JP2005184567A - 送信装置及び受信装置及び通信システム及び通信用プログラム - Google Patents

送信装置及び受信装置及び通信システム及び通信用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、複数種類の信号の通信を行う際、リアルタイム性のある信号の通信に用いる通信路として、エラーレートの小さい通信媒体による通信路が選択される通信システムを提供することを目的とする。
【解決手段】 送信装置100と受信装置101aとの間において、主通信路として同期データを送受信するために有線通信媒体50aが使用されるとともに、副通信路として非同期データを送受信するために無線通信媒体51が使用されている。このとき、無線通信媒体51の通信路状況が有線通信媒体50aよりも良好となったとき、無線通信媒体51が主通信路として用いられるとともに有線通信媒体50aが副通信路として用いられるように、使用される通信路の切換が行われる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の異なる通信路による通信システム及び送信装置及び受信装置に関するもので、特に、複数種類の異なるデータを送受信する通信システム及び通信用プログラム及び送信装置及び受信装置に関する
近年、通信技術の発展により、軸ケーブルやツイストペア線や光ファイバを用いた有線通信システムに加えて、Bluetoothや無線LAN(Local Area Network)や赤外線通信やミリ波通信による無線通信システムが提供されている。この無線通信システムは、LAN構築時における煩雑さの解消や離れた位置に設置されたAVソースと再生装置との間の通信接続を行うことを目的として使用されている。又、有線通信システムにおいては、既存の電力線を用いた電力線通信システムが提案されている。
しかしながら、無線通信システムにおいては、その伝送距離が長くなると、マルチパスフェージングの影響を受けやすくSN比が悪化する。又、電力線通信システムにおいては、電力線より電力供給される家電製品からのノイズの影響を受けやすい。映像信号などのように高品質及びリアルタイム性が求められる同期データにおいては、これらのノイズの影響を受けた同期データを受信側が受信すると、再生された映像や音声が途切れる。よって、ノイズの影響を低減させるために、複数の通信路を用いた通信システムが提案されている。
このような通信システムの1つとして、放送や通信やパッケージなどの各種メディアから得られたデータが送信される下り回線と、装置を制御するコマンドデータが送信される上り回線とを備えた通信路により構築される家庭内AV−LANが提案されている(特許文献1参照)。この特許文献1の家庭内AV−LANにおいては、情報コンセントと表示部との間の通信路として下り回線及びの上り回線それぞれに無線LAN及びLANケーブルを用いるものや、メディアターミナルと表示部との間の通信路として下り回線及び上り回線それぞれにLANケーブル及び電力線を用いるものが、提案されている。
又、別の通信システムとして、映像信号を伝送するための主通信路を有指向性の通信媒体による高レートの通信路とするとともに、制御データを送受信するための副通信路を無指向性の通信媒体による低レートの通信路とする画像表示装置が提案されている(特許文献2参照)。この画像表示装置においては、送信側に受信側に表示された所定のテストパターンを受光する映像信号受光部が設けられ、この映像信号受信部の受信状態によって主通信路の指向性が判断され、送信側より受信側に対して、主通信路の指向性を調整するための制御データが副通信路を介して送信される。
特開平10−112724号公報 特開2003−163846号公報
特許文献1の家庭内AV−LANでは、利便性及び拡張性の高いシステムを構成することができるが、下り回線及び上り回線それぞれに使用される通信路が固定されているため、下り回線に用いる通信路においてエラーが頻発すると、下り回線により伝送される映像信号などのデータ情報に多くのノイズが含まれることとなる。結果的に、再生される映像及び音声に乱れが生じてしまうので、エラーの少ない通信路を下り回線を用いるように予め設定する必要がある。しかしながら、無線通信路のように、通信路に人や機器などの遮蔽物が通過するなどといった環境の変化により通信路の状態が変化することがある。よって、設定時においてはエラーの少ない良好な通信路であっても、使用途中にエラーが頻発し、受信端末となる表示部における受信状態が悪化することがある。
又、特許文献2の画像表示装置においても、指向性の調整可能な範囲においては、送信側と受信側の主通信路の指向性を調整することができるが、この主通信路に遮蔽物が存在するときのように指向性の調整不可能な場合は、主通信路を用いた通信が不可能となる。この主通信路については固定された通信媒体によるものであるため、特許文献1の家庭内AV−LANと同様、通信路に遮蔽物が通過したときなど、主通信路にエラーが頻発した場合には、受信側による受信状態が悪化する。
このような問題を鑑みて、本発明は、複数種類の信号の通信を行う際、リアルタイム性のある信号の通信に用いる通信路として、エラーレートの小さい通信媒体による通信路が選択される通信システム及び送信装置及び受信装置及び通信用プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の送信装置は、複数種類の通信媒体が通信路として使用可能であるとともに、2種類以上の複数種類のデータを受信装置との間で送受信する送信装置において、前記受信装置と通信接続された前記通信媒体それぞれの通信状況を常に判定する通信状況判定部と、前記通信路として使用する前記通信媒体が複数あるとき、前記通信媒体判定部で判定された当該複数の通信媒体それぞれの通信路状況に基づいて、その通信状況の良好な第1通信媒体を確認し、該第1通信媒体を前記複数種類のデータのうちの特定の第1データを送信する第1通信路に用いる通信媒体として切り換える通信路切換部と、を備えることを特徴とする。
このような送信装置において、同期データ及び非同期データなどの複数種類のデータを送受信するとき、通信を行う前記受信装置に対して複数の前記通信媒体を用いて複数の前記通信路が構築可能であるとき、前記第1通信媒体としてその通信状況が良好な前記通信媒体に切り換えて、前記第1通信路が常にその通信状況が良好な状態とすることができる。このとき、前記通信路切換部において、前記第1通信媒体が、前記第1データを送信するのに十分な空き帯域を備えることが確認される。
又、通信接続する前記受信装置との間の通信路が構築可能な通信媒体を格納する受信側通信路認識部を備え、前記通信状況判定部において、前記受信側通信路認識部より確認される前記受信装置との間の通信路が構築可能な前記通信媒体それぞれに対してその通信状況を判定して、前記通信路切換部において、前記通信状況判定部で判定された通信状況の判定結果より確認される前記第1通信媒体を前記第1通信路に用いるように通信媒体の切換動作を行うものとしても構わない。
このようにすることで、送信装置が接続可能な複数の前記受信装置それぞれに対して、前記各受信装置毎に前記通信路が構築可能な前記通信媒体を、前記受信側通信路認識部より確認することができる。
又、前記受信側通信路認識部より確認される前記受信装置との間の通信路が構築可能な前記通信媒体が複数であるとき、前記通信路切換部によって前記第1通信媒体以外の前記通信媒体による前記第1通信路以外の通信路を構築して、構築した該通信路により前記第1データ以外のデータを送信するものとし、又、前記受信側通信路認識部より確認される前記受信装置との間の通信路が構築可能な前記通信媒体が1つであるとき、前記通信路切換部によって前記受信側通信路認識部より確認される前記受信装置との間の通信路が構築可能な前記通信媒体を前記第1通信媒体とするとともに、該第1通信媒体によって構築する通信路により前記第1データを含む前記複数種類のデータを送信するものとする。
又、前記通信媒体切換部において、前記通信状況判定部の判定結果より、前記第1通信媒体の通信状況が悪化したことを確認するとともに、前記受信側通信路認識部より確認される前記受信装置との間の通信路が構築可能な前記通信媒体のうちの前記第1通信媒体以外の他の通信媒体の通信状況が良好であることを確認したとき、当該他の通信媒体を前記第1通信媒体として前記第1通信路に使用するように切り換えるものとしても構わない。
更に、前記通信媒体切換部において、前記第1通信媒体の前記受信装置における通信接続が切断されたことを確認するととともに、前記受信側通信路認識部より確認される前記受信装置との間の通信路が構築可能な前記通信媒体のうちの前記第1通信媒体以外の他の通信媒体を確認したとき、当該他の通信媒体から前記第1通信媒体を選択して前記第1通信路に使用するように切り換えるものとしても構わない。
又、無線通信媒体となる前記通信媒体の通信状況の前記通信状況判定部における判定結果に基づいて、該無線通信媒体による通信路によって送信される前記データの送信電力強度又は送信レートのうちの少なくとも一方を変化させることによって、前記通信路の通信状況を良好なものに制御するものとしても構わない。更に、前記通信媒体の通信状況の前記通信状況判定部における判定結果に基づいて、該通信媒体によって送信される前記データのデータ圧縮率を変化させることによって、前記通信路の通信状況を良好なものに制御するものとしても構わない。このとき、圧縮方式を切り換えることによって前記圧縮率を変化させるものとしても構わない。
