JP2005179538A - 粘着部材の粘着剤付着抑制方法、粘着部材を含む製品、集積台及び光学部材の積層製品、並びに梱包方法、梱包製品、トレー、光学部材を備えた製品及び画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 粘着剤Nを有する粘着部材Fの端縁部における粘着剤Nの他物品D,Tへの付着を抑制するにあたって、他物品D,Tの少なくとも粘着部材Nの端縁部における粘着剤Nが接触され得る部分Rの材料として、表面凹凸が中心線平均粗さ(Ra)0.4μm〜100μmであるプラスチック材料を用いる。
【選択図】 図1
Description
粘着剤を有する粘着部材の端縁部における該粘着剤の他物品への付着を抑制する粘着部材の粘着剤付着抑制方法であって、前記他物品の少なくとも前記粘着部材の端縁部における前記粘着剤が接触され得る部分の材料として、表面凹凸が中心線平均粗さ(Ra)0.4μm〜100μmであるプラスチック材料を用いることを特徴とする粘着部材の粘着剤付着抑制方法。
粘着剤を有する粘着部材を含む製品であって、前記本発明に係る粘着部材の粘着剤付着抑制方法に使用する他物品を用いて製造されることを特徴とする粘着部材を含む製品。
切断されて作成された、粘着剤を有する粘着型光学フィルムを含む光学部材を集積して保管、運搬するための集積台において、少なくとも前記光学フィルムの切断部における前記粘着剤が接触され得る部分に、表面凹凸が中心線平均粗さ(Ra)0.4μm〜100μmであるプラスチック材料が設けられることを特徴とする集積台。
粘着剤を有する粘着型光学フィルムを含む光学部材が積層された光学部材の積層製品であって、前記本発明に係る集積台を用いることを特徴とする光学部材の積層製品。
粘着剤を有する粘着部材を含む製品を梱包部材にて梱包する梱包方法であって、前記梱包部材の少なくとも前記粘着部材の端縁部における前記粘着剤が接触され得る部分の材料として、表面凹凸が中心線平均粗さ(Ra)0.4μm〜100μmであるプラスチック材料を用いることを特徴とする梱包方法。
粘着剤を有する粘着部材を含む製品が梱包されている梱包製品であって、前記本発明に係る梱包方法に使用する梱包部材を用いて前記粘着部材を含む製品が梱包されていることを特徴とする梱包製品。
切断されて作成された、粘着剤を有する粘着型光学フィルムを含む光学部材を備えた製品を保管及び/又は運搬するときに使用されるトレーにおいて、少なくとも前記光学フィルムの切断部における前記粘着剤が接触され得る部分に、表面凹凸が中心線平均粗さ(Ra)0.4μm〜100μmであるプラスチック材料が設けられることを特徴とするトレー。
切断されて作成された、粘着剤を有する粘着型光学フィルムを含む光学部材を備えた製品であって、前記本発明に係るトレーを用いて保管及び/又は運搬され、製造されることを特徴とする光学部材を備えた製品。
前記本発明に係る粘着部材を含む製品、前記本発明に係る光学部材の積層製品又は前記本発明に係る光学部材を備えた製品を有する画像表示装置。
<粘着型光学フィルム>
粘着型光学フィルムとしては、画像表示装置の形成に用いられる従来公知の光学フィルムを例示でき、特に限定されるものではないが、その光学フィルムとしては、例えば、偏光板、円偏光板、楕円偏光板、偏光変換素子、反射板や半透過板、位相差板(1/2や1/4等の波長板(λ板)を含む)、視角補償フィルム、輝度向上フィルム、透明導電性フィルム、及びこれらを粘着剤層や接着剤層を介して2層以上積層したものを挙げることができる。
粘着剤層を形成する粘着剤組成物は、必要とする光学特性に悪影響を与えるものでなければ特に限定されるものではないが、例えば、アクリル系ポリマーに、アクリルオリゴマ及びシランカップリング剤を配合して得られるものや、アクリル系ポリマーに光重合開始剤を添加し、紫外線(UV)照射することにより得られるものを挙げることができる。
