JP2005190406A - 画像印刷販売システム - Google Patents

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Abstract

【課題】写真自販機における印刷時の処理の迅速化を図る。
【解決手段】各地に設置された写真自販機1を管理するサーバ20は、画像記録端末30が過去に各地の写真自販機1で利用した画像データと、当該画像データに対応する利用頻度を示すデータを記憶しており、画像記録端末30に記録された画像データが印刷された場合、画像記録端末30の写真自販機1での利用頻度に応じて、当該画像データをサーバ20内に保存するか否かを判定し、サーバ20内に保存すると判定された場合に当該画像データをサーバ20内に保存する。また、写真自販機1は、画像データを印刷するとき、写真自販機1内に印刷対象の画像データが保存されていない場合、サーバ20から当該画像データを取得して印刷処理を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像データを印刷する画像印刷販売システムに関する。
近年、メモリーカード等の記録媒体から読み込まれた画像を印刷して販売する画像印刷販売装置(以下、「写真自販機」と呼ぶ。)が、街角や建物内に設置され、デジタルカメラ等により記録された画像データを手軽に写真印刷できるようになっている。写真自販機は、記録媒体に記録された画像データを読み込み、表示モニタに印刷条件(印刷したい画像、印刷サイズ、印刷枚数等)の入力画面を表示させ、入力された印刷条件に基づいて画像を印刷する(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−352319号公報
しかしながら、近年の画像データの高画素化に伴い、従来の写真自販機では、写真自販機内での画像処理負荷が増大するため、ユーザの処理待ち時間が長くなってしまうという問題があった。また、デジタルカメラ機能付の携帯端末に内蔵された記憶装置や、メモリーカード等の記録媒体の大容量化に伴い、記録媒体には多数の画像データが保存され、写真自販機は、携帯端末の記憶装置又は記録媒体から大量の画像データを読み込んで印刷する必要があるため、この点においても、ユーザの処理待ち時間が長くなってしまうという問題があった。
本発明の課題は、写真自販機における印刷時の処理の迅速化を図ることである。
請求項1に記載の発明は、画像記録装置に記録された画像データを印刷して販売する複数の画像印刷販売装置と、前記複数の画像印刷販売装置に通信ネットワークを介して接続され、当該複数の画像印刷販売装置を管理するサーバから構成される画像印刷販売システムであって、前記サーバは、前記複数の画像印刷販売装置の各々で利用された画像データ及び当該画像データの利用頻度を示すデータを記憶する記憶手段と、前記複数の画像印刷販売装置のうちの少なくとも1つにおいて画像データが印刷された場合、前記記憶手段の記憶内容に基づいて、当該画像データを前記記憶手段に保存するか否かを判定する保存判定手段と、前記保存判定手段により前記画像データを前記記憶手段に保存すると判定された場合、当該画像データを前記記憶手段に保存する保存手段と、前記印刷された画像データに対応する利用頻度を更新する更新手段と、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、画像記録装置に記録された画像データを印刷して販売する複数の画像印刷販売装置と、前記複数の画像印刷販売装置に通信ネットワークを介して接続され、当該複数の画像印刷販売装置を管理するサーバから構成される画像印刷販売システムであって、前記サーバは、前記複数の画像印刷販売装置の各々で利用された画像データ及び当該画像データの利用頻度を示すデータを記憶する記憶手段と、前記複数の画像印刷販売装置のうちの少なくとも1つにおいて画像データが印刷された場合、前記記憶手段の記憶内容に基づいて、当該画像データを、前記印刷を行った画像印刷販売装置に保存するか前記記憶手段に保存するかを判定する保存判定手段と、前記保存判定手段により、前記印刷された画像データを、当該印刷を行った画像印刷販売装置に保存すると判定された場合、当該画像印刷販売装置に対し、前記印刷された画像データの保存を要求する要求手段と、前記保存判定手段により、前記印刷された画像データを前記記憶手段に保存すると判定された場合、当該画像データを前記記憶手段に保存する保存手段と、前記印刷された画像データに対応する利用頻度を更新する更新手段と、を備え、前記印刷を行った画像印刷販売装置は、前記サーバからの保存要求に応じて、前記印刷された画像データを装置内の記憶手段に保存する保存手段を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、画像記録装置が過去に画像印刷販売装置で利用した画像データの利用頻度に応じて、画像印刷販売装置を管理するサーバに、画像印刷販売装置で印刷された画像データを保存可能にしたことにより、画像記録装置から画像データを読み込まずにサーバに保存された画像データを取得して印刷することが可能になり、印刷時における処理の迅速化を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、画像記録装置が過去に画像印刷販売装置で利用した画像データの利用頻度に応じて、印刷した画像データをサーバ又は印刷を行った画像印刷販売装置に保存可能にしたことにより、画像記録装置から画像データを読み込まずにサーバ又は画像印刷販売装置に保存された画像データを取得して印刷することが可能になり、印刷時における処理の迅速化を図ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、印刷対象の画像データが画像印刷販売装置内に保存されている場合、当該画像データを画像印刷販売装置の記憶手段から取得して印刷処理を行うようにしたことにより、画像記録装置から画像データを読み込む必要がなくなり、画像印刷販売装置側の処理能力を高めなくても、処理時間を短縮させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、画像印刷販売装置を管理するサーバに保存された画像データのうち、所定時間未使用の画像データを削除するようにしたことにより、サーバの記憶手段の容量を有効に利用することができる。
以下、図を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
まず、本実施形態における構成について説明する。
図1に、本発明の実施形態に係る画像印刷販売システム100の全体構成を示す。画像印刷販売システム100は、各地域の写真店や街角等に設置され、画像記録端末30(デジタルカメラ、携帯電話等の端末、各種記録媒体)に記録された画像データを印刷して販売する写真自販機1と、各地域に設置された写真自販機1を管理するサーバ20により構成され、写真自販機1とサーバ20は、通信ネットワークNを介して接続される。
ここで、通信ネットワークNは、電話回線網、ISDN(Integrated Services Digital Network)回線網、CATV(CAble TeleVision)回線網、移動体通信網等の各種回線網と、それらを接続するインターネットサービスプロバイダや基地局等を含む。なお、1台のサーバ20に通信ネットワークNを介して接続される写真自販機1の台数は特に限定されない。
図2に、図1に示した写真自販機1の外観を示す。写真自販機1には、図2に示すように、タッチパネル12a、各種の記録媒体を挿入するための記録媒体スロット部2、写真受取口3、紙幣投入口4、硬貨投入口5、返却レバー6、釣銭返却口7、レシート受取口8、端末接続部9が設けられている。
図3に、本実施形態の写真自販機1の主要部構成を示す。写真自販機1は、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)10、入力装置11、表示装置12、RAM(Random Access Memory)13、伝送制御部14、金銭授受装置15、印刷装置16、記録装置17、記録媒体読取装置18により構成され、各部は、バス19により接続される。
CPU10は、記録装置17に格納されている各種制御プログラムをRAM13内のプログラム格納エリアに展開してこれら各種制御プログラムを実行し、処理結果をRAM13内のワークエリアに一時的に格納する。また、CPU10は、各種制御プログラムの実行による処理結果を記録装置17内の指定された保存先に保存する。以下、CPU10による制御動作について説明する。
