JP2005188356A - 内燃機関のための排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気圧に応じて吸気量を補正し、リッチスパイク時における空燃比を適正化する。
【解決手段】内燃機関の排気系には、排ガス中のNOxを吸着する触媒と、排ガス中のパティキュレートを捕捉するフィルタが設けられる。パティキュレートフィルタの上流には、排気の圧力を検出する圧力センサが設けられる。内燃機関の制御装置は、空燃比をリッチにしてNOx触媒に吸着されたNOxを還元するリッチスパイクを実施する時、該圧力センサによって検出された排気圧に応じて、内燃機関に吸入される空気の量を制御する。
【選択図】図6

Description

この発明は、内燃機関の吸入空気量を制御する装置に関する。
内燃機関から排出される粒子状物質(Particulate Matter(PM)、以下、パティキュレートと呼ぶ)の排出を低減するために、パティキュレートを捕捉するフィルタを設けることがある。パティキュレートがフィルタに捕捉されるにつれ、排気圧が上昇する。下記の特許文献1には、このような排気圧の変化に基づいて、吸気系に供給するEGRガスの流量を補正する手法が記載されている。
特開昭58−28581号公報
内燃機関の排気中のNOxを吸着するため、排気系にNOx触媒が設けられる。NOx触媒の能力を維持するため、該NOx触媒に吸着したNOxを定期的に還元する必要がある。該NOxを還元するため、空燃比がリッチ化された混合気を触媒に瞬間的に供給するリッチスパイクが実施される。
排気圧が変動すると、燃焼室に吸入される空気の量が変動するおそれがある。吸入空気量が変動すると空燃比が変動する。空燃比の変動により、リッチスパイクに必要な空燃比が得られず、NOxを効率的に還元することができないおそれがある。また、吸入空気量の変動により、所望のエンジン出力を得られないおそれがある。
したがって、リッチスパイクを実施する時、排気圧に応じて吸入空気量を適切に制御することができる装置が必要とされている。
この発明によると、内燃機関の排気系には、排気中のNOxを吸着する触媒と、排気中のパティキュレートを捕捉するフィルタが設けられる。パティキュレートフィルタの上流には、排気の圧力を検出する圧力センサが設けられる。内燃機関の制御装置は、空燃比をリッチにしてNOx触媒に吸着されたNOxを還元するリッチスパイクを実施する時、該圧力センサによって検出された排気圧に応じて、内燃機関に吸入される吸入空気量を制御する。
この発明によれば、リッチスパイクを実施する時、排気圧に応じて吸入空気量が制御されるので、所望のリッチな空燃比を実現して、NOxを効率的に還元することができる。したがって、エミッションの悪化を抑制しつつ、所望のエンジン出力を得ることができる。
次に図面を参照してこの発明の実施の形態を説明する。図1は、この発明の一実施形態に従う、ディーゼルエンジンおよびその制御装置の構成図である。
電子制御ユニット(以下、「ECU」)という)1には、車両の各部から送られてくるデータを受け入れる入力インターフェース、車両の各部の制御を行うための演算を実行するCPU、読み取り専用メモリ(ROM)およびランダムアクセスメモリ(RAM)を有するメモリ、および車両の各部に制御信号を送る出力インターフェースが備えられている。メモリのROMには、車両の各部の制御を行うためのプログラムおよび各種のデータが格納されている。この発明に従う吸入空気量制御を実現するためのプログラム、および該プログラムの実行の際に用いるデータおよびテーブルは、このROMに格納されている。RAMには、CPUによる演算のための作業領域が設けられる。車両の各部から送られてくるデータおよび車両の各部に送り出す制御信号は、RAMに一時的に記憶される。
図にはディーゼルエンジン2が示されている。この実施例では、ディーゼルエンジン2は、符号3により表されるように4気筒を備える。4気筒のそれぞれについて、高圧ポンプ4により加圧された燃料が、コモンレール5を介してインジェクタ6に供給される。インジェクタ6は、燃焼室7内に燃料を供給する。
