JP2005178798A - 容器 - Google Patents

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Toru Ichikawa
徹 市川
Kazuhiro Umenaka
一博 梅中
Yoji Tanaka
洋二 田中
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Hosokawa Yoko KK
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Abstract

【課題】 通常の使用時には所定の強度を有し、しかも廃棄時には容易に押し潰すことができる容器を提供する。
【解決手段】 容器Aの本体部1は、下方へ向かって小径になるテーパ状の筒部11と、この筒部11の外周面に形成されたリブ12とによって構成する。筒部11は、柔軟性を有するシートによって構成する。リブ12は、筒部11を構成するシートの一部で構成する。本体部1の下端部には、硬質の樹脂からなる底板部2を固定する。これにより、本体部1の下端開口部を閉じるとともに、本体部1の下端部を一定の形状に維持する。本体部1の上端部には、硬質の樹脂からなる上補強部3を固定する。これにより、本体部1の上端部を一定の形状に維持する。
【選択図】 図2


Description

この発明は、塗料や接着剤等の流動性物質を収容するのに好適な容器に関する。
一般に、塗料や接着剤を収容する場合には、硬質プラスチックからなる缶(容器)、又は特許文献1に記載されているような金属缶(容器)が用いられていた。
特開平6―92099号公報
内部に収容した塗料等を使い切った硬質プラスチック缶や金属缶は、廃棄処分される。この場合、これらの缶をそのまま廃棄すると、大きな占有空間を占めてしまうという問題がある。そこで、缶を押し潰して廃棄するようにしているが、硬質プラスチック缶や金属缶は高い剛性を有している。このため、押し潰すことが困難であるという問題があった。
この発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、柔軟なシートからなり、上下両端部が開口した筒状をなす本体部と、剛性を有し、上記本体部の下端開口部に上記本体部と同芯に設けられた環状の下補強部と、この下補強部に設けられ、上記本体部の下端開口部を閉じる底部と、剛性を有し、上記本体部の上端開口部に本体部と同芯に設けられた環状の上補強部とを有し、上記本体部の外周面には、当該本体部を構成する上記シートの一部を上記本体部の外周面から突出させることにより、上下方向に延びるリブが形成されていることを特徴としている。
この場合、上記リブが、3つ以上形成され、各リブが上記本体部の周方向に等間隔に配置されていることが望ましい。
上記リブの上下の両端部は、上記上補強部と上記下補強部とにそれぞれ固定されていることが望ましい。その場合には、上記リブの上下の両端部を上記上補強部と上記下補強部とにそれぞれ埋設固定することが望ましい。
上記リブは、上記本体部の外周面と直交するように形成されていることが望ましい。
上記本体部は、下方に向かうにしたがって小径になるようにテーパ状に形成されていることが望ましい。
上記リブが、少なくとも上記上補強部と上記下補強部との間において一定の突出幅を有していることが望ましい。
上記下補強部の外周面に、上記本体部と同一のテーパ角を有し、上記本体部の上下方向における中間部内周面に面接触する外当接面部が形成され、上記上補強部の内周面に、上記本体部と同一のテーパ角を有し、上記複数のリブの上下方向における中間部外面に上下方向において線接触し得る内当接面部が形成されていることが望ましい。
上記特徴構成を有するこの発明によれば、筒状をなす本体部が柔軟なシートから構成されているが、本体部の断面形状の保形性が上下の補強部によって確保されるとともに、本体部の上下方向の強度がリブによって確保される。したがって、この発明に係る容器は、ほぼ一定の形状を維持した状態で内部に塗料等を収容することができる。しかも、本体部は、リブを含めて柔軟なシートによって構成されているから、硬質プラスチック又は金属からなる缶に比して容易に押し潰すことができる。したがって、容器の廃棄処分を容易に行うことができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
