JP2005187314A - 不均一反応を用いた低サイズ分布および蛍光性半導体ナノ粒子の低温合成法 - Google Patents

不均一反応を用いた低サイズ分布および蛍光性半導体ナノ粒子の低温合成法 Download PDF

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Abstract

【課題】安価、安全かつ簡易であり、高収率の短波長の強い光ルミネセンスを発光する、低サイズ分散半導体、例えばCdX(X=S,Se,Te)量子ドットを製造するための、不均一反応条件下での低温化学合成方法を提供する。
【解決手段】金属化合物と5B族もしくは6B族原子の供給源である液体化合物を混合し、不均一で反応させることを特徴とする、前記金属および5B族もしくは6B族原子からなるナノ粒子の製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、ナノ粒子及びその製造方法に関し、詳しくは、量子効率に優れ、点滅現象を示さないナノ粒子及びその製造方法に関する。
CdSeナノ粒子は、一般的に“量子ドット”と呼ばれる、ナノメートルスケール材料に属し、独特の光学的および電気的特性を有している。量子が強く拘束されている状態において、量子ドットの光ルミネセンス波長は、結晶のサイズと強く関連している(特許文献1〜2;非特許文献1〜2)。
量子ドットを主要な材料として使用する多くの装置が、公知である。直接的な装置適用に加え、半導体量子ドットの光ルミネセンス特性は、核酸アッセイ、タンパク質標識、組織画像化等をはじめとする多くの解析技術を含む、様々な生物学的適用に使用されている。
生物学におけるCdSe量子ドットの標識手段としての使用は、量子ドットの極めて高い光退色に対する安定性を考慮すると、従来の染料分子を部分的に置き換えることができ、単一の励振源を複数の標識の同時検出に使用できる可能性がある。
従来、最も広く用いられているナノ粒子からなる量子ドットの製造方法には、(a)試
薬として高価で有害であり、引火性、爆発性を有するジメチルカドミウムを使用すること、(b)量子ドットのタイプおよびサイズによって、〜100℃、〜190−220℃、〜230−260℃等の範囲の高い反応温度を要する、(c)異なる色を発光する量子ドットを単離するためにサイズ選択抽出を行う時間を要する、(d)幅広いサイズ分布をもつ量子ドットが形成される等、いくつかの制限があった。
U.S. 5,990,479 U.S. 6,194,213 Kortan et al., "Nucleation and growth of CdSe on ZnS quantumcrystallite seeds, and vice versa, in inverse micellar media", J. Am. Chem. Soc. (1990) 112:1327. Murray et al., "Synthesis and characterization of nearly monodisperse CdE (E=S, Se, Te) semiconductor nanocrystallites", J. Am. Chem. Soc. (1993) 115:8706.
本発明の目的は、安価、安全かつ簡易であり、高収率でナノ粒子、特に量子ドットを製造するための方法を提供することである。また、本発明の他の目的は、ナノ粒子の粒子径分布の幅が狭く、単色発光するナノ粒子の製造方法を提供することである。
本発明は、以下のナノ粒子及びその製造方法を提供する。
項1.金属化合物と5B族もしくは6B族原子の供給源である液体化合物を混合し、不均一系で反応させることを特徴とする、前記金属および5B族もしくは6B族原子からなるナノ粒子の製造方法。
項2.前記金属が、Cd、Zn、Hg、Cu、Ag、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Zr、Mo、Ta、W、Ir、Eu、SmおよびMgからなる群より選ばれた少なくとも1種であり、5B族もしくは6B族原子がS、SeおよびTeからなる群より選ばれた少なくとも1種である項1に記載の方法。
