JP2005177015A - 燻蒸後ホルムアルデヒドの1パス型分解除去システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 安全で効率的なホルムアルデヒド分解処理を実施できる燻蒸後ホルムアルデヒドの1パス型分解除去システムを提供する。
【解決手段】 ホルムアルデヒド燻蒸対象室に外気を導入する空調機と、その室内においてホルムアルデヒド燻蒸処理が行われるホルムアルデヒド燻蒸対象室と、このホルムアルデヒド燻蒸対象室から排出された処理空気に対してホルムアルデヒド分解処理を行い、処理後の空気を大気中に排出するホルムアルデヒド分解装置を順次接続し、このホルムアルデヒド分解装置に前記処理空気を導入する際、所定時間が経過するまでの間、ホルムアルデヒド分解装置に導入される処理空気の風量を低減することにより、ホルムアルデヒド分解用触媒との接触時間を増やして、触媒の分解効率を高めることができるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】 ホルムアルデヒド燻蒸対象室に外気を導入する空調機と、その室内においてホルムアルデヒド燻蒸処理が行われるホルムアルデヒド燻蒸対象室と、このホルムアルデヒド燻蒸対象室から排出された処理空気に対してホルムアルデヒド分解処理を行い、処理後の空気を大気中に排出するホルムアルデヒド分解装置を順次接続し、このホルムアルデヒド分解装置に前記処理空気を導入する際、所定時間が経過するまでの間、ホルムアルデヒド分解装置に導入される処理空気の風量を低減することにより、ホルムアルデヒド分解用触媒との接触時間を増やして、触媒の分解効率を高めることができるようにする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、燻蒸処理に用いられたホルムアルデヒドの分解処理に関する技術に係り、特に、燻蒸処理に用いられたホルムアルデヒドを1パスで分解除去することを可能とした燻蒸後ホルムアルデヒドの1パス型分解除去システムに関するものである。
従来から、医薬品製造施設や実験動物飼育施設等のバイオロジカルクリーンルームにおける室内殺菌方法として、ホルムアルデヒド燻蒸は重要な役割を担っている。これまで、燻蒸後のホルムアルデヒドは、排気により大気中にそのまま放出されることが多くあった。しかし、ホルムアルデヒドは有毒なガスであるため、燻蒸後のホルムアルデヒドを適切に処理することが必要となっている。
従来、燻蒸処理に用いられたホルムアルデヒドを分解、あるいは外部に安全に排出する方法としては、対象ガスを一定温度まで加熱する触媒燃焼法、スクラバー方式、吸着剤による吸着除去法、中和剤による中和法等、種々の方法が提案され、実施されている。
例えば、排気ダクト系統における触媒燃焼法は、処理対象空気を200℃程度まで加熱して触媒に通風し、ホルムアルデヒドを分解する方法であるが、この方法は、ホルムアルデヒドの除去率は高いが、処理対象空気を200℃程度まで加熱するため、化石燃料を用いる大型の専用燃焼設備が必要となり、設備費、運用費が高いという問題点があった。
また、排気ダクト系統に設けた吸着剤あるいはスクラバーによる除去方法が知られているが、この方法は、ホルムアルデヒドを吸着又は溶液に吸収させているにすぎず、吸着剤の廃棄処理や吸収液の排水処理が必要であった。また、ホルムアルデヒドの除去効率が低く、条例などの許容値をクリアするのは困難であった。
また、室内におけるアンモニアによる中和方法では、中和物のヘキサミンが室内や生産機器の表面に付着するため、拭き取る必要があった。また、アンモニア臭が室内に残るといった問題点があった(特許文献1)。
特開平4−161160号公報
特開2001−212431号公報
上記のような種々の問題点を解決するために、本出願人は、特許文献2に示したような、室内又はダクト系統に設けた触媒を用いた循環型常温酸化分解方法を提案した。この提案におけるような循環型の場合には、分解効率がある程度低くても、分解時間を長くすることで、室内の濃度を低減することが可能である。
