JP2005187120A - パレット搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡素化が図れると共に、レイアウトの自由度が確保できるパレット搬送装置を提供することにある。
【解決手段】 荷台部31の下面31aと床面2との間に空間部35を形成して床面2上に保持する脚部32を備えたパレット30と、搬送台車11にパレット30を床面2上から上昇及び床面上に下降せしめるパレット昇降手段20を備えたパレット搬送車10とを有するパレット搬送装置1であって、パレット昇降手段20は、搬送台車11上に平行配置されると共に回転自在に支持された一対の回転軸22と、各回転軸22にそれぞれ基端が結合された一対のステー23と、各ステー23の先端間に掛け渡されて伸縮作動によって回転軸22を連動して回動せしめる駆動手段25と、回転軸22にそれぞれ回転軸22の回動に連動して起伏揺動する偏心カム24とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パレット搬送装置に関し、特に搬送物が搭載されるパレットとパレット搬送車が分離可能なパレット搬送装置に関する。
従来から工場内でワーク等の搬送物を搬送する場合、搬送物を搭載するパレットが走行台車に固定され、床面に敷設された誘導線に沿って走行する無人搬送車が広く使用されている。このようなパレットが走行台車に固定された無人搬送車を使用すると、搭載される搬送物の形状や種類がパレットによって制限されて、その搬送作業が制限される。
このため、現在では走行台車からパレットを分離可能にし、搬送物の形状や種類に応じたパレットと適宜変更することによって種々のワーク等の搬送物を搬送するのが一般的となっている。
図5は種々のパレットを走行台車から分離可能とした無人搬送車を用いた搬送物の搬送についての説明図、図6は、走行台車とパレットとの係合を説明する無人搬送車の概略側面図である。
工場内の床面には、種々の搬送物を搭載するためのパレット81〜84が載置されるステーション70が配置されると共に、走行路に沿って電磁誘導線60が敷設されている。各ステーション70は、上板71と上板71を支持する側板72によって構成され、上板71の形成された間隙を跨ぐようにして上板71上にパレット81〜84が載置される。一方、電磁誘導線60に誘導されて走行路を走行する無人搬送車50は、リフトモータ53の駆動によって台車52から昇降する基台51を備え、基台51の昇降によってパレット81〜84を昇降させる。
この無人搬送車50は、図示しない監理、制御する制御部からの指令に基づき電磁誘導線60に沿って所望のステーション70、例えばパレット81が載置されているステーション70に誘導されると、図6に破線で示すように、リフトモータ53の駆動により台車52から基台51が上昇して、基台51側の係合部としての凸部54と、パレット81側の被係合部としての凹部55とが相互に係合してパレット81をステーション70の上板71から上昇させ、その上昇状態を保持しつつ再び電磁誘導線60に誘導されてステーション70からパレット81を所定のステーションに搬送する。無人搬送車50が所定の搬送先のステーションに誘導されると、リフトモータ53の駆動により基台51が降下開始してパレット81が搬送先のステーション上に移載され、係合状態の凸部54が凹部55から脱離するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平05−221516号公報
このようにパレット81〜84が分離可能な無人搬送車50によって搬送物を搬送すると、搬送物の形状や種類が異なっていてもそれに対応したパレット81〜84に交換することによって、搬送物の形状等が限定されることなく種々の搬送物を搬送できる。
しかしながら、特許文献1で開示された無人搬送車の場合、種々のパレット81〜84を載置するステーション70を床面等に設置する必要があり、ステーション70の設置位置、即ち搬送物の載置場所及び搬送先が限定されて搬送のレイアウトが自由に設計できないという点で不都合である。また、工場内の床面等に必要なステーションの設置工事が必要となるため搬送物の搬送にかかる設備コストが増大することが懸念される。更に、昇降する基台51が比較的大きく、円滑な基台51の昇降を確保するためにはリフトモータ53によって基台51を昇降させるパレット昇降手段が複雑でかつ高精度が要求される。
