JP2005181885A - 像担持体駆動装置、及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の像担持体ギアの回転速度変動を低減するための噛合い位置の調整を簡便に行うことができる像担持体駆動装置及び、これを搭載した画像形成装置を提供すること。
【解決手段】互いに異なる色の画像を、各像担持体11と対向しながら移動可能な被転写体に順次転写する像担持体を回転させる像担持体駆動装置5において、像担持体ギア53の回転速度変動を低減するための噛合い位置を調整するための位置決め手段たる突形状のマーキング57を設け、この突形状の高さをリブ60の高さよりも高く設定し、複数の駆動軸と像担持体ギアとを互いに対向する側板により挟み込む保持手段と、像担持体ギア間に配設され、保持手段を取りつけた状態で着脱自在に構成されたアイドラギア55とを備え、保持手段の一方の側板にマーキング57を視認するための覗き穴70を形成した。
【選択図】 図5


Description

本発明は、電子写真方式を用いる複写機,プリンタ,ファクシミリ、またはこれらの機能を有する複合機等の画像形成装置、及びこの画像形成装置に搭載される像担持体駆動装置に関する。さらに詳しくは、カラー画像を転写材の同一位置に重畳転写可能な画像形成装置等に関する。
一般に、画像形成装置においては、像担持体である感光体上に担持されている可視像を転写体に転写するようになっている。
転写体としては、感光体に直接対向当接する記録シートなどの他に、ベルト状の転写体が用いられる場合がある。後者の場合の一つとして、フルカラーを含む多色の画像を形成するものがある。
多色画像形成のための構成の一つとして、複数の感光体を用いて各感光体毎に色分解色に対応した静電潜像を形成し、これら各感光体にそれぞれ対峙しながら移動するベルトを中間転写体としてあるいは表面に記録シートを担持する搬送体として用いた構成がある(例えば、特許文献1)。
ベルトを中間転写体として用いる場合には、各感光体上に形成された色毎の画像を順次転写する1次転写工程と順次転写されて重畳された画像を記録シートに一括転写する2次転写工程とが用いられる。また、ベルトを搬送体として用いる場合には表面に担持した記録シートを各感光体に対向させるように移動させる課程で各感光体上の画像を記録シートに重畳転写する行程が用いられる。
このような転写工程を行う画像形成装置においては、各感光体が配置されている画像形成ステーションでの画像転写位置のずれを防止することが色ずれや色むらの発生を防ぐうえで重要となる。
転写位置のずれは、ベルトの移動方向に相当する副走査方向でのずれが原因となる。このずれは、ベルトの伸びやこれが掛け回されているローラの偏心等が原因として挙げられ、一定の発生パターンの色ズレが発生する。また、駆動源での速度変動や駆動源からの伝達経路に設けてあるギア列でのピッチムラ、さらには、感光体やギアの偏心回転による速度変動などが原因となり、周期的な変動成分による色ずれが発生する。
従来、転写位置ずれによる色ずれの発生を防止するための構成としては、複数の感光体毎に駆動源となるモータを設け、各感光体の1周期分の偏心を検知して各感光体毎で偏心成分の位相を合わせるように各モータの速度を制御する構成(例えば、特許文献2)、あるいは、各感光体への駆動系に装備されているギアの位相を検知すると共に、各感光体から転写されたパターン画像を読み取ることで各速度変動を割り出し、各速度変動が生じている際に各ギア同士での位相を整合させるように駆動源となるモータの始動タイミングを調整するようにした構成(例えば、特許文献3)がある
また、一方向に列設した複数の感光体における各感光体軸を回転させて駆動するような単一の駆動源によって各感光体を駆動する駆動装置が提案されている(例えば、特許文献4)。
特開平10−142895号公報 特開2001−188395号公報 特開2001−395820号公報 特開平5−281824号公報
しかしながら、上記特許文献2、3に開示されている構成では、各感光体同士の位相ずれを調整しやすいように各感光体毎に駆動源を装備することが必要となり、結果として装置の大型化やコスト上昇を招く。
また、上記特許文献4に開示された単一の駆動源により各感光体を駆動する場合、感光体の回転むらを低減するためには、感光体の駆動軸の直角度、駆動軸同士の位置精度,平行度を厳しく設定する必要がある。また、各感光体の駆動軸に同じ感光体ギアを配置して、駆動力を伝達するギア列を構成することになる。この場合、さらに前述の調整に加えて、ギアの回転角度を調整してギアの偏心や回転方向の累積ピッチ誤差による回転速度変動の位相を合わせることが必要となる。
