JP2005183651A - 筐体および付加装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多様な装置が柔軟に収納され、その装置と密接な関係がある所望の付加装置の確実な着脱が達成される筐体を提供する。
【解決手段】電子装置51と並行して作動する付加装置14が嵌挿される一方の開口部の縁が折り返され、かつ内部にその電子装置51が収納される導電性の筒体13、11BPと、筒体13、11BPの内壁の内、一方の開口部の折り返された部位より内側の内壁に支持され、その筒体13、11BPの内部において電子装置51と付加装置14とがそれぞれ位置する2つの領域の境界に配置された補強部材11STとを備えて構成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、内部に所望の装置が収納され、その装置と連係し、あるいは並行して作動する付加装置が側部に取り付けられる筐体と、その付加装置とに関する。
近年、データ通信網を構成するルータやサーバのように、多様な運用者によって適宜保守あるいは増設が行われる多くの装置は、共通のサイトや局舎(単一のラックであってもよい。)におけるこれらの装置の混載が可能である「EIA規格やJIS規格に適合した筐体」に収納され、あるいは取り付けられている。
図10は、従来の筐体の構成例を示す図(1)である。
図11は、従来の筐体の構成例を示す図(2)である。
従来の筐体は、図10および図11に示すように、下記の要素から構成される。
・ 「金属(アルミニューム等)製の筒体52」 一方の開口部の縁部において一定の幅(ここでは、その開口部が閉塞されない程度に小さいと仮定する。)の折代がその筒体の軸の方向に直角に折り曲げられ、かつ中空部に所望の装置(ルータ等)を構成する部品が取り付けられたプリント板51が取り付けられると共に、断面の形状が長方形である。
・ 「前カバー53」 プリント板51上に形成された電子回路(後述する接栓座51R-1、51R-2を含む。)に接続され、その電子回路のマンマシンインタフェースおよび外部との接続に供される電子部品が取り付けられると共に、上述した筒体52の他方の開口部に嵌合し(あるいは締結され)、かつこの電子回路で発生した電磁気雑音が外部に放射されることを回避可能であって、その外部に対する通気路に相当するスリット等が予め形成される。
・ 「化粧枠56」 後述する2つの電源ユニット54-1、54-2(電源ユニット54-2については、筒体52の内部の図示を明確とするために、図10における図示を省略する。)が上述した一方の開口部に隣接して取り付けられた状態で、これらの電源ユニット54-1、54-2の一部がそれぞれ収納される直方体状の金属性の箱体からなる筐体55-1、55-2(ここでは、幅wが上述した一方の開口部の幅W(<19インチ)の半分(=W/2)であり、かつ厚みtがその一方の開口部の厚みTに等しいと仮定する。)と、既述の筒体52との双方に被装可能な略「コ」の字状の断面形状を有する。
また、上述した筐体55-1は、下記の通りに形成される。
・ 筒体52の一方の開口部において既述の折代に寸法および形状が等しい折代が開口部に確保され、この開口部が狭められる方向にその折代が直角に折り曲げられる。
・ 筐体55-1の底部は、着脱可能な金属製の板状体55B-1として構成される。
・ その板状体55B-1の所定の箇所には、2つの通気孔57-11、57-12と、外部から自在に回転が可能な2つの化粧ビス58-11、58-12が取り付けられ、これらの通気孔57-11、57-12の内側にファン59-11、59-12が取り付けられる。
・ 筐体55-1の開口部と筒体52の一方の開口部とにおいてそれぞれ既述の通りに直角に折り曲げられた折代には、両者のネジ止めに供される所定の数のネジに個別に螺合するネジ孔が形成される。
さらに、電源ユニット54-1は、下記の要素から構成される。
・ 「プリント板61」一端が既述の板状体55B-1に取り付けられ、かつ接栓座51R-1に適合する接栓60P-1が他端に配置される。
・ 「電源回路62-1」 そのプリント板61-1上に形成され、上述した接栓60P-1および接栓座51R-1を介してプリント板51に配置された回路に電力を供給し、かつファン59-11、59-12を駆動する。
なお、電源ユニット54-2および筐体55-2の構成については、それぞれ電源ユニット54-1および筐体55-1の構成と同じであるので、ここでは、その説明および図示を省略し、以下では、対応する符号に第一の添え番号として「1」に代わる「2」を付加することによって表記する。
このような構成の筐体が適用された装置は、下記の手順に基づいて組み立てられる。
(1) 組み立てが完了したプリント板51が筒体52の中空部内に取り付けられる。
(2) その筒体52の他方の開口部に、前カバー53が取り付けられる。
(3) 組み立てが完了した電源ユニット54-1、54-2に対する化粧ビス58-11、58-12、58-21、58-22の螺合が解除され、かつ筐体55-1、55-2の底部から板状体55B-1、55B-2が取り外される。なお、この過程であっても、ファン59-11、59-12に対する電力の供給路は、電源回路62-1、62-2にそれぞれ接続されたリード線を介して維持されると仮定する。
(4) 筐体55-1、55-2の底部(上記の板状体55B-1、55B-2が取り外されることによって形成された孔)側から、筒体52の一方の開口部に対する筐体55-1、55-2の開口部の螺合に供されるネジのねじ込みが行われる。
(5) 上記(3) と反対の作業によって、筐体55-1、55-2の底部が板状体55B-1、55B-2によって閉塞される。
(6) 筐体55-1、55-2および筒体52の底面以外の外壁に対して化粧枠56が被装される。
なお、本発明と同様に筐体の剛性が高められ、あるいは高く維持される先行技術には、例えば、下記の特許文献1がある。
特開2001−148578号公報
ところで、上述した従来例では、プリント板51上に配置された電子回路で発生した電磁気雑音が筐体の外部に放射されることが回避されるためには、筒体52と筐体55-1、55-2との間の電気的な接続が既述のネジを介する螺合によって確実に維持され、あるいは図12の(1) に示すように、これらの筒体52と筐体55-1、55-2との間に導電性のバネ71等を介して同様の電気的な接続が密接かつ安定に維持されなければならなかった。