項3.前記金属が、Al、GaおよびInからなる群から選ばれた少なくとも1種であり、5B族もしくは6B族原子がP、AsおよびSbからなる群から選ばれた少なくとも1種である項1に記載の方法。
項4.金属化合物を、配位性溶媒中にて前記液体化合物と反応させることを特徴とする、項1に記載の方法。
項5.得られるナノ粒子の95%以上が、平均粒子径の−20〜+20%の範囲内にあることを特徴とする項1に記載の方法。
項6.得られるナノ粒子が示す発光スペクトルにおいて、半価幅が50nm以下であることを特徴とする項1に記載の方法。
項7.得られるナノ粒子が、量子効率30%以上の発光特性を示すことを特徴とする項1に記載の方法。
項8.金属がCd及び/又はZnであり、5B族もしくは6B族原子がS、Se及びTeからなる群から選ばれる少なくとも1種である項1に記載の方法。
項9.ナノ粒子がナノ結晶である項1に記載の方法。
項10.CdX(X=S、Se、Te)もしくはZnX(X=S、Se、Te)を主成分とし、その発光特性において点滅現象を示さないことを特徴とするナノ結晶。
以下、本発明をより詳細に説明する。
本発明のナノ粒子の製造方法では、金属イオンの供給源として、配位性溶媒に対して溶解度が十分小さい常温で固体の金属化合物、および5B族または6B族原子の供給源化合物として、常温で液体の化合物を使用する。該金属化合物が該液体化合物に分散した状態で反応させて結晶の成長を抑えることにより、ナノ粒子を得られる点に特徴を有する不均一反応法である。
本発明において、ナノ粒子とは、ナノ結晶であることが好ましく、本発明の方法によれば、ナノ結晶を得ることができる。これに対し、従来法では金属化合物の溶解度を高めるために、例えばステアリン酸等の脂肪酸、またはジメチルエチルアミン等のアミン化合物を溶媒に加えている。このように、固体金属化合物の溶解度を高めて溶解させると、得られる微粒子の粒径分布が不均一になる。
金属化合物の金属として3A〜7A、8および1B〜3B族原子が例示できる。
本発明に係るナノ粒子製造に使用される金属化合物、および5B族または6B族原子の供給源の液体化合物としては、以下の組合せを用いることができる:
(1)金属化合物として3A〜7A,8,1B、2B族原子、好ましくはCd、Zn、Hg、Cu、Ag、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Zr、Mo、Ta、W、Ir、Eu、SmおよびMgをからなる群より選ばれた少なくとも1種を使用する場合、6B族原子として、好ましくはS、SeおよびTeからなる群より選ばれた少なくとも1種から構成される供給源の液体化合物が好ましく使用できる。
(2)金属化合物の金属として3B族原子、好ましくはAl、GaおよびInの中から選ばれた少なくとも1種を使用する場合、5B族原子として、好ましくはP、AsおよびSbの中から選ばれた少なくとも1種から構成される液体化合物を好ましく使用できる。
金属化合物としては、金属酸化物または金属塩化合物があげられる。また、金属酸化物としては、各金属における種々の酸化状態の酸化物が広く使用できる。
金属塩化合物として、各金属の有機酸塩(例えば酢酸塩、プロピオン酸塩などのモノカルボン酸塩、グリコール酸塩、乳酸塩などのヒドロキシカルボン酸塩、コハク酸塩などのジカルボン酸塩、クエン酸塩などのポリカルボン酸塩、メタンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩などの脂肪族又は芳香族のスルホン酸塩、炭酸塩、炭酸水素塩など)、硝酸塩、硫酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、フッ酸塩、過塩素酸塩、リン酸塩などの無機酸塩が挙げられる。
