JP2005182919A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005182919A
JP2005182919A JP2003422604A JP2003422604A JP2005182919A JP 2005182919 A JP2005182919 A JP 2005182919A JP 2003422604 A JP2003422604 A JP 2003422604A JP 2003422604 A JP2003422604 A JP 2003422604A JP 2005182919 A JP2005182919 A JP 2005182919A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
transistor
voltage
supply voltage
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003422604A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Sowa
剛 曽和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2003422604A priority Critical patent/JP2005182919A/ja
Publication of JP2005182919A publication Critical patent/JP2005182919A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Read Only Memory (AREA)

Abstract

【課題】メモリの読出しや書換え動作時の判定電流を流すトランジスタは、トランジスタに供給される電源電圧によって電流が変化する為、動作保証される電圧範囲外で読出しや書換え動作を行った場合、メモリデータの正しい判定や十分な書換えが出来ず、信頼性を損なう。
【解決手段】 電源電圧V201の動作保証電圧範囲の下限値近傍の閾値電圧を持つ基準セルT250を設け、メモリデータの書換えを実施する前に基準セルT250を読出すことにより、電源電圧V201が動作保証電圧範囲内であるかを否かを判定し、動作保証電圧範囲内にないと判定されたとき、データの書込みを行わないように制御回路202を制御する。これにより、データの信頼性を損なうメモリ書換え動作の危険性を未然に防ぐことが可能となる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、保持データを書き換え可能な半導体記憶装置に関するものである。
半導体記憶装置においてメモリデータの読出しや書換えの場合、センスアンプの判定電流にマージンを持たせ、電源電圧に対するマージンを持たせる方法が取られている(例えば特許文献1参照)。
図9は従来の半導体記憶装置(フラッシュメモリ)の構成を示す。図9において、V501は半導体記憶装置に供給される電源電圧、504は電流検知型のセンスアンプ、T510はROMを構成するメモリセル、T520はメモリセルT510の書込みを実施する時の閾値レベルを判定する為の判定電流を供給するトランジスタ、T530は読出し時にメモリセルT510の閾値レベルを判定する為の判定電流を供給するトランジスタである。S532はトランジスタT530のソースであり、電源電圧V501に接続されている。S533はトランジスタT530のドレインであり、センスアンプ504に接続されている。S504はセンスアンプ504からの出力ラインである。又、502はメモリ書込み動作を制御する回路であり、書込みレベル判定時はT520のトランジスタをONさせ、読出し時はT530のトランジスタをONさせる事が可能である。S502は制御回路502からの出力で、書換え時に必要な電圧を供給する事が出来る制御回路540を駆動する事が可能である。S540は書換え動作時にセンスアンプ504の動作/非動作を制御する信号線で、センスアンプ504に接続されている。また制御回路540は、信号線S540を介しセンスアンプ504の動作/非動作を制御する他、書換えや読出し動作時に必要な電圧をメモリセルT510のドレインS513に供給するとともに、信号線S503を介しアドレス指定回路503に対して書換えや読出し時に必要な電圧をメモリセルT510のゲートS510に供給する事を制御する事が可能である。503はメモリセルT510が存在するアドレスを指し示す事が出来るアドレス指定回路であり、書換えや読出し時に必要な電圧をメモリセルT510のゲートS510に印加する事が可能である。S503はメモリセルT510のゲートS510に書換えや読出しに必要な電圧を供給する事を可能とする信号線である。
この従来の半導体記憶装置において、メモリセルT510に対する基本的な書込み動作、読出し動作について説明しておく。
メモリセルT510のソースを0V、ゲートに10.5V、ドレインに5Vがかかる状態を一定時間作り出し、フローティングゲートへ電子を注入(チャンネルホットエレクトロン注入による書込み)する。(他にも電子の注入方法はある。)書込みを行った後、トランジスタT520の判定電流がメモリセルT510に対して流れ込むかどうかを確認する。この時メモリセルT510のゲートにかける電圧は判定電流を供給するトランジスタT520のソース電位(電源電圧)と同じとは限らないが、電源電圧または電源電圧を元に生成される電圧が供給される。流れ込む場合(T520の判定電流<T510が流す事が出来る電流)はメモリセルT510の閾値は求める書込みレベルに達していない(‘1’データ)と判定される。(書けていないと判定された場合は、電子注入→判定を規格範囲内でループさせるアルゴリズムの場合もある。)一方、トランジスタT520の判定電流がメモリセルT510に対し流れ込まない場合(T520の判定電流>T510が流す事の出来る電流)は書込みが出来た(‘0’データ)と判定される。これらの判定はセンスアンプ504で実施される。
この書込み動作の場合、(1)CHE方式(チャンネルホットエレクトロン注入による書込み)の状態、(2)レベル判定を繰り返すが、(1)の時は制御回路540からの信号線S540はディスエーブル状態でありセンスアンプ504は動作せず、メモリセルT510とセンスアンプ504は回路的に切り離される。(2)の時は制御回路540からの信号線S540はイネーブル状態でありセンスアンプ504は動作し判定が行われる。また、アドレス指定回路503は、制御回路540からの信号線S503がディスエーブルになった場合、メモリセルT510のゲートS510に例えば電源電圧を供給し、信号線S503がイネーブルの時はメモリセルT510のゲートに10.5Vの電圧を供給する事が可能である。なお、信号線S503がイネーブルの時は信号線S540はディスエーブル、信号線S503がディスエーブルの時は信号線S540はイネーブルという関係になるように制御回路540で制御される。
読出し動作も同様で、トランジスタT530を選択し、読出すメモリセルT510に対し、トランジスタT530の判定電流が流れこんだ(T530の判定電流<T510が流せる電流)場合は‘1’データ(消去セル)と判定し、一方、メモリセルT510にトランジスタT530の判定電流が流れ込まない(T530の判定電流>T510が流せる電流)場合は‘0’データ(書込みセル)と判定する。これらの判定はセンスアンプ504で実施される。なお、読出しの時もメモリセルT510のゲートにかける電圧は判定電流を供給するトランジスタT530のソース電位(電源電圧)と同じ電圧とは限らないが、電源電圧または電源電圧を元に生成された電圧が供給される。
この書込み動作、読出し動作において判定電流を供給するトランジスタT520とT530は電流能力に差異を持たしており、トランジスタT520を用いて書込まれたメモリセルT510はトランジスタT530で正しく判定できるような構成になっている。
図10に上記従来の半導体記憶装置におけるトランジスタの特性を示す。図10において、530は図9の読出し時の判定電流を供給するトランジスタT530の電源電圧−電流特性であり、横軸がソースS532の電位、すなわち電源電圧V501を表し、縦軸が電源電圧V501を変化させた時のソースS532−ドレインS533間に流れる判定電流を表している。又、510a、510bは図9のメモリセルT510の特性を表している。横軸はT510のゲートS510にかかる電圧であり、電源電圧V501と同電圧である。又、縦軸はゲートS510にかける電圧を変化させた時のソースS512−ドレインS513間に流れる電流の特性を表している。また、520は図9の書込み時の判定電流を供給するトランジスタT520の電源電圧−電流特性であり、横軸がトランジスタT520のソース電位、すなわち電源電圧V501を表し、縦軸が電源電圧V501を変化させた時のトランジスタT520のソース−ドレイン間に流れる判定電流を表している。
