JP2005189441A - 電子音楽装置用サービス提供システム、電子音楽装置、および、電子音楽装置用プログラム - Google Patents

電子音楽装置用サービス提供システム、電子音楽装置、および、電子音楽装置用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 サーバー装置からサービスの提供を受ける際に、ユーザーに親近感を抱かせる音声メッセージで応答する電子音楽装置用サービス提供システム装置を提供する。
【解決手段】 電子音楽装置1は、サービス要求部3がサーバー装置2にサービスを要求したとき、およびまたは、サービス利用部6がサービスの提供を受けるときなどにおいて、IDデータ通知部4により通知したIDデータにより特定されるこの電子音楽装置1を使用するユーザーに応じたユーザー情報に対応した内容、または、加えて、現在の時刻に対応した内容を含む音声メッセージを取得して発音する音声応答部12を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子音楽装置をネットワークに接続して、サーバー装置からサービスの提供を受ける電子音楽装置用サービス提供システム、および電子音楽装置に関するものである。
従来、電子音楽装置が、サーバー装置からサービスの提供を受けるには、この電子音楽装置をケーブルでパーソナルコンピュータに接続し、このパーソナルコンピュータからネットワークを経由して、サーバー装置にアクセスしていた。
しかし、最近では、パーソナルコンピュータがなくても、サーバー装置にアクセスして、サービスの提供を受けられるようにしたいという要望がある。
そのためには、電子音楽装置が、従来のパーソナルコンピュータが行っていた、サーバーとの間の処理手順を自ら実行する機能を持つ必要がある(特許文献1参照)。
しかし、従来のコンピュータによるサーバー装置との手順は、ユーザーが電子音楽装置を操作するときのような、親近感を抱かせるものとは程遠かった。
したがって、サーバーに接続して受けるサービスは、ユーザーにとって冷たい感じのするサービスになりがちであった。
特開2003−271137号公報(第21段落、第8図)
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたもので、サーバー装置からサービスの提供を受ける際に、ユーザーに親近感を抱かせる音声メッセージで応答する電子音楽装置用サービス提供システム、電子音楽装置、および、電子音楽装置用プログラムを提供することを目的とするものである。
本発明は、請求項1に記載の発明においては、複数の電子音楽装置に対し、外部のサーバー装置からサービスを提供する電子音楽装置用サービス提供システムであって、前記複数の電子音楽装置の各ユーザーに応じたユーザー情報を管理するユーザー情報管理手段と、ユーザーの操作により前記サーバー装置に前記サービスを要求する、前記各電子音楽装置におけるサービス要求手段と、前記サービスを要求した電子音楽装置にサービスを提供する、前記サーバー装置におけるサービス提供手段と、該サービス提供手段により提供されたサービスを利用する、前記各電子音楽装置におけるサービス利用手段と、前記サービスを要求したユーザーに応じたユーザー情報を、前記ユーザー情報管理手段から取得するユーザー対応データ取得手段と、前記ユーザー対応データ取得手段により取得された前記ユーザー情報に対応した内容、または、加えて、現在時刻に対応した内容を含む音声メッセージを作成する音声メッセージ作成手段と、該音声メッセージ作成手段により作成された音声メッセージを取得して発音する、前記各電子音楽装置における音声応答手段を有するものである。
従って、サービスを要求したユーザーに応じたユーザー情報に対応した内容、または、加えて、現在時刻に対応した内容を含む、親近感のある音声メッセージで音声応答を受けることができる。
ユーザー情報管理手段は、個々の電子音楽装置側に設けてもよいが、サーバー装置側に各ユーザーのユーザー情報管理手段を設ければ、サービスの提供者側での管理が容易になる。
音声応答メッセージの波形データは、電子音楽装置側で生成してもよいが、サーバー装置側で生成して、電子音楽装置側の音声応答部に送出すれば、個々の電子音楽装置の構成が簡単になる。
請求項2に記載の発明においては、サーバー装置から、ネットワークを介してサービスの提供を受ける電子音楽装置であって、ユーザーの操作により前記サービスを前記サーバー装置に要求するサービス要求手段と、前記サーバー装置から、前記サービスを要求したユーザーに対応した内容、または、加えて、現在の時刻に対応した内容を含む音声メッセージを受信して発音する音声応答手段と、前記サーバー装置から、要求したサービスの提供を受けるサービス利用手段を有するものである。
