JP2004128879A - 画像送信装置、画像送信方法 - Google Patents
画像送信装置、画像送信方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004128879A JP2004128879A JP2002290144A JP2002290144A JP2004128879A JP 2004128879 A JP2004128879 A JP 2004128879A JP 2002290144 A JP2002290144 A JP 2002290144A JP 2002290144 A JP2002290144 A JP 2002290144A JP 2004128879 A JP2004128879 A JP 2004128879A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- document
- color
- external device
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Facsimile Transmission Control (AREA)
- Color Image Communication Systems (AREA)
Abstract
【課題】原稿がカラーであればカラーで読み取って外部装置に送信し、原稿が白黒であれば白黒で読み取って外部装置に送信する画像送信装置、画像送信方法を提供すること。
【解決手段】原稿をカラー、もしくは白黒で読み取り、読み取った原稿画像を保持する読み取り手段と、外部装置にこの原稿画像を送信可能な送信手段とを備える画像送信装置であって、上記外部装置と通信し、上記外部装置がカラー原稿画像受信可能であるか否かを検知する検知手段を備え、検知手段が上記外部装置がカラー原稿画像受信可能であると検知した場合、上記送信手段は上記読み取り手段が上記原稿をカラーで読み取り、保持しておいたカラー原稿画像を上記外部装置に対して送信し、上記検知手段が上記外部装置がカラー原稿画像受信可能でないと検知した場合、上記送信手段は上記読み取り手段が上記原稿を白黒で読み取り、保持しておいた白黒原稿画像を上記外部装置に対して送信することを特徴とする。
【選択図】 図41
【解決手段】原稿をカラー、もしくは白黒で読み取り、読み取った原稿画像を保持する読み取り手段と、外部装置にこの原稿画像を送信可能な送信手段とを備える画像送信装置であって、上記外部装置と通信し、上記外部装置がカラー原稿画像受信可能であるか否かを検知する検知手段を備え、検知手段が上記外部装置がカラー原稿画像受信可能であると検知した場合、上記送信手段は上記読み取り手段が上記原稿をカラーで読み取り、保持しておいたカラー原稿画像を上記外部装置に対して送信し、上記検知手段が上記外部装置がカラー原稿画像受信可能でないと検知した場合、上記送信手段は上記読み取り手段が上記原稿を白黒で読み取り、保持しておいた白黒原稿画像を上記外部装置に対して送信することを特徴とする。
【選択図】 図41
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像送信装置、画像送信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カラー原稿読み取りが可能、かつ他の機器とのデータの送受信が可能な従来のデジタル複合複写装置が原稿読み取りを行う場合、従前にユーザがカラー原稿読み取りか白黒原稿読み取りの指定を行う必要があった。さらに、カラー原稿読み取りを指定し、読み取った原稿の画像を他の機器に送信する場合、送信される原稿中に白黒原稿、カラー原稿が混在している場合においても全原稿がカラー画像として送信されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来例のデジタル複合複写装置は、ユーザが原稿読み取り時にカラー原稿読み取りか白黒原稿読み取りの指定する必要があり操作の手間がかかるという欠点があった。
【0004】
さらに、カラー原稿読み取りを指定し、読み取った原稿の画像を他の機器に送信する場合、送信される原稿に白黒原稿、カラー原稿が混在している場合においても全原稿がカラー画像として送信していた。カラー画像データは白黒画像データに比べてデータ量が大きいため、通信時間が余分にかかるばかりでなく、読み取った原稿の画像を記憶するための記憶領域を無駄に使用するという欠点があった。
【0005】
本発明は以上の問題に鑑みてなされたものであり、原稿がカラーであればカラーで読み取って外部装置に送信し、原稿が白黒であれば白黒で読み取って外部装置に送信する画像送信装置、画像送信方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の画像通信装置は以下の構成を備える。
【0007】
すなわち、原稿をカラー、もしくは白黒で読み取り、読み取った原稿画像を保持する読み取り手段と、外部装置に当該原稿画像を送信可能な送信手段とを備える画像送信装置であって、
前記外部装置と通信し、前記外部装置がカラー原稿画像受信可能であるか否かを検知する検知手段を備え、