金属化合物は、反応系中における溶解度が十分に低く、一部溶解している金属化合物(例えば金属イオン)と5B族もしくは6B族原子の供給源である液体化合物が反応したときの結晶ないし粒子サイズの成長が十分に遅く、結果として粒子径分布の均一なナノ粒子が製造できるように選択する。
本発明の特徴は、固体状態の金属化合物を5B液または6B液の供給源である液体化合物と不均一反応状態で反応させることであり、この不均一系での反応により、粒子径のそろった(均一な)ナノ粒子が製造できる。本発明では、反応系に金属(5B族または6B族)原子からなる化合物に配位可能な物質(配位性溶媒)を添加するのが好ましい。配位性溶媒として、好ましくは酸化トリオクチルホスフィン(TOPO)が例示される。
5B族原子(P、As、Sbなど)の供給源としては、例えば、{(R)3Si}3X(Xは5B族原子を示し、Rは同一または異なったC1〜C20のアルキル基またはフェニル基を示す)で表されるシリル基を含む化合物を使用することができる。この様な化合物としては、トリス(トリメチルシリル)ホスファイド(P(TMS)3)、トリス(トリメチルシリル)アルセナイド(As(TMS)3)、トリス(トリメチルシリル)アンチモナイド(Sb(TMS)3)等を用いることが好ましい。
6B族原子(S、Se、Teなど)の供給源である液体化合物としては、例えば、(R’)3PX’(X’は、6B族原子を示し、R’は同一または異なってC1〜C20のアルキル基またはフェニル基を示す)で表されるホスフィン化合物を使用することができる。このような化合物として、セレン化トリブチルホスフィン、セレン化トリオクチルホスフィン、硫黄化トリブチルホスフィン、硫黄化トリオクチルホスフィン、テルル化トリブチルホスフィン、テルル化トリオクチルホスフィン等を用いることが好ましい。
さらに、他の6B族原子の供給源である液体化合物として、例えば、{(R’’)3Si}3X’’(X’’は6B族原子を示し、R’’は同一または異なったC1〜C20のアルキル基またはフェニル基を示す)で表されるシリル基を含む化合物を使用することができる。この様な化合物としては、ビス(トリメチルシリル)サルファイド(S(TMS)2)、ビス(トリメチルシリル)セレナイド(Se(TMS)2)、ビス(トリメチルシリル)テルライド(Te(TMS)2)等を用いることが好ましい。
本発明の好ましい実施態様の1つとして、金属イオン供給源としてカドミウム塩を使用し、5B族もしくは6B族原子の供給源である液体化合物として液体のセレン源を使用した場合を例にとり説明する。他の金属イオン供給源或いは他の5B族もしくは6B族原子の供給源である固体又は液体化合物を使用した場合であっても、同様に行うことができる。
液体のセレン源に固体のカドミウム源を加え、強く攪拌した状態で脱ガス処理を行いながら、固体カドミウム源と液体セレン源の間の不均一反応を、低温にて行うことで、粒径分布の狭いCdSeナノ粒子を得ることができる。
本発明において、不均一反応とは、どちらか一方が溶解し、他方の溶解度が十分に低い状態で反応させることを意味する。すなわち、ここでは、用いた溶媒中で溶解度が小さい固体のカドミウム源および液体のセレン源の間で生じる反応のことを指す。溶解度が小さいため、固体カドミウム源のカドミウムイオンの供給量は十分小さい。このため、供給されたカドミウムイオンは液体(又は溶液)状態で存在するセレン源と速やかに反応してCdSeナノ粒子を生成するのであるが、CdSeナノ粒子を形成する反応に対するCdイオンの供給は十分に遅いので、ナノ粒子がさらに大きく成長する前に反応系からすみやかに析出する。このため、均一な粒子径を有するナノ粒子が得られる。
特に好ましい実施形態において、前記金属化合物のなかで、カドミウム源として酢酸カドミウム、炭酸カドミウムおよび塩化カドミウム等、ジメチルカドミウムに比べて低コストで有害性の小さい試薬、およびセレン源としてセレン化トリブチルホスフィン、セレン化トリオクチルホスフィン等の試薬を使用することが好ましい。
