等を順次実行し、この結果得られた音楽信号に基づいてスピーカから音楽を放音する。
またこの状態において、携帯再生装置3の操作部に対しユーザがコピー操作を行うと、携帯再生装置3は、記憶保持している暗号化圧縮音楽データのうち、当該コピー操作に応じた暗号化圧縮音楽データを、ステーション7のケーブル8を介してオーディオ機器6へ送信する。このときオーディオ機器6は、携帯再生装置3から送信された圧縮音楽データを、内部のハードディスクドライブに記憶保持する。このようにしてユーザは、携帯再生装置3に記憶保持されている暗号化圧縮音楽データを、オーディオ機器6のハードディスクドライブにコピーすることもできる。
そして、オーディオ機器6の操作部に対してユーザが再生操作を行うと、オーディオ機器6は、ハードディスクドライブに記憶されている暗号化圧縮音楽データのうち、当該再生操作に応じた暗号化圧縮音楽データを読み出して、これに復号化処理、伸長復号化処理及びD/A変換処理等を順次実行し、この結果得られた音楽信号に基づいてスピーカから音楽を放音する。
(2)パーソナルコンピュータの構成
図2に示すパーソナルコンピュータ2において、音楽CD(Compact Disc)がドライブ部10に挿入された後、この音楽CDに記憶されている音楽データをハードディスクドライブ11にコピーする操作(いわゆるリッピング操作)が行われると、これに応じてメインコントローラ12は、ドライブ部10を制御することにより音楽CDに記憶されている音楽データを読み出し、これをエンコーダ部13へ送出する。
エンコーダ部13はメインコントローラ12の制御の下、ドライブ部10からの音楽データに対して圧縮符号化処理を施し、この結果得られた圧縮音楽データを暗号化部14へ送出する。暗号化部14はメインコントローラ12の制御の下、エンコーダ部13からの圧縮音楽データに対して、著作権保護のための暗号化処理を施すことにより暗号化圧縮音楽データを生成し、これをハードディスクドライブ11に記憶する。
このようにしてパーソナルコンピュータ2は、音楽CDに記憶されていた音楽データを、圧縮及び暗号化した状態でハードディスクドライブ11に蓄積するようになされている。
また、ユーザにより操作部15を介してハードディスクドライブ11に記憶保持されている暗号化圧縮音楽データを再生する再生操作が行われると、これに応じてメインコントローラ12は、当該暗号化圧縮音楽データに対応するタイトル情報等を表示部16に表示しつつ、ハードディスクドライブ11から当該暗号化圧縮音楽データを読み出してこれを復号化部17へ送出する。
復号化部17はメインコントローラ12の制御の下、かかる暗号化圧縮音楽データに対して、暗号化部14の暗号化処理に対応する復号化処理を施し、この結果得られた圧縮音楽データをデコーダ部18へ送出する。デコーダ部18はメインコントローラ12の制御の下、復号化部17からの圧縮音楽データに対して伸長復号化処理を施し、この結果得られた音楽データを音楽データ処理部19へ送出する。
音楽データ処理部19は、デコーダ部18からの音楽データに対してD/A変換処理等を施すことにより音楽信号を得て、これに基づく音楽をスピーカ20から放音する。
一方、ユーザにより操作部15を介してインターネットNT1におけるコンテンツサーバSV1にアクセスするための操作が行われると、これに応じてメインコントローラ12はネットワーク処理部23を制御することにより、インターネットNT1を介してコンテンツサーバSV1へアクセスする。
そして、ユーザにより操作部15を介してコンテンツサーバSV1が保持している音楽データをダウンロードするためのダウンロード操作が行われると、これに応じてメインコントローラ12は、当該ダウンロード操作に応じた音楽データをダウンロードするように要求するためのダウンロード要求信号を、コンテンツサーバSV1へ送信する(ステップSP1(図3))。
コンテンツサーバSV1は、当該ダウンロード要求信号に応じた音楽データに対して、圧縮符号化処理及び暗号化処理を施すことにより得られた暗号化圧縮音楽データを、インターネットNT1を介してパーソナルコンピュータ2へ送信する(ステップSP2(図3))。
続いてパーソナルコンピュータ2は、受信した暗号化圧縮音楽データを購入するための購入要求信号を、コンテンツサーバSV1へ送信する(ステップSP3(図3))。
コンテンツサーバSV1はかかる購入要求信号を受信すると、パーソナルコンピュータ2を認証するために必要となる認証データを要求する認証要求信号を、パーソナルコンピュータ2へ送信する(ステップSP4(図3))。
この認証要求信号に応じてパーソナルコンピュータ2は、当該パーソナルコンピュータ2固有のID(Identification)情報等が示されてなる認証データをコンテンツサーバSV1へ送信する(ステップSP5(図3))。
コンテンツサーバSV1は、受信した認証データに基づいてパーソナルコンピュータ2を認証することができると、このパーソナルコンピュータ2の利用者であるユーザに対して課金を行うための課金処理を実行する。そしてこの課金処理を正常に終了すると、コンテンツサーバSV1は、パーソナルコンピュータ2がダウンロードした暗号化圧縮音楽データに施されている暗号を解くための復号鍵データを、パーソナルコンピュータ2へ送信する(ステップSP6(図3))。
この後パーソナルコンピュータ2においてネットワーク処理部23は、コンテンツサーバSV1から受信した復号鍵データを利用して、暗号化圧縮音楽データに対する復号化処理を実行し、この結果得られた圧縮音楽データを暗号化部14へ送出する。
暗号化部14はメインコントローラ12の制御の下、ネットワーク処理部23からの圧縮音楽データに対して新たに暗号化処理を施し、この結果得られた暗号化圧縮音楽データをハードディスクドライブ11に記憶する。
このようにしてパーソナルコンピュータ2は、音楽CDに記憶されていた音楽データの他に、コンテンツサーバSV1からダウンロードした音楽データも、暗号化及び圧縮した状態でハードディスクドライブ11に蓄積するようになされている。
