JP2007082116A - ランダムアクセス可能な記録媒体を使用したデジタル機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 付加情報領域とデータ領域に分かれたディスクに1394のCameraStorage経由で入力されたファイルデータを付加情報とデータに分けて記録し、ディスクコンテンツの管理ファイルを更新する。
【解決手段】 1394端子から入力されたデータに付加情報があるかどうかを判別して、カメラ画の記録およびディスクデータの再生回路内のユニットを利用して、付加情報とデータを別の領域に分けて記録し、管理ファイルを更新する。
【選択図】 図1
【解決手段】 1394端子から入力されたデータに付加情報があるかどうかを判別して、カメラ画の記録およびディスクデータの再生回路内のユニットを利用して、付加情報とデータを別の領域に分けて記録し、管理ファイルを更新する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、制御信号とデータを混在させて通信することが可能なデータ通信バスを用いて電子機器(以下、機器)間を接続して、機器間でデータ通信を行うシステムを所有する装置に関するものである。
光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク等の記録媒体内に動画、静止画、音声等の情報を記録する場合、UDF(Universal Disk Format)やFAT(File Allocation Table)等のファイルシステムを通してディスク上にファイル単位で記録を行っている。ファイルを記録する際に、ファイル情報の管理や、データ再生を効率的に行うために記録媒体を付加情報領域及びデータ領域の2つの領域に分けて、付加情報領域にファイルのヘッダ・フッタ等の付加情報部分を、データ領域に動画像、静止画像、音声の圧縮/非圧縮データ等のデータ部を記録するシステムが存在する。[図 3]に、上記2つの領域に分かれたディスク及び、ディスク上に記録されるファイルデータの例を示す。[図 3]に示すディスクは、ディスク内周部が付加情報領域、外周部がデータ領域となっており、例えば前記ディスクを記録媒体として使用するデジタルビデオカメラが動画像データを記録する際にファイルヘッダ、フッタ部分を付加情報領域に、圧縮動画像データをデータ領域にそれぞれ記録する。最終的に記録されたデータは1つのファイルとしてディスク上に存在し、そのデータの並びは[図 3]上の「ヘッダ」「圧縮画像データ」「フッタ」の順番となる。
[図 4](a)に示す従来のシステムではアプリケーションが直接ファイルシステムを利用して各ファイルにアクセスするような場合、ファイル数やグループ数が多くなると、それらを一括して管理することが困難になり、必要な情報を探すのに時間がかかるという問題や、ファイルシステムを通してファイルを特定する場合には、ファイルの種類は拡張子で判断するしかなく、映像や音声ファイル等で同じ種類の拡張子が付けられている場合は判別が行いづらく、検索効率の低下が起こるという問題があった。また、記録済みの複数のファイルを時系列に再生する場合は、すべてのファイルへアクセスして記録時間順に並べ替える必要があった。このような問題を解決するために、記録媒体上に記録されたファイルの管理方法として、CMF(Contents Management File)を設ける手法が提案されている。前記CMFには、前記記録媒体上に記録されているファイルのファイル名、付加情報、ファイルの属するグループ情報等が記録されており、[図 4](b)に示すように、必要な全ファイルと全グループを一括管理するファイルであるCMFを設けることにより、アプリケーションはファイルシステムと直接やり取りせずに、CMF を通してディスク上の大量のファイルを扱ったり、グループ化等の必要な処理を汎用的に行うことが可能となる。
前記ディスク媒体を使用したデジタルビデオカメラ、デジタルカメラをPC等に接続するデジタルインターフェースとして、IEEE1394が近年普及してきている。前記デジタルインターフェースを接続してデータ転送を行う場合、パソコンはデジタルビデオカメラやデジタルカメラに対して記録媒体上に存在するファイル・ディレクトリのリストを要求し、受け取ったリストを元にファイルデータの送受信要求を行う。前述のような送受信要求を行うためのプロトコルとしてIEEE1394インターフェース規格の標準化団体である1394Trade AssociationでCamera Storageサブユニットが規定されている(TA Document 1999036, AV/C Camera Storage Subunit 1.0)。このサブユニットとパソコン等のコントローラはIEEE1394を介して、トランザクションを行いコントローラがサブユニットを制御したり、サブユニットの保持する情報を取得したりすることができる。