それぞれの気筒は、2個の吸気ポートと2個の排気ポートを備える。2個の吸気ポートのうちの一方にはスワール弁が設けられており、これについては図3を参照して説明する。
燃焼室に吸入する空気を過給するターボチャージャ12が設けられている。ターボチャージャ12は、排気通路11に設けられたタービン13と、吸気通路10に設けられたコンプレッサ14とを備え、タービン13とコンプレッサ14は、シャフトにより連結されている。タービン13は、ディーゼルエンジン2から排出されるガスの吹きつけによって回転する。コンプレッサ14は、タービン13の回転により駆動され、吸入する空気を圧縮する。コンプレッサ14によって圧縮された空気は、吸気通路10を通って燃焼室7に供給される。
タービン13は、可変ノズル機構を備えており、これについては図2を参照して説明する。
吸気通路10には、電子スロットル弁(DBW)15が設けられている。電子スロットル弁15の開度は、ECU1によって制御される。電子スロットル弁15の開度により、燃焼室7に吸入される空気の量を制御することができる。
EGR(Exhaust Gas Recirculation)通路17が、吸気通路10と排気通路11を連結するように設けられている。EGR通路17は、排ガスの一部を吸気系に戻して、混合気に混入させる。排ガスの一部を混合気に混入させることにより、燃焼温度を下げて、NOxの発生量を低減させることができる。
EGR弁18が、EGR通路17に設けられている。EGR弁18の開度は、ECU1によって制御される。EGR弁18の開度により、吸気系に戻す排ガスの量を制御することができる。
パティキュレートフィルタ20およびNOx触媒21が、排気通路11に設けられている。パティキュレートフィルタ20は、排ガスに含まれるパティキュレートを捕捉する。NOx触媒21は、排ガスに含まれるNOxを吸着する。
パティキュレートフィルタ20の上流には、圧力センサ22が設けられている。圧力センサ22は、排ガスの圧力を検出し、それをECU1に送る。
エンジン2には、クランク角(CRK)センサ25が設けられている。クランク角センサ25は、クランクシャフトの回転に伴い、パルス信号であるCRK信号およびTDC信号をECU1に出力する。CRK信号は、所定のクランク角(たとえば、30度)で出力されるパルス信号である。ECU1は、該CRK信号に応じ、エンジン2の回転数NEを算出する。さらに、TDC信号は、ピストンのTDC位置に関連したクランク角度で出力されるパルス信号である。
アクセルペダル開度(AP)センサ26が、ECU1に接続されている。アクセルペダル開度センサ26は、アクセルペダルの開度を検出し、それをECU1に送る。
ECU1に向けて送られた信号はECU1の入力インターフェースに渡される。入力インターフェースは、アナログ信号値をデジタル信号値に変換する。CPUは、変換されたデジタル信号を処理し、メモリに格納されているプログラムに従って演算を実行し、車両の各部のアクチュエータに送る制御信号を作り出す。ECU1の出力インターフェースは、これらの制御信号を、インジェクタ6、電子スロットル弁15、EGR弁18、およびその他のアクチュエータに送る。
図2は、タービン13に備えられた可変ノズル機構の概略を示す。タービン13には、複数の可変ノズル31が所定間隔で配置されている。可変ノズル31は、ECU1からの制御信号に従って、矢印a1−a2に示されるような方向に開閉される。実線で示される可変ノズル31は開いた状態を示しており、点線で示される可変ノズル31は閉じた状態を示している。
可変ノズル31の開度を連続的に制御することにより、タービン13の上流側の排気通路面積を連続的に変化させることができる。可変ノズル31を、a2方向に傾けるほど(すなわち、開度を小さくするほど)、排気通路面積が小さくなる。エンジン要求トルクが低い領域では、可変ノズル31の開度を小さくし(排気タービンの容量を小さくする)、タービン13に吹き付ける排気流量を小さくする。エンジン要求トルクが高い領域では、可変ノズル31の開度を大きくし(排気タービンの容量を大きくする)、大きな排気エネルギーをタービンの回転エネルギーに変換する。こうして、可変ノズル31の開度を調整することにより、過給圧を制御することができる。