又、前記第1データを送信するのに十分な空き帯域を備える前記通信媒体が存在しないことを前記通信媒体切換部において確認したとき、前記第1データの送信が不可能であることを前記受信装置に通知するものとしても構わない。
又、前記通信状況判定部が、前記通信媒体それぞれのエラーレート又は前記通信媒体それぞれを介して受信したときの受信電力強度の少なくとも一方を測定するものとしても構わない。更に、前記通信状況判定部が、前記受信装置による前記通信媒体それぞれの通信状況の判定結果を前記受信装置から受信して、前記通信媒体それぞれの通信状況の判定を行うものとしても構わない。このとき、前記受信装置において、前記通信媒体それぞれのエラーレート又は前記通信媒体それぞれを介して受信したときの受信電力強度の少なくとも一方を測定するものとしても構わない。又、エラーレートが前記受信装置からの受信確認信号や再送要求信号に基づいて測定されるものとしても構わない。
又、前記第1データが時系列的に送信する必要があるデータであり、リアルタイム伝送が必要な同期データであっても構わない。
更に、前記第1データの送信が終了したことを確認したとき、当該第1データの送信が終了した前記受信装置に対する前記第1通信媒体による前記第1通信路を開放するものとして、前記通信媒体の空き帯域を確保するものとしても構わない。このようにすることで、前記第1データの受信又は前記第1データの送信要求を行った前記受信装置が、前記第1データの通信のための前記第1通信媒体を優先的に使用することができる。
本発明の受信装置は、複数種類の通信媒体が通信路として使用可能であるとともに、2種類以上の複数種類のデータを受信する受信装置において、上述のいずれかの送信装置と通信接続を行うことを特徴とする。
又、本発明の受信装置は、複数種類の通信媒体が通信路として使用可能であるとともに、2種類以上の複数種類のデータを受信する受信装置において、前記送信装置と通信接続された前記通信媒体それぞれの通信状況を常に判定する通信状況判定部を備え、該通信状況判定部で判定した前記通信媒体の通信状況を前記送信装置に通知することを特徴とする。このとき、前記通信媒体それぞれのエラーレート又は前記通信媒体それぞれを介して受信したときの受信電力強度の少なくとも一方を測定するものとしても構わない。
又、上述の各受信装置において、前記送信装置との通信路が構築可能な前記通信媒体を認識する通信路認識部を備えるものとしても構わない。このとき、前記送信装置との通信路が構築可能な前記通信媒体を前記通信路認識部で認識すると、認識した通信路が構築可能な前記通信媒体を前記送信装置に通知することができる。
又、本発明の通信システムは、上述のいずれかの送信装置と上述のいずれかの受信装置によって構築される。
このような通信システムの通信用プログラムとして、本発明の通信用プログラムは、複数種類の通信媒体が通信路として使用可能であるとともに2種類以上の複数種類のデータの送受信が行われる通信システムにおける通信用プログラムにおいて、前記通信システムにおける通信路として構築可能な前記通信媒体それぞれの通信状況を判定する通信状況判定ステップと、該通信状況判定ステップにおける判定結果に基づいて、前記複数種類のデータのうちの特定の第1データを送信する第1通信路を構築する第1通信媒体として、前記通信状況判定ステップで通信状況が良好であると判定された通信媒体に切り換える通信路切換ステップと、備え、常に、通信状況が良好な通信媒体によって構築される前記第1通信路により前記第1データを送信することを特徴とする。
このとき、前記通信路切換ステップにおいて、前記第1通信媒体が前記第1データを送信するのに十分な空き帯域を備えることが確認されるものとしても構わない。又、前記通信路が構築可能な通信媒体を確認する通信路認識ステップを備えるものとしても構わない。又、前記通信路切換ステップにおいて、前記第1通信路として使用される前記第1通信媒体の通信状況が悪化したときに、前記第1通信路に使用する前記通信媒体の切換を行うものとしても構わない。
本発明によると、第1通信路として使用する第1通信媒体として、通信状況が良好な通信媒体を切り換えることができるため、第1通信路を通信状況が良好な通信媒体による通信路として常に確保することができる。よって、第1通信路を、リアルタイム伝送が必要な映像や音声などの同期データそ送信するための通信路としたとき、その通信状況を良好なものに通信媒体を切り換えて使用できることから、データにより再生される映像や音声に乱れや途切れが生じる割合を低減させることができる。又、受信装置の使用する通信路に応じて最適な通信路を選択することができるため、送信装置や受信装置の特性に応じて最適な制御を行うことができる。
更に、通信路を構成する通信媒体のエラーレートや受信電力に基づいて、通信状況を確認するとともに、確認した通信状況に応じて送信電力強度や送信レートや圧縮率を変化させることができる。よって、通信状況が良好なときは、圧縮率を低くするとともに送信レートを大きくし、又、送信電力強度を小さくして、データ量が多く低消費電力となるデータを送信することができる。又、通信状況が悪化したときは、圧縮率を高くするとともに送信レートを小さくし、又、送信電力強度を大きくして、データ再生時の途切れや乱れをできる限り低減することができる。
本発明の実施の形態について、図面を参照して以下に説明する。図1は、本実施形態における通信システムの構成例を示すブロック図である。図2は、図1の通信システムにおける送信装置の内部構成を示すブロック図である。尚、説明を簡単にするために、本実施形態の通信システムにおいて、送信装置及び受信装置間の通信を行う際の通信路を構成する通信媒体として、1種類の無線通信媒体と2種類の有線通信媒体が用いられるものとする。
図1の通信システムは、AVソース102から与えられるリアルタイム伝送が必要な映像や音声などの同期データを送信する送信装置100と、送信装置100から送信される同期データを受信する受信装置101a〜101fとによって構成される。又、AVソース102は、DVDやビデオーテープやCDやハードディスクなどの記録媒体から同期データを読み出す記録媒体再生装置や、デジタル放送や衛星放送や地上波放送などの同期データを含む放送信号を受信するチューナ装置などである。又、送信装置100は、インターネット104と接続され、ホームページ閲覧のためのデータを受信する。更に、受信装置101a〜101fが、受信した同期データをディスプレイやスピーカを備えた再生装置103a〜103fに送信することで、再生装置103a〜103fが同期データに基づいて映像及び音声を再生出力する。このとき、送信装置100及び受信装置101a〜101f間において双方向通信が行われて制御データなどの非同期データが送受信される。
このような通信システムにおいて、受信装置101a〜101cが有線通信媒体50aで送信装置100と通信接続され、又、受信装置101c〜101eが有線通信媒体50bで送信装置100と通信接続され、又、受信装置101a,101c,101e,101fが無線通信媒体51で送信装置100と通信接続される。尚、有線通信媒体50a,50bとして、同軸ケーブルやツイストペア線や光ファイバや電力線などのうちの異なる2種類の通信媒体が使用されるとともに、無線通信媒体51として、2.4GHz帯無線や5GHz帯無線や赤外線やミリ波帯無線などのうちの1種類の通信媒体が使用されるものとする。又、同期データの送受信に使用される通信路を主通信路とし、非同期データの送受信に使用される通信路を副通信路とする。
(送信装置)
この図1の通信システムにおける送信装置100について、図面を参照して以下に説明する。送信装置100は、図2に示すように、有線通信媒体50a,50b及び無線通信媒体51の通信路状況が確認される通信路状況判定部1と、通信路状況判定部1による判定結果に従って各受信装置101(受信装置101a〜101fに相当する)それぞれに使用する主通信路及び副通信路の切換を行う通信路切換部2と、AVソース102やインターネット104から受信するデータの種類を識別するデータ識別部3と、有線通信媒体50a,50bそれぞれによる同期データ又は非同期データの送受信を行う有線送受信部4a,4bと、無線通信媒体51による同期データ又は非同期データの送受信を行う無線送受信部4cと、有線送受信部4a,4bそれぞれの送受信動作の制御を行う有線制御部5a,5bと、無線送受信部4cの送受信動作の制御を行う無線制御部5cと、を備える。
このとき、有線送受信部4a,4b及び無線送受信部4cによって、AVデータなどの同期データやホームページなどの非同期データが送信されるとともに、AVソース102の動作を制御するための制御データや受信装置101により再送要求されるデータを示す再送要求データや有線通信媒体50a,50b及び無線通信媒体51それぞれによる通信路の状態を示す通信路データなどの非同期データが受信される。又、有線制御部5a,5b及び無線制御部5cは、通信路切換部2より与えられる受信装置101へ送信するデータに対して暗号化処理及び誤り訂正符号化処理及び誤り検出符号化処理などの符号化処理を施すとともに、有線送受信部4a,4b及び無線送受信部4cそれぞれから与えられる受信装置101より送信されたデータに対して暗号化解除処理及び誤り訂正処理及び誤り検出処理などの復号化処理を施す。