従って、上記事情を鑑みなされた本発明の目的は、パレット昇降手段の簡素化を図ると共に、レイアウトの自由度が確保できるパレット搬送装置を提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に係るパレット搬送装置は、搬送物を搭載する荷台部及び該荷台部の下面と床面との間に空間部を形成して前記荷台部を床面上に保持する脚部を備えたパレットと、前記空間部内に誘導される搬送台車及び該搬送台車に設けられて前記パレットを前記床面上から上昇及び床面上に下降せしめるパレット昇降手段を備えたパレット搬送車とを有するパレット搬送装置において、前記パレット昇降手段は、前記搬送台車上に平行配置されると共に回転自在に支持された一対の回転軸と、各回転軸に設けられてそれぞれ基端が結合された一対のステーと、該各ステーの先端間に掛け渡されて伸縮作動によって上記両回転軸を連動して回動せしめる駆動手段と、前記各回転軸にそれぞれ回転軸の回動に連動して起伏揺動する偏心カムとを備え、前記駆動手段の伸縮作動に伴う前記偏心カムの起立作動によって該偏心カムの外周が前記パレットの荷台部下面に当接及び摺接してパレットを上昇せしめ、前記偏心カムの倒伏作動によって前記外周が荷台部下面から離れると共に前記パレットを下降せしめることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1のパレット搬送装置において、前記回転軸が搬送台車の進行方向に沿って延在すると共に、前記パレットの荷台部下面に搬送台車の走行方向と直交する方向に沿って前記偏心カムの外周が摺接及び嵌合可能な溝部が凹設されたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2のパレット搬送装置において、前記パレットの荷台部下面に、起立した前記偏心カムに当接して該偏心カムの起立位置を規制する係止部が突設されたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のパレット搬送装置において、前記偏心カムの外周は、少なくとも前記荷台部下面と当接及び摺接する範囲が周方向に沿って円弧状に形成されたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のパレット搬送装置において、前記偏心カムは、前記各回転軸の両端部にそれぞれ配設されたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のパレット搬送装置において、前記駆動手段は、伸縮するパワーシリンダのシリンダ本体が一方のステーの先端に連結され、シリンダロッドが他方のステーの先端に連結されたシリンダ機構であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によると、単一の駆動手段の伸縮作動による一対の回転軸に設けられた偏心カムの起立作動及び倒伏作動によってパレットを上昇及び下降することができてパレット昇降手段の簡素化が得られる。且つ、パレットが荷物を搭載する荷台部及び荷台部の下面と床面との間にパレット搬送車の誘導を可能にする空間部を形成する脚部を備えることによって、従来荷台部を載置するために必要とされていたステーションを設置する必要がなくなり、従来のパレット搬送装置と比較して、パレット搬送のレイアウトを比較的自由に設計することが可能となると共に、パレット搬送装置の設備コスト及び搬送物の搬送にかかるランニングコストを低く抑えることができる。
請求項2に記載の発明によると、パレットの荷台部下面にパレット昇降手段の偏心カムの外周が摺接及び嵌合可能な溝部を凹設する簡単な構成で、偏心カムと溝部の嵌合によってパレット搬送車の進行方向における走行台車とパレットの相対位置が正確に位置決めされると共に該位置に規制されてパレットを安定した状態に保持できる。
請求項3に記載の発明によると、荷台部下面に起立した偏心カムに当接して偏心カムの起立位置を規制する係止部を突設することによって、偏心カムが起立位置に規制されて走行台車とパレットの進行方向と交差する方向の位置決めが正確に行うことが可能となる。また、偏心カムが係止部に係止されてパレットの昇降及び搬送を安定的に行うことができる。
請求項4に記載の発明によると、少なくとも荷台部下面との当接及び摺接する範囲が偏心カムを周方向で円弧状に形成することによって、パレットの昇降を円滑に行うことができる。
請求項5に記載の発明によると、前記各回転軸の両端部に偏心カムを配設することによって、パレットの昇降及び搬送を更に安定的に行うことができる。
請求項6に記載の発明によると、パワーシリンダのシリンダ本体を一方のステーの先端に連結し、シリンダロッドを他方のステーの先端に連結された簡単なシリンダ機構によって駆動手段が達成できる。