セレン源であるセレン化トリオクチルホスフィンは、例えば、セレンペレットをアルゴン雰囲気下において、好ましくは100〜200℃、より好ましくは150℃にて、好ましくは30分〜3時間、より好ましくは1時間、強く攪拌しながら、トリオクチルホスフィンに溶解することによって製造することができる。該溶解温度は、セレンペレットがトリオクチルホスフィンに溶解する温度であれば特に限定されない。
このとき使用する、不活性ガスには、Ar、KrまたはXe等があげられる。この反応では、トリオクチルホスフィンの酸化を防ぐために空気中の酸素を除くこと、すなわち脱空気を行うことが好ましい。例えば、最も簡単な方法として、はじめにアルゴンを三方フラスコに流入させて空気を追出し、一旦空気を追出した後は、三方フラスコの1端に取り付けたガス溜め用のゴム風船をアルゴンで満たす。この状態でアルゴンの供給を停止し、フラスコ内部を空気から遮断する。アルゴンの比重は空気よりも大きいため、フラスコを静止しておけば空気が浸入する可能性は極めて小さいものと考えられる。
セレン源のモル比は、カドミウム源1に対して0.5 〜 2.0、好ましくは1.0〜1.2である。
本発明の製造方法は、配位性溶媒中で行うことが好ましい。配位性溶媒としては、酸化トリオクチルホスフィン、酸化トリブチルホスフィン等の(R)3PO(Rは同一または
異なってC2〜C20のアルキル基またはフェニル基を示す)で表されるホスフィンオキサ
イド化合物を好ましく例示できる。
本発明のナノ粒子製造方法によれば、従来のものよりも低い温度で製造を行うことができる。配位性溶媒を使用する本発明の好ましい実施形態において、低温とは1気圧における酸化トリオクチルホスフィン等の配位性溶媒(酸化ホスフィン系化合物)の融点〜100℃であり、好ましくは、35〜90℃、最も好ましくは50〜85℃である。本発明の方法は、酸化トリオクチルホスフィンの融点を超える温度(例えば50℃を越える温度)で行うのが好ましい。配位性溶媒を使用しない場合には、金属化合物以外の成分が溶解するような適当な温度で実施することができる。本発明に係る化学反応に要する時間は、5分〜48時間、好ましくは1〜10時間、最も好ましくは5時間程度である。
本発明に係る方法によって得られたナノ粒子を安定化する方法として、配位子を含む有機溶媒に該ナノ粒子を溶解させる方法があげられる。ここで、配位子として、酸化トリオクチルホスフィン等があげられる。また、有機溶媒としては、1−ブタノール、n−ヘキサン、クロロホルム、トルエン等があげられる。
本発明の方法によって得られたCdSe粉末の保存方法としては、例えば、酸化トリオクチルホスフィン(融点50℃)中に分散させた状態で、室温(20℃)にて凝固させる方法があげられる。この保存方法によれば、CdSeの酸化トリオクチルホスフィン中での凝集を防止することができる。
量子ドット形成の低温活性化の利点に加えて、本発明の方法は、狭い粒子径分布におけるCdSe量子ドット(ナノ結晶)を産生し、これにより単色の蛍光を発光する。
セレニウム源を提供する金属有機酸塩前駆体およびカドミウム源を提供するイオン前駆体の低温化学反応によれば、平均粒径が0.1〜100nm、好ましくは1〜50nm、最も好ましくは1〜10nmのCdSe量子ドットをサイズ分別するための遠心分離操作なしで直接的に産生することができる。また、反応下での時間が増すにつれ、粒子サイズが一定のCdSe量子ドットを形成することができる。本発明の方法によれば、得られたナノ粒子は、平均粒子径の−20〜+20%の範囲内に、全粒子の80%以上、好ましくは90%以上、最も好ましくは95%以上が含まれる。
粒子径の測定は、透過型電子顕微鏡の画像等を用いた画像解析法、動的光散乱法、レーザ回折/散乱式測定法などを使用することができる。好ましい測定方法としては、透過型
電子顕微鏡の画像による画像解析法があげられる。
本発明によって得られたナノ粒子の発光特性として、点滅現象を示さないことがあげられる。
本発明のナノ粒子の製造方法において、金属化合物と5B族もしくは6B族原子の供給源を反応させる際に、反応温度を変化させることで、反応温度によって異なる粒子サイズのナノ粒子を製造することができる。すなわち、量子ドットのエネルギー状態がそのサイズに依存していることから、反応温度を変えることによって、例えば、50℃では、粒径3nm、75℃では、粒径3.6nm、100℃で4.2nm等のように、サイズの異なるナノ粒子を製造できる。