また、請求項3に記載の発明においては、請求項2に記載の電子音楽装置を、コンピュータにプログラムを実行させることにより実現するものである。
従って、請求項1に記載の電子音楽装置用サービス提供システムを利用する電子音楽装置を実現することができる。
なお、サーバー装置は、複数の電子音楽装置の各ユーザーに応じたユーザー情報を、ユーザーを特定するIDデータによって管理するものであってもよい。
電子音楽装置は、前記IDデータを前記サーバー装置に通知するIDデータ通知手段を有し、前記音声応答手段は、前記サーバー装置から、前記IDデータ通知手段により通知したIDデータにより特定されるユーザー応じたユーザー情報に対応した内容、または、加えて、現在の時刻に対応した内容を含む音声メッセージを受信して発音する。
本発明は、ネットワークを利用したサービスに対して、ユーザーが電子音楽装置からサーバー装置にサービスを要求したときや、サーバー装置から具体的なサービスを提供するときなどに、対話をする感覚でユーザーに操作をさせたり、操作方法を教えたりすることができるという効果がある。
ユーザー名などを用いて、ユーザー対応した音声応答をするので、ユーザーに親近感を抱かせるという効果がある。
その結果、例えば、ネットワークを利用したレッスンを行う際に、和やかな対応により、気持ちが落ち着き、良好な練習ができるようになる。
また、サービスを要求したり、サービスを利用したりする時刻に応じた音声応答をすることができるので、リアルな対話感覚を与えることができる。
図1は、本発明の実施の一形態を説明するための電子音楽装置用サービス提供システムの構成図である。
図中、1は電子音楽装置、2はサーバー装置である。サーバー装置2は、複数の電子音楽装置1に対し、ネットワークを介して電子音楽装置用のサービスを提供する。この構成図では、ネットワークの図示を省略している。提供するサービスとしては、例えば、曲データ(ダウンロード)や演奏データ(ストリーミング再生)、楽譜データのようなネットワーク・コンテンツの配信サービス、ユーザーによる演奏の評価などを行うレッスン・サービスなどがある。
最初に電子音楽装置1の構成について説明する。
ユーザーの操作によりサービスをサーバー装置2に要求するサービス要求部3と、ユーザーの実演奏による演奏データを出力する演奏データ出力部4と、電子音楽装置1を使用するユーザーを特定するIDデータをサーバー装置2に通知するIDデータ通知部5を有する。
サーバー装置2から、サービスの提供を受けるサービス利用部6を有し、例えば、楽音信号発生部を有して曲データを再生してスピーカから出力させたり、表示画面生成部を有してディスプレイに楽譜を表示させたりする。
また、サービス要求部3がサーバー装置2にサービスを要求したとき、およびまたは、サービス利用部6がサービスの提供を受けるときなどに、IDデータ通知部5により通知されたIDデータにより特定されるこの電子音楽装置1のユーザーに応じたユーザー情報に対応した内容、または、加えて、現在の時刻に対応した内容を含む音声メッセージを取得して発音する音声応答部12を有している。
次に、サーバー装置2の側の構成について説明する。
ユーザー情報管理部8は、複数の各電子音楽装置1を使用するユーザーに応じたユーザー情報を管理する。ユーザー情報を管理する具体例は、図3(a)を参照して後述する。
この電子音楽装置を使用するユーザーのユーザーIDにより、このユーザーに応じたユーザー情報を管理している。ユーザー情報として、ユーザー名、ユーザーの性別、ユーザーの住所、ユーザーの嗜好、サービス履歴等を記憶して管理している。
サービス提供部7は、サービスを要求した電子音楽装置1のサービス利用部6にサービスを提供する。
ユーザー対応情報取得部9は、サービスを要求した電子音楽装置1のユーザーに応じたユーザー情報を、ユーザー情報管理部8から取得する。
音声メッセージ作成部11は、電子音楽装置1のサービス要求部3がサーバー装置2にサービスを要求したとき、およびまたは、サービス提供部7がサービスを要求した電子音楽装置1のサービス利用部6にサービスを提供するときなどに、ユーザー対応データ取得部9により取得された、サービスを要求したユーザーに応じたユーザー情報に対応した内容、必要に応じて、これに加えて、時計部10により取得された現在時刻、に対応した内容を含む音声メッセージを作成する。具体例は、図3(b)を参照して後述する。