ところでパーソナルコンピュータ2の接続部(USB(Universal Serial Bus)端子等に相当する)21に対し、図示しないケーブルを介して携帯再生装置3が接続されると、認証部22はメインコントローラ12の制御の下、接続された携帯再生装置3を認証するための認証処理を実行する。
そしてこの認証処理が正常に終了した後、ハードディスクドライブ11に記憶されている暗号化圧縮音楽データを携帯再生装置3へ転送するための転送操作が操作部15に対して行われると、メインコントローラ12は、ハードディスクドライブ11から当該暗号化圧縮音楽データを読み出して、これを携帯再生装置3へ送信する。
(3)携帯再生装置の構成
図4に示す携帯再生装置3において、受信部30はメインコントローラ31の制御の下、パーソナルコンピュータ2から送信された暗号化圧縮音楽データを受信し、これをハードディスクドライブ32へ記憶する。
かくして携帯再生装置3は、パーソナルコンピュータ2からの暗号化圧縮音楽データを、ハードディスクドライブ32に蓄積しておくことができる。
この後、この携帯再生装置3がパーソナルコンピュータ2の接続部21から取り外されて、ユーザにより携帯されて使用されているとき、操作部33を介してハードディスクドライブ32に記憶されている暗号化圧縮音楽データを再生するための再生操作が行われると、これに応じてメインコントローラ31は、当該暗号化圧縮音楽データに対応するタイトル情報等を表示部34に表示しつつ、ハードディスクドライブ32から当該暗号化圧縮音楽データを読み出してこれを復号化部35へ送出する。
復号化部35はメインコントローラ31の制御の下、暗号化圧縮音楽データに対して復号化処理を施し、この結果得られた圧縮音楽データをデコーダ部36へ送出する。デコーダ部36はメインコントローラ31の制御の下、復号化部35からの圧縮音楽データに対して伸長復号化処理を施し、この結果得られた音楽データを音楽データ処理部37へ送出する。
音楽データ処理部37はメインコントローラ31の制御の下、デコーダ部36からの音楽データに対してD/A変換処理等を施すことにより音楽信号を得て、この音楽信号に基づく音楽をイヤホン4を介して放音する。
因みにこのような携帯再生装置3は、イヤホン4を介して音楽が聴かれることを前提に設計されているので、搭載されているデコーダ部36及び音楽データ処理部37は、この前提に応じた処理精度のみを有している。
一方この携帯再生装置3は、宿泊先に設置されている再生専用オーディオ機器5と所定の無線接続方式に準拠して無線接続するための無線接続部38と、ユーザの車内に設置されているオーディオ機器6のステーション7と接続するためのステーション接続部39とを有している。
例えばユーザによりこの携帯再生装置3が宿泊先に持ち込まれ、操作部33を介して所定操作が行われたとき、これに応じてメインコントローラ31は無線接続部38を制御することにより、再生専用オーディオ機器5に対して無線通信の開始を要求するための通信開始要求信号を送信する。そして無線接続部38が再生専用オーディオ機器5から当該通信開始要求信号に対応する応答信号を受信すると、無線接続部38と再生専用オーディオ機器5との間で無線接続が確立された状態になる。この結果、携帯再生装置3は再生専用オーディオ機器5と無線通信することができる。
このように再生専用オーディオ機器5との無線通信が可能な状態で、例えばハードディスクドライブ32に記憶されている暗号化圧縮音楽データを再生するための再生操作が操作部33に対して行われたとき、これに応じてメインコントローラ31は、ハードディスクドライブ32から当該暗号化圧縮音楽データを読み出して、これを再生専用オーディオ機器5へ送信するようになされている。
また、ユーザにより携帯再生装置3が車内におけるステーション7の挿入孔HLに挿入されると、メインコントローラ31はステーション接続部39を介して、当該挿入孔HLに差し込まれた旨を検知する。続いてメインコントローラ31は、ステーション7とオーディオ機器6とを結ぶケーブル8を介して、通信の開始を要求するための通信開始要求信号をオーディオ機器6へ送信する。そしてステーション接続部39がオーディオ機器6から当該通信開始要求信号に対応する応答信号を受信すると、ステーション接続部39とオーディオ機器6との間でデータ通信が可能な状態になる。この結果、携帯再生装置3はオーディオ機器6とデータ通信することができる。
このようにオーディオ機器6とデータ通信が可能な状態で、例えばハードディスクドライブ32に記憶されている暗号化圧縮音楽データを再生する再生操作が操作部33に対して行われたとき、これに応じてメインコントローラ31は、当該暗号化圧縮音楽データをオーディオ機器6へ送信するようになされている。
(4)宿泊先に設置された再生専用オーディオ機器の構成
図5に示す再生専用オーディオ機器5において、無線接続部40はメインコントローラ41の制御の下、携帯再生装置3から送信された通信開始要求信号を受信すると、これに応じた応答信号を携帯再生装置3へ送信する。これによりこの再生専用オーディオ機器5の無線接続部40は、携帯再生装置3と無線接続が確立された状態になり、この結果再生専用オーディオ機器5は、携帯再生装置3との無線通信を開始する。
このようにして携帯再生装置3との間で無線通信が開始されたとき、まず最初に認証部42はメインコントローラ41の制御の下、当該携帯再生装置3を認証するための認証処理を実行する。
やがてこの認証処理が正常に終了した後、携帯再生装置3から暗号化圧縮音楽データが送信されると、メインコントローラ41は無線接続部40を介してこれを受信し、受信した暗号化圧縮音楽データを一時的にメモリ43へ記憶しながら(いわゆるバッファリング)、これを復号化部44へ順次送出する。
復号化部44はメインコントローラ41の制御の下、当該暗号化圧縮音楽データに対して復号化処理を施し、この結果得られた圧縮音楽データをデコーダ部45へ送出する。デコーダ部45はメインコントローラ41の制御の下、復号化部44からの圧縮音楽データに対して伸長復号化処理を施し、この結果得られた音楽データを音楽データ処理部46へ送出する。