ところが、近年、より簡便な方法として、排気ダクト系統における1パス分解処理方式の開発が望まれるようになった。
1パス分解処理方式の場合は、室内のホルムアルデヒドを含む空気を排気すると共に、この排気分の外気を前記空調機を通して室内に導入するため、ホルムアルデヒド分解装置に設けられた触媒の入口側におけるホルムアルデヒド濃度(以下、触媒入口濃度という)は、初期が最も高く、時間経過と共に低下する。従って、ホルムアルデヒド分解装置の運転開始直後、換言すれば、触媒入口濃度が極めて高い状態においては、100%近い高い除去性能を保てなければ、触媒の出口側におけるホルムアルデヒド濃度(以下、触媒出口濃度という)として要求される許容濃度以下とすることができないという問題点があった。
1パス分解処理方式の場合は、室内のホルムアルデヒドを含む空気を排気すると共に、この排気分の外気を前記空調機を通して室内に導入するため、ホルムアルデヒド分解装置に設けられた触媒の入口側におけるホルムアルデヒド濃度(以下、触媒入口濃度という)は、初期が最も高く、時間経過と共に低下する。従って、ホルムアルデヒド分解装置の運転開始直後、換言すれば、触媒入口濃度が極めて高い状態においては、100%近い高い除去性能を保てなければ、触媒の出口側におけるホルムアルデヒド濃度(以下、触媒出口濃度という)として要求される許容濃度以下とすることができないという問題点があった。
このように、除去率を100%近くにするためには、触媒の量を増やしたり、処理対象空気の温度を200℃以上に高くしたりする必要があるため、設備費、運用費が高くなるという問題点があった。
本発明は、上述したような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、処理空気中のホルムアルデヒド濃度が高い時期に、ホルムアルデヒド分解装置に配設された触媒の分解効率を高めて、安全で効率的なホルムアルデヒド分解処理を実施できる燻蒸後ホルムアルデヒドの1パス型分解除去システムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の燻蒸後ホルムアルデヒドの1パス型分解除去システムは、ホルムアルデヒド燻蒸対象室に外気を導入しながら室内の温度、湿度、室内圧力を一定に維持する空調機と、その室内においてホルムアルデヒド燻蒸処理が行われるホルムアルデヒド燻蒸対象室と、このホルムアルデヒド燻蒸対象室から排出された処理空気に対してホルムアルデヒド分解処理を行い、処理後の空気を大気中に排出するホルムアルデヒド分解装置が順次接続され、前記ホルムアルデヒド分解装置に前記処理空気を導入する際、所定時間が経過するまでの間、前記ホルムアルデヒド分解装置に配設されたホルムアルデヒド分解用触媒の分解効率を高めることを特徴とするものである。
上記のような構成を有する請求項1に記載の発明によれば、処理空気中のホルムアルデヒド濃度が高い分解処理の初期段階において、ホルムアルデヒド分解装置に配設されたホルムアルデヒド分解用触媒の分解効率を高めることにより、同一の触媒を用いて、効率的な分解処理を実施することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の燻蒸後ホルムアルデヒドの1パス型分解除去システムにおいて、前記空調機に第1の送風機が設けられると共に、前記ホルムアルデヒド分解装置に第2の送風機が設けられ、前記ホルムアルデヒド分解装置に前記処理空気を導入する際、所定時間が経過するまでの間、前記第1の送風機及び第2の送風機の風量を所定量低減することにより、前記ホルムアルデヒド分解用触媒との接触時間を増やして、その触媒の分解効率を高めることを特徴とするものである。