各電子音楽装置1における音声応答部12は、この音声メッセージを取得して発音する。
サーバー装置2と電子音楽装置1との間に時差があるときには、電子音楽装置1側から現在時刻あるいは時差の情報を取得して、電子音楽装置1側の現在時刻に対応した内容を含む音声メッセージにした方がよい。
なお、ユーザー情報管理部8およびユーザー対応データ取得部9を電子音楽装置1の側に設けてもよい。この場合、自身のユーザー情報のみを管理する。そのため、サーバー装置2に対するIDデータ通知部5はなくてもよい。
また、音声メッセージ作成部11は、電子音楽装置1の側に設けてもよい。
図2は、本発明の実施の一形態である電子音楽装置の外観図である。
図2(a)は全体を示す平面図、図2(b)はディスプレイおよびその周辺の部分拡大平面図である。
図2(a)において、21はユーザーにより演奏操作される鍵盤、22は電子音楽装置専用の各種操作子、23はスピーカである。
複数の表示部品選択操作子27が、ディスプレイ26の周囲に配置されている。これらの表示部品選択操作子27は、実体としての操作子である。これらは、電子音楽装置としての動作モードと、サーバー装置からサービスの提供を受けるネットワークモードとに共通した共用操作子として用いられる。
図2(b)に拡大して示すように、ディスプレイ26の左辺に表示部品選択操作子27a〜27c、右辺に表示部品選択操作子27d〜27f、下辺に表示部品選択操作子271〜275が配置されている。
ディスプレイ26の表示画面上に、表示部品26a〜26e、264,265が表示されている。各表示部品に割り付けられたサービス選択項目は、図示の例では、これら表示部品の枠内に表示されている。
各表示部品26a〜26e、264,265は、それぞれ、表示部品選択操作子27a〜27c、27d〜27e、274,275に対応し、対応するものが最も近い場所に配置されている。
図示の表示ページでは、表示部品選択操作子27f、271〜273に対応する表示部品が設けられていない。
図示の表示ページは、ネットワーク利用サービスの開始時のものを示し、サービス選択項目の例として、「曲データダウンロード」,「レッスン」,「ニュース」,「楽譜ダウンロード」,「関連リンク」が示されている。
表示部品選択操作子27bが押圧操作されると、対応する表示部品26bが選択されたことを示すために、表示部品26bにポインタを表示させる。例えば、表示部品26bを太い赤線で囲むようなフォーカス表示を用いる。また、選択項目名をハイライト表示する。
選択項目は、上述した押圧操作のダブルクリックによって確定されたり、他の「OKボタン」や「確定ボタン」の押圧操作で確定されたりする。「OKボタン」や「確定ボタン」も表示部品である場合がある。
表示部品264,265には、「戻る」,「進む」選択項目が割り付けられている。「戻る」が選択されたときは、表示画面を前頁に戻し、「進む」が選択されたときは、表示画面を次頁に進める。頁毎に、表示部品の配置や表示部品に割り当てられる選択項目が変化する。従って、表示部品264,265は、表示部品の配置や表示部品に割り当てられる選択項目を変化させる選択項目である。
また、図示の例では、サーバー装置に対するサービス選択項目の画面と、電子音楽装置自体の選択項目の画面とを、別々にすることを前提に説明していたが、1つの表示画面に両選択項目が混在していてもよい。
ディスプレイ26の表示画面上に透明な複数のタッチスイッチを配置し、これらを表示部品選択操作子としてもよい。ユーザーがタッチスイッチに触れる操作に応じて、このタッチスイッチの下に表示されている表示部品を選択する。
また、表示部品を個別選択するに代えて、表示部品を順次選択するようにしてもよい。回転型操作子(ジョグダイアル)を回転させることにより、選択する表示部品を順次切り替える。あるいは、1回押す毎に選択する表示部品を順次切り替える押しボタン型操作子を用いる。その際、複数の表示部品の上を所定の順番でフォーカス表示して行き、確定ボタンを操作することにより、そのときフォーカス表示されていた表示部品に割り付けられた選択項目が選択される。
一方、電子音楽装置が、一般のWebサイトから、複数個の表示部品を含む様式ではない表示画面を生成するデータを受信する場合もある。
この場合は、ポインティング・デバイスとして使用されるカーソル・キー8a〜8dを用いる。それぞれ、ポインタを上下左右の方向に微少ずつ移動させて、表示画面上の位置を指示する。そこで、図示しない確定ボタンをクリックすれば、ポインタの位置に応じた選択項目が設定される。カーソル・キー8a〜8dの他、マウス,トラックボール,タブレットなどを用いてもよい。
