JP2005176346A - 学術会議等の講演、講義等の録画システム、編集システム、及び知識内容配信システム。 - Google Patents

学術会議等の講演、講義等の録画システム、編集システム、及び知識内容配信システム。 Download PDF

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Abstract

【課題】学術会議の講演等を安価に高画質録画し、容易に録画編集作業する録画システム及び編集機を提供し、講演会場等に出席せずに、会場にいる感覚で視聴でき、講演等の映像を資料とともに再生し聴ける学術会議等の録画、編集及び知識内容配信システムを提供することにある。
【解決手段】学術会議等の講演、講義等の録画システムは、演者の映像及び音声をディジタル映像信号及びディジタル音声信号として出力する第一手段と、演者とスクリーン、又は演者とスクリーンと司会者、あるいは会場全体の該当映像及び音声をディジタル映像信号及びディジタル音声信号として出力する第二手段と、スクリーンの映像をディジタル映像信号として出力する第三手段と、第一手段ないし第三手段を同時にスタートさせるスタートボタンと、3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機を備えることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、学術会議等の講演、講義、授業、発表等を録画、編集及び配信するための録画システム、編集システム及び配信システムに関する。さらに学術会議等において、全会員参加の学術振興を目的として、講演会及び講義、授業等の知識内容配信サービス及び講演者と受講者の交流支援に関し、特に、インターネット等の広帯域通信媒体を介して全演題(講演・発表記録)を動画と資料で配信を行う動画配信システム及びインターネット等の広帯域通信媒体を介した講演者と受講者の意見交換支援に関する。
従来のインターネット通信は電話回線やISDN回線等の数十kbpsの回線技術によるものが主体であった。近年、大容量、高速通信を可能とした様々なブロードバンド環境が急速に普及し、動画等の配信が可能となった。また、インターネット通信費の大幅な値下げにより、インターネットが広く一般に普及した。また、ストリーミングメディアの品質向上により、高品質な動画を回線を通じて簡単に提供することが可能となった。それに従い、学校等の教育機関等によって開催される講演をインターネットを介して配信することも可能となっている。
例えば、講義に関連した動画や音声データを含む講義のデータを各講義毎に蓄積しておき、特定科目のスケジュールの表示を要求する出力があった場合に、講義をオンライン配信可能なものとし、現時点で書込可能な電子掲示板を示すスケジュール表を生成し、パソコンに送信するサービスが開発されている(特許文献1)。また、動画をリアルタイムに配信するサービスが開発されている(特許文献2)。
さらにまた、撮像した動画像を外部へ配信する配信装置において、取り込むべき複数の画像領域を設定する手段と、設定した一の画像領域についての動画像を時間情報に対応させて記憶する手段と、設定した他の画像領域についての画像の変化を検出する手段と、画像の変化を検出した場合に、前記他の画像領域の静止画像及び時間情報を記憶する手段と、予め用意されているファイル群から、前記記憶した静止画像に対応するファイルを抽出する手段と、前記記憶した動画像及び前記抽出したファイルを時間情報に基づいて同期させて外部へ配信する手段とを備えることを特徴とする配信装置が開発されている(特許文献3)。
また、実時間の講義教育の進行と同時に講義内容を実時間で録画格納することができ、格納されているコンテンツを非実時間で編集できるようにしたマルチメディア電子学習システムおよび学習方法及び講義進行の間、質疑応答のための発言権の付与、音声およびテキストを用いたチャット、画面共有等の機能と、コンテンツに適用される全てのイベントの発生、終了時間、または維持時間を設定することにより、コンテンツの再生の際にイベントを適時に発生させることのできるマルチメディア電子学習システムおよび学習方法が開発されている(特許文献4)。
特開2002−297011号公報(詳細な説明) 特開2003−209828号公報(詳細な説明) 特開2002−374525号公報(請求の範囲) 特開2002−202941号公報(詳細な説明)
一方、これまでの通常の学術会議等においては、参加人たちのみが情報を得ることが可能であり、参加できなかった人達は、資料、文章でしか情報を得ることが出来なかった。また、ビデオ収録、公開を行うにも膨大な経費と時間が必要であり、部分的なものに止まり、現実的ではなかった。特に、ビデオ収録に使用する機材や収録されたものを編集するためのスイッチャ−等の機材は高価であり、さらに一度収録したものを編集するために収録したものを何度も再生する必要が生じてしまい編集作業に膨大な時間が必要となっている。さらに、学術会議等の講演、発表、講義等の収録には外部会場の使用が多く、必要な収録・録画機材を搬入・設置しなければならない。そして、映像と音声は同じ時間軸で収録しなければならない。低コストでの収録・録画のためにはできるだけ少ない機材で収録・録画を可能にする必要がある。
また、実際ビデオ収録、公開をインターネット上で行う場合、講演者の映像及び音声とその場で用いられた資料の映像を公開することは可能であったが、重要な情報源である資料画像は不鮮明であった。また、もう一度その資料についての解説を聞く際に、手動で適宜巻き戻すなど、手間がかかった。
上記の様に、従来の学術会議等の講演、講義は講演者、原著論文者等の知識内容を教授する者の発表内容を記録する手段を持たなかったため、参加したくとも出来なかった会員、参加したが視聴できなかった会員にとっては、資料(抄録)等の文章でしか情報をえることができず、図を含んだ発表資料は勿論、研究者の交流のための電子的連絡先も入手できなかった。また、ビデオ収録、公開を行うにも膨大な経費と時間が必要であり、現実的ではなかった。また、講演、講義等とともに撮影される資料の映像は概して不鮮明なものであり、情報源として有効性が低かった。
ここで、特許文献3記載の発明によれば、講演等に使用される資料の映像を記憶した静止画像に対応するファイルを抽出する(特許文献3の請求項2参照)ことにより、鮮明な資料映像を得ることが可能となるが、該発明は、1台のカメラを用いるため(特許文献3の発明の詳細な説明段落0009参照)、講演者及びスクリーンを常に撮影する必要があるため、例えば、講演者のみをアップにして撮影できないため、講演者の画像が不鮮明となってしまうという不都合がある。さらにまた、「1台のカメラを用いて領域毎に分割して取り込み、撮像領域の撮像対象に応じて適宜編集」(引用文献1の明細書[0008]参照)するため、撮像領域の外での動き、例えば撮像対象(講演者等)が撮像領域の外に出てしまった場合等、会場に変化があった場合には撮像対象(講演者等)を撮影できないことになり、また、例えば質疑応答の際に会場全体の雰囲気がわからないという不都合がある。
さらに、特許文献4記載の発明では、講義等の収録について取り直しができるものを想定しているため、取り直しができない事が多い学術会議等の講演、講義等には使用できない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、学術会議等の講演、講義等を安価に確実に高画質録画するとともに、録画したものの編集作業の時間短縮及び容易化するための録画システム及び編集システムを提供することにある。さらに、講演会場、研修会場等に直接出席しなくとも、講演等の内容を実際、会場に出席して聴いている感覚で視聴でき、しかも鮮明なスクリーン画像を見ながら講演,授業,講義等を実用的な再生性能で、両方向から(時間の経過、及び、資料名または資料番号)関連付けられた映像を資料とともに再生し聴くことが出来る学術会議等の講演、講義等の録画システム、編集システム、及び知識内容配信システムを提供することにある。
上記問題を解決するため請求項1記載の学術会議等の講演、講義等の録画システムは、演者の映像及び音声をディジタル映像信号及びディジタル音声信号として出力する第一手段と、
演者とスクリーン、又は演者とスクリーンと司会者、あるいは会場全体の該当映像及び音声をディジタル映像信号及びディジタル音声信号として出力する第二手段と、
スクリーンの映像をディジタル映像信号として出力する第三手段と、
前記第一手段ないし第三手段を同時にスタートさせるスタートボタンと、
3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機
とを備えた学術会議等の講演、講義等の録画システムであって、
前記3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機は、
前記第一手段ないし第三手段のそれぞれから出力された少なくともディジタル映像信号を入力する3つのチャネルと、
前記第一手段及び第二手段から出力され、前記3つのチャネルのうちの2つのチャネルに入力されたディジタル映像信号及びディジタル音声信号を切り換えるスイッチャ−と、
該スイッチャ−により切り換えられたディジタル映像信号及びディジタル音声信号をサーバにアップロード可能なディジタルデータにそれぞれ圧縮するエンコーダと、
該エンコーダで圧縮されたディジタルデータを記録する記憶部と、
前記第三手段から出力され、前記3つのチャネルのうちの残りのチャネルに入力されたディジタル映像信号をサーバにアップロード可能なディジタルデータに圧縮するエンコーダと、
該エンコーダで圧縮されたディジタルデータを記録する記憶部
とを備えることを特徴とする。
上記問題を解決するため請求項2記載の学術会議等の講演、講義等の録画システムは、演者の映像及び演者、司会者等の音声を、ディジタル映像信号及びディジタル音声信号として出力する第一手段と、
演者とスクリーン、又は演者とスクリーンと司会者、あるいは会場全体の該当映像及び演者、司会者等の音声を、ディジタル映像信号及びディジタル音声信号として出力する第二手段と、
スクリーンの映像をディジタル映像信号として出力する第三手段と、
3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機
とを備えた学術会議等の講演、講義等の録画システムであって、
前記3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機は、
前記第一手段ないし第三手段のそれぞれから出力された少なくともディジタル映像信号を入力する3つのチャネルと、
前記第一手段及び第二手段から出力され、前記3つのチャネルのうちの2つのチャネルに入力されたディジタル映像信号及びディジタル音声信号を切り換えるスイッチャ−と、
前記三つのチャネルから入力されたディジタル映像信号のそれぞれの映像を独立して表示し、かつ、前記スイッチャ−により切り換えられたディジタル映像信号の映像を表示する一つの画面表示装置と、
該スイッチャ−により切り換えられたディジタル映像信号及びディジタル音声信号をサーバにアップロード可能なディジタルデータにそれぞれ圧縮するエンコーダと、
該エンコーダで圧縮されたディジタルデータ(以下、本請求項において、第一ディジタルデータと言う)を記録する記憶部と、
前記第三手段から出力され、前記3つのチャネルのうちの残りのチャネルに入力されたディジタル映像信号をサーバにアップロード可能なディジタルデータに圧縮するエンコーダと、
該エンコーダで圧縮されたディジタルデータ(以下、本請求項において、第二ディジタルデータと言う)を記録する記憶部と、
第一ディジタルデータ及び第二ディジタルデータの該記憶部への記録を同時に開始するためのスタートボタンと、
を備えることを特徴とする。
上記問題を解決するため請求項3記載の学術会議等の講演、講義等の編集システムは、請求項1または2記載の学術会議等の講演、講義等の録画システムで記録したディジタルデータ及び該ディジタルデータに対応する講演等におけるスクリーンに映し出す予定の全資料データが入力されるコンピュータを備えた学術会議等の講演、講義等の編集システムであって、
該コンピュータは、
請求項1または2記載のスイッチャ−により切り換えられた映像及び音声を再生する手段を備え、録画開始ポイント及び録画停止ポイントを入力する入力装置を備え、かつ録画開始命令を入力する入力装置と、該録画開始ポイントから録画停止ポイントまで該ディジタルデータを講演者毎の映像・音声データとして記憶し直す手段とを備え、