上記のような構成を有する請求項2に記載の発明によれば、処理空気中のホルムアルデヒド濃度が高い分解処理の初期段階において、送風機の風量を低減してホルムアルデヒド分解装置に導入される処理空気量を低減することにより、ホルムアルデヒド分解用触媒との接触時間を増やして、ホルムアルデヒド分解用触媒の分解効率を高めることができるので、同一の触媒を用いて、効率的な分解処理を実施することが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の燻蒸後ホルムアルデヒドの1パス型分解除去システムにおいて、前記ホルムアルデヒド燻蒸対象室とホルムアルデヒド分解装置の間に風量調整用のダンパが設けられ、前記ホルムアルデヒド分解装置に前記処理空気を導入する際、所定時間が経過するまでの間、前記ダンパの開度を低減して、ホルムアルデヒド分解装置に導入される処理空気を所定量低減することにより、前記ホルムアルデヒド分解用触媒との接触時間を増やして、その触媒の分解効率を高めることを特徴とするものである。
上記のような構成を有する請求項3に記載の発明によれば、処理空気中のホルムアルデヒド濃度が高い分解処理の初期段階において、風量調整用のダンパの開度を低減してホルムアルデヒド分解装置に導入される処理空気量を低減することにより、ホルムアルデヒド分解用触媒との接触時間を増やして、ホルムアルデヒド分解用触媒の分解効率を高めることができるので、同一の触媒を用いて、効率的な分解処理を実施することが可能となる。
請求項4に記載の燻蒸後ホルムアルデヒドの1パス型分解除去システムは、ホルムアルデヒド燻蒸対象室に外気を導入しながら室内の温度、湿度、室内圧力を一定に維持する空調機と、その室内においてホルムアルデヒド燻蒸処理が行われるホルムアルデヒド燻蒸対象室と、このホルムアルデヒド燻蒸対象室から排出された処理空気に対してホルムアルデヒド分解処理を行い、処理後の空気を大気中に排出するホルムアルデヒド分解装置が順次接続され、前記ホルムアルデヒド分解装置に前記処理空気を導入する際、所定時間が経過するまでの間、前記ホルムアルデヒド分解装置に配設されたホルムアルデヒド分解用触媒へ導入されるホルムアルデヒド濃度を平準化することを特徴とするものである。
上記のような構成を有する請求項4に記載の発明によれば、処理空気中のホルムアルデヒド濃度が高い分解処理の初期段階において、ホルムアルデヒド分解装置に配設されたホルムアルデヒド分解用触媒へ導入されるホルムアルデヒド濃度を平準化することにより、同一の触媒を用いて、効率的な分解処理を実施することが可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか一に記載の燻蒸後ホルムアルデヒドの1パス型分解除去システムにおいて、前記ホルムアルデヒド分解装置に配設されたホルムアルデヒド分解用触媒の上流側に、所定の物理吸着剤を配設したことを特徴とするものである。
上記のような構成を有する請求項5に記載の発明によれば、ホルムアルデヒド分解用触媒の上流側に物理吸着剤を配設することにより、処理空気の導入初期においてホルムアルデヒドの濃度が高い時にホルムアルデヒドを吸着して、触媒に導入されるホルムアルデヒド濃度を低減することができるので、同一の触媒を用いて、効率的な分解処理を実施することが可能となる。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか一に記載の燻蒸後ホルムアルデヒドの1パス型分解除去システムにおいて、前記ホルムアルデヒド分解装置に配設されたホルムアルデヒド分解用触媒の上流側に、前記処理空気を加温するための加熱蒸気コイルを配設したことを特徴とするものである。
上記のような構成を有する請求項6に記載の発明によれば、ホルムアルデヒドの濃度が高い分解処理の初期に、加熱蒸気コイルを用いて処理空気の温度を上昇させることにより、その分解効率を向上させることができるので、同一の触媒を用いて、効率的な分解処理を実施することが可能となる。
本発明によれば、処理空気中のホルムアルデヒド濃度が高い時期に、ホルムアルデヒド分解装置に配設された触媒の分解効率を高めて、あるいは、触媒に導入されるホルムアルデヒドの濃度を平準化して、安全で効率的なホルムアルデヒド分解処理を実施できる燻蒸後ホルムアルデヒドの1パス型分解除去システムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態(以下、実施形態という)について、図面を参照して具体的に説明する。