以下、本発明によるパレット搬送装置の実施の形態について、図1乃至図4を参照して説明する。なお、図4において矢印Fはパレット搬送車10の進行方向を示している。
図1及び図2は、本実施の形態におけるパレット搬送装置1の概要を示す説明図であり、符号2は工場内の床面である。
工場内の床面2の予め設定された走行路には、無人搬送車であるパレット搬送車10を誘導する電磁誘導線3が敷設され、かつ工場内で使用されるワーク等の搬送物が搭載される複数のパレット30が、搬送すべき搬送物及び搬送先の順序、生産工程等を総合的に考慮して各ステーションに配置され、これらパレット搬送車10及び各パレット30等によってパレット搬送装置1を構成している。
パレット搬送車10は、このような床面2に敷設された電磁誘導線3に沿って所望の搬送先であるステーションに誘導される。なお、パレット搬送車10の誘導手段として電磁誘導線3を用いたが、これに限定されるものではなく、その他の誘導手段を用いることも可能である。
パレット搬送車10は、図1及び図2の示すように床面2に敷設された電磁誘導線3に沿って図示しない監理、制御する制御部からの指令に基づき誘導される搬送台車11とこの搬送台車11に設けられたパレット昇降手段20によって構成される。
搬送台車11は、ボックス形状の台車本体12及び車輪14を有し、台車本体12内にコントローラ15が設けられており、制御部からの指令信号を通信装置を介して入力し、その入力信号に基づき電磁誘導線3に沿って走行及び停止する、いわゆる無人搬送車として構成されている。
搬送台車11の台車本体12の上面部13に設けられるパレット昇降手段20について、図1、図2及び図1のA矢視図である図3、及びパレット搬送車10の上面図である図4を参照して説明する。
パレット昇降手段20は、台車本体12のほぼ矩形に形成された上面部13の各隅部近傍から上方に突設された軸支部21によって、その上面部13の両側縁に沿って進行方向に延在して平行配置された一対の回転軸22が回転自在に支持されている。
各回転軸22の中央部に基端が結合されたステー23が突設されている。各ステー23は図3に示すように相対向する一対のステー部材23a及び23bを有している。更に、回転軸22の軸支部21から突出する各端部に回転軸22の軸心に対してステー23の延設位置と反対側に偏心した円板状の偏心カム24がそれぞれ設けられている。
各回転軸22に基端が結合されたステー23の先端間に連結ピン29a、29bを介して両ステー23の先端間に掛け渡されて伸縮作動によって両ステー23の先端間を互いに接近及び離反方向に揺動付与してそれぞれの回転軸22を連動して回動せしめる駆動手段25が配設されている。駆動手段25は、台車本体12に搭載されたバッテリを電源として駆動する電動モータによって作動するラック・ピニオン機構或いは送りねじ機構等によって伸縮するパワーシリンダ26を有し、パワーシリンダ26のシリンダ本体26aの一端が連結ロッド27及び連結ピン29aを介して一方のステー23の先端に連結すると共に、シリンダロッド26bが連結ロッド28及び連結ピン29bを介して他方のステー23に連結されるシリンダ機構によって形成されている。このパワーシリンダ26の収縮作動によって両ステー23の先端が互いに接近して両ステー23の揺動に連動して各回転軸22が回動し、回転軸22に設けられた各偏心カム24が図1に示す起立位置から図2に示す倒伏位置に倒伏揺動する。一方、パワーシリンダ26の伸長作動によって両ステー23の先端が互いに押し広げられて離反する両ステー23の揺動に連動して各回転軸22が回動して、回転軸22に設けられた各偏心カム24が図2に示す倒伏位置から図1に示す起立位置に起立揺動する。
一方、パレット30は、図1に示すように搬送物を搭載する略矩形の荷台部31と、荷台部31の下面31aと床面2との間にパレット搬送車10が誘導可能な空間部35を形成すると共に荷台部31を床面2上に保持する一対の脚部32を備えたいわゆる門型に形成され、かつ電磁誘導線3を跨いでパレット搬送車10が空間部35内に誘導可能な状態で床面2上に載置される。荷台部31の下面31aの隅部近傍にパレット搬送車10に設けられたパレット昇降手段20の各偏心カム24の外周24aが摺接及び嵌合可能な溝部33がパレット搬送台車10の進行方向Fと直交する方向に沿って凹設されている。この溝部33は、図3に示すように偏心カム24の外周24aが当接及び摺接する底部33a及び下方に移行するに従って互いに離反するように傾斜して溝幅が増大する側面33bを有している。
