JP2005176159A - 複合機 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置機能アプリケーションを効率的に実現することができる複合機を提供することを目的とする。
【解決手段】複数の画像処理機能および画像通信機能を有し、複数の装置機能を備えた複合機において、ユーザからの要求をドキュメントの操作として捉え、ユーザーが要求する機能を実現するためのドキュメントのハンドリング計画や、画像変換計画を立てるドメインを設定するとともに、上記ドメインでは、上記装置機能を実現するための装置機能アプリケーションが、機能動作を時間軸に従って上記装置機能アプリケーションで共通な態様に分割してなる入力ドキュメント、ユーザドキュメント、および、出力ドキュメントを組み合わせたモジュールで構成した。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複数の画像処理機能および画像通信機能を有し、複数の装置機能を備えた複合機に関する。
一般に、複数の画像処理機能および画像通信機能を有し、複数の装置機能を備えた複合機のソフトウエア制御では、装置機能アプリケーション毎に、例えばコピーの場合なら、読み取り→加工→印刷という制御を行っていた。同様にファクシミリ送信制御の場合も、読み取り→変換→ファクシミリ送信という制御を行っている。
このような構成において、装置機能アプリケーションを統合しても、同じ読み取り制御でもコピー装置機能とファクシミリ装置機能では仕様や動作が異なるため、コピーアプリケーションおよびファクシミリアプリケーションのそれぞれにコピー読み取りモジュールおよびファクシミリ読み取りモジュールが必要となってしまう。
また、これらのモジュールを制御するジョブ制御部もコピー装置機能のジョブ制御、ファクシミリ装置機能の送信ジョブ制御というようにそれぞれのアプリ毎にジョブ制御部も必要となってしまう。
しかし、これらのアプリごとの制御は冗長であり、どのアプリも同じような制御モジュールやジョブ制御部を持つことになる。
このような複合機における装置機能アプリケーションの冗長性を抑制しようとする試みは、従来からなされていた(特許文献1,2,3等参照)。
特開2000−135340号公報 特開平11−194908号公報 特開平11−194912号公報
しかしながら、このような従来装置では、入出力ジョブの仕事をドキュメント、ページ、バンドなどの階層に分けて処理を行っているもので、単に仕事の粒度に合わせて分割しており、装置機能アプリケーション間の冗長性や、ソフトウエア全体の構成が考慮されていなかったので、装置機能アプリケーションを効率的に実現することが困難であった。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、装置機能アプリケーションを効率的に実現することができる複合機を提供することを目的とする。
本発明は、複数の画像処理機能および画像通信機能を有し、複数の装置機能を備えた複合機において、ユーザからの要求をドキュメントの操作として捉え、ユーザーが要求する機能を実現するためのドキュメントのハンドリング計画や、画像変換計画を立てるドメインを設定するとともに、上記ドメインでは、上記装置機能を実現するための装置機能アプリケーションが、機能動作を時間軸に従って上記装置機能アプリケーションで共通な態様に分割してなる入力ドキュメント、ユーザドキュメント、および、出力ドキュメントを組み合わせたモジュールで構成されるようにしたものである。
また、前記各ドキュメントの構成は、ドキュメントはページから構成され、ページ上にはレイアウトが存在し、そこには画像が配置されるという、機能やアプリには依らない固定の概念を持たせたものである。
また、前記装置機能アプリケーション相互間の差異は、前記入力ドキュメントおよび前記出力ドキュメントの種類の違いとして捉え、変動部として表現するようにしたものである。
また、前記入力ドキュメントの種類としては、入力紙ドキュメント、入力蓄積ドキュメント、および、入力ネットワークドキュメントが少なくとも含まれ、前記出力ドキュメントの種類としては、出力紙ドキュメント、出力蓄積ドキュメント、および、出力ネットワークドキュメントが少なくとも含まれるものである。
したがって、本発明では、装置機能アプリケーションごとの機能ではなく、それぞれ共通に存在する概念(ドキュメント)を見つけ出し、その概念を時間軸で分類することにより、装置機能アプリケーション共通の構成とすることができ、それにより、アプリ間の冗長性を排除でき、機能追加や変更に左右されないソフトウエア構成を実現することができるという優れた効果を得る。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例にかかるネットワークシステムを示している。
同図において、ローカルエリアネットワークLANには、複数のパーソナルコンピュータ装置PC1〜PCn、サーバ装置SM、および、ネットワーク複合機FXが接続されている。また、ネットワーク複合機FXには、ローカルにパーソナルコンピュータ装置PCが接続されている。