前記粘着剤層は剥き出しのまま空気界面と接する状態で放置や輸送等を行うことは好ましくなく、使用までの保護を目的として、離型フィルム層を設けておくことが好ましい。離型フィルムとしては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂フィルム、ゴムシート、紙、布、不織布、ネット、発泡シート、金属箔及びそれらのラミネート体といった適宜な薄層体を用いることができる。また、離型フィルムの表面には、粘着剤層からの剥離性を高めるため、必要に応じてシリコーン処理、長鎖アルキル処理、フッ素処理等の処理が施されていることが好ましい。
偏光板は、主に液晶表示装置に用いられ、例えば、偏光フィルムの片面又は両面に表面保護フィルムを有するものを用いることができる。
偏光フィルムとしては、例えば、ポリビニルアルコール(PVA)等の基板フィルムにヨウ素等の二色性物質を配向させたものを用いることができる。偏光フィルムの厚さとしては、特に限定されないが、5μm〜80μm程度を例示できる。
偏光フィルムの片面又は両面に貼りあわせる表面保護フィルムとしては、各種ポリマーフィルムを用いることができ、透明性、機械的強度、熱安定性、水分遮蔽性、等方性などに優れるものが好ましい。例えば、トリアセチルセルロース等のセルロース系ポリマーを好適に用いることができる。
直線偏光を楕円偏光又は円偏光に変えたり、楕円偏光又は円偏光を直線偏光に変えたり、或いは直線偏光の偏光方向を変える場合に、位相差フィルム等が用いられる。特に、直線偏光を円偏光に変えたり、円偏光を直線偏光に変えたりする位相差フィルムとして、いわゆる1/4波長板(λ/4板ともいう)が用いられる。1/2波長板(λ/2板ともいう)は、通常、直線偏光の偏光方向を変える場合に用いられる。このような位相差フィルムに前記の偏光板を積層したものを楕円偏光板又は円偏光板とすることができる。
位相差フィルムとしては、例えば、高分子素材を一軸または二軸延伸処理してなる複屈折性フィルム、液晶モノマーを配向させた後、架橋、重合させた配向フィルム、液晶ポリマーの配向フィルム、液晶ポリマーの配向層を別途フィルムにて支持したものなどを挙げることができる。延伸処理は、例えば、ロール延伸法、長間隙沿延伸法、テンター延伸法、チューブラー延伸法などにより行うことができる。延伸倍率としては、一軸延伸の場合には1.1倍〜3倍程度を例示できるが、これに限定されるものではない。位相差フィルムの厚さとしては、特に限定されないが、10μm〜200μm程度、好ましくは20μm〜100μm程度を例示できる。また、位相差フィルムは、例えば、各種波長板や液晶層の複屈折による着色や視角等の補償を目的としたものなどの使用目的に応じた適宜な位相差を有するものであってよく、2種以上の位相差フィルムを積層して位相差等の光学特性を制御したものなどであってもよい。
反射板は、例えば、前記偏光板の表面保護フィルムに直接付与する方式に代えて、その保護フィルムに準じた適宜なフィルムに反射層を設けてなる反射シートなどとして用いることもできる。なお、反射層は、通常、金属からなるので、その反射面が保護層や偏光板等で被覆された状態の使用形態となり、従って、酸化による反射率の低下防止、ひいては初期反射率の長期持続の点や、保護層の別途付設回避の点などにより好ましい。
視角補償フィルムは、液晶表示装置の画面を、画面に垂直でなくやや斜めの方向から見た場合でも、画像が比較的鮮明に見えるように視野角を広げるためのフィルムである。このような視角補償フィルムとしては、例えば、位相差フィルム、液晶ポリマー等の配向フィルムや透明基材上に液晶ポリマー等の配向層を支持したものなどを挙げることができる。通常の位相差板は、その面方向に一軸延伸された複屈折を有するポリマーフィルムが用いられるのに対し、視角補償フィルムとして用いられる位相差板には、例えば、面方向に二軸に延伸された複屈折を有するポリマーフィルムや、面方向に一軸に延伸され、厚さ方向にも延伸された、厚さ方向の屈折率を制御した複屈折を有するポリマーや傾斜配向フィルムのような二方向延伸フィルムなどが用いられる。