また、このようなバネ71が適用された場合には、そのバネ71によって筒体52および筐体55-1、55-2の開口部に強い圧力が加えられるにもかかわらず、一般に、これらの筒体52と筐体55-1、55-2とが薄く、かつ軽量の金属で形成されることが望ましいために、図12の(2) に示すように、少なくとも筒体52の該当する開口部近傍に、その圧力に応じた形状の変形を防止する補強部材72が取り付けられなければならなかった。
しかし、筒体52の中空部内の内、既述のプリント板51を含む所望の部品が配置可能な空間の体積は、その筒体52の一方の開口部にある折代によって狭められ、さらに、このような折代がない場合であっても、上記の補強部材72およびバネ71によって狭められるために、所望の高密度実装や軽量化が妨げられる可能性が高かった。
さらに、従来例では、プリント板51上に形成された電子回路で発生する数メガヘルツないし数ギガヘルツに亘る高い周波数帯の電磁気雑音と、電源回路62-1、62-2においてスイッチングに基づく電圧変換の過程で発生する数百キロヘルツ以下の帯域の電磁気雑音との何れについても、外部に対する放射の抑圧は、筒体52と筐体55-1、55-2との間における電気的に密な結合の下で実現されていた。
したがって、例えば、電源ユニット54-2が交換のために取り外され、あるいはその電源ユニット54-2が実装されることなく、電源ユニット54-1のみによって行われる電力の供給と強制空冷との下で運転される場合には、電源ユニット54-2が実装されない状態であっても、上記の高い周波数帯の電磁気雑音が放射されることの回避を可能とする高価なシールドが施されなければならなかった。
また、従来例では、電源ユニット54-1、54-2の何れか一方が実装されず、あるいはこれらの電源ユニット54-1、54-2の一方に組み込まれた何れかのファンが故障した状態では、電子回路の放熱の効率が低下する。
したがって、電子回路に対する電力の供給が継続して行われても、その電子回路の動作温度が補償されるためには、ファン59-11、59-12、59-12、59-22の性能または回転数には、十分な余裕度が確保されなければならなかった。
なお、一般に、個々の装置の筐体にプラグイン可能な電源ユニットにファンが組み込まれるとは限らない場合には、ラックに収納される装置の数が多く、かつこれらの装置の本体が個別に実装される筐体の厚みTが小さいほど、多数の電源ユニットやファンが密度高く実装され、しかも、個々のファンが介在する吸気路や排気路の方向は共通となり難い。
しかし、このような場合には、共通のラックに収納される各装置の筐体のサイズは、吸気口や排気口の方向の不揃いに対する是正や適応を目的としてそのラック内に複雑な通気路が確保されなければならないために、無用に増加する可能性が高かった。
本発明は、コストが大幅に増加し、あるいは構成が複雑化することなく、多様な装置の柔軟な収納が可能であり、かつその装置と密接な関係がある所望の付加装置の確実な着脱が達成される筐体およびその付加装置を提供することを目的とする。
本発明にかかわる第一の筐体では、導電性の筒体の内部に電子装置が収納され、この筒体の一方の開口部の縁は折り返される。さらに、このような一方の開口部には、上述した電子装置と並行して作動する付加装置が嵌挿される。補強部材は、この筒体の内壁の内、一方の開口部の折り返された部位より内側の内壁に支持され、その筒体の内部において電子装置と付加装置とがそれぞれ位置する2つの領域の境界に配置される。
すなわち、筒体の一方の開口部には、嵌挿された付加装置の筐体によって外側の方向に力が加えられるが、その一方の開口部の縁が既述の通りに折り返されることによって剛性が高められ、この一方の開口部の折返された部位の近傍を含む内壁の物理的な強度も補強部材によって高められる。
したがって、筒体の厚みあるいは硬度が小さい場合であっても、上述した付加装置の筐体によって一方の開口部およびその近傍に物理的に作用する曲げに抗する反力が確保され、かつこのような付加装置の着脱が安定に、かつ確度高く達成される。
本発明にかかわる第二の筐体では、導電性の筒体の内部に電子装置が収納され、この筒体の一方の開口部の縁は折り返される。さらに、このような一方の開口部には、上述した電子装置と並行して作動する複数の付加装置が嵌挿される。補強部材は、この筒体の内壁の内、一方の開口部の折り返された部位より内側の内壁に支持され、その筒体の内部において電子装置と複数の付加装置の集合とがそれぞれ位置する2つの領域の境界に配置される。
すなわち、筒体の一方の開口部には、嵌挿された複数の付加装置の筐体によって外側の方向に力が加えられるが、その一方の開口部の縁が既述の通りに折り返されることによって剛性が高められ、この一方の開口部の折返された部位の近傍を含む内壁の物理的な強度も補強部材によって高められる。
したがって、筒体の厚みあるいは硬度が小さい場合であっても、上述した複数の付加装置の筐体によって一方の開口部およびその近傍に物理的に作用する曲げに抗する反力が確保され、かつこれらの付加装置の着脱が安定に、かつ確度高く達成される。
本発明にかかわる第三の筐体では、複数の付加装置は、電子装置の強制空冷に供されるファンを個別に有する。仕切り部材は、これらの付加装置が嵌挿される領域毎に既述の一方の開口部を仕切り、これらの領域の間に強制空冷の経路の迂回路を形成する。
すなわち、「筒体の一方の開口部に並行して嵌挿される個々の装置の形状や寸法に適合した複数の開口部」にその一方の開口部が区分されるにもかかわらず、上述した複数の装置に個別に備えられたファンの内、正常に作動するファンによる強制空冷の負荷の分散が仕切り部材を介して実現される。
したがって、個々の付加装置の形状および寸法だけではなく、これらの付加装置の系構成や状態に対する柔軟な適応が図られ、かつ上述した強制空冷の効率が急激に低下し、あるいは著しく低下することの回避が可能となる。
本発明にかかわる第四の筐体では、制御手段は、複数の装置に個別に備えられたファンの有無または稼働状況に基づいてこれらのファンの回転数を増減し、強制空冷の効率を規定の範囲に維持する。
すなわち、上述した複数の装置の内、実装されていない装置に備えられたファンと、実装された装置に備えられても正常に作動していないファンとによって負担されるべき強制空冷の負荷の全てまたは一部は、実装された装置に備えられ、かつ正常に作動しているファンによって補われる。
したがって、これらの複数の装置に個別に備えられるファンの性能が無用に高く設定され、あるいはこれらのファンの駆動に無用に多くの電力が消費されることなく、強制空冷の効率が高く維持される。