CPU10は、写真自販機1に接続された画像記録端末(デジタルカメラ、カメラ付携帯電話等)30に保持された画像データを印刷する画像印刷処理(図9(a)及び図10(a)参照)を実行する。この画像印刷処理において、CPU10は、印刷対象の画像データが記録装置17に保存されているか否かを判定する。そして、CPU10は、この判定により、印刷対象の画像データが記録装置17に保存されていると判定した場合、記録装置17から当該画像データを取得し、印刷装置16に対し、取得された画像データの印刷を指示する。一方、上記判定により、印刷対象の画像データが記録装置17に保存されていないと判定した場合、CPU10は、通信ネットワークNを介してサーバ20から当該画像データを取得し、印刷装置16に対し、取得された画像データの印刷を指示する。
また、CPU10は、サーバ20からの画像データの保存要求に応じて、当該画像データを記録装置17に保存する処理を行う。更に、CPU10は、サーバ20からの画像データの削除要求に応じて、当該画像データを記録装置17から削除する処理を行う(図18(a)参照)。ここで、削除対象となる画像データは、一定期間(例えば、半年間)、どの写真自販機1においても利用されていない画像データである。
入力装置11は、表示装置12のLCD(Liquid Crystal Display)を覆うように設けられたタッチパネル12aを有し、電磁誘導式、磁気歪式、感圧式等の座標読み取り原理でタッチ指示された座標を検出し、検出した座標を位置信号としてCPU10に出力する。
表示装置12は、LCD等の表示画面を備え、CPU10から入力される表示制御信号に従って、所要の表示処理を行う。
RAM13は、CPU10により実行される各種制御プログラムや各種アプリケーションプログラムをプログラム格納エリアに展開する。また、RAM13は、入力データ及び上記制御プログラムの実行時に生じる処理結果等のデータを、ワークエリアに一時的に格納する。
伝送制御部14は、モデム(MODEM:MOdulator/DEModulator)、ルータ、TA(Terminal Adapter)等によって構成され、通信ネットワークNを介して外部機器と通信を行うための制御を行う。また、伝送制御部14は、端末接続部9に差し込まれた通信ケーブル(USBケーブル等)を介して、デジタルカメラ、カメラ付携帯電話等の画像記録端末30と通信を行うための制御を行う。写真自販機1に接続可能な画像記録端末30としては、他に、カメラ付きPDA(Personal Digital Assistants)、ビデオカメラ等がある。
金銭授受装置15は、指定されたプリントスタイルやプリント枚数に基づいてプリント料金を算出する。また、金銭授受装置15は、紙幣投入口4及び/又は硬貨投入口5から投入された金額や偽造を判定し、投入金額とプリント料金との差から返金額を算出し、その返金額に相当する釣銭を釣銭返却口7から返却する。また、金銭授受装置15は、算出されたプリント料金、投入金額、返金額のデータをCPU10に出力する。
印刷装置16は、単数あるいは複数のプリンタを備え、プリント指定された画像データに応じて変調した光ビームで感光材料(印画紙、シール)を走査露光して潜像を記録し、露光済みの感光材料に湿式の現像処理や乾燥処理を施して、仕上がり写真として写真受取口3に出力する。また、印刷装置16は、写真プリントによって生じた客との取引内容をレシート用紙に印字し、レシート受取口8に出力する。
記録装置17は、写真自販機1の各部を制御するための制御プログラムやデータ等が予め記憶されている記録媒体を有している。この記録媒体は、磁気的、光学的記録媒体又は半導体等の不揮発性メモリで構成されており、記録装置17に固定的に設けたもの又は着脱自在に装着するものである。なお、記録装置17が記憶するプログラム又はデータ等は、その一部又は全部を他の機器からWAN(Wide Area Network)やLAN(Local Area Network)等の通信ネットワークを介して伝送制御部14から受信して記憶する構成にしてもよい。また、記録媒体は、通信ネットワーク上に構築されたサーバやクライアントの記録媒体であってもよい。
この記録装置17は、図4に示すような管理テーブル171を格納している。管理テーブル171は、写真自販機1内に保存された画像データのファイルを管理するためのテーブルであり、図4に示すように、「端末ID」、「端末内でのファイル名」、「ファイル最終更新日時」、「画像加工内容」、「画像加工内容詳細」、「自販機内でのファイル名」、「利用回数」の各項目を対応付けて格納する。
管理テーブル171において「端末ID」項目は、画像データを保持した画像記録端末30を識別するためのIDのデータを格納する。画像記録端末30の端末IDとしては、例えば、携帯電話番号(カメラ付き携帯電話の場合)、画像記録端末30のシリアルNo.、特定のソフトウェアのプロダクトID等がある。また、「端末ID」に格納されるIDデータは、画像データが記録された記録媒体に固有のIDのデータであってもよい。「端末内でのファイル名」項目は、画像記録端末30で画像データに付与されたファイル名のデータを格納する。「ファイル最終更新日時」項目は、該当ファイルの最終更新日時のデータを格納する。
「画像加工内容」項目は、記録装置17に保存されている該当ファイルの画像データに施された加工の内容(加工なし、サムネイル表示処理、印刷用画像加工)を示すデータを格納する。「画像加工内容詳細」項目は、該当ファイルの画像データに対する加工処理内容(印刷用画像加工の内容)として、「明るさ・色合い」、「レイアウト」、「フレーム」の各項目を格納する。「明るさ・色合い」項目は、画像の明るさ、色合いの補正の度合いを示すデータを格納し、「レイアウト」項目は、画像の配置を表すレイアウトパターンを示すデータを格納し、「フレーム」項目は、画像に合成するフレームを示すデータを格納する。例えば、図4において、「明るさ・色あい」項目に設定された「明るさ+3」は、元画像より3段階明るく補正することを示す。
「自販機内でのファイル名」項目は、該当する画像データの記録装置17内でのファイル名のデータを格納する。記録装置17は、「自販機内でのファイル名」項目にファイル名が設定された画像データのファイルを格納している。「利用回数」項目は、写真自販機1で該当する画像データの利用回数を示すデータを格納する。
記録媒体読取装置18は、記録媒体の種類別にドライブ装置を備え、CPU10から入力される指示信号に従って、ドライブ装置内に装填された記録媒体に記録されたデータの読み取り動作を行う。また、記録媒体読取装置18は、CPU10から入力される指示信号に従って、ドライブ装置内に装填された記録媒体に指定されたデータを書き込む(記録する)動作を行う。なお、本実施形態では、画像データが記録された記録媒体も、デジタルカメラや携帯電話等の端末と同様に、画像記録端末30として扱うことにする。
図5に、本実施形態のサーバ20の主要部構成を示す。サーバ20は、図5に示すように、CPU21、表示装置22、入力装置23、伝送制御部24、記憶装置25及びRAM26により構成され、各部はバス27により接続されている。
CPU21は、記憶装置25に格納されている各種制御プログラムをRAM26内の図示しないプログラム格納エリアに展開して、これら各制御プログラムを実行し、処理結果をRAM26内のワークエリアに一時的に格納する。また、CPU21は、各制御プログラムの実行による処理結果を記憶装置25内の指示された保存先に保存する。以下、CPU21による制御動作について説明する。
CPU21は、通信ネットワークNを介して接続された写真自販機1で画像データの印刷が行われた際、画像読出・保存処理(図9(b)及び図10(b)参照)を実行する。この画像読出・保存処理において、CPU21は、写真自販機1で印刷された画像データの保存優先度(後述)を判定し、判定結果に応じて当該画像データを記憶装置25に保存する画像保存判定・保存処理(図16参照)を実行する。
画像保存判定・保存処理において、CPU21は、記憶装置25に格納された管理テーブル(ファイル別処理履歴テーブル251、保存ファイルテーブル252、端末別保存優先度テーブル253)に基づいて、写真自販機1で印刷された画像データを記憶装置25に保存するか否かを判定する。写真自販機1で印刷された画像データを記憶装置25に保存すると判定された場合、当該画像データを記憶装置25に保存させる。
更に、CPU21は、画像保存判定・保存処理が終了すると、写真自販機1に接続されている画像記録端末に対応する処理履歴及び保存優先度を更新する処理履歴・優先度更新処理(図17参照)を実行する。