このトランザクションはIEC-61883-1, Consumer audio/video equipment - Digital interface - Part 1: Generalの中でFCP(Function Control Protocol)として規定されており、コントローラがターゲットデバイスの特定アドレスに対してwriteトランザクションを用いてコマンドデータを書き込み、前記writeトランザクションのデータを受信したターゲットがコントローラの特定アドレスに対してwriteトランザクションでレスポンスデータを書き込むことで実現される。AV/Cプロトコルでは各AV/Cサブユニットに対してCTS(Command Transaction Set)が規定されている。[図 5]にCTSで用いるコマンドフレームのフォーマットを示す。ctypeフィールドはコマンドの種類を示す物であり、[図23]に示すコマンドタイプを指定する。subunit_type,subunit IDフィールドは、指定したノード内のどのユニットに対してのコマンドなのかを示すフィールドである。opcode,operandフィールドは実際のコマンドを内容を指定するフィールドである。[図 6]にCTSで用いるレスポンスフレームのフォーマットを示す。responseフィールドはレスポンスの種類を示す物であり、[図24]に示すレスポンスタイプを指定する。subunit_type,subunit IDフィールドは、ノード内のどのユニットからのレスポンスなのかを示すフィールドである。opcode,operandフィールドはレスポンスデータを指定するフィールドである。
[図 7]に、コントローラと前記Camera Storageサブユニットとの間でIEEE1394を介して行われる基本的なトランザクションの手順を示す。[図 7]の例では、Camera Storageサブユニット上の記録媒体にファイルデータを書き込む手順を示している。コントローラは、IEEE1394バス上にCamera Storageサブユニットを検出し、前記検出したCamera Storage Subunitに対してVERSION statusコマンドを送信する。このコマンドは、Camera Storageサブユニットが実装している規格のバージョン情報を問い合わせるためのコマンドである。このコマンドを受信すると、Camera Storageサブユニットは、実装している規格のバージョンをセットしてレスポンスをコントローラに送信する。前記VERSION statusコマンドとレスポンスのフォーマットを[図 8]に示す。AV/C Camera Storage Subunit 1.0準拠の機能を実装している場合、[図 8]のレスポンスフレーム中のsubunit_version_informationフィールドには、0x10がセットされる。Camera Storageサブユニットは実装している機能によってカテゴリー分けがされており、Asynchronousトランザクションを用いて記録媒体上のファイルデータを送信する機能を持つ"asynchronous sender"、 Asynchronousトランザクションを用いてファイルデータを受信する機能を持つ"asynchronous receiver"、 Isochronousトランザクションを用いて記録媒体上のファイルデータを送信する機能を持つ"isochronous sender"、 Isochronousトランザクションを用いてファイルデータを受信する機能を持つ"isochronous receiver"の4つのプロファイルが定義されている。[図25]に前記プロファイルと各プロファイルに割り当てられている値を示す。Camera Storageサブユニットは、VERSION statusコマンドを受信すると、レスポンスフレームのsubunit_version_information_dependent_fieldには実装しているプロファイルの値がセットされる。
VERSION starusレスポンスフレームを受信したコントローラは、レスポンスフレームの各フィールド値によって、Camera Storageサブユニットの機能を判別する。
次に、コントローラはCamera Storageサブユニットの持つ記録媒体の情報を取得するためにMEDIA INFOコマンド及びVOLUME INFOコマンドを送信する。