代替的に、他の機構を用いて、過給圧を可変に制御するようにしてもよい。
図3を参照して、スワール弁を説明する。図には気筒3が示されており、ここで、インジェクタ6は省略されている。
気筒3には、2つの吸気ポート33および34と、2つの排気ポート35および36が設けられている。符号41、42、43および44は、各ポートの燃焼室への開口部を示す。2つの吸気ポートのうちの一方のポート34に、開閉可能なスワール弁45が設けられている。スワール弁45の開度により、燃焼室内に形成されるスワールの強度を制御することができる。スワール弁45の開度は、ECU1によって制御される。
スワール弁45が設けられていない吸気ポート33は、通過する吸入空気により燃焼室内に強いスワール(渦)を生成するような形状を有している。スワール弁45の開度が小さくなるにつれ、燃焼室内に吸入される空気のうち、吸気ポート33を通過した空気の割合が大きくなる。その結果、強いスワールが形成される。強いスワールにより、燃料と空気の混合性が良好になり、よって燃焼効率が高められる。
スワール弁45の開度が大きくなるにつれ、燃焼室内に吸入される空気のうち、吸気ポート34を通過した空気の割合が大きくなる。吸気ポート33を通過した空気により燃焼室内に生成される強いスワールは、吸気ポート34を通過した空気と衝突する。結果として、弱いスワールが生成される。2つのポート33および34を介して吸気が行われるので、燃焼室への吸入空気量は増大する。
図4を参照して、リッチスパイクを実施する際の吸入空気量制御を説明する。リッチスパイクは、空燃比がリッチな混合気を瞬間的にNOx触媒に供給して、NOx触媒に吸着されたNOxを還元する処理である。
リッチスパイクを実施するタイミングは、任意の適切な手法で決定されることができる。たとえば、一定の時間間隔ごとに、または一定の走行距離ごとに実施することができる。NOxの触媒への吸着量を推定し、該推定値に基づいてリッチスパイクを起動してもよい。
エンジンの負荷が低〜中のときは、第1のリッチ燃焼となるように吸入空気量が制御される。第1のリッチ燃焼は、EGRガスの量を増大させ、低温で混合気の燃焼を起こす形態である。EGRの増量により、燃焼温度が低下し、よってNOxの排出が効率的に低減される。
第1のリッチ燃焼では、空燃比を所定のリッチな値になるよう、インジェクタ6を介して噴射される燃料の量(燃料噴射量と呼ぶ)が制御される。吸入空気量は、主に、電子スロットル弁15により調整される。電子スロットル弁15の開度を小さくすることにより吸気圧が負圧になる。吸気圧が排気圧より低くなるので、多量のEGRガスを吸気系に環流させることができる。エンジン負荷が比較的低いので、燃焼室に吸入する空気の量を小さくするよう、スワール弁45の開度を小さくする。燃焼室への吸気は、主に、スワール弁45が設けられていない吸気ポート33を介して行われる。強いスワールが生成され、これにより、安定した燃焼を実現することができる。
エンジンの負荷が比較的高い時には、EGRガス量を増やすと、パティキュレートの排出の増大を招くおそれがある。したがって、エンジンの負荷が中〜高のときは、EGR弁18を閉じてEGRガスの量を必要最小限まで低減し、空燃比がリッチになるような燃焼を起こす(第2のリッチ燃焼)。空燃比がリッチになるように、過給圧が低下する方向にタービン13の可変ノズル31の開度を微調整することができる。ノズル31の開度の調整と共に、電子スロット弁15の開度を絞ってもよい。第2のリッチ燃焼では、空燃比を所定のリッチな値になるよう燃料噴射量が制御されると同時に、パティキュレートの排出をさらに低下させるため、燃料噴射時期を進角させる。この時、エンジン出力を生成するための主噴射とは異なる時期に燃料を噴射する副噴射を併用してもよい。エンジン負荷が比較的高いので、スワール弁45の開度を大きくして、燃料の微粒化を促進して燃焼を良くする。燃焼室への吸気は、吸気ポート33および34の両方を介して実施される。