電源電圧V501がV50の時、トランジスタT520が流す判定電流がI5200、トランジスタT530が流す判定電流がI5300、メモリセルT510が510aの特性を持つ時に流す事が出来る電流がI5100aであり、510bの特性を持つ時に流す事が出来る電流がI1500bである事を表している。同様に電源電圧V501がV51の時、トランジスタT520が流す判定電流がI5201、トランジスタT530が流す判定電流がI5301、メモリセルT510が510bの特性を持つ時に流す事が出来る電流がI1501bである事を表している。
なおV50>V51であり、V50は通常動作電圧であり、V51は本来動作させるべきでは無い非保証動作電圧(保証動作電圧の範囲外の電圧)を表している。また電流値はV50においてI5100b>I5300>I5200>I5100a、V51においてI5301>I5201>I5101bの関係がある。
以上のような構成になっている半導体記憶装置の動作を説明する。
メモリセルT510に電源電圧V501が図10で示すV50の動作電圧で書込みを実施する場合、制御回路502は書込み用の判定電流を供給するトランジスタT520を選択、アドレス指定回路503はT510が存在するアドレスを指定する。書込み動作によりメモリセルT510の閾値電圧は図10のV50でのI5200>I5100aの特性が成り立つ510aまで変化させる事になる。
次に510aまで閾値が変化したメモリセルT510を図10で示すV50の動作電圧で読出す場合、制御回路502は読出し判定電流を供給するT530を選択、アドレス指定回路503はT510が存在するアドレスを指定する。
V50においてI5300>I5100aの関係が成り立ちメモリセルT510は‘0’と判定される。
なお、ここではI5300>I5100aの関係が成り立つ状態、すなわちメモリセルの閾値が高い状態を‘0’データ、一方I5300>I5100aの関係が成立しない状態、すなわち閾値が低い状態を‘1’データとして扱うが、それぞれを‘1’データ、'0'データと読み替えても良い。
以上によりメモリセルを読出す時の判定電流I5300を書込み時における判定電流I5200より大きい電流に切換える事により、メモリセル510aの読出し時に動作電圧のマージンを持たしている事になり、メモリセルT510の閾値電圧を確実に判定する事が可能となる。
特開昭62−222498号公報(特願昭61−50579)
しかしながら上記従来構成においてメモリセル閾値の読出し、書込みを実施する場合、判定電流を流すトランジスタに供給している電源電圧に依存して読出しや書込み等を実施する場合の判定電流が変化する為に、動作保証の範囲内の電源電圧ではない場合、判定電流に誤差が生じ、動作保証の範囲外の電源電圧によって書換え等を実施した場合はデータ(メモリセル閾値)の信頼性に影響を及ぼす可能性がある。
特にユーザ使用条件にて書換え動作や読み出しを実施する場合、ターゲット基板上の供給電圧が本来供給される電圧よりも降下する可能性は高い。
図9のメモリセルT510に電源電圧V501が図10で示すV51の動作電圧で書込みを実施する場合、制御回路502は書込み用の判定電流を供給するトランジスタT520を選択、アドレス指定回路503はメモリセルT510が存在するアドレスを指定する。書込み動作によりメモリセルT510の閾値電圧は図10のV51でのI5201>I5101bの関係が成り立つ特性510bまで変化させる事になる。
次に510bまで閾値が変化したメモリセルT510を図10で示すV51の動作電圧で読出す場合、制御回路502は読出し判定電流を供給するトランジスタT530を選択、アドレス指定回路503はメモリセルT510が存在するアドレスを指定する。
V51においてI5301>I5101bの関係が成り立ちメモリセルT510の保持データは‘0’と判定される(正しい判定)。
しかしながら図10で示す電圧V51は本来動作保証の範囲外の電源電圧である為、動作保証範囲であるV50の電圧で510bの閾値特性を持ったメモリセルT510を読出した場合、I5100b>I5300の関係が成り立ちメモリセルT510の保持データは‘1’と判定される(誤った判定)。
つまり書込み判定電流よりマージンを持たした読出し判定電流であっても、動作電圧がマージンを越える場合、動作保証の範囲内の電源電圧で書込みを行うような十分な書込みが実施出来ない。
また、V50で510bの特性を持つT510が‘0’と判定出来たとしても、510aに比べると510bの書込み時の閾値電圧が浅い状態である為、経時変化に対するマージンは510bの方が510aに比べると短くなり、データの信頼性に影響を及ぼす。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、電源電圧が著しく降下し動作保証電圧範囲の下限値を割った場合、書換え動作を禁止させてメモリデータを保護する、あるいは、電源電圧を回路動作が保証出来る電圧に昇圧して供給したりする事により、データの閾値の信頼性を保つことが可能となる半導体記憶装置を提供する事を目的としている。
本発明の半導体記憶装置は、それぞれ保持データに応じた閾値電圧を持つ複数のメモリセルトランジスタと、オン状態のときにそのときの電源電圧に応じた書込み判定用電流が流れる書込み判定用トランジスタと、オン状態のときにそのときの電源電圧に応じた読出し判定用電流が流れる読出し判定用トランジスタとを備え、データを書き込む際、データを書き込むメモリセルトランジスタのゲートに電源電圧を印加することによりデータを書き込むメモリセルトランジスタを選択するとともに書込み判定用トランジスタをオンし、選択したメモリセルトランジスタに書込み判定用トランジスタに流れる書込み判定用電流に応じた電流を流すことによりデータの書込みを行い、データを読み出す際、データを読み出すメモリセルトランジスタのゲートに電源電圧を印加することによりデータを読み出すメモリセルトランジスタを選択するとともに読出し判定用トランジスタをオンし、選択したメモリセルトランジスタに流れる電流と読出し判定用トランジスタに流れる読出し判定用電流とを比較することによりデータの読出しを行い、データの書込みおよび読出しが正しく行われる電源電圧の動作保証電圧範囲を有した半導体記憶装置であって、動作保証電圧範囲の下限値近傍の閾値電圧を持つ基準セルトランジスタを設けるとともに、基準セルトランジスタのゲートに電源電圧を印加することにより基準セルトランジスタを選択するとともに読出し判定用トランジスタをオンし、基準セルトランジスタに流れる電流と読出し判定用トランジスタに流れる読出し判定用電流とを比較し、電源電圧が動作保証電圧範囲内にあるか否かを判定する電源電圧判定手段を設けたことを特徴とする。
この構成によれば、例えばメモリデータの書換えを実施する前に回路動作を保証出来る電源電圧下限値近傍の閾値を持つ基準セルを読出し、電源電圧が動作保証電圧範囲内であるかを否かを判定するため、半導体記憶装置のデータの信頼性や安全な回路動作を実現する事が可能になる。
また、本発明において、電源電圧判定手段により電源電圧が動作保証電圧範囲内にないと判定されたとき、データの書込みを行わないようにすることが好ましい。これにより、データの信頼性を損なうメモリ書換え動作の危険性を未然に防ぐことが可能となる。
また、本発明において、電源電圧判定手段により電源電圧が動作保証電圧範囲内になく、電源電圧が動作保証電圧範囲を下回ると判定されたとき、電源電圧を動作保証電圧範囲内となるように昇圧するようにすることが好ましい。これにより、メモリ書換えを行う場合に電源電圧を昇圧して行うことにより正規のメモリ書換え動作を実現でき、書込みを実施した場合のメモリセル閾値の信頼性を保つ事が可能となる。
また、本発明において、データを書き込む際、データの書込みを行う前に、電源電圧判定手段により電源電圧が動作保証電圧範囲内になく、電源電圧が動作保証電圧範囲を下回ると判定されたとき、電源電圧を動作保証電圧範囲内となるように昇圧し、データの書込みを行うようにすることが好ましい。これにより、電源電圧が動作保証電圧範囲内であるときと同等の条件下での正規のメモリ書換え動作を実現し、書込みを実施した場合のメモリセル閾値の信頼性を保つ事が可能となる。