音楽データ処理部46は、デコーダ部45からの音楽データに対してD/A変換処理等を施すことにより音楽信号を得て、これに基づく音楽をスピーカ47から放音する。
因みにこのような再生専用オーディオ機器5は、屋内でスピーカ47を介して音楽が聴かれることを前提に設計されているので、搭載されているデコーダ部45及び音楽データ処理部46は、携帯再生装置3のデコーダ部36及び音楽データ処理部37よりも高い処理精度を有している。
このように再生専用オーディオ機器5は、携帯再生装置3から暗号化圧縮音楽データを受信したとき、これを記憶保持するようなことはしないで、復号化処理、伸長復号化処理及びD/A変換処理等を即時に順次実行し、この結果得られる音楽信号に基づく音楽をスピーカ47から放音するようになされている。
(5)車内に設置されたオーディオ機器の構成
図6に示すオーディオ機器6において、ステーション7とケーブル8を介して接続している接続部50は、ステーション7に挿入されている携帯再生装置3から通信開始要求信号を受信すると、メインコントローラ51の制御の下、これに応じた応答信号を携帯再生装置3へ送信する。これにより接続部50は、携帯再生装置3とデータ通信可能な状態になり、この結果オーディオ機器6は、携帯再生装置3とのデータ通信を開始する。
このようにして携帯再生装置3との間でデータ通信が開始されたとき、まず最初に認証部52はメインコントローラ51の制御の下、当該携帯再生装置3を認証するための認証処理を実行する。
そしてこの認証処理が正常に終了した後、例えば携帯再生装置3の操作部33に対して再生操作が行われることにより当該携帯再生装置3から暗号化圧縮音楽データが送信されると、メインコントローラ51は接続部50を介してこれを受信し、受信した暗号化圧縮音楽データをハードディスクドライブ53へ一時的に記憶しながら(バッファリングに相当する)、これを復号化部54へ順次送出する。
復号化部54はメインコントローラ51の制御の下、かかる暗号化圧縮音楽データに対して復号化処理を施し、この結果得られた圧縮音楽データをデコーダ部55へ送出する。デコーダ部55はメインコントローラ51の制御の下、復号化部54からの圧縮音楽データに対して伸長復号化処理を施し、この結果得られた音楽データをエフェクト処理部56へ送出する。
エフェクト処理部56は、デコーダ部55からの音楽データに対してエフェクト処理(リバーブレーション処理やディレイ処理等)を施し、この結果得られたエフェクト処理後の音楽データを音楽データ処理部57へ送出する。音楽データ処理部57は、エフェクト処理部56からの音楽データに対してD/A変換処理等を施すことにより音楽信号を得て、これに基づく音楽をスピーカ58から放音する。
因みにこのようなオーディオ機器6は、車内でスピーカ58を介して音楽が聴かれることを前提に設計されているので、搭載されているデコーダ部55及び音楽データ処理部57は、携帯再生装置3のデコーダ部36及び音楽データ処理部37よりも高い処理精度を有している。
(6)再生処理
ここでは、携帯再生装置3と宿泊先の再生専用オーディオ機器5との間で実行される再生処理の手順について、図7のシーケンスチャートを用いて説明する。
例えばユーザにより携帯再生装置3が宿泊先に持ち込まれた後、携帯再生装置3の操作部33に対して再生専用オーディオ機器5との無線通信を開始させるための通信開始操作が行われると、これに応じて携帯再生装置3のメインコントローラ31はステップSP10において、再生専用オーディオ機器5と無線通信を開始する。
そして携帯再生装置3のメインコントローラ31はステップSP11へ進み、この携帯再生装置3に対して固有に割り当てられているID情報を、再生専用オーディオ機器5へ送信する。
再生専用オーディオ機器5のメインコントローラ41は、携帯再生装置3からID情報を受信するとステップSP12へ進み、受信したID情報に基づいて携帯再生装置3に対する認証処理を実行する。
ここで再生専用オーディオ機器5の認証部42には、この再生専用オーディオ機器5を利用することができる携帯再生装置3のID情報が予め登録されている。再生専用オーディオ機器5のメインコントローラ41はかかる認証処理として、携帯再生装置3から受信したID情報が認証部42に登録されているか否かを確認し、当該ID情報が登録されていることを確認すると、この認証処理を正常に終了してステップSP13へ進み、携帯再生装置3に対して認証処理結果を通知すると共に、当該携帯再生装置3から送信される暗号化圧縮音楽データを受け付けるデータ受付モードへ移行する。
このとき携帯再生装置3のメインコントローラ31は、再生専用オーディオ機器5から認証処理結果が通知されたタイミングで暗号化圧縮音楽データからの音楽信号の再生に用いるデコーダ部36及び音楽データ処理部37を当該再生専用オーディオ機器5のデコーダ部45及び音楽データ処理部46に切り替えるように設定する。
これによりこの後、例えば携帯再生装置3の操作部33に対して当該携帯再生装置3のハードディスクドライブ32に記憶保持されている暗号化圧縮音楽データを再生するための再生操作が行われると、これに応じて携帯再生装置3のメインコントローラ31はステップSP14へ進み、当該再生操作に応じた暗号化圧縮音楽データをハードディスクドライブ32から読み出して、これを再生専用オーディオ機器5へ送信する。
再生専用オーディオ機器5のメインコントローラ41は、携帯再生装置3から暗号化圧縮音楽データを受信するとステップSP15へ進み、復号化部44によって当該暗号化圧縮音楽データを復号化処理して圧縮音楽データを生成する。続いて再生専用オーディオ機器5のメインコントローラ41は、この再生専用オーディオ機器5に搭載されているデコーダ部45及び音楽データ処理部46で当該圧縮音楽データを処理することにより、携帯再生装置3のデコーダ部36及び音楽データ処理部37で処理するよりも品質の良い音楽信号を得て、これに基づく音楽をスピーカ47から放音する。