なお、ポインティング・デバイスによって図示の表示部品表示部品26a〜26e、264,265を選択できるようにしてもよい。ポインタを移動させて表示部品に位置を合わせ、確定ボタンをクリックすればよい。
ただし、カーソル・キー8a〜8dを用いた場合は、各キーを押す毎に、各キーの方向に従って、選択する表示部品を上下左右に1つずつ順次切り替えることもできる。確定は、確定ボタンをクリックする。
図3は、装置およびユーザー管理情報の一例および利用例の説明図である。
サーバー装置は、複数の電子音楽装置に対し、ネットワークを介してサービスを提供するために、各電子音楽装置およびそのユーザーに応じた情報を記憶して管理する。
図3(a)を参照して、装置およびユーザー管理情報の具体例を説明する。
図示の例では、ID(Identification)データとして、電子音楽装置IDおよびユーザーIDを併用している。
電子音楽装置IDは、個々の電子音楽装置を特定するためのユニークなIDである。例えば、図示のように、機種コード(A,B,C,…)と機種の通し番号との組み合わせ(A-123,A-256,B-077)を用いるなど、ユニークなコードを用いる。しかし、機種に応じたデータのみを管理すればよい場合は、機種コードのみでもよい。
ユーザーIDは、個々のユーザーを特定するためのユニークなIDである。ユーザー固有のデータのみを管理すればよい場合は、ユーザーIDのみでもよい。
また、図示の電子音楽装置IDは、機種の通し番号を含んでいるので、各電子音楽装置に1人のユーザーが登録される場合は、この電子音楽装置IDを、ユーザーを特定するためのユーザーIDとしても用いることができる。
IDデータ(図示の例では、電子音楽装置IDおよびユーザーID)に対し、ユーザー名、サービス利用履歴、表示画面データ、その他、ユーザーの性別、ユーザーの住所、ユーザーの嗜好等を記憶して管理している。ユーザー名、サービス利用履歴、性別、住所、嗜好は、各ユーザーに応じたユーザー情報である。
表示画面データは、ディスプレイのサイズ、表示部品選択操作子の数や配置といった機種に応じた情報である。ただし、表示画面データを、ユーザーの好みにあったものとする場合には、各ユーザーに応じた情報でもある。
なお、サーバー装置は、表示画面データそのものではなく、表示画面データを指定するデータなど、他のデータを記憶しておく場合がある。
また、個々の電子音楽装置側において、装置およびユーザー情報管理部を有し、自身に関して、IDデータ、ユーザー名、履歴、表示画面データなど、機種に応じた情報、および、ユーザーに応じた情報を記憶して管理する場合もある。この場合、サーバー装置側では、これら機種に応じた情報およびユーザーに応じた情報を管理しなくてもよい。
電子音楽装置において、電子音楽装置ID、ユーザーIDは、ユーザーがオンラインまたはオフラインで製品登録する際に通知を受けたり、製品出荷時の電子音楽装置に予め記憶されていたりする。
一方、サーバー装置において、ユーザー名は、製品登録時に取得し、装置およびユーザー管理情報として記憶しておく。表示画面データは、電子音楽装置IDによって、電子音楽装置のデータベースを参照し、機種に適合したもの、さらには、機種に適合した表示画面データの候補の中からユーザーの好みに合うものを選択させて装置およびユーザー管理情報として記憶しておく。あるいは、必要なときにデータベースを参照して取得する。
図3(b)は、音声応答のための対応テーブルの説明図である。ユーザーに対する応答を音声メッセージで行う。
サーバー装置は、IDデータを取得し、サービス要求を受け付けたことに応答して、図3(a)に示した装置およびユーザー管理情報から、例えば、「ユーザー名」を取得する。
次に、現在時刻を取得し、この時刻の時間帯に応じて、挨拶表現を切り替える。
サーバー装置は、これらをつないで、例えば、「山田一郎」「さん」「こんにちは」という音声メッセージを作成し、要求をした電子音楽装置に送信して、音響信号として発音させる。
図4は、電子音楽装置1がネットワーク31を介してサーバー装置32からサービスの提供を受ける電子音楽装置用サービス提供システムのハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
図中、CPU(Central Processing Unit)34は、ROM(Read Only Memory)35に格納された、電子音楽装置1の制御プログラムや各種プリセットデータを用い、RAM(Random Access Memory)36をワークエリアとして、装置全体の制御動作を行う。