当該検知手段が前記外部装置がカラー原稿画像受信可能であると検知した場合、前記送信手段は前記読み取り手段が前記原稿をカラーで読み取り、保持しておいたカラー原稿画像を前記外部装置に対して送信し、前記検知手段が前記外部装置がカラー原稿画像受信可能でないと検知した場合、前記送信手段は前記読み取り手段が前記原稿を白黒で読み取り、保持しておいた白黒原稿画像を前記外部装置に対して送信することを特徴とする。
【0008】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の画像通信方法は以下の構成を備える。
【0009】
すなわち、原稿をカラー、もしくは白黒で読み取り、読み取った原稿画像を保持する読み取り工程と、外部装置に当該原稿画像を送信可能な送信工程とを備える画像送信方法であって、
前記外部装置と通信し、前記外部装置がカラー原稿画像受信可能であるか否かを検知する検知工程を備え、
当該検知工程で前記外部装置がカラー原稿画像受信可能であると検知した場合、前記送信工程では前記読み取り工程で前記原稿をカラーで読み取り、保持しておいたカラー原稿画像を前記外部装置に対して送信し、前記検知工程で前記外部装置がカラー原稿画像受信可能でないと検知した場合、前記送信工程では前記読み取り工程で前記原稿を白黒で読み取り、保持しておいた白黒原稿画像を前記外部装置に対して送信することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照して、本発明を好適な実施形態に従って詳細に説明する。
<ハード全体構成とネットワーク接続手段>
本実施形態における画像送信装置の全体構成図を図41に示す。Controller Unit 2000は画像入力デバイスであるScanner2070や画像出力デバイスであるPrinter2095と接続し、一方ではLAN2011や公衆回線(WAN)2051接続することで、画像情報やデバイス情報の入出力を行う為のコントローラである。CPU2001はシステム全体を制御するコントローラである。RAM2002はCPU2002が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリでもある。ROM2003はブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。HDD2004はハードディスクドライブで、システムソフトウェア、画像データを格納する。
【0011】
操作部I/F2006は操作部(UI)2012とインターフェース部で、操作部2012に表示する画像データを操作部2012に対して出力する。また、操作部2012から本システム使用者が入力した情報を、CPU2001に伝える役割をする。Network2010はLAN2011に接続し、情報の入出力を行う。Modem2050はここでは記載がないが、NCU(Network Control Unit)を介して公衆回線2051に接続し、FAXモデム、データモデム機能を搭載し、ITU−T V.8勧告、V.34勧告、T.30勧告等の通信プロトコルネゴシエーション、モデム制御手順、G3FAX通信手順やPPP(Point to Point Protocol)通信手順を搭載し、リモートG3FAX端末やリモートのLAN上やインターネット上のPPPサーバーとの通信を行う。
【0012】
さらに、Modem2050はシステムバス2007に対して脱着可能な構成であり、脱着状態をCPU2001が検知できる構成となっている。以上のデバイスがシステムバス2007上に配置される。Image Bus I/F2005はシステムバス2007と画像データを高速で転送する画像バス2008を接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。画像バス2008は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス2008上には以下のデバイスが配置される。ラスターイメージプロセッサ(RIP)2060はPDLコードをビットマップイメージに展開する。デバイスI/F部2020は、画像入出力デバイスであるスキャナ2070やプリンタ2095とコントローラ2000を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。スキャナ画像処理部2080は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行う。プリンタ画像処理部は、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。画像回転部2030は画像データの回転を行う。画像圧縮部2040は、多値画像データはJPEG、2値画像画像データはJBIG、MMR、MHの圧縮伸張処理を行う。
【0013】
<画像入出力部>
画像入出力デバイスを図42に示す。画像入力デバイスであるスキャナ部2070は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサ(図示せず)を走査することで、ラスターイメージデータ2071として電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダ2072のトレイ2073にセットし、装置使用者が操作部2012から読み取り起動指示することにより、コントローラCPU2001がスキャナ2070(原稿読み取り手段)に指示を与え(2071)、フィーダ2072は原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