前記スクリーンに映し出す予定の全資料データから実際に使用された映像と同じ映像の資料データを記憶し、該記憶した資料データごとに必要に応じて画像解像度を下げ、かつ該資料データごとに識別データを付し、さらに、サーバにストリーミング可能なディジタルデータに変換し、該ディジタルデータを静止画及び又は動画スライドデータとして記憶する手段と、
請求項1または2記載の第三手段からの映像を時間情報に関連付け、かつ、入力装置により入力された前記録画開始ポイントの時間を0として前記録画停止ポイントの時間まで再生するとともに、該映像を構成するスライドイメージが切り換わった時点で入力装置により停止命令が入力されると該再生を停止するとともに前記動画及び又は静止画スライドを表示し、該切り換わったスライドイメージと同一の静止画及び又は静止画スライドが表示されない場合には、入力装置による命令により次の静止画及び又は静止画スライドを表示し、同一の静止画及び又は動画スライドが表示された場合には、入力装置による記憶命令により該静止画及び又は動画スライドデータの識別データ及び入力装置により入力されるか自動的に作成されたスライドタイトルを該停止時間とともに関連付けて記憶し、これを、前記映像再生が終了するまで繰り返し、前記時間情報に該識別データ及び該スライドタイトルが関連付けられた同期信号付きスライドタイトルデータとして記憶する手段と、
前記講演者毎の映像・音声を時間情報と関連付けて再生するとともに、前記同期信号付きスライドタイトルデータに含まれるスライドタイトルを表示し、該同期信号付きスライドタイトルデータに含まれる時間情報と同一時間になった場合に該時間情報に関連する識別データが付された静止画及び又は静止画スライドを表示する同期信号付講演者映像であって、該表示されたスライドタイトルを入力装置により選択されると該スライドタイトルに関連する時間から講演者毎の映像・音声が再生されるデータを同期信号付講演者映像データとして記憶する手段
とを備えることを特徴とする。
上記問題を解決するため請求項4記載の学術会議等の講演、講義等の知識内容配信システムは、
請求項3記載の同期信号付講演者映像データから作成された、スライドタイトル及び識別データが時間情報と関連付けられた同期データと、静止画及び又は静止画スライドに前記識別データが付されたスライドイメージデータと、ストリーミング再生可能にするための再生制御プログラムが格納された第一サーバと、
前記同期信号付講演者映像から作成された時間情報に関連付けて再生される講演者映像・音声のデータが格納された第二サーバと、
前記第一サーバ及び第二サーバと通信可能なコンピュータ
とを備えた学術会議等の講演、講義等の知識内容配信システムであって、
前記コンピュータは、
前記第一サーバから、前記同期データ及び前記スライドイメージデータ並びに前記再生制御プログラムをダウンロードする手段と、
講演者映像・音声のデータの映像及び音声を前記ダウンロードした再生制御プログラムの指令により時間情報と関連付けてストリーミング再生するとともに、前記ダウンロードした同期データに含まれるスライドタイトルを表示し、該同期データに含まれる時間情報と同一時間になった場合に該時間情報に関連する識別データが付されたスライドイメージを表示し、該表示されたスライドタイトルを入力装置により選択されると該スライドタイトルに関連する時間から前記講演者映像・音声のデータの映像及び音声をストリーミング再生する手段
とを備えることを特徴とする。
上記問題を解決するため請求項4記載の学術会議等の講演、講義等の知識内容配信システムは、
演者の映像及び演者、司会者等の音声を、ディジタル映像信号及びディジタル音声信号として出力する第一手段と、
演者とスクリーン、又は演者とスクリーンと司会者、あるいは会場全体の該当映像及び演者、司会者等の音声を、ディジタル映像信号及びディジタル音声信号として出力する第二手段と、
スクリーンの映像をディジタル映像信号として出力する第三手段と、
該第三手段でスクリーンに映し出す予定の全映像データのうち必要な映像を、識別情報を付してディジタル映像信号として出力する第四手段と、
コンピュータとを備える学術会議等の講演、講義等の知識内容配信システムであって、
該コンピュータは、
前記第一手段と第二手段から入力されたディジタル映像信号等を適宜切り換えながらどちらか一方をディジタルデータとして記憶するとともに、前記第三手段から入力されたディジタル映像信号をディジタルデータとして記憶する手段と、
該ディジタル映像信号等のディジタルデータとしての記憶を同時に行わせる手段と、
該記録された第三手段からの映像を時間情報に関連付けて再生させ、映像切り換え時に再生を停止し、かつ、前記第四手段により出力された映像を表示し、該停止されている映像と該表示されている映像が異なる場合、入力装置により該表示されている映像を順次切り換え、同一の場合、該映像に付された識別情報と停止時間を記録し、かつ、これを映像再生終了まで繰り返す手段と、
前記記録された第一手段と第二手段からの適宜切り換えられた映像等を時間情報に関連付けて再生するし、かつ、前記同期データから前記停止時間と同一の再生時間に該停止時間に対応する識別情報を有する前記第四手段からの映像を表示する手段もしくは前記表示された手段及び又は、前記識別情報の一覧を表示し、該識別情報の一覧から任意の識別情報が入力装置により選択されると該識別情報を有する前記第四手段からの映像を表示するとともに該識別情報に対応する停止時間から前記記録された第一手段と第二手段からの適宜切り換えられた映像等を再生する手段
とを備えることを特徴とする。
上記の問題点を解決するために、学術会議等の講演、講義を演題ごとに撮影しながら、同時に動画配信可能なデータ形式に変換しサーバに記録し、また、同時に、説明図資料と同期させるための同期情報もサーバに記録し、事後、この同期情報に基づいて、図資料を動画に同期させるために半自動編集で動画サーバに蓄積し、視聴者の選択に基づいて個々の資料を含む講演・論文発表内容を広帯域通信媒体を会して動画サーバよりストリーミング配信する動画配信システムである。参加できなかった会員、参加したが視聴できなかった会員に対して、時間的制約なしで、繰り返し視聴することを可能にし、視聴したい内容に会員クライアントから短距離(両方向:時間経過、資料名または資料番号)でアクセスを可能にする。
当該動画配信システムは講演、講義等の知識内容配信を望む者に会員となってもらい、該会員となった者へのサービスを目的としている。従って、前記講演、講義等の知識内容配信を望む者が会員登録を行うこと、及び会員となった者を確認するための会員認証が必要である。例えば、会員登録には「名前」、「会員番号」、「パスワード」、「メールアドレス」、パスワード紛失などの場合に備え本人を確認するための「質問と答え」を会員クライアントより入力し、管理サーバに記録しておき、視聴者の識別子として使用することもできる。
請求項1及び2記載の発明では、アナログ入力を使用するスイッチャーは高価だがディジタル入力の例えばソフトウエアによるスイッチャ−により安価に映像信号等を切り換える手段を提供することが可能となる。また、講演等を記録している最中に映像等を切り替えることにより、後の編集で映像等を切り替えるために該記録した映像を再度再生する必要がないため編集作業の時間短縮となる。また、編集作業も容易となる。さらに、切り換え作業には、切り換え対象の映像等の数だけモニターを用意する必要があるが、録画中に切り換え作業をしてしまうので、切り換え対象の映像等の数だけモニターを用意する必要もなくなる。圧縮録画する形式は動画サーバに直接アップロード可能なストリーミング形式(例えば、Macromedia社のFLV形式)のため、再度キャプチャーしストリーミング形式に変換(圧縮)する手間が不要になり編集時間を大幅に省ける。特に録画後にデータを変換する場合、実際の録画時間の三倍以上も係ってしまうため録画現場でデータを変換することは特に編集時間を省略できる。また、演者の映像専用の取り出し手段があるため、演者の映像も鮮明に記録が可能となる。さらに、例えば撮像対象(講演者等)が撮像領域の外に出てしまった場合等、会場に変化があった場合には、第一手段と第二手段からの映像等を切り替えて記録することにより撮像対象(講演者等)を撮影できないと言うことがなく、また、例えば質疑応答の際にも会場全体の雰囲気がわかる。請求項2記載の発明では、三つの映像及び録画対象の映像を一つの画面に表示するため、録画対象の映像の監視が容易となり、かつ上記のように複数のモニターも不要となる。
請求項3記載の発明により、事前に回収したスライド画像と講演、講義等の内容を同期させることにより、より鮮明なスライド画像を提供することが可能となる。さらに、一つのコンピュータにより編集を行うため、編集作業を簡略化でき、さらに経費も節約できる。
請求項4及び5記載の発明により、学術会議等の講演、講義等に参加できなかった会員、参加したが視聴できなかった会員に対して、時間的制約なしで、繰り返し視聴することを可能にし、視聴したい内容に会員クライアントから容易なアクセスを可能とする。
また、遠近を問わず情報の共有が可能となり、効果的で質の高い情報伝達がもたらされ、いつでも何度でも繰り返し見ることが可能であり、国内及び海外へ日時を問わず配信が可能となる。また、低コストでの情報提供が可能である。
また、更に実際の講演、講義等で理解が困難であった場合においても、学術会議等の講演、講義等をインターネット上で繰り返し閲覧することで会員のより確実な理解が得られる。特に、資料ごとに映像及び音声の頭出しが可能であるため、重要な資料についての解説を容易に何度も視聴することができる。
また、何らかの事情で学術会議等の講演、講義等に参加できない場合でも、講演、講義等講演の臨場感をそのままに講演内容を聞くことが可能である。一方、学術会議等複数の講演が同時に行われる場合、他の講演に参加していて同時間帯に行われた別の講演内容を聞き逃した場合においても、オンデマンド配信で学術会議の情報を提供をすることが可能であり、知識・情報共有の質とスピードアップが図れる。
また、本発明は学術会議に限らず、市民公開講座等、一般的な公開講座及び公開を目的としない講座、企業内の研修や研究発表等、図面と関連付けた知識内容提供の多様な場において使用可能であり、同様の効果を得られる。特に、取り直しのできない講座、授業等において有効である。市民公開講座を聞き逃した、もしくは事後に知った等の場合、講演終了後においても幅広く、実際に参加したのと変わらない講演内容を提供することが可能である。さらに、高齢者や障害者など、心身の機能に制約のある人でも図面により理解ができる場合もあり、会場まで行かずに視聴できる。その結果、地域への貢献、大学等教育機関/団体/組織の認知度、知名度の向上に繋がる。
以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明する。
まず、本発明の一例として、学術会議における実施例の概略を図1ないし図3に基づいて説明する。ここで、図1は本発明の一実施例を示す映像・音声・スライド収録/編集/再生機の構成図である。図2は本発明の一実施例を示す同期スライド付映像・音声収録編集機を示す。図3は本発明の一実施例を示す学術会議向け同期スライド付映像・音声ストリーミング再生機を示す。
本発明における学術会議の映像・音声・スライドの収録、編集及び再生は、図1に示す通り、2段階で行う。第一段階では同期スライド映像・音声収録及び編集を行い、Web&Streamingサーバ10にアップロードを行う。第二段階ではアップロードされたスライド、映像・音声及びそれらを同期させるスライドデータの再生を行う。それぞれの段階のシステムを以降、BBVISTA1号1(同期スライド付映像・音声収録編集機)、BBVISTA2号2(同期スライド付映像・音声ストリーミング再生機)とする。
図2はBBVISTA1号1の機構である。第一手段3は映像を取り出す(撮影する)カメラ及び音声を取り出すマイクからなる(図2参照)。また、第二手段4は映像を取り出す(撮影する)カメラ及び音声を取り出すマイクからなる(図2参照)。該第一手段3のマイク及び該第二手段4のマイクにより取り出された音声は、それぞれ図2に示すように該第一手段3のカメラ及び該第二手段4のカメラに一度それぞれ入力される。