図1〜図14は、この発明の第1実施の形態を示す。図1及び図2に示すように、この実施の形態の容器Aは、本体部1、底板部(下補強部及び底部)2、上補強部3及び蓋体4を有している。
本体部1は、図1〜図4及び図6に示すように、断面円形で、下方へ向かうにしたがって小径になるテーパ状をなす筒部11と、この筒部11の外周面に形成されたリブ12とから構成されている。筒部11及びリブ12は、柔軟性を有するシートによって一体に形成されている。
シートは、単層の樹脂フィルム、複数の樹脂フィルムをラミネートしてなる積層シート、複数の樹脂フィルムとそれらの間に配置されたアルミニウム箔等の金属箔とをラミネートしてなる積層シートとのいずれかが採用される。樹脂フィルムの材質及び厚さは、容器Aが収容する塗料等の収容物に対応して適宜に選択される。この実施の形態では、筒部11及びリブ12を構成するシートとして、図5に示すシート5が用いられている。シート5は、3枚の樹脂フィルム51,52,53と1枚の金属箔54とからなるものであり、本体部1の径方向の内側から外側に向かって順次配置された樹脂フィルム51、金属箔54、樹脂フィルム52、樹脂フィルム53を有している。そして、樹脂フィルム51〜53及び金属箔54をラミネートすることによってシート5が構成されている。最も内側の樹脂フィルム51は、40〜80μm程度の厚さを有するポリエチレン樹脂によって構成されている。金属箔54は、シート5に対する気体の流通を確実に遮断するためのものであり、厚さが6〜12μm程度であるアルミニウム箔が用いられている。三層目の樹脂フィルルム52は、9〜16μm程度の厚さを有するポリエチレンテレフタレート(略称PET)、ナイロン(略称ONY)等のニ軸延伸フィルムによって構成されている。樹脂フィルム52をニ軸延伸フィルムで構成したのは、その外面に文字、図形その他を印刷することができるようにするためである。最外層の樹脂フィルム53は、厚さが40〜80μmであるポリエチレン樹脂によって構成されている。
図7に示すように、筒部11を構成するシート5の一部は、筒部11の外周面から外側に突出させられており、その突出した部分の中央部(筒部11の周方向における中央部)が180°山折りされるとともに、筒部11に続く両側部が90°谷折りされている。これにより、外側の端部が互いに連続するとともに、内側の各端部が筒部11に連続した一対の突出片12a,12bが形成されている。突出片12a,12bは、互いに接触しており、接触面どうしが融着等の手段によって互いに固着されている。その結果、筒部11の外周面には、当該外周面と直交するようにして外側に突出するリブ12が形成されている。リブ12は、突出片12a,12bから構成されているので筒部11の2倍の厚さを有している。リブ12は、筒部11の外周面と直交させることなく、図7において想像線で示すように、突出片12a,12bのいずれか一方が筒部11の外周面に面接触するように、筒部11の外周面に沿って突出させてもよい。この場合、リブ12は筒部11の外周面に固着してもよく、しなくてもよい。
リブ12は、一つ又は複数形成されるが、3つ以上形成するのが望ましい。この実施の形態の容器Aではリブ12が4つ形成されている。各リブ12は、筒部11の周方向に等間隔に配置されている。リブ12は、筒部11の外周面を構成するテーパ面の母線に沿って筒部11の全長にわたって延びている。リブ12の筒部11からの突出量、つまりリブ12の幅は、筒部11の長手方向のいずれの箇所においても同一になっている。したがって、リブ12は、筒部11を構成するテーパ面のテーパ半角(テーパ面の円錐角の半分の角度)と同一の角度をもって傾斜させられている。この結果、筒部11の径方向において最も外側に位置する各リブ12の外面は、筒部11の軸線方向おける各部の直径が筒部11の外径よりリブ12の幅の2倍だけ大きく、かつ筒部11の外周面を構成するテーパ面と同一のテーパ角を有する仮想テーパ面上に位置させられている。