このようにしてこの音楽再生システム1では、携帯再生装置3に記憶保持されている暗号化された圧縮音楽データが、携帯再生装置3のデコーダ部36及び音楽データ処理部37よりも高い処理精度を有する再生専用オーディオ機器5のデコーダ部45及び音楽データ処理部46で処理されるので、携帯再生装置3のデコーダ部36及び音楽データ処理部37で処理するよりも高品質な音楽信号を得ることができ、かくして携帯再生装置3のイヤホン4から放音させる音楽の音質よりも高音質な音楽をユーザに提供することができる。
次に、車内に設置されているユーザ所有のオーディオ機器6と携帯再生装置3との間で実行される再生処理の手順について、図8のシーケンスチャートを用いて説明する。
例えばユーザにより携帯再生装置3が車内に持ち込まれてステーション7の挿入孔HLへ挿入されると、これに応じて携帯再生装置3のメインコントローラ31はステップSP20において、オーディオ機器6とのデータ通信を開始する。
そして携帯再生装置3のメインコントローラ31はステップSP21へ進み、この携帯再生装置3の機種を表す機種情報(例えば型式番号)と、この携帯再生装置3に対して固有に割り当てられているID情報とを、オーディオ機器6へ送信する。
オーディオ機器6のメインコントローラ51は、携帯再生装置3から機種情報及びID情報を受信するとステップSP22へ移り、受信した機種情報に基づいてこの携帯再生装置3が音楽再生システム1用に製造された機種であるか否かを判断する。
ここで肯定結果が得られると、このことはこの携帯再生装置3が音楽再生システム1用に製造された正規の機種であることを意味しており、このときオーディオ機器6のメインコントローラ51は次のステップSP23へ進む。
これに対して否定結果が得られた場合、例えばこのことは、携帯再生装置3が音楽再生システム1用のものではない異機種であることを意味しており、このときオーディオ機器6のメインコントローラ51はステップSP24へ進んで、正規の機種の携帯再生装置3をステーション7に挿入するように警告するメッセージを表示部60に表示するようになされている。
ステップSP23においてオーディオ機器6のメインコントローラ51は、受信したID情報に基づいて携帯再生装置3に対する認証処理を実行する。ここで本実施の形態の場合、オーディオ機器6の認証部52には、ユーザが所有する携帯再生装置3のID情報のみが予め登録されている。オーディオ機器6のメインコントローラ51はかかる認証処理として、携帯再生装置3から受信したID情報が認証部52に登録されているか否かを判断し、この場合、携帯再生装置3がユーザの所有物であることから肯定結果が得られるので、ステップSP25へ進んで再生/コピー可能モードへ移行すると共に、携帯再生装置3に対して認証処理結果を通知する。
このとき携帯再生装置3のメインコントローラ31は、オーディオ機器6から認証処理結果が通知されたタイミングで暗号化圧縮音楽データからの音楽信号の再生に用いるデコーダ部36及び音楽データ処理部37を当該オーディオ機器6のデコーダ部55及び音楽データ処理部57に切り替えるように設定する。
これによりこの後、例えば携帯再生装置3の操作部33に対して当該携帯再生装置3のハードディスクドライブ32に記憶保持されている暗号化圧縮音楽データを再生するための再生操作が行われると、これに応じて携帯再生装置3のメインコントローラ31は当該再生操作に応じた暗号化圧縮音楽データをハードディスクドライブ32から読み出して、これをオーディオ機器6へ送信する。
そして再生/コピー可能モード時のオーディオ機器6においては、携帯再生装置3に再生操作が行われて当該携帯再生装置3から暗号化圧縮音楽データが送信されたとき、この暗号化圧縮音楽データを、携帯再生装置3のデコーダ部36及び音楽データ処理部37よりも高い処理精度を有するオーディオ機器6のデコーダ部55及び音楽データ処理部57によって処理することにより、携帯再生装置3よりも高品質な音楽信号を再生して音楽を放音するようになされている。これによりユーザは、自身が所有するオーディオ機器6を利用することにより、携帯再生装置3に記憶保持されている暗号化圧縮音楽データに基づく音楽を、格段と良好な高音質で聴くことができる。
またこの再生/コピー可能モード時のオーディオ機器6においては、携帯再生装置3にコピー操作が行われて当該携帯再生装置3から暗号化圧縮音楽データが送信されたとき、これをハードディスクドライブ53に記憶保持するようにもなされている。これによりユーザは、携帯再生装置3に記憶保持されている暗号化圧縮音楽データを、自身が所有するオーディオ機器6のハードディスクドライブ53へコピーすることもできる。
これに対してステップSP23において否定結果が得られた場合、例えばこのことは、ステーション7に挿入された携帯再生装置3が他ユーザの所有物であることを意味しており、オーディオ機器6のメインコントローラ51は、ステップSP25へ進んで再生モードへ移行する。
この再生モード時のオーディオ機器6においては、他ユーザの携帯再生装置3に再生操作が行われて当該携帯再生装置3から暗号化圧縮音楽データが送信されたとき、この暗号化圧縮音楽データから品質の良い音楽信号を再生して音楽を放音するようにはなされているが、当該携帯再生装置3にコピー操作が行われて当該携帯再生装置3から暗号化圧縮音楽データが送信されたとしても、これをハードディスクドライブ53に一切記憶しないようになされている。
(7)動作及び効果
以上の構成において携帯再生装置3は、例えば宿泊先の再生専用オーディオ機器5と無線通信が可能な状態で、ユーザにより操作部33を介して再生操作が行われると、当該再生操作に応じた暗号化圧縮音楽データをハードディスクドライブ32から読み出し、これを再生専用オーディオ機器5へ送信する。
