JP2005188698A - 駆動連結機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】駆動連結カップリング対の係合に際し、必要なカップリングの可動量を小さくすることにより、駆動連結機構の小型化を図る。
【解決手段】駆動を伝達するカップリングついにおいて、少なくとも片方のカップリング子は軸方向に対し可動かつ、対となるカップリング子方向へ付勢されており、前記付勢されたカップリング子が付勢された方向と反対方向に押し込まれる際に、該カップリング子が前記軸の周方向に回転するよう、カップリングと前記軸との係合部にガイド部を有することを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】駆動を伝達するカップリングついにおいて、少なくとも片方のカップリング子は軸方向に対し可動かつ、対となるカップリング子方向へ付勢されており、前記付勢されたカップリング子が付勢された方向と反対方向に押し込まれる際に、該カップリング子が前記軸の周方向に回転するよう、カップリングと前記軸との係合部にガイド部を有することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は駆動を伝達するためのカップリングを備えた駆動連結機構に関する。
従来例を図4〜図7を用いて説明する。図4は従来例で示すカップリングの斜視図、図5〜7は従来例で示すカップリングの正面図である。
図5に示す、1は不図示の駆動源に接続している駆動軸、2は駆動を伝達するための駆動カップリングであり、駆動軸1とはピン3を介して回転方向が固定されている。4はカップリング2と係合し駆動を受け取る被駆動カップリングである。5はカップリング2を被駆動カップリング4方向へ付勢するためのばねである。7は駆動カップリング2とピン3が係合する係合長穴である。
Bは駆動カップリング2と被駆動カップリング4の位置のばらつき、Aは駆動カップリング2とピン3が係合する係合長穴7における長手方向の係合長余裕である。Lは駆動カップリング2および被駆動カップリング4の噛み合い歯の長さである。
駆動カップリング2とピン3は図に示すように2Aの長さ余裕を有する係合長穴7で係合しているため、2Aのストロークで駆動カップリング2は可動である。
ここで、
(係合長余裕A)>(ばらつきB)
となるように係合長余裕Aを選定することによって、駆動カップリング2と被駆動カップリング4の位置関係がBの範囲でばらついた場合であっても駆動カップリング2と被駆動カップリング4の噛み合いを保証することができる。
(係合長余裕A)>(ばらつきB)
となるように係合長余裕Aを選定することによって、駆動カップリング2と被駆動カップリング4の位置関係がBの範囲でばらついた場合であっても駆動カップリング2と被駆動カップリング4の噛み合いを保証することができる。
しかし、駆動カップリング2と被駆動カップリング4が離間した状態から結合状態に移行する際に、駆動カップリング2と被駆動カップリング4の噛み合い歯先端が当たってしまう位相となった場合、図6に示すような状態となる。
2L>Aである場合、必要な係合長余裕2Lに対し係合長余裕Aが少ないため、駆動カップリング2と被駆動カップリング4が正規の位置関係となる以前に駆動カップリング2の可動範囲を超えてしまい、いわゆる「どついた」状態となる。
そこで、一般にこのようなカップリングでは図7に示すように、駆動カップリング2とピン3が係合する係合長穴7における長手方向の係合長余裕に前記Aに加え、カップリング歯長さLより大きい係合長余裕Cを与える。
駆動カップリングとピン3の係合長余裕に前記Aに加え、カップリング歯長さLより大きい係合長余裕Cを与えることによって、前記図に示したような、駆動カップリング2と被駆動カップリング4の噛み合い歯先端が当たってしまう位相となった場合であっても、駆動カップリング2の可動範囲が十分であるため、いわゆる「どつき」は発生せず、駆動カップリング2と被駆動カップリング4を正規の位置関係とすることができる。
なお、カップリング間のガタを小さくするための構成としては、特許文献1のようなものがある。
特開平11−18339号公報
しかしながら、駆動カップリング2とピン3の係合長余裕に(2×係合長余裕A+係合長余裕C)を与えると、係合長穴7が長くなるため駆動カップリング2が大きくなってしまい、装置の小型化の障害となる問題があった。
本発明は、上記問題点に着目してなされたものであって、カップリング対の係合に際し、必要なカップリングの可動量を小さくすることにより小型化を図ることができる、駆動連結機構の提供を目的としている。