制御プログラムは、機器組み込み用のオペレーティングシステムプログラムに、電子音楽装置1用の機能を実現するアプリケーションプログラム、Webページを見たり、コンテンツをダウンロードしたりするサービスを受けるアプリケーションプログラムを組み込んだものでもよい。
CPU34は、バス33を介し、演奏操作子37(図2の鍵盤21等)の操作イベントを検出することにより、演奏データを作成し、音源41に供給する。設定操作子(図2の電子音楽装置専用の各種操作子22、表示部品選択操作子27、カーソル・キー28)の操作イベントを検出することにより、演奏やサービス要求選択項目を設定したり、音源41やサウンドシステム42に対し、楽音制御パラメータの設定をしたりする。
電子音楽装置用の制御プログラムは、図1に示した各ブロックの機能を実現するため、上述したハードウエア構成において、サービス要求ステップと、演奏データ出力ステップと、IDデータ通知ステップと、サービス利用ステップと、音声応答ステップを、CPU34に実行させる。
表示器39(図2に示したディスプレイ26、その他、操作子に対応するランプなど)は、メニューを表示したり、設定操作子38によって設定されるパラメータの設定状況を表示したり、楽譜を表示したりする。
ネットワークインターフェース40は、ネットワーク31を介し、サーバー装置32側に接続される。
音源部41は、演奏操作子37を用いてリアルタイムで演奏される演奏データ、あるいは、サーバー装置32から記録媒体44等にダウンロードされた曲データを再生した自動演奏データ、あるいは、ストリーミング再生で受信している演奏データに基づいて楽音信号を生成し、サウンドシステム42に出力する。
サウンドシステム42は、また、サーバー装置32から送信された音声応答用の音声データを、音響信号として出力する。
外部記憶装置43は、着脱自在なフラッシュメモリ等の記憶媒体44に対し、リアルタイム演奏した演奏データを曲データとして保存したり、サーバー装置からダウンロードした曲データ等を保存したりする。
一方、サーバー装置32は、パーソナルコンピュータと同様なハードウエア構成である。
図中、CPU46は、ハード磁気ディスクドライブのような外部記憶装置51に記憶されたオペレーティングシステムプログラムおよびアプリケーションプログラムによって、バス45を介し、RAM(Random Access Memory)48をワークエリアとして、各種操作子49、表示器50、ネットワークインターフェース52を制御して、サーバー装置の機能を実現する。ROM48には、基本入出力システムのプログラムや装置構成情報が記憶されている。
外部記憶装置51には、図3に示した「装置およびユーザー管理情報」が記憶されている。
また、曲データのデータベースが記憶され、電子音楽装置1側から要求のあった曲データがダウンロードあるいはストリーミング再生される。
さらにまた、音声応答用の五十音、単語、フレーズ等を発音する音声波形データを記憶している。応答する内容に応じたものが検索されて取り出され、編集されて音声応答メッセージを作成し、電子音楽装置1に送信する。
サーバー装置用の制御プログラムは、図1に示した各ブロックの機能を実現するため、ユーザー管理情報を外部記憶装置51記憶している上述したハードウエア構成において、サービス提供ステップと、ユーザー対応情報取得ステップと、内蔵時計あるいは外部時計から現在時刻を取得するステップと、音声メッセージ作成ステップ等をCPU46に実行させる。
図5は、本発明の実施の一形態の、サーバー装置32側の動作例を説明するフローチャートである。電源ONにより起動する。
S61において初期化を行い、S62において、新たなユーザーから接続要求があったときは、S63に処理を進め、接続処理を行う。
S64においてIDデータ(例えば、図3(a)に示した電子音楽装置IDおよびユーザーIDの組み合わせ)の受付を行い、S65において、サーバー装置32に記憶された、「装置およびユーザー管理情報」を参照することにより、登録されたユーザーであるか否かの認証判定をする。
S66において、IDデータをもとに、ユーザー名を取得し、このユーザー名を含ませたユーザー対応の音声応答メッセージを作成し、接続要求のあった電子音楽装置1に送信する。
さらに、S67において現在の時刻を取得し、図3(b)に示したように、現在の時刻をもとに挨拶を音声化した音声応答メッセージを作成し、アクセスしてきた電子音楽装置1に対して送信する。
なお、予め、五十音、単語、フレーズ(「おはようございます」など)等の音声波形データは、ユーザー側に記憶させておき、サーバー装置32は、これらを読み出して発音させるための指定データおよびまたはテキストデータを電子音楽装置1に送信してもよい。