更に、荷台部31の下面31aに図1及び図3に示すように溝部33の底部33aを荷台部31の中央側に向かって摺接しつつ起立揺動する各偏心カム24の外周24aに当接して偏心カム24の起立位置を規制する係止部34が突設している。
次に、このように構成されたパレット搬送装置1の作動について説明する。
パレット搬送装置1全体を監理する制御部には、生産工程等を考慮して、各ステーションに載置されたパレット30をパレット搬送車10で搬送する順序等の種々の作業プログラムが予め組まれており、ステーションにおける床面2上に載置されたパレット30の搬送にあたり、予めパレット昇降手段20のパワーシリンダ26を収縮させて図2に示すように偏心カム24を倒伏状態に保持し、制御部からパレット搬送車10のコントローラ15に指令信号が入力される。この入力信号に従って電磁誘導線3に沿って走行路上を誘導されて所望の搬送物を載置したパレット30が載置されたステーションに誘導し、パレット30の荷台部31の下方で脚部32間に形成される空間部35内で各偏心カム24がそれぞれパレット30に形成された溝部33に対向する所定位置に停止させる。なお、このパレット30の脚部32間に誘導されるパレット搬送車10をより正確な停止位置に停止させる場合には、例えば、台車本体12或いは誘導路上の一方に発光部を設け他方に受光部を設け、発光部からの放射光を受光部によって検知したときに停止させる光電スイッチ等の停止補助手段を配設することが好ましい。また、停止補助手段は光電スイッチ等に限定されるものではなく、例えば磁気センサ等の磁気的な停止補助手段を用いて停止させることも可能である。
しかる後、パレット昇降手段20のパワーシリンダ26を伸長させて各回転軸22を回転せしめ、図2に示す倒伏状態の各偏心カム24を図1に示す起立状態に起立揺動する。この起立揺動に伴って各偏心カム24の外周24aがそれぞれ荷台部31の下面31aに凹設された溝部33に挿入されると共に底部33aに当接し、更に起立揺動する偏心カム24の外周24aが底部33aに摺接しつつパレット30を押し上げて床面2から上昇させる。更に各偏心カム24の起立揺動によって対向する偏心カム24がそれぞれ対応する係止部34に当接して係止部34を押動することによってパレット搬送車10に対するパレット30の進行方向Fと直交する方向の相対位置が求心調整されて、安定した所定位置に調整する。また、係止部34によって偏心カム24が、その起立位置に規制される。
この偏心カム24の起立揺動によるパレット30の上昇は、パレット30の溝部33と偏心カム24の位置が多少ずれた場合でもあっても偏心カム24の外周24aが溝部33の傾斜する側面33b及び偏心カム24の外周24aが円弧状であることと相俟って底部33aに円滑に誘導され、かつ4つの各偏心カム24によって荷台部31の各隅部付近を押し上げることによって均衡が維持されて安定した状態で上昇することができる。
この床面2から上昇したパレット30は、起立位置に規制された各偏心カム24の外周24aがそれぞれの溝部33に嵌合してパレット搬送車10に対する進行方向の移動が規制され、かつ各偏心カム24と係止部34の当接によってパレット搬送車10に対する進行方向と交差する方向の移動が規制された状態に維持される。
このように均衡が維持されて安定した状態にパレット30を床面2から上昇させて保持、即ちパレット30を搭載したパレット搬送車10は、再び制御部からの指令信号に従って電磁誘導線3に沿って誘導されて所望のステーションに移動する。このパレット30の搬送は、起立位置に保持された各偏心カム24の外周24aがそれぞれの溝部33に嵌合してパレット搬送車10に対する進行方向の移動が規制され、かつ各偏心カム24と係止部34の当接によってパレット搬送車10に対する進行方向と交差する方向の移動が規制された状態に維持され、安定したパレット30の姿勢を保持した状態で搬送することができる。
所望のステーションに移動して停止したパレット搬送車10は、パレット昇降手段20のパワーシリンダ26を収縮させ、回転軸22を回転せしめて図1に示す起立状態の各偏心カム24を図2に示す倒伏状態に揺動する。この倒伏揺動に伴って各偏心カム24の外周24aがそれぞれ荷台部31の下面31aに凹設された溝部33に沿って移動して係止部34から離れ、更に倒伏揺動する偏心カム24の外周24aが底部33aに摺接しつつパレット30を床面2上に下降させる。更に各偏心カム24の倒伏揺動によって各偏心カム24がそれぞれの溝部33から抜け出してパレット30からパレット搬送車10が解放される。
パレット30から解放されたパレット搬送車10は制御部からの指令信号に従って電磁誘導線3に沿って誘導されてステーションから退避する。