又、通信路状況判定部1は、図3に示すように、有線送受信部4a,4b及び無線送受信部4cで受信したデータそれぞれに対する有線制御部5a,5b及び無線制御部5cでの復号結果に基づいて有線通信媒体50a,50b及び無線通信媒体51それぞれのエラーレートを測定するエラーレート測定部11と、有線送受信部4a,4b及び無線送受信部4cにおける受信強度を測定する受信レベル測定部12と、受信装置101での有線通信媒体50a,50b及び無線通信媒体51それぞれのエラーレート及び受信電力強度に対する測定結果を確認する他局通信路測定結果確認部13と、を備える。
このような構成となる通信路状況判定部1では、エラーレート測定部11において、有線制御部5aにおいて有線送受信部4aで受信されたデータに対して誤り訂正処理又は誤り検出処理などの復号化処理結果に基づいて有線通信媒体50aのエラーレートが、有線制御部5bにおいて有線送受信部4bで受信されたデータに対して誤り訂正処理又は誤り検出処理などの復号化処理結果に基づいて有線通信媒体50bのエラーレートが、無線制御部5cにおいて無線送受信部4cで受信されたデータに対して誤り訂正処理又は誤り検出処理などの復号化処理結果に基づいて無線通信媒体51のエラーレートが、それぞれ測定される。
又、他局通信路測定結果確認部13は、受信装置101において送信装置100のエラーレート測定部11及び受信レベル測定部12と同様にして接続可能な有線通信媒体50a,50b及び無線通信媒体51に対して測定されたエラーレート及び受信電力強度を表す非同期データである通信路データが、有線制御部5a,5b及び無線制御部5cより与えられる。即ち、他局通信路測定結果確認部13では、有線通信媒体50aに対する通信路データが有線制御部5aより与えられると、受信装置101で測定された有線通信媒体50aのエラーレート及び受信電力強度が確認され、有線通信媒体50bに対する通信路データが有線制御部5bより与えられると、受信装置101で測定された有線通信媒体50bのエラーレート及び受信電力強度が確認され、無線通信媒体51に対する通信路データが無線制御部5cより与えられると、受信装置101で測定された無線通信媒体51のエラーレート及び受信電力強度が確認される。
又、通信路切換部2は、図4に示すように、送信又は再送すべきデータの確認を行う送信データ制御部21と、有線制御部5a,5b及び無線制御部5cで復号化されたデータが与えられてデータの選択を行う受信データ制御部22と、各受信装置101毎に主通信路及び副通信路として使用する通信媒体を設定する通信路管理部23と、各受信装置101の使用可能な通信路を認識して記憶する受信側通信路認識部24と、を備える。
このような構成となる通信路切換部2では、送信データ制御部21において、データ識別部3より与えられる同期データ及び非同期データそれぞれについて、いずれの受信装置101に送信するデータであるかヘッダ情報から確認するとともに、受信データ制御部22で確認された再送要求データによって、いずれの受信装置101から同期データ及び非同期データの再送要求が成されたかを確認する。そして、通信路管理部23で各受信装置101毎に設定された主通信路及び副通信路それぞれに、送信及び再送が確認された同期データ及び非同期データそれぞれを送信するように、設定された主通信路及び副通信路それぞれに応じた有線制御部5a,5b及び無線制御部5cに送出する。よって、例えば、通信路管理部23において無線通信媒体51を主通信路として使用するとともに有線通信媒体50aを副通信路として使用するように設定された受信装置に対する同期データ及び非同期データが送信データ制御部21で確認されると、同期データが無線制御部5cに与えられるとともに非同期データが有線制御部5aに与えられる。
又、受信データ制御部22において、有線制御部5a,5b及び無線制御部5cで復号化された非同期データより再送要求データを確認すると、確認した再送要求データを送信データ制御部21に与える。又、この受信データ制御部22において、有線制御部5a,5b及び無線制御部5cで復号化された非同期データよりAVソース102を制御するための制御データや閲覧するホームページのURL(Uniform Resource Locator)を示す制御データを確認したとき、AVソース102を制御するための制御データをAVソース102に送出し、又、URLを示す制御データをインターネット104に送信する。
更に、この受信データ制御部22において、有線制御部5a,5b及び無線制御部5cで復号化された非同期データより接続要求を行う制御データを確認したとき、この制御データのヘッダ情報より送信した受信装置101を確認することで、この制御データが送信された通信媒体を、受信装置101が使用する通信媒体として、受信装置通信路認識部24に格納する。
即ち、例えば、図1の受信装置101cのように有線通信媒体50a,50b及び無線通信媒体51が使用可能である場合、受信装置101cより有線通信媒体50a,50b及び無線通信媒体51それぞれを介して送信される接続要求のための制御データを含む非同期データを有線送受信部4a,4b及び無線送受信部4cで受信する。これらの非同期データが有線制御部5a,5b及び無線制御部5cで復号化されて受信データ制御部22に与えられると、受信装置101cが有線通信媒体50a,50b及び無線通信媒体51が使用可能であることを確認し、有線通信媒体50a,50b及び無線通信媒体51を使用可能な通信媒体として受信側通信路認識部24に格納する。
又、通信路管理部23では、受信側通信路認識部24において格納された各受信装置101毎の使用可能な通信媒体を確認する。又、この通信路管理部23において、通信路状況判定部1より与えられるエラーレート測定部11及び受信レベル測定部12それぞれで測定された有線通信媒体50a,50b及び無線通信媒体51それぞれのエラーレート及び受信電力強度と受信装置101で測定された有線通信媒体50a,50b及び無線通信媒体51それぞれのエラーレート及び受信電力強度とを確認する。又、現在の有線通信媒体50a,50b及び無線通信媒体51それぞれが使用する帯域の空き帯域幅を確認する。
そして、確認した各受信装置101毎の使用可能な通信媒体と有線通信媒体50a,50b及び無線通信媒体51それぞれのエラーレート及び受信電力強度及び空き帯域幅とに基づいて、各受信装置101毎に、主通信路及び副通信路それぞれに対して現在使用している通信媒体が最適であるか否かを判定する。この判定方法については、後述する。そして、判定結果により、各受信装置101毎に、主通信路及び副通信路それぞれに対して使用する通信媒体の選択を行うか、又は、送信電力強度の制御や無線物理レートの制御や同期データの圧縮率の制御を行う。
又、受信側通信路認識部24では、各受信装置101から送信される接続要求のための制御データによって受信データ制御部22で確認された使用可能な通信媒体を、各受信装置101毎に記憶する。即ち、図1のような通信システムが構築され、送信装置100が受信装置101a〜101fと通信接続されている場合、受信装置101aに対して有線通信媒体50aが、受信装置101bに対して有線通信媒体50aが、受信装置101cに対して有線通信媒体50a,50b及び無線通信媒体51が、受信装置101dに対して有線通信媒体50a,50bが、受信装置101eに対して有線通信媒体50b及び無線通信媒体51が、受信装置101fに対して無線通信媒体51が、それぞれ使用可能な通信媒体として受信側通信路認識部24に記憶される。
又、データ識別部3は、図5に示すように、インターネット104より受信したデータが同期データ又は非同期データのいずれであるか識別するデータ判定部31と、AVソース102より受信した同期データ及びデータ判定部31で確認された同期データを圧縮する圧縮部32と、通信路切換部2の通信路管理部23で設定された同期データの圧縮率が各受信装置毎に与えられて圧縮部32でのデータ圧縮動作時の圧縮率設定を行う圧縮率制御部33と、圧縮部32で圧縮符号化された同期データ及びデータ判定部31で確認された非同期データをパケット化するパケット生成部34と、パケット生成部34で生成されたパケットに対して同期データ及び非同期データを識別させるための属性を付加する属性付加部35と、属性付加部35で属性付加された同期データ及び非同期データとなるパケットを一時的に格納するバッファ36と、によって構成される。
このような構成となるデータ認識部3では、データ判定部31において、インターネット104より受信したデータのヘッダ情報より、受信したデータが同期データ又は非同期データのいずれであるかを確認し、同期データである場合は圧縮部32に送出し、又、非同期データである場合はパケット生成部34に送出する。
又、圧縮部32では、与えられた同期データの送信元となるAVソース102又はヘッダ情報に基づいて、いずれの受信装置101に送信する同期データであるか確認する。そして、確認された受信装置101に対して設定された圧縮率を圧縮率制御部33を通じて認識し、その圧縮率に応じた圧縮を施す。このとき、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)1、MPEG2、MPEG4、JPEG(Joint Photograph Experts Group)などの圧縮方式を変更して圧縮率変更を行う。又、この圧縮した同期データのヘッダ情報に、送信元がAVソース102である場合、その送信元となるAVソース102を表す情報を付加する。