[図 9]に、MEDIA INFO Controlコマンド及びレスポンスのフォーマットを示す。Camera Storageサブユニットでは物理ボリューム及び論理ボリュームが定義されており、物理ボリュームは物理的な記録媒体そのものを示し、論理ボリュームは物理ボリューム中に存在する論理的に区切られた領域を示す。コントロールコマンド中のsubfunctionフィールドは、サブユニットに対してどのような操作を要求しているかを示すフィールドである。[図26]にsubfunctionの意味と値を示す。コントローラはコマンドフレームのsubfunctionフィールドにコマンドを実行するための"execute"をセットしてCamera Storageサブユニットにコマンドを送信する。MEDIA INFOコントロールコマンドを受信すると、Camera Storageサブユニットはデバイスが持つ物理ボリュームの数(例えば記録メディアをセットすることができるスロットの数)をnumber_of_physical_volumeフィールドにセットし、各物理ボリューム上に存在する論理ボリュームの数(例えば各記録メディア上に存在するパーティションの数)をnumber_of_logical_volumeフィールドにセットする。
[図 10]にVOLUME INFO controlコマンド及びレスポンスのフォーマットを示す。このコマンドは、Camera Storageサブユニットの持つ各論理ボリュームの情報を取得するためのコマンドである。コントローラは、subfunctionフィールドに"execute"を、physical_volume_number, logical_volume_numberフィールドに情報を取得するボリューム番号をセットして、コマンドフレームをCamera Storage Subunitに送信する。VOLUME INFO Controlコマンドを受信すると、Camera Storageサブユニットは指定されたボリュームの情報をレスポンスフレームの各フィールドにセットしてコントローラに送信する。レスポンスフレーム中のmedia_generation_countは記録媒体が挿入されたときにカウントアップするカウンタの値で、着脱可能な記録媒体が機器に挿入された場合に更新される。このカウント値は、例えば電源投入時には"0"に初期化され、更新される場合には1づつカウントアップされる。attributeフィールドは記録媒体の属性を示す。[図 11]にattributeフィールドのフォーマットを示す。Camera Storageサブユニットは指定されたボリュームの属性を調べて該当する属性ビットに"1"をセットする。maximum_capacityフィールドに指定されたボリュームのバイトサイズがセットされ、free_spaceフィールドには残りの記録可能なバイトサイズがセットされる。
ボリュームの情報を取得した後、コントローラはFILE LIST Controlコマンドを送信してCamera Storageサブユニットの記録媒体上に記録されているファイルのリストを取得する。[図 12]にFILE LIST Controlコマンド及びレスポンスのフォーマットを示す。コントローラはコントロールコマンドフレームのsubfunctionフィールドに"execute"を、physical_volume_number, logical_volume_numberに目的のボリューム番号をセットする。mediga_generation_countフィールドには前記VOLUME INFO controlレスポンスで取得した値をセットする。file_typeフィールド及びattributeフィールドは、取得するファイルリストに含まれるエントリーの種類を指定するフィールドである。[図27]にfile_typeフィールドの値を[図 13]にattributeフィールドのフォーマットを示す。start_numberフィールドは、該当するファイルリストのどのエントリーからリストを取得するかを指示し、コマンドフレームのnumber_of_entriesフィールドは取得する最大のエントリーの数を指定する。request_path_lengthフィールドは、それに続くrequest_pathのバイトサイズを指示し、request_pathフィールドは指定したボリューム中のどのパスに対するファイルリストを取得するのかを指示する。FILE LIST Controlコマンドを受信すると、Camera Storageサブユニットはレスポンスフレームに指定されたrequest_pathに対するファイルリストをセットしてコントローラに送信する。ファイルリストはファイル及びディレクトリのディレクトリエントリから構成される。[図 14]、[図 15]に前記ディレクトリエントリのフォーマットを示す。各ディレクトリエントリは20バイトのデータで構成され、ファイル名またはディレクトリ名、アトリビュート、作成日時、ファイルサイズの情報を持つ。レスポンスフレームのeolフィールドは、そのレスポンスフレームで送信するリストの最後のディレクトリエントリが、コマンドフレームで指定されたリストの最後のディレクトリエントリであるか否かがセットされる。このフィールドが"0"の場合、レスポンスフレームで送信するリストの最後のディレクトリエントリが、コマンドフレームで指定されたリストの最後のディレクトリエントリではないことを示す。すなわち、リストには続きがあるため、リストの全体を取得するためにはコントローラは再度FILE LIST Controlコマンドを送信して続きのリストを取得する必要がある。レスポンスフレームのnumber_of_entriesフィールドには、file_listフィールドにセットされたディレクトリエントリの数がセットされる。file_listフィールドには、コマンドフレームで指定されたrequest_pathに対するfile_listがセットされる。