この位相を合わせる方法としては、駆動装置を組み付けた状態において各駆動軸の回転むらを測定して、回転速度変動位相のずれを算出する。そして、駆動装置からギア列を取り外し、駆動軸と同軸の感光体ギアの回転角度を調整した後、再度ギア列および駆動装置の組み直しを行っている。この位相合わせのためには、アイドラギア、駆動モータのギア、及び側板を外しており、駆動装置の組み立て時には、感光体ギアを組み合わせた各駆動軸の直角度や平行度を再調整しなければならないという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、複数の像担持体ギアの回転速度変動を低減するための噛合い位置の調整を簡便に行うことができる像担持体駆動装置、及びこれを搭載した画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、複数の像担持体の端部に係合する係合部がそれぞれ設けられた複数の駆動軸と、該複数の駆動軸に固定され、該複数の駆動軸に駆動源からの駆動力を伝達する像担持体ギアとを備え、該複数の像担持体毎に可視像処理された互いに異なる色の画像を、各像担持体と対向しながら移動可能なベルトを用いた転写体若しくはベルト表面に担持された記録シートからなる被転写体に順次転写する像担持体を回転させる像担持体駆動装置において、上記像担持体ギアの回転速度変動を低減するための噛合い位置を調整するための位置決め手段たる突形状のマーキングを設け、この突形状の高さを該像担持体ギアを補強するために該像担持体面に直角に取りつけるリブの高さよりも高く設定し、上記複数の駆動軸と該像担持体ギアとを互いに対向する側板により挟み込む保持手段と、該像担持体ギア間に配設され、該保持手段を取りつけた状態で着脱自在に構成されたアイドラギアとを備え、該保持手段の一方の側板に該マーキングを視認するための覗き穴を形成したことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、複数の像担持体の端部に係合する係合部がそれぞれ設けられた複数の駆動軸と、該複数の駆動軸に固定され、該複数の駆動軸に駆動源からの駆動力を伝達する像担持体ギアとを備え、該複数の像担持体毎に可視像処理された互いに異なる色の画像を、各像担持体と対向しながら移動可能なベルトを用いた転写体若しくはベルト表面に担持された記録シートからなる被転写体に順次転写する像担持体を回転させる像担持体駆動装置において、上記像担持体ギアの回転速度変動を低減するための噛合い位置を調整するための位置決め手段たる貫通若しくは凹部形状のマーキングを設け、上記複数の駆動軸と該像担持体ギアとを互いに対向する側板により挟み込む保持手段と、該像担持体ギア間に配設され、該保持手段を取りつけた状態で着脱自在に構成されたアイドラギアと、該保持手段の一方の側板に該マーキングを視認するための覗き穴を形成したことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、複数の像担持体の端部に係合する係合部がそれぞれ設けられた複数の駆動軸と、該複数の駆動軸に固定され、該複数の駆動軸に駆動源からの駆動力を伝達する像担持体ギアとを備え、該複数の像担持体毎に可視像処理された互いに異なる色の画像を、各像担持体と対向しながら移動可能なベルトを用いた転写体若しくはベルト表面に担持された記録シートからなる被転写体に順次転写する像担持体を回転させる像担持体駆動装置において、上記像担持体ギアの回転速度変動を低減するための噛合い位置を調整するための位置決め手段たる他の部分とは異なる配色のマーキングを設け、上記複数の駆動軸と該像担持体ギアとを互いに対向する側板により挟み込む保持手段と、該像担持体ギア間に配設され、該保持手段を取りつけた状態で着脱自在に構成されたアイドラギアとを備え、該保持手段の一方の側板に該マーキングを視認するための覗き穴を形成したことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項2の像担持体駆動装置において、上記覗き穴から上記像担持体ギアに設けられたマーキングに、該像担持体ギアの回転速度変動を調整するための固定具を挿入して、該像担持体ギアの回転速度変動を調整することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