上記のように構成された本体部1は、シート5からなる図8に示す素材6を作製し、この素材6から製造することができる。素材6は、裁頭円錐を一つのシートによって形成する場合の素材に対し、一端部(図8における右端部)を他端部に重ねて固着するための重ね代部(一点鎖線L1から右側の部分)61と、各リブ12を構成するための折り曲げ固着部(一対の破線L2,L2間の部分)62の分だけ周方向の長さを長くした素材が用いられる。そして、重ね代部61を素材6の他端部に重ねて固着する一方、破線L2,L2に沿って素材6を谷折りするとともに、破線L2,L2間の実線L3に沿って山折りして突出片12a,12bを形成し、これらの突出片12a,12bを互いに固着することにより、本体部1を作製することができる。突出片12a,12bの固着は、接着、融着等の方法で行うことができる。
上記底板部2は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の硬質の樹脂からなるものであり、図1〜図3、図9及び図10に示すように、円板部21と、この円板部21の上面に一体に設けられた環状突出部22とを有している。円板部21の外周面21aは、筒部11と同一のテーパ角を有するテーパ面によって形成されている。しかも、円板部21の外周面の上端縁の外径は、筒部11の径方向における各リブ12の最も外側の部分に接する上記仮想テーパ面の下端部の直径より大径になっている。環状突出部22は、円板部21と同芯に配置されており、その外径は円板部21の外径より小径になっている。環状突出部22の内周面22aは、筒部11と同一のテーパ角を有するテーパ面によって形成されており、その内径寸法は、筒部11の下端面を円板部21の上面にほぼ接触させたとき、筒部11の下端部外周面が環状突出部22の内周面22aに隙間なく嵌合するような寸法に設定されている。円板部21の上面の環状突出部22より外側の部分には、固定突出部23が形成されている。固定突出部23は、リブ12と同一の数だけ形成されている。つまり、この実施の形態では固定突出部23が4つ形成されている。4つの固定突出部23は、円板部21の周方向に等間隔に配置されている。固定突出部23は、円板部21の外周面から環状突出部22まで延びている。円板部21の径方向の外側を向く固定突出部23の外面23aは、円板部21の外周面21aを構成するテーパ面を上側へ延長したテーパ面の一部によって構成されている。したがって、固定突出部23の外面23aは、円板部21の外周面21aに段差なく滑らかに連続している。固定突出部23の高さは環状突出部22と同一に設定されている。したがって、固定突出部23の上面は、環状突出部22の上面と同一平面になっている。
底板部2には、本体部1の下端部が、接着、融着等の手段によって固定されている。すなわち、本体部1の筒部11の下端部は、その下端縁が円板部21の上面に接触するまで挿入され、筒部11の下端部が環状突出部22の内周面22aに隙間無く嵌合されている。そして、筒部11の外周面の下端部が環状突出部22の内周面22aに固定されている。リブ12の下端部は、図2及び図13に示すように、環状突出部22及び固定突出部23の内部に埋設固定されている。これにより、本体部1の下端部が底板部2に固定されている。本体部1の下端部が底板部2に固定された状態においては、本体部1の下端部の形状が底板部2によって断面円形に維持されている。しかも、本体部1の下端開口部が円板部21のうちの環状突出部22から内側の部分によって閉じられている。したがって、この実施の形態の容器Aにおいては、底板部2が下補強部として用いられており、円板部21のうちの環状突出部22より内側の部分が本体部1の下端開口部を閉じる底部として機能している。つまり、底板部2が下補強部及び底部として共用されているのであり、下補強部と底部とが一体に形成されている。下補強部と底部とは、別体に形成してもよい。その場合には、例えば底板部2のうちの、本体部11の下端部が固定された環状突出部22から外周側の部分、つまり環状突出部22、円板部21のうちの環状突出部22から外周側の部分及び固定突出部23によって構成される環状の部分を下補強部とする一方、底部をシート5と同様のシートによって構成し、それを下補強部に固定してもよい。