ここで、サーバ装置SMは、ローカルエリアネットワークLANに接続されているパーソナルコンピュータ装置PC1〜PCnを利用するユーザ、および、ネットワークネットワーク複合機FXに対して、周知の電子メールの収集および配布のサービスを提供するものである。
また、ローカルエリアネットワークLANは、ルータ装置RTを介して、インターネットへと接続されている。それにより、パーソナルコンピュータ装置PC1〜PCn、サーバ装置SM、および、ネットワーク複合機FXは、他のローカルエリアネットワーク等に接続されているホスト装置等との間で種々のデータのやりとりが可能である。
また、パーソナルコンピュータ装置PC1〜PCnには、ファクシミリ画情報を作成および表示出力するファクシミリアプリケーションソフトウェア、ローカルエリアネットワークLANを介して電子メールをやりとりするための電子メールソフトウェア、ローカルエリアネットワークLANをカイしてネットワーク複合機FXとの間で所定の通信を行うための通信ソフトウェアなどの種々のプログラムが導入されており、特定のユーザにより使用されるものである。ここで、特定のユーザは、一人または複数人のユーザであってよい。
また、ネットワーク複合機FXは、各種コピー装置機能(モノクロコピー、カラーコピー、両面コピー機能等)、原稿画像を読み取り、その読み取って得た画像データを電子メールを用いて指定された宛先へ送信するスキャン・ツー・イーメール機能、画情報や各種レポートなどを電子メールとしてやりとりするための電子メール処理機能、および、アナログ公衆回線網PSTNに接続し、この公衆網を伝送路として用いてグループ3ファクシミリ伝送手順による画情報伝送を行うファクシミリ装置機能を備えている。また、コピー装置機能、スキャン・ツー・イーメール機能、および、ファクシミリ装置機能は、それぞれソフトウェアとしては、コピー装置機能アプリケーション、スキャン・ツー・イーメール装置機能アプリケーション、および、ファクシミリ装置機能アプリケーションによりそれぞれ実現される。
図2は、ネットワーク複合機FXの構成例を示している。
同図において、システム制御部1は、このネットワーク複合機FXの各部の制御処理、各装置機能に関する制御処理などの各種制御処理を行うものであり、システムメモリ2は、システム制御部1が実行する制御処理プログラム、および、処理プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記憶するとともに、システム制御部1のワークエリアを構成するものであり、パラメータメモリ3は、このネットワーク複合機FXに固有な各種の情報を記憶するためのものであり、時計回路4は、現在時刻情報を出力するものである。
カラースキャナ5は、所定の解像度でフルカラーで原稿画像を読み取るためのものであり、カラープロッタ6は、所定の解像度で画像をフルカラーまたはモノクロカラーで記録出力するためのものであり、操作表示部7は、このネットワーク複合機FXを操作するためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
符号化復号化部8は、画信号を符号化圧縮するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置9は、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのものである。
グループ3ファクシミリモデム10は、グループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのものであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をやりとりするための高速モデム機能(V.17モデム、V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデムなど)を備えている。
網制御装置11は、このネットワーク複合機FXをアナログ公衆回線網PSTNに接続するためのものであり、自動発着信機能を備えている。
ローカルエリアネットワークインターフェース回路12は、このネットワーク複合機FXをローカルエリアネットワークLANに接続するためのものであり、ローカルエリアネットワーク伝送制御部13は、ローカルエリアネットワークLANを介して、他のデータ端末装置との間で種々のデータをやりとりするための各種所定のプロトコルスイートの通信制御処理を実行するためのものである。
パーソナルコンピュータインタフェース回路14は、このネットワーク複合機FXへパーソナルコンピュータ装置PCを接続して、種々のデータのやりとりを行うためのものである。
これらの、システム制御部1、システムメモリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ5、プロッタ6、操作表示部7、符号化復号化部8、画像蓄積装置9、グループ3ファクシミリモデム10、網制御装置11、ローカルエリアネットワーク伝送制御部13、および、パーソナルコンピュータインタフェース回路14は、内部バス15に接続されており、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内部バス15を介して行われている。