の像担持体駆動装置において、上記像担持体ギアを固定する際に、該像担持体ギアが±1[°]程度回転可能なように構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1、2、3、4、又は5の像担持体駆動装置において、上記覗き穴の形状を、円弧上の切り抜き形状とすることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、複数の像担持体毎に可視像処理された異なる色の画像を、各像担持体と対向しながら移動可能な単一のベルトを用いた転写体若しくはベルト表面に担持された記録シートからなる被転写体に順次転写する構成を備えた画像形成装置において、像担持体駆動装置として、上記請求項1、2、3、4、5、又は6のものを用いることを特徴とするものである。
これらの発明においては、保持手段たる側板を取りつけたままアイドラギアを取り外せるように構成している。これにより、側板を取り付けた状態のままでアイドラギアを取り外し、像担持体ギアの噛合い位置の調整を行うことができる。また、マーキングの形状は、視認しやすい形状としている。従って、保持手段の一方の側板に設けた覗き穴からのマーキングの視認性を向上させることができる。従って、複数の像担持体ギアの回転速度変動を低減するための噛合い位置の調整を簡便に行うことができるという優れた効果がある。
以下、本発明を電子写真方式の画像形成装置としての直接転写方式タンデム型のレーザプリンタ(以下、「レーザプリンタ」という)に適用した実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係るレーザプリンタの概略構成図である。このレーザプリンタは、シアン(C),マゼンダ(M),イエロー(Y),黒(K)の各色の画像を顕像形成する4組のトナー像形成部1C,1M,1Y,1BKを備えている。以下、各符号の点字Y,M,C,Kは、それぞれシアン、マゼンダ、イエロー、黒用の部材であることを示す。この4組のトナー像形成部1C,1M,1Y,1BKは、転写材としての転写紙2の移動方向(図中の矢印A方向に沿ってベルトが走行する方向)における上流側から順に配置されている。このトナー像形成部1C,1M,1Y,1BKはそれぞれ、図1の矢印B方向に回転駆動される像担持体としての感光体11C,11M,11Y,11BKと、各感光体表面を帯電する帯電ローラ12C,12M,12Y,12Kと、各感光体表面に形成の静電潜像を現像してトナー画像を形成する現像ユニット13C,13M,13Y,13Kと、転写紙2にトナー画像が転写された後の各感光体表面をクリーニングするクリーニングユニット14C,14M,14Y,14K等を備えている。
現像ユニット13C,13M,13Y,13Kはそれぞれ異なる色のトナーにより、対応する感光体上の静電潜像を現像、各色のトナー画像を形成する。また、各トナー像形成部1C,1M,1Y,1BKの配置は、各感光体の回転軸が平行に、かつ転写紙の移動する矢印A方向に所定ピッチで配列するように設定されている。
本レーザプリンタは、トナー像形成部1C,1M,1Y,1BKのほか、各感光体の一様に帯電された表面に画像情報に応じたレーザ光Lを照射して静電潜像を形成する光書込ユニット3、転写紙2を担持して各トナー像形成部の転写位置を通過搬送する転写搬送ベルト40を有する転写ユニット4、および図示しない給紙カセット,レジストローラ対,定着装置,排紙トレイ等を備えている。各感光体上に画像を形成する画像形成手段として、トナー像形成部1C,1M,1Y,1 Kと光書込ユニット3とにより構成される。
光書込ユニット3は、図示しないレーザ光源,ポリゴンミラー,f−θレンズ,反射ミラー等を備え、所定の露光位置PAにおいて、画像データに基づき、回転駆動されている各感光体11C,11M,11Y,11BKの表面にレーザ光Lを主走査方向に走査しながら照射する。
転写ユニット4の無端ベルト状の転写搬送ベルト40は、転写搬送ベルト40に接触しながら駆動する駆動ローラ41、転写搬送ベルト40に所定の張力を付与するテンションローラ42、および従動ローラ43に掛け回され、所定タイミングで図1の矢印C方向に回転駆動される。また、転写ユニット4は、転写搬送ベルト40を所定圧接力で各感光体表面に圧接させる圧接ローラ44,45,46を備えている。さらに、転写ユニット4の内部には、各感光体を間に挟んで露光位置PAとは反対側に位置する転写位置PBにおいて転写電荷を付与して各感光体上のトナー画像を転写紙2に転写する転写チャージャ49C,49M,49Y,49Kが設けられている。