また、CPU21は、保存ファイルテーブル252から、一定期間(例えば、半年間)未使用の画像データのファイルを特定し、その特定されたファイルに関わる管理テーブルのデータを削除するとともに、そのファイルを格納している写真自販機1に対し、当該ファイルの削除を要求する信号を送信する(図18(b)参照)。
表示装置22は、CRT(Cathode Ray Tube)又はLCD(Liquid Crystal Display)等から構成される表示画面を有し、CPU21から入力される表示信号に従って、所要の表示処理を行う。
入力装置23は、文字入力キー、テンキー、カーソルキー及び各種機能キーを備えたキー入力装置や、マウス等のポインティングデバイス等を備え、キー入力装置やポインティングデバイスの操作による操作信号をCPU21に出力する。
伝送制御部24は、モデム(MODEM:MOdulator/DEModulator)、ルータ、TA(Terminal Adapter)等によって構成され、通信ネットワークNを介して外部機器と通信を行うための制御を行う。
記憶装置25は、プログラムやデータ等が予め記憶されている記録媒体を有している。この記録媒体は、磁気的、光学的記録媒体又は半導体等の不揮発性メモリで構成されており、記憶装置25に固定的に設けたもの又は着脱自在に装着するものである。なお、記憶装置25が記憶するプログラム又はデータ等は、その一部又は全部を他の機器からWAN(Wide Area Network)やLAN(Local Area Network)等の通信ネットワークを介して伝送制御部24から受信して記憶する構成にしてもよい。また、記録媒体は、通信ネットワーク上に構築されたサーバやクライアントの記録媒体であってもよい。
この記憶装置25は、通信ネットワークNに接続された写真自販機1を管理するための管理テーブルとして、ファイル別処理履歴テーブル251(図6参照)、保存ファイルテーブル252(図7参照)、端末別保存優先度テーブル253(図8参照)、自販機別保存ファイルテーブル(図示略)を格納する。
ファイル別処理履歴テーブル251は、通信ネットワークNに接続された各写真自販機1での画像データに対する処理履歴をファイル別に管理するためのテーブルであり、図6に示すように、「端末ID」、「端末内でのファイル名」、「ファイル最終更新日時」、「処理内容」、「画像加工内容詳細」、「処理回数」、「自販機ID」の各項目を対応付けて格納する。
ファイル別処理履歴テーブル251において「端末ID」項目は、画像データを保持した画像記録端末30を識別するためのIDのデータを格納する。「端末内でのファイル名」項目は、画像記録端末30で画像データに付与されたファイル名のデータを格納する。「ファイル最終更新日時」項目は、該当ファイルの最終更新日時のデータを格納する。「処理内容」項目は、該当ファイルに対する処理内容(サムネイル表示又は印刷)のデータを格納する。「画像加工内容詳細」項目は、該当ファイルの画像データに対する加工処理内容として、「明るさ・色合い」、「レイアウト」、「フレーム」の各項目を格納する。「明るさ・色合い」項目は、画像の明るさ、色合いの補正の度合いを示すデータを格納し、「レイアウト」項目は、画像の配置を表すレイアウトパターンを示すデータを格納し、「フレーム」項目は、画像に合成するフレームを示すデータを格納する。「処理回数」項目は、該当する画像データに処理内容項目で設定された処理を行った回数のデータを格納する。「自販機ID」項目は、該当する画像データに処理内容項目で設定された処理を行った写真自販機1を識別するためのIDのデータを格納する。
図6に示すように、ファイル別処理履歴テーブル251では、端末ID、端末内でのファイル名及び自販機IDが一致しても、ファイル最終更新日時の異なるものは、別レコードとして扱われる。例えば、図6に示すファイル別処理履歴テーブル251では、端末IDが 09011111111 のファイル a1.jpg のうち、ファイル最終更新日時が異なるものは、別レコードとなっている。また、端末ID、端末内でのファイル名、ファイル最終更新日時及び自販機IDが一致しても、画像加工内容が異なるものは別レコードとなり、別々に集計、管理される。
保存ファイルテーブル252は、通信ネットワークNに接続された各写真自販機1に保存された画像データのファイルを管理するためのテーブルであり、図7に示すように、「端末ID」、「端末内でのファイル名」、「ファイル最終更新日時」、「画像加工内容」、「画像加工内容詳細」、「サーバ内でのファイル名」、「自販機ID」の各項目を対応付けて格納する。
保存ファイルテーブル252において「端末ID」項目は、画像データを保持した画像記録端末30を識別するためのIDのデータを格納する。「端末内でのファイル名」項目は、画像記録端末30で画像データに付与されたファイル名のデータを格納する。「ファイル最終更新日時」項目は、該当ファイルの最終更新日時のデータを格納する。「画像加工内容」項目は、記憶装置25に保存されている該当ファイルの画像データに施された加工の内容(加工なし、サムネイル表示処理、印刷用画像加工)を示すデータを格納する。「画像加工内容詳細」項目は、該当ファイルの画像データに対する加工処理内容(印刷用画像加工の内容)として、「明るさ・色合い」、「レイアウト」、「フレーム」の各項目を格納する。「明るさ・色合い」項目は、画像の明るさ、色合いの補正の度合いを示すデータを格納し、「レイアウト」項目は、画像の配置を表すレイアウトパターンを示すデータを格納し、「フレーム」項目は、画像に合成するフレームを示すデータを格納する。「サーバ内でのファイル名」項目は、該当する画像データの記憶装置25内でのファイル名のデータを格納する。記憶装置25は、「サーバ内でのファイル名」項目にファイル名が設定された画像データのファイルを格納している。「自販機ID」項目は、該当する画像データを印刷処理した写真自販機1を識別するためのIDのデータを格納する。
端末別保存優先度テーブル253は、画像記録端末及び写真自販機毎に、保持されている画像データを優先的にサーバ20及び/又は写真自販機1に保存するための優先度を格納したテーブルであり、図8に示すように、「端末ID」、「総利用回数」、「サムネイル反復表示回数」、「サムネイル用ファイル保存優先度」、「元画像反復使用回数」、「元画像ファイル保存優先度」、「元画像・加工反復使用回数」、「加工済画像ファイル保存優先度」、「自販機ID」の各項目を対応付けて格納する。
端末別保存優先度テーブル253において「端末ID」項目は、画像データを保持した画像記録端末30を識別するためのIDのデータを格納する。「総利用回数」項目は、該当する画像記録端末が該当する写真自販機1を利用した全回数を示すデータを格納する。「サムネイル反復表示回数」項目は、過去にサムネイル表示した画像データを再び表示した回数を示すデータを格納する。例えば、3つの画像データを保持する画像記録端末を初めて写真自販機1に接続した場合、サムネイル反復表示回数は0となる。この画像記録端末がこれら3つの画像データを残したまま再度写真自販機1に接続した場合、過去に写真自販機1で表示したことがある画像データが3つあるため、サムネイル反復表示回数は3回になる。2回目の接続時に3つの画像データのうちの1つが別の画像データに入れ換えられていた場合は、サムネイル反復表示回数は2回になる。
端末別保存優先度テーブル253において「サムネイル用ファイル保存優先度」項目は、該当画像記録端末について、サムネイル用ファイルをどの程度優先的に写真自販機1に保存するかを表す優先度を示すデータを格納する。サムネイル用ファイル保存優先度は、下記の式(1)のように定義される。
サムネイル用ファイル保存優先度=総利用回数×サムネイル反復表示回数 (1)
写真自販機1の利用回数が多く、同一の画像データの表示回数が多い画像記録端末ほど、優先的にサムネイル画像が写真自販機1内に保存されることになる。
「元画像反復使用回数」項目は、過去に印刷したことのある画像データを、過去と同一又は異なる画像加工(明るさ補正、色合い補正、レイアウト、フレーム)で印刷した回数を示すデータを格納する。「元画像ファイル保存優先度」項目は、該当端末について、画像加工がされていない元画像をどの程度優先的に写真自販機1に保存するかを表す優先度を示すデータを格納する。元画像ファイル保存優先度は、下記の式(2)のように定義される。
元画像ファイル保存優先度=総利用回数×元画像反復使用回数 (2)