上記課題を解決するため、本発明の駆動連結機構は以下(1)、(2)の構成を備える。
(1)略対向する軸にそれぞれ設けられた駆動伝達カップリングを備えた駆動連結機構において、
少なくとも片方のカップリング子は軸方向に対し可動かつ、対となるカップリング子方向へ付勢されており、
前記付勢されたカップリング子が付勢方向と反対方向に押し込まれた際に、
該カップリング子が前記軸の周方向に回転するよう、
カップリング子と前記軸との係合部にガイド部を有する駆動連結機構。
少なくとも片方のカップリング子は軸方向に対し可動かつ、対となるカップリング子方向へ付勢されており、
前記付勢されたカップリング子が付勢方向と反対方向に押し込まれた際に、
該カップリング子が前記軸の周方向に回転するよう、
カップリング子と前記軸との係合部にガイド部を有する駆動連結機構。
(2)前記付勢されたカップリング子が付勢方向と反対方向に押し込まれた際の該カップリング子回転方向は、
該カップリング子が駆動源側の場合:駆動伝達時の回転方向と同一方向、
該カップリング子が被駆動側の場合:駆動伝達時の回転方向と逆方向、
である上記(1)記載の駆動連結機構。
該カップリング子が駆動源側の場合:駆動伝達時の回転方向と同一方向、
該カップリング子が被駆動側の場合:駆動伝達時の回転方向と逆方向、
である上記(1)記載の駆動連結機構。
〔作用〕
本発明によれば簡単な構成で、カップリング対の係合に際し必要なカップリングの可動量を小さくすることができ、駆動連結機構の小型化を図ることができる。
本発明によれば簡単な構成で、カップリング対の係合に際し必要なカップリングの可動量を小さくすることができ、駆動連結機構の小型化を図ることができる。
本発明によれば、簡単な構成でカップリング対の係合に際し必要なカップリングの可動量を小さくすることができ、駆動連結機構の小型化を図ることができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて説明する。
図1〜3を用いて本発明の第1の実施例を説明する。
従来例と同様の部分については同一番号を付し、説明を省略する。
図1は本実施例を適用した駆動連結機構の概略正面図である。
10は駆動カップリング、11はピン3と駆動カップリング10の係合穴である。係合穴11はカップリング可動方向にDの長さのスロープEを有する。
10は駆動カップリング、11はピン3と駆動カップリング10の係合穴である。係合穴11はカップリング可動方向にDの長さのスロープEを有する。
動作を図2(a)〜(b)を用いて説明する。
図2(a)は、従来例にて図6に示した状態と同様に、本実施例における、駆動カップリング10と被駆動カップリング4が離間した状態から結合状態に移行する際に、駆動カップリング10と被駆動カップリング4の噛み合い歯先端が当たってしまう位相となった場合を示す図である。
係合穴11は前記係合長余裕Aの範囲において駆動軸1と平行であるため、駆動カップリング10は被駆動カップリング4に押され、直動的に図中G方向へ移動する。
図2(b)に示すように駆動カップリング10が前記係合長余裕Aを越えてG方向へ押し込まれると、係合穴11のスロープEがピン3によりガイドされ図中F方向へ回転するため、駆動カップリング10の噛み合い歯は図中H方向へ回転移動し、被駆動カップリング4の噛み合い歯との位相一致が解消される。
かくして、駆動カップリング10と被駆動カップリング4の噛み合い歯先端の位相が強制的にずらされ、駆動カップリング10と被駆動カップリング4は正常に結合することが可能となる。
ここで、スロープEの長さDの必要量はカップリング噛み合い歯の回転方向の角度に依存する。
例えば、カップリング噛み合い歯が駆動カップリング10/被駆動カップリング4共に同一形状10歯の場合、1つの歯の角度は最大で18°である。
従って、駆動カップリング10と被駆動カップリング4の噛み合い歯先端が当たる位相となった場合、駆動カップリング10を多くとも18°回転させれば噛み合い歯の位相をずらすことができる。
ここで例えば、噛み合い歯長さL=10,係合長穴11外周面の直径をφ20,スロープEと駆動軸1の角度を45°とすると、駆動カップリング10を18°回転させるために必要なスロープEの長さDは4mm程度である。
即ち、駆動カップリング10と被駆動カップリング4の噛み合い歯先端が当たる位相において、いわゆる「どつき」を防止するために、従来例ではL(=10mm)以上を前記係合長余裕Aに加える必要があったが、本実施例によれば、D(=4mm)を前記係合長余裕Aに加えるのみで良い。かようにして、駆動カップリング10の係合穴11の長さを短く抑えることができ、カップリング対の小型化を図ることができる。