以上のように構成されるレーザプリンタにおいて、例えばシアン用のトナー像形成部1Cでは、帯電ローラ12Cにより一様に帯電された感光体11Cの表面に、光書込ユニット3で変調および偏向されたレーザ光Lが走査されながら照射されると、感光体11Cの表面に静電潜像が形成される。そして、感光体11C上の静電潜像は、現像ユニット13Cで現像されてシアン色のトナー画像となる。転写搬送ベルト40上の転写紙2が通過する転写位置PBでは、感光体11C上のトナー画像が転写紙2に転写される。トナー画像が転写された後の感光体11Cの表面は、クリーニングユニット14Cでクリーニングされ、図示しない除電手段で除電され、次の静電潜像の形成に備えられる。
以上の画像形成の工程が、他の感光体11M,11Y,11BKについても、転写紙2の搬送に同期させて実行される。一方、図示しないが、給紙カセットから給送された転写紙2は、搬送ガイドでガイドされながら搬送ローラで搬送され、レジストローラ対が設けられている一時停止位置に送られる。このレジストローラ対により所定のタイミングで送出された転写紙2は、図1に示す転写搬送ベルト40で担持され、各トナー像形成部1C,1M,1Y,1BKの転写位置PBを通過するように搬送される。各トナー像形成部1C,1M,1Y,1BKの各色のトナー画像が転写されカラー画像が形成された転写紙2は、定着装置でトナー画像が定着された後、排紙トレイ上に排出される。
図2は本実施形態におけるレーザプリンタに用いる駆動装置5の(a)は上面図、(b)は(a)におけるA−A’の断面図である。また、図3は駆動装置の斜視図を示す。図2に示すように、駆動装置5は、4つの感光体ギア53C、53M、53Y、53BK、アイドラギア55、保持手段たる互いに対向する第1側板51,第2側板52間、駆動モータ54などで構成される。4つの感光体ギア53C、53M、53Y、53BKは、駆動軸に固定されている。駆動軸は、第2側板に設けられた軸受けに回転自在に保持されている。また、駆動軸は、駆動モータ54から4つの感光体ギア53C、53M、53Y、53BK、及びアイドラギア55に伝達されることにより回転駆動するように構成されている。さらに、回転駆動される駆動軸の先端には、感光体の端部に係合する係合部としてカップリング56が固定されている(図3参照)。
そして、第1側板51と、第2側板52とで感光体ギア53等を挟み込んで一体の駆動装置5を構成しているのである。なお、アイドラギア55は、第1側板51と第2側板52を取り外すことなく取り外せる構成としている。
4つの感光体ギア53C、53M、53Y、53BKには、それぞれマーキングが予め設けられている。図4は、マーキング57Aの形状を説明するための図である。同図に示すように、マーキングを突形状とし、このマーキングの高さを感光体ギア53を補強するために感光外ギア面に直角に取り付けられるリブ60の高さより高く設定している。また、マーキングの形状を貫通穴形状としいる。これらの理由については後述する。
第1側板51は、レーザプリンタ本体フレームに対する基準面となる。一方、第2側板52側には、上述した軸受け及び覗き穴70等が設けられている。
図5は、覗き穴の一例を示したものである。ギアの中心と覗き穴の円弧の中心とが一致するように円弧上の覗き穴が、45[°]刻みで設けられている。
覗き穴70は、4つの感光体ギア53C、53M、53Y、53BKの回転位置(位相)を調整するときにギアの回転位置を確認するために設けられたものである。このように構成することにより、後述する回転位置調整を容易に行うことができる。
なお、覗き穴は、上記構成に限られるものではなく必要に応じて形状を変えることができる。また、45[°]刻みに限られるものではなく、例えば30[°]刻みに設置してもよい。
駆動装置5は、4つの感光体ギア53C、53M、53Y、53BKにそれぞれ設けられたマーキング57Aを基準として4つの感光体ギアの噛合い位置の位置決めを行う。そして、4本の駆動軸が基準面たる第1側板51に対してそれぞれ直角で互いに平行となるように組立治具等を用いて第1側板51と第2側板52とを合わせる。このように調整されて完成した駆動装置5は、図6に示すように本体フレーム6へ組み付けられる。