S68において、図2(b)に示したようなサービスのメニュー画面を表示させるための表示画面データを送信する。
S69において、選択されたサービス選択項目を受け付け、S70において、選択されたサービスを提供する。
S71において、ネットワークサービスを終了するとき、あるいは、電子音楽装置1から終了要求コマンドを受けたときは、S62に処理を戻して待機する。終了要求を検知していないときは、S68に処理を戻す。
図6は、本発明の実施の一形態の、電子音楽装置1側の動作例を説明するフローチャートである。電源ONにより起動する。
S81において初期化し、S82において設定操作子の入力があるか否かを判定する。入力があればS83以下の入力処理に進み、入力がなければS84に処理を進める。
S84においては、サーバー装置32からのデータが受信されているか否かを判定する。受信されていればS85以下の受信処理に進み、受信されていなければS86に処理を進める。
S86においては、演奏操作子の入力があったか否かを判定し、入力があればS87以下の楽音信号生成処理に進み、入力がなければS82に処理を戻す。
S83において、ネットワーク利用サービスの開始の選択であれば、S88において、ネットワークへの接続を実行し、特定のサーバー装置32にアクセスする。
例えば、ディスプレイ26の図示しない表示画面において、「インターネット接続」の表示部品があるときに、この表示部品に対応した表示部品選択操作子を操作することにより、サーバー装置32から表示画面データが送信され、後述するS97,S99において、図2(a)に示したような、インターネット利用サービスのメニュー画面に切り替わる。
次に、S89において、ユーザーにIDデータを入力させたり、電子音楽装置に設定されているIDデータを読み出したりしてサーバー装置32に送信し、次のS84のステップに処理を進める。
一方、ネットワーク利用サービスを終了させる選択であれば、S91において、サーバー装置32に終了コマンドを送信するとともに、ネットワーク接続を切断して終了させ、次のS84のステップに処理を進める。終了の選択でなければ、S92に処理を進め、共用操作子(図2における表示部品選択操作子27a〜27f,271〜275)の操作であるか否かを判定し、そうでなければS93に処理を進め、電子音楽装置の対応した選択項目を実行し、次のS84のステップに処理を進める。音色の設定や、自動演奏のスタートストップなどを行う。
共用操作子の操作であれば、S94に処理を進め、ここでネットワークに接続中であるか否かを判定し、そうでなければ、先程のS93に処理を戻す。従来のWebページに対しては、共用操作子を用いないでポインタを操作する。
ネットワークに接続中であれば、S95に処理を進め、その共用操作子のネットワークモードに対応した選択項目を設定し、S96において、設定された選択項目に対応した要求をサーバー装置32に送信し、次のS84のステップに処理を進める。
S85において、受信したデータが、表示画面指定データであればS97に処理を進め、対応した表示画面データを電子音楽装置側の記憶装置から読み出してディスプレイ26に表示させる。受信したデータが、表示画面データでなければS98に処理を進め、受信したデータが、表示画面指定データであればS99に処理を進め、受信した表示画面データで、ディスプレイ26の画面表示を更新して、次のS86のステップに処理を進める。
受信したデータが音声データ(波形データあるいは圧縮波形データ)であれば、S101に処理を進め、この音声データをA/D変換し、スピーカにより音響信号に変換し、ユーザーに音声応答メッセージを聞かせて、次のS86のステップに処理を進める。音声データでなければS102に処理を進め、ここで音声選択データであればS103に処理を進め、音声選択データに対応した音声データを記憶装置から読み出し、D/A変換し、音響信号に変換し、ユーザーに音声応答メッセージを聞かせて、次のS86のステップに処理を進める。音声選択データでなければS104に処理を進め、ここで、その他の受信に応じた処理、例えば、曲データや楽譜データのダウンロードを実行し、次のS86のステップに処理を進める。
S86において演奏操作子の入力があったときはS87に処理を進め、ここでキーオンの操作イベントがあれば対応した楽音信号を生成し、その操作イベントに対応した音高の楽音の発音を開始させ、キーオフの操作イベントがあれば発音を終了させる。S105において、レッスン中であればS106に処理を進め、演奏データをサーバー装置32へ送信して、S82に処理を戻す。レッスン中でなければ、S106をスキップしてS82に処理を戻す。