[図 16]、[図 17]、[図 18]を用いてFILE LIST Controlコマンドによってファイルリストを取得する手順を示す。
[図 16]はCamera Storageサブユニットの記録媒体上に存在するデータの例を示している。これらのデータは、physical_volume_number = 0, logical_volume_number = 0のボリューム上に存在しているものとする。[図 16]ではルートディレクトリの下に"DCIM"ディレクトリが、その下に"100ABCDE","101ABCDE","102ABCD"サブディレクトリが存在し、各サブディレクトリにJPEGファイルが存在している。[図 17]、[図 18]は[図 12]に示すFILE LIST Controlコマンドにセットするフィールドの値及び、レスポンスのfile_listにセットされるディレクトリエントリの一部を示す。
まず[図 17] (A)に、"DCIM"ディレクトリに存在するサブディレクトリのリストを取得するためのデータを示す。start_numberには0x00をセットし、リストの先頭からデータを取得することを指定する。file_typeには0x00を、attributeには0x01をセットし、全てのディレクトリのレコードを取得することを指定する。request_pathフィールドには"\DCIM"をASCIIコードでセットし(最後に終端記号として0x00を付加)、その長さをrequest_path_lengthにセットする。
[図 17] (B)は[図 17] (A)で示したリスト要求のControlコマンドに従って作成されるファイルリストに含まれるディレクトリエントリの一部を抜粋した内容を示すものである。"\DCIM"ディレクトリ上には"100ABCDE","101ABCDE","102ABCDE"の3つのサブディレクトリが存在するため、リストは3つのディレクトリエントリで構成される。Camera Storageサブユニットはレスポンスフレームのfile_listフィールドにディレクトリエントリをセットする。レスポンスフレームのの最大サイズは512バイトであり、レコードは20バイトであるのでfile_listフィールドには最大24個のディレクトリエントリをセットすることが出来る。この例ではディレクトリエントリが3つしかないので、全てのディレクトリエントリをレスポンスフレームにセットすることができ、リストの最後のディレクトリエントリが含まれるのでeolフィールドに"1"をセットする。
[図 17]に示すデータをコマンドフレームにセットしてコマンドを送信し、そのレスポンスを受信することによってコントローラは、"\DCIM"ディレクトリの情報を取得し、次に、"\DCIM"ディレクトリ上の"100ABCDE"ディレクトリに存在する静止画ファイルのリスト取得するためのControlコマンドをCamera Storageサブユニットに送信する。[図 18](A)に"\DCIM\100ABCDE"ディレクトリのファイルリストを取得するためのデータ例を示す。start_numberには0x00をセットし、リストの先頭からデータを取得することを指定する。file_typeには0x01を、attributeには0x10をセットし、静止画ファイルのレコードを取得することを指定する。request_pathフィールドには"\DCIM\100ABCDE"をASCIIコードでセットし(最後に終端記号として0x00を付加)、その長さをrequest_path_lengthにセットする。
[図 18] (B)は[図 18] (A)で示したリスト要求のControlコマンドに従って作成されるファイルリストに含まれるディレクトリエントリの一部を抜粋した内容を示すものである。"\DCIM\100ABCDE"ディレクトリ上には"ABCD0001.JPG", "ABCD0002.JPG", "WXYZ0003.JPG"の3つ静止画ファイルと"Readme.txt"の1つのテキストファイルが存在するが、静止画のリスト要求のため、3つの静止画ファイルのディレクトリエントリからファイルリストは構成される。この3つのディレクトリエントリをレスポンスフレームのfile_listフィールドにセットし、eolフィールドに1をセットして、Camera Storageサブユニットはコントローラにレスポンスフレームを送信する。
前記FILE LIST Controlコマンドを使用してコントローラは、Camera Storageサブユニットの記録媒体上に存在するファイル及びディレクトリのパスを取得し、[図 7]に示すRECEIVE FILE Controlコマンドに各ファイルのパスをセットすることによって目的のディレクトリ上にファイルを記録することができる。