(1)第1実施形態
(1−1)構成
本実施形態の1パス型分解除去システムは、図1に示したように、大別して、ホルムアルデヒド燻蒸対象室1、空調機2及びホルムアルデヒド分解装置3から構成されている。
(1−1)構成
本実施形態の1パス型分解除去システムは、図1に示したように、大別して、ホルムアルデヒド燻蒸対象室1、空調機2及びホルムアルデヒド分解装置3から構成されている。
前記空調機2には、その上流側に設けられた風量調整用の第1のダンパ4を介して外気を導入する第1の給気口2aと、第2のダンパ5を介して、ホルムアルデヒド燻蒸対象室1から循環される空気を導入する第2の給気口2bが設けられている。また、前記空調機2には供給口2cが設けられ、下流側に設けられた第3のダンパ6を介して、ホルムアルデヒド燻蒸対象室1に空調空気を導入できるように構成されている。また、前記空調機2の内部には、送風機7が配設されている。
また、ホルムアルデヒド燻蒸対象室1には、前記空調機2から空調空気を導入する給気口1aと、前記空調機2へ燻蒸対象室内の空気を排出する第1の排気口1bと、後述するホルムアルデヒド分解装置3へ燻蒸対象室内の空気を排出する第2の排気口1cとが設けられている。そして、前記第1の排気口1bから前記空調機2への循環ダクト系統には、空調時に必要とされる外気量分を外部に排出するための送風機11が設置され、このダクトには第5のダンパ12が設置されている。なお、ホルムアルデヒド燻蒸対象室1におけるホルムアルデヒド燻蒸処理は、その室内に別途設置されたホルムアルデヒド発生装置(図示せず)によって行われる。
また、ホルムアルデヒド分解装置3には、前記ホルムアルデヒド燻蒸対象室1から送られる処理空気を導入する給気口3aと、ホルムアルデヒド分解処理後の空気を大気中に放出する排出口3bとが設けられ、装置内部には、常温でホルムアルデヒドをある一定の効率で分解する触媒8が配設されている。そして、第4のダンパ9及び送風機10を介して、前記ホルムアルデヒド燻蒸対象室1から処理空気が給気口3aに導入されるように構成されている。
なお、ホルムアルデヒド燻蒸対象室1内において燻蒸処理が行われている間は、第1〜第5のダンパは全て閉じられ、通常の空調時には、第1〜第3のダンパ及び第5のダンパは開かれ、第4のダンパは閉じられる。一方、ホルムアルデヒドの排気時には、第1、第3及び第4のダンパは全て開かれ、第5のダンパは閉じられ、また、第2のダンパは開かれる場合と閉じられる場合とがある。
また、本実施形態においては、ホルムアルデヒド分解装置3に導入される処理空気の風量を以下のようにして制御する。
第1の風量制御方法としては、空調機2に設けられた送風機(給気ファン)7と、ホルムアルデヒド分解装置3の上流側に設けられた送風機(排気ファン)10の風量をINV制御する。また、第2の風量制御方法としては、第1のダンパ及び第4のダンパ9の開度を制御する。
第1の風量制御方法としては、空調機2に設けられた送風機(給気ファン)7と、ホルムアルデヒド分解装置3の上流側に設けられた送風機(排気ファン)10の風量をINV制御する。また、第2の風量制御方法としては、第1のダンパ及び第4のダンパ9の開度を制御する。
なお、上記第1、第2の風量制御方法は、ホルムアルデヒド分解装置3の出口濃度を監視しながら行っても良いし、初期濃度と設置した触媒の分解効率及び排出風量による入口側の濃度減衰にあわせ、風量のINV制御を計画的に行っても良い。
(1−2)作用
上記のような構成を有する本実施形態の1パス型分解除去システムは、以下に述べるように作用する。すなわち、ホルムアルデヒド燻蒸対象室1における燻蒸処理が終了した後、ホルムアルデヒドの分解処理を行うべくホルムアルデヒド分解装置3に処理空気を導入する場合に、上記の風量制御方法を用いて、導入開始後、所定時間(t1)、風量を標準風量の1/10になるよう制御する。