傾斜配向フィルムとしては、例えば、ポリマーフィルムに熱収縮フィルムを接着して加熱によるその収縮力の作用下にポリマーフィルムを延伸処理又は/及び収縮処理したものや、液晶ポリマーを斜め配向させたものなどを挙げることができる。位相差フィルムの素材原料ポリマーとしては、例えば、先の位相差フィルムで説明した高分子素材と同様のものを用いることができ、液晶セルによる位相差に基づく視認角の変化による着色等の防止や良視認の視野角の拡大などを目的とした適宜なものを用い得る。
偏光変換素子としては、例えば、異方性反射型偏光素子や異方性散乱型偏光素子等を挙げることができる。異方性反射型偏光素子としては、コレステリック液晶層、特にコレステリック液晶ポリマーの配向フィルムや、その配向液晶層をフィルム基材上に支持したもののように、左回り又は右回りのいずれか一方の円偏光を反射して他の光は透過する特性を示すものと、その反射帯域のうちのいずれかの任意の波長の0.25倍の位相差を有する位相差板との複合体、或いは、誘電体の多層薄膜や屈折率異方性が相違する薄膜フィルムの多層積層体のように、所定偏光軸の直線偏光を透過して他の光は反射する特性を示すものが好ましい。前者の例としては、日東電工社製のPCFシリーズ等を挙げることができ、後者の例としては、3M社製のDBEFシリーズ等を挙げることができる。また、異方性反射型偏光素子として、反射型グリッド偏光子も好ましく用い得る。その例としては、Moxtek社製のMicroWires等を挙げることができる。一方、異方性散乱型偏光素子としては、例えば、3M社製のDRPF等を挙げることができる。
偏光板と輝度向上フィルムを貼りあわせた偏光板は、通常、液晶セルの裏側サイドに設けられて使用され得る。輝度向上フィルムは、液晶表示装置などのバックライトや裏側からの反射光などにより自然光が入射すると所定偏光軸の直線偏光又は所定方向の円偏光を反射し、他の光は透過する特性を示し得るもので、輝度向上フィルムを偏光板と積層した偏光板は、バックライト等の光源からの光を入射させて所定偏光状態の透過光を得るとともに、前記所定偏光状態以外の光は透過せずに反射され、この輝度向上フィルム面で反射した光をさらにその後ろ側に設けられた反射層等を介し反転させて輝度向上フィルムに再入射させ、その一部又は全部を所定偏光状態の光として透過させて輝度向上フィルムを透過する光の増量を図るとともに、偏光フィルムに吸収させにくい偏光を供給して、液晶画像表示等に利用し得る光とともに、偏光フィルムに吸収させにくい偏光を供給して、液晶画像表示等に利用し得る光量の増大を図ることにより輝度を向上させ得るものである。さらに言えば、輝度向上フィルムを使用せずに、バックライトなどで液晶セルの裏側から偏光フィルムを通して光を入射した場合には、偏光フィルムの偏光軸に一致していない偏光方向を有する光は、ほとんど偏光フィルムに吸収されてしまい、偏光フィルムを透過してこない。さらに言えば、用いる偏光フィルムの特性によっても異なるが、およそ50%の光が偏光フィルムに吸収されてしまい、その分、液晶画像表示等に利用し得る光量が減少し、画像が暗くなる。輝度向上フィルムは、偏光フイルムに吸収されるような偏光方向を有する光を偏光フィルムに入射させずに、輝度向上フィルムでいったん反射させ、さらにその後ろ側に設けられた反射層等を介して反転させて輝度向上フィルムに再入射させることを繰り返し、この両者間で反射、反転している光の偏光方向が偏光子を通過し得るような偏光方向になった偏光のみを透過させて偏光フィルムに供給するので、バックライトなどの光を効率的に液晶表示装置の画像の表示に使用でき、画面を明るくすることができる。