前記RECEIVE FILE ControlコマンドはCamera Storageサブユニットに対してファイルデータの入力を行って記録媒体上に記録をおこなうためのコマンドである。このファイル記録の動作をCamera Storageサブユニットに対して要求する場合、コントローラは入記録を行うためにCamera Storageサブユニットと外部のデバイスとのファイル転送用のコネクション設定を行う必要がある。Camera Storageサブユニットでは、このコネクションはAV/C Asynchronous Serial Bus Connections(TA Document 1998011, AV/C Commands for management of Asynchronous Serial Bus Connections, Ver.1.0及びTA Document 1998016, AV/C Compatible Asynchronous Serial Bus Connections 1.0)で定められた手順を用いる。
[図 19]にコネクション設定及びRECEIVE FILE Controlコマンドを使用したファイル転送の手順を示す。まずコントローラは、AV/C Asynchronous Serial Bus Connectionsで定められた手順に従って、ALLOCATE及びATTACHコマンドをCamera Storageサブユニットが実装されているAV/Cユニットに対して送信して、コントローラと前記AV/Cユニット間のコネクションを設定する。次にデータを記録するファイルのパスをセットしたRECEIVE FILE ControlコマンドをCamera Storageサブユニットに対して送信する。前記RECIEVE FILE Controlコマンドを受信したCamera Storageサブユニットは、RECEIVE FILEコマンドに対してINTERIMレスポンスを送信した後、AV/C Asynchronous Serial Bus Connectionsの手順に従って、producerであるコントローラデバイスにから受信し、指定されたファイルに記録する。ファイルの全てのデータ記録を終えると、Camera Storageサブユニットはコントローラに対してRECEIVE FILEの最終レスポンスを送信する。前記最終レスポンスを受信した後、コントローラはDETACH及びRELEASEコマンドをCamera Storageサブユニットが実装されているAV/Cユニットに対して送信して、コントローラと前記AV/Cユニット間のコネクションを解除する。
[図 20]にRECEIVE FILE Controlコマンド及びレスポンスのフォーマットを示す。コントローラはsubfunctionフィールドには"execute"をセットし、physical_volume_number、logical_volume_number、media_generation_countの各フィールドにデータを記録するボリュームの番号及びそのボリュームのgeneration count値をセットする。file_pathフィールドには記録するファイルのパス名をセットし、file_path_lengthフィールドにはその長さをセットする。receive_modeフィールドは、指定したファイルが既に指定したボリューム上に存在する場合の動作を指定する。[図28]にreceive_modeの意味と値を示す。file_typeフィールドは、Camera Storageサブユニットに入力されるデータの種類を指示する。[図29]にfile_typeの意味と値を示す。destination_plugフィールドには、Camera Storageサブユニットが持つどのdestination plugから記録するデータを入力するかを指定する。
[図 21]にRECEIVE FILE Controlコマンドでファイル転送を行う場合のコントローラとCamera Storageサブユニット間の論理的な接続経路の例を示す。コントローラは、ALLOCATE及びATTACHコマンドで、コントローラのAsynchronous Output Plug[0]とAV/CユニットのAsynchronous Input Plug[0]を接続することによって、コントローラのAsynchronous Output Plug[0]とCamera StorageサブユニットのSubunit Destination Plug[0]との接続を確立する。[図 21]に示す接続の場合、前記[図 20]のコマンドフレーム中のdestination_plugフィールドには、0x00(Subunit Destination Plug[0]を示す)をセットしてコントローラはRECEIVE FILE ControlコマンドをCamera Storageサブユニットに送信する。