また、網制御装置11とグループ3ファクシミリモデム10との間のデータのやりとりは、直接行なわれている。
ここで、本実施例において、基本的には、ローカルエリアネットワークLANに接続されている端末相互間でのデータのやりとりは、いわゆるTCP/IPと呼ばれるトランスポートレイヤまでの伝送プロトコルと、それ以上の上位レイヤの通信プロトコルとの組み合わせ(いわゆるプロトコルスイート)が適用して行われる。例えば、電子メールのデータのやりとりでは上位レイヤの通信プロトコルとしてSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)という通信プロトコルが適用される。
また、各端末がサーバ装置SMに対して、ユーザ宛の電子メールの受信確認や取得要求などのために適用するプロトコルとしては、いわゆるPOP(Post Office Protocol)などを適用することができる。
また、TCP/IP,SMTP,POPなどの通信プロトコル、および、電子メールのデータ形式やデータ構造などについては、それぞれIETFから発行されているRFC文書により規定されている。例えば、TCPはRFC793、IPはRFC793、SMTPはRFC821、電子メールの形式は、RFC822,RFC1521,RFC1522(MIME(Multi Purpose Mail Extension)形式)などでそれぞれ規定されている。
さて、本発明にかかるネットワーク複合機FXでは、その文書処理のシステムを、ユーザが要求するドキュメント(文書)の処理の流れを注目して、図3に示したようなドメイン(問題領域)モデルを構築する。
ここで、ドメインとは、いわゆるオブジェクト指向に基づく対象のモデリング手法の1つであり、周知の概念であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
このドメインモデルは、ユーザからの要求を管理するリクエスト管理ドメイン、ユーザからの要求をドキュメントの操作として捉え、ユーザが要求する機能を実現するためのドキュメントのハンドリング計画や画像変換計画を立てるドキュメントハンドリングドメイン、および、ドキュメントハンドリグドメインの画像変換計画(画像の転送や加工など)を実行するストリームドメインからなる。
そして、ドキュメントハンドリグドメインにおいては、図4(a)に示したように、各装置機能アプリケーション(コピー装置機能アプリケーション、スキャン・ツー・イーメール装置機能アプリケーション、および、ファクシミリ装置機能アプリケーション)の機能実現のためのモジュール構成を、入力ドキュメントDI、ユーザ(中間)ドキュメントDU、および、出力ドキュメントDOという、処理の時間軸で分類した各装置機能アプリケーションに共通なドキュメントという概念で分割する。
ここで、入力ドキュメントDIは、入力文書の仕様や構成を保持し、入力に関する仕事の責任を持つ。また、ユーザドキュメントDUは、入力から出力への調整役として、入力ドキュメントと出力ドキュメントのタイミングに関わる調整を行うとともに、システム内で扱う画像の変換や加工の管理を行う。そして、出力ドキュメントDOは、出力文書の仕様や構成を保持し、出力に関する仕事の責任を持つ。
また、入力ドキュメントDIおよび出力ドキュメントDOにおいては、ドキュメントは、ドキュメントレベルの仕様や、制御手順を知っており、ドキュメントは1ページもしくは、複数のページから構成されている。また、ページPGは、ページ単位での仕様や、制御手順を知っている。そして、レイアウトLOは、ページPG上に存在する論理的な枠で、ページPG上に画像PXを配置するルールとなる。また、画像PXは、変換や加工の対象物であり、レイアウトLOに沿って生成されたり、当てはめたりする。
一方、入力ドキュメントDIと出力ドキュメントDOは、それぞれ各装置機能アプリケーションによる共通機能の部分と、差異機能の部分に分けて構成される。入力ドキュメントDIの差異機能については、同図(b)に示したように、コピー、ファクシミリ、スキャナが原稿を読み取るときに扱うドキュメントとしての入力紙ドキュメントDIpと、ファクシミリ受信やメール受信する際のドキュメントとしての入力ネットワークドキュメントDInと、入力として予め蓄積されているドキュメントとしての入力蓄積ドキュメントDIsをそれぞれ定義する。
また、同様に、出力ドキュメントDOの差異機能については、同図(c)に示したように、コピー、ファクシミリ、プリンターが紙として出力するときに扱うドキュメントとしての出力紙ドキュメントDOp、ファクシミリ送信やメール送信あるいはスキャナ配信時のドキュメント出力先としての出力ネットワークドキュメントDOnと、画像蓄積装置9等のメモリに蓄積する際のドキュメントとしての出力蓄積ドキュメントDOsをそれぞれ定義する。