又、パケット生成部34において、同期データ及び非同期データをパケット化する際、同期データに対してタイムスタンプを付加する。更に、属性付加部35では、パケット生成部34で生成されたパケットそれぞれに対して同期データであることを示す属性情報又は非同期データであることを示す属性情報を付加する。尚、パケット生成部34及び属性付加部35及びバッファ36それぞれでは、同期データ及び非同期データそれぞれに対してブロックが構成され、同期データ及び非同期データを別に処理する。
(受信装置)
次に、図1の通信システムにおける通信媒体のエラーレートや受信電力強度の測定可能な受信装置について、図面を参照して以下に説明する。尚、受信装置101cが通信媒体のエラーレートや受信電力強度の測定可能な受信装置であり、この受信装置101cを代表として以下に図面を参照して説明する。
受信装置101cは、図6に示すように、有線通信媒体50a,50b及び無線通信媒体51の通信路状況が確認される通信路状況判定部60と、有線通信媒体50a,50bそれぞれによる同期データ又は非同期データの送受信を行う有線送受信部61a,61bと、無線通信媒体51による同期データ又は非同期データの送受信を行う無線送受信部61cと、有線送受信部61a,61bそれぞれの送受信動作の制御を行う有線制御部62a,62bと、無線送受信部61cの送受信動作の制御を行う無線制御部62cと、有線制御部62a,62b及び無線制御部62cそれぞれから受信されたデータが同期データであるか非同期データであるか確認するデータ変換部63と、データ変換部63から与えられる同期データを一時的に格納するバッファ64aと、送信装置100に送信する非同期データを一時的に送信するバッファ64bと、バッファ64aより同期データを読み出してデータ伸長処理を施す伸長部65と、再生装置103や不図示のリモートコントローラなどから制御データとなる非同期データが与えられてパケット化してバッファ64bに送出するパケット生成部66と、を備える。
このとき、有線送受信部61a,61b及び無線送受信部61cによって、送信装置100から送信される同期データや非同期データが受信されるとともに、制御データや再送要求データや通信路データなどの非同期データが送信される。又、有線制御部62a,62b及び無線制御部62cは、送信装置100の有線制御部5a,5b及び無線制御部5cと同様、送信装置100へ送信するデータに対して暗号化処理及び誤り訂正符号化処理及び誤り検出符号化処理などの符号化処理を施すとともに、送信装置100より送信されたデータに対して暗号化解除処理及び誤り訂正処理及び誤り検出処理などの復号化処理を施す。
又、伸長部65は、再生時刻となったバッファ64a内に一時的に格納された同期データを、同期データに付加されたタイムスタンプを参照して確認すると、再生時刻となるタイムスタンプが付加された同期データをバッファ64aより読み出す。そして、バッファ64aより読み出して同期データを、この同期データに施された圧縮方式に対応したデータ伸長を施して、再生装置103cに送信する。又、パケット生成部66は、再生装置103c又は不図示のリモートコントロール又は不図示の入力部によって与えられる制御コードとなる非同期データをパケット化する。このようにパケット化される非同期データの各パケットには、送信元が受信装置101cであるとともに送信先が送信装置100であることを示す情報などのヘッダ情報が付加される。
又、通信路状況判定部60は、図7のように、有線送受信部61a,61b及び無線送受信部61cで受信したデータそれぞれに対する有線制御部62a,62b及び無線制御部62cでの復号結果に基づいて有線通信媒体50a,50b及び無線通信媒体51それぞれのエラーレートを測定するエラーレート測定部71と、有線送受信部61a,61b及び無線送受信部61cにおける受信電力強度を測定する受信レベル測定部72と、を備える。このエラーレート測定部71及び受信レベル測定部72はそれぞれ、送信装置100の通信路状況判定部1におけるエラーレート測定部11及び受信レベル測定部12(図3)と同様の動作を行う。
又、データ変換部63は、図8のように、送信するデータの確認を行う送信データ制御部81と、有線制御部5a,5b及び無線制御部5cで復号化されたデータが与えられてデータの識別を行う受信データ制御部82と、接続された通信媒体及び主通信路及び副通信路として使用する通信媒体の確認を行う通信路認識部83と、を備える。
このような構成となるデータ変換部63では、送信データ制御部81が、バッファ64bより読み出された制御データ、正常に受信できなかったデータの再送要求を行うために受信データ制御部82で生成された再送要求データ、及び、通信路状況判定部60で測定された有線通信媒体50a,50b及び無線通信媒体51のエラーレート及び受信電力強度を示す通信路データをそれぞれ、非同期データとして送出する。
又、受信データ制御部82において、有線制御部62a,62b及び無線制御部62cで復号化されたデータが与えられると、そのヘッダ情報に含まれる属性より同期データであるか非同期データであるか確認する。そして、確認したデータが同期データである場合は、この同期データをバッファ64aに送出し、確認したデータが非同期データである場合は、この非同期データを再生装置103に送出する。このとき、有線制御部62a,62b及び無線制御部62cにおける復号処理結果によりエラーなく正常に受信できたか否かが確認され、エラーが確認された場合、エラーが確認された同期データ及び非同期データの再送を要求するための再送要求データを生成し、送信データ制御部81に送出する。
更に、この受信データ制御部82において、有線制御部62a,62b及び無線制御部62cで復号化されたデータが同期データ又は非同期データのいずれであるかを確認することで、現在主通信路として使用される通信媒体及び副通信路として使用される通信媒体が確認される。そして、確認した主通信路として使用される通信媒体及び副通信路として使用される通信媒体を、通信路認識部83に通知する。又、主通信路及び副通信路が切り換えられたことを示す非同期データが送信装置100より送信される場合は、この非同期データを受信データ制御部82で確認することで、通信路切換後に主通信路として使用される通信媒体及び副通信路として使用される通信媒体を通信路認識部83に通知する。
又、通信路認識部83では、有線送受信部61a,61b及び無線送受信部61cそれぞれについて、通信路状況判定部60の受信レベル測定部72で測定された有線通信媒体50a,50b及び無線通信媒体51それぞれの受信電力強度に基づいて、有線通信媒体50a,50b及び無線通信媒体51が接続されているか否かが確認される。即ち、有線送受信部61a,61bについては、有線通信媒体50a,50bが物理的に接続されているか否かが確認され、無線送受信部61cについては、送信装置100が無線送受信部4cを備えて無線通信媒体51を介して通信接続可能であるか否かが確認される。
そして、このように接続が確認された通信媒体を送信装置100に通知するための制御データとなる同期データを生成して、送信データ制御部81に与える。この接続が確認された通信媒体を通知するための制御データとなる同期データは、受信装置101cに電源投入されたとき、又は、接続された通信媒体の変更が確認されたときに、生成されて送信装置100に送信される。又、接続が確認された通信媒体それぞれに対して、受信データ制御部82で確認された主通信路及び副通信路として用いられる通信媒体であることが記憶される。
尚、通信媒体のエラーレートや受信電力強度が測定可能でない場合、図6の構成から通信路状況判定部60が省かれた構成となるとともに、データ変換部63の通信路認識部83において、直接、接続された通信媒体が確認される。又、受信装置101b,101fのように接続される通信媒体が1種類の場合、主通信路及び副通信路の確認が受信データ制御部82及び通信路認識部83で行われない。又、上述では、受信装置101cを例に挙げて説明したので、有線送受信部61a,61b及び無線送受信部61cと有線制御部62a,62b及び無線制御部62cとを備えるが、受信装置101a,101b,10d〜101fにおいては、備える送受信部及び制御部が、接続される通信媒体に応じて、有線送受信部61a,61b及び無線送受信部61cと有線制御部62a,62b及び無線制御部62cとからそれぞれ選択される。
(データ通信時の各種動作)
このように構成される送信装置100及び受信装置101a〜101fそれぞれの間で行われるデータ通信時における各種動作について、図面を参照して以下に説明する。尚、以下の各動作は、受信装置101a〜101fそれぞれに対して行われる。
1.通信路登録動作
受信装置101a〜101fが電源投入されたとき、又は、新たに通信媒体が接続されたとき、受信装置101a〜101fの通信路認識部83において、接続された通信媒体が確認されて、この接続された通信媒体を通知するための制御データ(接続通信媒体通知データ)による非同期データが、接続された通信媒体それぞれから送信される。即ち、有線通信媒体50aと接続されたことが確認された受信装置101a〜101dから有線通信媒体50aを介して有線通信媒体50aと接続したことを示す接続通信媒体通知データとなる非同期データが、有線通信媒体50bと接続されたことが確認された受信装置101c〜101eから有線通信媒体50bを介して有線通信媒体50bと接続したことを示す接続通信媒体通知データとなる非同期データが、無線通信媒体51と接続されたことが確認された受信装置101a,101c,101e,101fから無線通信媒体51を介してと接続したことを示す接続通信媒体通知データとなる非同期データが、それぞれ送信される。