本発明によれば、電源電圧が動作保証電圧範囲内であるかどうかを判定し、動作保証電圧範囲内にない場合に書換え動作を停止することでデータの信頼性を保つ事が可能となる半導体記憶装置、または動作保証電圧範囲内の電圧まで昇圧した電位を回路に供給する事で、正規のメモリ書換え動作を実現する為の判定電流を供給し、書込みを実施した場合のメモリセル閾値の信頼性を保つ事が可能となる半導体記憶装置を実現できる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態における半導体記憶装置(例えばフラッシュメモリ)の回路構成を示すものである。V101は半導体記憶装置に供給される電源電圧、104は電流検知型のセンスアンプ、T110はROMを構成するメモリセル、T150は電源電圧判定の為の基準セルである。基準セルT150は、読出しの電源電圧下限値近傍の閾値レベルを持つメモリセル、すなわち、電源電圧V101の動作保証電圧範囲内であって、かつその範囲の下限値の近傍の閾値レベルを持つメモリセルであり、動作保証電源電圧が例えば4.5V〜5.5Vの場合は、その範囲内で下限値(4.5V)近傍の例えば4.55V〜4.6V程度の閾値レベルを持つメモリセルであり、また、動作保証電源電圧が例えば2.7V〜3.6Vの場合は、その範囲内で下限値(2.7V)近傍の例えば2.75V〜2.8V程度の閾値レベルを持つメモリセルである。この基準セルT150は、温度特性を考慮して、最もワーストとなる読み出し条件(例えば高温)で上記閾値レベルの電圧で読み出せるものである。
S150は基準セルT150のゲートであり、S152は基準セルT150のソースであり、S153は基準セルT150のドレインでありセンスアンプ104に接続されている。T120はメモリセルT110の書込みを実施する時の閾値レベルを判定する為の判定電流を供給するトランジスタ、T130はメモリセルT110や基準セルT150の閾値レベルを判定する為の判定電流を供給するトランジスタである。S132はトランジスタT130のソースであり、電源電圧V101に接続されている。S133はトランジスタT130のドレインであり、センスアンプ104に接続されている。S104はセンスアンプ104からの出力ラインであり、105は読出し用トランジスタT130の判定電流によりセンスアンプ104で判定された基準セルT150の判定結果を格納するレジスタである。S105はレジスタ105の値を出力する信号である。又、102はメモリ書込み動作を制御する回路であり、書込みレベル判定時はT120のトランジスタをONさせ、読出し時はT130のトランジスタをONさせる事が可能である。S102は制御回路102からの出力で、書換え時に必要な電圧を供給する事が出来る制御回路140を駆動する事が可能である。S140は書換え動作時にセンスアンプ104の動作/非動作を制御する信号線で、センスアンプ104に接続されている。また制御回路140は、信号線S140を介しセンスアンプ104の動作/非動作を制御する他、書換えや読出し動作時に必要な電圧をメモリセルT110のドレインS113や基準セルT150のドレインS153に供給するとともに、信号線S103を介しアドレス指定回路103に対して書換えや読出し時に必要な電圧をメモリセルT110のゲートS110や基準セルT150のゲートS150に供給する事を制御する事が可能である。103はメモリセルT110や基準セルT150が存在するアドレスを指し示す事が出来るアドレス指定回路であり、書換えや読出し時に必要な電圧をメモリセルT110のゲートS110や基準セルT150のゲートS150に印加する事が可能である。S103はゲートS110やS150に書換えや読出しに必要な電圧を供給する事を可能とする信号線である。メモリセルT110や基準セルT150はフローティングゲート型のトランジスタで構成されている。
本実施形態の半導体記憶装置において、メモリセルT110に対する基本的な書込み動作、読出し動作は従来の半導体記憶装置と同様であり、説明を省略する。
図2は図1の構成におけるトランジスタの特性を示すものである。
130は図1の読出し時の判定電流を供給するトランジスタT130の電源電圧−電流特性であり、横軸がS132、すなわち電源電圧V101を表し、縦軸が電源電圧V101を変化させた時のソースS132−ドレインS133間に流れる判定電流を表している。又、150は図1の基準セルT150の特性を表している。横軸はT150のゲートS150にかかる電圧であり、電源電圧V101と同電圧である。又、縦軸はゲートS150にかける電圧を変化させた時のソースS152−ドレインS153間に流れる電流の特性を表している。
電源電圧V101がV10の時、トランジスタT130が流す判定電流がI1300、基準セルT150が流す事の出来る電流がI1500である事を表している。同様に電源電圧V101がV11の時、トランジスタT130が流す判定電流がI1301、基準セルT150が流す事の出来る電流がI1501である事を表している。
同様に電源電圧V101がV12の時、トランジスタT130が流す判定電流がI1302、基準セルT150が流す事の出来る電流がI1502である事を表している。なおV10>V11>V12であり、V10は読出しを行う時の通常動作電圧であり、V11は本メモリセルを構成する回路の動作が保証される下限動作電圧であり、V12では本来動作させるべきでは無い非保証動作電圧を表している。また電流値はV10においてI1500>I1300、V11においてI1501>I1301、V12においてI1302>I1502の関係があるものとする。すなわちV10、V11において基準セルT150は‘1’と判定され、V12において基準セルT150は‘0’と判定される。
以上のような構成になっている半導体記憶装置の動作を説明する。
安定した電源電圧が供給されているかどうかが不明な環境下で書込みを実施する場合、基準セルT150の閾値電圧を読出し用のトランジスタT130の判定電流により判定を行う。アドレス指定回路103により基準セルT150、メモリ動作制御回路102により読出し時の判定電流を流すT130のトランジスタを選択させる。トランジスタT130のソースS132−ドレインS133間に流れる判定電流と基準セルT150のソースS152−ドレインS153間に流れる電流を電流検知型センスアンプ104により判定する。電源電圧V101がV10の場合、I1500>I1300となり基準セルT150は‘1’と判定される。同様にV11の場合、I1501>I1301となり基準セルT150は‘1’と判定される。V12の場合、I1302>I1502となり基準セルT150は‘0’と判定される。すなわち、センスアンプ104では、基準セルT150に流れる電流とトランジスタT130に流れる判定電流とが比較され、基準セルT150に流れる電流がトランジスタT130に流れる判定電流以上である場合に‘1’と判定され(すなわち電源電圧が動作保証電圧範囲内であると判定され)、基準セルT150に流れる電流がトランジスタT130に流れる判定電流未満である場合に‘0’と判定される(すなわち電源電圧が動作保証電圧範囲より下回っていると判定される)ことになる。そしてセンスアンプ104による判定結果はレジスタ105に格納される。すなわちメモリに供給される電源電圧がいかなる場合でも、レジスタ105の値を読出す事により、現在のメモリに供給している電源電圧がメモリセルを動作させる回路の動作を保証する電圧範囲であるかどうかを検知する事が可能になる。
以上のように本実施形態によれば、半導体記憶装置の動作電圧が回路動作を保証出来る電圧範囲であるかどうかを判別する事が可能になる。
(第2の実施形態)
図3は本発明の第2の実施形態における半導体記憶装置(例えばフラッシュメモリ)の回路構成を示すものである。