ナノ粒子を構成する金属としてZnを含む化合物を用いた場合にも、Cdを含む化合物を用いた場合と同様の効果が得られる。すなわち、ZnSe、ZnSおよびZnSも、その発光特性において点滅現象を示さない。
この不均一条件下での低温化学合成は、CdSおよびCdTe等の他のナノ粒子製造に利用することができる。
本発明によれば、不均一条件下での低温反応を用い、単一分散状態におけるCdX(X=S、Se、Te)量子ドットを製造する方法を提供することができる。
以下、実施例をあげて説明する。
低サイズ分散CdSe量子ドットの合成工程において、使用したカドミウム源は、酢酸カドミウム二水和物、セレン源はセレン化トリオクチルホスフィンである。セレン源である、セレン化トリオクチルホスフィンは、アルゴン雰囲気下において、150℃にて1時間、強く攪拌しながら、セレンペレット(0.79g、10mM)をトリオクチルホスフィン(9.06g、24.5mM)に溶解することによって製造した。セレンペレット(99.999%)、トリオクチルホスフィン(90%)、酸化トリオクチルホスフィン(99%)、酢酸カドミウム二水和物(98%)、およびn−ヘキサン(99.5%)は、Aldrich,Tokyoから購入した。メタノール(99.5%)、および1−ブタノール(99%)は、Wako,Tokyoから購入した。
低サイズ分散CdSe量子ドットは、以下の様に製造した。セレン化トリオクチルホスフィン(6.15g、7.5mM)および酸化トリオクチルホスフィン(19.33g、50mM)を、75℃にて30分間、二首の丸底フラスコ中において継続的にアルゴンガスを取り除くことによって脱ガスを行った。この熱い溶液に、結晶性酢酸カドミウム二水和物(1.97g、7.5mM)を1部加えた。固体の酢酸カドミウム二水和物およびセレン化トリオクチルホスフィンの液体混合物、ならびに酸化トリオクチルホスフィン間の不均一反応を、継続的にAr除去を行い、強く攪拌した状態で、75℃にて5時間行った(図1)。CdSe量子ドットの形成は、反応混合物の黄色着色により識別した。
上記の方法によって得られたナノ粒子(量子ドット)が、透過型電子顕微鏡の画像よりナノサイズであることを確認することができた(図3)。
この一連の反応に続き、異なる時間間隔での反応混合液から、25μLを取り出して、UV−Vis吸収スペクトルおよび光ルミネセンススペクトルの記録を行った。異なる時間間隔にて記録した代表的な吸収スペクトルを、図4に示す。
図4の吸収スペクトルは、530nmにまで及ぶ弱い吸収を示し、反応時間が経つにつれて吸収の増大を示した。光ルミネセンススペクトルは、最高値542nmを示し、反応時間に影響されなかった。5時間後、この反応を、20mLの脱ガス1−ブタノールの添加によって急冷した。1−ブタノールの添加は、冷却による反応混合液の固化を防ぐ。この反応混合液を室温にまで冷却し、CdSeの黄色沈殿を得るために過量のメタノールを加えた。この沈殿物を、遠心によって単離し、セレン化トリオクチルホスフィン製造の間に未反応のまま残された無用のトリオクチルホスフィンを含む遠心分離物、および酸化トリオクチルホスフィンを廃棄した。
この沈殿物を、1−ブタノール中に再度溶解させ、そして1−ブタノール溶液を未反応の酢酸カドミウム二水和物を除去するために遠心分離した。この黄色沈殿を、1−ブタノールおよびn−ヘキサン(1:1 v/v)の混合液から、繰り返し抽出することによって精製し、10℃にて3分間、15,000rpmで遠心分離した。最後に、この黄色の残留物を真空下にて乾燥させ、1.28g(89%)のCdSe得た。CdSeの黄色粉末は、50mLの熱い(70℃)酸化トリオクチルホスフィン中に分散することで安定させ、室温にまで冷却して保存した。
