JP2005181167A - 故障検知装置、故障検知方法及び空気調和装置 - Google Patents

故障検知装置、故障検知方法及び空気調和装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 モータの動作不良が生じた場合、その原因が配線不備などによるモータの通電線の欠相にあるのか、インバータ回路の不良にあるのかを判別できる故障検知装置、故障検知方法及び空気調和装置を提供すること。
【解決手段】 インバータ回路3を介して三相電源21によって駆動されるモータ1の相を流れる電流値を検出することにより、故障を検知する故障検知装置50において、検出された各相の電流値に基づいて、これらの電流値のバラつき状態を求める演算手段9と、このバラつき状態に応じて故障内容を判別する判別手段9とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、モータなどの故障を検知する故障検知装置、故障検知方法及びこの故障検知装置を備えた空気調和装置に関する。
一般に、三相電源によって駆動されるモータの各相を流れる電流値を検出することにより、モータの通電線の欠相を検知する欠相検知装置が知られている(特許文献1参照)。この種の欠相検知装置では、モータの各相を流れる電流値の差が所定値以上となって場合に、当該モータの通電線の欠相と検知している。
特開平05−172442号公報
しかし、従来の欠相検知装置では、モータの通電線が欠相したか否かを検知することはできるものの、このモータが動作不良を生じた他の原因については検知することができなかった。特に、インバータ回路の不良によっても当該通電線の欠相と検知されてしまい、モータの動作不良の根本原因がどこにあるのかの特定が正確にはできないという問題があった。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、モータの動作不良が生じた場合、その原因が配線不備などによるモータの通電線の欠相にあるのか、インバータ回路の不良にあるのかを判別できる故障検知装置、故障検知方法及び空気調和装置を提供することにある。
本発明は、インバータ回路を介して三相電源によって駆動されるモータの各相を流れる電流値を検出することにより、故障を検知する故障検知装置において、検出された各相の電流値に基づいて、これらの電流値のバラつき状態を求める演算手段と、このバラつき状態に応じて故障内容を判別する判別手段とを備えることを特徴とする。
この場合において、前記判別手段は、前記バラつき状態が第1のバラつき状態と比べて、バラつきが同じ、あるいは大きい場合には欠相と判別し、前記バラつき状態が前記第1のバラつき状態よりもバラつきが小さい第2のバラつき状態と比べて、バラつきが同じ、あるいは大きく、かつ前記第1のバラつき状態よりもバラつきが小さい場合には、前記インバータ回路不良と判別する構成としても良い。
更に、前記演算手段は、各相を流れる電流値のうち、最大電流値と最小電流値との電流比によって前記バラつき状態を求める構成としても良い。
また。前記演算手段は、各相を流れる電流値のうち、最大電流値と最小電流値との差によって前記バラつき状態を求める構成としても良い。
また、前記演算手段は、前記モータの各相に流すべき電流値と、実際に各相を流れた電流値との差の最大値によって前記バラつき状態を求める構成としても良い。
また、本発明は、インバータ回路を介して三相電源によって駆動されるモータの各相を流れる電流値を検出することにより、故障を検知する故障検知方法において、検出された各相の電流値に基づいて、これらの電流値のバラつき状態を求める演算過程と、このバラつき状態に応じて故障内容を判別する判別過程とを備えることを特徴とする。
この場合において、前記判別過程は、前記バラつき状態が第1のバラつき状態と比べて、バラつきが同じ、あるいは大きい場合には欠相と判別し、前記バラつき状態が前記第1のバラつき状態よりもバラつきが小さい第2のバラつき状態と比べて、バラつきが同じ、あるいは大きく、かつ前記第1のバラつき状態よりもバラつきが小さい場合には、前記インバータ回路不良と判別する構成としても良い。
更に、前記演算過程は、各相を流れる電流値のうち、最大電流値と最小電流値との電流比によって前記バラつき状態を求める構成としても良い。
また本発明は、インバータ回路を介して三相電源によって駆動されるモータを有する空気調和装置において、前記モータの各相に流れる電流値を検出する電流検出部と、この電流検出部によって検出された電流値に基づいて、これらの電流値のバラつき状態を求める演算手段と、このバラつき状態に応じて故障内容を判別する判別手段とを備えることを特徴とする。