「元画像・加工反復使用回数」項目は、過去に印刷したことのある画像データを、過去と同一の画像加工(明るさ補正、色合い補正、レイアウト、フレーム)で印刷した回数を示すデータを格納する。「加工済画像ファイル保存優先度」項目は、該当端末について、画像加工された画像データをどの程度優先的に写真自販機1に保存するかを表す優先度を示すデータを格納する。加工済画像ファイル保存優先度は、下記の式(3)のように定義される。
加工済画像ファイル保存優先度=総利用回数×元画像・加工反復使用回数 (3)
端末別保存優先度テーブル253において「自販機ID」項目は、該当する画像記録端末が利用した写真自販機1を識別するためのIDのデータを格納する。なお、端末別保存優先度テーブル253は、画像記録端末(端末ID)と写真自販機(端末ID)の組み合わせ毎に異なるレコードを有する。例えば、同一の画像記録端末30が複数の写真自販機を利用している場合は、利用している写真自販機毎に異なるレコードとなる。
端末別保存優先度テーブル253により、各地域に設置された写真自販機1を利用する各ユーザの利用状況を読み取ることができる。例えば、1つの画像記録端末30に多くのファイルをまとめて保持しておくようなユーザの場合、写真自販機1を利用する度に、画像記録端末30に常に保持されている画像がサムネイル表示されるため、サムネイル用ファイル保存優先度が予め設定された規定値よりも高くなり、記憶装置25に、画像記録端末30に保持された画像データのサムネイル用画像が優先的に保存される。
画像記録端末30で保持する画像データを頻繁に入れ換えるユーザの場合、同一画像が何度もサムネイル表示されることがないため、サムネイル用ファイル保存優先度が規定値よりも低くなり、記憶装置25に、画像記録端末30に保持された画像データのサムネイル用画像は保存されない。同一画像を同一加工で頻繁に印刷するユーザの場合、元画像のファイルと、加工済画像のファイルの双方のファイル保存優先度が規定値よりも高くなり、双方のファイルが記憶装置25に保存される。
元画像が同一で、いつも異なる加工で印刷するユーザの場合、元画像反復使用回数が高く、元画像・加工反復使用回数が低くなる傾向になるため、元画像ファイル保存優先度が規定値よりも高く、加工済画像ファイル保存優先度が規定値よりも低くなる。従って、記憶装置25には、加工済画像のファイルは保存されず、元画像のファイルのみが保存される。写真自販機1を利用する度に異なる画像を印刷するユーザの場合、サムネイル用ファイル保存優先度、元画像ファイル保存優先度、加工済画像ファイル保存優先度の何れも規定値より低くなるため、記憶装置25には何も保存されない。
自販機別保存ファイルテーブル(図示略)は、通信ネットワークNに接続された写真自販機別に、写真自販機1内に保存されているファイルの管理データを格納したもので、管理データとして、「自販機ID」、「端末ID」、「端末内でのファイル名」、「ファイル最終更新日時」、「画像加工内容」、「画像加工内容詳細」、「自販機内でのファイル名」の各項目を対応付けて格納する。
自販機別保存ファイルテーブルにおいて、「自販機ID」項目は、通信ネットワークNに接続された写真自販機1を識別するためのIDのデータを格納する。「端末ID」項目は、該当する写真自販機1を利用した画像記録端末30を識別するためのIDのデータを格納する。「端末内でのファイル名」項目は、画像記録端末30で画像データに付与されたファイル名のデータを格納する。「ファイル最終更新日時」項目は、該当ファイルの最終更新日時のデータを格納する。「画像加工内容」項目は、記録装置17に保存されている該当ファイルの画像データに施された加工の内容(加工なし、サムネイル表示処理、印刷用画像加工)を示すデータを格納する。「画像加工内容詳細」項目は、該当ファイルの画像データに対する加工処理内容(印刷用画像加工の内容)として、「明るさ・色合い」、「レイアウト」、「フレーム」の各項目を格納する。「自販機内でのファイル名」項目は、上記の項目で指定された画像加工が施された画像データの写真自販機1内でのファイル名のデータを格納する。
図5に戻り、RAM26は、CPU21により実行される各種制御プログラムや各種アプリケーションプログラムをプログラム格納エリアに展開する。また、RAM26は、入力データや上記制御プログラムの実行時に生じる処理結果等のデータをワークエリアに一時的に格納する。
次に、本実施形態における動作について説明する。
図9(a)、図10(a)、図12〜図14、図18(a)は、本実施形態の写真自販機1の動作を説明するためのフロ−チャートである。これらのフローチャートは、写真自販機1を構成するコンピュータに各機能を実現させるためのプログラムを説明するためのものである。以下では、これらのプログラムが、CPU10が読み取り可能なプログラムコードの形態で記録媒体に格納されている例で説明するが、全ての機能を記録媒体に格納する必要はなく、必要に応じて、その一部又は全部を、通信ネットワークを介して伝送制御部14から受信して実現するようにしてもよい。
また、図9(b)、図10(b)、図15〜図17、図18(b)は、本実施形態のサーバ20の動作を説明するためのフローチャートである。これらのフローチャートは、サーバ20を構成するコンピュータに各機能を実現させるためのプログラムを説明するためのものである。以下では、これらのプログラムが、CPU21が読み取り可能なプログラムコードの形態で記録媒体に格納されている例で説明するが、全ての機能を記録媒体に格納する必要はなく、必要に応じて、その一部又は全部を、通信ネットワークを介して伝送制御部24から受信して実現するようにしてもよい。
まず、図9(a)、図10(a)のフローチャート及び図11の画面表示例を参照して、写真自販機1において実行される画像印刷処理について説明する。
まず、画像記録端末30が端末接続部9を介して写真自販機1に接続されると、画像記録端末30の端末ID、画像記録端末30に保持された画像データのファイル名(画像ファイル名)、これらのファイルのファイル更新日時が取得され(ステップT1)、画像記録端末30で保持された画像データが読み込まれる(図11(a))。次いで、写真自販機1の自販機ID、ステップT1で取得された端末ID、画像ファイル名、ファイル最終更新日時のデータがサーバ20に送信され(ステップT2)、サーバ20からのサムネイル画像データの受信を待機する(ステップT3)。
サーバ20から、サムネイル画像データが受信されると(ステップT3;YES)、表示装置12に、図11(b)に示すように、その受信されたサムネイル画像を配列したサムネイル画面が表示され、ユーザに、印刷する画像の選択が促される。サムネイル画面上でのタッチ指示により、印刷する画像が選択されると(ステップT4)、管理テーブル171内で、ステップT4で選択された画像の元画像データの管理データを検索することにより、その選択された画像の元画像データが写真自販機1内に保存されているか否かが判定される(ステップT5)。
ステップT5において、印刷する画像の元画像データが写真自販機1内に保存されていると判定された場合(ステップT5;YES)、記録装置17から、印刷する画像の元画像データが読み出され(ステップT6)、ステップT8〜T10に移行する。ステップT5において、印刷画像の元画像データが写真自販機1内に保存されていないと判定された場合(ステップT5;NO)、印刷する画像の元画像データを取得するための画像取得処理(図12参照)が行われる(ステップT7)。
ステップT6の画像読み出し又はステップT7の画像取得処理により、印刷する画像の元画像データが取得されると、図11(c)に示すように、その取得された元画像データに対する画像加工(明るさ・色合い補正、レイアウト、フレーム)を指定するためのプレビュー・画像加工指定画面が表示装置12に表示される。なお、図11(c)及び(d)に示したプレビュー・画像加工指定画面では、色合いを補正するためのボタンが省略されている。
図11(c)に示すプレビュー・画像加工指定画面上のタッチ指示により、画像加工(明るさ補正、レイアウト、フレーム)が指定されると、ステップT6又はT7で取得された元画像データに対して指定された画像加工を施して画像加工後の画像を表示する画像加工・プレビュー画面表示処理(図13参照)が行われる(ステップT8〜T10)。明るさ・色合いの補正、レイアウトの選択、フレームの選択のそれぞれにおいて、画像加工・プレビュー画面表示処理が行われる。図11(d)に、画像加工が施された画像の表示例を示す。なお、図10(a)では、画像加工・プレビュー画面表示処理が、明るさ・色合い、レイアウト、フレームの順番で行われる場合を示しているが、これらの処理の順番は特に限定されない。