【0014】
図47にスキャナ画像処理2080の詳細説明を示す。スキャナから入力されたRGB各8bitの輝度信号はマスキング2501によりCCDのフィルタ色に依存しない標準的なRGB色信号に変換される。変倍2502によって変倍の必要がある場合は変倍を行う。フィルタ2503では画像をぼかしたり、メリハリをつける処理が行われる。ガンマ2504では画像全体の濃度を濃くあるいは薄くするように処理が行われる。
【0015】
また、カラー/白黒原稿検知手段として原稿がカラーか白黒かを判断するために変倍前の画像信号を色空間変換2505によって公知のLabに変換する。このうちa,bは色信号成分を表しており、比較器2505内の所定のレベル以上であれば有彩色、そうでなければ無彩色として1bitの判定信号を比較器2505から出力する。カウンタ2507は比較器からの出力を計測する。
【0016】
画像出力デバイスであるプリンタ部2095は、ラスターイメージデータ2096を用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。プリント動作の起動は、コントローラCPU2001からの指示2096によって開始する。プリンタ部2095には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセット2101、2102、2103、2104がある。また、排紙トレイ2111は印字し終わった用紙を受けるものである。
【0017】
<操作部>
操作部2012の構成を図43に示す。LCD表示部2013は、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報をコントローラCPU2001に伝える。スタートキー2014は原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキー2014中央部には、緑と赤の2色LED2018があり、その色によってスタートキー2014が使える状態にあるかどうかを示す。ストップキー2015は稼働中の動作を止める働きをする。IDキー2016は、使用者のユーザーIDを入力する時に用いる。リセットキー2017は操作部からの設定を初期化する時に用いる。
【0018】
<スキャナ画像処理部>
スキャナ画像処理部2080の構成を図44に示す。画像バスI/Fコントローラ2081は、画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働きと、スキャナ画像処理部2080内の各デバイスの制御及びタイミングを発生させる。フィルタ処理部2082は、空間フィルタでコンボリューション演算を行う。編集部2083は、例えば入力画像データからマーカーペンで囲まれた閉領域を認識して、その閉領域内の画像データに対して、影つけ、網掛け、ネガポジ反転等の画像加工処理を行う。変倍処理部2084は、読み取り画像の解像度を変える場合にラスターイメージの主走査方向について補間演算を行い拡大、縮小を行う。副走査方向の変倍については、画像読み取りラインセンサ(図示せず)を走査する速度を変えることで行う。テーブル2085は、読み取った輝度データである画像データを濃度データに変換するために、行うテーブル変換である。2値化2086は、多値のグレースケール画像データを、誤差拡散処理やスクリーン処理によって2値化する。処理が終了した画像データは、再び画像バスコントローラ2081を介して、画像バス上に転送される。
【0019】
<プリンタ画像処理部>
プリンタ画像処理部2090の構成を図45に示す。画像バスI/Fコントローラ2091は、画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働きと、スキャナ画像処理部2090内の各デバイスの制御及びタイミングを発生させる。解像度変換部2092は、Network2011あるいは公衆回線2051から来た画像データを、プリンタ2095の解像度に変換するための解像度変換を行う。スムージング処理部2093は、解像度変換後の画像データのジャギー(斜め線等の白黒境界部に現れる画像のがさつき)を滑らかにする処理を行う。
【0020】
<画像圧縮部>
画像圧縮部2040の構成を図46に示す。画像圧縮部2040は、生画像データをMMR(Modified Modified Read),MR(Modified Read),MH(Modified Hahuman),JBIG(Joint Bi−level Image experts Group),JPEG(Joint Photographic Experts Group)等の画像符号データに圧縮する機能、MMR,MR,MH,JBIG,JPEG等の画像符号データを生画像データに伸長する機能、及び生画像データを画像データ画像にの画素密度変換を行う画素密度変換機能をもつ。画素密度変換とは、例えば、A3画像をA4画像に変換する画像サイズ変換と400DPI(Dots Per Inch)×400LPI(Lines Per Inch)を200DPI×200LPIの解像度に変換する機能をもつ。
【0021】
