JP2005176266A - 画像処理装置、制御装置、制御システム、画像処理装置および制御装置の制御方法、制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 例えば、カメラストレージのコマンドだけで遠隔操作を行うことができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】 ランダムアクセス可能な第1の記録媒体(2)上のデータを取り扱う第1の機能と、第1の記録媒体とは異なる第2の記録媒体(1)上のデータを取り扱う第2の機能とを有し、さらに第1および第2の機能を制御する制御手段(10a)を備え、制御手段は、第2の機能を実行させるための制御信号を受信し、該受信した制御信号に基づいて、第1の機能により、第1の記録媒体上のデータから第2の記録媒体上のデータに関する情報を取得し、該取得した情報に基づいて第2の機能を制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】 ランダムアクセス可能な第1の記録媒体(2)上のデータを取り扱う第1の機能と、第1の記録媒体とは異なる第2の記録媒体(1)上のデータを取り扱う第2の機能とを有し、さらに第1および第2の機能を制御する制御手段(10a)を備え、制御手段は、第2の機能を実行させるための制御信号を受信し、該受信した制御信号に基づいて、第1の機能により、第1の記録媒体上のデータから第2の記録媒体上のデータに関する情報を取得し、該取得した情報に基づいて第2の機能を制御する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ランダムアクセス可能な第1の記録媒体を利用して第2の記録媒体の操作を実現する画像処理装置に関するものである。
IEEE1394規格(非特許文献1,2参照)に準拠したシリアルバスネットワーク(以下、IEEE1394ネットワーク)を用いたネットワークを介して、相互に情報を伝送することができるAV機器が開発されている。このIEEE1394ネットワークを介してデータ伝送を行う際には、比較的大容量の動画データ、オーディオデータなどをリアルタイム伝送する際に使用されるアイソクロナス転送モードと、静止画像、テキストデータ、制御コマンドなどを確実に伝送する際に使用されるアシンクロナス転送モードとが用意され、それぞれのモード毎に専用の帯域が伝送に使用され、両モードの伝送は1つのIEEE1394ネットワーク上で混在できるようにしてある。
このようなIEEE1394ネットワークに接続された複数台の機器間でデータを伝送することで可能な処理の一例をあげると、デジタルビデオカムコーダやデジタルスチルカメラのような映像信号源を、IEEE1394ネットワークを介してプリンタ装置に接続し、映像信号源が出力する静止画像を、プリンタ装置で印刷させることが可能である。
このような印刷のための静止画データの伝送は、アシンクロナス転送モードで伝送される。なお、アシンクロナス転送モードで伝送を行う際には、データの送出側の機器(出力装置)をプロデューサと称し、データの受信側の機器(入力装置)をコンスーマと称する。また、このプロデューサとコンスーマとのデータ伝送の制御を行う伝送制御装置を、コントローラと称する。コントローラについては、プロデューサ又はコンスーマが兼ねる場合もある。
このような印刷のための静止画データの伝送は、アシンクロナス転送モードで伝送される。なお、アシンクロナス転送モードで伝送を行う際には、データの送出側の機器(出力装置)をプロデューサと称し、データの受信側の機器(入力装置)をコンスーマと称する。また、このプロデューサとコンスーマとのデータ伝送の制御を行う伝送制御装置を、コントローラと称する。コントローラについては、プロデューサ又はコンスーマが兼ねる場合もある。
なお、IEEE1394ネットワークで、オーディオ機器やビデオ機器を接続して、その機器間でデータ伝送を行う場合には、例えばAV/Cコマンド(AV/C Command Transaction Set)と称される制御コマンドが利用できる。
IEEE Std 1394-1995, IEEE Standard for a High Performance Serial Bus IEEE Std 1394a-2000, IEEE Standard for a High Performance Serial Bus - Amendment 1
