JP2005180191A - 二サイクル内燃機関 - Google Patents
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Abstract
【課題】 シリンダ2への掃気ポート7又はシリンダからの排気ポートにおける前記シリンダ内への開口部を、前記シリンダ内を往復動するピストン6によって開閉するように構成して成る二サイクル内燃機関において、潤滑油の消費量及び磨耗の低減を図る。
【解決手段】 前記掃気ポート7又は排気ポートにおけるシリンダ2の内壁面への開口部を、シリンダの軸線方向2aから見て、前記ピストン6の外周面のうちそのピストンピン12の軸線方向の左右両側における領域部分6a,6bに対応する部分に配設する一方、前記ピストンの外周面のうち前記掃気ポート又は排気ポートの開口部に対応する部分と、前記シリンダの内壁面との間に、前記ピストンの外周面のうちそのピストンピン12の軸線を挟んで左右両側における領域部分6c,6dと前記シリンダの内壁面との間における潤滑油が押し出されるようにしたオイル溜空間13を形成する。
【選択図】 図2
【解決手段】 前記掃気ポート7又は排気ポートにおけるシリンダ2の内壁面への開口部を、シリンダの軸線方向2aから見て、前記ピストン6の外周面のうちそのピストンピン12の軸線方向の左右両側における領域部分6a,6bに対応する部分に配設する一方、前記ピストンの外周面のうち前記掃気ポート又は排気ポートの開口部に対応する部分と、前記シリンダの内壁面との間に、前記ピストンの外周面のうちそのピストンピン12の軸線を挟んで左右両側における領域部分6c,6dと前記シリンダの内壁面との間における潤滑油が押し出されるようにしたオイル溜空間13を形成する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、二サイクルの内燃機関に関するものである。
一般に、二サイクルの内燃機関には、従来から良く知られているように、シリンダ内における掃気を、その内側面に開口する掃気ポートからシリンダの頂部における排気ポートに向かう掃気流にて行うようにしたいわゆるユニフロー型と、シリンダ内における掃気を、その内側面に開口する掃気ポートからシリンダ内の頂部に向かったのち同じくシリンダの内側面に開口する排気ポートに向かって流れる掃気流にて行うようにしたループ又は横断流型とが存在し、前者では、シリンダの内側面に開口する掃気ポートを、ピストンが下死点近傍に来たときにおいて開くという構成であり、後者では、シリンダの内側面に開口する掃気ポート及び排気ポートの両方を、ピストンが下死点近傍に来たときにおいて開くという構成である。
従って、この種のニサイクル内燃機関においては、前記ピストンを、その頂面端から末端までの全体をその外周面に凹みのない円筒形にする一方、このピストンにおける外周面のうち頂面端の部分には、シリンダの内壁面に密接する上部ピストンリングを、末端の部分には、同じくシリンダの内壁面に密接する下部ピストンリングを各々設けるという構成にしている。
この場合、従来の二サイクル内燃機関においては、例えば、特許文献1に記載されているように、シリンダ内に対する前記掃気ポート(ユニフロー型の場合)、又は前記掃気ポート及び排気ポート(ループ又は横断流型の場合)を、シリンダの内壁面のうち、当該シリンダの軸線方向から見て、前記ピストンにおけるピストンピンを挟んで左右両側における領域部分に対応する部分に開口するという構成にしている。
実開平5−61440号公報
しかし、このような構成であると、シリンダにおける内壁面のうち前記掃気ポート、又は前記掃気ポート及び排気ポートが開口する部分には、ピストンの外周面のうちピストンピンを挟んで左右両側における領域部分(この左右両側における領域部分のうち一方の領域部分を、スラスト部分と称し、このスラスト部分と反対側の他方の領域部分を、反スラスト部分と称する)が、爆発行程のときにおける爆発力及び圧縮行程における圧縮圧力による大きいスラスト力にて強く押し付けられることになる。
この場合、前記ピストンの外周面のうち前記上部ピストンリングと前記下部ピストンリングとの間の部分には、これらピストンリングにてシリンダの内壁面から掻き落とされた可成りの量の潤滑油が存在しており、この潤滑油の一部が、前記ピストンの外周面のうちピストンピンを挟んで左右両側における領域部分がシリンダ内壁面に対して大きいスラスト力にて強く押し付られることにより、前記掃気ポート又は前記掃気ポート及び排気ポート側に押し出されることになる。
つまり、従来の構成であると、シリンダの内壁面に対する潤滑油のうち前記掃気ポート又は前記掃気ポート及び排気ポート側に押し出される潤滑油が多くなるから、潤滑油の消費量が増大するばかりか、シリンダの内壁面に潤滑油不足が発生するおそれが大きいという問題があった。