本体部1の底板部2に対する固定は、融着により底板部2の成形と同時に行うことができる。融着は、慣用されているインサートインジェクション技法によるものであり、インサートインジェクション技法のおいては、底板部2を成形するための金型内の所定の位置に本体部1の下端部を予め挿入しておく。その後、金型内の底板部2に対応するキャビティに底板部2を成形するための溶融樹脂を充填する。すると、筒部11の外周面を構成する樹脂フィルム51の、環状突出部22の内周面22aに接する部分、及びリブ12の外面を構成する樹脂フィルム51の環状突出部22及び固定突出部23に接する部分が溶融樹脂の熱によって溶融される。その溶融部分が溶融樹脂と融合する。その後、溶融樹脂が固化すると同時に樹脂フィルム51が固化する結果、筒部11が環状突出部22の内周面22aに融着されるとともに、リブ12が環状突出部22及び固定突出部23に埋設された状態で融着される。この場合、底板部2とこれに接する樹脂フィルム51とを同一の樹脂で構成すると、本体部1と底板部2とがより強固に融着される。したがって、樹脂フィルム51を構成する樹脂と底板部2を構成する樹脂とは同一にするのが望ましい。
上記上補強部3は、ポリプロピレン、ポリエチレン等の硬質の樹脂からなるものであり、図2、図3、図11及び図12に示すように円形のリング状をなす基板部31を有している。基板部31の内周面31aは、本体部11と同一のテーパ角を有するテーパ面に形成されている。内周面31aの寸法は、図2に示すように、他の容器Aの底板部2の外周面21a及び固定突出部23の外面23aが本体部11の内周面に嵌合したとき、本体部11の径方向におけるリブ12の外面が内周面31aに対し線接触する。すなわち、リブ12の外面が内周面31aより小さい曲率半径の円弧面によって形成されているので、リブ12の外面が内周面31aに対しその母線に沿って線接触するのである。リブ12の外面をテーパ面の一部によって構成すれば、リブ12を内周面31aに対して面接触させることができる。基板部31の外径は、4つのリブ12の径方向外側の面を連ねて形成されるテーパ面の最大外径より大径に設定されている。
基板部31の下面の内周側部分には、環状突出部32が形成されている。この環状突出部32の内周面32aは、図2及び図12に示すように、下方へ向かって小径になるテーパ面に形成されている。内周面32aのテーパ角は、筒部11と同一のテーパ角を有しており、内周面32aには、図2及び図14に示すように、筒部11の上端部外周面が隙間無く嵌合して固定されている。このとき、本体部1の上端面が基板部31の下面に突き当たっている。環状突出部32の厚さは、筒部11の径方向におけるリブ12の幅より薄くなっている。したがって、内周面32aに筒部11の上端部が嵌合した状態においては、リブ12が環状突出部32をその内周面32aから外周面まで横断し、さらに外側へ突出している。
基板部31の下面の外周側部分には、固定突出部33が形成されている。基板部31の径方向における固定突出部33の内側の部分は、環状突出部32と一体に連設されている。固定突出部33は、リブ12と同数形成されており、基板部31の周方向へ等間隔に配置されている。しかも、基板部31の周方向における固定突出部33の中央部には、環状突出部32から外側へ突出したリブ12の上端部の外側部分が埋設固定されている。
筒部11の上端部が基板部31の内周面に31aに嵌合固定されるとともに、リブ12が環状突出部32及び固定突出部33に埋設固定されることにより、本体部1の上端部が上補強部3に固定されるとともに、本体部1の上端部の形状が断面円形である一定の形状に維持されている。筒部11及びリブ12の各上端部の上補強部3に対する固定は、融着によって行うことができる。それらの融着は、筒部11及びリブ12の各下端部の底板部2に対する融着と同様にして行うことができる。したがって、上補強部3も、それに接するシート5の樹脂フィルム51と同一の材質で構成するのが望ましい。
基板部31の上面の径方向における中間部には、環状をなす係合突出部34が形成されている。この係合突出部34には、蓋体4の下面の外周側部分に形成された係合凹部41が着脱可能に、かつ気密に嵌合されている。この蓋体4によって上補強部3の上端開口部、ひいては本体部1の上端開口部が開閉されるようになっている。なお、蓋体4の係合凹部41に係合突出部34を嵌合させる場合には、蓋体4の上面の外周側部分を上補強部3の外周部とを挟持するようにして嵌合させる。
基板部31の外面には、二つのフック部35が形成されている。二つのフック部35は、基板部31の周方向に180°離れて、それも2つの固定突出部33と周方向において同一位置にそれぞれ配置されている。各フック部35には、逆「U」字状をなす取手(図示せず)の両端部が係合される。そして、取手を介して容器Aを持ち上げるようになっている。