粘着型光学フィルムFを含む偏光板Q(日東電工社製HEG1425DU:サイズ310mm×234mm吸収軸45°)100枚を用意するとともに、図4(A)に示すような集積台Dxを2台準備して、一方の集積台Dxに偏光板Qを1枚ずつ集積していき、順次100枚まで集積する。次に、一方の集積台Dxに集積された偏光板Qをもう一方の集積台Dxに1枚ずつ移して集積していき、順次一方の集積台Dxにおける偏光板Qをもう一方の集積台Dxに全て移しかえる。この操作を100回繰り返した後、2台の集積台Dxの偏光板Qにおける粘着剤Nが接触され得る部分Rについて、指で触り、粘着剤Nの付着状態を調べた。
×:粘着剤Nが付着しており、ベト付きが大きい。
△:粘着剤Nが少し付着しており、ややベト付きが感じられる。
○:粘着剤Nの付着は、ほとんどなく、ベト付きは、感じられない。
図4(B)に示すようなラボシェイカーL(TAITEC社製RECIPRO SHAKER NR−1)を準備し、トレーTxに粘着型光学フィルムFを含む偏光板Q(日東電工社製HEG1425DU:サイズ310mm×234mm吸収軸45°)50枚を挟み、その偏光板Qを挟んだトレーTxを、偏光板Qにおける粘着剤Nが接触され得る部分Rを下にした状態で箱Bに入れ、箱Bに対してトレーTxを固定した後、そのトレーTxが入った箱BをラボシェイカーLに載せた。このとき、往復移動方向(図中X方向)と、偏光板Qの長辺方向の向きを合わせた。そして、速度100回/minで往復運動を5万回実施した後、トレーTxの偏光板Qにおける粘着剤Nが接触され得る部分Rについて、指で触り、粘着剤Nの付着状態を調べた。
×:粘着剤Nが付着しており、ベト付きが大きい。
△:粘着剤Nが少し付着しており、ややベト付きが感じられる。
○:粘着剤Nの付着は、ほとんどなく、ベト付きは、感じられない。
図4(A)に示す集積台Dxの偏光板Qにおける粘着剤Nが接触され得る部分Rに対して、偏光板Qの離型フィルムを剥がして偏光板Qを密着させ、集積台Dxの粘着剤Nが接触され得る部分Rと偏光板Qとの密着の度合いを官能評価した。
○:あまり密着せず、簡単に剥がれる。
△:密着するが、比較的容易に剥がすことができる。
×:密着して剥がし難い。
偏光板の粘着剤が接触され得る部分の材料を、ポリプロピレン樹脂からなる材料とした。その表面処理が施された凹凸は、
中心線平均粗さ(Ra)3.4μm
凹凸の平均間隔(Sm)877μm
とした。なお、前記のRa及びSmは、表面粗さ測定機「テーラーホブソン(株)製、フォームタリサーフS5C」を用いて測定した。以下の実施例2〜12、比較例1〜10についても同様である。
偏光板の粘着剤が接触され得る部分の材料を、ポリプロピレン樹脂からなる材料とした。その表面処理が施された凹凸は、
中心線平均粗さ(Ra)10.5μm
凹凸の平均間隔(Sm)330μm
とした。
偏光板の粘着剤が接触され得る部分の材料を、ポリプロピレン樹脂からなる材料とした。その表面処理が施された凹凸は、
中心線平均粗さ(Ra)11.6μm
凹凸の平均間隔(Sm)446μm
とした。
偏光板の粘着剤が接触され得る部分の材料を、ポリプロピレン樹脂からなる材料とした。その表面処理が施された凹凸は、
中心線平均粗さ(Ra)15.4μm
凹凸の平均間隔(Sm)900μm
とした。
偏光板の粘着剤が接触され得る部分の材料を、ポリプロピレン樹脂からなる材料とした。その表面凹凸は、
中心線平均粗さ(Ra)4.5μm
凹凸の平均間隔(Sm)1730μm
とした。
偏光板の粘着剤が接触され得る部分の材料を、ポリプロピレン樹脂からなる材料とした。その表面凹凸は、
中心線平均粗さ(Ra)6.3μm
凹凸の平均間隔(Sm)72μm
とした。
偏光板の粘着剤が接触され得る部分の材料を、ポリプロピレン樹脂からなる材料とした。その表面凹凸は、
中心線平均粗さ(Ra)0.6μm
凹凸の平均間隔(Sm)280μm
とした。
偏光板の粘着剤が接触され得る部分の材料を、ポリプロピレン樹脂からなる材料とした。その表面凹凸は、
中心線平均粗さ(Ra)19.3μm
凹凸の平均間隔(Sm)430μm
とした。