前記第一手段3のカメラ及びマイクは、演者の映像及び音声を取り出す。そして、必要に応じてバックアップ等のため、該映像及び音声を該カメラに備えられた記録媒体に記録する。前記第二手段4のカメラ及びマイクは、演者とスクリーン、又は演者とスクリーンと司会者、あるいは会場全体の該当映像及び音声を取り出す。そして、必要に応じてバックアップ等のため、該映像及び音声を該カメラに備えられた記録媒体に記録する。
第三手段5は映像を取り出す(撮影する)カメラ、もしくは演者が用いるスライドプロジェクター等から直接映像がアナログRGB入力等により取り出す(ライン入力される)カメラからなる(図2参照)。
前記第三手段5のカメラは、演者がスクリーンに映し出す映像を取り出す(撮影する)、または、演者が用いるパソコン内のプレゼンテーションソフト等によって作成された映像もしくはパソコンに接続したスライドプロジェクター等の映像を直接ライン入力で取り出す。そして、必要に応じてバックアップ等のため、該映像及び音声を該カメラに備えられた記録媒体に記録する。
スクリーンに映し出す方法としてはパソコンに接続したスライドプロジェクターの映像を映す、フィルムの映像をスライドプロジェクターによって映す、OHPシートの画像をオーバーヘッドプロジェクターで映す等の方法がある。そして、前記ライン入力で映像を取り出す場合は、該スライドプロジェクター、オーバーヘッドプロジェクター等から映像が直接前記第三手段5のカメラにライン入力される。
なお、前記第一手段3及び第二手段4のカメラは取り出した映像及び入力された音声をディジタル映像信号及びディジタル音声信号として3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機6に出力(図2参照)する手段を有するカメラを適宜使用する。さらに、前記第三手段5のカメラは取り出した映像をディジタル映像信号として3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機6に出力(図2参照)する手段を有するものを適宜使用する。
例えば、前記第一手段3のカメラは第一ディジタルビデオカメラにより実現され、前記第二手段4のカメラは第二ディジタルビデオカメラにより実現され、前記第三手段5のカメラは第三ディジタルビデオカメラにより実現される。この場合、取り出した映像及び音声は、ディジタルカメラ内でディジタルデータに変換され、ディジタル信号として出力される。また、必要に応じて、該第一ないし第三ディジタルビデオカメラのそれぞれは該ディジタルデータを記憶部等に記録する。ディジタルビデオカメラについては、市販されているもの等の広く用いられているものを用いることができる。
なお、第一手段3のマイク及び第二手段4のマイクに変えて、音声については演者の音声及び演者以外の者である司会者等の音声がそれぞれ専用マイクで取り出され、該専用マイクで取り出された音声が前記第一手段3のカメラ及び第二手段4のカメラによりそれぞれ取り出される(ライン入力される)ようにしてもよい。すなわち、この場合、演者の音声及び演者以外の者である司会者等の音声は、それぞれ専用のマイクで取り出され、ミキサー等によりミキシングされ、該第一手段3のカメラ及び該第二手段4のカメラにそれぞれライン入力される。このため、第一手段3のカメラ及び第二手段4のカメラに入力される音声は、同一の音声となる。また、マイクの取り出す音声は適宜変更し得る。さらにここで、司会者等とは司会者の他、講演等において発言する質問者等の演者以外の者をいう。また、演者は一人とは限らずパネリスト等も含む概念である。
また、スクリーンに映像を映す方法として、演者がパソコンやスライドプロジェクター等を使用する場合、該パソコン及びスライドプロジェクター等がディジタル出力を有している場合には、前記第三手段5として、該パソコン及びスライドプロジェクター等から前記第三手段5のカメラに該映像をディジタル入力し、該第三手段5のカメラから該映像を前記3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機6にディジタル映像信号として出力してもよいが、該パソコン及びスライドプロジェクター等から前記3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機6に直接ディジタル映像信号として出力してもよい。
前記第一手段3ないし第三手段5からディジタル映像信号等として出力された映像等は、前記3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機6の第一ないし第三ディジタル入力(3つのチャネル)にそれぞれ入力される(図2参照)。そして、該入力された映像等を該3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機6のモニターで閲覧監視する。該入力された第一手段3及び第二手段4により取り出された映像及び音声はスイッチャ−6aによって状況に応じて、例えば講演者による講演が行われている間は第一手段3で講演者を、司会者により質疑応答が行われている間は第二手段4で司会者と質問者が入る様に会場全体を、といった具合にオペレーターにより、もしくは自動で切替え、第一エンコーダ6bによってWeb&Streamingサーバ10にアップロード可能な形式(例えばMacromedia社のFLV形式、または、Microsoft社のWMV、ASF形式等)の映像と音に変換(圧縮)する(図2参照)。前記第三手段5によって撮影あるいはプロジェクターに接続されたアナログRGB出力等より得られる資料の映像(スクリーンに映し出す映像)は第二エンコーダ6cによってWeb&Streamingサーバ10にアップロード可能な形式の映像に変換(圧縮)する(図2参照)。該第一及び第二エンコーダ6cにより変換された映像等は、該3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機6の有するハードディスク内等の記憶部にそれぞれ記録される(図2参照)。
該第一手段3及び第二手段4並びに第三手段5のスタートボタンは1つであり、前記スタートボタンを押すと、前記第一及び第二手段4の映像及び音声、及び第三手段5の映像を同時にかつ、第一手段3ないし第三手段5ごとに3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機6にそれぞれディジタル入力される(図2参照)。例えば前記第一手段3のカメラ、第二手段4のカメラ、第三手段5のカメラ等及び前記スタートボタンに有線または無線による通信手段が設けられ、該スタートボタンを押すと該スタートボタンから信号が該通信手段により前記第一手段3ないし第三手段5のカメラにそれぞれ送信され、映像等の取り出しが同時に開始される。そして、第一手段3ないし第三手段5ごとに取り出した映像等が記録(ディジタル録画)できる状態となっている3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機6にそれぞれディジタル信号としてディジタル入力され(図2参照)、該映像等がディジタルデータとして記憶部内に記録される。
なお、スタートボタンは前記3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機6に設けてもよい。この場合、映像等の記録(ディジタル録画)前から該映像等が第一手段3ないし第三手段5から該3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機6に入力される。そして、前記第一手段3ないし第三手段5から該3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機6に入力されているそれぞれの映像等の記録(ディジタル録画)がスタートボタンを押すことにより、同時に開始される。
スタートボタンを備えた3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機6の具体的内容は後述する。
上記3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機6によってデータ変換及び記録された上記第三手段5により取り出された映像のディジタルデータは、ディジタル映像信号として図2の同期信号付きスライドタイトル編集機8に入力し、図2の同期信号発生部において講演者がスライドを変えた時点を信号として入力する。同期信号の入力は前段階の3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機6で行うことも可能である。
一方、あらかじめコピーを行った上記第三手段5でスクリーンに映し出す予定の映像データ(図2においては資料データといい、動画及び静止画が含まれる。)を、第四手段により全映像データ(全資料データ)のうち必要な映像データ(資料データ)を記録編集し、Webサーバ10にアップロード可能な形式のイメージデータに変換する。具体的には、プレゼンテーションソフト等により作成され持ち込まれた映像データ(資料データ)、もしくは講演においてスライドプロジェクターで使用されたフィルム、オーバーヘッドプロジェクターで使用されたOHPシートの画像等をスキャナー等でディジタルデータとして取り込み、その映像データから講演で実際に使用された映像(資料データ)と同じ映像データ(資料データ)を取り出す。更に、映像の順序を必要に応じて講演においてスクリーンに映し出される内容に合わせて効率良く順次並べ替える。続いてWebサーバ10にアップロード可能な形式のイメージデータ(例えばJPEG形式)に変換する。該イメージデータに変換した映像データ(資料データ)は静止画及び又は動画スライドとして同期スライド付き映像編集機12及び同期信号付スライドタイトル編集機8に出力する(図2参照)。
上記第四手段から静止画及び又は動画スライドを出力し(図2参照)、上記同期信号付きスライドタイトル編集機8に入力する(図2参照)。上記同期信号付きスライドタイトル編集機8に入力されたそれぞれの資料に対する同期信号に、該資料に対応する静止画及び又は動画スライドのタイトルを付け、同期信号付きスライドタイトルとする。
前記第四手段及び同期信号付きスライドタイトル編集機8の具体的内容は後述する。
一方、上記3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機6によって録画、データ変換された上記第一手段3及び第二手段4により取り出され切り換えられた映像及び音声は、カット映像編集機7に入力し、前後の不要な映像・音を削除し、講演者毎の映像・音に分割する。
該カット映像編集機7の具体的内容は後述する。
上記同期信号付きスライドタイトル編集機8から出力した上記同期信号付きスライドタイトル、及び第四手段9から出力した静止画及び又は動画スライドは、同期スライド付き映像編集機12に入力する(図2参照)。次に前記同期信号付きスライドタイトルを用いてスライド画像と講演者映像を同期させる。講演者映像に同期したスライドは講演者映像の再生時間経過とともに同期したスライド画像とスライドタイトルが表示され、スライドタイトルに同期した講演者映像は任意に選択されたスライドタイトルとスライド画像に同期して再生されるように編集された同期スライド付講演者映像は、一般的なブラウザソフトに対応するプラグインツール、例えばMacromedia社のFlashPlayer、または、Microsoft社のWindowsMediaPlayer等で再生可能にするため、講演者の映像・音声、スライドイメージ、同期データに分け、講演者の映像・音声はストリーミングサーバに、スライド画像及び同期データはWebサーバにアップロードする(図2参照)。
前記同期スライド付き映像編集機12の具体的内容は後述する。
図3はBBVISTA2号2の詳細な機能である。図3に示す通り、Web&Streamingサーバ10にアップロードされた講演者の映像・音声、スライドイメージ、同期データを、インターネットを経由して一般的なWWWブラウザ上で、プラグインツールを用いることで講演を閲覧することを可能とする。インターネットが不要な場合、インターネットを経由しないで該サーバーに接続されたLAN上で閲覧することも可能である。