再生専用オーディオ機器5は、携帯再生装置3からの暗号化圧縮音楽データに復号化処理を施して圧縮音楽データを得た後、この再生専用オーディオ機器5に搭載されているデコーダ部45及び音楽データ処理部46によって当該圧縮音楽データを処理することにより、携帯再生装置3のデコーダ部36及び音楽データ処理部37で処理するよりも高品質な音楽信号を再生する。
この結果この再生専用オーディオ機器5は、携帯再生装置3で暗号化圧縮音楽データから音楽信号を再生するときよりも、高品質な音楽信号に基づいて音質の良好な(すなわち、高音質な)音楽をスピーカ47から放音することができる。
以上の構成によれば、携帯再生装置3に記憶保持されている暗号化された圧縮音楽データが、再生専用オーディオ機器5のデコーダ部45及び音楽データ処理部46で処理されるので、携帯再生装置3のデコーダ部36及び音楽データ処理部37で処理したときよりも高品質な音楽信号を得ることができ、かくして良好な音質の音楽をユーザに提供することができる。
また本実施の形態の場合、ユーザは携帯再生装置3の操作部33に対して通信開始操作をした後に再生操作を行うだけで、携帯再生装置3に記憶保持されている暗号化圧縮音楽データを、再生専用オーディオ機器5に再生させることができる。また、ユーザは携帯再生装置3をステーション7に挿入した後に当該携帯再生装置3の操作部33に対して再生操作を行うだけで、携帯再生装置3に記憶保持されている暗号化圧縮音楽データを、オーディオ機器6に再生させることができる。
さらに本実施の形態の場合、車内に設置されているオーディオ機器6は、デコーダ部55から送出される音楽データに対してエフェクト処理(リバーブレーション処理等)を実行するエフェクト処理部56を有している。これによりこのオーディオ機器6のスピーカ58から放音される音楽については、従来よりも音質が良いだけでなく例えば臨場感も有するようになされている。
ところで、携帯再生装置3に記憶保持されている暗号化圧縮音楽データを宿泊先の再生専用オーディオ機器5に再生させたとき、この暗号化圧縮音楽データが再生専用オーディオ機器5に残存してしまうと、この後に再生専用オーディオ機器5を利用する他の宿泊者によって、当該暗号化圧縮音楽データに基づく音楽が聴かれてしまう場合があり、この場合には著作権関連の問題が生じてしまう可能性がある。
しかしながら本実施の形態の場合、携帯再生装置3に記憶保持されている暗号化圧縮音楽データを再生専用オーディオ機器5に再生させたとき、携帯再生装置3から順次送信される暗号化圧縮音楽データは、再生専用オーディオ機器5のメモリ43に一時的に記憶(バッファリング)されるだけで残存しないので、上述した著作権関連の問題が発生してしまうことを回避することができる。
(8)他の実施の形態
なお上述の実施の形態において、オーディオ機器6は認証部52に予め登録されているID情報に基づいて携帯再生装置3を認証する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯再生装置3を認証するための認証サーバを別途設けるようにしても良い。
ここでは、図9(図1との対応部分に同一符号を付す)に示すような認証サーバSV2によって、ステーション7に挿入される携帯再生装置3を認証する場合について説明する。
例えばユーザにより携帯再生装置3がステーション7の挿入孔HLへ挿入されると、これに応じて携帯再生装置3は図10に示すステップSP30において、オーディオ機器6とのデータ通信を開始する。
そして携帯再生装置3はステップSP31へ進み、この携帯再生装置3に対して固有に割り当てられているID情報(以下、携帯再生装置ID情報と呼ぶ)を、オーディオ機器6へ送信する。
オーディオ機器6は、携帯再生装置3から携帯再生装置ID情報を受信するとステップSP32へ移り、当該携帯再生装置ID情報と、このオーディオ機器6に対して固有に割り当てられているID情報(以下、オーディオ機器ID情報と呼ぶ)とを、認証サーバSV2へ送信する。
認証サーバSV2は、オーディオ機器6から携帯再生装置ID情報及びオーディオ機器ID情報を受信するとステップSP33へ移り、受信したオーディオ機器ID情報に基づいてかかるオーディオ機器6のユーザを認識し、当該認識したユーザが業者、法人等ではない個人ユーザであるか否かを判断する。
ここで肯定結果が得られると、例えばこのことは、オーディオ機器6のユーザが個人ユーザであって、当該オーディオ機器6がユーザの自宅に設置されていることを意味しており、このとき認証サーバSV2はステップSP34へ進み、受信した携帯再生装置ID情報に基づいてかかる携帯再生装置3のユーザを認識し、当該認識したユーザがオーディオ機器6のユーザと同一であるか否かを判断する。
ここで肯定結果が得られると、このことはオーディオ機器6を所有するユーザの携帯再生装置3がステーション7に挿入されていることを意味しており、このとき認証サーバSV2はステップSP35へ進んで、再生/コピー可能モードへ移行するように命令する命令信号を、オーディオ機器6へ送信する。
かくしてユーザは、自身が所有する携帯再生装置3に記憶保持させている暗号化圧縮音楽データを、自身が所有するオーディオ機器6を利用して音質良く再生することができ、またこのオーディオ機器6のハードディスクドライブ53にコピーすることもできる。
これに対して否定結果が得られると、このことはオーディオ機器6を所有するユーザとは異なる他ユーザの携帯再生装置3がステーション7に挿入されていることを意味しており、このとき認証サーバSV2はステップSP36へ進んで、再生モードへ移行するように命令する命令信号を、オーディオ機器6へ送信するようになされている。
かくしてオーディオ機器6を所有するユーザとは異なる他ユーザは、自身が所有する携帯再生装置3に記憶保持させている暗号化圧縮音楽データを、オーディオ機器6を利用して音質良く再生することはできるが、オーディオ機器6のハードディスクドライブ53にコピーすることができないようになされている。