V201は半導体記憶装置に供給される電源電圧、204は電流検知型のセンスアンプ、T210はROMを構成するメモリセル、T250は電源電圧判定の為の基準セルである。基準セルT250は、読出しの電源電圧下限値近傍の閾値レベルを持つメモリセル、すなわち、電源電圧V201の動作保証電圧範囲内であって、かつその範囲の下限値の近傍の閾値レベルを持つメモリセルである。S250は基準セルT250のゲートであり、S252は基準セルT250のソースであり、S253は基準セルT250のドレインでありセンスアンプ204に接続されている。T220はメモリセルT210の書込みを実施する時の閾値レベルを判定する為の判定電流を供給するトランジスタ、T230はメモリセルT210や基準セルT250の閾値レベルを判定する為の判定電流を供給するトランジスタである。S232はトランジスタT230のソースであり、電源電圧V201に接続されている。S233はトランジスタT230のドレインであり、センスアンプ204に接続されている。S204はセンスアンプ204からの出力ラインであり、205は読出し用トランジスタT230の判定電流によりセンスアンプ204で判定された基準セルT250の判定結果を格納するレジスタである。S205はレジスタ205に格納の判定結果をメモリ書込み動作制御回路202へ伝える信号線である。又、202はメモリ書込み動作を制御する回路であり、書込みレベル判定時にはT220のトランジスタをONさせ、読出し時はT230のトランジスタをONさせる事が可能である。S202は制御回路202からの出力で、書換え時に必要な電圧を供給する事が出来る制御回路240を駆動する事が可能である。S240は書換え動作時にセンスアンプ204の動作/非動作を制御する信号線で、センスアンプ204に接続されている。また制御回路240は、信号線S240を介しセンスアンプ204の動作/非動作を制御する他、書換えや読出し動作時に必要な電圧をメモリセルT210のドレインS213や基準セルT250のドレインS253に供給するとともに、信号線S203を介しアドレス指定回路203に対して書換えや読出し時に必要な電圧をメモリセルT210のゲートS210や基準セルT250のゲートS250に供給する事を制御する事が可能である。203はメモリセルT210や基準セルT250が存在するアドレスを指し示す事が出来るアドレス指定回路であり、書換えや読出し時に必要な電圧をメモリセルT210のゲートS210や基準セルT250のゲートS250に印加する事が可能である。S203はゲートS210やS250に書換えや読出しに必要な電圧を供給する事を可能とする信号線である。メモリセルT210や基準セルT250はフローティングゲート型のトランジスタで構成されている。
本実施形態の半導体記憶装置において、メモリセルT210に対する基本的な書込み動作、読出し動作は従来の半導体記憶装置と同様であり、説明を省略する。
図4は図3の構成におけるトランジスタの特性を示すものである。
230は図3の読出し時の判定電流を供給するトランジスタT230の電源電圧−電流特性であり、横軸がS232、すなわち電源電圧V201を表し、縦軸が電源電圧V201を変化させた時のソースS232−ドレインS233間に流れる判定電流を表している。又、250は図3の基準セルT250の特性を表している。横軸はT250のゲートS250にかかる電圧であり、電源電圧V201と同電圧である。又、縦軸はゲートS250にかける電圧を変化させた時のソースS252−ドレインS253間に流れる電流の特性を表している。
電源電圧V201がV20の時、トランジスタT230が流す判定電流がI2300、基準セルT250が流す事の出来る電流がI2500である事を表している。同様に電源電圧V201がV21の時、トランジスタT230が流す判定電流がI2301、基準セルT250が流す事の出来る電流がI2501である事を表している。
同様に電源電圧V201がV22の時、トランジスタT230が流す判定電流がI2302、基準セルT250が流す事の出来る電流がI2502である事を表している。なおV20>V21>V22であり、V20は読出しを行う時の通常動作電圧であり、V21は本メモリセルを構成する回路の動作が保証される下限動作電圧であり、V22では本来動作させるべきでは無い非保証動作電圧を表している。また電流値はV20においてI2500>I2300、V21においてI2501>I2301、V22においてI2302>I2502の関係があるものとする。
すなわちV20、V21において基準セルT250は‘1’と判定され、V22において基準セルT250は‘0’と判定される。
以上のような構成になっている半導体記憶装置の動作を説明する。
安定した電源電圧が供給されているかどうかが不明な環境下で書込みを実施する場合、基準セルT250の閾値電圧を読出し用のトランジスタT230の判定電流により判定を行う。アドレス指定回路203により基準セルT250、メモリ動作制御回路202により読出し時の判定電流を流すT230のトランジスタを選択させる。トランジスタT230のソースS232−ドレインS233間に流れる判定電流と基準セルT250のソースS252−ドレインS253間に流れる電流を電流検知型センスアンプ204により判定する。電源電圧V201がV20の場合、I2500>I2300となり基準セルT250は‘1’と判定される。同様にV21の場合、I2501>I2301となり基準セルT250は‘1’と判定される。V22の場合、I2302>I2502となり基準セルT250は‘0’と判定される。またセンスアンプ204による判定結果はレジスタ205に格納される。またレジスタ205の格納値が基準セルT250の閾値電圧を‘0’と判定した結果である場合、レジスタT205の出力信号S205はメモリ書込み動作制御回路202を停止させる事を可能とする。すなわち半導体記憶装置に供給される電源電圧が動作保証の下限電圧を下回った場合に書込み動作を停止させる事が可能となる。レジスタ205の格納値が基準セルT250の閾値電圧を‘1’と判定した結果である場合、レジスタT205の出力信号S205はメモリ書込み動作制御回路202を停止させる事はなく、書込み動作が行われる。
以上のように本実施形態によれば、半導体記憶装置の動作電圧が回路動作を保証出来る電圧範囲であるかどうかを判別する事が可能になり、動作保証範囲外の動作電圧である場合、メモリ動作を停止させ、データの信頼性を損なうメモリ書換え動作の危険性を未然に防ぐ事が可能となる。
(第3の実施の形態)
図5は本発明の第3の実施形態における半導体記憶装置(例えばフラッシュメモリ)の回路構成を示すものである。
V301は半導体記憶装置に供給される電源電圧、304は電流検知型のセンスアンプ、T310はROMを構成するメモリセル、T350は電源電圧判定の為の基準セルである。基準セルT350は、読出しの電源電圧下限値近傍の閾値レベルを持つメモリセル、すなわち、電源電圧V301の動作保証電圧範囲内であって、かつその範囲の下限値の近傍の閾値レベルを持つメモリセルである。S350は基準セルT350のゲートであり、S352は基準セルT350のソースであり、S353は基準セルT350のドレインでありセンスアンプ304に接続されている。T320はメモリセルT310の書込みを実施する時の閾値レベルを判定する為の判定電流を供給するトランジスタ、T330はメモリセルT310や基準セルT350の閾値レベルを判定する為の判定電流を供給するトランジスタである。S332はトランジスタT330のソースであり、電源電圧選択回路307に接続されている。S333はトランジスタT330のドレインであり、センスアンプ304に接続されている。S304はセンスアンプ304からの出力ラインであり、305は読出し用トランジスタT330の判定電流によりセンスアンプ304で判定された基準セルT350の判定結果を格納するレジスタである。S305はレジスタ305に格納の判定結果を昇圧回路381と電源電圧選択回路307に伝える信号線である。又、302はメモリ書込み動作を制御する回路であり、書込みレベル判定時はT320のトランジスタをONさせ、読出し時はT330のトランジスタをONさせる事が可能である。S302は制御回路302からの出力で、書換え時に必要な電圧を供給する事が出来る制御回路340を駆動する事が可能である。S340は書換え動作時にセンスアンプ304の動作/非動作を制御する信号線で、センスアンプ304に接続されている。また制御回路340は、信号線S340を介しセンスアンプ304の動作/非動作を制御する他、書換えや読出し動作時に必要な電圧をメモリセルT310のドレインS313や基準セルT350のドレインS353に供給するとともに、信号線S303を介しアドレス指定回路303に対して書換えや読出し時に必要な電圧をメモリセルT310のゲートS310や基準セルT350のゲートS350に供給する事を制御する事が可能である。303はメモリセルT310や基準セルT350が存在するアドレスを指し示す事が出来るアドレス指定回路であり、書換えや読出し時に必要な電圧をメモリセルT310のゲートS310や基準セルT350のゲートS350に印加する事が可能である。S303はゲートS310やS350に書換えや読出しに必要な電圧を供給する事を可能とする信号線である。メモリセルT310や基準セルT350はフローティングゲート型のトランジスタで構成されている。
381は電源電圧V301をX倍(例えば1.2倍程度)に昇圧させる昇圧回路であり、レジスタ305に格納の判定結果により昇圧動作のON/OFFが可能となる。V381は電源電圧V301をX倍に昇圧した電位であり、電源電圧選択回路307に接続される。307はトランジスタT320やT330のソース電位として、電源電圧301と昇圧電位V381のいずれかをS305の信号により選択し供給する事が可能な電源電圧選択回路である。なお、S305がディスエーブルの時はトランジスタT320、T330のソースには電源電圧V301が供給されるものとする。