しかも、従来の二サイクル内燃機関においては、シリンダの内壁面のうち前記掃気ポート又は掃気ポート及び排気ポートが開口している部分に対して、ピストンの外周面のうちピストンピンを挟んで左右両側における領域部分が大きいスラスト力にて押し付けられることにより、前記掃気ポート又は掃気ポート及び排気ポートが開口する部分におけるシリンダ内壁面、及び、ピストンの各ピストンリングの磨耗が大きいという問題もあった。
本発明は、これらの問題を解消した二サイクル内燃機関を提供することを技術的課題とするものである。
この技術的課題を達成するための本発明の請求項1は、
「シリンダへの掃気ポート又はシリンダからの排気ポートにおける前記シリンダ内への開口部を、前記シリンダ内を往復動するピストンによって開閉するように構成して成る二サイクル内燃機関において、
前記掃気ポート又は排気ポートにおけるシリンダの内壁面への開口部を、シリンダの軸線方向から見て、前記ピストンの外周面のうちそのピストンピンの軸線方向の左右両側における領域部分に対応する部分に配設する一方、前記ピストンの外周面のうち前記掃気ポート又は排気ポートの開口部に対応する部分と、前記シリンダの内壁面との間に、前記ピストンの外周面のうちそのピストンピンの軸線を挟んで左右両側における領域部分と前記シリンダの内壁面との間における潤滑油が押し出されるようにしたオイル溜空間を形成した。」ことを特徴としている。
「シリンダへの掃気ポート又はシリンダからの排気ポートにおける前記シリンダ内への開口部を、前記シリンダ内を往復動するピストンによって開閉するように構成して成る二サイクル内燃機関において、
前記掃気ポート又は排気ポートにおけるシリンダの内壁面への開口部を、シリンダの軸線方向から見て、前記ピストンの外周面のうちそのピストンピンの軸線方向の左右両側における領域部分に対応する部分に配設する一方、前記ピストンの外周面のうち前記掃気ポート又は排気ポートの開口部に対応する部分と、前記シリンダの内壁面との間に、前記ピストンの外周面のうちそのピストンピンの軸線を挟んで左右両側における領域部分と前記シリンダの内壁面との間における潤滑油が押し出されるようにしたオイル溜空間を形成した。」ことを特徴としている。
また、本発明の請求項2は、
「前記請求項1の記載において、前記オイル溜空間が、前記ピストンにおける外周面のうちそのピストンピンの軸線方向の左右両側における領域部分を凹ませた形態である。」
ことを特徴としている。
「前記請求項1の記載において、前記オイル溜空間が、前記ピストンにおける外周面のうちそのピストンピンの軸線方向の左右両側における領域部分を凹ませた形態である。」
ことを特徴としている。
前記掃気ポート又は排気ポートにおけるシリンダの内壁面への開口部を、シリンダの軸線方向から見て、前記ピストンの外周面のうちそのピストンピンの軸線方向の左右両側における領域部分に対応する部分に配設することにより、前記ピストンの外周面のうちピストンピンの軸線を挟んで左右両側における領域部分は、前記シリンダの内壁面のうち前記掃気ポート又は排気ポートが開口していない部分に対して大きなスラスト力にて押圧され、前記シリンダの内壁面のうち前記掃気ポート又は排気ポートが開口する部分に対してピストンが大きなスラスト力にて押圧されることを回避できるから、前記シリンダの内壁面のうち前記掃気ポート又は排気ポートが開口する部分、及び前記ピストンにおける各ピストンリングの磨耗を大幅に低減できる。
しかも、前記した構成に加えて、前記ピストンにおける外周面のうち前記掃気ポート又は排気ポートの開口部に対応する部分と、前記シリンダの内壁面との間に、前記ピストンの外周面のうちそのピストンピンの軸線を挟んで左右両側における領域部分と前記シリンダの内壁面との間における潤滑油が押し出されるようにしたオイル溜空間を形成したことにより、前記ピストンの外周面のうちピストンピンの軸線を挟んで左右両側における領域部分が、シリンダの内壁面に対して強く押し付けられたとき、この間における潤滑油は、前記オイル溜空間に向かって押し出され、このオイル溜空間内に圧力が低くなった状態で溜められることになるから、潤滑油が、前記ピストンの外周面のうちそのピストンピンの軸線を挟んで左右両側における領域部分の強い押圧にて前記掃気ポート又は排気ポート側に押し出されることを確実に回避することができて、潤滑油の消費量を大幅に低減できる。
また、請求項2に記載した構成にすることにより、前記オイル溜空間を設けることが、前記ピストンの外周面に対する加工によって、至極簡単に達成できるとともに、シリンダの内壁面に対するピストンの外周面の接触面積が、前記オイル溜空間の存在によって小さくなるから、ピストンが往復動するときにおけるメカロスを低減できる利点がある。
以下、本発明の実施の形態を図面について説明する。
図1及び図2は、第1の実施の形態を示す。
この図1及び図2は、ユニフロー型の二サイクル内燃機関に適用した場合である。
この図において、符号1は、シリンダ2を備えたシリンダブロックを、符号3は、前記シリンダブロック1の上面に前記シリンダ2の頂部を塞ぐように締結したシリンダヘッドを各々示し、前記シリンダブロック1におけるシリンダ2内には、その下部におけるクランク軸4にコンロッド5を介して連動して往復動するピストン6が設けられている。
