JP2005188716A - ダイナミックダンパ - Google Patents

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Koji Nakane
好治 中根
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Maruyasu Industries Co Ltd
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Abstract

【課題】 加硫接着工程を必要とせず、而も共振周波数を低く調整するのに有利なダイナミックダンパを供給する。
【解決手段】 ブラケット2を、断面コ字状に折り曲げ形成し、そのコ字状内に配置した質量体1の両サイドを、ブラケット2の側板2a,2aにそれぞれ貫設された抜き穴4,4と、質量体1に形成された貫通孔3とへ連続して挿通したゴム製の連結体5で連結する。連結体5にはフランジ6が一体に形成されていて、質量体1と側板2aとの隙間には、前記フランジ6が介在される。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車のパワーユニットやサスペンションメンバー等の振動発生源に取り付け、振動を減衰させるためのダイナミックダンパに関する。
ダイナミックダンパは、図6の(a)に示すように、平板状の取り付け金具7aの表面に、ゴム体8を介して質量体1を連結した構造や、図6の(b)に示すように、コ字状の取り付け金具7b内に質量体1を配置し、下面及び両サイドの隙間にゴム体8、8、8を介在させた構造(特許文献1)などが知られており、いずれも震動発生源に固定する取り付け金具7a(7b)にゴム体8を介して質量体1を連結し、質量体1を自由運動(共振)可能に支持している。
質量体は押し出し成型された鉄の塊や鋳鉄を機械加工したものが多く採用されており、ゴム体と質量体、ゴム体と取り付け金具は、加硫接着により結合されていた。
特開平2002−89618号公報
加硫接着するには加硫設備が必要であるし、その加硫設備では、加硫型にセットして加硫する際、質量体やブラケットには高い寸法精度が要求される。そのため質量体に機械加工は欠かせないし、重量調整も容易ではない。又、十分な結合力を得るためにゴム体との接着面には、研磨、接着剤の塗布などの前処理も必要である。更に、共振周波数のチューニングは、弾性体のボリュームや弾力性の調整によって行うため、容易ではない。
そこで出願人は、図7に示すように、質量体1と振動発生源或いは取り付け金具7との間にゴム体8、8を介在させて、質量体1を震動発生源と取り付け金具7とで挟み込み支持する構造とすることで、加硫接着工程を不要としたダイナミックダンパを、特願2002−233662として提案した。
しかしながらその改良したダイナミックダンパは、介在されるゴム体に対して圧縮方向に力が作用するため、バネ定数が高くなってしまう。
バネ定数を下げるには、弾力性に富んだ軟質ゴムの採用が効果的ではあるが、あまり柔らかなゴムを使用すれば実用性がなくなってしまうので、対応可能な共振周波数の下限が自ずと限定されてしまい、共振周波数を低くするには不利である。
本発明は、加硫接着技術を利用せず、ゴムには剪断方向に力を作用させるダイナミックダンパであって、その構成は、互いに向かい合う板部を備えたブラケットに、そのブラケットの板部間に挟まれるよう質量体を配置し、その質量体の両サイドを、板部に貫設された抜き穴と、質量体に形成された挿入孔とへ連続して挿通したゴム製の連結体でそれぞれ板体と連結し、質量体と板体との隙間には、前記連結体に周設したゴム製のフランジを介在させたことにある。
前記ブラケットは、断面コ字状に折り曲げ形成したものが好適利用でき、板部の外面に、抜き穴の周囲と同軸で同径のリング状リブを突設することが望ましい。
又、連結体とフランジとは、それらを一体に成形したものが採用される。
本発明のダイナミックダンパは、板部に貫設された抜き穴と、質量体に形成された挿入孔とへゴム製の連結体を連続して挿通することによって質量体の両サイドをブラケットに連結するので、加硫接着工程が不要である効果に加え、連結体には振動が剪断方向に作用するから、共振周波数を低く設定するには有利となる。
又、断面コ字状に折り曲げ形成したブラケットを採用すれば、質量体を組み付ける際には両側板を押し開くだけでブラケットと簡単に連結させることができるし、フランジを連結体と一体成形すれば、部品点数が減り、コストダウンにも貢献する。