IEEE Std 1394-1995, IEEE Standard for a High Performance Serial Bus IEEE Std 1394a-2000, IEEE Standard for a High Performance Serial Bus - Amendment 1
デジタルビデオカムコーダにおいて、カセットテープに録画した動画に対するサムネイル情報や録画開始及び終了位置情報であるATN、Time Codeなどの情報を別のランダムアクセス可能な記録媒体に記録しておき、そのサムネイル情報をPC等のコントローラのディスプレイに表示し、表示されたサムネイルを選択することにより、選択したサムネイルの動画部分をサーチして再生する遠隔操作機能を実現するためには、受信側であるデジタルビデオカムコーダにAV/C CommandのVTRと、カメラストレージと呼ばれるサブユニットを有する必要がある。サブユニットとは、各機能に特化したコマンドセットである。VTRはビデオカメラのテープの再生や停止などの機能に特化したコマンドであり、カメラストレージはファイルを扱うためのコマンドある。
本発明は、AV/C Commandのサブユニットであるカメラストレージのコマンドセットだけを用いて、ランダムアクセス可能な記録媒体の情報を利用して、他の記録媒体(例えば、カセットテープ)の操作を実現することを目的とする。
本発明の記録画像処理装置は、ランダムアクセス可能な第1の記録媒体上のデータを取り扱う第1の機能と、第1の記録媒体とは異なる第2の記録媒体上のデータを取り扱う第2の機能とを有し、さらに第1および第2の機能を制御する制御手段を備え、制御手段は、第2の機能を実行させるための制御信号を受信し、該受信した制御信号に基づいて、第1の機能により、第1の記録媒体上のデータから第2の記録媒体上のデータに関する情報を取得し、該取得した情報に基づいて第2の機能を制御することを特徴とする。
本発明の制御装置は、ランダムアクセス可能な第1の記録媒体上のデータを取り扱う第1の機能と、第1の記録媒体とは異なる第2の記録媒体上のデータを取り扱う第2の機能とを有する画像処理装置とネットワークを介した通信が可能な制御装置であって、画像処理装置から、第1の機能により得られた情報を受信し、該受信した情報を用いて第2の機能を実行させるための制御信号を画像処理装置に送信することを特徴とする。
ここで、上記の画像処理装置と、上記の制御装置とで制御システムを構成することができる。
本発明の画像処理装置の制御方法は、ランダムアクセス可能な第1の記録媒体上のデータを取り扱う第1の機能と、第1の記録媒体とは異なる第2の記録媒体上のデータを取り扱う第2の機能とを有する画像処理装置の制御方法であって、第2の機能を実行させるための制御信号を受信するステップと、該受信した制御信号に基づいて、第1の機能により、第1の記録媒体上のデータから第2の記録媒体上のデータに関する情報を取得するステップと、該取得した情報に基づいて第2の機能を制御する制御ステップとを有することを特徴とする。
本発明の制御装置の制御方法は、ランダムアクセス可能な第1の記録媒体上のデータを取り扱う第1の機能と、第1の記録媒体とは異なる第2の記録媒体上のデータを取り扱う第2の機能とを有する画像処理装置とネットワークを介した通信が可能な制御装置の制御方法であって、画像処理装置から、第1の機能により得られた情報を受信する受信ステップと、該受信した情報を用いて第2の機能を実行させるための制御信号を画像処理装置に送信する送信ステップとを有することを特徴とする。
ここで、上述した制御方法は、制御プログラムによってコンピュータに実行させることができる。
上述した本発明の画像処理装置およびこの制御方法によれば、受信した制御信号に基づいて、第1の機能により第1の記録媒体上のデータから第2の記録媒体上のデータに関する情報を取得し、この取得した情報に基づいて第2の機能を実行させるため、例えば、第1の機能によって得られた情報を含む制御信号を送信するだけで、画像処理装置において第2の記録媒体上のデータを取り扱う(遠隔操作する)ことができる。これにより、例えば、AV/C Commandのサブユニットであるカメラストレージのコマンドだけで遠隔操作を行うことができる。そして、第2の記録媒体の種類が変わった場合であっても、第1の機能を用いることで第2の機能を実行させることができる。