上記のような構成を有する本実施形態の1パス型分解除去システムは、以下に述べるように作用する。すなわち、ホルムアルデヒド燻蒸対象室1における燻蒸処理が終了した後、ホルムアルデヒドの分解処理を行うべくホルムアルデヒド分解装置3に処理空気を導入する場合に、上記の風量制御方法を用いて、導入開始後、所定時間(t1)、風量を標準風量の1/10になるよう制御する。
このように風量を標準風量の1/10にすると、触媒入口濃度及び触媒出口濃度は図2に示したように変化する。すなわち、標準風量の場合の触媒8による除去率を90%で設計した場合、触媒入口濃度は図中A線(実線)のように変化し、触媒出口濃度は図中B線(実線)のように変化する。図から明らかなように、標準風量の場合の触媒出口濃度は、初期の段階において、許容出口濃度より大きくなる。
一方、風量を標準風量の1/10にすると、ホルムアルデヒドと触媒の接触時間が増加し、触媒8による除去率は上昇し、例えば99%となるため、触媒入口濃度は図中C線(点線)のように変化し、触媒出口濃度は図中D線(点線)のように変化する。
そこで、本実施形態のように、導入開始後、所定時間(t1)、風量を標準風量の1/10になるよう制御すると、触媒入口濃度及び触媒出口濃度は図3に示したように変化する。すなわち、t1までは、触媒入口濃度は図2のC線に沿って変化し(a→b)、触媒出口濃度は図2のD線に沿って変化する(p→q)。そして、t1経過後、風量を標準風量に戻すと、触媒入口濃度は図2のA線に平行に変化し(b→c)、触媒出口濃度は図2のC線に沿って変化する(q→r→s)。
(1−3)効果
このように、本実施形態によれば、ホルムアルデヒドの濃度が高い分解処理の初期と、濃度が低くなった分解処理の後期とで、風量を変化させることによって、触媒のホルムアルデヒド分解能力が90%であっても、分解能力を99%程度に高めることができる。その結果、触媒出口濃度が許容出口濃度より大きくなることを防止することができるので、安全で効率的なホルムアルデヒドの分解処理を実施することができる。
このように、本実施形態によれば、ホルムアルデヒドの濃度が高い分解処理の初期と、濃度が低くなった分解処理の後期とで、風量を変化させることによって、触媒のホルムアルデヒド分解能力が90%であっても、分解能力を99%程度に高めることができる。その結果、触媒出口濃度が許容出口濃度より大きくなることを防止することができるので、安全で効率的なホルムアルデヒドの分解処理を実施することができる。
また、従来のように、分解能力をほぼ100%にするために処理空気又は触媒を加熱する必要がないので、処理空気又は触媒加熱用のヒーターが不要となる。これにより、ホルムアルデヒドの分解処理における、イニシャルコスト及びランニングコストの低減が可能となる。
また、白金触媒を使用することにより、ホルムアルデヒドを二酸化炭素と水に分解することができるので、環境負荷も大幅に低減できる。
また、白金触媒を使用することにより、ホルムアルデヒドを二酸化炭素と水に分解することができるので、環境負荷も大幅に低減できる。
(2)第2実施形態
(2−1)構成
本実施形態の基本的な構成は、上記第1実施形態のシステム構成と同一であるが、本実施形態においては、図4に示したように、ホルムアルデヒド分解装置3内に配設された触媒8の上流側に、物理吸着剤20が設けられている。この物理吸着剤20は、処理空気の導入初期においてホルムアルデヒドの濃度が高い時に、ホルムアルデヒドを吸着して、触媒8に導入されるホルムアルデヒド濃度を低減する機能を有している。
なお、物理吸着剤20としては、初期物理吸着率が60%以上のものを用いることが望ましく、例えば、活性炭、ゼオライト等を用いることが好ましい。
(2−1)構成
本実施形態の基本的な構成は、上記第1実施形態のシステム構成と同一であるが、本実施形態においては、図4に示したように、ホルムアルデヒド分解装置3内に配設された触媒8の上流側に、物理吸着剤20が設けられている。この物理吸着剤20は、処理空気の導入初期においてホルムアルデヒドの濃度が高い時に、ホルムアルデヒドを吸着して、触媒8に導入されるホルムアルデヒド濃度を低減する機能を有している。