上記構成の容器Aにおいては、蓋体4を取り外し、上補強部3の上端開口部から塗料、接着剤等の流動性物質を本体部1の内部に入れる。その後、蓋体4の係合凹部41を上補強部3の係合突出部34に嵌め込んで、本体部1内に収容された流動性物質を保管する。通常、容器Aは水平な床や保管棚等に載置される。このとき、本体部1の筒部11が柔軟性を有するシート5によって形成されているが、筒部11の外周面にリブ12が形成されているので、上下方向に潰れてしまうことがなく、一定の形状を維持する。特に、この実施の形態の容器Aでは、リブ12が筒部11の外周面に対して直交するように起立しており、その起立状態が底板部2及び上補強部3によって保持されるので、本体部1が上下方向に潰れるのをよりいっそう確実に防止することができる。また、フック部35に取手の両端部を係合させれば、取手を持って容器Aを持ち運びすることができる。このとき、本体部1の上下の両端部が上補強部3と底板部2とに固定されているから、本体部1は一定の断面形状を維持し、径方向に潰れてしまうようなことがない。その一方、本体部1は、リブ12によって補強されているものの、筒部11及びリブ12が柔軟なシート5によって構成されているので、人力で容易に押し潰すことができる。したがって、塗料等の収容物を使い切った後には、本体部1を押し潰すことにより、容積を小さくして廃棄することができる。
また、空の容器Aを搬送する場合には、図2に示すように、一の容器Aの上部に他の容器Aを嵌合させることができる。したがって、容器Aの搬送効率を向上させることができる。しかも、この実施の形態では、底板部2の外周面が本体部11の内周面に面接触するとともに、リブ12の外面が上補強部3の内周面31aに線接触するので、他の容器Aを一の容器Aに安定して嵌合させることができるとともに、本体部11が底板部2によって傷つけられたり、リブ12が上補強部3によって傷付けられるのを防止することができる。これから明かなように、この実施の形態の容器Aにおいては、底板部2の外周面21a及び外面23aによって外当接面部が構成され、上補強部3の内周面31aによって内当接面部が構成されている。
図15及び図16は、この発明の第2実施の形態を示す。この実施の形態の容器Bにおいては、円板部21の外周面21a及び固定突出部23の外面23aが、4つのリブ12の外面によって形成されるテーパ面と同一のテーパ面によって形成されている。換言すれば、リブ12の外面が、固定突出部23の外面23aと同一テーパ面上に位置するように形成され、円板部21の外周面21aが4つのリブ12の外面によって形成されるテーパ面の延長上に位置するように形成されている。また、上補強部3の基板部31の内周面31aは、一の容器Bの筒部11の内周面に他の容器Bのリブ12、固定突出部23の外面23a及び円板部21の外周面21aを嵌合させたとき、他の容器Bのリブ12の外面が接するようなテーパ面として形成されている。その他の構成は、上記実施の形態と同様である。
この実施の形態の容器Bにおいては、底板部2の円板部21の外周面21aが、4つのリブ12の外面によって形成されるテーパ面の延長上に位置しており、当該テーパ面から径方向外側へ突出することがなく、その分だけ外周面21aの外径が上記実施の形態の容器Aの外周面21aより小さくなっている。したがって、一の容器Bを他の容器Bに対して深くまで挿入することができる。また、一の容器Bに対する他の容器Bの挿入部分においては、リブ12が挿入部分の全長にわたって一の容器Bの筒部11の内周面に接触するので、挿入時の安定性を向上させることができる。
図17は、この発明に係る本体部1の製造方法の他の一例を示す図である。この製造方法を実施する際には、シート5からなる素材7を4枚準備する。素材7は、素材6のうちの図8において左右に隣接する二つの実線L3で囲まれる部分と同一のものである。このような素材7を4枚用意したら、各素材7を4半分の円弧状をなすように湾曲させるとともに、各素材7の両側部を破線L4(図8に示す素材6の破線L2に相当)に沿って同一側にほぼ90°折り曲げて、各素材7の両側部に固着部71を形成する。一の素材7の固着部に他の素材7の固着部71を接着、融着等の手段によって固着する。同様に他の素材7の固着部71を順次固着する。このようにして4枚の素材7の固着部71どうしを順次固着すると、図18に示すように、固着された二つの固着部71,71によってリブ12が構成される。また、素材7のうちの、固着部71以外の部分によって筒部11が構成される。このようにして本体部1が製造される。図17に示す製造方法と図8に示す製造方法とを比較すると、容器の製造の簡便さにおいて図17の製造方法が優れている。その一方、図8に示す製造方法では、リブ12の接合部の強度の安定性やリブ12の突出方向(筒部11の径方向)における先端部が円弧状になるので、リブ12を擦過することによる怪我を防止することができると利点がある。