バスI/Fコントローラ2041は、画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働き、入力バッファ2042・出力バッファ2045とのデータのやりとりを行うためのタイミング制御及び、画像圧縮・伸長・画素密度変換部2043に対するモード設定などの制御を行う。以下に画像圧縮処理部の処理手順を示す。画像バス2008を介して、CPU2001から画像バスI/Fコントローラ2041に画像圧縮、伸長または画素密度変換制御のための設定を行う。この設定により画像バスI/Fコントローラ2041は画像圧縮・伸長・画素密度変換部2043に対して画像圧縮、伸長または画素密度変換に必要な設定を行う。必要な設定を行った後に、再度CPU2001から画像バスI/Fコントローラ2041に対して生画像データまたは画像符号データの転送の許可を行う。この許可に従い、画像バスI/Fコントローラ2041はRAM2002もしくは画像バス2008上の各デバイスから画像データの転送を開始する。
【0022】
受け取った画像データは入力バッファ2042に一時格納され、画像圧縮・伸長・画素密度変換部2043の画像データ要求に応じて一定のスピードで生画像データまたは画像符号データを転送する。この際、入力バッファは画像バスI/Fコントローラ2041と、画像圧縮部・伸長・画素密度変換2043両者の間で、生画像データまたは画像符号データを転送できるかどうかを判断し、画像バス2008からの生画像データまたは画像符号データの読み込み及び、画像圧縮・伸長・画素密度変換部2043への生画像データまたは画像符号データの書き込みが不可能である場合は、データの転送を行わないような制御を行う(以後このような制御をハンドシェークと呼称する)。画像圧縮・伸長・画素密度変換部2043は受け取った生画像データまたは画像符号データを、一旦RAM2044に格納する。画像圧縮を施された画像データは直ちに出力バッファ2045に送られる。
【0023】
出力バッファ2045では、画像バスI/Fコントローラ2041及び画像圧縮・伸長・画素密度変換部2043とのハンドシェークを行い、生画像データまたは画像符号データを画像バスI/Fコントローラ2041に転送する。画像バスI/Fコントローラ2041では転送された圧縮、伸長または画素密度変換されたされた生画像データまたは画像符号データをRAM2002もしくは画像バス2008上の各デバイスにデータを転送する。こうした一連の処理は、CPU2001からの処理要求が無くなるまで(必要なページ数の処理が終わったとき)、もしくはこの画像圧縮部から停止要求が出るまで(圧縮及び伸長時のエラー発生時等)繰り返される。
【0024】
<画像回転部>
画像回転部2030の構成を図48に示す。画像バスI/Fコントローラ2031は、画像バス2008と接続し、そのバスシーケンスを制御する働き、画像回転部2032にモード等を設定する制御及び、画像回転部2032に画像データを転送するためのタイミング制御を行う。以下に画像回転部の処理手順を示す。
【0025】
画像バス2008を介して、CPU2001から画像バスI/Fコントローラ2031に画像回転制御のための設定を行う。この設定により画像バスI/Fコントローラ2041は画像回転部2032に対して画像回転に必要な設定(たとえば画像サイズや回転方向・角度等)を行う。必要な設定を行った後に、再度CPU2001から画像バスI/Fコントローラ2041に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、画像バスI/Fコントローラ2031はRAM2002もしくは画像バス2008上の各デバイスから画像データの転送を開始する。尚、ここでは32bitをそのサイズとし回転を行う画像サイズを32×32(bit)とし、又、画像バス2008上に画像データを転送させる際に32bitを単位とする画像転送を行うものとする(扱う画像は2値を想定する)。上述のように、32×32(bit)の画像を得るためには、上述の単位データ転送を32回行う必要があり、且つ不連続なアドレスから画像データを転送する必要がある。(図49参照)
不連続アドレッシングにより転送された画像データは、読み出し時に所望の角度に回転されているように、RAM2033に書き込まれる。例えば、90度反時計方向回転であれば、最初に転送された32bitの画像データを、図51のようにY方向に書き込んでいく。読み出し時にX方向に読み出すことで、画像が回転される。32×32(bit)の画像回転(RAM2033への書き込み)が完了した後、画像回転部2032はRAM2033から上述した読み出し方法で画像データを読み出し、画像バスI/Fコントローラ2031に画像を転送する。
【0026】
回転処理された画像データを受け取った画像バスI/Fコントローラ2031は、連続アドレッシングを以て、RAM2002もしくは画像バス2008上の各デバイスにデータを転送する。こうした一連の処理は、CPU2001からの処理要求が無くなるまで(必要なページ数の処理が終わったとき)繰り返される。
【0027】
<デバイスI/F部>