本実施形態の半導体記憶装置において、メモリセルT310に対する基本的な書込み動作、読出し動作は従来の半導体記憶装置と同様であり、説明を省略する。
図6は図5の構成におけるトランジスタの特性を示すものである。
330は図5の読出し時の判定電流を供給するトランジスタT330の電源電圧−電流特性であり、横軸がソース電位S332を表し、縦軸がソース電位S332を変化させた時のソースS332−ドレインS333間に流れる判定電流を表している。又、350は図5の基準セルT350の特性を表している。横軸はT350のゲートS350にかかる電圧であり、ソース電位S332と同電圧である。又、縦軸はゲートS350にかける電圧を変化させた時のソースS352−ドレインS353間に流れる電流の特性を表している。
ソース電位S332がV30の時、トランジスタT330が流す判定電流がI3300、基準セルT350が流す事の出来る電流がI3500である事を表している。同様にソース電位がV31の時、トランジスタT330が流す判定電流がI3301、基準セルT350が流す事の出来る電流がI3501である事を表している。
同様にソース電位がV32の時、トランジスタT330が流す判定電流がI3302、基準セルT350が流す事の出来る電流がI3502である事を表している。なおV30>V31>V32であり、V30は読出しを行う時の通常動作電圧であり、V31は本メモリセルを構成する回路の動作が保証される下限動作電圧であり、V32では本来動作させるべきでは無い非保証動作電圧を表している。また電流値はV30においてI3500>I3300、V31においてI3501>I3301、V32においてI3302>I3502の関係があるものとする。
すなわちV30、V31において基準セルT350は‘1’と判定され、V32において基準セルT350は‘0’と判定される。
以上のような構成になっている半導体記憶装置の動作を説明する。
安定した電源電圧が供給されているかどうかが不明な環境下で書込みを実施する場合、基準セルT350の閾値電圧を読出し用のトランジスタT330の判定電流により判定を行う。アドレス指定回路303により基準セルT350、メモリ動作制御回路302により読出し時の判定電流を流すT330のトランジスタを選択させる。トランジスタT330のソースS332−ドレインS333間に流れる判定電流と基準セルT350のソースS352−ドレインS353間に流れる電流を電流検知型センスアンプ304により判定する。電源電圧V301がV30の場合、I3500>I3300となり基準セルT350は‘1’と判定される。同様にV31の場合、I3501>I3301となり基準セルT350は‘1’と判定される。V32の場合、I3302>I3502となり基準セルT350は‘0’と判定される。またセンスアンプ304による判定結果はレジスタ305に格納される。またレジスタ305の格納値が基準セルT350の閾値電圧を‘0’と判定した結果である場合、レジスタT305の出力信号S305はイネーブルとなり、昇圧回路381を動作させる。また、S305がイネーブルになると電源電圧選択回路307はS305のイネーブル信号を受けてトランジスタT320に供給するソース電位を昇圧電位V381に切替える。この結果、電源電圧が降下した時でも、書込みを実施するにあたり判定電流を供給するトランジスタT320のソース電位にはV31以上の動作保証範囲内の電位が供給される。
以上のように本実施形態によれば、半導体記憶装置の動作電圧が回路動作を保証出来る電圧範囲であるかどうかを判別する事が可能になり、動作保証範囲外の動作電圧である場合、メモリを動作させる保証電源電圧まで昇圧した電圧をメモリ動作回路に供給する事により、保証電圧範囲内と同等の条件下でメモリ書換え動作を実現する事が可能となる。
(第4の実施の形態)
図7は本発明の第4の実施形態における半導体記憶装置(例えばフラッシュメモリ)の回路構成を示すものである。
V401は半導体記憶装置に供給される電源電圧、404は電流検知型のセンスアンプ、T410はROMを構成するメモリセル、T450、T460は電源電圧判定の為の基準セルである。基準セルT450、T460は、読出しの電源電圧下限値近傍の閾値レベルを持つメモリセル、すなわち、電源電圧V401の動作保証電圧範囲内であって、かつその範囲の下限値の近傍の閾値レベルを持つメモリセルである。S450は基準セルT450のゲートであり、S452は基準セルT450のソースであり、S453は基準セルT450のドレインでありセンスアンプ404に接続されている。S460は基準セルT460のゲートであり、S462は基準セルT460のソースであり、S463は基準セルT460のドレインでありセンスアンプ404に接続されている。T420はメモリセルT410の書込みを実施する時の閾値レベルを判定する為の判定電流を供給するトランジスタ、T430はメモリセルT410や基準セルT450の閾値レベルを判定する為の判定電流を供給するトランジスタである。S432はトランジスタT430のソースであり、電源電圧選択回路407に接続されている。S433はトランジスタT430のドレインであり、センスアンプ404に接続されている。S404はセンスアンプ404からの出力ラインであり、405は読出し用トランジスタT430の判定電流によりセンスアンプ404で判定された基準セルT450の判定結果を格納するレジスタである。S405はレジスタ405に格納の判定結果を伝える信号線で昇圧回路481と電源電圧選択回路407に接続されている。406は読出し用トランジスタT430の判定電流によりセンスアンプ404で判定された基準セルT460の判定結果を格納するレジスタである。S406はレジスタ406に格納の判定結果を伝える信号線で昇圧回路482と電源電圧選択回路407に接続されている。又、402はメモリ書込み動作を制御する回路であり、書込みレベル判定時はT420のトランジスタをONさせ、読出し時はT430のトランジスタをONさせる事が可能である。S402は制御回路402からの出力で、書換え時に必要な電圧を供給する事が出来る制御回路440を駆動する事が可能である。S440は書換え動作時にセンスアンプ404の動作/非動作を制御する信号線で、センスアンプ404に接続されている。また制御回路440は、信号線S440を介しセンスアンプ404の動作/非動作を制御する他、書換えや読出し動作時に必要な電圧をメモリセルT410のドレインS413や基準セルT450のドレインS453、基準セルT460のドレインS463に供給するとともに、信号線S403を介しアドレス指定回路403に対して書換えや読出し時に必要な電圧をメモリセルT410のゲートS410や基準セルT450のゲートS450、基準セルT460のゲートS460に供給する事を制御する事が可能である。403はメモリセルT410や基準セルT450、T460が存在するアドレスを指し示す事が出来るアドレス指定回路であり、書換えや読出し時に必要な電圧をメモリセルT410のゲートS410や基準セルT450のゲートS450、基準セルT460のゲートS460に印加する事が可能である。S403はゲートS410やS450、S460に書換えや読出しに必要な電圧を供給する事を可能とする信号線である。メモリセルT410や基準セルT450、T460はフローティングゲート型のトランジスタで構成されている。
481は電源電圧V401をX1倍(例えば1.1倍)に昇圧させる昇圧回路であり、482は昇圧回路481で昇圧された電位V481をさらにX2倍(例えば1.1倍)に昇圧させる昇圧回路である。レジスタ405に格納の判定結果により昇圧回路481の動作のON/OFFが可能となり、レジスタ406に格納の判定結果により昇圧回路482の動作のON/OFFが可能となり、V481は電源電圧V401をX1倍に昇圧した電位であり、電源電圧選択回路407と昇圧回路482に接続される。V482は昇圧電位V481をX2倍に昇圧した電位であり、電源電圧選択回路407に接続される。407はトランジスタT420やT430のソース電位として、電源電圧401と昇圧電位V481、V482のいずれかをS405、S406の信号により選択し供給する事が可能な電源電圧選択回路である。S405、S406と選択される電圧V401、V481、V482の関係は表1に示す通りである。
Figure 2005182919
本実施形態の半導体記憶装置において、メモリセルT410に対する基本的な書込み動作、読出し動作は従来の半導体記憶装置と同様であり、説明を省略する。
図8は図7の構成におけるトランジスタの特性を示すものである。