本発明にかかわる第五の筐体では、筒体は補強部材を支承する蓋部材を有し、その蓋部材は既述の一方の開口部の縁の一部または全てを縁部として有し、かつ上述した2つの領域の開閉に供される。
すなわち、上述した蓋部材が取り外された状態では、このような蓋部材が備えられない場合に比べて、既述の電子装置や付加装置にかかわる着脱、調整、点検その他の作業が容易に実現される。
したがって、保守や運用にかかわる効率化および利便性の向上が図られ、かつ総合的な信頼性が高められる。
本発明にかかわる第六の筐体では、蓋部材に近接する補強部材の特定の縁部は、その蓋部材に平行となる形状を有する。蓋部材は、特定の縁部を挟持する。
すなわち、「筒体の一方の開口部に対する安定であって、確実な付加装置の装着」のためにその一方の開口部に確保されるべき剛性および物理的な強度は、その筒体の内部に大きな部材が取り付けられることなく安価に確保される。
したがって、従来例に比べて、筒体の内部に収納される電子装置と、その筒体の一方の開口部に装着される付加装置との体積の上限値が拡大され、あるいは本発明にかかわる筐体のサイズの低減や形状の自由度が高められる。
本発明にかかわる第七の筐体では、補強部材は、電子装置から既述の一方の開口部に至るその電子装置の放熱と、この一方の開口部側に対するこの電子装置で発生した電磁気雑音の放射の抑圧とを実現する穴を有する。
すなわち、補強部材は、電子装置の放熱を妨げることなく、その電子装置で発生した電磁気雑音の放射を抑圧する遮蔽部材として作用する。
したがって、上述した一方の開口部に付加装置が嵌挿されていない場合であっても、電子装置による電磁気妨害が抑制され、あるいは緩和される。
本発明にかかわる第一の付加装置では、第二の導電性の筐体は、『「電子装置が収納される第一の導電性の筐体」に備えられ、かつ「縁が折り返された開口部」に嵌挿する第一の開口部』を有する。さらに、その第二の導電性の筐体には、電子装置と並行して作動する回路が収納される。
すなわち、このような回路が収納される導電性の筐体の第一の開口部は、「上述した縁が折り返され、かつ電子装置が収納される導電性の筐体の開口部」に対する嵌挿が可能な素材、形状および寸法で形成される。
したがって、電子装置が収納される筐体の開口部の剛性がその開口部の縁の折り返しによって増強されない場合に比べて、上述した嵌挿は、構成が複雑化することなく、安価に大きな圧力で密接に達成される。
本発明にかかわる第二の付加装置では、回路は、電子装置に電力を供給する。
すなわち、電子装置に電力を供給する電源は、その電子装置が収納される第一の筐体の開口部に嵌挿される他の筐体に収納された付加装置として構成される。
したがって、このような電源が電子装置に一体に組み込まれる場合に比べて、その電子装置の負荷の相違や増減に応じた電源の交換だけではなく、これらの電源と電子装置との構成の柔軟な標準化が可能となる。
本発明にかかわる第三の付加装置では、上記の第二の付加装置において、ファンは、第一の開口部を介する電子装置の強制空冷に供される。
すなわち、「電子装置が収納される筐体の開口部に嵌挿される他の筐体」に収納された付加装置には、その電子装置に電力を供給する回路に併せて、この電子装置の強制空冷に供されるファンが含まれる。
したがって、上述した他の筐体に収納されるべき付加装置の種類および数の削減が図られ、かつ既述の強制空冷の過程で行われる排気または吸気の方向の共通化や併合が容易に達成される。
本発明にかかわる第四の付加装置では、上記の第三の付加装置において、第二の導電性の筐体は、付加装置に隣接して配置された他の付加装置との間に、強制空冷の過程における通気の迂回路となる第二の開口部を有する。
すなわち、『「本発明にかかわる付加装置に併せて上述した他の付加装置」が隣接して配置され、かつ「これらの付加装置に備えられたファンの内、何れか一方」が故障し、あるいは停止した場合』には、上述した強制空冷の負荷の全てまたは一部は、正常に作動する他方のファンによって既述の第二の開口部を介して補われる。
したがって、個々の付加装置の形状および寸法だけではなく、これらの付加装置の系構成や状態に対する柔軟な適応が図られ、かつ上述した強制空冷の効率の急激な低下あるいは著しい低下の回避が可能となる。
本発明にかかわる第五の付加装置では、上記の第四の付加装置において、制御手段は、『第一の筐体の開口部に個別に嵌挿され、かつ本発明にかかわる特定の付加装置と他の付加装置とに備えられたファン』の稼働状況に基づいて、その特定の付加装置に備えられたファンの回転数を増減し、強制空冷の効率を既定の範囲に維持する。
すなわち、上述した付加装置の内、実装されていない付加装置に備えられたファンと、実装された装置に備えられても正常に作動していないファンとによって負担されるべき強制空冷の負荷の全てまたは一部は、実装された装置に備えられ、かつ正常に作動しているファンによって補われる。
したがって、これらの複数の付加装置に個別に備えられるファンの性能が無用に高く設定され、あるいはこれらのファンの駆動に無用に多くの電力が消費されることなく、強制空冷の効率が高く維持される。
本発明にかかわる第一および第二の筐体では、筒体の厚みあるいは硬度が小さい場合であっても、付加装置の筐体によってその筒体の一方の開口部およびこの近傍に物理的に作用する曲げに抗する反力が確保され、このような付加装置の着脱が安定に、かつ確度高く達成される。
本発明にかかわる第三の筐体と本発明にかかわる第四の付加装置とでは、個々の付加装置の形状および寸法だけではなく、これらの付加装置の系構成や状態に対する柔軟な適応が図られ、かつ筒体に収納された電子装置の強制空冷の効率が急激に低下し、あるいは著しく低下することの回避が可能となる。
本発明にかかわる第四の筐体と本発明にかかわる第五の付加装置とでは、個々の付加装置に個別に備えられるファンの性能が無用に高く設定され、あるいはこれらのファンの駆動に無用に多くの電力が消費されることなく、既述の強制空冷の効率が高く維持される。
本発明にかかわる第五の筐体では、保守や運用にかかわる効率化および利便性の向上が図られ、かつ総合的な信頼性が高められる。
本発明にかかわる第六の筐体では、従来例に比べて、筒体の内部に収納される電子装置と、その筒体の一方の開口部に装着される付加装置との体積の上限値が拡大され、あるいは本発明にかかわる筐体のサイズの低減や形状の自由度が高められる。