前記Controlコマンドを受信したCamera Storageサブユニットは、コントローラに対してINTERIMレスポンスを送信した後、AV/CユニットはAsynchronous Serial Bus Connectionsの手順に従って、コントローラのAsynchronous Output Plug[0]からデータを受信し、そのデータを指定されたSubunit Destination Plugに入力する。Cmaera Storageサブユニットは指定されたSubunit Destination Plugから入六されるデータを指定されたファイルに記録し、全てのデータを記録するとCamera Storageサブユニットはコントローラに最終レスポンスを送信してRECEIVE FILE Controlコマンドの動作を終了する。
[図 22]に、前述の機能を持つ従来のデジタルビデオカメラの構成例を示す。まず、カメラから入力された画像を記録する場合について説明する。レンズ101を通して入力された画像はCCD102で光電変換された後にA/Dコンバータ103によってアナログ信号からデジタル信号に変換される。デジタル変換されたデータはMPEG Codec 104によってMPEG圧縮された動画像データに変換される。
Formatter 105では記録開始時にMPEGファイルのヘッダデータを作成し、File System 106を通してDisc 107上にファイルを作成してヘッダ情報を付加情報領域に書き込む。またMPEG Codec 104から入力されるMPEG動画像データを順次File System 106を通してDisc 107のデータ領域に書き込む。記録終了時にはMPEGファイルのフッタデータを作成し、File System 106を通してDisc 107上にファイルを作成してヘッダ情報を付加情報領域に書き込む。またFormatter 105は作成されたMPEGファイルの情報をCMFファイルに追加する。
次にディスク上に記録されたデータを再生する場合について説明する。図示しないシステムコントローラがCMFを読み出して、記録されているファイルの情報等をMonitor Panel 109に表示し、ユーザは図示しない操作ボタン等のユーザインターフェースを用いて表示されているファイルの一つを選択して再生を開始する。前記指定されたファイルが順次File System 106を通してDisc 107より読み出され、Formatter 105に入力される。Formatter 105はヘッダデータ、フッタデータ等の付加データを解析し、MPEG Codec 104に圧縮動画像データのみをMPEG Codec 104に出力する。MPEG Codec 104は入力されたデータをデコードした後、D/Aコンバータ108にデコードしたデータを出力する。D/Aコンバータ108は入力されたデジタルデータをアナログ変換して、Monitor Panel 109及びアナログビデオ出力端子110に出力する。
次に、IEEE1394経由でMPEGファイルが記録される場合について説明する。IEEE1394端子111に接続されたPC等のコントローラによって、前述のCamera Storageサブユニットに対してアクセスが行われ、RECEIVE FILEコマンドによって記録動作が開始される。IEEE1394ブロック112はIEEE1394端子111より受信したRECEIVE FILEコマンドに従って、File System 106を通してDisc 107上にファイルを作成し受信したファイルデータをDisc 107上のデータ領域に順次書き込み、全てのファイルデータを受信して記録が終了するとファイルをクローズして処理を終了する。
又、従来例としては、例えば特許文献1と特許文献2をあげることが出来る。
特開2000−299710号公報
特開2001−167556号公報
前記ディスク媒体を使用したデジタルビデオカメラやデジタルカメラのようなデジタルデータを記録する機器は、ユーザによる本体操作によってカメラから入力された画像データを本体内のシステムによってファイル化して記録する際には、ヘッダ情報生成時、圧縮/非圧縮デジタル画像・音声データ生成時、フッタ情報生成時にそれぞれ生成されたデータを前記ディスク媒体上の付加情報領域、データ領域に分けて書き込むことができるが、前述のように外部デジタルインターフェイス経由で入力されるファイルデータを記録する際は、デジタルインターフェース処理ブロックがファイルシステムにアクセスして入力されたファイルデータを記録しているため、データの種類や付加情報とデータ本体の境界位置等を判別することができず、付加情報領域とデータ領域に分けて記録すること及び記録されたファイルの情報をCMFに反映させることが不可能であった。