430は図7の読出し時の判定電流を供給するトランジスタT430の電源電圧−電流特性であり、横軸がソース電位S432を表し、縦軸がソース電位S432を変化させた時のソースS432−ドレインS433間に流れる判定電流を表している。又、450は図7の基準セルT450の特性を表している。横軸はT450のゲートS450にかかる電圧であり、ソース電位S432と同電圧である。又、縦軸はゲートS450にかける電圧を変化させた時のソースS452−ドレインS453間に流れる電流の特性を表している。又、460は図7の基準セルT460の特性を表している。横軸はT460のゲートS460にかかる電圧であり、ソース電位S432と同電圧である。又、縦軸はゲートS460にかける電圧を変化させた時のソースS462−ドレインS463間に流れる電流の特性を表している。
ソース電位S432がV40の時、トランジスタT430が流す判定電流がI4300、基準セルT450が流す事の出来る電流がI4500、基準セルT460が流す事が出来る電流がI4600である事を表している。
同様にソース電位がV41の時、トランジスタT430が流す判定電流がI4301、基準セルT450が流す事の出来る電流がI4501、基準セルT460が流す事の出来る電流がI4601である事を表している。
同様にソース電位がV42の時、トランジスタT430が流す判定電流がI4302、基準セルT450が流す事の出来る電流がI4502、基準セルT460が流す事の出来る電流がI4602である事を表している。なおV40>V41>V42であり、V40は読出しを行う時の通常動作電圧であり、V41は本メモリセルを構成する回路の動作が保証される下限動作電圧であり、V42では本来動作させるべきでは無い非保証動作電圧を表している。また電流値はV40においてI4600>I4500>I4300、V41においてI4601>I4301>I4501、V42においてI4302>I4602>I4502の関係があるものとする。
すなわちV40において基準セルT450、T460は共に‘1’と判定され、V41において基準セルT450は‘0’、T460は‘1’と判定され、V42において基準セルT450、T460は共に‘0’と判定される。
以上のような構成になっている半導体記憶装置の動作を説明する。
安定した電源電圧が供給されているかどうかが不明な環境下で書込みを実施する場合、基準セルT450の閾値電圧を読出し用のトランジスタT430の判定電流により判定を行う。アドレス指定回路403により基準セルT450、メモリ動作制御回路402により読出し時の判定電流を流すT430のトランジスタを選択させる。トランジスタT430のソースS432−ドレインS433間に流れる判定電流と基準セルT450のソースS452−ドレインS453間に流れる電流を電流検知型センスアンプ404により判定する。続いて、基準セルT460の閾値電圧を読出し用のトランジスタT430の判定電流により判定を行う。アドレス指定回路403により基準セルT460、メモリ動作制御回路402により読出し時の判定電流を流すT430のトランジスタを選択させる。トランジスタT430のソースS432−ドレインS433間に流れる判定電流と基準セルT460のソースS462−ドレインS463間に流れる電流を電流検知型センスアンプ404により判定する。
電源電圧V401がV40の場合、I4600>I4500>I4300となり基準セルT450、T460は共に‘1’と判定される。同様にV41の場合、I4601>I4301>I4501となり基準セルT450は‘0’、T460は‘1’と判定される。V42の場合、I4302>I4602>I4502となり基準セルT450、T460は共に‘0’と判定される。また基準セルT450の判定結果はレジスタ405に格納され、基準セルT460の判定結果はレジスタ406に格納される。
そして、レジスタ405の格納値が基準セルT450の閾値電圧を‘0’と判定した結果である場合、レジスタ405の出力信号S405はイネーブルとなり、昇圧回路481を動作させる。またレジスタ406の格納値が基準セルT460の閾値電圧を‘0’と判定した結果である場合、レジスタ406の出力信号S406はイネーブルとなり、昇圧回路482を動作させる。また、S405がイネーブルになると電源電圧選択回路407はS405のイネーブル信号を受けてトランジスタT420に供給するソース電位を昇圧電位V481に切替える。また、S406がイネーブルになると電源電圧選択回路407はS406のイネーブル信号を受けてトランジスタT420に供給するソース電位を昇圧電位V482に切替える。この結果、電源電圧が降下した時でも、書込みを実施するにあたり判定電流を供給するトランジスタT420のソース電位はV41以上の動作保証範囲内の電位が供給される事になり、保証動作電圧範囲内の判定電流が供給される事になり、閾値電圧の信頼性を保つ事が可能になる。
以上のように本実施形態によれば、半導体記憶装置の動作電圧が回路動作を保証出来る電圧範囲であるかどうか、かつ電圧降下の程度を判別する事が可能になり、動作保証範囲外の動作電圧である場合、メモリを動作させる保証電圧範囲内まで昇圧した電圧をメモリ動作回路に供給、あるいは電圧降下が検知された時点で一定レベルまで昇圧電圧をメモリ動作回路に供給する事が可能になり、保証電圧範囲内の動作させたい電圧でメモリ書換え動作を実現する事が可能となる。
なお、本実施形態では、基準セルを2個、基準セルの読出し判定結果を格納するレジスタを2個、レジスタの値を受けて動作する昇圧回路を2個設定したが、各々N個(Nは3以上)の場合も同様にして構成できる。
本発明は、不安定な電源電圧の動作環境下におけるデータ書き換え動作の信頼性を保証すること等を可能にする半導体記憶装置等として有用である。
本発明の第1の実施形態における半導体記憶装置の回路図 本発明の第1の実施形態における半導体記憶装置のトランジスタ特性図 本発明の第2の実施形態における半導体記憶装置の回路図 本発明の第2の実施形態における半導体記憶装置のトランジスタ特性図 本発明の第3の実施形態における半導体記憶装置の回路図 本発明の第3の実施形態における半導体記憶装置のトランジスタ特性図 本発明の第4の実施形態における半導体記憶装置の回路図 本発明の第4の実施形態における半導体記憶装置のトランジスタ特性図 従来の半導体記憶装置の回路図 従来の半導体記憶装置のトランジスタ特性図
符号の説明
V101 半導体記憶装置に供給される電源電圧
102 書込み、読出し時の判定電流を供給するトランジスタを選択する事が可能なメモリ書込み動作制御回路
S102 書換え、読出し時に必要な電圧を供給する回路を駆動する信号ライン
103 セルが存在するアドレスを指定するアドレス指定回路
S103 S110、S150に必要な電圧を供給する事を許可する信号ライン
104 セルの閾値電圧を判定する電流センス型のセンスアンプ
S104 センスアンプ104の判定結果をレジスタ105に伝える信号ライン
105 セル判定結果を格納するレジスタ
S105 レジスタ105の出力信号
T110 ROMを構成するメモリセル
S110 メモリセルT110のゲート
S112 メモリセルT110のソース
S113 メモリセルT110のドレイン
T120 書込み判定電流を供給するトランジスタ
S120 トランジスタT120のゲート
T130 読出し判定電流を供給するトランジスタ
S130 トランジスタT130のゲート
S132 トランジスタT130のソース
S133 トランジスタT130のドレイン
140 S140、S103の信号線を制御する回路
S140 書換え時にセンスアンプ104の動作を制御する信号線
T150 動作電源電圧の状態を比較する為の動作下限電圧近傍の閾値電圧を持つトランジスタ
S150 トランジスタT150のゲート
S152 トランジスタT150のソース
S153 トランジスタT150のドレイン
130 読出し判定電流を供給するトランジスタの電圧−電流特性
150 T150のゲート電圧−ソースドレイン間電流特性
V10 回路に供給される通常動作電源電圧
V11 動作保証電圧下限値
V12 非保証動作電圧
I1300 V10時にT130が流す電流値
I1301 V11時にT130が流す電流値
I1302 V12時にT130が流す電流値
I1500 V10時にT150が流す電流値
I1501 V11時にT150が流す電流値
I1502 V12時にT150が流す電流値
V201 半導体記憶装置に供給される電源電圧
202 書込み、読出し時の判定電流を供給するトランジスタを選択する事が可能なメモリ書込み動作制御回路
S202 書換え、読出し時に必要な電圧を供給する回路を駆動する信号ライン