本発明にかかわる第七の筐体では、筒体の一方の開口部に付加装置が嵌挿されていない場合であっても、この筒体に収納された電子装置による電磁気妨害が抑制され、あるいは緩和される。
本発明にかかわる第一の付加装置では、電子装置が収納される筐体の開口部の剛性がその開口部の縁の折り返しによって強化されない場合に比べて、この開口部に対する付加装置の筐体の嵌挿は、構成が複雑化することなく、安価に大きな圧力で密接に達成される。
本発明にかかわる第二の付加装置では、電子装置の負荷の相違や増減に応じた電源の交換だけではなく、これらの電源と電子装置との構成の柔軟な標準化が可能となる。
本発明にかかわる第三の付加装置では、電子装置の強制空冷の過程で行われる排気または吸気の方向の共通化や併合が容易に達成される。
したがって、これらの発明が適用された装置やシステムでは、「コストの増加と構成の複雑化とに併せて、熱設計にかかわる制約の増加」を伴うことなく、軽量化、小型化および高密度実装と、多様な系構成に対する柔軟な適応とが可能となる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の第一ないし第三の実施形態の組み立て図である。
図2は、本発明の第一ないし第三の実施形態の要部の断面図である。
図3は、本発明の第一ないし第三の実施形態にかかわる筐体から上カバーが取り外された状態を示す図である。
図4は、本発明の第一ないし第三の実施形態にかかわる筐体の開閉の過程を示す図である。
図5は、本発明の第一ないし第三の実施形態において電源ユニットが装着される過程を示す図である。
本発明の第一ないし第三の実施形態にかかわる筐体は、図1ないし図5に示すように、基体11、前カバー12および上カバー13から構成され、これらの基体11、前カバー12および上カバー13の基本的な構成は下記の通りである。
基体11は、下記の要素から構成される。
・「底板11BP」 既述のプリント板51の固定に供されるネジ孔が予め形成された長方形の金属板として構成され、その金属板の一方の短辺に、この短辺の中央に対して対称に2つの長方形の切り欠き部11N-R、11N-Lが形成されると共に、このプリント板51上に配置された電子回路の接地に供される。
・「一対のサイドフレーム11SF-R、11SF-L」 略「コ」の字状の金属板として構成され、上記の底板11BPの2つの長辺に個別に接合される。
・「仕切り部材11P-R、11P-C、11P-L」 底板11BPの一方の短辺の内、上述した切り欠き部11N-R、11N-Lに該当しない3つの凸部の上に、これらの凸部の頂部に一端が揃えられ、その底板11BPの長辺に平行に個別に突設され、さらに、長さがプリント板51との間に所定の長さの間隙が確保される共通の値であると共に、後述する第一のスリットが格子状に形成された直方体状の金属または金属片として構成される。
・「補強枠11ST」 一端が底板11BPに接合され(図2の(1))、かつ仕切り部材11P-R、11P-C、11P-Lの他端の全域と、「これらの他端にそれぞれ連なる仕切り部材11P-R、11P-C、11P-Lの頂部の内、所定の長さの領域」とを含む略「L」字状(図2の(2))の面に被装可能に金属板が成型され、さらに、後述する第二のスリットが格子状に形成されると共に、これらの仕切り部材11P-R、11P-C、11P-Lにネジ止め等により固定される。
なお、以下では、プリント板51には、既述の回路に併せて、後述するコネクタ11J-R、11J-Lが配置されると仮定する。
前カバー12は、下記の通りに構成される。
・ プリント板51上に配置された部品の内、前カバー12を介するマンマシンインタフェースに供される部品による電磁気雑音の放射が抑制される形状および寸法に成型された導電性の部材として構成される。
・ 底板11BPの他方の短辺と、「サイドフレーム11SF-R、11SF-Lの縁部の内、この短辺に連なり、あるいは直近の縁部」とに嵌合する溝に併せて、後述する吸気口を有する。
上カバー13は、金属板が下記の通りに加工されることによって構成される。
・ サイドフレーム11SF-R、11SF-Lの外側壁に沿って摺動可能であり、これらのサイドフレーム11SF-R、11SF-Lにネジ止め可能な一対の側壁13SW-R、13SW-Lが形成される。
・ 仕切り部材11P-R、11P-Lの一端に対する当接とネジ止めとが可能であって上記の側壁13SW-R、13SW-Lにそれぞれ結合された折曲部13B-R、13B-Lが形成される。
・ 仕切り部材11P-Cの一端に対する当接とネジ止めとが可能であると共に、上カバー13の頂部の方向に既述の切り欠き部11N-R、11N-Lが拡張された切り欠き部13N-R,13N-L と、これらの切り欠き部13N-R,13N-L の境界に位置する折曲部13B-C とが形成される。
・ 略「コ」の字状の断面形状を有し、かつ底板11BPおよびサイドフレーム11SF-R、11SF-Lと共に前カバー12に嵌合可能な縁部13E が形成される。
また、上述した切り欠き部11N-R、13N-Rの対と、切り欠き部11N-L、13N-Lの対とには、着脱可能な電源ユニット14-R、14-Lが装着され、これらの電源ユニット14-R、14-Lは、下記の要素から構成される。なお、以下では、電源ユニット14-R、14-Lに共通の事項については、対応する要素の符号に、添え文字「R」、「L」の何れにも該当し得る添え文字「b」を付加して記述する。
・「電源カバー14C-b」 金属板が「コ」状に折り曲げられ、かつ縁部が切り欠き部11N-b、13N-bに嵌挿可能な形状に成形されることによって構成され、さらに、後述する電源回路の接地に供されると共に、頂部にファン14F-b 、放熱フィン14R-b 、ブレーカ14CB-b等が取り付けられる。
・「プリント板14PCB-b 」 この電源カバー14C-b に固定され、かつ「上述した放熱フィン14R-bおよびブレーカ14CB-bを含んで構成された電源回路」と、「上述したファン14F-bを駆動する制御回路」とに併せて、「プリント板51に配置された回路に対する電力の供給およびその回路との連係(何れも、既述のコネクタ11J-bを介して達成される。)に必要な物理的な線路の引き渡しに供されるコネクタ14P-b」が配置される。
なお、電源カバー14C-bの頂部に形成され、かつファン14F-bを介する排気に供される排気口は、後述する第一のスリットと同様の条件が成立するスリットの集合として構成され、あるいはこのようなスリットが予め形成された網状部材で覆われる。