このように、受信装置101a〜101fから送信される接続通信媒体通知データとなる非同期データを受信する送信装置100の動作について、図9を参照して以下に説明する。受信装置101(受信装置101a〜101fに相当)からの接続通信媒体通知データとなる非同期データの受信を通信路切換部2の受信データ制御部22において確認すると(STEP1)、この非同期データのヘッダ情報より送信元となる受信装置101の確認を行う(STEP2)。そして、この非同期データを受信した送受信部4(有線送受信部4a,4b及び無線送受信部4cに相当)及び制御部5(有線制御部5a,5b及び無線制御部5cに相当)を確認することで、受信装置101が接続した通信媒体を確認する(STEP3)。
即ち、受信装置101a〜101dからの接続通信媒体通知データとなる非同期データを有線送受信部4a及び有線制御部5aにより受信すると、受信装置101a〜101dが有線通信媒体50aと接続されたことを確認し、又、受信装置101c〜101eからの接続通信媒体通知データとなる非同期データを有線送受信部4b及び有線制御部5bにより受信すると、受信装置101c〜101eが有線通信媒体50bと接続されたことを確認し、又、受信装置101a,101c,101e,101fからの接続通信媒体通知データとなる非同期データを無線送受信部4c及び無線制御部5cにより受信すると、受信装置101a,101c,101e,101fが無線通信媒体51と接続されたことを確認する。
このように、STEP2、STEP3において、電源投入又は新たに通信媒体が接続された受信装置101と、この受信装置101が接続されている通信媒体とを確認すると、STEP2で確認した受信装置101が使用可能な通信路として、STEP3で確認した通信媒体による通信路を通信路切換部2の受信側通信路認識部24内に登録する(STEP4)。
よって、例えば、受信装置101cが有線通信媒体50a及び無線通信媒体51と接続して電源投入された場合、送信装置100では、有線通信媒体50a及び無線通信媒体51を通じて送信される接続通信媒体通知データとなる非同期データを受信する。そして、受信側通信路認識部24内において、受信装置101cが使用可能な通信路として、有線通信媒体50a及び無線通信媒体51による通信路を登録する。その後、受信装置101cが新たに有線通信媒体50bと接続されると、送信装置100では、有線通信媒体50bを通じて送信される接続通信媒体通知データとなる非同期データを受信する。そして、受信側通信路認識部24内において、受信装置101cが使用可能な通信路として、有線通信媒体50bによる通信路を追加登録する。
そして、受信側通信路認識部24での登録が行われると、通信路切換部2の通信路管理部23において、副通信路の設定が既に行われているか否かが確認される(STEP5)。そして、副通信路の設定が行われていない場合(No)、受信側通信路認識部24に登録されている通信路が複数であるか否かが確認される(STEP6)。このとき、複数の通信路が登録されている場合(Yes)、通信路管理部23において、他の受信装置101に登録された主通信路及び副通信路を確認して、STEP3で接続が確認された通信媒体の使用可能な空き帯域幅を測定して、空き帯域幅の広い最適な通信媒体を選択する(STEP7)。尚、このように最適な通信媒体を選択する際、通信路状況判定部1で測定される各通信媒体のエラーレート及び受信電力強度などの通信路の状態をも考慮するものとしても構わない。
STEP6において受信側通信路認識部24に登録されている通信路が1つであるとき(No)、又は、STEP7において最適な通信路が確認されたとき、確認された通信路を副通信路として設定する(STEP8)。そして、副通信路に設定された通信路に使用される通信媒体を通知するための制御データ(通信路通知データ)を通信路管理部23で生成して、設定された副通信路となる通信媒体を介して非同期データとして受信装置101に送信する(STEP9)。よって、受信装置101は、この非同期データを受信すると、通信路通知データの内容を確認することで、副通信路として使用される通信媒体を認識する。又、STEP5で副通信路の設定が既に行われていることが確認されたとき(Yes)、又は、STEP9での通信路通知データの送信が行われたとき、動作を終了する。
尚、受信装置101が送信装置100と既に通信接続されて主通信路及び副通信路が設定されている場合は、副通信路となる通信媒体を介して接続通信媒体通知データとなる非同期データが送信されるものとしても構わない。このとき、接続通信媒体通知データが、接続された通信媒体を示す情報を備え、送信装置100が図9のSTEP3の動作時に、この接続通信媒体通知データの内容を確認することで、受信装置101が接続した通信媒体を確認する。
2.送信要求受信時の主通信路決定動作
上述のようにして、受信装置101a〜101fは、送信装置100と通信接続が成されるとともに、通信路として使用可能な通信媒体が登録された後、送信装置100に対して同期データの送信要求を行う。このとき、受信装置101(受信装置101a〜101fに相当)では、例えば、再生装置103の入力部又は受信装置101の不図示の入力部又はリモートコントローラなどが操作されることで、ユーザが送信装置100に対する送信要求指示が成される。この送信要求指示が確認されると、送信要求を行うための制御データ(送信要求データ)がパケット生成部66に与えられた後、非同期データとして、送信装置100より通知された副通信路とされる通信媒体を介して送信する。
このように、受信装置101から送信される送信要求データとなる非同期データを受信する送信装置100の動作について、図10を参照して以下に説明する。受信装置101からの送信要求データとなる非同期データの受信を通信路切換部2の受信データ制御部22において確認すると(STEP101)、この非同期データのヘッダ情報より送信元となる受信装置101の確認を行う(STEP102)。そして、確認した受信装置101に対して受信側通信路認識部24に登録された通信路を確認する(STEP103)。
このように受信装置101が接続されている通信媒体の確認が行われると、STEP103で確認された受信装置101が通信路として使用可能な通信媒体が複数であるか否かが確認される(STEP104)。そして、複数の通信媒体に接続されて通信路として使用可能であることが確認されると(Yes)、確認された通信路として使用される各通信媒体における使用可能な空き帯域幅が比較される(STEP105)。即ち、通信路管理部23において、他の受信装置101に登録された主通信路及び副通信路を確認して、STEP103で確認された通信媒体の使用可能な空き帯域幅を測定して、空き帯域幅の比較を行う。尚、このとき、通信路状況判定部1で測定される各通信媒体のエラーレート及び受信電力強度などの通信路の状態をも考慮するものとしても構わない。
そして、通信路管理部23において、STEP105で確認された各通信媒体の空き帯域幅より、その空き帯域幅が最も広くなる通信媒体による通信路を主通信路として設定した後(STEP106)、空き帯域幅が次に広くなる通信媒体による通信路を副通信路として設定する(STEP107)。即ち、例えば、受信装置101cが通信要求を行ったときに、有線通信媒体50a,50b及び無線通信媒体51が通信路として使用可能であることが受信側通信路認識部24において確認されると、有線通信媒体50a,50b及び無線通信媒体51の空き帯域幅が確認される。このとき、その空き帯域幅の関係が、有線通信媒体50a>無線通信媒体51>有線通信媒体50bとなる場合、通信路管理部23において、受信装置101cの主通信路を有線通信媒体50aによる通信路と設定するとともに、受信装置101cの副通信路を無線通信媒体51による通信路と設定する。
又、STEP104において、通信路として使用可能な通信媒体が1つのみであることが確認されたとき(No)、通信路管理部23において、確認した通信媒体を主通信路及び副通信路の両方に使用するように設定する(STEP108)。即ち、通信接続された受信装置101b,101fそれぞれが送信要求を行うとき、受信装置101bについては、有線通信媒体50aが主通信路及び副通信路として設定され、又、受信装置101fについては、無線通信媒体51が主通信路及び副通信路として設定される。又、例えば、有線通信媒体50bのみが通信接続された受信装置101cが送信要求が行ったときは、有線通信媒体50bが主通信路及び副通信路として設定される。
そして、STEP106及びSTEP107において主通信路及び副通信路それぞれに対して使用する通信媒体を設定したとき、又は、STEP108において主通信路及び副通信路の両方の通信路として使用する通信媒体を設定したとき、通信路管理部23において、主通信路として使用される通信媒体の空き帯域が同期データを送信するのに十分な広さの帯域であるか否かを確認する(STEP109)。このとき、主通信路として使用される通信媒体の空き帯域が十分に広いときは(Yes)、主通信路として設定された通信媒体と副通信路として設定された通信媒体を受信装置101に通知するための通信路通知データを送信する(STEP110)。このとき、通信路管理部23において通信路通知データを生成すると、非同期データとして副通信路として設定された通信媒体を介して受信装置101に送信すると、動作を終了する。