前記課題を解決するために、本発明では前記デジタルインターフェイスを介して受信したファイルデータを記録媒体上に記録する際に、入力されたファイルデータの種別を判別し、付加情報が存在する場合は記録媒体から再生を行う際に使用するファイル情報解析ルーチンを使用して付加情報部とデータ部を判別し、またカメラ画像を記録する際に使用するファイルの書き込みルーチンを使用して前記判別された付加情報部とデータ部をそれぞれ付加情報領域、データ領域に分けて書き込む。
また前記解析されたファイル情報をCMFに書き込む。
本発明により、IEEE1394端子から入力されたファイルデータの記録時に、カメラから入力された画像の記録およびディスクからのデータ再生に使用する回路を利用することで、付加情報とデータをそれぞれ別の領域に分けて記録することができ、またCMFを更新することができる。
[図 1]は、本発明のデジタルビデオカメラの構成を示すブロック図である。[図 1]中で[図 22]と同一番号を付したブロックは[図 22]中のブロックと同一の機能を有するブロックである。
カメラから入力された画像を記録する場合および、ディスク上に記録されたデータを再生する場合については、前述の[従来の技術]で説明した手順と同様の手順で記録および再生が行われる。
次に、IEEE1394経由でMPEGファイルが記録される場合について説明する。IEEE1394端子111に接続されたPC等のコントローラによって、前述のCamera Storageサブユニットに対してアクセスが行われ、RECEIVE FILEコマンドによって記録動作が開始される。IEEE1394ブロック201はIEEE1394端子111より受信した前記RECEIVE FILEコマンドのコマンドフレームおよびファイルデータをDetectorブロック202に出力する。
Detectorブロック202は、入力されたファイルデータの先頭部分を解析して、ファイルの種別を判別する。本実施例におけるDetectorブロックは、MPEGデータか否かの判別機能を持つものとする。前記Detectorブロックによって入力されたファイルデータがMPEGデータであると判別された場合、Detectorブロックは、ファイルデータおよび前記RECEIVE FILEコマンドフレームにセットされているファイル名をFormatterブロック203に出力する。入力されたデータがMPEGデータではない場合、Detector 202はファイルシステム106を通して、入力されたデータを順次Disc 107のデータ領域に書き込み、入力されたデータの記録が終了するとファイルをクローズして処理を終了する。
Formatterブロック203は、Detectorブロック202よりデータを受信すると、指定されたファイル名で新しいファイルを作成した後、データ先頭のヘッダデータを付加情報領域に、圧縮動画像データをデータ領域に、フッタデータを付加情報領域にそれぞれ記録する。
[図 2]を用いて、Formatterブロック203の動作を説明する。カメラから入力された画像を記録する場合、まずヘッダ情報生成手段301は、ダミーのヘッダ情報を生成して、生成されたデータを付加情報書き込み手段302に出力する。付加情報書き込み手段302は、入力されたヘッダ情報をFile System 106を通してディスク上の付加情報領域に書き込む。MPEG Codec 104より入力される圧縮画像データはデータ解析手段303に入力される。データ解析手段303は、圧縮画像データをデータ書き込み手段304に出力すると共に、圧縮画像データから付加情報を抽出して、ヘッダ情報生成手段301および、フッタ情報生成手段305に出力する。ヘッダ情報生成手段301および、フッタ情報生成手段305はそれぞれバッファを有しており、入力された付加情報を蓄積していく。データ書き込み手段304は入力された圧縮画像データをFile System 106を通してディスク上のデータ領域に順次書き込む。ユーザの操作等によって、カメラからの画像記録を終了する際には、ヘッダ情報生成手段301は、記録開始時に作成されたダミーのヘッダ情報を蓄積したヘッダ情報と置き換えるために、付加情報書き込み手段302に出力する。また、フッタ情報生成手段も同様に蓄積されたフッタ情報を付加情報書き込み手段302に出力し、付加情報書き込み手段302は入力されたヘッダ情報およびフッタ情報をFile System 106を通してディスク上の付加情報領域に書き込んだ後にファイルをクローズしてカメラからの入力画像の記録を終了する。またこの際に、データ解析手段303は、前記記録されたファイルのファイル名、ファイルサイズ等のデータをCMF書き込み手段306に出力し、CMF書き込み手段306は入力された情報をFile System 106を通してCMFに追加する。