この場合において、前記判別手段は、前記バラつき状態が第1のバラつき状態と比べて、バラつきが同じ、あるいは大きい場合には欠相と判別し、前記バラつき状態が前記第1のバラつき状態よりもバラつきが小さい第2のバラつき状態と比べて、バラつきが同じ、あるいは大きく、かつ前記第1のバラつき状態よりもバラつきが小さい場合には、前記インバータ回路不良と判別する構成としても良い。
更に、前記演算手段は、各相を流れる電流値のうち、最大電流値と最小電流値との電流比によって前記バラつき状態を求める構成としても良い。
また、前記演算手段は、各相を流れる電流値のうち、最大電流値と最小電流値との差によって前記バラつき状態を求める構成としても良い。
また、前記演算手段は、前記モータの各相に流すべき電流値と、実際に各相を流れた電流値との差の最大値によって前記バラつき状態を求める構成としても良い。
本発明によれば、欠相とインバータ回路の不良とを判別できるため、モータの動作不良に至った原因を迅速に発見、解決できる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態にかかる空気調和装置100の構成を示した系統図である。この空気調和装置100は、図1に示すように、室外機51、室内機52及び制御装置53を備え、この制御装置53によって空気調和装置100の運転動作が制御されている。また、室外機51の室外冷媒配管54と室内機52の室内冷媒配管55とは連結配管64,65を介して連結されている。
室外機51は室外に設置され、室外冷媒配管54に圧縮機56が配設され、この圧縮機56の吸込側にアキュムレータ57が、吐出側に四方弁58が室外冷媒配管54を介してそれぞれ接続され、この四方弁58に室外熱交換器59が室外冷媒配管54を介して接続されて構成される。室外熱交換器59には、この室外熱交換器59へ向かって送風する室外ファン60が隣接して配置されている。
一方、室内機52は室内に設置され、室内冷媒配管55に室内熱交換器61が配設されると共に、室内冷媒配管55において室内熱交換器61近傍に電動膨張弁62が配設されて構成される。上記室内熱交換器61には、この室内熱交換器61へ送風する室内ファン63が隣接して配置されている。
室外機51の四方弁58が切り換えられることにより、空気調和装置100が冷房運転又は暖房運転に設定される。つまり、四方弁58が冷房側に切り換えられたときには、冷媒が実線矢印の如く流れ、室外熱交換器59が凝縮器に、室内熱交換器61が蒸発器になって冷房運転状態となり、室内機52の室内熱交換器61が室内を冷房する。また、四方弁58が暖房側に切り換えられたときには、冷媒が破線矢印の如く流れ、室内熱交換器61が凝縮器に、室外熱交換器59が蒸発器になって暖房運転状態となり、室内機52の室内熱交換器61が室内を暖房する。
上記圧縮機56内に、図示しない固定子巻線及び永久磁石の回転子(ロータ)を備えたモータ1(図2参照)が内蔵され、このモータ1は駆動装置40(図2参照)により駆動される。
図2は、モータ1を駆動する駆動装置40の構成を示すブロック図である。
駆動装置40は、図2に示すように、圧縮機(図1参照)を駆動するモータ1と、このモータ1へ供給される電圧及び周波数を変更するインバータ回路3と、モータ1に流れる電流値の大きさを検出するモータ電流検出回路5と、当該駆動装置40の動作を制御するコントローラ9とを備える。このコントローラ9は、上記空気調和装置100の動作を制御する制御装置53と兼ねても良い。
モータ1は三相電源21によって駆動されている。モータ1と三相電源21との間には、インバータ回路3が設けられている。これらのモータ1、インバータ回路3及び三相電源21は通電線11,13,15によって接続されている。また、モータ1は、このモータ1の動作を感知するセンサ23を備え、このセンサ23が出力する信号はコントローラ9に入力されている。
インバータ回路3は、三相電源21からの交流電力が整流回路(不図示)により変換された直流電力を、任意の周波数と電圧の交流電力に変換してモータ1に供給し、このモータ1の速度などを制御するものである。このインバータ回路3はフォトカプラ回路7を介してコントローラ9に接続されている。これにより、インバータ回路3とコントローラ9とは、フォトカプラ回路7によって絶縁されている。
モータ電流検出回路5は、モータ1とインバータ回路3とを接続する通電線11,13,15のうち、二相(本実施形態ではU相,V相)に対応する通電線11,13の電流値を検出している。これらの通電線11,13には、電流変成器(CT)17,19が配置され、モータ電流検出回路5は、この電流変成器17,19を通じて電流値を検出し、その信号をコントローラ9へ出力している。残りの一相(W相)の電流値は、検出した二相の電流値に基づいて、後述の通り、コントローラ9にて算出される。