ここで、感光体ギアの位置合わせを行う方法の一例について説明する。まず、感光体ギア53は、金型の同一キャビティにより製造され、位置決め点としての位置決め用のマーキング57Aが同一位置に設けられている。従って、製造された各感光体11同士での偏心位相をマーキングの位置を調整することにより一致させることができる。そして、この条件下において、転写順位における下流側の感光体ギヤ53は、マーキング57Aの位置を、上流側での感光体ギヤ53のマーキングに基づく感光体駆動用ギヤ65(図9参照)との噛み合い位置に対して感光体11同士の軸間ピッチ分相当で逆回転させた位置に位置決めする。このようにすることにより、下流側の感光体ギヤ53が回転した際のマーキングの位置が上流側の感光体11での回転開始時でのマーキングの位置と一致することになり、画像の重ね位置を一致させて位置ずれを解消することができる。
回転位置の補正が必要な場合には、各駆動軸の回転速度変動(累積ピッチ誤差による変動など)を測定し、各駆動軸上の感光体ギア53の補正量(回転角)を算出する。そして、4つの感光体ギア53C、53M、53Y、53BKの回転位置(位相)を以下の手順により位相合わせする。まず、アイドラギア55、及び駆動装置54を取り外す。続いて、4つの感光体ギア53C、53M、53Y、53BKの位相を第2側板に設けられた覗き穴70から感光体ギアに設けられたマーキングをみながら順次調整する。その際、調整した感光体ギアが作業途中で位置がズレたりせぬように不図示のピンを覗き穴からマーキングに設けられた貫通穴に差し込む。これにより、駆動モータ54や感光体ギアの交換時や位相の調整時にギア間での位相のズレを防止することができる。
このピンは、マーキングに設けられた貫通穴に係合させても、感光体ギアは±1[°]程度回転可能なように構成されている。これによりモータ、ギアの交換をスムーズに行うことができる。このようにして、4つの感光体ギア53C、53M,53Y,53BKを順じ位置合わせをする。アイドラギア等を取り付けた後、ピンは取り外される。
本実施形態においては、感光体ギア53の回転位置(位相)を変更する必要があるときには、第1側板51と第2側板52とを取り付けたまま、各感光体ギア53の位置を変更することができる。また、マーキングを突形状とし、かつ、この突形状の高さをリブの高さよりも大きくなるようにしている。従って、覗き穴から位相合わせをする際に、視認性が向上する。組み付け時、及び、位相の調整時の位相合わせの作業が容易に行えるようになる。
〔変形例1〕
次に、上記実施形態1のプリンタにおける駆動装置5に備えられた感光体ギアとは別の変形例について説明する。
図9は、変形例に係る感光体ギアの概略構成図である。この駆動装置5の基本的な構成及び動作は、上記実施形態のものと同様であるが、マーキング57の構成が上記実施形態とは異なっている。すなわち、上記実施形態の感光体ギア53ではマーキング57Aの形状を突形状としているが、本変形例の感光体ギア53ではマーキング57Bの形状を突形状としていない。本変形例1においては、マーキング57Bに設けられた貫通穴により覗き穴70からのマーキングの視認性の向上を図っている。従って容易に組み立て、位相合わせを行うことができる。
〔変形例2〕
次に、上記実施形態1のプリンタにおける駆動装置5に備えられた感光体ギアとは別の変形例について説明する。
この駆動装置5の基本的な構成及び動作は、上記実施形態のものと同様であるが、マーキングの構成が上記実施形態とは異なっている。すなわち、上記実施形態の感光体ギア53ではマーキング57Aの形状を突形状としているが、本変形例の感光体ギア53では代わりにマーキング57Cのみ、他の構成部分と配色が異なるようにしている。これにより、組み立て時、又は再調整するときに容易に覗き穴からマーキング57Cを視認することができる。よって、従って容易に組み立て、位相合わせを行うことができる。
なお、上記実施形態に使用したプリンタは、本発明が適用できる装置の一例であり、この装置に限定されるものではない。また、各装置や部材の設定条件も、本実施形態のものに限定されるものではない。
本発明の実施の形態におけるレーザプリンタの全体構成の概略を示す図。 本実施形態におけるレーザプリンタに用いる駆動装置の(a)は上面図、(b)は(a)におけるA−A’の断面図。 本実施形態におけるレーザプリンタに用いる駆動装置の斜視図。 本実施形態における感光体ギアのマーキングを説明するための図。 本実施形態における駆動装置の第2側板に設けた覗き穴を示す側面図。 本実施形態におけるレーザプリンタに用いる駆動装置の本体フレームへの組み付け状態を示す部分斜視図。 本実施形態における駆動装置の各感光体ギアおよびアイドラギアの配列を示す図。 変形例1における感光体ギアのマーキングを説明するための図。 本実施形態における感光体ギア、アイドラギア、駆動モータの概略構成図。