画像処理装置とは異なる他の装置から制御信号、例えば、AV/Cコマンドのカメラストレージ伝送方式で送信されてくる制御信号を受信し、かつ第2の機能により得られたデータを他の装置に送信する通信手段を設ければ、遠隔操作によって第2の記録媒体上のデータのうち特定のデータを取得することができる。
第2の記録媒体に、動画又は音声データが記録され、第1の記録媒体に、第2の記録媒体に記録された各データの記録位置に関する位置情報を含むデータが記録された場合においては、第2の記録媒体上のデータのうち特定データを再生する命令を画像処理装置に受信させることで、該装置において第2の記録媒体上の特定データを再生させることができる。
ここで、動画又は音声データを第2の記録媒体に記録し、かつ該記録したデータに対応する位置情報を含むデータを生成して第1の記録媒体に記録する機能を設ければ、上述したように遠隔操作によって第2の記録媒体での特定データを再生させることができる。
本発明の制御装置およびこの制御方法によれば、画像処理装置において第1の機能により得られた情報を用いて第2の機能を実行させるための制御信号を画像処理装置に送信することによって、画像処理装置において第1の機能によって得られる情報に基づいて第2の機能を実行させることができる。
ここで、第2の記録媒体に、動画又は音声データが記録され、第1の記録媒体に、第2の記録媒体上に記録された各データに関する情報を含み、第1の機能により、第2の記録媒体に記録されたデータのリスト情報を生成し、第2の機能により、第2の記録媒体上に記録されたデータを再生する場合において、使用媒体装置が生成したリスト情報を受信し、該リスト情報の中から選択された第2の記録媒体上の特定データを再生する命令を含む制御信号を画像処理装置に送信することができる。これにより、リスト情報のうち所望の情報を選択するだけで、この情報に対応した第2の記録媒体上の特定データを画像処理装置において容易に再生させることができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
図1は、本発明の実施例1における画像処理装置の一例であるデジタルビデオカムコーダ10の構成を示す図である。
図1に示すように、ランダムにアクセス可能なフラッシュメモリ(第1の記録媒体)2と、デジタルビデオカセットテープ(第2の記録媒体)1とが装着されるデジタルビデオカムコーダ10において、この内部に設けられたCPU10aは、動画撮影によって生成された動画データをデジタルビデオカセットテープ1に記録させるとともに、動画データに関するサムネイルデータと動画記録開始時のテープのデータ(日時、テープのATN等)を生成し、これをランダムアクセス可能なフラッシュメモリ2に記録させる。
図2は、本実施例における制御システムの構成を示す図である。
図2に示すように、デジタルビデオカムコーダ10と制御装置の一例であるPC(パーソナルコンピュータ)3がIEEE1394ケーブルで接続されている。接続されたPC3は、デジタルビデオカムコーダ10を操作するための、AV/Cコマンドのカメラストレージサブユニットというコマンドセットを発行するためのコントローラ機能と、ファイルデータの転送を行うためのコネクション管理を行うためのコマンドであるアシンクロナスコネクションの管理機能を有しており、デジタルビデオカムコーダ10は、カメラストレージサブユニットの機能を有している。
ここで、本実施例では、図2に示すようなシステムにおいて、このIEEE1394ネットワークを介して接続された機器のコントロールのためのコマンドとして規定されたAV/Cコマンドを利用して、各機器のコントロールや状態の判断などが行えるようにしてある。このAV/Cコマンドで使用されるデータについて以下説明する。
図3は、AV/Cコマンドのアシンクロナス転送モードで伝送されるパケットのデータ構造を示している。また、図4は、AV/Cコマンドの具体例を示している。
AV/Cコマンドは、AV機器を制御するためのコマンドセットで、CTS(コマンドセットのID)=“0000”である。AV/Cコマンドフレームおよびレスポンスフレームが、ノード間でやり取りされる。IEEE1394ネットワークおよびAV機器に負担をかけないために、コマンドに対するレスポンスは、100ms以内に行うことになっている。