コントローラ9は、モータ電流検出回路5から出力された信号を入力し、この信号に従って駆動装置40を制御するためのCPU(不図示)と、このCPUが読み出して実行する制御プログラムや各種データを格納したROM(不図示)と、各種データを一時的に格納するRAM(不図示)とを備えるとともに、コントローラ9が出力する信号を表示する表示部10とを備える。
駆動装置40は、この駆動装置40の故障を検知する故障検知装置50を備えており、上記モータ電流検出回路5及び上記コントローラ9が故障検知装置50として機能する。この故障検知装置50は、主として空気調和装置100の製造過程において、モータ1の動作不良が生じた場合に、その原因を判別するために用いられる。
コントローラ9は、モータ電流検出回路5によって検出された各相の電流値に基づいて、これらの電流値のバラつき状態を求める演算手段及び、このバラつき状態に応じて故障内容を判別する判別手段として機能する。詳述すると、コントローラ9は、判別手段として、上記演算手段で求めたバラつき状態が第1のバラつき状態と比べて、バラつきが同じ、あるいは大きい場合には欠相と判別し、上記バラつき状態が上記第1のバラつき状態よりもバラつきが小さい第2のバラつき状態と比べて、バラつきが同じ、あるいは大きく、かつ上記第1のバラつき状態よりもバラつきが小さい場合には、上記インバータ回路不良と判別する。
本実施形態において、コントローラ9は、バラつき状態を求めるに際して、各相に流れる電流値のうち、最大電流値と最小電流値との比(以下、電流比という)Xを算出する。また、コントローラ9は、上記バラつき状態が第1のバラつき状態及び第2のバラつき状態とのバラつきの大小を比較するに際して、上記電流比Xと、予め設定されている第1の基準値α及び第2の基準値βとの大小を比較することによって、故障内容の判別を行っている。この場合、第1の基準値αは第1のバラつき状態に相当し、第2の基準値βは第2のバラつき状態に相当する。
次に、図3を参照して、故障検知装置50の動作を説明する。
まず、コントローラ9は、モータ1が正常に動作しているか否かを判断する(ステップS1)。具体的には、モータ1に設けられたセンサ23によって、コントローラ9が出力する始動信号に対応して、このモータ1が動作しているか否かを判断する。この場合、モータ1が正常に動作している場合には処理を終了し、正常に動作していない場合にはステップS2に移行する。
モータ1が正常に動作していない場合(ステップS1:No)、コントローラ9は、モータ1の各相(U相,V相,W相)に流れる電流値を検出する(ステップS2)。具体的には、三相のうち二相(例えば、U相,V相)に設けられたモータ電流検出回路5によって、U相及びV相に流れる電流値I,Iを検出するとともに、これらの電流値I,Iを用いて、残りの一相(W相)の電流値Iをコントローラ9にて算出する。この場合、三相電源にて駆動されるモータ1に流れる電流値の合計は、常に0(I+I+I=0)となるため、二相(U相,V相)を流れる電流値I,Iが検出されれば、残りの一相(W相)の電流値Iを算出することができる。
本実施形態では、三相のうち二相に流れる電流値I,Iをモータ電流検出回路5によって検出するとともに、残りの一相の電流値Iをコントローラ9にて算出する構成としているが、これに限らず、三相すべての電流値I,I,Iを上記モータ電流検出回路5によって検出する構成としても良い。
次に、コントローラ9は、各相を流れる電流値I,I,Iから電流比Xを求める(ステップS3)。例えば、各相を流れる電流値I,I,Iのうち、U相を流れる電流値が最も大きく、V相を流れる電流値が最も小さい場合、電流比Xは、X=I/Iとなる。一般に、平常状態でモータ1を駆動した際に各相を流れる電流値は、それぞれ略等しいので、電流比XはX≒1となっているが、通電線11,13,15の接続不良などによって欠相が生じた場合またはインバータ回路3の不良が生じた場合には、断線または線路抵抗の変化により各相を流れる電流値が異なるため電流比XはX≫1となる。
次に、コントローラ9は、この電流比Xが第1の基準値α以上であるかどうかを判断する(ステップS4)。この第1の基準値αは、予めコントローラ9に設定されているものであり、モータ1の通電線11,13,15が欠相しているか否かを判定するための基準値である。本実施形態では、第1の基準値αは、α=10と設定されているため、この第1の基準値αと電流比Xとの関係が、X≧α=10の場合にはステップS5に移行し、α=10>Xの場合にはステップS6に移行する。