なお、この発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、本体部1を断面円形にしているが、他の形状、例えば楕円形、四角形等にしてもよい。そのようにした場合には、底板部2及び上補強部3も同様の形状にする。
また、上記の実施の形態においては、リブ12を二つの突出型12a,12bによって構成することにより、筒部11の2倍の厚さにしているが、筒部11と同一の厚さにしてもよい。
この発明の第1実施の形態を示す正面図である。 同実施の形態の正断面図である。 同実施の形態を、蓋体を開いて示す斜視図である。 同実施の形態の本体部を示す斜視図である。 同実施の形態の本体部を構成するシートの積層構造を説明するための拡大図である。 図2のX−X線に沿う断面図である。 図6のX円部の拡大図である。 同実施の形態の本体部を製造するための素材の一例を示す平面図である。 同実施の形態の底板部を示す斜視図である。 同底板部の正断面図である。 同実施の形態の上補強部を示す斜視図である。 同補強部の正断面図である。 図2のY−Y線に沿う拡大断面図である。 図2のZ−Z線に沿う拡大断面図である。 この発明の第2実施の形態を示す正断面図である。 同実施の形態における図14と同様の断面図である。 この発明に係る容器の本体部を製造するための素材の他の例を示す平面図である。 図17で製造された本体部の一部を示す図7と同様の図である。
符号の説明
A 容器
B 容器
1 本体部
2 底板部(下補強部、底部)
3 上補強部
12 リブ
21a 外周面(外当接面部)
23a 外面(外当接面部)
31a 内周面(内当接面部)

Claims (8)

  1. 柔軟なシートからなり、上下両端部が開口した筒状をなす本体部と、剛性を有し、上記本体部の下端開口部に上記本体部と同芯に設けられた環状の下補強部と、この下補強部に設けられ、上記本体部の下端開口部を閉じる底部と、剛性を有し、上記本体部の上端開口部に本体部と同芯に設けられた環状の上補強部とを有し、上記本体部の外周面には、当該本体部を構成する上記シートの一部を上記本体部の外周面から突出させることにより、上下方向に延びるリブが形成されていることを特徴とする容器。
  2. 上記リブが、3つ以上形成され、各リブが上記本体部の周方向に等間隔に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の容器。
  3. 上記リブの上下の両端部が上記上補強部と上記下補強部とにそれぞれ固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の容器。
  4. 上記リブの上下の両端部が上記上補強部と上記下補強部とにそれぞれ埋設固定されていることを特徴とする請求項3に記載の容器。
  5. 上記リブが、上記本体部の外周面と直交するように形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の容器。
  6. 上記本体部が下方に向かうにしたがって小径になるようにテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の容器。
  7. 上記リブが、少なくとも上記上補強部と上記下補強部との間において一定の突出幅を有していることを特徴とする請求項6に記載の容器。
  8. 上記下補強部の外周面に、上記本体部と同一のテーパ角を有し、上記本体部の上下方向における中間部内周面に面接触する外当接面部が形成され、上記上補強部の内周面に、上記本体部と同一のテーパ角を有し、上記複数のリブの上下方向における中間部外面に上下方向において線接触し得る内当接面部が形成されていることを特徴とする請求項7に記載の容器。
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