図3に示すように、アシンクロナスパケットのデータは、水平方向32ビット(=1 quadlet)で構成されている。図中上段はパケットのヘッダ部分を示しており、図中下段はデータブロックを示している。
destination ID(ディスティネーションID)は、宛先を示している。CTSはコマンドセットのIDを示しており、AV/CコマンドセットではCTS=“0000”である。ctype/response(コマンドタイプ/レスポンス)のフィールドは、パケットがコマンドの場合はコマンドの機能分類を示し、パケットがレスポンスの場合はコマンドの処理結果を示す。
コマンドは大きく分けて、(1)機能を外部から制御するコマンド(CONTROL)、(2)外部から状態を問い合わせるコマンド(STATUS)、(3)制御コマンドのサポートの有無を外部から問い合わせるコマンド(GENERAL INQUIRY(opcodeのサポートの有無)およびSPECIFIC INQUIRY(opcodeおよびoperandsのサポートの有無))、(4)状態の変化を外部に知らせるよう要求するコマンド(NOTIFY)の4種類が定義されている。
レスポンスはコマンドの種類に応じて返される。CONTROLコマンドに対するレスポンスには、NOT INPLEMENTED(実装されていない)、ACCEPTED(受け入れる)、REJECTED(拒絶)、およびINTERIM(暫定)がある。STATUSコマンドに対するレスポンスには、NOT INPLEMENTED、REJECTED、IN TRANSITION(移行中)、およびSTABLE(安定)がある。
GENERAL INQUIRYおよびSPECIFIC INQUIRYコマンドに対するレスポンスには、IMPLEMENTED(実装されている)、およびNOT IMPLEMENTEDがある。NOTIFYコマンドに対するレスポンスには、NOT IMPLEMENTED、REJECTED、INTERIMおよびCHANGED(変化した)がある。
subunit type(サブユニットタイプ)は、機器内の機能を特定するために設けられており、例えば、tape recorder/player(テープレコーダ/プレーヤ)、tuner(チューナ)等の機器の機能毎に割り当てられる。同じ種類のsubunit(サブユニット)が複数存在する場合の判別を行うために、判別番号としてsubunit id(サブユニットID)でアドレッシングを行う。
opcodeはコマンドの種類を表しており、operandはコマンドのパラメータを表している。Additional operandsは必要に応じて付加されるフィールドである。paddingも必要に応じて付加されるフィールドである。data CRC(Cyclic Redundancy Check)はデータ伝送時のエラーチェックに使われる。
図4の(a)は、ctype/responseの具体例を示している。図中上段がコマンドを表しており、図中下段がレスポンスを表している。“0000”にはCONTROL、“0001”にはSTATUS、“0010”にはSPECIFIC INQUIRY、“0011”にはNOTIFY、“0100”にはGENERAL INQUIRYが割り当てられている。
“0101”〜“0111”は将来の仕様のために予約確保されている。また、“1000”にはNOT INPLEMENTED、“1001”にはACCEPTED、“1010”にはREJECTED、“1011”にはIN TRANSITION、“1100”にはIMPLEMENTED/STABLE、“1101”にはCHNGED、“1111”にはINTERIMが割り当てられている。“1110”は将来の仕様のために予約確保されている。
図4の(b)は、subunit typeの具体例を示している。“00000”にはVideo Monitor、“00011”にはDisk recorder/Player、“00100”にはTape recorder/Player、“00101”にはTuner、“00111”にはVideoCamera、“01011”にはCamera Storage、“11100”にはVendor unique、“11110”にはSubunit type extended to next byteが割り当てられている。