画像加工が終了すると、印刷枚数の指定及び印刷料金の投入を要求する印刷枚数指定・料金要求処理(図14参照)が行われる(ステップT11)。紙幣投入口4及び/又は硬貨投入口5に、要求された印刷料金以上の金額が投入されると、加工済みの画像データの印刷処理が行われ(ステップT12)、印刷処理により作成された写真が写真受取口3に出力される。
印刷処理が終了すると、ステップT12の印刷処理で、写真自販機1に保存された画像データを使用したか否かが判定される(ステップT13)。ステップT13において、ステップT12の印刷処理で写真自販機1に保存された画像データを使用しなかったと判定された場合(ステップT13;NO)、ステップT16に移行する。
ステップT13において、ステップT12の印刷処理で写真自販機1に保存された画像データを使用したと判定された場合(ステップT13;YES)、管理テーブル171に格納された当該画像データに対応する利用回数がカウントアップされ(ステップT14)、その画像データの利用回数のデータがサーバ20に送信される(ステップT15)。
ステップT13においてステップT12の印刷処理で写真自販機1に保存された画像データを使用しなかったと判定された場合(ステップT13;NO)又はステップT15で利用回数データがサーバ20に送信されると、印刷した画像データ及びその関連データ(端末内でのファイル名、ファイル最終更新日時、画像加工内容等)がサーバ20に送信される(ステップT16)。
印刷した画像データ及びその関連データがサーバ20に送信されると、ステップT11の印刷枚数指定・料金要求処理においてユーザにより投入された金額と印刷料金を比較することにより、お釣りがあるか否かが判定される(ステップT17)。ステップT17において、お釣りがないと判定された場合(ステップT17;NO)、本画像印刷・保存処理が終了する。ステップT17において、お釣りがあると判定された場合(ステップT17;YES)、釣銭返却口7から該当するお釣りが返却され(ステップT18)、本画像印刷処理が終了する。
次に、図9(b)及び図10(b)のフローチャートを参照して、サーバ20において実行される画像読出・保存処理について説明する。
通信ネットワークNに接続された写真自販機1から、自販機ID、端末ID、画像ファイル名、ファイル最終更新日時のデータが受信されると(ステップS1;YES)、その受信データに基づいてサムネイル用の画像データを取得して写真自販機1に送信するためのサムネイル用ファイル取得・保存・送信処理(図15参照)が行われる(ステップS2)。
ステップS2のサムネイル用ファイル取得・保存・送信処理により、写真自販機1にサムネイル用の画像データが送信されると、写真自販機1において、印刷する画像として選択された画像データのファイル名、ファイル最終更新日時のデータが受信されたか否かが判定される(ステップS3)。ステップS3において、写真自販機1から、印刷対象として選択された画像データのファイル名、ファイル最終更新日時のデータが受信されていない場合は(ステップS3;NO)、ステップS8に移行する。
ステップS3において、写真自販機1から、印刷対象として選択された画像データのファイル名、ファイル最終更新日時のデータが受信されたと判定された場合(ステップS3;YES)、保存ファイルテーブル252内で、ステップS1で受信された端末ID、ステップS3での受信データに該当する元画像データのファイル名が検索され(ステップS4)、サーバ20内に該当する保存ファイルがあるか否かが判定される(ステップS5)。
ステップS5において、サーバ20内に該当する保存ファイルがあると判定された場合(ステップS5;YES)、記憶装置25から該当する保存ファイルが読み出されて、送信元の写真自販機1に送信され(ステップS6)、ステップS8に移行する。ステップS5において、サーバ20内に該当する保存ファイルがないと判定された場合(ステップS5;NO)、送信元の写真自販機1に、該当する保存ファイルがない旨が通知され(ステップS7)、ステップS8に移行する。
写真自販機1から、加工済画像データの有無の問い合わせがあった場合(ステップS8;YES)、保存ファイルテーブル252で該当する加工済画像データの管理データを検索することにより、当該加工済画像データが検索され(ステップS9)、当該加工済画像データがサーバ20内に保存されているか否かが判定される(ステップS10)。
ステップS10において、写真自販機1から問い合わせのあった加工済画像データがサーバ20内に保存されていると判定された場合(ステップS10;YES)、その加工済画像データが送信元(問い合わせ元)の写真自販機1に送信され(ステップS11)、ステップS13に移行する。
ステップS10において、写真自販機1から問い合わせのあった加工済画像データがサーバ20内に保存されていないと判定された場合(ステップS10;NO)、当該加工済画像データがサーバ20内に保存されていない旨が送信元(問い合わせ元)の写真自販機1に通知され(ステップS12)、ステップS13に移行する。
写真自販機1から、画像データの利用回数を示すデータが受信された場合(ステップS13;NO)、ファイル別処理履歴テーブル251に格納された当該画像データに対応する処理回数(利用回数)がカウントアップされ(ステップS15)、ステップS3に戻る。
写真自販機1から、印刷された画像データ及びその関連データが受信された場合(ステップS13);YES、印刷された画像の元画像データの保存優先度に応じて当該元画像データをサーバ20に保存する画像保存判定・保存処理(図16参照)(元画像用)が行われる(ステップS16)。次いで、印刷した加工済画像データの保存優先度に応じて当該加工済画像データをサーバ20に保存する画像保存判定・保存処理(図16参照)(加工済画像用)が行われる(ステップS17)。
画像保存判定・保存処理が終了すると、写真自販機1に接続されている画像記録端末30に対応する処理履歴及び保存優先度を更新する処理履歴・優先度更新処理(図17参照)が行われる(ステップS18)。処理履歴・優先度更新処理が終了すると、保存ファイルテーブル252のファイル最終更新日時項目に設定されたファイルの最終更新日時と現在の日付を比較することにより、記憶装置25に保存された画像データのファイルの中から、半年間未使用のファイルが特定され、その特定されたファイルを削除する処理が行われ(ステップS19)、本画像読出・保存処理が終了する。
次に、図12のフローチャートを参照して、図9(a)に示した画像取得処理の詳細を説明する。
図11(b)に示すサムネイル画面で、印刷する画像が選択されると、その選択された画像のファイル名及びファイル最終更新日時が画像記録端末30から取得される(ステップT20)。次いで、選択された画像のファイル名、ステップT20で取得されたファイル名、ファイル最終更新日時のデータがサーバ20に送信される(ステップT21)。ステップT21のデータ送信により、サーバ20に対し、印刷する画像の元画像データのファイル(保存ファイル)の取得が要求され、サーバ20からの該当保存ファイルの受信が待機される(ステップT22)。
ステップT22において、サーバ20から、印刷する画像の元画像データのファイル(保存ファイル)が受信された場合(ステップT22;YES)、その受信されたファイルが取得され(ステップT23)、本画像取得処理が終了する。ステップT22において、サーバ20に該当する保存ファイルがない旨が通知された場合(ステップT22;NO)、写真自販機1に接続された画像記録端末30から、印刷する画像の元画像データのファイルが取得され(ステップT24)、本画像取得処理が終了する。
次に、図13のフローチャートを参照して、図10(a)に示した画像加工・プレビュー画面表示処理の詳細を説明する。
まず、図11(c)に示すように、表示装置12に、前段階までに取得された画像に対応するプレビュー・画像加工指定画面が表示される(ステップT30)。このプレビュー・画像加工指定画面において、画像加工として、明るさ、レイアウト(ポストカードのように上半分、下半分のみに画像配置等)、使用するフレームの何れか一つが指定されると(ステップT31;YES)、サーバ20に対し、その指定された画像加工と全く同一の加工が施された加工済画像の有無の問い合わせが行われ(ステップT32)、サーバ20からの問い合わせ結果の受信が待機される(ステップT33)。
ステップT33において、サーバ20から加工済画像データが受信された場合(ステップT33;YES)、ステップT30に戻り、表示装置12に、受信された加工済画像データに対応するプレビュー・画像加工指定画面が表示される。ステップT33において、サーバ20から、該当する加工済画像データがない旨が通知された場合(ステップT33;NO)、プレビュー表示されている画像データに対して、ステップT31で指定された画像加工が施され(ステップT34)、ステップT30に戻る。