BBVISTA2号2(同期スライド付映像・音声ストリーミング再生機)は、機能としては、講演者の映像と音声の自動再生機能、映像に同期した自動スライド表示機能、スライド番号とスライドタイトル表示機能、スライドの早送り、巻き戻しによる同期映像・音声自動再生機能、スライド番号またはスライドタイトルのONEクリック任意選択によるスライドタイトルに同期した映像音声の再生機能、映像音声の停止、再生機能、音声のon/off機能、演題及び講演者名の表示機能、経過時間の表示機能、講演者映像の画面拡大/縮小機能、及び講演者へのメール発信機能を有する。該BBVISTA2号2(同期スライド付映像・音声ストリーミング再生機)の具体的な内容については後述する。
当該動画配信システムは会員サービスを目的としているため、会員登録と会員認証を必要とする。会員登録及び会員認証はインターネット上で一般的に行われている会員登録と会員認証法を用いる。例えば、会員登録には「名前」、「会員番号」、「パスワード」、「メールアドレス」、パスワード紛失などの場合に備え本人を確認するための「質問と答え」を会員クライアントより入力し、管理サーバに記録しておき、視聴者の識別子として使用することもできる。
次に、上記3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機6の具体的内容について図4ないし図6に基づいて説明する。ここで、図4は該3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機6の構成図の一例であり、図5は該3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機6が行う処理内容のフローチャートの一例であり、図6は該3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機6の操作画面の一例である。
図4に示すように、上記スタートボタンと、スイッチャー6aと、第一エンコーダ6bと、第二エンコーダ6cとを備えた該3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機6は、中央処理装置401と、RAM402と、入力装置403と、出力装置404と、記憶部であるハードディスク405と、第一ディジタル入力と、第二ディジタル入力と、第三ディジタル入力とを備えている。
ハードディスク405には、図示しないOS(オペレーティングシステム)やプログラム等の必要なソフトウェアが格納されており、これらはRAM402に展開される。また、該ハードディスク405には、後述する映像等が記録される。
中央処理装置401は、前記RAM402に展開されたプログラム等の指令に基づき以下の処理を行う。なお、前記スタートボタンと、スイッチャー6aと、第一エンコーダ6bと、第二エンコーダ6cとは以下の処理の一部により実現可能である。また、本処理においては上記第一手段3をカメラA、第二手段4をカメラB、第三手段5をカメラCとしている(図5及び図6において同じ)。さらに、中央処理装置401はディスプレイ等により実現される出力装置404に図6に示す操作画面を表示する。
本処理スタート後、中央処理装置401はカメラA、B、Cのキャプチャー及びディジタル(1394形式)入力の設定を行う(ステップS501)。これにより、第一ないし第三ディジタル入力より、カメラAにより取り出され出力されたディジタル映像信号及びディジタル音声信号、カメラBにより取り出され出力されたディジタル映像信号及びディジタル音声信号、及びカメラCにより取り出され出力されたディジタル映像信号がそれぞれ順次入力される(キャプチャーする)。以下の本処理において、カメラAから出力され第一ディジタル入力により入力された(キャプチャーした)映像をカメラAキャプチャー映像といい、カメラBから出力され第二ディジタル入力により入力された(キャプチャーした)映像をカメラBキャプチャー映像といい、カメラCから出力され第三ディジタル入力により入力された(キャプチャーした)映像をカメラCキャプチャー映像という(図5及び図6において同じ)。そして、中央処理装置401はRAM402に該カメラAキャプチャー映像、カメラBキャプチャー映像、及びカメラCキャプチャー映像を一時的に格納する。なお、ディジタル入力の形式は1394形式に限らず、適当なものを適宜用いる。
次に、中央処理装置401は前期RAM402に一時的に格納されたカメラAキャプチャー映像を読み出すとともに操作画面上のビデオ領域Aに順次表示(該映像を再生)し(ステップS502、図6参照)、ステップS507に進む。
一方、中央処理装置401は前期RAM402に一時的に格納されたカメラBキャプチャー映像を読み出すとともに操作画面上のビデオ領域Bに順次表示(該映像を再生)し(ステップS503、図6参照)、ステップS507に進む。
一方、中央処理装置401は前期RAM402に一時的に格納されたカメラCキャプチャー映像を読み出すとともに操作画面上のビデオ領域Cに順次表示(該映像を再生)し(ステップS504、図6参照)、ステップS505に進む。
ステップS507において、中央処理装置401は録画対象カメラをONEクリックで切り替える。具体的には、中央処理装置401は、マウス及びキーボード等により実現される入力装置403により、操作画面上のメイン映像ウィンドウ内の「カメラA切替ボタン」又は「カメラB切替ボタン」(図6参照)が、クリック等(例えば、マウスによるONEクリック)で選択されたかを判断し、選択されればステップS508に進み(ステップS507のYES)、選択されなければ再度ステップS507に戻る(ステップS507のNO)。
ステップS508において、中央処理装置401は、前記「カメラA切替ボタン」又は「カメラB切替ボタン」のうち選択した方のカメラ映像を操作画面上のビデオ領域D(図6参照)に表示し、ステップS505に進む。すなわち、中央処理装置401は、前記「カメラA切替ボタン」を選択(例えば、マウスによるONEクリック)した場合は、カメラAキャプチャー映像をビデオ領域D(図6参照)に表示(再生)し、前記「カメラB切替ボタン」を選択(例えば、マウスによるONEクリック)した場合は、カメラBキャプチャー映像をビデオ領域D(図6参照)に表示(再生)する(図6参照)。なお、ステップS508において中央処理装置401は、ビデオ領域Dに表示された映像のカメラから取り出され、RAM402に一時的に格納された音声もアナログ変換し、図示しないスピーカにアナログ出力される。
ステップS505において、中央処理装置401はビデオ領域Cに表示された映像と、ビデオ領域Dに表示された映像等との録画を同時開始し、ステップS506に進みさらにステップS509に進む。具体的には、操作画面上のコントロールウィンドウ内の「録画開始/停止ボタン」(図6参照)が、クリック等(例えば、マウスによるONEクリック)で選択されると、中央処理装置401はビデオ領域Cに表示された映像つまりカメラCキャプチャー映像と、ビデオ領域Dに表示された映像等つまり前記操作画面上のカメラA切替ボタン等により選択されたカメラAキャプチャー映像及びカメラAにより取り出した音声、またはカメラBキャプチャー映像及びカメラBにより取り出した音声とを直接ストリーミング形式(例えばFLV形式等)に圧縮し、ハードディスク405に記録(圧縮録画)するとともに、操作画面上のメイン映像ウィンドウ内の「録画状態表示」(図6参照)に録画状態である旨(例えば「録画中」)を表示するとともに、操作画面上のコントロールウィンドウ内の「録画時間表示」(図6参照)に録画開始からの録画時間を表示する(ステップS506)。
さらに、ステップS509において、中央処理装置401は停止ボタンによる終了割込みを判断する。 具体的には、操作画面上のコントロールウィンドウ内の「録画開始/停止ボタン」(図6参照)が、クリック等(例えば、マウスによるONEクリック)で選択された場合、中央処理装置401は、終了割込みを出して本処理を終了する(ステップS509のYES)。選択されない場合、ステップS510に進む。
一方、中央処理装置401は、マウス及びキーボード等により実現される入力装置403により、操作画面上のメイン映像ウィンドウ内の「カメラA切替ボタン」又は「カメラB切替ボタン」(図6参照)のうち、ビデオ領域Cに表示されていない映像の方の切替ボタンがクリック等(例えば、マウスによるONEクリック)で選択された場合、ステップS511に進み(ステップS510のYES)、選択されなければ再度ステップS510に戻る(ステップS510のNO)。
ステップS511において、中央処理装置401は、前記「カメラA切替ボタン」又は「カメラB切替ボタン」のうち選択した方のカメラ映像を操作画面上のビデオ領域D(図6参照)に表示し、ステップS506に戻る。すなわち、前記「カメラA切替ボタン」を選択(例えば、マウスによるONEクリック)した場合は、カメラAキャプチャー映像をビデオ領域D(図6参照)に表示(再生)し、前記「カメラB切替ボタン」を選択(例えば、マウスによるONEクリック)した場合は、カメラBキャプチャー映像をビデオ領域D(図6参照)に表示する(図6参照)。なお、ステップS511において中央処理装置401は、ビデオ領域Dに表示された映像のカメラから取り出され、RAM402に一時的に格納された音声もアナログ変換し、図示しないスピーカにアナログ出力される。
そして、ステップS506において、中央処理装置401はビデオ領域Cに表示された映像つまりカメラCキャプチャー映像と、ビデオ領域Dに表示された映像等つまり前記操作画面上のカメラA切替ボタン等により選択されたカメラAキャプチャー映像及びカメラAにより取り出した音声、またはカメラBキャプチャー映像及びカメラBにより取り出した音声とを直接ストリーミング形式(例えば、FLV形式等)に圧縮し、ハードディスク405に記録(圧縮録画)する。これにより記録される映像及び音声が、カメラAキャプチャー映像及びカメラAにより取り出した音声からカメラBキャプチャー映像及びカメラBにより取り出した音声にまたはその逆に切り替わることになる。これにより、撮影現場で必要な映像を切り換えて録画することができることになる。
本処理のステップS507及びステップS508の処理とステップS510及びステップS511の処理とが上記スイッチャ−6aが行う処理であり、ステップS505が上記スタートボタンが行う処理であり、ステップS506の圧縮録画が上記エンコーダ6b及び6cが行う処理である。
なお、図2、図4及び図5において、演者/司会者の映像及び音声が記録されているが、該映像及び音声は、演者専用の映像以外は上述のように適宜変わり得る。
次に、上記第四手段9の具体的内容について図11ないし図13に基づいて説明する。ここで、図11は該第四手段9の構成図の一例であり、図12は該第四手段9が行う処理内容のフローチャートの一例であり、図13は該第四手段9の操作画面の一例である。
図11に示すように、該第四手段9は、中央処理装置1101と、RAM1102と、入力装置1103と、出力装置1104と、ハードディスク1105とを備えている。
ハードディスク1105には、図示しないOS(オペレーティングシステム)やプログラム等の必要なソフトウェアが格納されており、これらはRAM1102に展開される。また、該ハードディスク1105には、後述する静止画及び又は動画スライドが記録される。
中央処理装置1101は前記RAM1102に展開されたプログラム等の指令に基づき以下の処理を行う。なお、図2の資料画像変換についても、以下の処理の一部により実現される。また、本処理においては、上記第三手段5でスクリーンに映し出す予定の映像データを資料データという (図12において同じ)。
まず、本処理のスタート後、中央処理装置1101は資料データ(JPG,AVI等)の読込み設定及び資料データの番号の初期値設定を行う(ステップS1201)。なお、資料データはパワーポイントに限らない。上記のように、他のプレゼンテーション用ソフトで作成した資料データでもよいし、スキャナー等により取り込んだ資料データでもよい。例えば、JPG形式のような静止画データに変換された資料データとして、映像であれば、FIV,AVI形式の資料データとして、図11に図示しない入力により入力され(CD−ROMドライブ等により入力する等、適した手段により入力される。)、RAM1102に一時的に格納されるか、ハードディスク1105に格納され、必要に応じて中央処理装置1101により読み出される。なお、操作画面は、中央処理装置1101がディスプレイにより実現される出力装置1104に図13のような画面として表示する。