図には示していないが、その他の各種機器についてもサブユニットタイプを設定することは可能である。尚、“11111”にはunitが割り当てられているが、これは機器そのものに送られる場合に用いられ、例えば電源のオン/オフなどが挙げられる。
図4の(c)は、opcodeの具体例を示している。各subunit type毎にopcodeのテーブルが存在し、ここでは、subunit typeがCamera Storageの場合のopcodeを示している。
また、opcode毎にoperandが定義されている。ここでは、“40h”にはMEDIA INFO、“41h”にはVOLUME INFO、“43h”にはFILE LIST、“46h”にはFILE INFO、“50h”にはSEND FILE、“51h”にはSEND THUMBNAIL、“52h”にはRECEIVE FILE、“53h”にはERASE FILE、“57h”にはCREATE DIRECTORY、“B0h”にはVERSION、“C2h”にはRECORD FILE、“C3h”にはPLAY FILE、が割り当てられている。なお、図には示してないが、その他にもいくつかのopcodeが割り当てられている。
このように規定されるAV/Cコマンドを利用して、IEEE1394ネットワークに接続された機器の制御が行われて、この制御に基づいてIEEE1394ネットワークで接続された機器間でのデータ伝送が行われる。
図5に、本実施例のシステム動作における全体の流れを示す。以降、図2に示すように、PC3を用いて接続されたデジタルビデオカムコーダ101のリモート操作が行われるまでの流れを、図5を用いて説明する。
上記の条件において、PC3とデジタルビデオカムコーダ10間で初期化作業を行う(S10、S20)。この作業は、コントローラが、対象となる機器(ターゲット)のバージョン情報とメディア情報を取得し、さらにファイルデータの転送を可能とするために機器間でコネクションを張る作業を示す。この初期化作業の詳細な流れを、図6に示す。同図に示すように、PC3はコントローラとコンシューマの機能の両方を兼ねるものとする。
PC3は、接続されたデジタルビデオカムコーダ10に対してAV/Cコマンドであるカメラストレージの、VERSIONステータスコマンドを発行する(S31)。このコマンドはターゲットが有しているカメラストレージサブユニットのバージョンを調べるものである。
図7にVERSIONステータスコマンドのコマンド及びレスポンスの例を示す。図7に示すように、レスポンスのSubunit_Version_informationがバージョン情報である。また、図8にバージョン情報の例を示す。同図に示すように、バージョン1.0とバージョン2.0が存在する。本実施例においては、バージョン2.0以降でサポートされているPLAY FILEコマンドを使用するため、バージョン2.0以降であることが条件となる。
デジタルビデオカメラ10からSTABLEのレスポンスが返ってきて(S32)、かつバージョンが2.0であれば次のステップに進む。
次に、PC3はデジタルビデオカムコーダ10に対してAV/Cコマンドであるカメラストレージの、MEDIA INFOコマンドを発行する(S33)。このコマンドは、ターゲットが有しているランダムアクセス可能なメディアの物理ボリューム数と論理ボリューム数を取得するためのコマンドである。
PC3はこのコマンドに対するレスポンスとして、ACCEPTEDレスポンスをデジタルビデオカムコーダ10から受け取ることにより(S34)、デジタルビデオカムコーダ10の物理ボリューム数と論理ボリューム数を取得する。
ステップS34でメディア情報を取得した後、PC3はデジタルビデオカムコーダ10に対してAV/Cコマンドであるカメラストレージの、VOLUME INFOコマンドを発行する(S35)。このコマンドは、指定した論理ボリューム及び物理ボリュームの属性、最大容量、空き容量を取得するためのコマンドである。
複数の論理ボリューム及び物理ボリュームが存在する場合には、各々のボリュームに対してこのコマンドを発行する必要がある。PC3はこのコマンドに対するレスポンスとして、ACCEPTEDレスポンスをデジタルビデオカムコーダ10から受け取ることにより(S36)、指定したボリュームの属性、最大容量、空き容量の情報を取得する。
なお、上記のVOLUME INFOコマンドとMEDIA INFOコマンドは必須ではないので、発行しない場合もある。