なお、物理吸着剤20としては、初期物理吸着率が60%以上のものを用いることが望ましく、例えば、活性炭、ゼオライト等を用いることが好ましい。
(2−2)作用
上記のような構成を有する本実施形態の1パス型分解除去システムは、以下に述べるように作用する。すなわち、ホルムアルデヒド燻蒸対象室1における燻蒸処理が終了した後、ホルムアルデヒドの分解処理を行うべくホルムアルデヒド分解装置3に処理空気を導入すると、物理吸着剤20の入口側におけるホルムアルデヒド濃度(以下、吸着剤入口濃度という)は、図5のE線(実線)に示したように変化する。なお、上記吸着剤入口濃度は、第1実施形態における触媒入口濃度に相当する。
上記のような構成を有する本実施形態の1パス型分解除去システムは、以下に述べるように作用する。すなわち、ホルムアルデヒド燻蒸対象室1における燻蒸処理が終了した後、ホルムアルデヒドの分解処理を行うべくホルムアルデヒド分解装置3に処理空気を導入すると、物理吸着剤20の入口側におけるホルムアルデヒド濃度(以下、吸着剤入口濃度という)は、図5のE線(実線)に示したように変化する。なお、上記吸着剤入口濃度は、第1実施形態における触媒入口濃度に相当する。
ここで、物理吸着剤20の初期物理吸着率が90%であるとすると、物理吸着剤20の出口側におけるホルムアルデヒド濃度(以下、吸着剤出口濃度という)、言い換えれば触媒入口濃度は、理論上は図5のF線(点線)に示したように変化する。なお、このF線(点線)は、吸着剤を用いていない場合の触媒出口濃度を示す第1実施形態のB線に相当する。
ところが、処理空気が物理吸着剤20に導入され、時間t2が経過すると、物理吸着剤20の破過が始まり(図中e点)、除去率は低下し始める。そして、時間t3において、物理吸着剤20における吸着と脱離が平衡、換言すれば、除去率が0となり(図中f点)、これ以降は、吸着したホルムアルデヒドの再脱離が始まり、図5のG線(太線)に示したように吸着剤入口濃度より吸着剤出口濃度(触媒入口濃度)の方が大きくなる。
一方、本実施形態における触媒出口濃度は、図5のG線(太線)を触媒入口濃度とし、除去率90%の触媒によってホルムアルデヒドが分解されるので、図5のH線(太線)に示したように変化する(t→u→v)。
(2−3)効果
このように、本実施形態によれば、ホルムアルデヒド分解装置3内に配設された触媒8の上流側に物理吸着剤20を設けることにより、処理空気の導入初期においてホルムアルデヒドの濃度が高い時にホルムアルデヒドを吸着して、触媒8に導入される濃度を低減することができる。その結果、触媒8のホルムアルデヒド分解能力がある程度以上あれば、触媒出口濃度が許容出口濃度より大きくなることを防止することができるので、安全で効率的なホルムアルデヒドの分解処理を実施することができる。
このように、本実施形態によれば、ホルムアルデヒド分解装置3内に配設された触媒8の上流側に物理吸着剤20を設けることにより、処理空気の導入初期においてホルムアルデヒドの濃度が高い時にホルムアルデヒドを吸着して、触媒8に導入される濃度を低減することができる。その結果、触媒8のホルムアルデヒド分解能力がある程度以上あれば、触媒出口濃度が許容出口濃度より大きくなることを防止することができるので、安全で効率的なホルムアルデヒドの分解処理を実施することができる。
(3)第3実施形態
(3−1)構成
本実施形態の基本的な構成は、上記第1実施形態のシステム構成と同一であるが、本実施形態においては、図6に示したように、ホルムアルデヒド分解装置3内に配設された触媒8の上流側に、0.8MPaG(8kg/cm2G)以下の蒸気を用いた加熱蒸気コイル30が設けられている。なお、この加熱蒸気コイル30は、処理空気の導入初期においてホルムアルデヒドの濃度が高い時に、処理空気の温度を高めて、触媒による分解効率を上昇させる。
(3−1)構成
本実施形態の基本的な構成は、上記第1実施形態のシステム構成と同一であるが、本実施形態においては、図6に示したように、ホルムアルデヒド分解装置3内に配設された触媒8の上流側に、0.8MPaG(8kg/cm2G)以下の蒸気を用いた加熱蒸気コイル30が設けられている。なお、この加熱蒸気コイル30は、処理空気の導入初期においてホルムアルデヒドの濃度が高い時に、処理空気の温度を高めて、触媒による分解効率を上昇させる。