前記シリンダブロック1には、前記シリンダ2内に圧縮された吸気を導入するための複数個の掃気ポート7が設けられ、この各掃気ポート7のシリンダ2内への開口部は、前記ピストン6がその下死点付近まで下降動したときにおいて開くように構成されている。
また、前記シリンダヘッド3には、前記ピストン6が上昇動するときにおいて開く排気弁8を備えた排気ポート9が設けられている。
更にまた、前記ピストン6における外周面のうち頂面端の部分には、前記シリンダ2の内壁面に密接する少なくとも一本の上部ピストンリング10を、末端の部分には、同じく前記シリンダ2の内壁面に密接する少なくとも一本の下部ピストンリング11を各々備えている。
この場合、前記ピストン6における下部ピストンリング11は、ピストン6が上死点にまで上昇動したときにおいて、前記各掃気ポート7よりも下側に位置することにより、各掃気ポート7がシリンダ2の下部のクランク室に連通することをこの下部ピストンリング11にて阻止するように構成している。
そして、前記各掃気ポート7の前記シリンダ2内への開口部を、前記シリンダ2における軸線2aの方向から見た図2において、当該シリンダ2における内壁面のうち、前記ピストン6の外周面のうち当該ピストン6におけるピストンピン12(このピストンピン12は、シリンダ2における軸線2aの方向から見て、前記クランク軸4と平行)の軸線方向の左右両側における領域部分6a,6bに対応する部分、つまり、前記ピストン6における外周面のうち前記ピストンピン12の軸線を挟んで左右両側における領域部分6c,6d(スラスト部分及び反スラスト部分)に対応しない部分に配設する。
この場合において、前記各掃気ポート7のシリンダ2内への開口部は、当該各掃気ポート7からの掃気流がシリンダ2内において旋回するように接線方向に向いている。
一方、前記ピストン6における外周面のうち、前記上部ピストンリング10と前記下部ピストンリング11との間で、且つ、前記ピストンピン12の軸線方向の左右両側における領域部分6a,6bを、部分的に凹ませることによって、この部分に、前記シリンダ2の内壁面との間に、前記ピストン6の外周面のうち前記ピストンピン12の軸線を挟んで左右両側における領域部分6c,6dとシリンダ2の内壁面との間における潤滑油が押し出されるようにしたオイル溜空間13、当該オイル溜空間13内に前記各掃気ポート7の一部がのぞむように形成する。
この構成において、前記ピストン6の外周面のうちピストンピン12の軸線を挟んで左右両側における領域部分6c,6d(スラスト部分及び反スラスト部分)は、前記シリンダ2の内壁面のうち前記掃気ポート7が開口していない部分に対して大きなスラスト力にて押圧されることにより、前記シリンダ2の内壁面のうち前記掃気ポート7が開口する部分に対してピストン2が大きなスラスト力にて押圧されることを確実に回避できる。
また、前記ピストン6の外周面のうちピストンピン12の軸線を挟んで左右両側における領域部分6c,6d(スラスト部分及び反スラスト部分)が、シリンダ2の内壁面に対して強く押し付けられたとき、この間における潤滑油は、前記オイル溜空間13に向かって押し出され、このオイル溜空間13内に圧力が低くなった状態で溜められることにより、潤滑油が、前記ピストン6の外周面のうちピストンピン12の軸線を挟んで左右両側における領域部分6c,6d(スラスト部分及び反スラスト部分)の強い押圧にて前記掃気ポート7に押し出されることを確実に回避できる。
図3は、第2の実施の形態を示す。
この第2の実施の形態は、前記オイル溜空間13を、ピストン6における軸線方向に延びる二本の縦溝13a,13bと、この両縦溝13a,13bの上端間を連通するように上部ピストンリング10の下側に沿って延びる上部横溝13cと、前記両縦溝13a,13bの下端間を連通するように下部ピストンリング11の上側に沿って延びる下部横溝13dとで構成したものであり、このように構成しても、前記と同じ効果を得ることができる。
なお、前記した実施の形態は、前記ピストンにおける外周面の一部を凹ませるか、或いは、ピストンにおける外周面の一部に溝を設けることによって、オイル溜空間を形成する場合であったが、本発明は、これに限らず、その他の手段によって、ピストンの外周面とシリンダの内壁面との間にオイル溜空間を形成するようにしても良いことはいうまでもない。
また、前記ピストン6の外周面のうちそのピストンピン12の軸線方向の左右両側における領域部分6a,6bを、シンリダ2における軸線2aの方向から見て、θ1=120〜150度に設定する一方、前記ピストン6の外周面のうちそのピストンピン12を挟んで左右両側における領域部分6c,6dを、シンリダ2における軸線2aの方向から見て、θ2=60〜30度に設定することが好ましい。
本発明は、前記したユニフロー型の二サイクル内燃機関に限らず、シリンダの頂部における排気弁付き排気ポートを廃止し、シリンダに対して、掃気ポートと排気ポートとを対向するように設けて成るループ又は横断流型の二サイクル内燃機関についても同様に適用することができる。