一方ステップSP33において否定結果が得られると、例えばこのことは、オーディオ機器6の所有者が公共サービスを提供する業者であって、当該オーディオ機器6が公共の場に設置されていることを意味しており、このとき認証サーバSV2はステップSP37へ進み、受信した携帯再生装置ID情報に基づいてかかる携帯再生装置3のユーザを認識し、当該認識したユーザがオーディオ機器6を正規に利用することができるユーザか否かを判断する。
ここで肯定結果が得られると、このことは携帯再生装置3のユーザがオーディオ機器6を正規に利用することができるユーザであることを意味しており、このとき認証サーバSV2はステップSP38へ進んで、再生モードへ移行するように命令する命令信号を、オーディオ機器6へ送信する。
かくしてオーディオ機器6を正規に利用することができるユーザは、自身が所有する携帯再生装置3に記憶保持させている暗号化圧縮音楽データを、公共の場に設置されているオーディオ機器6を利用して音質良く再生することができる。
これに対して否定結果が得られると、このことは携帯再生装置3のユーザがオーディオ機器6を正規に利用することができないユーザであることを意味しており、このとき認証サーバSV2はステップSP39へ進んで、音質を劣化させて音楽を再生させる音質劣化再生モードへ移行するように命令する命令信号を、オーディオ機器6へ送信するようになされている。
かくしてオーディオ機器6を正規に利用することができないユーザは、自身が所有する携帯再生装置3に記憶保持させている暗号化圧縮音楽データを、音質が悪いながらもオーディオ機器6を利用して再生することができる。
以上のように、ステーション7に挿入される携帯再生装置3を、オーディオ機器6で認証するのではなく、オーディオ機器6と接続している認証サーバSV2によって認証するようにしても良い。
また上述の実施の形態においては、オーディオ機器6の2つのスピーカ58から音楽が放音される場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯再生装置3からオーディオ機器6へ送信される暗号化圧縮データが、マルチチャンネル(例えば5.1ch)対応のものであれば、オーディオ機器6に当該マルチチャンネルに対応する個数のスピーカを設け、これらのスピーカから臨場感のある音楽を放音するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、携帯再生装置3のメインコントローラ31が、再生専用オーディオ機器5やオーディオ機器6から認証処理結果が通知されたタイミングで暗号化圧縮音楽データからの音楽信号の再生に用いるデコーダ部36及び音楽データ処理部37を、当該再生専用オーディオ機器5のデコーダ部45及び音楽データ処理部46やオーディオ機器6のデコーダ部55及び音楽データ処理部57に切り替えるように設定する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯再生装置3が再生専用オーディオ機器5やオーディオ機器6とのデータ通信を開始したタイミング、また携帯再生装置3がステーション7の挿入孔HLに差し込まれた旨を検知したタイミング等のように、この他種々のタイミングで、暗号化圧縮音楽データからの音楽信号の再生に用いるデコーダ部36及び音楽データ処理部37を、当該再生専用オーディオ機器5のデコーダ部45及び音楽データ処理部46やオーディオ機器6のデコーダ部55及び音楽データ処理部57に切り替えるように設定するようにしても良い。
そして暗号化圧縮音楽データからの音楽信号の再生に用いるデコーダ部及び音楽データ処理部の切替設定を、携帯再生装置3が再生専用オーディオ機器5及びオーディオ機器6と通信接続した際に実行すれば、何れの場合でもユーザに何ら特別な操作を行わせることなく、再生操作を行わせるだけで、ハードディスクドライブ32から暗号化圧縮音楽データを読み出して再生専用オーディオ機器5及びオーディオ機器6に送信して高品質な音楽信号を再生して高音質な音楽を提供することができる。
さらに上述の実施の形態では、第1の再生装置としての携帯再生装置3と、第2の再生装置及び再生装置としての再生専用オーディオ機器5やオーディオ機器6とによって、コンテンツデータとしての圧縮音楽データから音楽信号を再生する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、映像やプログラムを表すコンテンツデータから信号を再生するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態では、コンテンツデータを記憶する記憶手段として、携帯再生装置3のハードディスクドライブ32を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、不揮発性の半導体メモリ等を適用するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態では、コンテンツデータから信号を再生する再生手段として、携帯再生装置3のデコーダ部36及び音楽データ処理部37を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成を適用するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態では、携帯再生装置3から送信されるコンテンツデータを受信する受信手段として、再生専用オーディオ機器5及びオーディオ機器6に設けられた無線接続部40及び接続部50を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成を適用するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態では、コンテンツデータから携帯再生装置3の再生手段よりも高精度に信号を再生する高精度再生手段として、再生専用オーディオ機器5及びオーディオ機器6のそれぞれに搭載されているデコーダ部45、55及び音楽データ処理部46、57を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の構成を適用するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態では、携帯再生装置3が載置される載置部としてステーション7を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、クレードル等のこの他種々の構成を適用するようにしても良い。