又、STEP109において、主通信路として使用される通信媒体の空き帯域が同期データを送信するのに十分な広さでない場合(No)、通信路管理部23において、主通信路として設定された通信媒体又は主通信路及び副通信路の両方として設定された通信媒体を副通信路に設定する(STEP111)。そして、通信路管理部23において、同期データの送信不可能であることを通知するための制御データ(拒否通知データ)を生成して、非同期データとしてSTEP110で設定した副通信路となる通信媒体を介して受信装置101に送信し(STEP112)、動作を終了する。
3.送信制御動作
上述のように、図10のフローチャートによる主通信路決定動作が行われ、STEP110において設定された主通信路及び副通信路を受信装置101に通知すると、送信装置100は、その受信装置101に対して同期データの送信動作を行う。このとき、受信装置101では、通信路通知データを受信したことを受信データ制御部82で確認すると、通信路認識部83において主通信路として使用される通信媒体と副通信路として使用される通信媒体を認識する。この送信装置100の送信制御動作について、図11を参照して以下に説明する。
まず、通信路切換部2の送信データ制御部21によって、データ識別部3のバッファ36に受信装置101に送信するデータが格納されているか否かが確認される(STEP201)。このとき、送信されるデータがバッファ36内に確認されたとき(Yes)、送信データ制御部21において、バッファ36よりデータを読み出した後(STEP202)、データのヘッダ情報より送信先となる受信装置101と属性とを確認する(STEP203)。そして、ヘッダ情報より確認された属性より、バッファ36より読み出したデータが同期データ及び非同期データのいずれであるかを確認する(STEP204)。
このとき、バッファ36より読み出したデータが同期データであることを確認すると(Yes)、送信データ制御部21は、通信路管理部23を参照することで、STEP203で確認した送信先となる受信装置101の主通信路として使用する通信媒体を確認する(STEP205)。そして、バッファ36より読み出した同期データを、確認した主通信路として使用する通信媒体を介して、STEP203で確認した送信先となる受信装置101に送信する(STEP206)。
又、バッファ36より読み出したデータが非同期データであることを確認すると(No)、送信データ制御部21は、通信路管理部23を参照することで、STEP203で確認した送信先となる受信装置101の副通信路として使用する通信媒体を確認する(STEP207)。そして、バッファ36より読み出した同期データを、確認した副通信路として使用する通信媒体を介して、STEP203で確認した送信先となる受信装置101に送信する(STEP208)。
STEP206及びSTEP208における同期データ及び非同期データの送信動作が行われると、STEP201に移行する。又、STEP201において、バッファ36に送信データがないことが確認されたとき、通信管理部23において、通信接続可能な受信装置101全ての主通信路が開放された状態であるか否かが確認される(STEP209)。このとき、少なくとも1つの受信装置101の主通信路が設定されているとき(Yes)、STEP201に移行する。又、全ての受信装置101の主通信路の設定が行われていない開放された状態である場合(No)、送信制御動作を終了する。
4.通信路切換動作
上述のようにして送信装置100が送信制御動作を行って、同期データ及び非同期データの受信装置101への送信動作を行っているとき、送信装置100では、受信装置101に接続された通信路の状態に応じて主通信路及び副通信路の設定を行う通信路切換動作が、同期データの送信を行っている各受信装置101に対して行われる。この通信路切換動作について、図12のフローチャートを参照して説明する。
まず、受信装置101が主通信路として利用していた通信媒体との通信接続を切断したことを示す制御データ(通信路切断通知データ)による非同期データを受信したか否かが確認される(STEP301)。通信路切断通知データとなる非同期データを受信データ制御部22で受信して、通信路管理部23において、受信装置101での主通信路となる通信媒体の切断を確認すると(Yes)、切断が確認された通信媒体の受信側通信路認識部24における切断が確認された受信装置101に対する登録を消去する(STEP302)。このとき、受信した非同期データのヘッダ情報より受信装置101を確認するとともに、通信路切断通知データより切断された通信媒体が確認される。
このとき、STEP302において切断された通信媒体の登録が消去されると、受信側通信路認識部24に登録されている通信媒体によって通信路の設定が可能か否かが確認される(STEP303)。そして、受信側通信路認識部24に登録されている通信媒体がなく、主通信路及び副通信路の設定が不可能となったとき(No)、動作を終了する。このとき、この受信装置101に対する送信動作を停止するとともに通信接続を切断する。よって、例えば、受信装置101bの有線通信媒体50aが切断されたときや、受信装置101fの無線通信媒体51が切断されたときには、通信路設定が不可能となるため、通信不可能となり、受信装置101b,101fに対する送信動作を終了する。
又、STEP303において、受信側通信路認識部24に登録されている通信媒体が少なくとも1つ存在し、通信路の設定が可能であるとき(Yes)、図10のフローチャートにおけるSTEP101〜108と同様の操作を行うことで、主通信路と副通信路の設定を行う(STEP304)。このとき、使用可能な通信路が1つとなっている場合、副通信路として使用している通信媒体を、主通信路及び副通信路の両方で使用するように、設定変更を行う。
このとき、例えば、有線通信媒体50aを主通信路とするとともに無線通信媒体51を副通信路としている受信装置101cより、有線通信媒体50aを切断したことを示す通信路切断通知データとなる非同期データが無線通信媒体51を介して送信されると、STEP302で、受信側通信路認識部24において、受信装置101cに対して登録されている有線通信媒体50aを消去する。そして、STEP304において、通信路管理部23によって、有線通信媒体50bが受信装置101cに接続されていることが確認されるとともに、無線通信媒体51の方が通信帯域が広いことが確認されると、無線通信媒体51が主通信路に設定されるとともに、有線通信媒体50bが副通信路に設定される。
又、例えば、有線通信媒体50bを主通信路とするとともに無線通信媒体51を副通信路としている受信装置101eより、有線通信媒体50bを切断したことを示す通信路切断通知データとなる非同期データが無線通信媒体51を介して送信されると、STEP302で、受信側通信路認識部24において、受信装置101eに対して登録されている有線通信媒体50bを消去する。そして、STEP304において、通信路管理部23が、無線通信媒体51を受信装置101eの主通信路及び副通信路の両方として使用するように設定する。受信装置101a,101c,101dについても、接続されている2つの通信媒体の内の一方が切断されたとき、同様の動作を行う。
そして、主通信路として設定した通信媒体の現在使用している帯域幅が、同期データの送信を行うのに十分に広い帯域幅であるか否かを確認する(STEP305)。このとき、使用可能な帯域幅が十分広い場合は(Yes)、主通信路として設定された通信媒体と副通信路として設定された通信媒体を受信装置101に通知するための通信路通知データを送信して(STEP306)、STEP301に移行する。又、使用可能な帯域幅が十分でないときは(No)、通信路管理部23において、主通信路として設定された通信媒体を副通信路に設定した後(STEP307)、拒否通知データを生成して、非同期データとして受信装置101に送信し(STEP308)、動作を終了する。このとき、この受信装置101に対する送信動作を停止するとともに通信接続を切断する。
又、STEP301において主通信路の切断が確認されなかったとき(No)、接続通信媒体通知データが受信装置101より送信されたか否かが確認される(STEP309)。このとき、接続通信媒体通知データの受信が確認されると(Yes)、図9のフローチャートにおけるSTEP2〜STEP4と同様の動作を行うことで、まず、受信側通信路認識部24において、確認された受信装置101に対して新たに接続された通信媒体を追加登録する(STEP310)。
そして、STEP309において接続通信媒体通知データの受信が確認されなかったとき(No)、又は、STEP310おいて新たに接続された通信媒体の追加登録が行われたとき、現在主通信路として設定されている通信媒体の状態が、前回確認したときと比べて悪化したか否かが確認される(STEP311)。即ち、通信路管理部23において、通信路状況判定部1のエラーレート測定部11及び受信レベル測定部12それぞれで測定された主通信路として使用される通信媒体のエラーレート及び受信電力強度、及び、通信路状況判定部1の他局通信路測定結果確認部13で確認された受信装置101で測定されたエラーレート及び受信電力強度が確認されて、主通信路として使用される通信媒体の通信状況が確認される。