実施例1で得られた具体化したCdSe量子ドットの黄色沈殿を、酸化トリオクチルホスフィンで量子ドットの表面を覆うために、すぐに1−ブタノール、n−ヘキサン、クロロホルムおよび酸化トリオクチルホスフィン等の有機溶媒に溶解した。新たに形成されたCdSe量子ドットを、Rigaku 型RINT2100分析装置(CuKα)内の、広角度粉体X−線回折装置解析を用いて回析を行った。
この粉体CdSeサンプルの代表的なX−線回折パターンを、図2に示す。
ウルツ鉱結晶様の特徴を、実施例1および2で得られたCdSeサンプルについて観察した。その結果、2θ=22−32度近傍の広いバンド、2θ=42度近傍のバンド、および2θ=49度近傍のバンドは、それぞれウルツ鉱結晶の(100, 002, 101)、110、および112面からの反射によるものとして明確に帰属される。
このX−線回折データは、MurrayらのCdSe量子ドットについての報告と類似する(J.Am.Chem.Soc. (1993) 115:8706)。本発明のCdSeサンプルのX−線回折パターンは、Murrayらによって報告された、粒径3.7nmCdSe粒子と同様であり、ナノ粒子が得られたことが確認された(J.Am.Chem.Soc. (1993) 115:8706)。
実施例1および2で得られたCdSeナノ粒子のさらなる回析を、高解像度透過型電子顕微鏡(300kv,JEOL JEM 3010)を用いて行った。
電子顕微鏡計測のためのサンプルを、以下のように用意した。
粉体CdSeを1−ブタノールに溶解することによって、CdSe量子ドットの5nM溶液を、1−ブタノールに用意した。炭素メッキした銅グリッドを、注意深くCdSeの1−ブタノール溶液に漬け、そしてぺトリ皿に置き、不活性雰囲気下にて溶媒を徐々に蒸発させた。最後に、48時間の間、このサンプルを真空環境下に置いた。300kV加速、および600×103倍率にて得られた、透過型電子顕微鏡イメージの代表例を、図3に示す。この結果によれば、量子ドット1個の直径は約3.4nmであった。粒子の直径は3.3から3.7nmの範囲に分布していた。
実施例4で形成されたCdSe材料のさらなる解析を、UV−可視吸収分光法および光ルミネセンス分光法を用いて行った。Hitachi U−4100スペクトロメーターを用いて、UV−可視吸収スペクトルを得、また、Hitachi F−4500蛍光スペクトロメーターを用いて光ルミネセンススペクトルを得た。図4は、石英キュベット内のn−ヘキサン中に分散したドットの代表的な吸収スペクトルを示す。
n−ヘキサン中では、微細構造を示さない吸収スペクトルの裾が530nmにまで延びていた。石英キュベット内のn−ヘキサン中に、CdSe量子ドットを分散することによって用意した溶液の室温の光ルミネセンススペクトルを、図5に示す。
CdSe核量子ドットの光ルミネセンスは、半値幅37.5nmスペクトル幅で最大542nmを示した。CdSe量子ドットの光ルミネセンスの量子効率は、過塩素酸1,1’−ジオクタデシル−3,3,3’,3’−テトラメチル−インドカルボシアニンをスタンダードとして使用した相対方法を用いて、0.3と決定された。光学純度は、CdSe量子ドットの光ルミネセンス特性と同様に、図6の写真に示される。この写真は、n−ヘキサン中のCdSe量子ドットの分散を、UV−photoviewer内で撮影したものである。図6Aは、UV光を点灯する前、図6Bは、UV光を点灯した後に撮影した。
実施例4で形成された量子ドットの発光特性を、蛍光顕微鏡を用いてさらに試験した。図7は、325nmHe:Cd cwレーザー(18mW)を用いて励起されて30ms間に蓄積された、石英板上の単離CdSe量子ドットの蛍光イメージを示す。この目的のため、500nmロングパスフィルターを備えた倒立顕微鏡(Olympus IX70)、100×対物レンズ(Olympus UMPlanFl, NA 0.95)、イメージ倍増管(Video Scope VS4−1845)およびCCDカメラ(Hamamatsu C5985)を使用した。上記の励起条件下にて、単一ドットの代表的な光ルミネセンス強度プロフィールの代表例を、図8に示す。図8中の、2つの強度プロフィールのうち、高い方の強度プロフィールは、CdSe量子ドットを含む15pix×15pix領域からの寄与を表すのに対し、低い方の強度プロフィールは、15pix×15pix領域付近のバックグラウンドを表す。強度プロフィールの時間分解能は、0.1秒であり、この時間分解能において、本発明によって調製した量子ドットに対し、ルミネセンス強度における変動が見られなかった。