電流比Xが第1の基準値α以上である場合(ステップS4:Yes)、コントローラ9は、モータ1の動作不良の原因が欠相であると判断し、その旨を表示部10に警報として発する(ステップS5)。この場合、コントローラ9は、モータ1の通電線11,13,15が欠相していると判別しているので、この欠相に至った原因(例えば、配線接続の不良、フォトカプラ回路7の故障など)を調査することにより、当該動作不良の根本原因の発見、解決を迅速に行うことができ、ひいては作業効率の向上を図ることができる。
また、電流比Xが第1の基準値αよりも小さい場合(ステップS4:No)には、コントローラ9は、この電流比Xが第2の基準値β以上であるかどうかを判断する(ステップS6)。この第2の基準値βは、第1の基準値αと同様に予めコントローラ9に設定されており、モータ1の動作不良の原因がインバータ回路3の不良であるか否かを判別するための基準値である。インバータ回路3の不良である場合(例えば、インバータ回路3上の抵抗素子に異常がある場合など)は、上述した欠相の場合と異なり、モータ1には三相すべてに電流が流れるが、各相に流れる電流値のバランスが崩れているため、電流比Xは欠相している場合に比べて小さな値となる。
本実施形態において、第2の基準値βは第1の基準値αよりも小さく、β=2に設定されている。そのため、電流比Xと第2の基準値βとの関係が、β=2≦X(<10)の場合にはステップS7に移行し、(1<)X<2=βの場合にはステップS8に移行する。
電流比Xが第2の基準値β以上で第1の基準値αよりも小さい場合(ステップS6:Yes)には、コントローラ9は、モータ1の動作不良の原因は、インバータ回路3の不良であると判別して、その旨を表示部10に警報として発する(ステップS7)。この場合、モータ1の動作不良の原因がインバータ回路3にあることが特定されているので、作業員はこのインバータ回路3を修理、交換すれば良く、当該モータ1の動作不良の原因を迅速に解決することができ、ひいては作業効率の向上を図ることができる。
また、電流比Xが第2の基準値βよりも小さい場合(ステップS6:No)には、コントローラ9は、欠相及びインバータ回路3不良以外の原因によって、モータ1の動作不良が生じていると判断し、その旨を表示部10に表示する(ステップS8)。
この場合、モータ1に流れる電流値の電流比Xには異常はなく、モータ1の動作不良の原因は、欠相及びインバータ回路3の不良ではないと判断されているため、その他の原因(例えば、動作プログラムの異常など)を調査することによってこの原因を特定することができる。
本実施形態では、モータ1の各相を流れる電流値I,I,Iに基づいて電流比Xを求め、この電流比Xと、予め設定された第1の基準値α及び第2の基準値βとを比較することによって、当該モータ1の動作不良の原因が、モータ1の通電線11,13,15の欠相であるか、インバータ回路3の不良であるか、またはこれら以外の原因であるかを大まかに判別することができる。そのため、この判別に基づいて、当該モータ1の動作不良の原因を調査することにより、その根本原因を迅速に発見、解決することができ、ひいては作業効率の向上を図ることができる。
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、本実施形態では、モータ1の各相に流れる電流値のバラつき状態を求めるに際して電流比Xを用いているが、これに限らず、各相に流れる電流値のうち、最大電流値と最小電流値との差を用いる構成としても良い。また、モータ1の各相に流すべき電流値と、実際に各相を流れた電流値との差のうち、最も大きな値を用いる構成としても良い。この場合、モータ1の各相に流すべき電流値とは、上記駆動装置40が正常に動作する場合に、モータ1の各相に流れる電流値をいう。
また、本実施形態では、空気調和装置100にかかる圧縮機56を駆動するモータ1に適用した場合について説明しているが、空気調和装置100以外においてもモータを使用している機器について適用が可能である。
また、本実施形態では、モータ1に流れる電流値のうち、二相(U相,V相)の電流値をモータ電流検出回路5によって検出し、残りの一相(W相)の電流値はコントローラ9によって算出する構成としているが、三相すべての電流値を上記モータ電流検出回路5によって検出する構成としても良い。
また、本実施形態では、モータ1の動作不良の原因が、モータ1の通電線11,13,15の欠相またはインバータ回路3の不良であると判別した場合、その旨を表示部10に警報として発するだけであるが、この警報に加えて当該モータ1への電力供給を遮断して、モータ1が損傷することを防止する構成としても良い。