本発明に係るダイナミックダンパをその実施の形態について図面に基づき説明する。図1は、本発明の一実施の形態であるダイナミックダンパを示したもので、1は質量体(マスともいわれる)、2はブラケットである。前記質量体1は、円柱形に削り出された鉄の塊で、その中心には貫通孔3が穿たれている。ブラケット2は、鉄板をコ字状に折り曲げることによって形成され、互いに向かい合う板部としての側板2a,2aには、互いに対称となる位置に円形の抜き穴4、4が設けられている。
そして前記側板2a,2aには、バーリング加工によって、外面、即ち向かい合わせ面と反対側の面に、抜き穴4の周囲と同軸で同径のリング状リブ4aが突設されている。
5、5は連結体であり、ゴム製で、中間部分にフランジ6が周設され、そのフランジ6を境にした片端側5aは、質量体1に穿たれた貫通孔3に圧入可能な形状及びサイズの円柱形、他端側5bは側板2aに形成された抜き穴4に圧入可能な形状及びサイズの円柱形となっている。
質量体1をブラケット2に組み付けるには、図2の(a)に示すように、質量体1の貫通孔3に、各連結体5の片端側5aを両サイドからそれぞれフランジ6が側面に密着する深さまで押し込んでセットし、ブラケット2のコ字状開口側を押し開いて、前記連結体5,5がセットされた質量体1をコ字状内に導入し、図2の(b)に示すように、各連結体5,5の他端側5bを抜き孔4、4へそれぞれ嵌め入れ、ブラケット2を押し開かれる前の状態に戻せば、質量体1はブラケット2へ強固に連結され、質量体1とブラケット2との隙間には、前記連結体5に周設したゴム製のフランジ6が介在される。
このようにして形成されたダイナミックダンパは、質量体1が両端部をゴム製の連結体5,5で支持される構造であるから、底板2bを振動発生源に固定すると、連結体5,5には剪断力が働くので、共振周波数を低く設定するのに有利となる。
断面コ字状のブラケット2は、側板2aがカタツムリ状に形成されており、底板2bの手前の張り出した部分に取り付け穴が設けられているので、質量体が取り付け作業の邪魔になることはないが、側板は一般的な角形形状とすることもできるし、ブラケットを、折り曲げによる一体形ではなく、図3に示すように、底板2bを分割して断面L字状の組み立て式とすれば、側板2a,2aを無理に押し開くことなく組み付けることができる。
そしてフランジ6も、同じく図3に示すように連結体5と別体に形成することもでき、そのようにすれば、連結体とフランジとでゴムの材質を変えてバネ定数の調整を行うこともできる。
又、前記実施例はブラケットの底板を振動発生源に固定するタイプであるが、図4に示すように、コ字状開口部の両側に翼体2c、2cを設け、その翼体2c、2cを利用して上下逆さ状態で取り付けることもできる。更に、図5に示すように、背側を向かい合わせた断面L状のブラケット2,2間に質量体1を配置する構造とすることもでき、このような構造とすれば、振動発生源に固定すると同時に組み付けができ、組み付ける際にブラケットを押し開く必要もない。
以上詳述したように、本発明のダイナミックダンパは、加硫設備が不要であるから製造工程を簡略化でき、コストダウンを図ることができる。
又、振動が連結体(ゴム)に対して剪断力として作用するから、対応可能な共振周波数の範囲を低く設定するのに有利となる。
尚、質量体に形成する挿入孔は貫通孔である必要はなく、要は、連結体が質量体から脱落しない深さ嵌め込まれていれば充分であるし、ブラケットや質量体の形状、材質等は適宜変更して差し支えない。
本発明に係るダイナミックダンパの実施例を示した分解説明図である。 組み立て手順を示した説明図である。 変更例の分解説明図である。 変更例の説明図である。 変更例の説明図である。 (a),(b)は従来例の説明図である。 改良された従来例の説明図である。
符号の説明
1・・質量体、2・・ブラケット、2a・・側板、2b・・底板、3・・貫通孔、4a・・リブ、4・・抜き孔、5・・連結体、5a・・(連結体の)片端側、5b・・(連結体の)他端側、6・・フランジ、7、7a,7b・・取り付け金具、8・・ゴム体。

Claims (4)

  1. 互いに向かい合う板部を備えたブラケットに、そのブラケットの板部間に挟まれるよう質量体を配置し、その質量体の両サイドを、板部に貫設された抜き穴と、質量体に形成された挿入孔とへ連続して挿通したゴム製の連結体でそれぞれ板体と連結し、質量体と板体との隙間には、前記連結体に周設したゴム製のフランジを介在させて成るダイナミックダンパ。
  2. ブラケットが断面コ字状に折り曲げ形成されている請求項1に記載のダイナミックダンパ。
  3. 板部の外面に、抜き穴の周囲と同軸で同径のリング状リブが突設されている請求項1又は2に記載のダイナミックダンパ。
  4. 連結体とフランジとが一体に成形されている請求項1〜3のいずれかに記載のダイナミックダンパ。
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