203 セルが存在するアドレスを指定するアドレス指定回路
S203 S210、S250に必要な電圧を供給する事を許可する信号ライン
204 セルの閾値電圧を判定する電流センス型のセンスアンプ
S204 センスアンプ204の判定結果をレジスタ205に伝える信号ライン
205 セル判定結果を格納するレジスタ
S205 T250が‘0’と判定された時にイネーブルとなる信号線
T210 ROMを構成するメモリセル
S210 メモリセルT210のゲート
S212 メモリセルT210のソース
S213 メモリセルT210のドレイン
T220 書込み判定電流を供給するトランジスタ
S220 トランジスタT220のゲート
T230 読出し判定電流を供給するトランジスタ
S230 トランジスタT230のゲート
S232 トランジスタT230のソース
S233 トランジスタT230のドレイン
240 S240、S203の信号線を制御する回路
S240 書換え時にセンスアンプ204の動作を制御する信号線
T250 動作電源電圧の状態を比較する為の動作下限電圧近傍の閾値電圧を持つトランジスタ
S250 トランジスタT250のゲート
S252 トランジスタT250のソース
S253 トランジスタT250のドレイン
230 読出し判定電流を供給するトランジスタの電圧−電流特性
250 T250のゲート電圧−ソースドレイン間電流特性
V20 回路に供給される通常動作電源電圧
V21 動作保証電圧下限値
V22 非保証動作電圧
I2300 V20時にT230が流す電流値
I2301 V21時にT230が流す電流値
I2302 V22時にT230が流す電流値
I2500 V20時にT250が流す電流値
I2501 V21時にT250が流す電流値
I2502 V22時にT250が流す電流値
V301 半導体記憶装置に供給される電源電圧
302 書込み、読出し時の判定電流を供給するトランジスタを選択する事が可能なメモリ書込み動作制御回路
S302 書換え、読出し時に必要な電圧を供給する回路を駆動する信号ライン
303 セルが存在するアドレスを指定するアドレス指定回路
S303 S310、S350に必要な電圧を供給する事を許可する信号ライン
304 セルの閾値電圧を判定する電流センス型のセンスアンプ
S304 センスアンプ304の判定結果をレジスタ305に伝える信号ライン
305 セル判定結果を格納するレジスタ
S305 T350が‘0’と判定された時にイネーブルとなる信号線
307 T320、T330のソース電位を選択する事が可能な電源電圧選択回路
381 昇圧回路
V381 381で昇圧された電圧
T310 ROMを構成するメモリセル
S310 メモリセルT310のゲート
S312 メモリセルT310のソース
S313 メモリセルT310のドレイン
T320 書込み判定電流を供給するトランジスタ
S320 トランジスタT320のゲート
T330 読出し判定電流を供給するトランジスタ
S330 トランジスタT330のゲート
S332 トランジスタT330のソース
S333 トランジスタT330のドレイン
340 S340、S303の信号線を制御する回路
S340 書換え時にセンスアンプ304の動作を制御する信号線
T350 動作電源電圧の状態を比較する為の動作下限電圧近傍の閾値電圧を持つトランジスタ
S350 トランジスタT350のゲート
S352 トランジスタT350のソース
S353 トランジスタT350のドレイン
330 読出し判定電流を供給するトランジスタの電圧−電流特性
350 T350のゲート電圧−ソースドレイン間電流特性
V30 回路に供給される通常動作電源電圧
V31 動作保証電圧下限値
V32 非保証動作電圧
I3300 V30時にT330が流す電流値
I3301 V31時にT330が流す電流値
I3302 V32時にT330が流す電流値
I3500 V30時にT350が流す電流値
I3501 V31時にT350が流す電流値
I3502 V32時にT350が流す電流値
V401 半導体記憶装置に供給される電源電圧
402 書込み、読出し時の判定電流を供給するトランジスタを選択する事が可能なメモリ書込み動作制御回路
S402 書換え、読出し時に必要な電圧を供給する回路を駆動する信号ライン
403 セルが存在するアドレスを指定するアドレス指定回路
S403 S410、S450、S460に必要な電圧を供給する事を許可する信号ライン
404 セルの閾値電圧を判定する電流センス型のセンスアンプ
S404 センスアンプ404の判定結果をレジスタ405、406に伝える信号ライン
405 T450の判定結果を格納するレジスタ
406 T460の判定結果を格納するレジスタ
S405 T450が‘0’と判定された時にイネーブルとなる信号線
S406 T460が‘0’と判定された時にイネーブルとなる信号線
407 T420、T430のソース電位を選択する事が可能な電源電圧選択回路
481 昇圧回路
V481 481で昇圧された電圧
482 昇圧回路
V482 482で昇圧された電圧
T410 ROMを構成するメモリセル
S410 メモリセルT410のゲート
S412 メモリセルT410のソース
S413 メモリセルT410のドレイン
T420 書込み判定電流を供給するトランジスタ
S420 トランジスタT420のゲート
T430 読出し判定電流を供給するトランジスタ
S430 トランジスタT430のゲート
S432 トランジスタT430のソース
S433 トランジスタT430のドレイン
440 S440、S403の信号線を制御する回路
S440 書換え時にセンスアンプ404の動作を制御する信号線
T450 動作電源電圧の状態を比較する為の動作下限電圧近傍の閾値電圧を持つトランジスタ
S450 トランジスタT450のゲート
S452 トランジスタT450のソース
S453 トランジスタT450のドレイン
430 読出し判定電流を供給するトランジスタの電圧−電流特性
450 T450のゲート電圧−ソースドレイン間電流特性
V40 回路に供給される通常動作電源電圧
V41 動作保証電圧下限値
V42 非保証動作電圧
I4300 V40時にT430が流す電流値
I4301 V41時にT430が流す電流値
I4302 V42時にT430が流す電流値
I4500 V40時にT450が流す電流値
I4501 V41時にT450が流す電流値
I4502 V42時にT450が流す電流値
I4600 V40時にT460が流す電流値
I4601 V41時にT460が流す電流値
I4602 V42時にT460が流す電流値
V501 半導体記憶装置に供給される電源電圧
502 書込み、読出し時の判定電流を供給するトランジスタを選択する事が可能なメモリ書込み動作制御回路
S502 書換え、読出し時に必要な電圧を供給する回路を駆動する信号ライン
503 セルが存在するアドレスを指定するアドレス指定回路
S503 S510に必要な電圧を供給する事を許可する信号ライン
503 セルが存在するアドレスを指定するアドレス指定回路
504 セルの閾値電圧を判定する電流センス型のセンスアンプ
S504 センスアンプ504の判定結果を出力する信号ライン
T510 ROMを構成するメモリセル
S510 メモリセルT510のゲート
S512 メモリセルT510のソース
S513 メモリセルT510のドレイン
T520 書込み時の判定電流を供給するトランジスタ
S520 トランジスタT520のゲート
T530 読出し時の判定電流を供給するトランジスタ
S530 トランジスタT530のゲート
S532 トランジスタT530のソース
S533 トランジスタT530のドレイン
540 S540、S503の信号線を制御する回路
S540 書換え時にセンスアンプ504の動作を制御する信号線
510a T510のゲート電圧−ソースドレイン間電流特性
510b T510のゲート電圧−ソースドレイン間電流特性
520 書込み時の判定電流を供給するトランジスタT520の電圧−電流特性
V50 回路に供給される通常動作電源電圧
V51 非保証動作電源電圧
I5200 V50時にT520が流す電流値
I5201 V51時にT520が流す電流値
I5300 V50時にT530が流す電流値
I5301 V51時にT530が流す電流値
I5100a V50時に510aの状態にあるT510が流す電流値
I5101a V51時に510aの状態にあるT510が流す電流値
I5100b V50時に510bの状態にあるT510が流す電流値
I5101b V51時に510bの状態にあるT510が流す電流値

Claims (4)

  1. それぞれ保持データに応じた閾値電圧を持つ複数のメモリセルトランジスタと、