次に、PC3とデジタルビデオカムコーダ10間でファイルデータのやり取りを行うためにコネクションを張る。コネクションは、AV/Cコマンドであるアシンクロナスコネクションのコマンドを用いることにより実現される。なお、PC3はコントローラであり、かつコンシューマでもある。
PC3はコンシューマに対してアシンクロナスコネクションのAllocateコマンドを発行する(S37)。コンシューマはAllocateコマンドを受信すると、プラグを予約する。PC3はAllocateコマンドが受理され、Allocateレスポンスを受け取ると(S38)、プロデューサであるデジタルビデオカメラ10にAllocate_Attachコマンドを送信する(S39)。
プロデューサがAllocate_Attachコマンドを受信すると、プロデューサポートがコネクトされる。PC3は、Allocate_Attachコマンドに対するレスポンスを受信した後(S40)、コンシューマに対してAttachコマンドを発行する(S41)。コンシューマがAttachコマンドを受信するとコンシューマポートがコネクトされ、コントローラはAttachレスポンスを受け取る(S42)ことでコネクト作業が完了し、ファイルのデータ転送が可能となる。
以上により初期化作業が終了し、PC3はデジタルビデオカメラ10に対して、FILE LISTコマンドを発行(S11)する。このコマンドは発行先の機器のランダムアクセス可能なメディア(メモリ2)に保存されているファイルリスト情報を取得するためのものである。
図9にランダムアクセス可能なメディアに保存されているファイルリスト情報の一例を示す。図9に示すようにディレクトリ内にナビゲーション用のサムネイル情報と各データが保存されているものとする。なお、FILE LISTコマンドによって一回に取得できるファイル数はコントローラであるPC3によって設定可能である。
図9にランダムアクセス可能なメディアに保存されているファイルリスト情報の一例を示す。図9に示すようにディレクトリ内にナビゲーション用のサムネイル情報と各データが保存されているものとする。なお、FILE LISTコマンドによって一回に取得できるファイル数はコントローラであるPC3によって設定可能である。
FILE LISTコマンドを受信したデジタルビデオカムコーダ10は(S21)、ランダムアクセス可能なメディアに保存されているファイルのリスト情報をACCEPTEDレスポンスとして、PC3に対して送信する(S22)。
デジタルビデオカムコーダ10内のランダムアクセス可能なメディア内に保存されているファイルのリスト情報を取得したPC3は(S12)、この取得したファイル情報の拡張子が“.DAT”の拡張子か否かを判別する(S13)。“*.DAT”ファイルである場合は、“*.DAT”ファイルのサムネイル情報を取得するため、AV/CコマンドであるカメラストレージのSEND THUMBNAILコマンドを発行する(S14)。
なお、SEND THUMBNAILコマンドは、静止画あるいは動画のサムネイルデータを取得するためのコマンドである。一回のコマンド発行で、一枚のサムネイルデータを取得するため、複数のサムネイルデータを取得する場合には、PC3でデフォルトとして規定しておいた数のサムネイルデータを取得する。
PC3からのコマンドを受信したデジタルビデオカムコーダ10は(S23)、ACCEPTEDレスポンスを返し、上述したコネクションを行って指定されたポートからサムネイルのファイルデータをコンシューマであるPC3に対して送信(S24)する。
PC3でデフォルトとして規定しておいた数の“*.DAT”ファイルのサムネイルを取得したPC3は(S15)、取得したサムネイル情報をPC3のディスプレイに表示する(S16)。
図10にサムネイル表示された画面の例及び、ユーザーからの命令を受けた場合の概念図を示す。
ユーザーが、PC3上に表示された複数のサムネイルのうち図10中のAで示すサムネイルを指定して、再生を選択すると(S17)、PC3は該当ファイルを指定してPLAY FILEコマンドを発行する(S18)。PLAY FILEコマンドはアイソクロナス転送を用いて、データを送信させるためのコマンドである。図11にPLAY FILEコマンドのコマンド及びレスポンスの例を示す。ここでは、図中のFile_Pathに指定されたファイルを設定するものとする。