プレビュー・画像加工指定画面において、画像加工が指定されずに(ステップT31;NO)、「OK」ボタンが指定されると(ステップT35;YES)、これまでの画像加工で得られた加工済画像データが、印刷対象の画像データとして決定され、本画像加工・プレビュー画面表示処理が終了する。
次に、図14のフローチャートを参照して、図10(a)に示した印刷枚数指定・料金要求処理の詳細を説明する。
画像加工・プレビュー画面表示処理が終了すると、表示装置12には、印刷枚数指定画面(図示略)が表示され(ステップT40)、ユーザに印刷枚数の入力が促される。印刷枚数指定画面において、印刷枚数が入力されると(ステップT41;YES)、指定された印刷枚数に基づいて印刷料金が算出され(ステップT42)、表示装置12に、ステップT42で算出された印刷料金の投入を促すための料金投入要求画面(図示略)が表示される(ステップT43)。
料金投入要求画面上のメッセージに従って、紙幣投入口4及び/又は硬貨投入口5に金額が投入されると、その投入金額が要求金額以上であるか否かが判定される(ステップT44)。ステップT44において、投入金額が要求金額未満である場合は(ステップT44;NO)、ステップT43に戻る。ステップT44において、投入金額が要求金額以上であると判定された場合(ステップT44;YES)、本印刷枚数指定・料金要求処理が終了する。
次に、図15のフローチャートを参照して、図9(b)に示したサムネイル用ファイル取得・保存・送信処理の詳細を説明する。
まず、写真自販機1に接続されている画像記録端末で保持されている画像データをカウントするためのカウンタ値nが0に設定される(ステップS20)。次いで、現在のカウンタ値nがインクリメントされ(ステップS21)、図9(b)のステップS1でのデータ受信により、端末ID、カウンタ値nに対応する画像データのファイル名及びファイル最終更新日時が取得される(ステップS22)。
次いで、保存ファイルテーブル252から、ステップS1で取得された端末ID、ステップS22で取得されたファイル名及び最終更新日時に一致し、画像加工内容が「サムネイル処理」に対応するレコードのサーバ内でのファイル名が検索され(ステップS23)、記憶装置25上で該当するファイル名があるか否かが判定される(ステップS24)。
ステップS24において、記憶装置25上に該当するファイル名があると判定された場合(ステップS24;YES)、記憶装置25から該当ファイル名のサムネイル用ファイルが取得され(ステップS32)、後述のステップS29に移行する。ステップS24において、記憶装置25上に該当するファイル名がないと判定された場合(ステップS24;NO)、保存ファイルテーブル252から、ステップS22で取得された端末ID、ファイル名及び最終更新日時に一致し、画像加工内容が「なし(元画像)」に対応するレコードのサーバ内での保存ファイル名が取得される(ステップS25)。
次いで、記憶装置25から、ステップS25で取得されたファイル名の元画像データのファイルが取得され(ステップS26)、その取得された元画像データがサムネイル用の画像サイズに縮小される(ステップS27)。なお、該当する元画像データのファイルが記憶装置25に保存されていない場合は、写真自販機1から取得するようにする。
元画像データからサムネイル用画像データが生成されると、その生成されたサムネイル用画像データに対する画像保存判定・保存処理(図16参照)が行われ(ステップS28)、該当サムネイル画像に関わる処理履歴及び保存優先度を更新する処理履歴・優先度更新処理(図17参照)が行われる(ステップS29)。
ステップS29の処理履歴・優先度更新処理が終了すると、現在のカウンタ値nが、サムネイル画面に表示可能な画像数以上であるか否かが判定される(ステップS30)。ステップS30において、カウンタ値nが、サムネイル画面に表示可能な画像数未満であると判定された場合(ステップS30;NO)、ステップS21に移行する。ステップS30において、カウンタ値nが、サムネイル画面に表示可能な画像数以上であると判定された場合(ステップS30;YES)、これまでに得られたサムネイル用画像を合成することによりサムネイル画面が作成され(図11(b)参照)、その作成されたサムネイル画面が送信元の写真自販機1に送信され(ステップS31)、本サムネイル用ファイル取得・保存・送信処理が終了する。
次に、図16のフローチャートを参照して、図10(b)に示した画像保存判定・保存処理の詳細を説明する。
まず、端末別保存優先度テーブル253から、図9(b)のステップS1で取得された端末IDのファイル保存優先度が取得される(ステップS70)。なお、本処理がサムネイル用の画像保存判定・保存処理(図15のステップS28)である場合、ステップS70では、サムネイル用ファイル保存優先度が取得される。また、本処理が元画像用の画像保存判定・保存処理(図10(b)のステップS16)である場合、ステップS70では、元画像ファイル保存優先度が取得される。また、本処理が加工済画像用の画像保存判定・保存処理(図10(b)のステップS17)である場合、ステップS70では、加工済画像ファイル保存優先度が取得される。
次いで、ステップS70で取得されたファイル保存優先度が、予め設定された規定値以上であるか否かが判定される(ステップS71)。ステップS71において、ステップS70で取得されたファイル保存優先度が規定値未満であると判定された場合(ステップS71;NO)、保存対象の画像データ(サムネイル画像、元画像、加工済画像の何れか1つ)のファイルはサーバ20に保存されずに、本画像保存判定・保存処理が終了する。
ステップS71において、ステップS70で取得されたファイル保存優先度が規定値以上であると判定された場合(ステップS71;YES)、記憶装置25の空き容量が、保存対象の画像ファイルの容量以上であるか否かが判定される(ステップS72)。ステップS72において、記憶装置25の空き容量が、保存対象の画像データのファイル(画像ファイル)の容量以上であると判定された場合(ステップS72;YES)、ステップS78に移行し、保存対象の画像ファイルに新規のファイル名が発行され(ステップS78)、記憶装置25に、ステップS78で発行されたファイル名で保存対象の画像ファイルが保存される(ステップS79)。
ステップS72において、記憶装置25の空き容量が、保存対象の画像ファイルの容量未満であると判定された場合(ステップS72;NO)、保存ファイルテーブル252に管理データが格納されたファイルのうち、最小の保存優先度のファイルが端末別保存優先度テーブル253から特定される(ステップS73)。次いで、ステップS70で取得されたファイル保存優先度が、ステップS73で特定された最小保存優先度より大きいか否かが判定される(ステップS74)。
ステップS74において、該当するファイル保存優先度が最小保存優先度以下であると判定された場合(ステップS74;NO)、保存対象の画像ファイルはサーバ20に保存されずに、本画像保存判定・保存処理が終了する。ステップS74において、該当するファイル保存優先度が最小保存優先度より大きいと判定された場合(ステップS74;YES)、その最小保存優先度のファイルが記憶装置25から削除され(ステップS75)、保存ファイルテーブル252から、最小優先度のファイルの情報が削除される(ステップS76)。
そして、再び、記憶装置25の現在の空き容量が、保存対象の画像ファイルの容量以上であるか否かが判定される(ステップS77)。ステップS77において、記憶装置25の空き容量が、保存対象の画像ファイルの容量未満であると判定された場合(ステップS77;NO)、ステップS73に戻り、ステップS73〜S77の処理が繰り返される。
ステップS77において、記憶装置25の空き容量が、保存対象の画像ファイルの容量以上であると判定された場合(ステップS77;YES)、保存対象の画像ファイルに新規のファイル名が発行され(ステップS78)、記憶装置25に、ステップS78で発行されたファイル名で保存対象の画像ファイルが保存される(ステップS79)。記憶装置25に画像ファイルが保存されると、保存ファイルテーブル252に、ステップS79で保存されたファイルの情報が追加され(ステップS80)、本画像保存判定・保存処理が終了する。
次に、図16の画像保存判定・保存処理の変形例について説明する。図16の画像保存判定・保存処理では、写真自販機1で印刷した画像データのファイルをサーバ20に保存するか否かの判定を、その写真自販機1を利用した画像記録端末30のファイル保存優先度に応じて行うようにしたが、印刷した画像データと同一の画像データを異なる写真自販機で印刷する頻度に応じて行うようにしてもよい。