符号の説明
5 駆動装置
11 感光体
53 感光体ギア
54 駆動モータ
55 アイドラギア
56 カップリング
57 マーキング
60 リブ
70 覗き穴

Claims (7)

  1. 複数の像担持体の端部に係合する係合部がそれぞれ設けられた複数の駆動軸と、
    該複数の駆動軸に固定され、該複数の駆動軸に駆動源からの駆動力を伝達する像担持体ギアとを備え、
    該複数の像担持体毎に可視像処理された互いに異なる色の画像を、各像担持体と対向しながら移動可能なベルトを用いた転写体若しくはベルト表面に担持された記録シートからなる被転写体に順次転写する像担持体を回転させる像担持体駆動装置において、
    上記像担持体ギアの回転速度変動を低減するための噛合い位置を調整するための位置決め手段たる突形状のマーキングを設け、この突形状の高さを該像担持体ギアを補強するために該像担持体面に直角に取りつけるリブの高さよりも高く設定し、上記複数の駆動軸と該像担持体ギアとを互いに対向する側板により挟み込む保持手段と、該像担持体ギア間に配設され、該保持手段を取りつけた状態で着脱自在に構成されたアイドラギアとを備え、該保持手段の一方の側板に該マーキングを視認するための覗き穴を形成したことを特徴とする像担持体駆動装置。
  2. 複数の像担持体の端部に係合する係合部がそれぞれ設けられた複数の駆動軸と、
    該複数の駆動軸に固定され、該複数の駆動軸に駆動源からの駆動力を伝達する像担持体ギアとを備え、
    該複数の像担持体毎に可視像処理された互いに異なる色の画像を、各像担持体と対向しながら移動可能なベルトを用いた転写体若しくはベルト表面に担持された記録シートからなる被転写体に順次転写する像担持体を回転させる像担持体駆動装置において、
    上記像担持体ギアの回転速度変動を低減するための噛合い位置を調整するための位置決め手段たる貫通若しくは凹部形状のマーキングを設け、上記複数の駆動軸と該像担持体ギアとを互いに対向する側板により挟み込む保持手段と、該像担持体ギア間に配設され、該保持手段を取りつけた状態で着脱自在に構成されたアイドラギアと、該保持手段の一方の側板に該マーキングを視認するための覗き穴を形成したことを特徴とする像担持体駆動装置。
  3. 複数の像担持体の端部に係合する係合部がそれぞれ設けられた複数の駆動軸と、
    該複数の駆動軸に固定され、該複数の駆動軸に駆動源からの駆動力を伝達する像担持体ギアとを備え、
    該複数の像担持体毎に可視像処理された互いに異なる色の画像を、各像担持体と対向しながら移動可能なベルトを用いた転写体若しくはベルト表面に担持された記録シートからなる被転写体に順次転写する像担持体を回転させる像担持体駆動装置において、
    上記像担持体ギアの回転速度変動を低減するための噛合い位置を調整するための位置決め手段たる他の部分とは異なる配色のマーキングを設け、上記複数の駆動軸と該像担持体ギアとを互いに対向する側板により挟み込む保持手段と、該像担持体ギア間に配設され、該保持手段を取りつけた状態で着脱自在に構成されたアイドラギアとを備え、該保持手段の一方の側板に該マーキングを視認するための覗き穴を形成したことを特徴とする像担持体駆動装置。
  4. 請求項2の像担持体駆動装置において、
    上記覗き穴から上記像担持体ギアに設けられたマーキングに、該像担持体ギアの回転速度変動を調整するための固定具を挿入して、該像担持体ギアの回転速度変動を調整することを特徴とする像担持体駆動装置。
  5. 請求項4の像担持体駆動装置において、
    上記像担持体ギアを固定する際に、該像担持体ギアが±1[°]程度回転可能なように構成されていることを特徴とする像担持体駆動装置。
  6. 請求項1、2、3、4、又は5の像担持体駆動装置において、
    上記覗き穴の形状を、円弧上の切り抜き形状とすることを特徴とする像担持体駆動装置。
  7. 複数の像担持体毎に可視像処理された異なる色の画像を、各像担持体と対向しながら移動可能な単一のベルトを用いた転写体若しくはベルト表面に担持された記録シートからなる被転写体に順次転写する構成を備えた画像形成装置において、
    像担持体駆動装置として、上記請求項1、2、3、4、5、又は6のものを用いることを特徴とする画像形成装置。
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