PLAY FILEコマンド(制御信号)を受信したデジタルビデオカムコーダは(S25)、指定されたファイルに対応した“*.DAT”ファイルを、自機内のランダムアクセス可能なメモリ2(図1)に読みにいき、指定されたファイルのATN情報を取得する。そして、取得したATN情報(第2の記録媒体上のデータに関する情報、位置情報)をもとに、図10に示すように指定されたVTRの位置をサーチして再生を開始する(S26)。
デジタルビデオカムコーダ10は、再生した同期データをPC3に送信する(S27)。PC3は送られてきた同期データを受信した後、受信画像を、該PC3に設けられた表示部により表示させる(S19)。
図12に制御用のコマンドを示す。同図に示すように、再生以外にも、早送り(SLOWEST、SLOW、FAST、FASTEST)、巻き戻し(SLOWEST、SLOW、FAST、FASTEST)、停止、一時停止などのコマンドを図5のS18〜S19、S25〜S27で行うことが可能である。
10:デジタルビデオカメラ
1:カセットテープ
2:ランダムアクセス可能な記録媒体
3:パーソナルコンピュータ
1:カセットテープ
2:ランダムアクセス可能な記録媒体
3:パーソナルコンピュータ
Claims (17)
- ランダムアクセス可能な第1の記録媒体上のデータを取り扱う第1の機能と、前記第1の記録媒体とは異なる第2の記録媒体上のデータを取り扱う第2の機能とを有し、さらに前記第1および第2の機能を制御する制御手段を備え、
前記制御手段は、
前記第2の機能を実行させるための制御信号を受信し、
該受信した制御信号に基づいて、前記第1の機能により、前記第1の記録媒体上のデータから前記第2の記録媒体上のデータに関する情報を取得し、
該取得した情報に基づいて前記第2の機能を制御することを特徴とする画像処理装置。 - 該画像処理装置とは異なる他の装置から前記制御信号を受信し、かつ前記第2の機能により得られたデータを前記他の装置に送信する通信手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記通信手段は、AV/Cコマンドのカメラストレージ伝送方式で送信されてくる前記制御信号を受信することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
- 前記第2の記録媒体には、動画又は音声データが記録され、
前記第1の記録媒体には、前記第2の記録媒体に記録された各データの記録位置に関する位置情報を含むデータが記録され、
前記制御信号は、前記第2の記録媒体から特定データを再生する命令を含み、
前記制御手段は、
前記命令に基づいて、前記第1の機能により、前記第1の記録媒体から前記特定データの前記位置情報を取得し、
前記第2の機能により、該位置情報に基づいて、前記第2の記録媒体上の前記特定データを検索し、再生することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の画像処理装置。 - 動画又は音声データを前記第2の記録媒体に記録し、かつ該記録したデータに対応する前記位置情報を含むデータを生成して前記第1の記録媒体に記録する機能を有することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
- ランダムアクセス可能な第1の記録媒体上のデータを取り扱う第1の機能と、前記第1の記録媒体とは異なる第2の記録媒体上のデータを取り扱う第2の機能とを有する画像処理装置とネットワークを介した通信が可能な制御装置であって、
前記画像処理装置から、前記第1の機能により得られた情報を受信し、
該受信した情報を用いて前記第2の機能を実行させるための制御信号を前記画像処理装置に送信することを特徴とする制御装置。 - AV/Cコマンドのカメラストレージ伝送方式で前記制御信号を送信する通信手段を有することを特徴とする請求項6に記載の制御装置。
- 前記使用媒体装置において、
前記第2の記録媒体には、動画又は音声データが記録され、
前記第1の記録媒体には、前記第2の記録媒体上に記録された各データに関する情報を含み、
前記第1の機能により、前記第2の記録媒体に記録されたデータのリスト情報を生成し、
前記第2の機能により、前記第2の記録媒体上に記録されたデータを再生し、