そして、主通信路の通信路状態が悪化したことを通信路管理部23で確認すると(Yes)、主通信路として設定される通信媒体以外の通信媒体の空き帯域幅が同期データを送信するのに十分に広いか否かが確認される(STEP312)。このとき、他の通信媒体の空き帯域幅が十分に広いとき(Yes)、この通信媒体の通信路状態が、主通信路として使用されていた通信媒体の通信路状態よりも良好であるか否かが確認される(STEP313)。このときも、送信装置100及び受信装置101それぞれで測定されたエラーレート及び受信電力強度により、各通信媒体の通信路状態が確認される。そして、通信路状態が良好であることが確認されると(Yes)、STEP312で確認された通信媒体を主通信路として使用するとともに、主通信路としていた通信媒体を副通信路として使用するように、設定する(STEP314)。その後、STEP306に移行して、受信装置101に通信路通知データを送信する。
即ち、例えば、有線通信媒体50a,50b及び無線通信媒体51と受信装置101cが接続されているとともに、有線通信媒体50aを主通信路とするとともに無線通信媒体51を副通信路としているとき、通信状況判定部1で測定された有線通信媒体50aのエラーレート及び受信電力強度より、その通信路状態が悪化したことが通信路管理部23で確認される。このとき、通信路状態が悪化したことが確認されたとき、有線通信媒体50b及び無線通信媒体51のうちに空き帯域幅を確認し、同期データを送信するのに十分な帯域幅で有るか否かを確認する。
そして、無線通信媒体51の空き帯域幅のみが十分に広い場合、無線通信媒体51の通信状況が通信状況判定部1で測定されたエラーレート及び受信電力強度より確認され、有線通信媒体50aよりも良好であるか否かが確認される。このとき、無線通信媒体51の通信状況が有線通信媒体50aよりも良好であることが確認されると、無線通信媒体51を主通信路とするとともに、有線通信媒体50aを副通信路とする。
又、有線通信媒体50b及び無線通信媒体51の空き帯域幅がともに十分に広い場合、有線通信媒体50b及び無線通信媒体51の通信状況が通信状況判定部1で測定されたエラーレート及び受信電力強度より確認され、有線通信媒体50aよりも良好であるか否かが確認される。このとき、有線通信媒体50bの通信状況が有線通信媒体50aよりも良好であることが確認されると、有線通信媒体50bを主通信路とするとともに、有線通信媒体50aを副通信路とする。
又、STEP312において他の通信媒体の空き帯域幅が同期データの送信に対して十分でないとき(No)、又は、STEP313において通信路状態が良好な通信媒体が確認されなかったとき(No)、現在主通信路に設定されている通信媒体が無線通信媒体51であるか否かが通信路管理部23で確認する(STEP315)。そして、無線通信媒体51が主通信路に設定されているとき(Yes)、無線送受信部4cでの送信電力強度又は送信レートを変化させる(STEP316)。即ち、送信する同期データの送信電力強度を大きくするか、又は、同期データの送信レートを低くすることによって、無線通信媒体51の通信路状況を改善させる。
そして、STEP315において無線通信媒体51cが主通信路に設定されていないとき(No)、又は、STEP316において送信電力強度及び送信レートの制御が行われたとき、同期データの圧縮率を高くして、送信するデータ量を減じる制御動作が行われる(STEP317)。即ち、通信路管理部23より圧縮率制御部33に対して圧縮率を高くするための制御信号が与えられ、圧縮部22における圧縮率が高くなるように、圧縮方式及び圧縮率の切換制御が成される。又、STEP311において主通信路の通信媒体の通信状況の悪化が確認されなかったとき(No)、又は、STEP317において圧縮率の切換が行われたとき、STEP301に移行する。
このような通信路切換動作が行われているとき、主通信路の通信状況が良好である場合は、圧縮率を低くするとともに送信レートを大きくして、データ量の多い同期データを送信し、高画質な映像が再生されるようにする。このとき、更に送信電力強度を小さくして、主通信路を用いた送受信動作における消費電力を低減させる。又、主通信路の通信状況が悪化したときは、圧縮率を高くするとともに送信レートを小さくして、データ量の多い同期データを送信し、データ再生時の途切れや乱れをできる限り低減する。このとき、更に送信電力強度を大きくして、受信装置101での受信確率を高くすることで、データ再生時の途切れや乱れをできる限り低減させる。
5.通信路開放動作
上述のように主通信路及び副通信路が切り換えられて同期データ及び非同期データの送信動作が行われているときにおいて、同期データの送信が終了したときや受信装置101とのデータの送受信が所定時間以上行われなかったときに、この受信装置101への同期データの送信が終了したものとして主通信路の開放が行われる。この送信装置100による通信路の開放動作について、図13のフローチャートを参照して以下に説明する。この通信路の開放動作は、受信装置101a〜101fそれぞれに対して行われる。
このとき、まず、副通信路を通じて受信装置101からの非同期データを受信したか否かが受信データ制御部22で確認される(STEP401)。そして、非同期データの受信が確認されたとき(Yes)、同期データの送信終了を要求する制御データ(送信終了要求データ)であるか否かが受信データ制御部22で確認される(STEP402)。このとき、受信装置101より同期データの送信終了が要求されていることを確認すると(Yes)、受信装置101より受信した非同期データに、主通信路の設定の解除を示す制御データが含まれるか否かが確認される(STEP403)。
又、STEP401において、非同期データの受信が確認されなかったとき(No)、送信データ制御部21において、受信装置101への同期データの送信が終了したか否かが確認される(STEP404)。そして、このSTEP404において同期データの送信が終了したことを確認したとき(Yes)、又は、STEP403において受信装置101より主通信路の設定解除の要求がないとき(No)、同期データの送信動作が停止してから所定時間が経過したか否かが確認される(STEP405)。
又、STEP403において受信装置101によって主通信路の設定解除が要求されたとき(Yes)、又は、STEP405において同期データの送信動作が停止してから所定時間が経過したことを通信路管理部23で確認したとき(Yes)、この受信装置101が接続されている通信媒体の1つに対する主通信路の設定を通信管理部23において解除する(STEP406)。即ち、この受信装置101においては通信管理部23において副通信路の設定のみが行われる状態となる。
又、STEP402において送信終了要求データの受信が確認されなかったとき(No)、又は、STEP404においてバッファ34に送信する同期データが格納されていることが確認されるとき(No)、又は、STEP405において同期データの送信動作が停止してから所定時間が経過していないとき、STEP401に移行し、上述の動作が繰り返し行われる。
尚、本実施形態において、AVソースが送信装置と異なるものとするとともに、再生装置が受信装置と異なるものとしたが、送信装置がAVソースの機能を備えるものとしても構わないし、受信装置が再生装置の機能を備えるものとしても構わない。又、非同期データには、受信装置が正常に受信したことを示すACK信号が含まれるものとしても構わない。又、受信装置が再生装置に対して圧縮されたデータを伸長することなくそのまま出力するものとしても構わないし、圧縮されたデータを自機器内に格納するものとしても構わない。
更に、使用する通信媒体については、上述の例(図1)に限定されるものでなく、有線通信媒体及び無線通信媒体を併せて2種類以上の通信媒体が用いられるもので有ればよい。このとき、有線通信媒体のみを2種類以上使用されるものとしても構わないし、無線通信媒体のみを2種類以上使用されるものとしても構わないし、有線通信媒体及び無線通信媒体を混在して2種類以上使用されるものとしても構わない。
は、本実施形態における通信システムの構成を示すブロック図である。 は、図1の通信システムにおける送信装置の内部構成を示すブロック図である。 は、図2の送信装置における通信状況判定部の内部構成を示すブロック図である。 は、図2の送信装置における通信路切換部の内部構成を示すブロック図である。 は、図2の送信装置におけるデータ識別部の内部構成を示すブロック図である。 は、図1の通信システムにおける受信装置の1つの内部構成を示すブロック図である。 は、図6の受信装置における通信状況判定部の内部構成を示すブロック図である。 は、図6の受信装置におけるデータ変換部の内部構成を示すブロック図である。 は、送信装置の通信路登録動作を示すフローチャートである。 は、送信装置の主通信路決定動作を示すフローチャートである。 は、送信装置の送信制御動作を示すフローチャートである。 は、送信装置の通信路切換動作を示すフローチャートである。 は、送信装置の通信路開放動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 通信路状況判定部
2 通信路切換部
3 データ識別部