図5は、本願発明の一実施形態に従う吸入空気量制御のフローのプロセスを示す。このプロセスは、所定の時間間隔で繰り返し実行される。
ステップS1において、リッチスパイクを実施するかどうかを判断する。リッチスパイクを実施しなければ、アクセルペダル開度センサ26とクランク角センサ25(図1)により検出されたアクセルペダル開度APおよびエンジン回転数NEに基づいて通常運転用のマップを参照し、燃料噴射量を求める(S2)。リッチスパイクを実施するならば、アクセルペダル開度APとエンジン回転数NEに基づいて、リッチスパイク用のマップを参照し、燃料噴射量を求める(S3)。
通常運転時用のマップでは、空燃比がリーンになるように燃料噴射量が設定される。リッチスパイク用のマップでは、空燃比がリッチになるよう、燃料噴射量が増量されている。
ステップS4において、排気圧センサ22(図1)の検出値を取得する。排気圧センサの検出値は、排ガスの圧力を示す。
ステップS5において、EGR制御を実施し、エンジンの運転状態に応じたEGR弁18の開度を算出する。ステップS6においてDBW制御を実施し、エンジンの運転状態に応じた電子スロットル弁15の開度を算出する。ステップS7においてVNT制御を実施し、エンジンの運転状態に応じた可変ノズル31の開度を算出する。ステップS8においてSCV制御を実施し、エンジンの運転状態に応じたスワール弁45の開度を算出する。ステップS5〜S8は、並列に実施してもよい。
図6は、図5のステップS5で実行されるEGR制御のプロセスを示す。ステップS11において、図5のステップS4で取得された排気圧に基づいてマップを参照し、補正係数Kegrを求める。該マップの一例を、図10に示す。
補正係数Kegrは、ゼロから1の間の値をとる。補正係数Kegrは、排気圧が高くなるにつれ小さくなるよう設定されている。EGR弁18を通過するEGRガス量は、EGR弁の前後の差圧に応じて変動する。排気圧が高いほど、EGRガスは吸気系に流れやすくなる。したがって、排気圧が高くなるにつれ、補正係数Kegrを小さくして、吸気系に流れるEGRガスの量が増えすぎないようにする。
ステップS12において、リッチスパイクを実施するかどうかを判断する。リッチスパイクを実施するならば、エンジン負荷(これは、典型的には、アクセルペダル開度APにより表されるが、代替的に、図5のステップS3で算出した燃料噴射量を用いてエンジン負荷を表してもよい。このことは、以下同様である)およびエンジン回転数NEに基づいてリッチスパイク用のマップを参照し、EGR弁18の開度を求める(S13)。該マップは、図4を参照して説明した第1および第2のリッチ燃焼が実現されるように、設定されている。
ステップS12において、リッチスパイクを実施しなければ、エンジン回転数NEと、エンジン負荷(これは、典型的には、アクセルペダル開度APにより表されるが、代替的に、図5のステップS2で算出した燃料噴射量を用いてエンジン負荷を表してもよい。このことは、以下同様である)に基づいて通常運転用のマップを参照し、EGR弁18の開度を求める(S14)。典型的には、該マップは、低回転低負荷領域ではEGRガスの量が増やされ、高回転高負荷になるほどEGRガスの量が少なくなるよう設定されている。
ステップS15において、EGR弁18の開度に補正係数Kegrを乗算することにより、EGR弁18の開度を補正する。補正されたEGR弁18の開度に従って、EGR弁18は駆動される。
排気圧に応じてEGRガスの量が変動すると、外部から吸入される新気の量が変動する。EGRガスの量が多くなるほど、新気の量が減る。しかしながら、この実施例によれば、排気圧に応じてEGR弁18の開度が補正されるので、EGRガスの量が排気圧に応じて適切に算出され、よって新気の量が適切に制御される。