資料データの読込み設定及び資料データの番号の初期値設定とは、該資料データを必要に応じて該資料を構成するスライドごとの資料データに分割し、適した形式のデータ(例えば、静止画であればJPG形式、映像であればFLV、AVI形式)に変換し、静止画の中に含まれる映像の場合は、同一のスライドと認識させるために形式は違っても同じファイル名に設定し、該スライドごとに資料番号として番号を1から順に付けるために最初の資料番号を1に初期値化することをいう。また、資料イメージの大きさを設定とは、ネットワーク負荷を軽減し再生性能を高めるために、必要十分な解像度に設定することをいう。これらはマウス及びキーボード等により実現される入力装置1103を用いて行ってもよいし、中央処理装置1101が自動で行ってもよい。
次に、中央処理装置1101はN番目(最初は1番目)の前記資料データ(スライドごとの資料データで、前記適した形式に変換されたもの。以下、本処理に限り同じ。)の資料(スライド)イメージを操作画面中の領域A(図13参照)に表示するとともに、前記資料番号を領域Cの「表示中資料番号表示」(図13参照)に表示する(ステップS1202)。なお、該N番目のNと該資料番号の番号は対応している。例えば、3番目(N=3)の場合、資料番号03の資料データの資料(スライド)イメージが表示される。
次に、中央処理装置1101は該表示している資料(スライド)イメージが静止画であるか判断し(ステップS1203)、静止画であればステップS1208に進み、静止画でなければステップS1204に進む。判断の手法としては、該表示している資料(スライド)イメージの資料データのファイル形式により判断する。ファイル形式が、JPEG,GIFF等であれば該表示している資料(スライド)イメージが静止画と判断される。
ステップS1208において、中央処理装置1101は、マウス及びキーボード等により実現される入力装置1103により、操作画面上の領域C内の「資料1消去」(図13参照)が、クリック等で選択されたかを判断する。選択されなかった場合(例えば、一定時間経過後)、該静止画の資料(スライド)イメージが採用されることになり、中央処理装置1101は該静止画をN番目静止画データとして設定された解像度に変換し、RAM1102に一時的に記録され(ステップS1209)、N=N+1としてステップS1202に戻る(図12参照)。選択された場合も、N=N+1としてステップS1202に戻る(ステップS1208のYES)。
ステップS1204において、中央処理装置1101は前記表示している資料(スライド)イメージが動画であるか判断し、 動画であればステップS1210に進み、動画でなければステップS1205に進む。判断の手法としては、該表示している資料(スライド)イメージの資料データのファイル形式により判断する。ファイル形式が、FLV,AVI等であれば該資料データが動画と判断される。
ステップS1210において、中央処理装置1101は、マウス及びキーボード等により実現される入力装置1103により、操作画面上の領域C内の「資料1消去」(図13参照)が、クリック等で選択されたかを判断する。選択されなかった場合(例えば、一定時間経過後)、該動画の資料(スライド)イメージが採用されることになり、中央処理装置1101は該動画をN番目動画データとして設定された解像度未満で最も近い変換可能な解像度に変換し、RAM1102に一時的に記録され(ステップS1211)、N=N+1としてステップS1202に戻る(図12参照)。選択された場合も、N=N+1としてステップS1202に戻る(ステップS1210のYES)。
ステップS1205において、前記表示している資料(スライド)イメージが動画でも静止画でもない場合、中央処理装置1101は資料データ終了割り込みがあるかを判断する。具体的には、すべての資料データの資料(スライド)イメージの表示が終了した場合、操作画面上の領域Aには何も表示されないため、動画でも静止画でもない場合となり、かつ、これにより資料データがない状態となり、中央処理装置1101は資料データ終了割り込みがあると判断し、ステップS1206に進む(ステップS1205のYES)。
すべての資料データの資料(スライド)イメージの表示が終了していない場合で、資料データが動画でも静止画でもない場合(資料データが画像データに該当しない等の場合)、N=N+1としてステップS1202に戻る(ステップS1205のNO)。
動画を含んだ静止画資料がある場合、静止画資料と同一のファイル名を持つ形式の違う動画ファイルをマウス及びキーボード等により実現される入力装置1103により手作業で静止画スライド番号と同じ番号下に挿入する(ステップS1206)。無い場合はステップS1207に進む。この場合、動画を表示する領域及び大きさは静止画上では黒く表示されており、その領域に対する動画ファイルの関連付けとその大きさに見合った解像度に動画ファイルを変換する。
ステップS1207において、中央処理装置1101は、書出し割り込みがあるか否かを判断する。具体的には、中央処理装置1101は操作画面上の領域Cにおける「書出し」部分(図13参照)を点滅させ、マウス及びキーボード等により実現される入力装置1103により、該「書出し」部分(図13参照)が、クリック等で選択されれば、書出し割り込みを出しステップS1212に進む(ステップS1207のYES)。選択されない場合、中央処理装置1101は所定時間経過後に本処理を終了する(ステップS1207のNO及びステップS1213)。
ステップS1212において、中央処理装置1101は、マウス及びキーボード等により実現される入力装置1103により、操作画面上の「資料ファイル名表示編集」(図13参照)に資料ファイル名の入力がされ、該資料ファイル名を付記した上、前記ステップS1209及びステップS1211において記録した一又は複数のN番目静止画データ及びN番目動画データをNの若い順に1から番号Mを付して静止画及び又は動画スライドのデータとして書出す(ハードディスク1105に記録する)。なお、書出す形式はSWF形式のほか、適したものを適宜使用する。さらに、中央処理装置1101は、上記書出しを行う。
次に、上記カット映像編集機7の具体的内容について図14ないし図16に基づいて説明する。ここで、図14は該カット映像編集機7の構成図の一例であり、図15は該カット映像編集機7が行う処理内容のフローチャートの一例であり、図16は該カット映像編集機7の操作画面の一例である。
図14に示すように、該カット映像編集機7は、中央処理装置1401と、RAM1402と、入力装置1403と、出力装置1404と、ハードディスク1405とを備えている。
ハードディスク1405には、図示しないOS(オペレーティングシステム)やプログラム等の必要なソフトウェアが格納されており、これらはRAM1402に展開される。また、該ハードディスク1405には、後述する講演者毎映像が記録される。さらに、中央処理装置1401はディスプレイ等により実現される出力装置1404に図16に示す操作画面を表示する。
中央処理装置1401は前記RAM1402に展開されたプログラム等の指令に基づき以下の処理を行う。なお、図2のカット映像編集7aについても、以下の処理の一部により実現される。また、本処理においては、上記3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機6から出力され、該カット映像編集機7に図示しない入力(LANを介したハードディスク)から入力される、第一手段3と第二手段4から取り出され、3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機6内で適宜切り換えられ、変換され、記録された映像及び音声を演者/司会者映像という(図15及び図16について同じ)。
スタート後、中央処理装置1401は入力された演者/司会者映像のデータを読込み設定し、かつ録画ファイル名(演者名毎)を設定する(ステップS1501)。具体的には、該中央処理装置1401は前記3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機6から出力され、該カット映像編集機7に図示しない入力(LANを介したハードディスク)より入力された演者/司会者映像のデータを、ハードディスク1405に格納またはRAM1402に一時的に格納する。中央処理装置1401は必要に応じて該データを読み出す。
さらに、中央処理装置1401は、マウス及びキーボード等により実現される入力装置1403により、操作画面上の領域C内の「録画ファイル名」(図16参照)に入力された、演者毎の録画ファイル名をRAM1402に一時的に格納する。
次に、中央処理装置1401は、演者/司会者映像のデータをハードディスク1405またはRAM1402から読み出し、操作画面のビデオ領域A(図16参照)へ演者/司会者映像再生表示する(ステップS1502)。
次に、中央処理装置1401は、録画開始ポイントの決定の判断を行う(ステップS1503)。具体的には、中央処理装置1401は、マウス及びキーボード等により実現される入力装置1403により、操作画面上の領域B内の「録画開始決定」(図16参照)をクリック等により選択すると(ステップS1503のYES)、録画開始時間の決定、記録及び表示を行い(ステップS1504)、ステップS1505に進む。具体的には、中央処理装置1401は、録画開始時間をRAM1402に一時的に格納するか、ハードディスク1405に格納し、さらに、操作画面上の領域C内の「録画開始時間表示」に該録画開始時間を表示する(図16参照)。なお、録画開始時間は中央処理装置1401が再生開始から順次表示する操作画面上のメインウィンドの「タイムラインの時間表示」に表示される録画開始のポイントの時間である(図16参照)。また、既に該操作画面上の領域B内の「録画開始決定」(図16参照)をクリック等により選択されている場合にもステップS1504に進み、ステップS1505に進む。
ステップS1505において、中央処理装置1401は、録画停止ポイントの決定の判断を行う。具体的には、中央処理装置1401は、マウス及びキーボード等により実現される入力装置1403により、操作画面上の領域B内の「録画停止決定」(図16参照)をクリック等により選択すると(ステップS1505のYES)、録画停止時間の決定、記録及び表示を行い(ステップS1506)、ステップS1508に進む。具体的には、中央処理装置1401は、録画開始時間をRAM1402に一時的に格納するか、ハードディスク1405に格納し、さらに、操作画面上の領域C内の「録画停止時間表示」に該録画停止時間を表示する(図16参照)。なお、録画停止時間は中央処理装置1401が再生開始から順次表示する操作画面上のメインウィンドのタイムラインの時間表示に表示される時間である(図16参照)。
ステップS1503及びステップS1505で録画開始又は録画停止のポイントがない場合(ステップS1503のNO及びステップS1505のNO)で、中央処理装置1401は、マウス及びキーボード等により実現される入力装置1403により、操作画面上の領域B内の「再生/早戻/早送/遅戻/遅送/停止」
(図16参照)がクリック等により選択されると、上記操作画面のビデオ領域A(図16参照)に再生表示されている演者/司会者映像について該当部分に対応する操作を行う(例えば、早戻の部分を選択すると該映像を早戻しする。また、遅戻により微妙な映像の前後について調節ができる)。そして、「再生」の部分が選択されることにより、または、「早戻」等の選択が終わった事によりステップS1502に戻る。
ステップS1508において、中央処理装置1401は、マウス及びキーボード等により実現される入力装置1403により、操作画面上の領域C内の「録画開始ボタン」
(図16参照)がクリック等により選択されると、前記記録された録画開始時間及び録画停止時間を読み出し、参照して該録画開始時間から該録画停止時間までの演者/司会者映像・音声を講演者毎映像・音声としてハードディスク1405に記録(録画)する。なお、記録形式については、FLVストリーミング形式等の適した形式に行う。
該記録の終了後、中央処理装置1401は終了割込みを出し(ステップS1509)、本処理を終了する。
次に、上記同期信号付きスライドタイトル編集機8の具体的内容について図7ないし図10に基づいて説明する。ここで、図7は該同期信号付きスライドタイトル編集機8の構成図の一例であり、図8は該同期信号付きスライドタイトル編集機8が行う処理内容のフローチャートの一例であり、図9は該同期信号付きスライドタイトル編集機8の操作画面の一例である。さらに、図10は、該同期信号付きスライドタイトル編集機8が作成する同期信号付きスライドタイトルのデータである。