[第一の実施形態]
図6は、本発明の第一および第二の実施形態の動作を説明する図である。
以下、図1ないし図6を参照して本発明の第一の実施形態について説明する。
切り欠き部11N-b、13N-bがそれぞれ形成される底板11BPおよび上カバー13の縁部は、図2の(a)、(b)に示すように、所定の長さの折り代に亘って折り返される。以下、これらの縁部については、「折り返し部」と称する。
また、上カバー13の折り返し部から所定の距離隔たった内壁には、図2に示すように、「補強部材11STの縁部が挿嵌可能であり、その縁部の挟持に供される形状および寸法の金属片として構成された挟持金具13P」が取り付けられる。
一方、電源カバー14C-bは、上述した底板11BPおよび上カバー13の「折り返し部」にその電源カバー14C-bの対応する縁部(以下、「被挟入部」という。)が挟入されることによって、電源ユニット14-bの着脱が可能な弾性および剛性が確保される形状、寸法および材質で構成される。
本実施形態にかかわる筐体の組み立ての工程は、下記の通りである。
・ 図3に示すように、底板11BPには、プリント板51(基本的な動作の確認が完了した所望の電子回路が組み込まれている。)が実装され、かつ前カバー12が嵌挿されることによって取り付けられる。
・ 図4に示すように、サイドフレーム11SF-R、11SF-Lの外側壁と補強枠11ST(仕切り部材11P-R、11P-C、11P-L)の頂部とに沿って、上カバー13の内壁が摺動し、図5に示すように、上カバー13(本発明にかかわる第六の筐体および付記6に記載された筐体における「補強部材の特定の縁部」に該当する。)は、前カバー12に嵌合すると共に、図2(3) に示すように、補強枠11STの縁が上カバー13の内壁と挟持金具13Pとの間に嵌入することによって挟持される。
・ 上カバー13(既述の折曲部13B-R、13B-C、13B-Lを含む。)がサイドフレーム11SF-R、11SF-Lおよび仕切り部材11P-R、11P-C、11P-Lにネジ止めされる。
・ 仕切り部材11P-R、11P-C(または仕切り部材11P-C、11P-L)の間に切り欠き部11N-b、13N-bとして形成される開口部に、プリント板14PCB-bが挿入されることによって、既述のコネクタ14P-b がコネクタ11J-b (プリント板51に実装される。)に嵌合し、かつ電源カバー14C-bが既述の底板11BPおよび上カバー13の「折り返し部」の間に電源カバー14C-bの「被挟入部」が挟入される(図2の(4))。
このようにして組み立てられた筐体では、底板11BPおよび上カバー13の「折り返し部」には、挟入された電源カバー14C-bの「被挟入部」によってその筐体の外側の方向に力が加えられる(図2の(5))。
しかし、これらの「折り返し部」は、底板11BPおよび上カバー13が薄い金属板で構成される場合であっても、既述の通りに折り返されているため、挟入された電源カバー14C-b によって物理的に作用する曲げに抗する強度が補われる。
さらに、上カバー13の「折り返し部」の近傍は、その上カバー13の内壁と挟持金具13Pとで挟まれた領域に補強枠11STの「被挟入部」が挟入され、この補強枠11STが底板11BPと、底板11BPに取り付けられた仕切り部材11P-R、11P-C、11P-Lの頂部等とに固定されているために、底板11BPおよび上カバー13が薄い金属板で構成される場合であっても、上述した力に応じた曲げが確度高く回避され、あるいは十分に軽減される。
また、仕切り部材11P-R、11P-C、11P-Lには、「プリント板51上に配置された電子回路で発生し、かつ周波数が電源ユニット14-bに備えられた電源回路で発生する電磁気雑音(以下、「低周波電磁気雑音」という。)の周波数帯より高い周波数帯に分布する電磁気雑音(以下、「高周波電磁気雑音」という。)が電源ユニット14-b側に放射されることと、反対にその「低周波電磁気雑音」がプリント板51側に放射されることとの双方が抑制される(図6(a))」との条件が成立する形状、寸法およびピッチで第一のスリットが形成される。
さらに、補強枠11STには、下記の条件の全てが成立する形状、寸法およびピッチで第二のスリットが形成される。
・ 「高周波電磁気雑音」が電源ユニット14-b側に放射されることと、反対に「低周波電磁気雑音」がプリント板51側に放射されることとの双方が抑制される(図6(a))。
・ 上記の電子回路の強制空冷を実現する通気路(前カバー12に形成された吸気口からファン14F-R、14F-Lに至る。)における空気の流れの妨げが許容される程度に少ない。
また、電源カバー14C-bの「被挟入部」が上カバー13の「折り返し部」に対して物理的、かつ電気的に密に接触した状態は、その上カバー13の「折り返し部」の物理的な強度が既述の通りに折り曲げによって確保され、この上カバー13の曲げに対する耐力が挟持金具13Pと補強枠11STの縁部との係合によって確保されるために、安定に維持される。
したがって、電源ユニット14-R、14-Lの何れについても、「底板11BP、補強枠11ST、仕切り部材11P-R、11P-C(11P-C、11P-L)および電源カバー14C-b で挟まれ、かつ該当する電源ユニット14-bがそれそれ実装されるべき空間」の外に、上述した低周波電磁気雑音が放射されることが確度高く抑制される。
このように本実施形態によれば、底板11BP、補強枠11ST、上カバー13および電源カバー14C-b が薄い金属板で成形されることによって構成されるにもかかわらず、内部の空間が大幅に狭められることなく、その内部で発生する電磁気雑音のシールドに併せて、機械的強度の向上および強制空冷の効率の安定化が図られる。
したがって、本実施形態が適用された電子装置では、性能が劣化することなく安価に、小型化および軽量化が達成され、あるいは熱設計にかかわる制約の緩和に併せて、従来例より大幅な高密度実装が可能となる。
[第二の実施形態]
以下、図1ないし図6を参照して本発明の第二の実施形態について説明する。
本実施形態の特徴は、仕切り部材11P-C に形成される第一のスリットの形状、寸法およびピッチにある。
仕切り部材11P-Cには、既述の通りに、「高周波電磁気雑音が電源ユニット14-b側に放射されること」と、「低周波電磁気雑音がプリント板51側に放射されること」との双方が抑制されるとの条件に併せて、「前カバー12に形成された吸気口からファン14F-R、14F-Lに至る2つの通気路の間に、所望の程度で密に結合する迂回路が形成される」との条件が成立する形状、寸法およびピッチで第一のスリットが形成される。