本発明は、MP3プレーヤ等の携帯再生装置と、屋内に据え置かれて設置されるオーディオ機器とからなる音楽再生システム等の再生システムに利用することができる。
本実施の形態における音楽再生システムの構成を示す略線図である。 パーソナルコンピュータの構成を示す略線図である。 ダウンロード処理を示すシーケンスチャートである。 携帯再生装置の構成を示す回路ブロック図である。 再生専用オーディオ機器の構成を示す回路ブロック図である。 オーディオ機器の構成を示す回路ブロック図である。 音楽再生処理手順(1)を示すシーケンスチャートである。 音楽再生処理手順(2)を示すシーケンスチャートである。 他の実施の形態における音楽再生システムの構成を示す略線図である。 認証処理手順を示すシーケンスチャートである。 従来例を示す略線図である。
符号の説明
1……音楽再生システム、3……携帯再生装置、5……再生専用オーディオ機器、6……オーディオ機器、7……ステーション、31、41、51……メインコントローラ、32……ハードディスクドライブ、36、45、55……デコーダ部、37、46、57……音楽データ処理部、38、40……無線接続部、39……ステーション接続部、50……接続部。

Claims (8)

  1. コンテンツデータを記憶する記憶手段と、上記記憶手段に記憶している上記コンテンツデータから信号を再生する再生手段とを有する第1の再生装置と、
    上記第1の再生装置から送信される上記コンテンツデータを受信する受信手段と、上記受信したコンテンツデータから上記第1の再生装置の上記再生手段よりも高精度に上記信号を再生する高精度再生手段とを有する第2の再生装置と
    を具えることを特徴とする再生システム。
  2. 上記第1の再生装置は、ユーザの所定操作に応じて上記第2の再生装置と無線接続した後、ユーザにより再生操作が行われると、当該再生操作に応じた上記コンテンツデータを上記第2の再生装置へ送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の再生システム。
  3. 上記第2の再生装置は、上記第1の再生装置と上記無線接続したとき、当該第1の再生装置に対する認証処理を実行し、
    上記第1の再生装置は、上記第2の再生装置により上記認証処理が実行されると、上記コンテンツデータからの上記信号の再生に用いる上記再生手段を上記第2の再生装置の上記高精度再生手段に切り替える
    ことを特徴とする請求項2に記載の再生システム。
  4. 上記第2の再生装置は、上記第1の再生装置が載置される載置部を有し、
    上記第1の再生装置は、上記載置部に載置された状態でユーザにより再生操作が行われると、当該再生操作に応じた上記コンテンツデータを上記第2の再生装置へ送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の再生システム。
  5. 上記第2の再生装置は、上記第1の再生装置が上記載置部に載置されたとき、当該第1の再生装置に対する認証処理を実行し、
    上記第1の再生装置は、上記第2の再生装置により上記認証処理が実行されると、上記コンテンツデータからの上記信号の再生に用いる上記再生手段を上記第2の再生装置の上記高精度再生手段に切り替える
    ことを特徴とする請求項4に記載の再生システム。
  6. コンテンツデータを記憶する記憶手段と、
    上記記憶手段に記憶している上記コンテンツデータから信号を再生する再生手段と、
    上記再生手段よりも高精度に上記コンテンツデータから上記信号を再生する高精度再生手段を有する再生装置に対して、上記記憶手段に記憶している上記コンテンツデータを送信する送信手段と
    を具えることを特徴とする携帯再生装置。
  7. コンテンツデータを記憶する記憶手段と上記記憶手段に記憶している上記コンテンツデータから信号を再生する再生手段とを有する携帯再生装置から送信される上記コンテンツデータを受信する受信手段と、
    上記受信した上記コンテンツデータから上記携帯再生装置の上記再生手段よりも高精度に上記信号を再生する高精度再生手段と
    を具えることを特徴とする再生装置。
  8. コンテンツデータを記憶する記憶手段と上記記憶手段に記憶している上記コンテンツデータから信号を再生する再生手段とを有する第1の再生装置から送信される上記コンテンツデータを第2の再生装置が受信する第1のステップと、
    上記第1の再生装置の上記再生手段よりも高精度に上記コンテンツデータから上記信号を再生する高精度再生手段を有する上記第2の再生装置が、上記高精度再生手段によって、上記受信した上記コンテンツデータから上記信号を再生する第2のステップと
    を具えることを特徴とする再生方法。
JP2003428403A 2003-12-24 2003-12-24 再生システム Pending JP2005190522A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003428403A JP2005190522A (ja) 2003-12-24 2003-12-24 再生システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003428403A JP2005190522A (ja) 2003-12-24 2003-12-24 再生システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005190522A true JP2005190522A (ja) 2005-07-14