このような判定処理を実現するために、サーバ20は、ファイル別処理履歴テーブル251から、「端末ID」、「端末内でのファイル名」、「ファイル最終更新日時」、「処理内容」、「画像加工内容詳細」が同一で「自販機ID」が異なるレコードを検索し、検索により抽出されたレコードの数(即ち、画像記録端末が過去に同一の画像データを印刷したことのある写真自販機の数)に応じて、該当する画像データをサーバ20に保存するか否かを判定する。例えば、同一画像データを印刷したことのある写真自販機の数が規定値以上であれば、異なる複数の写真自販機を利用する傾向が強いユーザと判断され、該当する画像データをサーバ20に保存しておく。このようにすると、ユーザは、各地に設置されたどの写真自販機1を利用しても、サーバ20から該当する画像データを取得して印刷することができる。
一方、同一の画像データを印刷したことのある写真自販機の数が規定値未満であれば、ファイル別処理履歴テーブル251から、画像データを印刷した写真自販機1で、同一の画像データを過去に利用した回数(処理回数)を取得し、その取得された処理回数に応じて、画像データを印刷した写真自販機1に当該画像データを保存するか否かを判定する。例えば、写真自販機1での同一画像データの処理回数が予め設定された規定値以上であれば、その写真自販機1を利用する傾向が強いユーザと判断され、サーバ20は、当該写真自販機1に対し、該当する画像データのファイルの保存を要求する信号を送信する。このようにすると、ユーザが頻繁に利用する写真自販機1に利用頻度の高いファイルが保存されることになり、ユーザは、写真自販機1に保存されたファイルを取得して印刷処理を行うことが可能になる。
また、図16の画像保存判定・保存処理では、画像記録端末30の写真自販機1への一回の接続で、サーバ20の記憶装置25に保存できるファイル数に上限を設けていなかったが、記憶装置25に保存可能なファイル数の上限(規定値)を設定することで、ファイル保存にかかる時間を短縮させることができる。これを実現させるためには、図16の画像保存判定・保存処理において、ファイル数が規定値より小さい場合にのみ、ファイルを保存できるようにすればよい。
また、画像記録端末30の写真自販機1への一回の接続で、サーバ20の記憶装置25に保存可能なファイル数の上限値を設ける代わりに、記憶装置25に保存可能なファイルの容量の上限値を設けるようにしても、ファイル保存にかかる時間を短縮させることができる。
次に、図17のフローチャートを参照して、図10(b)に示した処理履歴・優先度更新処理の詳細を説明する。
まず、ファイル別処理履歴テーブル251において、図9(b)のステップS1で取得された端末IDに対応する処理履歴が更新される(ステップS81)。次いで、端末別保存優先度テーブル253において、該当端末IDの保存優先度が再計算され(ステップS82)、本処理履歴・優先度更新処理が終了する。なお、本処理がサムネイル用の処理履歴・優先度更新処理(図15のステップS29)である場合、ステップS82では、サムネイル用ファイル保存優先度が再計算される。また、本処理が元画像用の処理履歴・優先度更新処理(図10(b)のステップS18)である場合、ステップS82では、元画像ファイル保存優先度が再計算される。また、本処理が加工済画像用の処理履歴・優先度更新処理(図10(b)のステップS18)である場合、ステップS82では、加工済画像ファイル保存優先度が再計算される。
次に、図18(a)のフローチャートを参照して、写真自販機1において実行される画像削除・保存処理について説明する。
サーバ20から、写真自販機1内に格納された画像データのファイルの削除要求が受信されると(ステップT50;YES)、削除要求で指定されたファイルが記録装置17から削除されるとともに、管理テーブル171から、削除要求で指定されたファイルに対応するレコード(管理データ)が削除される(ステップT51)。
サーバ20から、画像データのファイルの追加要求が受信された場合(ステップT50;NO、ステップT52;YES)、追加要求で指定されたファイルが記録装置17に保存されるとともに、管理テーブル171に、当該ファイルに対応するレコード(管理データ)が追加され(ステップT53)、本画像削除・保存処理が終了する。
次に、図18(b)のフローチャートを参照して、サーバ20において実行される画像削除・送信処理について説明する。
まず、保存ファイルテーブル252のファイル最終更新日時項目に設定されたファイルの最終更新日時と現在の日付を比較することにより、記憶装置25に保存された画像データのファイルの中から、半年間未使用の保存ファイルが検索され(ステップS90)、該当する保存ファイルがあるか否かが判定される(ステップS91)。
ステップS91において、半年間未使用の保存ファイルがあると判定された場合(ステップS91;YES)、当該保存ファイルが削除されるとともに、ファイル別処理履歴テーブル251、保存ファイルテーブル252から、当該保存ファイルに対応するレコード(管理データ)が削除される(ステップS92)。
ステップS91において半年間未使用の保存ファイルがないと判定された場合(ステップS91;NO)又はステップS92において未使用の保存ファイル及びその管理データが削除されると、自販機別保存ファイルテーブル(図示略)内を検索することにより、通信ネットワークNに接続された写真自販機1の中で、半年間未使用のファイルを保存している写真自販機1があるか否かが判定される(ステップS93)。
ステップS93において、半年間未使用のファイルを保存している写真自販機1があると判定された場合(ステップS93;YES)、その写真自販機1に対し、当該ファイルの削除を要求する信号が送信される(ステップS94)。ステップS93において半年間未使用のファイルを保存している写真自販機1がないと判定された場合(ステップS93;NO)又はステップS94において削除要求が送信されると、写真自販機毎に、使用回数が規定回数以上(例えば、50回以上)の新規の画像データのファイルがあるか否かが判定される(ステップS95)。使用回数は、ファイル別処理履歴テーブル251の処理回数項目に設定されたデータに対応する。
ステップS95において、使用回数が規定回数以上の新規の画像データがあると判定された場合(ステップS95;YES)、記憶装置25から該当画像データが読み出され、当該ファイルが利用された写真自販機1に対し、当該画像データのファイル及びその管理データの保存を要求する信号が送信され(ステップS96)、本画像削除・送信処理が終了する。ステップS95において、使用回数が規定回数以上の新規の画像データがないと判定された場合(ステップS95;NO)、本画像削除・送信処理が終了する。
以上のように、本実施形態の画像印刷販売システム100によれば、画像記録端末30に保持されている画像データを、各地に設置された写真自販機1での利用頻度に応じてサーバ20(及び写真自販機1)に保存するようにしたことにより、利用頻度の高い画像データを印刷する場合に、該当する画像データを画像記録端末30から読み込む必要がなくなり、写真自販機1側の処理能力を高めなくても、印刷時における処理を迅速化させることができる。
また、元画像データだけでなく、サムネイル画像データも、写真自販機1での利用頻度(表示した回数)に応じてサーバ20の記憶装置25に保存するようにしたことにより、表示装置12にサムネイル画像を表示する場合に、サーバ20にユーザが希望するサムネイル画像が保存されていれば、画像記録端末30から元画像データを読み込んでサムネイル画像を作成する必要がなくなり、ユーザの待ち時間を短縮させることができる。特に、図11(b)に示すように、一度に多数のサムネイル画像を表示する場合、これらのサムネイル画像がサーバ20に保存されていれば、写真自販機1でのサムネイル画面の表示に係る処理負荷を大幅に削減させることができる。
同様に、加工済画像データも、写真自販機1での利用頻度(過去に印刷した回数)に応じてサーバ20の記憶装置25に保存するようにしたことにより、サーバ20にユーザが希望する加工済画像データが保存されている場合、画像記録端末30から元画像データを読み込んで画像加工処理を行う必要がなくなり、写真自販機1での処理時間を大幅に短縮させることができる。
また、画像保存判定により、ファイル保存優先度が規定値を超えている画像データ(元画像、サムネイル画像、加工済画像)(即ち、利用頻度の高い画像データ)をサーバ20の記憶装置25に優先的に保存し、利用頻度の低い画像データは記憶装置25に保存しないようにしているため、記憶装置25の容量を有効に利用することができる。