図7に示すように、該同期信号付きスライドタイトル編集機8は、中央処理装置701と、RAM702と、入力装置703と、出力装置704と、ハードディスク705とを備えている。
ハードディスク705には、図示しないOS(オペレーティングシステム)やプログラム等の必要なソフトウェアが格納されており、これらはRAM702に展開される。また、該ハードディスク705には、後述する同期信号付きスライドタイトルが記録される。
中央処理装置701、前記RAM702に展開されたプログラム等の指令に基づき以下の処理を行う。なお、図2の同期信号発生についても、以下の処理により実現される。また、本処理においては、上記3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機6により変換され、記録され、出力され、該同期信号付きスライドタイトル編集機8に入力された、第三手段5により取り出した映像については、資料映像という(図8及び図9において同じ)。さらに、上記第四手段9により出力され、該同期信号付きスライドタイトル編集機8に入力された、静止画及びまたは動画スライドのデータについては資料データという(図8において同じ)。該資料映像及び資料データは図示しない入力により入力されRAM702に一時的に格納するか、ハードディスク705に格納されており、必要に応じて中央処理装置701により読み出される。操作画面は、中央処理装置701がディスプレイ等により実現される出力装置704に図9のような画面として表示する。
まず、本処理のスタート後、中央処理装置701は資料映像の時間情報と資料データの番号及び資料リスト番号の初期値設定を行う(ステップS801)。具体的には、マウス及びキーボード等により実現される入力装置703により、操作画面上の領域D内の「資料時間表示」
(図16参照)に、上記カット映像編集機7で得られた録画開始時間及び録画停止時間が入力されると、中央処理装置701は資料映像の時間情報として、該録画開始時間を資料映像の再生開始時刻とし、該録画停止時間を資料映像の再生終了時刻として設定する(該時間情報を0とする)。また、中央処理装置701は前記第四手段9により作成された資料データの番号Mを該資料データの番号Xとして初期値設定する(最初は1とする)。さらに、資料リスト番号をZとして初期値設定する(最初を0とする)。
次に、前記録画開始時間から資料映像を時間情報と関連付けて再生表示する(ステップS802)。具体的には、マウス及びキーボード等により実現される入力装置703により、操作画面上の領域D内の「再生/停止/一時停止」
(図16参照)の「再生」がクリック等により選択されると、中央処理装置701は操作画面上の領域Aに資料映像を前記録画開始時間から、時間情報と関連付けて再生表示する(資料映像が停止表示中の場合、再生表示が再開される)。なお、中央処理装置701は操作画面上の領域D内の経過時間表示に該時間情報を表示する。
次に、中央処理装置701は再生表示している資料映像について画像の変化が有効であるか判断する(ステップS803)。具体的には、マウス及びキーボード等により実現される入力装置1403により、操作画面上の領域D内の「再生/停止/一時停止」
(図16参照)の「一時停止」がクリック等により選択されると、中央処理装置701は操作画面上の領域Aに再生表示している資料映像について画像の変化が有効であると判断し、ステップS804に進む(ステップS803のYES)。また、中央処理装置701は前記「一時停止」がクリック等により選択されない限り、画像の変化が有効でないと判断し、ステップS802に戻り(ステップS803のNO)、資料映像の再生表示が行われる。
ステップS804において、中央処理装置701は、操作画面上の領域A(図9参照)に再生表示している資料映像を停止表示し(ステップS804)、X番目(最初だったら一番目。)の資料データの資料(スライド)イメージを操作画面上の領域B(図9参照)に表示し(ステップS805)、ステップS806に進む。
ステップS806において、中央処理装置701は、前記操作画面上の領域B(図9参照)に表示したX番目の資料データの資料(スライド)イメージが前記操作画面上の領域A(図9参照)に停止表示している資料映像と一致しているかを判断する。具体的には、マウス及びキーボード等により実現される入力装置703により、操作画面上の領域D内の「資料リスト追加」
(図16参照)がクリック等により選択されると、中央処理装置701は資料(スライド)イメージが資料映像と一致していると判断し、ステップS807に進み(ステップS806のYES)、操作画面上の領域D内の「資料1後退」または「資料1前進」
(図16参照)がクリック等により選択されると、資料(スライド)イメージが資料映像と一致していないと判断し、該「資料1後退」を選んだ場合はY=X−1として、該「資料1前進」を選んだ場合はY=X+1として、ステップS808に進む(ステップS806のNO)。
ステップS807において、資料リスト番号Zを、Z=Z+1とする。次に、マウス及びキーボード等により実現される入力装置703により、操作画面上の領域D内の「資料名表示/編集」
(図16参照)に資料タイトルが入力されると、中央処理装置701は、該資料タイトルを操作画面上の領域D内の「資料リスト」
(図16参照)に資料リスト番号とともに追加表示し(例えば、Z=7、X=7なら図9の該「資料リスト」内の「06」の下の部分に「07」を、図9の該「資料リスト」内の「資料06」の部分の下に該資料タイトルを表示し)、 資料リスト番号Z、資料番号Xと該資料タイトルを時間情報に関連付けてRAM702に一時的に記録される。なお、記録形式についてはXML形式のほか適した形式を適宜使用する。また、中央処理装置701は該資料タイトルが入力されない場合、「資料01」と言うような「資料X」という資料タイトルを付記する。
次に、中央処理装置701は資料映像終了割込みかを判断する。具体的には、マウス及びキーボード等により実現される入力装置703により、操作画面上の領域D内の「資料1消去」
(図16参照)がクリック等により選択されると、中央処理装置701は終了割込みしないと判断し、X=X−1としてステップS802に戻り(ステップS811のNO)、操作画面上の領域D内の「資料全消去」
(図16参照)がクリック等により選択されると、中央処理装置701は終了割込みしないと判断し、ステップS801に戻り(ステップS811のNO)、さらに操作画面上の領域D内の「書出し」
(図16参照)がクリック等により選択されると、中央処理装置701は終了割込みを出すと判断し、ステップS812に進み(ステップS811のYES)、それ以外ではX=X+1としてステップS802に戻り(ステップS811のNO)、操作画面上の領域D内の「再生/停止/一時停止」
(図16参照)中の「再生」がクリック等により選択される。
ステップS808において、中央処理装置701は、Y番目(例えばX=3だったらX−1=2番目)の資料データの資料(スライド)イメージを操作画面上の領域B(図9参照)に表示し、ステップS809に進む。
ステップS809において、中央処理装置701は、前記操作画面上の領域B(図9参照)に表示したY番目の資料データの資料(スライド)イメージが前記操作画面上の領域A(図9参照)に停止表示している資料映像と一致しているかを判断する。具体的には、マウス及びキーボード等により実現される入力装置703により、操作画面上の領域D内の「資料リスト追加」
(図16参照)がクリック等により選択されると、中央処理装置701は資料(スライド)イメージが資料映像と一致していると判断し、ステップS810に進み(ステップS809のYES)、操作画面上の領域D内の「資料1後退」または「資料1前進」
(図16参照)がクリック等により選択されると、資料(スライド)イメージが資料映像と一致していないと判断し、該「資料1後退」を選んだ場合はY=Y−1として、該「資料1前進」を選んだ場合はY=Y+1として、ステップS808に戻る(ステップS809のNO)。
ステップS810において、資料リスト番号Zを、Z=Z+1とする。次に、マウス及びキーボード等により実現される入力装置703により、操作画面上の領域D内の「資料名表示/編集」
(図16参照)に資料タイトルが入力されると、中央処理装置701は、該資料タイトルを操作画面上の領域D内の「資料リスト」
(図16参照)に資料リスト番号とともに追加表示し(例えば、Z=7、X=7でY=6なら図9の該「資料リスト」内の「資料07」の部分に該資料タイトル「資料06」を表示し)、 資料リスト番号Z、資料番号Yと該資料タイトルを時間情報に関連付けてRAM702に一時的に記録される。なお、記録形式についてはXML形式のほか適した形式を適宜使用する。また、中央処理装置701は該資料タイトルが入力されない場合、「資料01」と言うような「資料Y」という資料タイトルを付記する。
なお、上記第四手段9により作成された資料データの番号Mを該資料データの番号Xとしているため、Mに対応する資料データと、Xに対応する資料データと、Yに対応する資料データとの資料(スライド)イメージは同一である。また、資料データの番号と資料番号は同じものをさしている(資料データの番号のことを資料番号と呼ぶ場合がある)。該資料データの番号は識別情報としての役割を有する。
ステップS812において、中央処理装置701はRAM702に記録されたXMLデータをハードディスク705に同期信号付スライドタイトルとして書出す。該書出されたデータが図10である。図10中の<dNo>に続く数字が資料リスト番号であり、<timeData>に続く数字が時間情報であり、<Name>に続く「01」、「02」、「03」等が、資料データの番号XもしくはYであり、「資料01」、「資料02」、「資料03」等が、資料データの資料タイトルである。
次に、上記同期スライド付映像編集機12の具体的内容について図17ないし図19に基づいて説明する。ここで、図17は該同期スライド付映像編集機12の構成図の一例であり、図18は該同期スライド付映像編集機12が行う処理内容のフローチャートの一例であり、図19は該同期スライド付映像編集機12の操作画面の一例である。
図17に示すように、該同期スライド付映像編集機12は、中央処理装置1701と、RAM1702と、入力装置1703と、出力装置1704と、ハードディスク1705とを備えている。
ハードディスク1705には、図示しないOS(オペレーティングシステム)やプログラム等の必要なソフトウェアが格納されており、これらはRAM1702に展開される。また、該ハードディスク1705には、後述する同期信号付き講演者映像が記録される。操作画面は、中央処理装置1701がディスプレイ等により実現される出力装置1704に図19のような画面として表示する。
中央処理装置1701、前記RAM1702に展開されたプログラム等の指令に基づき以下の処理を行う。なお、図2の同期スライド付映像編集についても、以下の処理により実現される。また、本処理においては、上記同期信号付きスライドタイトル編集機8から出力され、該同期スライド付映像編集機12に図示しない入力された、同期信号付きスライドタイトルについては、同期データという(図18及び図19において同じ)。さらに、上記第四手段9により出力され、該同期スライド付映像編集機12に入力された、静止画及び又は動画スライドのデータについては資料データという(図18において同じ)。さらに、上記カット映像編集機7により出力され、該同期スライド付映像編集機12に入力された、講演者毎映像を演者映像という(図18において同じ)。該同期データ及び資料データは図示しない入力により入力されRAM1702に一時的に格納するか、ハードディスク1705に格納されており、必要に応じて中央処理装置1701により読み出される。
まず、本処理のスタート後、中央処理装置1701は、資料データの入力(SWF形式のほか、適した形式のもの)、同期信号データの入力(XML形式のほか、適した形式のもの)、該同期信号に含まれる資料リスト番号、資料番号と資料タイトルと時間情報との初期設定、演者映像(ストリーミングFLV形式のほか、適した形式のもの)の初期設定、会議名及び演者名及び演者宛メールアドレスの初期設定を行う(ステップS1801)。