従って、このように構成されたパレット搬送装置1によると、単一の駆動手段25の伸縮作動による対向配置された偏心カム24の起立揺動及び倒伏揺動によってパレット30を安定した状態で上昇及び下降することができ、パレット昇降手段20の簡素化が得られ、かつパレット30が搬送物を搭載する荷台部31及び荷台部31の下面31aと床面2との間にパレット搬送車10の誘導を可能にする空間部35を形成する脚部32を備えることによって、従来荷台部を載置するために必要であったステーションを設置する必要がなくなり、パレット搬送のレイアウトを比較的自由に設計することが可能となるので、任意の位置にパレットを配備するステーションの配置が容易になる。更に、ステーションの設置が不要となり、パレット搬送装置1の設備コスト及び搬送物の搬送にかかるランニングコストを低く抑えることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施の形態では円板状の偏心カム24を使用したが、少なくとも荷台部31の下面31aとの当接及び摺接する範囲が周方向に円弧状をなす任意形状の偏心カムを使用することもできる。また、パワーシリンダとして油圧シリンダやエアシリンダ等を使用することもできる。
本発明によるパレット搬送装置の実施の形態の概要を示す説明図である。 同じく、パレット搬送装置の概略説明図である。 図1のA矢視図である。 パレット搬送車の上面図である。 従来の無人搬送車による荷物の搬送を説明する概略斜視図である。 走行台車とパレットとの係合を説明する無人搬送車の概略側面図である。
符号の説明
1 パレット搬送装置
2 床面
3 電磁誘導線
10 パレット搬送車
11 搬送台車
12 台車本体
13 上面部
20 パレット昇降手段
21 軸支部
22 回転軸
23 ステー
24 偏心カム
24a 外周
25 駆動手段
26 パワーシリンダ
26a シリンダ本体
26b シリンダロッド
27、28 連結ロッド
30 パレット
31 荷台部
31a 下面
32 脚部
33 溝部
34 係止部
35 空間部

Claims (6)

  1. 搬送物を搭載する荷台部及び該荷台部の下面と床面との間に空間部を形成して前記荷台部を床面上に保持する脚部を備えたパレットと、前記空間部内に誘導される搬送台車及び該搬送台車に設けられて前記パレットを前記床面上から上昇及び床面上に下降せしめるパレット昇降手段を備えたパレット搬送車とを有するパレット搬送装置において、
    前記パレット昇降手段は、
    前記搬送台車上に平行配置されると共に回転自在に支持された一対の回転軸と、
    各回転軸に設けられてそれぞれ基端が結合された一対のステーと、
    該各ステーの先端間に掛け渡されて伸縮作動によって上記両回転軸を連動して回動せしめる駆動手段と、
    前記各回転軸にそれぞれ回転軸の回動に連動して起伏揺動する偏心カムとを備え、
    前記駆動手段の伸縮作動に伴う前記偏心カムの起立作動によって該偏心カムの外周が前記パレットの荷台部下面に当接及び摺接してパレットを上昇せしめ、前記偏心カムの倒伏作動によって前記外周が荷台部下面から離れると共に前記パレットを下降せしめることを特徴とするパレット搬送装置。
  2. 前記回転軸が搬送台車の進行方向に沿って延在すると共に、前記パレットの荷台部下面に搬送台車の走行方向と直交する方向に沿って前記偏心カムの外周が摺接及び嵌合可能な溝部が凹設されたことを特徴とする請求項1に記載のパレット搬送装置。
  3. 前記パレットの荷台部下面に、前記起立した偏心カムに当接して該偏心カムの起立位置を規制する係止部が突設されたことを特徴とする請求項1または2に記載のパレット搬送装置。
  4. 前記偏心カムの外周は、少なくとも前記荷台部下面と当接及び摺接する範囲が周方向に沿って円弧状に形成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のパレット搬送装置。
  5. 前記偏心カムは、前記各回転軸の両端部にそれぞれ配設されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のパレット搬送装置。
  6. 前記駆動手段は、伸縮するパワーシリンダのシリンダ本体が一方のステーの先端に連結され、シリンダロッドが他方のステーの先端に連結されたシリンダ機構であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のパレット搬送装置。
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