図7は、図5のステップS6で実行される電子スロットル(DBW)制御のプロセスを示す。ステップS21において、図5のステップS4で取得された排気圧に基づいてマップを参照し、補正係数Kdbwを求める。該マップの一例を、図11に示す。
補正係数Kdbwは、1以上の値をとる。補正係数Kdbwは、排気圧が高くなるにつれ大きくなるよう設定されている。排気圧が高くなるにつれ、空気は吸気系に吸入されにくくなる。したがって、排気圧が高い場合には、補正係数Kdbwを大きくしてスロットル開度を大きくし、空気が吸気系に入りやすくなるようにする。
ステップS22において、リッチスパイクを実施するかどうかを判断する。リッチスパイクを実施するならば、エンジン回転数NEとエンジン負荷に基づいてリッチスパイク用のマップを参照し、電子スロットル弁15の開度を求める(S23)。該マップは、図4を参照して説明した第1および第2のリッチ燃焼が実現されるように、設定されている。
ステップS24において、電子スロットル弁15の開度に補正係数Kdbwを乗算することにより、電子スロットル弁15の開度を補正する。補正された電子スロットル弁15の開度に従って、電子スロットル弁15は駆動される。
ステップS22において、リッチスパイクを実施しなければ、電子スロットル弁15の開度は、ほぼ全開に設定される(S25)。吸入空気量は、過給圧により制御される。
排気圧が変動すると、吸入される新気の量が変動する。排気圧が高いほど、新気は吸入されにくくなる。しかしながら、この実施例によれば、排気圧に応じて電子スロットル弁15の開度が補正されるので、適切な量の新気を燃焼室に吸入することができる。
図8は、図5のステップS7で実行される可変ノズル(VNT)制御のプロセスを示す。ステップS31において、図5のステップS4で取得された排気圧に基づいてマップを参照し、補正係数Kvntを求める。該マップの一例を、図12に示す。
補正係数Kvntは、1以上の値をとる。補正係数Kvntは、排気圧が高くなるにつれ大きくなるよう設定されている。排気圧センサ22は、タービンの下流に設けられている。排気圧センサ22によって検出される排気圧が高くなるほど、排気エネルギーは小さくなって、タービンが回転しにくくなる。したがって、排気圧が高くなるにつれ、補正係数Kvntを大きくして可変ノズルの開度を大きくする。可変ノズルの開度を大きくするにつれ、タービンの容量が増える。
ステップS32において、リッチスパイクを実施するかどうかを判断する。リッチスパイクを実施するならば、エンジン回転数NEとエンジン負荷に基づいてリッチスパイク用のマップを参照し、可変ノズル31の開度を求める(S33)。該マップは、図4を参照して説明した第1および第2のリッチ燃焼が実現されるように、設定されている。
ステップS32において、リッチスパイクを実施しなければ、エンジン回転数NEおよびエンジン負荷に基づいて通常運転用のマップを参照し、可変ノズル31の開度を求める(S34)。典型的には、該マップは、低回転および低負荷領域では、可変ノズル31の開度が小さくなるよう、高回転高負荷領域では、可変ノズル31の開度が大きくなるよう設定されている。
ステップS35において、可変ノズル31の開度に補正係数Kvntを乗算することにより、可変ノズル31の開度を補正する。補正された可変ノズル31の開度に従って、可変ノズル31が駆動される。
排気圧に応じて過給圧が変動すると、燃焼室へ吸入される新気の量が変動する。しかしながら、この実施例によれば、排気圧に応じて可変ノズル31の開度が補正されるので、過給圧が排気圧に応じて適切に算出され、よって新気の量が適切に制御される。
図9は、図5のステップS8で実行されるスワール弁(SCV)制御のプロセスを示す。ステップS41において、図5のステップS4で取得された排気圧に基づいてマップを参照し、補正係数Kscvを求める。該マップの一例を、図13に示す。