Family

ID=34787388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003428403A Pending JP2005190522A (ja) 2003-12-24 2003-12-24 再生システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005190522A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010095264A1 (ja) * 2009-02-23 2010-08-26 パイオニア株式会社 コンテンツ送信装置、コンテンツ出力システム、送信制御方法、送信制御プログラムおよび記録媒体
JP2014116651A (ja) * 2012-12-06 2014-06-26 Nec Personal Computers Ltd 情報処理装置及び情報処理システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010095264A1 (ja) * 2009-02-23 2010-08-26 パイオニア株式会社 コンテンツ送信装置、コンテンツ出力システム、送信制御方法、送信制御プログラムおよび記録媒体
JP2014116651A (ja) * 2012-12-06 2014-06-26 Nec Personal Computers Ltd 情報処理装置及び情報処理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4196240B2 (ja) 再生制限機能付き再生装置、再生制限方法及び再生制限プログラム
JP2004038988A (ja) 外部記憶媒体を用いたホスト処理装置
JP4096610B2 (ja) カラオケシステム、携帯通信端末及びプログラム
US20090037006A1 (en) Device, medium, data signal, and method for obtaining audio attribute data
KR101238368B1 (ko) 복수의 오디오 신호 출력이 가능한 멀티미디어 재생 장치및 그의 운영 방법
WO2016125826A1 (ja) コンテンツ再生装置、及びコンテンツ再生システム、コンテンツ情報プログラム、及びコンテンツ再生方法
JP2007293031A (ja) コンテンツ再生システム、コンテンツ再生装置及びコンテンツ再生方法
JP2005190522A (ja) 再生システム
JP3947978B2 (ja) 再生システム、再生装置及び再生方法
JP2005129110A (ja) オーディオシステム及びコンテンツ出力方法
KR101351585B1 (ko) A/v 시스템과 휴대형 기기 간의 인터페이스를 위한 장치및 방법
JP2006146996A (ja) コンテンツ再生システム
JP2008198109A (ja) コンテンツ提供システム、コンテンツ提供装置、コンテンツ取得装置、コンテンツ取得方法及びコンテンツ取得プログラム
JP4103928B2 (ja) 電子機器およびデータ処理方法
JP4453177B2 (ja) コンテンツ配信システムおよびその方法
EP1686578A2 (en) Data processing circuit, reproduction apparatus, data processing method, reproduction method, storage medium in which data processing program is stored, and storage medium in which reproduction program is stored
JP4399090B2 (ja) 音楽再生システム
JP2005094396A (ja) データ通信機能を備えたデータ再生装置およびデータ再生装置におけるデータ再生方法
JP2008182319A (ja) ストリームデータ再生システム、携帯端末機およびストリームデータ再生方法
JP4538723B2 (ja) 記録再生装置、記録再生方法及び記録再生プログラム
JP2005176262A (ja) コンテンツ再生装置、コンテンツ再生システム
JP4049161B2 (ja) 楽音信号配信システム
JP4505742B2 (ja) 記録装置、記録方法及び記録プログラム
JP2001350483A (ja) データ配信システムおよび方法、データ配信サーバ
JP2003302987A (ja) データ処理装置、データ処理方法、データ処理方法のプログラム及びデータ処理方法のプログラムを記録した記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061030

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080501

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080724

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080919

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081016

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081224

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090108

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20090220