(3−2)作用
上記のような構成を有する本実施形態の1パス型分解除去システムは、以下に述べるように作用する。すなわち、ホルムアルデヒド燻蒸対象室1における燻蒸処理が終了した後、ホルムアルデヒドの分解処理を行うべくホルムアルデヒド分解装置3に処理空気を導入する際に、加熱蒸気コイル30により、時間t4まで処理空気を加熱する。すると、触媒8の除去率が例えば90%から99%に上昇するため、触媒出口濃度は、図7のI線(実線)に示したように変化する。
上記のような構成を有する本実施形態の1パス型分解除去システムは、以下に述べるように作用する。すなわち、ホルムアルデヒド燻蒸対象室1における燻蒸処理が終了した後、ホルムアルデヒドの分解処理を行うべくホルムアルデヒド分解装置3に処理空気を導入する際に、加熱蒸気コイル30により、時間t4まで処理空気を加熱する。すると、触媒8の除去率が例えば90%から99%に上昇するため、触媒出口濃度は、図7のI線(実線)に示したように変化する。
すなわち、本実施形態においては、導入開始後、所定時間(t4)、加熱蒸気コイル30による加熱処理を行うと、触媒出口濃度は図7のI線に沿って変化する(w→x)。そして、時間t4経過後、加熱蒸気コイル30による加熱処理を停止すると、触媒出口濃度は図7のB線に沿って変化する(x→y→z)。
(3−3)効果
このように、本実施形態によれば、ホルムアルデヒドの濃度が高い分解処理の初期に、加熱蒸気コイル30を用いて処理空気の温度を上昇させることにより、触媒8を加温して、その分解効率を例えば90%から99%に向上させることができる。その結果、触媒8のホルムアルデヒド分解能力がある程度以上あれば、触媒出口濃度が許容出口濃度より大きくなることを防止することができるので、安全で効率的なホルムアルデヒドの分解処理を実施することができる。
このように、本実施形態によれば、ホルムアルデヒドの濃度が高い分解処理の初期に、加熱蒸気コイル30を用いて処理空気の温度を上昇させることにより、触媒8を加温して、その分解効率を例えば90%から99%に向上させることができる。その結果、触媒8のホルムアルデヒド分解能力がある程度以上あれば、触媒出口濃度が許容出口濃度より大きくなることを防止することができるので、安全で効率的なホルムアルデヒドの分解処理を実施することができる。
(4)他の実施の形態
本発明は、上述したような実施形態に限定されるものではなく、各部材の形状、大きさ、数、材質、種類、配置等は適宜変更することができる。
本発明は、上述したような実施形態に限定されるものではなく、各部材の形状、大きさ、数、材質、種類、配置等は適宜変更することができる。
また、上記の各実施形態を適宜組み合わせてシステムを構成することもできる。例えば、図8は、上記第1実施形態と第3実施形態を組み合わせたものであり、図9及び図10は、上記第2実施形態と第3実施形態を組み合わせたものである。なお、図9と図10は、物理吸着剤20と加熱蒸気コイル30の設置順が異なる例を示している。
さらに、図11は、上記第1実施形態と第2実施形態を組み合わせたものであり、図12及び図13は、上記第1実施形態乃至第3実施形態を組み合わせたものである。なお、図12と図13は、物理吸着剤20と加熱蒸気コイル30の設置順が異なる例を示している。
1…ホルムアルデヒド燻蒸対象室
2…空調機
3…ホルムアルデヒド分解装置
4…第1のダンパ
5…第2のダンパ
6…第3のダンパ
7…送風機
8…触媒
9…第4のダンパ
10…送風機
11…送風機
12…第5のダンパ
20…物理吸着剤
30…加熱蒸気コイル
2…空調機
3…ホルムアルデヒド分解装置
4…第1のダンパ
5…第2のダンパ
6…第3のダンパ
7…送風機
8…触媒
9…第4のダンパ
10…送風機
11…送風機
12…第5のダンパ
20…物理吸着剤
30…加熱蒸気コイル
Claims (6)