偏光板の粘着剤が接触され得る部分の材料を、ポリプロピレン樹脂からなる材料とした。その表面凹凸は、
中心線平均粗さ(Ra)33.4μm
凹凸の平均間隔(Sm)620μm
とした。
偏光板の粘着剤が接触され得る部分の材料を、ポリプロピレン樹脂からなる材料とした。その表面凹凸は、
中心線平均粗さ(Ra)96μm
凹凸の平均間隔(Sm)88μm
とした。
偏光板の粘着剤が接触され得る部分の材料を、ポリプロピレン樹脂からなる材料とした。その表面凹凸は、
中心線平均粗さ(Ra)22μm
凹凸の平均間隔(Sm)288μm
とした。
偏光板の粘着剤が接触され得る部分の材料を、ポリプロピレン樹脂からなる材料とした。その表面凹凸は、
中心線平均粗さ(Ra)1.8μm
凹凸の平均間隔(Sm)1470μm
とした。
偏光板の粘着剤が接触され得る部分の材料を、SUS304のステンレス鋼板の材料にした。その表面凹凸は、
中心線平均粗さ(Ra)0.1μm
凹凸の平均間隔(Sm)32μm
であった。
偏光板の粘着剤が接触され得る部分の材料を、SUS304のステンレス鋼板にシリコーン処理を施した材料にした。その表面凹凸は、
中心線平均粗さ(Ra)0.1μm
凹凸の平均間隔(Sm)30μm
であった。
偏光板の粘着剤が接触され得る部分の材料を、SUS304のステンレス鋼板にフッ素処理を施した材料にした。その表面凹凸は、
中心線平均粗さ(Ra)0.1μm
凹凸の平均間隔(Sm)31μm
であった。
偏光板の粘着剤が接触され得る部分の材料を、ポリプロピレン樹脂からなる材料とした。その表面凹凸は、
中心線平均粗さ(Ra)0.1μm
凹凸の平均間隔(Sm)2480μm
であった。
偏光板の粘着剤が接触され得る部分の材料を、ポリプロピレン樹脂からなる材料とした。その表面凹凸は、
中心線平均粗さ(Ra)130μm
凹凸の平均間隔(Sm)850μm
であった。
偏光板の粘着剤が接触され得る部分の材料を、ポリプロピレン樹脂からなる材料とした。その表面凹凸は、
中心線平均粗さ(Ra)140μm
凹凸の平均間隔(Sm)1940μm
であった。
偏光板の粘着剤が接触され得る部分の材料を、ポリプロピレン樹脂からなる材料とした。その表面凹凸は、
中心線平均粗さ(Ra)0.2μm
凹凸の平均間隔(Sm)900μm
であった。
偏光板の粘着剤が接触され得る部分の材料を、ポリプロピレン樹脂からなる材料とした。その表面凹凸は、
中心線平均粗さ(Ra)0.1μm
凹凸の平均間隔(Sm)80μm
であった。
偏光板の粘着剤が接触され得る部分の材料を、ポリプロピレン樹脂からなる材料とした。その表面凹凸は、
中心線平均粗さ(Ra)120μm
凹凸の平均間隔(Sm)8.5μm
であった。
偏光板の粘着剤が接触され得る部分の材料を、ポリプロピレン樹脂からなる材料とした。その表面凹凸は、
中心線平均粗さ(Ra)118μm
凹凸の平均間隔(Sm)1820μm
であった。
P1,P2,P3…梱包部材
Q…粘着部材Fを含む製品、光学部材を備えた製品、光学部材の積層製品
R…粘着剤Nが接触され得る部分 T…他物品、トレー
Claims (23)
- 粘着剤を有する粘着部材の端縁部における該粘着剤の他物品への付着を抑制する粘着部材の粘着剤付着抑制方法であって、前記他物品の少なくとも前記粘着部材の端縁部における前記粘着剤が接触され得る部分の材料として、表面凹凸が中心線平均粗さ(Ra)0.4μm〜100μmであるプラスチック材料を用いることを特徴とする粘着部材の粘着剤付着抑制方法。
- 前記プラスチック材料の表面凹凸の平均間隔(Sm)が100μm〜1500μmである請求項1記載の粘着部材の粘着剤付着抑制方法。
- 前記表面凹凸が表面処理により形成されたものである請求項1又は2記載の粘着部材の粘着剤付着抑制方法。
- 前記プラスチック材料が、ポリプロピレン樹脂からなる材料又はポリプロピレン樹脂を主成分とする材料である請求項1から3のいずれかに記載の粘着部材の粘着剤付着抑制方法。