本実施例においては、駆動カップリング10の係合穴11は前記係合長余裕Aの範囲において駆動軸1と平行とした。これはばらつきB(<係合長余裕A)の範囲で駆動カップリング2と被駆動カップリング4の位置がばらついた場合に、ピン3と係合穴11が回転方向に直角に接することで、ピン3が駆動カップリング10を駆動軸1方向に力を加えることを防止するためである。
一方で、カップリング対をより小型化するためには係合穴11全体をスロープ化しても良い(図3)。
この場合、駆動軸1によるカップリング10駆動時にピン3とスロープEが接することにより駆動カップリング10を駆動軸方向に動かす力が発生する。
この力の方向が被駆動カップリング4方向と逆となってしまうと、駆動カップリング10が被駆動カップリング4から外れる方向となってしまうため、駆動カップリング10が被駆動カップリング4に押し込まれた際に、ピン3とスロープが接することによる駆動カップリング10の回転方向を駆動伝達時の回転方向と同一とすると良い。
すなわち、駆動軸1によるカップリング10駆動時にピン3とスロープが接することにより発生する駆動カップリング10を駆動軸方向に動かす力の方向が被駆動カップリング4方向となるためである。
本実施例において、駆動カップリング10を駆動軸方向に可動としたが、被駆動カップリング4を同様構成にて可動としても良い。
また、本実施例においては、駆動カップリング10が押し込まれる際に駆動カップリング10を回転させる手段として、駆動カップリング10に設けられたスロープEを用いたが、駆動軸1にガイド形状を設けても良い。
1 駆動軸
3 ピン
4 被駆動カップリング
5 ばね
10 駆動カップリング
11 係合穴
E 係合穴のスロープ
3 ピン
4 被駆動カップリング
5 ばね
10 駆動カップリング
11 係合穴
E 係合穴のスロープ
Claims (2)
- 略対向する軸にそれぞれ設けられた駆動伝達カップリングを備えた駆動連結機構において、
少なくとも片方のカップリング子は軸方向に対し可動かつ、対となるカップリング子方向へ付勢されており、
前記付勢されたカップリング子が付勢方向と反対方向に押し込まれた際に、
該カップリング子が前記軸の周方向に回転するよう、
カップリング子と前記軸との係合部にガイド部を有することを特徴とする駆動連結機構。 - 前記付勢されたカップリング子が付勢方向と反対方向に押し込まれた際の該カップリング子回転方向は、
該カップリング子が駆動源側の場合:駆動伝達時の回転方向と同一方向、
該カップリング子が被駆動側の場合:駆動伝達時の回転方向と逆方向、
であることを特徴とする請求項1記載の駆動連結機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003433723A JP2005188698A (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | 駆動連結機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003433723A JP2005188698A (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | 駆動連結機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005188698A true JP2005188698A (ja) | 2005-07-14 |
Family
ID=34791023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003433723A Withdrawn JP2005188698A (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | 駆動連結機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005188698A (ja) |
-
2003
- 2003-12-26 JP JP2003433723A patent/JP2005188698A/ja not_active Withdrawn
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