    オン状態のときにそのときの電源電圧に応じた書込み判定用電流が流れる書込み判定用トランジスタと、
    オン状態のときにそのときの電源電圧に応じた読出し判定用電流が流れる読出し判定用トランジスタとを備え、
    データを書き込む際、前記データを書き込むメモリセルトランジスタのゲートに電源電圧を印加することにより前記データを書き込む前記メモリセルトランジスタを選択するとともに前記書込み判定用トランジスタをオンし、前記選択したメモリセルトランジスタに前記書込み判定用トランジスタに流れる書込み判定用電流に応じた電流を流すことによりデータの書込みを行い、
    データを読み出す際、前記データを読み出すメモリセルトランジスタのゲートに電源電圧を印加することにより前記データを読み出すメモリセルトランジスタを選択するとともに前記読出し判定用トランジスタをオンし、前記選択したメモリセルトランジスタに流れる電流と前記読出し判定用トランジスタに流れる読出し判定用電流とを比較することによりデータの読出しを行い、
    前記データの書込みおよび読出しが正しく行われる電源電圧の動作保証電圧範囲を有した半導体記憶装置であって、
    前記動作保証電圧範囲の下限値近傍の閾値電圧を持つ基準セルトランジスタを設けるとともに、
    前記基準セルトランジスタのゲートに電源電圧を印加することにより前記基準セルトランジスタを選択するとともに前記読出し判定用トランジスタをオンし、前記基準セルトランジスタに流れる電流と前記読出し判定用トランジスタに流れる読出し判定用電流とを比較し、前記電源電圧が前記動作保証電圧範囲内にあるか否かを判定する電源電圧判定手段を設けたことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記電源電圧判定手段により前記電源電圧が前記動作保証電圧範囲内にないと判定されたとき、前記データの書込みを行わないようにした請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記電源電圧判定手段により前記電源電圧が前記動作保証電圧範囲内になく、前記電源電圧が前記動作保証電圧範囲を下回ると判定されたとき、前記電源電圧を前記動作保証電圧範囲内となるように昇圧するようにした請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 前記データを書き込む際、前記データの書込みを行う前に、前記電源電圧判定手段により前記電源電圧が前記動作保証電圧範囲内になく、前記電源電圧が前記動作保証電圧範囲を下回ると判定されたとき、前記電源電圧を前記動作保証電圧範囲内となるように昇圧し、前記データの書込みを行うようにした請求項1記載の半導体記憶装置。
JP2003422604A 2003-12-19 2003-12-19 半導体記憶装置 Pending JP2005182919A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003422604A JP2005182919A (ja) 2003-12-19 2003-12-19 半導体記憶装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003422604A JP2005182919A (ja) 2003-12-19 2003-12-19 半導体記憶装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005182919A true JP2005182919A (ja) 2005-07-07

Family

ID=34783423

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003422604A Pending JP2005182919A (ja) 2003-12-19 2003-12-19 半導体記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005182919A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100799018B1 (ko) 2006-12-27 2008-01-28 주식회사 하이닉스반도체 불휘발성 메모리 소자 및 자기 보상 방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100799018B1 (ko) 2006-12-27 2008-01-28 주식회사 하이닉스반도체 불휘발성 메모리 소자 및 자기 보상 방법
US7542344B2 (en) 2006-12-27 2009-06-02 Hynix Semiconductor Inc. Non-volatile memory device and self-compensation method thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100764053B1 (ko) 플래시 메모리 장치 및 그것의 프로그램 방법
US10665304B2 (en) Semiconductor memory device and methods for operating a semiconductor memory device
JP2007109352A (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびその駆動方法。
US20090034335A1 (en) Semiconductor device and its control method
TWI615846B (zh) 高電壓開關電路及包括其之非揮發性記憶體
JP2008287860A (ja) メモリセルの消去速度の偏差を減らすフラッシュメモリ装置及びその消去方法
JP2008117504A (ja) フラッシュメモリ装置及びその消去動作制御方法
JP2005071325A (ja) メモリカードおよび不揮発性メモリ混載マイコン
US20010021128A1 (en) Word line driver having a divided bias line in a non-volatile memory device and method for driving word lines
US20110002173A1 (en) Nonvolatile semiconductor memory device
US10008274B2 (en) Low voltage detection circuit, nonvolatile memory apparatus including the same, and operating method thereof
US20120008395A1 (en) Nonvolatile Memory Device and Method of Operating the Same
US8582368B2 (en) Non-volatile memory device and operating method of the same
KR20000071464A (ko) 제어된 셀 임계 전압 분포를 갖는 불휘발성 반도체 기억장치
JP2004362729A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP2008192287A (ja) 半導体メモリ装置
KR20170086932A (ko) 반도체 메모리 장치 및 이의 동작 방법
KR20170104840A (ko) 반도체 메모리 장치 및 그 동작 방법
KR101462487B1 (ko) 플래시 메모리 장치 및 그것의 프로그램 방법
JP2005302139A (ja) 半導体記憶装置
JP2005182919A (ja) 半導体記憶装置
KR20120037187A (ko) 반도체 메모리 장치 및 그의 동작 방법
US8792290B2 (en) Voltage generator and nonvolatile memory device including the same
US20170207229A1 (en) Voltage switching circuit and semiconductor apparatus including the same
KR20070081697A (ko) 메모리 셀에 대한 액세스 정보를 저장하는 반도체 메모리장치

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060518