補正係数Kscvは、ゼロから1の間の値をとる。補正係数Kscvは、排気圧が高くなるにつれ小さくなるよう設定されている。排気圧が高くなるにつれ、吸気系に空気が吸入されにくくなり、吸気系内の気流速は低下する。その結果スワールが弱くなるので、排気圧が高いほどスワール弁45の開度を小さくし、強いスワールを生成することができるようにする。
ステップS42において、リッチスパイクを実施するかどうかを判断する。リッチスパイクを実施するならば、エンジン回転数NEおよびエンジン負荷に基づいてリッチスパイク用のマップを参照し、スワール弁45の開度を算出する(S43)。該マップは、図4を参照して説明した第1および第2のリッチ燃焼が実現されるように、設定されている。
ステップS42において、リッチスパイクを実施しなければ、エンジン回転数NEおよびエンジン負荷に基づいて通常運転用のマップを参照し、スワール弁45の開度を求める(S44)。該通常運転用のマップは、典型的に、低回転領域では、強めのスワールが生成されるようにしスワール弁45の開度が設定されている。また、高回転領域では、オーバースワールを回避するため、吸気ポート33からの吸気により生成されるスワールを弱めて適度なスワールを生成するように、スワール弁45の開度が設定されている。
ステップS45において、スワール弁の開度に補正係数Kscvを乗算することにより、スワール弁45の開度を補正する。補正されたスワール弁45の開度に従って、スワール弁45が駆動される。
排気圧が大きくなるにつれ、空気が燃焼室に吸入されにくくなり、スワールの強度が小さくなる。しかしながら、この実施例によれば、排気圧に応じてスワール弁45の開度が補正されるので、所望のスワールを燃焼室に生成することができる。
このように、本願発明によれば、排気圧に応じて吸入空気量を制御し、所望の空燃比を実現することができる。したがって、リッチスパイク制御においても、所望のリッチな値の空燃比を実現してNOx触媒の浄化を向上させつつ、所望のエンジン出力を得ることができる。
上記の実施形態は、ディーゼルエンジンを例に説明したが、リーンバーン運転を行うガソリンエンジンにも適用可能である。
本発明は、他の内燃機関(たとえば、船外機)などにも適用が可能である。
この発明の一実施例に従う、ディーゼルエンジンおよびその制御装置を概略的に示す図。 この発明の一実施例に従う、可変ノズル機構の一例を示す図。 この発明の一実施例に従う、スワール弁の一例を示す図。 この発明の一実施例に従う、リッチスパイクにおける吸入空気量制御の概略を示す図。 この発明の一実施例に従う、吸入空気量を制御するプロセスのフローチャート。 この発明の一実施例に従う、EGR制御プロセスのフローチャート。 この発明の一実施例に従う、DBW制御プロセスのフローチャート。 この発明の一実施例に従う、VNT制御プロセスのフローチャート。 この発明の一実施例に従う、SCV制御プロセスのフローチャート。 この発明の一実施例に従う、排気圧に応じた補正係数Kegrを求めるためのマップ。 この発明の一実施例に従う、排気圧に応じた補正係数Kdbwを求めるためのマップ。 この発明の一実施例に従う、排気圧に応じた補正係数Kvntを求めるためのマップ。 この発明の一実施例に従う、排気圧に応じた補正係数Kscvを求めるためのマップ。
符号の説明
1 ECU
2 エンジン
15 電子スロットル弁
18 EGR弁
31 可変ノズル
45 スワール弁

Claims (1)

  1. 内燃機関の吸気量を制御する装置であって、
    前記内燃機関の排気系に設けられ、排気中のNOxを吸着する触媒と、
    前記内燃機関の排気系に設けられ、排気中のパティキュレートを捕捉するフィルタと、
    前記パティキュレートフィルタの上流に設けられ、前記排気の圧力を検出する圧力センサと、
    空燃比をリッチにして前記NOx触媒に吸着されたNOxを還元するリッチスパイクを実施する時、前記圧力センサによって検出された排気圧に応じて、前記内燃機関に吸入される吸気量を制御する制御手段と、
    を備える、内燃機関の吸気量を制御する装置。
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