すなわち、オブジェクト指向プログラミング風に言うと、ドキュメントがスパークラスに相当し、紙ドキュメントや蓄積ドキュメントがサブクラスに相当する。
ここで、従来の機能分割と本実施例におけるドキュメントの概念との対比を図5に示す。このように、従来の機能分割によるジョブ管理では、各装置機能アプリケーションについて異なるモジュール構成を取る必要があるが、本実施例の場合には、時間軸に沿って分類した入力ドキュメントDI、ユーザドキュメントDU、および、出力ドキュメントDOがそれぞれ独立して、それぞれの装置機能アプリケーションに対応した機能を実現することで、必要な機能を実現しており、モジュール構成の上長度が非常に小さくなっている。特に、本実施例の場合、ジョブ制御を別モジュールとして仕立てる必要がないため、ソフトウェアの規模を格段に小さくすることができる。
図6は、コピー集約印刷を実行する際の処理の一例を示している。
まず、リクエスト管理からの要求を、仕様生成部(図示略)が入力の仕様、出力の仕様に分解する(処理101)。次に、分解した仕様に基づいて、ドキュメント生成部(図示略)は、ユーザドキュメントDU、入力紙ドキュメントDIp、出力紙ドキュメントDOpを生成する(処理102)。
次いで、入力紙ドキュメントDIpは、原稿のサイズをチェックする(処理103)。次に、入力紙ドキュメントDIpは、原稿サイズと入力仕様を元に、入力のページ、レイアウトを決定する(処理105)。そして、入力紙ドキュメントDIpは、出力紙ドキュメントDOpへ原稿サイズを通知する(処理106)。
それにより、出力紙ドキュメントDOpは、原稿サイズをと出力仕様を元に、出力のページ、レイアウト(集約:1ページに画像2枚)を決定する(処理106)。
次に、ユーザドキュメントDUは、入力ページのレイアウトから出力ページのレイアウトへの画像の変換計画を立てる(処理107)。次いで、ユーザドキュメントDUは、入力紙ドキュメントDIpと出力紙ドキュメントDOpへ入出力の開始を指示する(処理108)。
それにより、入力紙ドキュメントDIpは、入力仕様とユーザドキュメントDUが計画した画像の変換計画に基づき、入力の開始(カラースキャナ5による画像読取の開始)をストリームドメインへ要求する(処理109)。
これにより、読み取られた結果、レイアウトに沿って生成された画像をユーザドキュメントDUが保持する(処理110)。それとともに、入力されたページの管理(読み取り排紙済み)を入力紙ページDIpが行う(処理111)。この処理110,111は、入力のページが終了するまで繰り返し行われる(判断112のNOループ)。
1ページ分が終了して、判断112の結果がYESになると、ユーザドキュメントDUは、出力紙ドキュメントDOpへ生成された画像を渡し、出力の依頼を行う(処理113)。
それにより、出力紙ドキュメントDOpは、出力仕様(集約)とユーザドキュメントDUが計画した画像の変換計画に基づき、出力の開始(カラープロッタ6による印刷の開始)をストリームドメインへ要求する(処理114)。
これによって、印刷出力が開始され、排紙されたページの管理を出力ページDOが行う(処理115)。
そして、全ての原稿の読み取り、印刷が終了すると、ユーザドキュメントDUは、ドキュメント操作の終了をリクエスト管理部へ通知して、一連の処理を終了する。
なお、図6における一連の処理において、画像入力と印刷出力のタイミングは任意である(入力途中に出力開始でも可能)。
図7は、紙原稿をファクシミリ送信する際の処理の一例を示している。
まず、リクエスト管理からの要求を、仕様生成部が入力の仕様、出力の仕様に分解する(処理201)。次に、分解した仕様に基づいて、ドキュメント生成部は、ユーザドキュメントDU、入力紙ドキュメントDIp、出力ネットワークドキュメントDOnを生成する(処理202)。
次いで、ユーザドキュメントDUは、入力紙ドキュメントDIpへ入力の開始を指示する(処理203)。それにより、入力紙ドキュメントDIpは、入力仕様に基づき、入力の開始(カラースキャナ5による画像読取の開始)をストリームドメインへ要求する(処理204)。
それにより、カラースキャナ5の原稿読取動作が開始され、ページサイズが確定した時点で、入力ページが生成され、そのレイアウトも確定する(処理205)。
また、読み取られた結果、レイアウトに沿って生成された画像をユーザドキュメントDUが保持する(処理206)。また、入力されたページの管理(読み取り排紙済み)を入力紙ページが行う(処理207)。そして、この処理206,207は、1ページ分の動作が終了するまで繰り返される(判断208のNOループ)。
1ページ分の動作が終了して、判断208の結果がYESになると、ユーザドキュメントDUは、出力ネットワークドキュメントDOnへ生成された画像を渡し、出力の依頼を行う(処理209)。
それにより、出力ネットワークドキュメントDOnは、渡された画像と出力仕様を元に、出力のページとレイアウトを確定させる(処理210)。