なお、仕切り部材11P-R、11P-Lに形成される第一のスリットも、このような形状、寸法およびピッチで同様に形成されてもよい。
本実施形態では、2つの電源ユニット14-R、14-Lにそれぞれ備えられたファン14F-R、14F-Lによってそれぞれ形成される第一および第二の通気路の間にも、双方向に通気が可能な経路が形成される。
すなわち、例えば、下記の何れかの状態では、これらの通気路は、図6(b) に示すように、電源ユニット14-Lに備えられたファン14F-Lによって、仕切り部材11P-Cに形成された第一のスリットを介してほぼ併合される。
・ 常用冗長方式に基づいて作動すべき電源ユニット14-R、14-Lの内、電源ユニット14-Lのみが実装され、かつ正常に作動している状態
・ 常用冗長方式に基づいて作動すべき電源ユニット14-R、14-Lの内、電源ユニット14-Rに実装されたファン14F-Rが故障(停止)し、かつ電源ユニット14-Lのみが実装され、かつ正常に作動している状態
したがって、本実施形態によれば、単一の電源ユニットのみによる運転が行われる状態(電源ユニット14-R、14-Lの保守や交換の過程を含む。)であっても、その電源ユニットに備えられたファンによる強制空冷が所望の効率で安定に継続される。
[第三の実施形態]
図7は、本発明の第三の実施形態の詳細な構成を示す図である。
図において、電源ユニット14-bに備えられた電源回路14PS-b(プリント板14PCB-bに配置され。)の入力には、図示されない端子盤(ここでは、電源カバー14C-b上に配置されると仮定する。)を介して局電源が接続され、その電源回路14PS-bの出力は、ファン14F-bが有する下記の端子と共に、コネクタ14P-bの対応するピンに接続される。
・ ファン14F-bに対する電力(ファン用駆動電力)の供給に供される端子
・ ファン14F-bに対して設定されるべき2通りの回転数の何れかを示す「制御信号」(ここでは、簡単のため、論理値が「1」であるときに回転数が高く設定されるべきことを示し、その論理値が「0」であるときに回転数が低く設定されるべきことを示すと仮定する。)の引き渡しに供される端子
・ ファン14F-bが正常に作動しているか否かを示す「警報信号」の引き渡しに供される端子
・ ファン14F-b(電源ユニット14-b)が実装されているときに限って、そのファン14F-b(電源ユニット14-b)の外部に対する所定の電圧(以下、このような電圧が印可されているか否かの二通りの状態の何れかを示す信号については、「実装信号」という。)の印可に供される端子
一方、プリント板51には、既述のコネクタ11J-R、11J-Lを介して電源ユニット14-R、14-Lによって並列に電力が供給される既述の電子回路に併せて、『その電子回路と共に電力が供給され、かつこれらのコネクタ11J-R、11J-Lを介してファン14F-R、14F-Lとの間で上述した「制御信号」、「警報信号」および「実装信号」が引き渡される制御部51CNT』が配置される。
なお、以下では、コネクタ14P-R、11J-Rを介して引き渡される「制御信号」、「警報信号」および「実装信号」については、それぞれ「制御信号R」、「警報信号R」および「実装信号R」と称し、コネクタ14P-L、11J-Lを介して引き渡される「制御信号」、「警報信号」および「実装信号」については、それぞれ「制御信号L」、「警報信号L」および「実装信号L」と称する。
図8は、本発明の第三の実施形態の動作フローチャートである。
図9は、本発明の第三の実施形態の動作を説明する図である。
以下、図1、図2に併せて、図7ないし図9を参照して、本実施形態の動作を説明する。
制御部51CNTは、所定の頻度で上述した「警報信号R」、「実装信号R」、「警報信号L」および「実装信号L」を監視し、かつ電源ユニット14-R、14-Lによってそれぞれ電力が正常に供給されているか否かを判別する。 さらに、制御部51CNTは、このような監視および判別の結果に応じて、下記の処理を行う。
(1) 電源ユニットの系構成の識別
・ 「実装信号R」、「実装信号L」の電圧が既述の所定の電圧に等しいか否かを判別する(図8(1))。
・ これらの判別の結果が共に真である場合には、「電源ユニット14-R、14-Lが常用冗長方式に基づいて作動していること(以下、「二重化運用」という。)」を識別する(図8(2))。
・ しかし、これらの判別の結果の何れか一方が偽である場合には、該当する電源ユニット(以下、「非実装電源ユニット」という。)を識別し、かつ「電源ユニット14-R、14-Lの何れか一方が備えられることなく作動していること(以下、「片系運用」という。)」を識別する(図8(3))。
(2) 電源ユニットの稼働状態の正否の判別
・ 電源ユニット14-R、14-Lの内、個々の出力に接続されて電源線の電圧と「これらの電圧が維持されるべき正規の値」との差に基づいて、電力の正常な供給を行っている電源ユニット(以下、「正常電源ユニット」という。)の全てを識別する(図8(4)、(5))。
(3) ファンの稼働状態の正否の判別
・ 「警報信号R」、「警報信号L」の論理値に基づいて、ファン14F-R、14F-Lがそれぞれ正常に作動しているか否かを判別する。
・ ファン14F-R、14F-Lの内、その判別の結果が偽であるファン(以下、「故障ファン」という。)の全てを識別する(図8(6)、(7))。
(4) 「片系運用」である場合には、ファン14F-R、14F-Lの内、先行して識別された「正常電源ユニット」に備えられ、かつ「故障ファン」に該当しないファンのみに与えられるべき「制御信号」の論理値を「1」(回転数が高く設定されるべきことを意味する。)に設定する(図8(8)、図9(1)、(2))。
(5) 「二重化運用」である場合には、下記の各状態の内、この時点における実際の状態(以下、「カレント状態」という。)を識別する(図8(9))。
・ 「第一の状態」 電源ユニット14-R、14-Lの双方が「正常電源ユニット」に該当し、これらの電源ユニット14-R、14-Lにそれぞれ備えられたファン14F-R、14F-Lの何れもが「故障ファン」に該当しない(図9(3))。
・ 「第二の状態」 電源ユニット14-R、14-Lの何れか一方が「正常電源ユニット」に該当せず、これらの電源ユニット14-R、14-Lにそれぞれ備えられたファン14F-R、14F-Lの何れもが「故障ファン」に該当しない(図9(4)、(5))。