具体的には、中央処理装置1701は、資料データとしての静止画・動画及び静止画に関連付けられた動画データを資料番号に関連付けて読み込みRAM1702に展開する。読み込まれた同期信号データに含まれる資料リスト番号、資料番号と資料タイトル及び時間情報をRAM1702へ展開する。演者映像(ストリーミング形式)については読込み再生表示可能な状態にする。
会議名及び演者名及び演者宛メールアドレスについては読込みRAM1702へ展開し、会議名及び演者名は図19同期信号付映像編集機(画面)の所定の場所に表示する。
次に中央処理装置1701は、前記時間情報と関連付けて前記演者映像を操作画面上の領域A(図19参照)にストリーミング再生表示する(ステップS1802)。さらに、中央処理装置1701は、操作画面上の領域DやE(図19参照)に経過時間及び資料リストの表示を行う(ステップS1803)。資料リストは、同期信号データから資料リスト番号及び資料タイトルを取り出し表示する。
次に中央処理装置1701は、前記時間情報からP番目の同期信号を検出した場合、ステップS1808に進む。また、該同期信号を検出しない限りステップS1805に進む(ステップS1804)。
ステップS1808において、中央処理装置1701は同期信号データに含まれるP番目の資料データの番号(資料番号)に対応する資料データの資料(スライド)イメージを操作画面上の領域B(図19参照)に表示し、操作画面上の領域D内の資料リスト中、上からP番目の資料タイトルを点滅させる等して強調する(ステップS1809)。
次に、中央処理装置1701は任意番号選択による資料番号割込みを出すか判断する(ステップS1810)。具体的には、マウス及びキーボード等により実現される入力装置1403により、操作画面上の領域D内の資料リスト中の資料タイトルがクリック等により選択された場合(ステップS1810のYES)、中央処理装置1701は任意番号選択による資料番号割込みを出すと判断し、選択した資料番号に前記領域Dに表示されている経過時間を時間情報として関連させ、前記同期信号データに該時間情報及び資料番号を加え(ステップS1807)、ステップS1802に戻る。一方、選択されなかった場合は、前記割込みを出さないと判断し、ステップS1805に進む(ステップS1810のNO)。
ステップS1805において、中央処理装置1701はその他の割込みを出すか判断する。割込みを出さない場合、ステップS1802に戻る(ステップS1805のNO)。割込みを出す場合、ステップS1806に進む(ステップS1805のYES)。割込みを出す場合は、例えば、中央処理装置1701は演者映像のストリーミングの再生が終わり領域Aに何も表示されなくなった場合に割込みを出す。
ステップS1806において、中央処理装置1701はUPLOAD用設定割込みを行うか判断する。具体的には、マウス及びキーボード等により実現される入力装置1403により、操作画面上の領域D内の「巻戻/早送/再生/停止」のうち例えば「停止」がクリック等により選択されれば、中央処理装置1701は、UPLOAD用設定割込みを行わないと判断し、前記領域Aの演者映像の再生を停止し、ステップS1802に戻る(ステップS1806のNO)他、操作画面上でマウス及びキーボード等により実現される入力装置1403により、資料タイトル等が編集されれば(図18参照)、中央処理装置1701は、UPLOAD用設定割込みを行わないと判断し、ステップS1802に戻る(ステップS1806のNO)。
一方、マウス及びキーボード等により実現される入力装置1703により、操作画面上の領域D内の「UPLOAD設定」がクリック等により選択されれば、中央処理装置1701は、UPLOAD用設定割込みを行うと判断し、ステップS1811に進む(ステップS1806のYES)。
ステップS1811において、中央処理装置1701は、演者映像を例えばFLVストリーミング形式に設定し、資料データを例えばSWF形式に設定し、編集済み同期信号データを例えばXML形式に設定し、会議名、演者名、演者宛メールアドレスを例えばXML形式設定し、ストリーミング再生制御プログラムを例えばSWF形式に設定する。これらは、同期信号スライド付講演者映像のデータとして、ハードディスク1705に中央処理装置1701により、記録される。
記録されたこれらのデータの内、演者映像はStreamingサーバへ、その他のデータの内、資料データ及び同期信号データはWebサーバへ、会議名、演者名、演者宛メールアドレスはストリーミング再生制御プログラムとともにWebサーバへ図示しないステップとして、インターネット公開サーバへUploadし、配信サービスが可能になる。
次に、上記BBVISTA2号2(同期スライド付映像・音声ストリーミング再生機)の具体的内容について図20ないし図21に基づいて説明する。ここで、図20は該同期スライド付映像・音声ストリーミング再生機の構成図の一例であり、図21は該同期スライド付映像・音声ストリーミング再生機が行う処理内容のフローチャートの一例であり、図22は図2の該同期スライド付映像・音声ストリーミング再生機の操作画面を詳しく描いた図の一例である。
図20に示すように、該同期スライド付映像・音声ストリーミング再生機は、中央処理装置2001と、RAM2002と、入力装置2003と、出力装置2004と、ハードディスク2005とを備えている。また、該同期スライド付映像・音声ストリーミング再生機は図示しない入出力によりWeb&Streamingサーバ10と接続されている。
ハードディスク2005には、図示しないOS(オペレーティングシステム)やプログラム等の必要なソフトウェアが格納されており、これらはRAM2002に展開される。操作画面は、中央処理装置2001がディスプレイ等により実現される出力装置1704に図22のような画面として表示する。
中央処理装置2001、前記RAM2002に展開されたプログラム等の指令に基づき以下の処理を行う。また、本処理においては、Web&Streamingサーバ10にアップロードされた講演者映像・音声を演者映像といい、スライドイメージのデータを資料データといい、同期データを同期信号データという (図21及び図22において同じ)。
まず、本処理のスタート後、中央処理装置2001は、図示しない入力によりWebサーバから再生制御プログラム(SWF形式のほか、適した形式のものでアップロードされたもの)をダウンロードし、該ダウンロードした再生制御プログラムをRAM2002に展開し、以下の処理を行う。
図示しない入力によりWebサーバから資料データ(SWF形式のほか、適した形式のものでアップロードされたもの)のダウンロードをする、図示しない入力によりWebサーバから同期信号データ(XML形式のほか、適した形式のものでアップロードされたもの)のダウンロードをする、前記資料データや同期信号データに含まれる資料リスト番号と資料番号と資料タイトルと時間情報とを初期設定する、演者映像の初期設定(ストリーミングFLV形式のほか、適した形式のものでアップロードされたもの)をする、会議名、演者名、演者宛メールアドレスの初期設定を行う(ステップS2101)。なお、中央処理装置2001は上記ダウンロードしたデータ及び上記初期設定したデータそれぞれを、RAM2002に一時的に格納するか、ハードディスク2005に格納する。そして、必要に応じて該格納されたデータを読み出し使用する(図20参照)。
次に中央処理装置2001は、前記時間情報と関連付けて前記演者映像を操作画面上の領域A(図22参照)にストリーミング再生表示する(ステップS2102)。RAM2002に後述する選択番号時間情報が一時的に格納されている場合、該選択番号時間情報の経過時間からストリーミング再生表示する。また、マウス及びキーボード等により実現される入力装置2003により操作画面上の領域D内の「巻戻/早送」等がクリック等により選択され、巻戻等の操作が行われた場合、巻戻等された時間から再生表示する。さらに、中央処理装置2001は、操作画面上の領域D(図22参照)に経過時間及び資料リストの表示を行う(ステップS2103)。資料リストは、前記ダウンロードした同期信号データから資料タイトルを取り出し表示する。
次に中央処理装置2001は、前記時間情報からQ番目の同期信号を検出した場合、ステップS2108に進む(ステップS2104のYES)。また、該同期信号を検出しない限りステップS2105に進む(ステップS2104のNO)。
ステップS2108において、中央処理装置2001は同期信号データに含まれるQ番目の資料データの番号(資料番号)に対応する資料データの資料(スライド)イメージを操作画面上の領域B(図22参照)に表示し、操作画面上の領域D内の資料リスト中、上からQ番目の資料タイトルを点滅させる等して強調する(ステップS2109)。
次に、中央処理装置2001は任意番号選択による資料番号割込みを出すか判断する(ステップS2110)。具体的には、マウス及びキーボード等により実現される入力装置2003により、操作画面上の領域D内の資料リスト中の資料タイトルがクリック等により選択された場合(ステップS2110のYES)、中央処理装置2001は任意番号選択による資料番号割込みを出すと判断し、選択した資料番号に対応する経過時間を選択番号時間情報として関連させ、RAM2002に一時的に格納し、ステップS2102に戻る。一方、選択されなかった場合は、前記割込みを出さないと判断し、ステップS2105に進む(ステップS2110のNO)。
ステップS2105において、中央処理装置2001はその他の割込みを出すか判断する。割込みを出さない場合、ステップS2102に戻る(ステップS2105のNO)。割込みを出す場合、ステップS2106に進む(ステップS2106のNO)。割込みを出す場合は、例えば、中央処理装置2001は演者映像のストリーミングの再生が終わり領域Aに何も表示されなくなった場合に割込みを出す。
ステップS2106において、中央処理装置2001は終了割込みを行うか判断する。具体的には、該演者映像のストリーミング再生が終了した場合、中央処理装置2001は終了割込みを行い、本処理を終了する(ステップS2106のYES)。また、マウス及びキーボード等により実現される入力装置2003により、操作画面上の領域E内の「再生/停止/一時停止」のうち例えば「停止」がクリック等により選択されると、中央処理装置2001は、前記領域Aの演者映像の再生を停止し、ステップS2102に戻る(ステップS2106のNO)他、操作画面上でマウス及びキーボード等により実現される入力装置2103により、その他のたとえば「音声ON/OFF」等の操作が選択されると、中央処理装置2001は、該当する操作を行い、ステップS2102に戻る(ステップS2106のNO)。
なお、本発明は上記実施例に限らない、例えば、上記3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機や上記同期信号付きスライドタイトル編集機8等は、一又は複数のコンピュータにより実現可能である。この場合は、上記で説明した処理を全部又は一部行わせる一又は複数のプログラムをコンピュータに持たせればよい。つまり、上記録画機や編集機すべてを一台のコンピュータにより実現可能であり、また、上記3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機のみ別で、その他の編集機は一台のコンピュータにより実現されることもある。
本発明の一例における各システムの相関図である。 本発明の一例における学術会議向け同期スライド付き映像・音声収録編集機である。 本発明の一例における学術会議向け同期スライド付映像・音声ストリーミング再生機である。 3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機の構成図の一例である。 3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機が行う処理内容のフローチャートの一例である。 3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機の操作画面の一例である。 同期信号付きスライドタイトル編集機の構成図の一例である。 同期信号付きスライドタイトル編集機が行う処理内容のフローチャートの一例である。 同期信号付きスライドタイトル編集機の操作画面の一例である。 同期信号付きスライドタイトル編集機が作成する同期信号付きスライドタイトルのデータである。 第四手段の構成図の一例である。 第四手段が行う処理内容のフローチャートの一例である。 第四手段の操作画面の一例である。 カット映像編集機の構成図の一例である。 カット映像編集機が行う処理内容のフローチャートの一例である。 カット映像編集機の操作画面の一例である。 同期スライド付映像編集機の構成図の一例である。 同期スライド付映像編集機が行う処理内容のフローチャートの一例である。 同期スライド付映像編集機の操作画面の一例である。 同期スライド付映像・音声ストリーミング再生機の構成図の一例である。 同期スライド付映像・音声ストリーミング再生機が行う処理内容のフローチャートの一例である。 同期スライド付映像・音声ストリーミング再生機の操作画面を詳しく描いた図の一例である。