但し、この横断流型二サイクル内燃機関の場合には、シリンダの内壁面のうち、シリンダの軸線方向から見て、ピストンにおけるピストンピンの軸線方向の一端に対応する部分に、前記掃気ポートを、ピストンにおけるピストンピンの軸線方向の他端に対応する部分に、前記排気ポートを各々配設する一方、前記ピストンにおける外周面のうち、ピストンピンの軸線方向の一端に対応する部分と、ピストンピンの軸線方向の他端に対応する部分との両方に、前記したオイル溜空間を形成するという構成にする。
1 シリンダブロック
2 シリンダ
2a シリンダの軸線
3 シリンダヘッド
4 クランク軸
6 ピストン
6a,6b ピストンの外周面のうちピストンピンの軸線方向の左右両側の領域部分
6c,6d ピストンの外周面のうちピストンピンの軸線を挟んで左右両側の領域部分 7 掃気ポート
8 排気弁
9 排気ポート
10,11 ピストンリング
12 ピストンピン
13 オイル溜空間
2 シリンダ
2a シリンダの軸線
3 シリンダヘッド
4 クランク軸
6 ピストン
6a,6b ピストンの外周面のうちピストンピンの軸線方向の左右両側の領域部分
6c,6d ピストンの外周面のうちピストンピンの軸線を挟んで左右両側の領域部分 7 掃気ポート
8 排気弁
9 排気ポート
10,11 ピストンリング
12 ピストンピン
13 オイル溜空間
Claims (2)
- シリンダへの掃気ポート又はシリンダからの排気ポートにおける前記シリンダ内への開口部を、前記シリンダ内を往復動するピストンによって開閉するように構成して成る二サイクル内燃機関において、
前記掃気ポート又は排気ポートにおけるシリンダの内壁面への開口部を、シリンダの軸線方向から見て、前記ピストンの外周面のうちそのピストンピンの軸線方向の左右両側における領域部分に対応する部分に配設する一方、前記ピストンの外周面のうち前記掃気ポート又は排気ポートの開口部に対応する部分と、前記シリンダの内壁面との間に、前記ピストンの外周面のうちそのピストンピンの軸線を挟んで左右両側における領域部分と前記シリンダの内壁面との間における潤滑油が押し出されるようにしたオイル溜空間を形成したことを特徴とする二サイクル内燃機関。 - 前記請求項1の記載において、前記オイル溜空間が、前記ピストンにおける外周面のうちそのピストンピンの軸線方向の左右両側における領域部分を凹ませた形態であることを特徴とする二サイクル内燃機関。
Priority Applications (3)
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JP2003417619A JP2005180191A (ja) | 2003-12-16 | 2003-12-16 | 二サイクル内燃機関 |
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Family Applications (1)
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Cited By (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH04109252U (ja) * | 1991-03-05 | 1992-09-22 | 三菱重工業株式会社 | ピストン装置 |
-
2003
- 2003-12-16 JP JP2003417619A patent/JP2005180191A/ja active Pending
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2004
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- 2004-10-15 WO PCT/JP2004/015262 patent/WO2005059345A1/ja active Application Filing
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20100106359A (ko) * | 2007-11-08 | 2010-10-01 | 투 헤드즈 엘엘씨 | 단블록 무밸브 대향 피스톤 내연 기관 |
KR101587294B1 (ko) * | 2007-11-08 | 2016-01-20 | 투 헤드즈 엘엘씨 | 단블록 무밸브 대향 피스톤 내연 기관 |
Also Published As
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WO2005059345A1 (ja) | 2005-06-30 |
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