本発明に係る方法にて産生される量子ドットは、点滅現象を示さないことから、特に生物学的標識において、期待できる候補である。
結果として、本発明に係る、不均一化学反応を伴うCdSe量子ドットの低温合成によれば、高収率のCdSe量子ドットおよび、低サイズの分散を得ることができた。加えて、本発明に係る量子ドット合成は、実験条件が穏やかであり、公知のCdSe量子ドットの合成方法に類似する構造的および光ルミネセンス特性を形成することができた。
緑色蛍光CdSe量子ドットを生じる化学反応、および製造工程の条件を図に示す。 CdSe量子ドットの粉体XRDパターンを示す。 カーボンメッキした銅グリッド上に分散したCdSe量子ドットのTEMイメージを示す。 CdSe量子ドット形成中の反応混合物のUV−可視吸収スペクトルの変動を示す。 n−ヘキサン中に分散したCdSe量子ドットの標準化光ルミネセンススペクトルを示す。 CdSe量子ドットの光ルミネセンス反応を表示するUVフォトビュアー内に記録されたカラー写真を示す。写真AおよびBは、それぞれUV照射の電源がoff及びonのときの、n−ヘキサン中のCdSe量子ドットの分散を記録している。 水晶板上の単離されたCdSe量子ドットのルミネセンスイメージを示す。 単離CdSe量子ドットを追跡したルミネセンス強度プロフィールを示す。

Claims (10)

  1. 金属化合物と5B族もしくは6B族原子の供給源である液体化合物を混合し、不均一系で反応させることを特徴とする、前記金属および5B族もしくは6B族原子からなるナノ粒子の製造方法。
  2. 前記金属が、Cd、Zn、Hg、Cu、Ag、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Zr、Mo、Ta、W、Ir、Eu、SmおよびMgからなる群より選ばれた少なくとも1種であり、5B族もしくは6B族原子がS、SeおよびTeからなる群より選ばれた少なくとも1種である請求項1に記載の方法。
  3. 前記金属が、Al、GaおよびInからなる群から選ばれた少なくとも1種であり、5B族もしくは6B族原子がP、AsおよびSbからなる群から選ばれた少なくとも1種である請求項1に記載の方法。
  4. 金属化合物を、配位性溶媒中にて前記液体化合物と反応させることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  5. 得られるナノ粒子の95%以上が、平均粒子径の−20〜+20%の範囲内にあることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 得られるナノ粒子が示す発光スペクトルにおいて、半価幅が50nm以下であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 得られるナノ粒子が、量子効率30%以上の発光特性を示すことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 金属がCd及び/又はZnであり、5B族もしくは6B族原子がS、Se及びTeからなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1に記載の方法。
  9. ナノ粒子がナノ結晶である請求項1に記載の方法。
  10. CdX(X=S、Se、Te)もしくはZnX(X=S、Se、Te)を主成分とし、その発光特性において点滅現象を示さないことを特徴とするナノ結晶。
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