電源スイッチがオフ操作されるまでは、上述した動作が繰り返される。
上述した説明では、サーバー装置32から、サーバー装置32によって提供されるサービス選択項目を設定する表示画面データを送信していた。同様にして、電子音楽装置の選択項目を設定するための表示画面に関しても、サーバー装置32から表示画面データあるいは表示画面指定データを供給してもよい。この場合も、IDデータ(機種IDおよびまたはユーザーID等)を取得して、機種およびまたはユーザーに適合した表示画面データを選択して供給するとよい。
上述した説明では、鍵盤電子音楽装置を例にして説明したが、その形態は、弦楽器タイプ、管楽器タイプ、打楽器タイプ等の形態でもよい。演奏入力機能のない、エフェクター、シーケンサーであってもよい。
また、音源装置、自動演奏装置等を1つの電子音楽装置本体に内蔵したものに限らず、それぞれが別体の装置であり、相互に接続された各装置が一体として動作するものでもよい。
カラオケ装置、ゲーム装置、携帯電話等の携帯型通信端末、自動演奏ピアノに本発明を適用してもよい。
本発明の実施の一形態を説明するためのシステム構成図である。 本発明の実施の一形態である電子音楽装置の外観図である。 装置およびユーザー管理情報の一例および利用例の説明図である。 電子音楽装置用サービス提供システムのハードウエア構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の一形態の、サーバー装置側の動作例を説明するフローチャートである。 本発明の実施の一形態の、電子音楽装置側の動作例を説明するフローチャートである。
符号の説明
1…電子音楽装置、2,32…サーバー装置、3…サービス要求部、4…演奏データ出力部、5…IDデータ出力部、6…サービス利用部、7…サービス提供部、8…ユーザー情報管理部、9…ユーザー対応データ取得部、10…時計、11…音声メッセージ作成部、12…音声応答部

Claims (3)

  1. 複数の電子音楽装置に対し、外部のサーバー装置からサービスを提供する電子音楽装置用サービス提供システムであって、
    前記複数の電子音楽装置の各ユーザーに応じたユーザー情報を管理するユーザー情報管理手段と、
    ユーザーの操作により前記サーバー装置に前記サービスを要求する、前記各電子音楽装置におけるサービス要求手段と、
    前記サービスを要求した電子音楽装置にサービスを提供する、前記サーバー装置におけるサービス提供手段と、
    該サービス提供手段により提供されたサービスを利用する、前記各電子音楽装置におけるサービス利用手段と、
    前記サービスを要求したユーザーに応じたユーザー情報を、前記ユーザー情報管理手段から取得するユーザー対応データ取得手段と、
    前記ユーザー対応データ取得手段により取得された前記ユーザー情報、または、加えて、現在時刻に対応した内容を含む音声メッセージを作成する音声メッセージ作成手段と、
    該音声メッセージ作成手段により作成された音声メッセージを取得して発音する、前記各電子音楽装置における音声応答手段、
    を有することを特徴とする電子音楽装置用サービス提供システム。
  2. サーバー装置から、ネットワークを介してサービスの提供を受ける電子音楽装置であって、
    ユーザーの操作により前記サービスを前記サーバー装置に要求するサービス要求手段と、
    前記サーバー装置から、前記サービスを要求したユーザーに対応した内容、または、加えて、現在の時刻に対応した内容を含む音声メッセージを受信して発音する音声応答手段と、
    前記サーバー装置から、要求したサービスの提供を受けるサービス利用手段、
    を有することを特徴とする電子音楽装置。
  3. サーバー装置から、ネットワークを介してサービスの提供を受ける電子音楽装置用プログラムであって、
    ユーザーの操作により前記サービスを前記サーバー装置に要求するサービス要求ステップと、
    前記サーバー装置から、前記サービスを要求したユーザーに対応した内容、または、加えて、現在の時刻に対応した内容を含む音声メッセージを受信して発音する音声応答ステップと、
    前記サーバー装置から、要求したサービスの提供を受けるサービス利用ステップ、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする電子音楽装置用プログラム。

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