・ 「第三の状態」 ファン14F-R、14F-Lの何れか一方が「故障ファン」に該当する(図9(6)、(7))。
(5) 識別された「カレント状態」に応じて、ファン14F-R、14F-Lに対して、個別に電力の供給あるいはその電力の供給の停止と、「制御信号」の論理値の設定とを行う(図8(10)) 。
・ 「カレント状態」が「第一の状態」である場合には、ファン14F-R、14F-Lの双方に対して並行して電力を供給し、これらのファン14F-R、14F-Lに与えられるべき「制御信号」の論理値を「0」(回転数が低く設定されるべきことを意味する。)に設定する。
・ 「カレント状態」が「第二の状態」である場合には、「正常電源ユニット」によって供給される電力をファン14F-R、14F-Lの双方に供給し、これらのファン14F-R、14F-Lに与えられるべき「制御信号」の論理値を「0」(回転数が低く設定されるべきことを意味する。)に設定する。
・ 「カレント状態」が「第三の状態」である場合には、ファン14F-R、14F-Lの内、「故障ファン」以外のファン(以下、「正常ファン」という。)のみに対して電力を供給し、その「正常ファン」に与えられるべき「制御信号」の論理値を「1」(回転数が高く設定されるべきことを意味する。)に設定する。
すなわち、ファン14F-R、14F-Lの内、「正常ファン」には、正常電源ユニット(ファン14F-R、14F-Lの双方または何れか一方)によって電力が継続して供給され、さらに、「二重化運用」の過程で何れか1つのファンが「故障ファン」となり、あるいは「片系運用」が行われている期間に限って、高速に設定される。
このように本実施形態によれば、「故障ファン」の発生に応じた強制空冷の効率の低下が「正常ファン」の回転数が高められることによって補われる。
したがって、本実施形態によれば、既述の第二の実施形態に比べて、プリント板51に配置された電子回路の強制空冷の効率が高く維持され、あるいはその電子回路の熱設計および部品配置にかかわる制約が緩和されると共に、消費電力が無用に増加し、あるいは大型のファンが備えられることなく総合的な信頼性が高められる。
なお、本実施形態では、制御部51CNTは、既述の電子回路と共に、プリント板51上に実装されている。
しかし、本発明はこのような構成に限定されず、制御部51CNTは、例えば、プリント板51とは別に備えられ、かつ補強枠11ST等に支持されたプリント板上に配置され、あるいは電源ユニット14-R、14-Lにそれぞれ備えられたプリント板14PCB-R、14PCB-Lに分散されて配置されてもよい。
また、上述した各実施形態では、電源ユニット14-R、14-Lにそれぞれファン14F-R、14F-Lが備えられている。
しかし、本発明は、このような構成に限定されず、例えば、電源ユニット14-R、14-Lにそれぞれファン14F-R、14F-Lが備えられず、かつこれらのファン14F-R、14F-Lに代わるファンが仕切り部材11P-R、11P-C、11P-Lの何れかと同様に底板11BP上に取り付けられると共に、これらの仕切り部材11P-R、11P-C、11P-Lの何れにも既述の第一のスリットが形成されなくてもよい。
さらに、上述した各実施形態では、上カバー13の内壁と挟持金具13Pとの間に補強枠11STが嵌挿されることによって、その上カバー13の強度が確保され、この補強枠11STによる「高周波電磁気雑音」の遮蔽に必要な上カバー13との間における低インピーダンスによる電気的な接続が図られている。
しかし、本発明はこのような構成に限定されず、例えば、挟持金具13Pに代えて「頂部において径が最大となる導電性のピン」が上カバー13の内壁に突設され、そのピンの側壁および頂部に係合する切り欠きが補強枠11STに形成されることによって構成されてもよい。
また、上述した各実施形態では、仕切り部材11P-Cに形成された第一のスロットについては、例えば、既述の「二重化運転」のみにおいて電子回路が作動する場合には、形成されなくてもよく、あるいは『その仕切り部材11P-Cを介して電源ユニット14-R、14-Lの間で「低周波電磁気雑音」が相互に伝搬する程度』に大きくてもよい。
さらに、上述した各実施形態では、仕切り部材11P-Cに形成された第一のスロットに代えて、あるいはその第一のスロットに併せて、例えば、電源ユニット14-R、14-Lの対応する側面にこの第一のスロットと同様のスロットが形成されてもよい。
また、本発明は、電源ユニット14-R、14-Lが原則として常用冗長方式に基づいて作動する場合に限定されず、これらの電源ユニット14-R、14-Lのように装着される電源ユニットが単一であり、あるいは常用冗長方式以外の方式(例えば、「待機冗長方式」や「N+1予備方式」)に基づいて作動する複数の電源ユニットが備えられる場合にも、同様に適用可能である。
さらに、上述した各実施形態では、基体11の上に上カバー13がネジ止めにより密接に取り付けられている。
しかし、本発明はこのような構成に限定されず、内部(中空部内)の所定の箇所に対するプリント板51の収納が可能である限り、例えば、上カバー13と基体11とは、一体の筒体として構成されてもよい。
また、上述した各実施形態では、電源ユニット14-R、14-Lは、直方体状の筐体の一つの面の中央部に所定の間隔を隔てて装着されている。
しかし、本発明はこのような構成に限定されず、このような電源ユニットが装着される箇所は、上記の直方体状の筐体の何れの角であってもよい。
さらに、上述した各実施形態では、本発明は、プリント板51が内部に収納される直方体状の筐体に適用されている。
しかし、本発明は、このような直方体状の筐体に限定されず、如何なる形状や寸法の筐体にも適用可能である。
また、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲において多様な形態による実施形態が可能であり、かつ構成装置の全てまたは一部に如何なる改良が施されてもよい。
以下、上述した各実施形態に記載された技術を階層的・多面的に整理し、付記項として列記する。
(付記1) 電子装置と並行して作動する付加装置が嵌挿される一方の開口部の縁が折り返され、かつ内部にその電子装置が収納される導電性の筒体と、
前記筒体の内壁の内、前記一方の開口部の折り返された部位より内側の内壁に支持され、その筒体の内部において前記電子装置と前記付加装置とがそれぞれ位置する2つの領域の境界に配置された補強部材と