また、ユーザドキュメントDUは、出力のページとレイアウトから、画像の変換計画を立てる(処理211)。そして、出力ネットワークドキュメントDOnは、出力仕様とユーザドキュメントDUが計画した画像の変換計画に基づき、出力の開始(ファクシミリ送信動作)をストリームドメインへ要求する(処理212)。
それにより、ファクシミリ送信が開始され、送信されたページの管理を出力ページが行う(処理213)。
そして、全ての原稿の読み取り、ファクシミリ送信が終了すると、ユーザドキュメントDUは、ドキュメント操作の終了をリクエスト管理部へ通知して、一連の処理を終了する(処理214)。
以上説明したように、本実施例では、機能ごとにジョブと言う概念でソフトウエアの構成を分割した場合、装置機能アプリケーションのそれぞれの機能ごとにジョブが存在してしまう(コピーの印刷ジョブ、ファクシミリの印刷ジョブ、プリンターの印刷ジョブなど)。これを装置機能アプリケーションごとの機能ではなく、それぞれ共通に存在する概念(ドキュメント)を見つけ出し、その概念を時間軸で分類することにより、装置機能アプリケーション共通の構成とすることができる。このようにすることで、装置機能アプリケーション間の冗長性を排除でき、機能追加や変更に左右されないソフトウエア構成を実現することができる。
例えば、コピー、ファクシミリ、プリンタの印刷を行うどのケースでも、入力ドキュメント、ユーザドキュメント、出力ドキュメントという構成に変わりはなく、例え、これに配信やキャプチャといった機能が追加されても、ドキュメントの構成に変わりはない。従来の場合だと、それぞれ配信ジョブ、キャプチャジョブを追加しなければならず、また、これらのジョブを制御するジョブ制御部にも機能追加を行う必要が生じる。
また、分割したドキュメントという概念において、ドキュメントの固定の概念をモジュール(クラス)として抽出することにより、機能に左右されない固定の部分を作り上げることができる。具体的には、ドキュメントのページ、レイアウトといった概念は、アプリや機能とは関係のない概念であるため、機能変更に強い構成とすることが可能である。
また、装置機能アプリケーション間の仕様や機能の差異を、ドキュメントの種類の違いとして扱う。このようにすることで、上述したドキュメントの固定の性質はどれも共通で、それ以外の持っている情報(属性)や、振る舞いの一部だけが異なるものとして扱うことができる。つまり、固定要素と変動要素の部分を切り分けることにより、機能変更や追加の際も、変動要素であるドキュメントの種類だけで解決することが可能となる。
本発明の一実施例にかかるネットワークシステムを示したブロック図。 ネットワーク複合機FXの構成例を示したブロック図。 ドメイン(問題領域)モデルの一例を示した概略図。 ドキュメントハンドリグドメインの構成の一例を説明するための概略図。 従来の機能分割と本実施例におけるドキュメントの概念との対比を示した概略図。 コピー集約印刷を実行する際の処理の一例を示したフローチャート。 紙原稿をファクシミリ送信する際の処理の一例を示したフローチャート。
符号の説明
FX ネットワーク複合機
1 システム制御部
2 システムメモリ
3 パラメータメモリ
5 カラースキャナ
6 カラープロッタ
7 操作表示部
8 符号化復号化部
9 画像蓄積装置
10 グループ3ファクシミリモデム
11 網制御装置
12 ローカルエリアネットワークインタフェース回路
13 ローカルエリアネットワーク伝送制御部
14 パーソナルコンピュータインタフェース回路

Claims (4)

  1. 複数の画像処理機能および画像通信機能を有し、複数の装置機能を備えた複合機において、
    ユーザからの要求をドキュメントの操作として捉え、ユーザーが要求する機能を実現するためのドキュメントのハンドリング計画や、画像変換計画を立てるドメインを設定するとともに、
    上記ドメインでは、上記装置機能を実現するための装置機能アプリケーションが、機能動作を時間軸に従って上記装置機能アプリケーションで共通な態様に分割してなる入力ドキュメント、ユーザドキュメント、および、出力ドキュメントを組み合わせたモジュールで構成されることを特徴とする複合機。
  2. 前記各ドキュメントの構成は、ドキュメントはページから構成され、ページ上にはレイアウトが存在し、そこには画像が配置されるという、機能やアプリには依らない固定の概念を持たせることを特徴とする請求項1記載の複合機。
  3. 前記装置機能アプリケーション相互間の差異は、前記入力ドキュメントおよび前記出力ドキュメントの種類の違いとして捉え、変動部として表現するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の複合機。
  4. 前記入力ドキュメントの種類としては、入力紙ドキュメント、入力蓄積ドキュメント、および、入力ネットワークドキュメントが少なくとも含まれ、前記出力ドキュメントの種類としては、出力紙ドキュメント、出力蓄積ドキュメント、および、出力ネットワークドキュメントが少なくとも含まれることを特徴とする請求項3記載の複合機。
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