更に、同一の元画像に異なる加工を施して何度も印刷する傾向が高い画像記録端末の場合、元画像データのみを優先的にサーバ20に保存し、元画像が同一で加工方法が異なる多数の画像データを保存しないようにしているため、記憶装置25の容量を有効に利用することが可能になる。
なお、上述の実施形態における記述内容は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上述の実施形態では、ファイル保存優先度を決定するのに、式(1)〜式(3)に示すように、画像記録端末が写真自販機1を利用した回数(総利用回数)と、反復出現回数(サムネイル反復表示回数、元画像反復使用回数、元画像・加工反復使用回数)のみを用いたが、過去の利用日時を更に用いて、写真自販機1を利用した最終日時の古いファイルほど、保存優先度を低くするようにしてもよい。また、一定期間以上前の利用回数を無効にした上で、ファイル保存優先度を決定するようにしてもよい。
また、サーバ20の記憶装置25から、サムネイル表示対象の画像、印刷対象の画像を検索する際の検索条件として、端末ID、ファイル名、ファイルの最終更新日時を用いたが、これにExif情報等を加え、Exif情報に含まれる撮影機器、撮影条件の情報を更に用いるようにしてもよい。
更に、上述の実施形態では、画像記録端末30と写真自販機1がケーブルで接続されている場合を示したが、無線接続される場合にも、本実施形態を適用することが可能である。
また、上述の本実施形態では、画像記録端末30が自己固有の端末IDを写真自販機1に送信する機能を有することを前提とし、図9(a)のステップT1において、画像記録端末30から受信した端末IDを取得するようにしたが、自己固有の端末IDが設定されていない画像記録端末30に対しても本実施形態を適用させるために、写真自販機1側又はサーバ20で端末IDを発行させるようにすればよい。
本発明の実施形態に係る画像印刷販売システムの全体構成を示すブロック図。 図1の写真自販機の外観図。 写真自販機の主要部構成を示すブロック図。 写真自販機の記録装置に格納された管理テーブル171のデータ構成を示す図。 図1のサーバの主要部構成を示すブロック図。 サーバの記憶装置に格納されたファイル別処理履歴テーブル251のデータ構成を示す図。 サーバの記憶装置に格納された保存ファイルテーブル252のデータ構成を示す図。 サーバの記憶装置に格納された端末別保存優先度テーブル253のデータ構成を示す図。 写真自販機において実行される画像印刷処理を示すフローチャート(同図(a))と、サーバにおいて実行される画像読出・保存処理を示すフローチャート(同図(b))。 写真自販機において実行される画像印刷処理を示すフローチャート(同図(a))と、サーバにおいて実行される画像読出・保存処理を示すフローチャート(同図(b))。 写真自販機の表示装置での画面表示例を示す図。 図9(a)に示した画像取得処理の詳細を示すフローチャート。 図10(a)に示した画像加工・プレビュー画面表示処理の詳細を示すフローチャート。 図10(a)に示した印刷枚数指定・料金要求処理の詳細を示すフローチャート。 図9(b)に示したサムネイル用ファイル取得・保存・送信処理の詳細を示すフローチャート。 図10(b)に示した画像保存判定・保存処理の詳細を示すフローチャート。 図10(b)に示した処理履歴・優先度更新処理の詳細を示すフローチャート。 写真自販機において実行される画像削除・保存処理を示すフローチャート(同図(a))と、サーバにおいて実行される画像削除・送信処理を示すフローチャート(同図(b))。
符号の説明
1 写真自販機(画像印刷販売装置)
2 記録媒体スロット部
3 写真受取口
4 紙幣投入口
5 硬貨投入口
6 返却レバー
7 釣銭返却口
8 レシート受取口
9 端末接続部
10 CPU
11 入力装置
12 表示装置
13 RAM
14 伝送制御部
15 金銭授受装置
16 印刷装置
17 記録装置
171 管理テーブル
18 記録媒体読取装置
20 サーバ
21 CPU
22 表示装置
23 入力装置
24 伝送制御部
25 記憶装置
251 ファイル別処理履歴テーブル
252 保存ファイルテーブル
253 端末別保存優先度テーブル
26 RAM
30 画像記録端末(画像記録装置)
100 画像印刷販売システム
N 通信ネットワーク

Claims (4)

  1. 画像記録装置に記録された画像データを印刷して販売する複数の画像印刷販売装置と、前記複数の画像印刷販売装置に通信ネットワークを介して接続され、当該複数の画像印刷販売装置を管理するサーバから構成される画像印刷販売システムであって、
    前記サーバは、
    前記複数の画像印刷販売装置の各々で利用された画像データ及び当該画像データの利用頻度を示すデータを記憶する記憶手段と、
    前記複数の画像印刷販売装置のうちの少なくとも1つにおいて画像データが印刷された場合、前記記憶手段の記憶内容に基づいて、当該画像データを前記記憶手段に保存するか否かを判定する保存判定手段と、
    前記保存判定手段により前記画像データを前記記憶手段に保存すると判定された場合、当該画像データを前記記憶手段に保存する保存手段と、
    前記印刷された画像データに対応する利用頻度を更新する更新手段と、
    を備えることを特徴とする画像印刷販売システム。
  2. 画像記録装置に記録された画像データを印刷して販売する複数の画像印刷販売装置と、前記複数の画像印刷販売装置に通信ネットワークを介して接続され、当該複数の画像印刷販売装置を管理するサーバから構成される画像印刷販売システムであって、
    前記サーバは、
    前記複数の画像印刷販売装置の各々で利用された画像データ及び当該画像データの利用頻度を示すデータを記憶する記憶手段と、
    前記複数の画像印刷販売装置のうちの少なくとも1つにおいて画像データが印刷された場合、前記記憶手段の記憶内容に基づいて、当該画像データを、前記印刷を行った画像印刷販売装置に保存するか前記記憶手段に保存するかを判定する保存判定手段と、
    前記保存判定手段により、前記印刷された画像データを、当該印刷を行った画像印刷販売装置に保存すると判定された場合、当該画像印刷販売装置に対し、前記印刷された画像データの保存を要求する要求手段と、
    前記保存判定手段により、前記印刷された画像データを前記記憶手段に保存すると判定された場合、当該画像データを前記記憶手段に保存する保存手段と、
    前記印刷された画像データに対応する利用頻度を更新する更新手段と、を備え、
    前記印刷を行った画像印刷販売装置は、
    前記サーバからの保存要求に応じて、前記印刷された画像データを装置内の記憶手段に保存する保存手段を備えることを特徴とする画像印刷販売システム。
  3. 前記複数の画像印刷販売装置の各々は、
    画像データを印刷する場合、当該画像データが装置内の記憶手段に保存されているか否かを判定するデータ判定手段を備え、
    前記データ判定手段により印刷対象の画像データが前記記憶手段に保存されていると判定された場合、当該画像データを前記記憶手段から取得して印刷処理を行い、前記データ判定手段により印刷対象の画像データが前記記憶手段に保存されていないと判定された場合、当該画像データを前記サーバから取得して印刷処理を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像印刷販売システム。
  4. 前記サーバは、
    前記記憶手段に保存された画像データのうち、所定期間未使用の画像データがあるか否かを判定する未使用データ判定手段と、
    前記未使用データ判定手段により、所定期間未使用の画像データがあると判定された場合、当該画像データを前記記憶手段から削除する削除手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の画像印刷販売システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015102995A (ja) * 2013-11-25 2015-06-04 富士ゼロックス株式会社 中継装置及びプログラム
KR20200067260A (ko) * 2017-01-31 2020-06-12 캐논 가부시끼가이샤 화상을 템플릿에 레이아웃하기 위한 화상 처리장치 및 화상 처리방법

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