前記制御装置は、
前記使用媒体装置が生成した前記リスト情報を受信し、
該リスト情報の中から選択された前記第2の記録媒体上の特定データを再生する命令を含む前記制御信号を前記画像処理装置に送信することを特徴とする請求項6又は7に記載の制御装置。 - 請求項1から5のいずれか1つに記載の画像処理装置と、
請求項6から8のいずれか1つに記載の制御装置とを含むことを特徴とする制御システム。 - ランダムアクセス可能な第1の記録媒体上のデータを取り扱う第1の機能と、前記第1の記録媒体とは異なる第2の記録媒体上のデータを取り扱う第2の機能とを有する画像処理装置の制御方法であって、
前記第2の機能を実行させるための制御信号を受信するステップと、
該受信した制御信号に基づいて、前記第1の機能により、前記第1の記録媒体上のデータから前記第2の記録媒体上のデータに関する情報を取得するステップと、
該取得した情報に基づいて前記第2の機能を制御する制御ステップとを有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - 該画像処理装置とは異なる他の装置から前記制御信号を受信し、かつ前記第2の機能により得られたデータを前記他の装置に送信する通信ステップを有することを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置の制御方法。
- 前記通信ステップにおいて、AV/Cコマンドのカメラストレージ伝送方式で送信されてくる前記制御信号を受信することを特徴とする請求項10又は11に記載の画像処理装置の制御方法。
- 前記第2の記録媒体には、動画又は音声データが記録され、
前記第1の記録媒体には、前記第2の記録媒体に記録された各データの記録位置に関する位置情報を含むデータが記録され、
前記制御信号は、前記第2の記録媒体から特定データを再生する命令を含み、
前記制御ステップにおいて、
前記命令に基づいて、前記第1の機能により、前記第1の記録媒体から前記特定データの前記位置情報を取得し、
前記第2の機能により、該位置情報に基づいて、前記第2の記録媒体上の前記特定データを検索し、再生することを特徴とする請求項10から12のいずれか1つに記載の画像処理装置の制御方法。 - ランダムアクセス可能な第1の記録媒体上のデータを取り扱う第1の機能と、前記第1の記録媒体とは異なる第2の記録媒体上のデータを取り扱う第2の機能とを有する画像処理装置とネットワークを介した通信が可能な制御装置の制御方法であって、
前記画像処理装置から、前記第1の機能により得られた情報を受信する受信ステップと、
該受信した情報を用いて前記第2の機能を実行させるための制御信号を前記画像処理装置に送信する送信ステップとを有することを特徴とする制御装置の制御方法。 - 前記送信ステップにおいて、AV/Cコマンドのカメラストレージ伝送方式で前記制御信号を送信することを特徴とする請求項14に記載の制御装置の制御方法。
- 前記使用媒体装置において、
前記第2の記録媒体には、動画又は音声データが記録され、
前記第1の記録媒体には、前記第2の記録媒体上に記録された各データに関する情報を含み、
前記第1の機能により、前記第2の記録媒体に記録されたデータのリスト情報を生成し、
前記第2の機能により、前記第2の記録媒体上に記録されたデータを再生し、
前記受信ステップにおいて、前記使用媒体装置が生成した前記リスト情報を受信し、
前記送信ステップにおいて、該リスト情報の中から選択された前記第2の記録媒体上の特定データを再生する命令を含む前記制御信号を前記画像処理装置に送信することを特徴とする請求項14又は15に記載の制御装置の制御方法。 - 請求項10から16のいずれか1つに記載の制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムであることを特徴とする制御プログラム。
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JP2003417174A JP2005176266A (ja) | 2003-12-15 | 2003-12-15 | 画像処理装置、制御装置、制御システム、画像処理装置および制御装置の制御方法、制御プログラム |
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