4a,4b 有線送受信部
4c 無線送受信部
5a,5b 有線制御部
5c 無線制御部
60 通信路状況判定部
50a,50b 有線通信媒体
51 無線通信媒体
61a,61b 有線送受信部
61c 無線送受信部
62a,62b 有線制御部
62c 無線制御部
63 データ変換部
64a,64b バッファ
65 伸長部
66 パケット生成部
100 送信装置
101a〜101f 受信装置

Claims (25)

  1. 複数種類の通信媒体が通信路として使用可能であるとともに、2種類以上の複数種類のデータを受信装置との間で送受信する送信装置において、
    前記受信装置と通信接続された前記通信媒体それぞれの通信状況を常に判定する通信状況判定部と、
    前記通信路として使用する前記通信媒体が複数あるとき、前記通信媒体判定部で判定された当該複数の通信媒体それぞれの通信路状況に基づいて、その通信状況の良好な第1通信媒体を確認し、該第1通信媒体を前記複数種類のデータのうちの特定の第1データを送信する第1通信路に用いる通信媒体として切り換える通信路切換部と、
    を備えることを特徴とする送信装置。
  2. 前記通信路切換部において、前記第1通信媒体が、前記第1データを送信するのに十分な空き帯域を備えることを確認することを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 通信接続する前記受信装置との間の通信路が構築可能な通信媒体を格納する受信側通信路認識部を備え、
    前記通信状況判定部において、前記受信側通信路認識部より確認される前記受信装置との間の通信路が構築可能な前記通信媒体それぞれに対してその通信状況を判定して、
    前記通信路切換部において、前記通信状況判定部で判定された通信状況の判定結果より確認される前記第1通信媒体を前記第1通信路に用いるように通信媒体の切換動作を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の送信装置。
  4. 前記受信側通信路認識部より確認される前記受信装置との間の通信路が構築可能な前記通信媒体が複数であるとき、
    前記通信路切換部によって前記第1通信媒体以外の前記通信媒体による前記第1通信路以外の通信路を構築して、構築した該通信路により前記第1データ以外のデータを送信することを特徴とする請求項3に記載の送信装置。
  5. 前記受信側通信路認識部より確認される前記受信装置との間の通信路が構築可能な前記通信媒体が1つであるとき、
    前記通信路切換部によって前記受信側通信路認識部より確認される前記受信装置との間の通信路が構築可能な前記通信媒体を前記第1通信媒体とするとともに、該第1通信媒体によって構築する通信路により前記第1データを含む前記複数種類のデータを送信することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の送信装置。
  6. 前記通信媒体切換部において、前記通信状況判定部の判定結果より、前記第1通信媒体の通信状況が悪化したことを確認するとともに、前記受信側通信路認識部より確認される前記受信装置との間の通信路が構築可能な前記通信媒体のうちの前記第1通信媒体以外の他の通信媒体の通信状況が良好であることを確認したとき、当該他の通信媒体を前記第1通信媒体として前記第1通信路に使用するように切り換えることを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれかに記載の送信装置。
  7. 前記通信媒体切換部において、前記第1通信媒体の前記受信装置における通信接続が切断されたことを確認するととともに、前記受信側通信路認識部より確認される前記受信装置との間の通信路が構築可能な前記通信媒体のうちの前記第1通信媒体以外の他の通信媒体を確認したとき、当該他の通信媒体から前記第1通信媒体を選択して前記第1通信路に使用するように切り換えることを特徴とする請求項3〜請求項6のいずれかに記載の送信装置。
  8. 無線通信媒体となる前記通信媒体の通信状況の前記通信状況判定部における判定結果に基づいて、該無線通信媒体による通信路によって送信される前記データの送信電力強度又は送信レートのうちの少なくとも一方を変化させることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の送信装置。
  9. 前記通信媒体の通信状況の前記通信状況判定部における判定結果に基づいて、該通信媒体によって送信される前記データのデータ圧縮率を変化させることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の送信装置。
  10. 前記第1データを送信するのに十分な空き帯域を備える前記通信媒体が存在しないことを前記通信媒体切換部において確認したとき、前記第1データの送信が不可能であることを前記受信装置に通知することを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の送信装置。
  11. 前記通信状況判定部が、前記通信媒体それぞれのエラーレートを測定することを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の送信装置。
  12. 前記通信状況判定部が、前記通信媒体それぞれを介して受信したときの受信電力強度を測定することを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載の送信装置。
  13. 前記通信状況判定部が、前記受信装置による前記通信媒体それぞれの通信状況の判定結果を前記受信装置から受信して、前記通信媒体それぞれの通信状況の判定を行うことを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれかに記載の送信装置。
  14. 前記第1データが時系列的に送信する必要があるデータであることを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれかに記載の送信装置。
  15. 前記第1データの送信が終了したことを確認したとき、当該第1データの送信が終了した前記受信装置に対する前記第1通信媒体による前記第1通信路を開放することを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれかに記載の送信装置。
  16. 複数種類の通信媒体が通信路として使用可能であるとともに、2種類以上の複数種類のデータを受信する受信装置において、
    請求項1〜請求項15のいずれかに記載の送信装置と通信接続を行うことを特徴とする受信装置。
  17. 複数種類の通信媒体が通信路として使用可能であるとともに、2種類以上の複数種類のデータを受信する受信装置において、
    請求項13に記載の送信装置と通信接続を行うとともに、
    前記送信装置と通信接続された前記通信媒体それぞれの通信状況を常に判定する通信状況判定部を備え、
    該通信状況判定部で判定した前記通信媒体の通信状況を前記送信装置に通知することを特徴とする受信装置。
  18. 前記通信状況判定部が、前記通信媒体それぞれのエラーレートを測定することを特徴とする請求項17に記載の受信装置。
  19. 前記通信状況判定部が、前記通信媒体それぞれを介して受信したときの受信電力強度を測定することを特徴とする請求項18に記載の受信装置。
  20. 前記送信装置との通信路が構築可能な前記通信媒体を認識する通信路認識部を備えることを特徴とする請求項16〜請求項19のいずれかに記載の受信装置。
  21. 請求項1〜請求項15のいずれかに記載の送信装置と、請求項16〜請求項20のいずれかに記載の受信装置とによって構成されることを特徴とする通信システム。
  22. 複数種類の通信媒体が通信路として使用可能であるとともに2種類以上の複数種類のデータの送受信が行われる通信システムにおける通信用プログラムにおいて、
    前記通信システムにおける通信路として構築可能な前記通信媒体それぞれの通信状況を判定する通信状況判定ステップと、
    該通信状況判定ステップにおける判定結果に基づいて、前記複数種類のデータのうちの特定の第1データを送信する第1通信路を構築する第1通信媒体として、前記通信状況判定ステップで通信状況が良好であると判定された通信媒体に切り換える通信路切換ステップと、
    備え、
    常に、通信状況が良好な通信媒体によって構築される前記第1通信路により前記第1データを送信することを特徴とする通信用プログラム。
  23. 前記通信路切換ステップにおいて、前記第1通信媒体が前記第1データを送信するのに十分な空き帯域を備えることが確認されることを特徴とする請求項22に記載の通信用プログラム。
  24. 前記通信路が構築可能な通信媒体を確認する通信路認識ステップを備えることを特徴とする請求項22又は請求項23に記載の通信用プログラム。
  25. 前記通信路切換ステップにおいて、前記第1通信路として使用される前記第1通信媒体の通信状況が悪化したときに、前記第1通信路に使用する前記通信媒体の切換を行うことを特徴とする請求項22〜請求項24のいずれかに記載の通信用プログラム。
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