を備えたことを特徴とする筐体。
(付記2) 電子装置と並行して作動する複数の付加装置が並行して嵌挿される一方の開口部の縁が個別に折り返され、かつ内部にその電子装置が収納される導電性の筒体と、
前記筒体の内壁の内、前記一方の開口部の折り返された部位より内側の内壁に支持され、その筒体の内部において前記電子装置と前記複数の付加装置の集合とがそれぞれ位置する2つの領域の境界に配置された補強部材と
を備えたことを特徴とする筐体。
(付記3) 付記2に記載の筐体において、
前記複数の付加装置は、
前記電子装置の強制空冷に供されるファンを個別に有し、
前記複数の付加装置が嵌挿される領域毎に前記一方の開口部を仕切り、これらの領域の間に前記強制空冷の経路の迂回路を形成する仕切り部材を備えた
ことを特徴とする筐体。
(付記4) 付記3に記載の筐体において、
前記複数の装置に個別に備えられたファンの有無または稼働状況に基づいてこれらのファンの回転数を増減し、前記強制空冷の効率を規定の範囲に維持する制御手段を備えた
ことを特徴とする筐体。
(付記5) 付記1ないし付記4の何れか1項に記載の筐体において、
前記筒体は、
前記2つの領域の開閉に供され、かつ前記一方の開口部の縁の一部または全てを縁部として有する共に、前記補強部材を支承する蓋部材を有する
ことを特徴とする筐体。
(付記6) 付記5に記載の筐体において、
前記蓋部材に近接する前記補強部材の特定の縁部は、
その蓋部材に平行となる形状を有し、
前記蓋部材は、
前記特定の縁部を挟持する
ことを特徴とする筐体。
(付記7) 付記1ないし付記6の何れか1項に記載の筐体において、
前記補強部材は、
前記電子装置から前記一方の開口部に至るその電子装置の放熱と、この一方の開口部側に対するこの電子装置で発生した電磁気雑音の放射の抑圧とを実現する穴を有する
ことを特徴とする筐体。
(付記8) 縁が折り返された開口部を有する第一の導電性の筐体の内部に収納された電子装置と並行して作動する回路と、
前記開口部に嵌挿する第一の開口部を有し、かつ前記回路が収納される第二の導電性の筐体と
を備えたことを特徴とする付加装置。
(付記9) 付記8に記載の付加装置において、
前記回路は、
前記電子装置に電力を供給する
ことを特徴とする付加装置。
(付記10) 付記9に記載の付加装置において、
前記第一の開口部を介する前記電子装置の強制空冷に供されるファンを備えた
ことを特徴とする付加装置。
(付記11) 付記10に記載の付加装置において、
前記第二の導電性の筐体は、
前記付加装置に隣接して配置された他の付加装置との間に、前記強制空冷の過程における通気の迂回路となる第二の開口部を有する
ことを特徴とする付加装置。
(付記12) 付記10または付記11に記載の付加装置において、
前記第一の筐体の開口部に並行して嵌挿され、かつ特定の前記付加装置と他の付加装置とに備えられたファンの稼働状況に基づいてその特定の付加装置に備えられたファンの回転数を増減し、前記強制空冷の効率を既定の範囲に維持する制御手段を備えた
ことを特徴とする付加装置。
本発明の第一ないし第三の実施形態の組み立て図である。 本発明の第一ないし第三の実施形態の要部の断面図である。 本発明の第一ないし第三の実施形態の内部の詳細な構造を示す図である。 本発明の第一ないし第三の実施形態にかかわる筐体の開閉の過程を示す図である。 本発明の第一ないし第三の実施形態において電源ユニットが装着される過程を示す図である。 本発明の第一および第二の実施形態の動作を説明する図である。 本発明の第三の実施形態の詳細な構成を示す図である。 本発明の第三の実施形態の動作フローチャートである。 本発明の第三の実施形態の動作を説明する図である。 従来の筐体の構成例を示す図(1)である。 従来の筐体の構成例を示す図(2)である。 従来例の課題を示す図である。
符号の説明
11 基体
11BP 底板
11N,13N 切り欠き部
11J,14P コネクタ
11P 仕切り部材
11SF サイドフレーム
11ST 補強枠
12,53 前カバー
13 上カバー
13B 折曲部
13E 縁部
13P 挟持金具
13SW 側壁
14,54 電源ユニット
14R 放熱フィン
14C 電源カバー
14CB ブレーカ
14F,59 ファン
14PCB,51,61 プリント板
14PS,62 電源回路
51CNT 制御部
51R 接栓座
52 筒体
55 筐体
55B 板状体
56 化粧板
57 通気孔
58 化粧ビス
60P 接栓
71 バネ
72 補強部材

Claims (5)

  1. 電子装置と並行して作動する付加装置が嵌挿される一方の開口部の縁が折り返され、かつ内部にその電子装置が収納される導電性の筒体と、
    前記筒体の内壁の内、前記一方の開口部の折り返された部位より内側の内壁に支持され、その筒体の内部において前記電子装置と前記付加装置とがそれぞれ位置する2つの領域の境界に配置された補強部材と
    を備えたことを特徴とする筐体。
  2. 電子装置と並行して作動する複数の付加装置が並行して嵌挿される一方の開口部の縁が個別に折り返され、かつ内部にその電子装置が収納される導電性の筒体と、
    前記筒体の内壁の内、前記一方の開口部の折り返された部位より内側の内壁に支持され、その筒体の内部において前記電子装置と前記複数の付加装置の集合とがそれぞれ位置する2つの領域の境界に配置された補強部材と
    を備えたことを特徴とする筐体。
  3. 請求項2に記載の筐体において、
    前記複数の付加装置は、
    前記電子装置の強制空冷に供されるファンを個別に有し、
    前記複数の付加装置が嵌挿される領域毎に前記一方の開口部を仕切り、これらの領域の間に前記強制空冷の経路の迂回路を形成する仕切り部材を備えた
    ことを特徴とする筐体。
  4. 請求項3に記載の筐体において、
    前記複数の装置に個別に備えられたファンの有無または稼働状況に基づいてこれらのファンの回転数を増減し、前記強制空冷の効率を規定の範囲に維持する制御手段を備えた
    ことを特徴とする筐体。
  5. 縁が折り返された開口部を有する第一の導電性の筐体の内部に収納された電子装置と並行して作動する回路と、
    前記開口部に嵌挿する第一の開口部を有し、かつ前記回路が収納される第二の導電性の筐体と
    を備えたことを特徴とする付加装置。
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