- ホルムアルデヒド燻蒸対象室に外気を導入しながら室内の温度、湿度、室内圧力を一定に維持する空調機と、その室内においてホルムアルデヒド燻蒸処理が行われるホルムアルデヒド燻蒸対象室と、このホルムアルデヒド燻蒸対象室から排出された処理空気に対してホルムアルデヒド分解処理を行い、処理後の空気を大気中に排出するホルムアルデヒド分解装置が順次接続され、
前記ホルムアルデヒド分解装置に前記処理空気を導入する際、所定時間が経過するまでの間、前記ホルムアルデヒド分解装置に配設されたホルムアルデヒド分解用触媒の分解効率を高めることを特徴とする燻蒸後ホルムアルデヒドの1パス型分解除去システム。 - 前記空調機に第1の送風機が設けられると共に、前記ホルムアルデヒド分解装置に第2の送風機が設けられ、
前記ホルムアルデヒド分解装置に前記処理空気を導入する際、所定時間が経過するまでの間、前記第1の送風機及び第2の送風機の風量を所定量低減することにより、前記ホルムアルデヒド分解用触媒との接触時間を増やして、その触媒の分解効率を高めることを特徴とする請求項1に記載の燻蒸後ホルムアルデヒドの1パス型分解除去システム。 - 前記ホルムアルデヒド燻蒸対象室とホルムアルデヒド分解装置の間に風量調整用のダンパが設けられ、
前記ホルムアルデヒド分解装置に前記処理空気を導入する際、所定時間が経過するまでの間、前記ダンパの開度を低減して、ホルムアルデヒド分解装置に導入される処理空気を所定量低減することにより、前記ホルムアルデヒド分解用触媒との接触時間を増やして、その触媒の分解効率を高めることを特徴とする請求項1に記載の燻蒸後ホルムアルデヒドの1パス型分解除去システム。 - ホルムアルデヒド燻蒸対象室に外気を導入しながら室内の温度、湿度、室内圧力を一定に維持する空調機と、その室内においてホルムアルデヒド燻蒸処理が行われるホルムアルデヒド燻蒸対象室と、このホルムアルデヒド燻蒸対象室から排出された処理空気に対してホルムアルデヒド分解処理を行い、処理後の空気を大気中に排出するホルムアルデヒド分解装置が順次接続され、
前記ホルムアルデヒド分解装置に前記処理空気を導入する際、所定時間が経過するまでの間、前記ホルムアルデヒド分解装置に配設されたホルムアルデヒド分解用触媒へ導入されるホルムアルデヒド濃度を平準化することを特徴とする燻蒸後ホルムアルデヒドの1パス型分解除去システム。 - 前記ホルムアルデヒド分解装置に配設されたホルムアルデヒド分解用触媒の上流側に、所定の物理吸着剤を配設したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一に記載の燻蒸後ホルムアルデヒドの1パス型分解除去システム。
- 前記ホルムアルデヒド分解装置に配設されたホルムアルデヒド分解用触媒の上流側に、前記処理空気を加温するための加熱蒸気コイルを配設したことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一に記載の燻蒸後ホルムアルデヒドの1パス型分解除去システム。
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JP2003419918A JP2005177015A (ja) | 2003-12-17 | 2003-12-17 | 燻蒸後ホルムアルデヒドの1パス型分解除去システム |
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JP2011045845A (ja) * | 2009-08-27 | 2011-03-10 | Taikisha Ltd | 室内浄化方法、及び、室内浄化装置 |
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-
2003
- 2003-12-17 JP JP2003419918A patent/JP2005177015A/ja active Pending
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