本実施形態にかかる空気調和装置の系統図である。 駆動装置の構成を示すブロック図である。 故障検知装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 モータ
3 インバータ回路
5 モータ電流検出回路
7 フォトカプラ回路
9 コントローラ(演算手段、判別手段)
11,13,15 通電線
21 三相電源
50 故障検知装置
100 空気調和装置
α 第1の基準値(第1のバラつき状態)
β 第2の基準値(第2のバラつき状態)
X 電流比(バラつき状態)

Claims (13)

  1. インバータ回路を介して三相電源によって駆動されるモータの各相を流れる電流値を検出することにより、故障を検知する故障検知装置において、
    検出された各相の電流値に基づいて、これらの電流値のバラつき状態を求める演算手段と、このバラつき状態に応じて故障内容を判別する判別手段とを備えることを特徴とする故障検知装置。
  2. 前記判別手段は、前記バラつき状態が第1のバラつき状態と比べて、バラつきが同じ、あるいは大きい場合には欠相と判別し、前記バラつき状態が前記第1のバラつき状態よりもバラつきが小さい第2のバラつき状態と比べて、バラつきが同じ、あるいは大きく、かつ前記第1のバラつき状態よりもバラつきが小さい場合には、前記インバータ回路不良と判別することを特徴とする請求項1に記載の故障検知装置。
  3. 前記演算手段は、各相を流れる電流値のうち、最大電流値と最小電流値との電流比によって前記バラつき状態を求めることを特徴とする請求項1または2に記載の故障検知装置。
  4. 前記演算手段は、各相を流れる電流値のうち、最大電流値と最小電流値との差によって前記バラつき状態を求めることを特徴とする請求項1または2に記載の故障検知装置。
  5. 前記演算手段は、前記モータの各相に流すべき電流値と、実際に各相を流れた電流値との差の最大値によって前記バラつき状態を求めることを特徴とする請求項1または2に記載の故障検知装置。
  6. インバータ回路を介して三相電源によって駆動されるモータの各相を流れる電流値を検出することにより、故障を検知する故障検知方法において、
    検出された各相の電流値に基づいて、これらの電流値のバラつき状態を求める演算過程と、このバラつき状態に応じて故障内容を判別する判別過程とを備えることを特徴とする故障検知方法。
  7. 前記判別過程は、前記バラつき状態が第1のバラつき状態と比べて、バラつきが同じ、あるいは大きい場合には欠相と判別し、前記バラつき状態が前記第1のバラつき状態よりもバラつきが小さい第2のバラつき状態と比べて、バラつきが同じ、あるいは大きく、かつ前記第1のバラつき状態よりもバラつきが小さい場合には、前記インバータ回路不良と判別することを特徴とする請求項6に記載の故障検知方法。
  8. 前記演算過程は、各相を流れる電流値のうち、最大電流値と最小電流値との電流比によって前記バラつき状態を求めることを特徴とする請求項6または7に記載の故障検知方法。
  9. インバータ回路を介して三相電源によって駆動されるモータを有する空気調和装置において、
    前記モータの各相に流れる電流値を検出する電流検出部と、この電流検出部によって検出された電流値に基づいて、これらの電流値のバラつき状態を求める演算手段と、このバラつき状態に応じて故障内容を判別する判別手段とを備えることを特徴とする空気調和装置。
  10. 前記判別手段は、前記バラつき状態が第1のバラつき状態と比べて、バラつきが同じ、あるいは大きい場合には欠相と判別し、前記バラつき状態が前記第1のバラつき状態よりもバラつきが小さい第2のバラつき状態と比べて、バラつきが同じ、あるいは大きく、かつ前記第1のバラつき状態よりもバラつきが小さい場合には、前記インバータ回路不良と判別することを特徴とする請求項9に記載の空気調和装置。
  11. 前記演算手段は、各相を流れる電流値のうち、最大電流値と最小電流値との電流比によって前記バラつき状態を求めることを特徴とする請求項9または10に記載の空気調和装置。
  12. 前記演算手段は、各相を流れる電流値のうち、最大電流値と最小電流値との差によって前記バラつき状態を求めることを特徴とする請求項9または10に記載の空気調和装置。
  13. 前記演算手段は、前記モータの各相に流すべき電流値と、実際に各相を流れた電流値との差の最大値によって前記バラつき状態を求めることを特徴とする請求項9または10に記載の空気調和装置。
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