- 前記粘着部材は、切断されて作成された、粘着剤を有する粘着型光学フィルムを含む光学部材であり、前記他物品の少なくとも前記光学フィルムの切断部における前記粘着剤が接触され得る部分の材料として、前記プラスチック材料を用いる請求項1から4のいずれかに記載の粘着部材の粘着剤付着抑制方法。
- 粘着剤を有する粘着部材を含む製品であって、請求項1から5のいずれかに記載の粘着部材の粘着剤付着抑制方法に使用する他物品を用いて製造されることを特徴とする粘着部材を含む製品。
- 切断されて作成された、粘着剤を有する粘着型光学フィルムを含む光学部材を集積して保管、運搬するための集積台において、少なくとも前記光学フィルムの切断部における前記粘着剤が接触され得る部分に、表面凹凸が中心線平均粗さ(Ra)0.4μm〜100μmであるプラスチック材料が設けられることを特徴とする集積台。
- 前記プラスチック材料の表面凹凸の平均間隔(Sm)が100μm〜1500μmである請求項7記載の集積台。
- 前記表面凹凸が表面処理により形成されたものである請求項7又は8記載の集積台。
- 前記プラスチック材料が、ポリプロピレン樹脂からなる材料又はポリプロピレン樹脂を主成分とする材料である請求項7から9のいずれかに記載の集積台。
- 粘着剤を有する粘着型光学フィルムを含む光学部材が積層された光学部材の積層製品であって、請求項7から10のいずれかに記載の集積台を用いることを特徴とする光学部材の積層製品。
- 粘着剤を有する粘着部材を含む製品を梱包部材にて梱包する梱包方法であって、前記梱包部材の少なくとも前記粘着部材の端縁部における前記粘着剤が接触され得る部分の材料として、表面凹凸が中心線平均粗さ(Ra)0.4μm〜100μmであるプラスチック材料を用いることを特徴とする梱包方法。
- 前記プラスチック材料の表面凹凸の平均間隔(Sm)が100μm〜1500μmである請求項12記載の梱包方法。
- 前記表面凹凸が表面処理により形成されたものである請求項12又は13記載の梱包方法。
- 前記プラスチック材料が、ポリプロピレン樹脂からなる材料又はポリプロピレン樹脂を主成分とする材料である請求項12から14のいずれかに記載の梱包方法。
- 前記粘着部材は、切断されて作成された、粘着剤を有する粘着型光学フィルムを含む光学部材であり、前記梱包部材の少なくとも前記光学フィルムの切断部における前記粘着剤が接触され得る部分の材料として、前記プラスチック材料を用いる請求項12から15のいずれかに記載の梱包方法。
- 粘着剤を有する粘着部材を含む製品が梱包されている梱包製品であって、請求項12から16のいずれかに記載の梱包方法に使用する梱包部材を用いて前記粘着部材を含む製品が梱包されていることを特徴とする梱包製品。
- 切断されて作成された、粘着剤を有する粘着型光学フィルムを含む光学部材を備えた製品を保管及び/又は運搬するときに使用されるトレーにおいて、少なくとも前記光学フィルムの切断部における前記粘着剤が接触され得る部分に、表面凹凸が中心線平均粗さ(Ra)0.4μm〜100μmであるプラスチック材料が設けられることを特徴とするトレー。
- 前記プラスチック材料の表面凹凸の平均間隔(Sm)が100μm〜1500μmである請求項18記載のトレー。
- 前記表面凹凸が表面処理により形成されたものである請求項18又は19記載のトレー。
- 前記プラスチック材料が、ポリプロピレン樹脂からなる材料又はポリプロピレン樹脂を主成分とする材料である請求項18から20のいずれかに記載のトレー。
- 切断されて作成された、粘着剤を有する粘着型光学フィルムを含む光学部材を備えた製品であって、請求項18から21のいずれかに記載のトレーを用いて保管及び/又は運搬され、製造されることを特徴とする光学部材を備えた製品。
- 請求項6、11又は22記載の製品を有する画像表示装置。
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