符号の説明
1 BBVISTA1号(同期スライド付映像・音声収録編集機)、
2 BBVISTA2号(同期スライド付映像・音声ストリーミング再生機)
3 第一手段
4 第二手段
5 第三手段
6 3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機
6a スイッチャー
6b 第一エンコーダ
6c 第二エンコーダ


7 カット映像編集機
7a カット映像編集

8 同期信号付きスライドタイトル編集機
9 第四手段


10 Web&Streamingサーバ
11 学術会議向け同期スライド付映像・音声ストリーミング再生機
12 同期スライド付き映像編集機
12a 同期スライド付映像編集
401 中央処理装置
402 RAM
403 入力装置
404 出力装置
405 ハードディスク
701 中央処理装置
702 RAM
703 入力装置
704 出力装置
705 ハードディスク
1101 中央処理装置
1102 RAM
1103 入力装置
1104 出力装置
1105 ハードディスク
1401 中央処理装置
1402 RAM
1403 入力装置
1404 出力装置
1405 ハードディスク
1701 中央処理装置
1702 RAM
1703 入力装置
1704 出力装置
1705 ハードディスク
2001 中央処理装置
2002 RAM
2003 入力装置
2004 出力装置
2005 ハードディスク

Claims (5)

  1. 演者の映像及び音声をディジタル映像信号及びディジタル音声信号として出力する第一手段と、
    演者とスクリーン、又は演者とスクリーンと司会者、あるいは会場全体の該当映像及び音声をディジタル映像信号及びディジタル音声信号として出力する第二手段と、
    スクリーンの映像をディジタル映像信号として出力する第三手段と、
    前記第一手段ないし第三手段を同時にスタートさせるスタートボタンと、
    3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機
    とを備えた学術会議等の講演、講義等の録画システムであって、
    前記3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機は、
    前記第一手段ないし第三手段のそれぞれから出力された少なくともディジタル映像信号を入力する3つのチャネルと、
    前記第一手段及び第二手段から出力され、前記3つのチャネルのうちの2つのチャネルに入力されたディジタル映像信号及びディジタル音声信号を切り換えるスイッチャ−と、
    該スイッチャ−により切り換えられたディジタル映像信号及びディジタル音声信号をサーバにアップロード可能なディジタルデータにそれぞれ圧縮するエンコーダと、
    該エンコーダで圧縮されたディジタルデータを記録する記憶部と、
    前記第三手段から出力され、前記3つのチャネルのうちの残りのチャネルに入力されたディジタル映像信号をサーバにアップロード可能なディジタルデータに圧縮するエンコーダと、
    該エンコーダで圧縮されたディジタルデータを記録する記憶部
    とを備えることを特徴とする学術会議等の講演、講義等の録画システム。
  2. 演者の映像及び演者、司会者等の音声を、ディジタル映像信号及びディジタル音声信号として出力する第一手段と、
    演者とスクリーン、又は演者とスクリーンと司会者、あるいは会場全体の該当映像及び演者、司会者等の音声を、ディジタル映像信号及びディジタル音声信号として出力する第二手段と、
    スクリーンの映像をディジタル映像信号として出力する第三手段と、
    3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機
    とを備えた学術会議等の講演、講義等の録画システムであって、
    前記3チャネル一体型切換・圧縮ディジタル録画機は、
    前記第一手段ないし第三手段のそれぞれから出力された少なくともディジタル映像信号を入力する3つのチャネルと、
    前記第一手段及び第二手段から出力され、前記3つのチャネルのうちの2つのチャネルに入力されたディジタル映像信号及びディジタル音声信号を切り換えるスイッチャ−と、
    前記三つのチャネルから入力されたディジタル映像信号のそれぞれの映像を独立して表示し、かつ、前記スイッチャ−により切り換えられたディジタル映像信号の映像を表示する一つの画面表示装置と、
    該スイッチャ−により切り換えられたディジタル映像信号及びディジタル音声信号をサーバにアップロード可能なディジタルデータにそれぞれ圧縮するエンコーダと、
    該エンコーダで圧縮されたディジタルデータ(以下、本請求項において、第一ディジタルデータと言う)を記録する記憶部と、
    前記第三手段から出力され、前記3つのチャネルのうちの残りのチャネルに入力されたディジタル映像信号をサーバにアップロード可能なディジタルデータに圧縮するエンコーダと、
    該エンコーダで圧縮されたディジタルデータ(以下、本請求項において、第二ディジタルデータと言う)を記録する記憶部と、
    第一ディジタルデータ及び第二ディジタルデータの該記憶部への記録を同時に開始するためのスタートボタンと、
    を備えることを特徴とする学術会議等の講演、講義等の録画システム。
  3. 請求項1または2記載の学術会議等の講演、講義等の録画システムで記録したディジタルデータ及び該ディジタルデータに対応する講演等におけるスクリーンに映し出す予定の全資料データが入力されるコンピュータを備えた学術会議等の講演、講義等の編集システムであって、
    該コンピュータは、
    請求項1または2記載のスイッチャ−により切り換えられた映像及び音声を再生する手段を備え、録画開始ポイント及び録画停止ポイントを入力する入力装置を備え、かつ録画開始命令を入力する入力装置と、該録画開始ポイントから録画停止ポイントまで該ディジタルデータを講演者毎の映像・音声データとして記憶し直す手段とを備え、
    前記スクリーンに映し出す予定の全資料データから実際に使用された映像と同じ映像の資料データを記憶し、該記憶した資料データごとに必要に応じて画像解像度を下げ、かつ該資料データごとに識別データを付し、さらに、サーバにストリーミング可能なディジタルデータに変換し、該ディジタルデータを静止画及び又は動画スライドデータとして記憶する手段と、
    請求項1または2記載の第三手段からの映像を時間情報に関連付け、かつ、入力装置により入力された前記録画開始ポイントの時間を0として前記録画停止ポイントの時間まで再生するとともに、該映像を構成するスライドイメージが切り換わった時点で入力装置により停止命令が入力されると該再生を停止するとともに前記動画及び又は静止画スライドを表示し、該切り換わったスライドイメージと同一の静止画及び又は静止画スライドが表示されない場合には、入力装置による命令により次の静止画及び又は静止画スライドを表示し、同一の静止画及び又は動画スライドが表示された場合には、入力装置による記憶命令により該静止画及び又は動画スライドデータの識別データ及び入力装置により入力されるか自動的に作成されたスライドタイトルを該停止時間とともに関連付けて記憶し、これを、前記映像再生が終了するまで繰り返し、前記時間情報に該識別データ及び該スライドタイトルが関連付けられた同期信号付きスライドタイトルデータとして記憶する手段と、
    前記講演者毎の映像・音声を時間情報と関連付けて再生するとともに、前記同期信号付きスライドタイトルデータに含まれるスライドタイトルを表示し、該同期信号付きスライドタイトルデータに含まれる時間情報と同一時間になった場合に該時間情報に関連する識別データが付された静止画及び又は静止画スライドを表示する同期信号付講演者映像であって、該表示されたスライドタイトルを入力装置により選択されると該スライドタイトルに関連する時間から講演者毎の映像・音声が再生されるデータを同期信号付講演者映像データとして記憶する手段
    とを備えることを特徴とする学術会議等の講演、講義等の編集システム。
  4. 請求項3記載の同期信号付講演者映像データから作成された、スライドタイトル及び識別データが時間情報と関連付けられた同期データと、静止画及び又は静止画スライドに前記識別データが付されたスライドイメージデータと、ストリーミング再生可能にするための再生制御プログラムが格納された第一サーバと、
    前記同期信号付講演者映像から作成された時間情報に関連付けて再生される講演者映像・音声のデータが格納された第二サーバと、
    前記第一サーバ及び第二サーバと通信可能なコンピュータ
    とを備えた学術会議等の講演、講義等の知識内容配信システムであって、
    前記コンピュータは、
    前記第一サーバから、前記同期データ及び前記スライドイメージデータ並びに前記再生制御プログラムをダウンロードする手段と、
    講演者映像・音声のデータの映像及び音声を前記ダウンロードした再生制御プログラムの指令により時間情報と関連付けてストリーミング再生するとともに、前記ダウンロードした同期データに含まれるスライドタイトルを表示し、該同期データに含まれる時間情報と同一時間になった場合に該時間情報に関連する識別データが付されたスライドイメージを表示し、該表示されたスライドタイトルを入力装置により選択されると該スライドタイトルに関連する時間から前記講演者映像・音声のデータの映像及び音声をストリーミング再生する手段
    とを備えることを特徴とする学術会議等の講演、講義等の知識内容配信システム。
  5. 演者の映像及び演者、司会者等の音声を、ディジタル映像信号及びディジタル音声信号として出力する第一手段と、
    演者とスクリーン、又は演者とスクリーンと司会者、あるいは会場全体の該当映像及び演者、司会者等の音声を、ディジタル映像信号及びディジタル音声信号として出力する第二手段と、
    スクリーンの映像をディジタル映像信号として出力する第三手段と、
    該第三手段でスクリーンに映し出す予定の全映像データのうち必要な映像を、識別情報を付してディジタル映像信号として出力する第四手段と、
    コンピュータとを備える学術会議等の講演、講義等の知識内容配信システムであって、
    該コンピュータは、
    前記第一手段と第二手段から入力されたディジタル映像信号等を適宜切り換えながらどちらか一方をディジタルデータとして記憶するとともに、前記第三手段から入力されたディジタル映像信号をディジタルデータとして記憶する手段と、
    該ディジタル映像信号等のディジタルデータとしての記憶を同時に行わせる手段と、
    該記録された第三手段からの映像を時間情報に関連付けて再生させ、映像切り換え時に再生を停止し、かつ、前記第四手段により出力された映像を表示し、該停止されている映像と該表示されている映像が異なる場合、入力装置により該表示されている映像を順次切り換え、同一の場合、該映像に付された識別情報と停止時間を記録し、かつ、これを映像再生終了まで繰り返す手段と、
    前記記録された第一手段と第二手段からの適宜切り換えられた映像等を時間情報に関連付けて再生するし、かつ、前記同期データから前記停止時間と同一の再生時間に該停止時間に対応する識別情報を有する前記第四手段からの映像を表示する手段もしくは前記表示された手段及び又は、前記識別情報の一覧を表示し、該識別情報の一覧から任意の識別情報が入力装置により選択されると該識別情報を有する前記第四手段からの映像を表示するとともに該識別情報に対応する停止時間から前記記録された第一手段と第二手段からの適宜切り換えられた映像等を再生する手段
    とを備えることを特徴とする学術会議等の講演、講義等の知識内容配信システム。
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