次にディスク上に記録されたデータを再生する場合について説明する。図示しないシステムコントローラがCMFを読み出して、記録されているファイルの情報等を[図 1]中のMonitor Panel 109に表示し、ユーザは図示しない操作ボタン等のユーザインターフェースを用いて表示されているファイルの一つを選択して再生を開始する。前記指定されたファイルは[図 2]中のデータ読み出し手段307によってFile System 106を通して読み出され、順次データ解析手段303に入力される。データ解析手段303は、入力されたデータを解析してヘッダ情報の後に記録されている圧縮画像データ部分のみをMPEG Codec 104に出力する。MPEG Codec 104に入力されたデータは前述の[従来の技術]で説明した手順と同様に処理されてMonitor Panel 109やアナログビデオ出力端子110に出力される。
次に、IEEE1394経由でMPEGファイルが記録される場合について説明する。Detector 202より入力されたファイルデータは、データ解析手段303に入力される。データ解析手段303は入力されたデータを解析し、データ先頭部分をヘッダ情報生成手段301に入力する。ヘッダ部分の出力が終了すると、データ解析手段303はヘッダ情報生成手段301に対してヘッダ終了のデータを出力する。ヘッダ情報生成手段301は前記ヘッダ終了のデータを受信すると、付加情報書き込み手段302にヘッダデータを出力し、付加情報書き込み手段302はFile System106を通して記録媒体の付加情報領域にヘッダデータを書き込む。
ヘッダ部分のデータに続いてデータ解析手段303に入力された圧縮画像データはデータ書き込み手段304に出力され、データ書き込み手段304はFile System 106を通して記録媒体のデータ領域に入力されたデータを順次書きこんでいく。
データ解析手段303は圧縮画像データの終端を検出すると、それ以後のデータをフッタ情報生成手段305に出力し、すべてのデータの出力が終了するとフッタ終了のデータを出力する。フッタ情報生成手段305は前記フッタ終了のデータを受信すると、付加情報書き込み手段302にフッタデータを出力し、付加情報書き込み手段302はFile System106を通して記録媒体の付加情報領域にフッタデータを書き込み、ファイルをクローズしてIEEE1394端子から入力されたデータの記録処理を終了する。
前記記録処理を行った後、データ解析手段303は、前記記録されたファイルのファイル名、ファイルサイズ等のデータをCMF書き込み手段306に出力し、CMF書き込み手段306は入力された情報をFile System 106を通してCMFに追加する。
Claims (5)
- ランダムアクセス可能な記録媒体を使用してファイルデータの記録・再生を行い、前記記録媒体を複数の領域に分割して管理する機能と、単一のファイルを前記分割した複数の領域に分けて記録する分割記録手段を有するデジタル機器であって、シリアルデータを送受信するためのデジタルインターフェイスを備え、前記デジタルインターフェイスを経由して制御信号及びデジタルデータの送受信を行う機能と、前記デジタルインターフェイスから入力されたファイルデータの種別を判別する判別手段を有し、前記判別手段の判別結果に基づいて前記入力されたファイルデータを前記分割した領域に分けて記録を行うことを特徴とするデジタル機器。
- 前記複数の領域は、ファイルの付加情報を記録するための付加情報領域と、付加情報を除いたファイルデータを記録するためのデータ領域であることを特徴とする、[請求項1]記載のデジタル機器。
- 前記判別手段は、前記デジタルインターフェイスから入力されたファイルデータに付加情報が存在するかどうかを判別し、付加情報を検出した場合は前記分割記録手段を用いて前記ファイルデータを前記付加情報領域とデータ領域に分けて記録することを特徴とする[請求項2]記載のデジタル機器。
- 前記判別手段による判別の結果、付加情報を検出できなかった場合は前記ファイルデータを前記データ領域に記録することを特徴とする[請求項2]記載のデジタル機器。
- ランダムアクセス可能な記録媒体を使用してファイルデータの記録・再生を行い、前記記録媒体上に記録されたファイルに関する情報を記録するための管理用ファイルを作成する管理ファイル記録手段を有するデジタル機器であって、シリアルデータを送受信するためのデジタルインターフェイスを備え、前記デジタルインターフェースから入力されたファイルデータを前記記録媒体に記録する手段を有し、前記記録されたファイルに関する情報を前記管理用ファイルに記録することを特徴とするデジタル機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005270549A JP2007082116A (ja) | 2005-09-16 | 2005-09-16 | ランダムアクセス可能な記録媒体を使用したデジタル機器 |
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Family Applications (1)
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2005
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