デバイスI/F部2020の構成を図50に示す。画像バスI/Fコントローラ2021は、画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働きと、デバイスI/F部2020内の各デバイスの制御及びタイミングを発生させる。また、外部のスキャナ2070及びプリンタ2095への制御信号を発生させる。スキャンバッファ2022は、スキャナ2070から送られてくる画像データを一時保存し、画像バス2008に同期させて画像データを出力する。シリアルパラレル・パラレルシリアル変換2023は、スキャンバッファ2022に保存された画像データを順番に並べて、あるいは分解して、画像バス2008に転送できる画像データのデータ幅に変換する。パラレルシリアル・シリアルパラレル変換2024は、画像バス2008から転送された画像データを分解して、あるいは順番に並べて、プリントバッファ2025に保存できる画像データのデータ幅に変換する。プリントバッファ2025は、画像バス2008から送られてくる画像データを一時保存し、プリンタ2095に同期させて画像データを出力する。
【0028】
画像スキャン時の処理手順を以下に示す。スキャナ2070から送られてくる画像データをスキャナ2070から送られてくるタイミング信号に同期させて、スキャンバッファ2022に保存する。そして、画像バス2008がPCIバスの場合には、バッファ内に画像データが32ビット以上入ったときに、画像データを先入れ先出しで32ビット分、バッファからシリアルパラレル・パラレルシリアル変換2023に送り、32ビットの画像データに変換し、画像バスI/Fコントローラ2021を通して画像バス2008上に転送する。また、画像バス2008がIEEE1394の場合には、バッファ内の画像データを先入れ先出しで、バッファからシリアルパラレル・パラレルシリアル変換2023に送り、シリアル画像データに変換し、画像バスI/Fコントローラ2021を通して画像バス2008上に転送する。
【0029】
画像プリント時の処理手順を以下に示す。画像バス2008がPCIバスの場合には、画像バスから送られてくる32ビットの画像データを画像バスI/Fコントローラで受け取り、パラレルシリアル・シリアルパラレル変換2024に送り、プリンタ2095の入力データビット数の画像データに分解し、プリントバッファ2025に保存する。また、画像バス2008がIEEE1394の場合には、画像バスからおくられてくるシリアル画像データを画像バスI/Fコントローラで受け取り、パラレルシリアル・シリアルパラレル変換2024に送り、プリンタ2095の入力データビット数の画像データに変換し、プリントバッファ2025に保存する。そして、プリンタ2095から送られてくるタイミング信号に同期させて、バッファ内の画像データを先入れ先出しで、プリンタ2095に送る。
【0030】
<文書格納管理手段>
文書格納管理手段は、本発明の特徴を示すものの1つである。図41、図9〜図14を用いて説明する。文書管理データや画像データは、ハード構成上、RAM2002上およびHDD2004上に格納される。本発明の文書格納管理手段は、同一原稿に対して、カラー画像、白黒2値画像、グレースケール画像を格納管理するための本発明において重要な手段である。
【0031】
まず、文書格納管理手段がどのように同一原稿に対して、カラー画像、白黒2値画像、グレースケール画像等の複数の画像データを格納管理しているか図9〜図14を用いて説明する。なお、同一原稿に対して複数の画像データの生成は、本実施例では、カラー原稿読み取り時には、スキャナ2070でカラー画像と白黒2値画像で2回スキャンする。その他の画像データ生成方法としては、本実施例では割愛するが、カラー原稿画像の読み取りの後にHDD2004もしくはRAM20002に格納されたカラー画像データを「多値→2値画像変換手段」を設け、カラー画像から白黒2値画像データを生成することも可能である。
【0032】
図9は文書属性を管理するための文書管理テーブルの構造図である。文書管理テーブルは複数の文書コントロールブロックの配列で構成される。文書が文書格納管理手段に格納されている場合は、対応する文書コントロールブロックの「状態」メンバーが「使用中」となる。「被参照カウンタ」は、同一文書を複数のジョブで共有するための仕組みを実現するものの1つで、文書格納格納手段から同一文書に対し複数の送信ジョブやプリントジョブが投入された場合の同一文書の参照数を管理するために用いられる。文書の消去が文書格納管理手段に対して指示されたとき、該当文書の「被参照カウンタ」が−1した結果0になった時点で文書が消去され、「状態」メンバーが「未使用」に変更される。「文書属性」は図10で詳細に記述されているように、当該文書に白黒2値画像「B/W」が含まれるか、カラー画像「COLOR」が含まれるかどうかを示すBIT等で構成されている。
【0033】
「ページ数」は、文書に含まれる画像枚数を示す。「受付番号」は、文書が生成されたときの管理通番であり、オペレータが自分で生成した文書の識別を行うために用いる。例えば、当該文書に対し送信ジョブやプリントジョブを実行した場合にジョブにどの文書が含まれるかいなかをユーザが識別できるようにジョブリストに表示したり、ジョブ履歴や文書格納管理手段で図21に示す文書リストの文書を選択後に「詳細情報」ボタン押下で表示される。「サブID数」は、本発明における重要な管理データであり、同一原稿に対して管理される画像枚数がセットされている。例えば、カラー画像、白黒2値画像が格納されている場合は「2」となる。
【0034】
「共通データ」は図11で詳細に記述されている。「共通データ」の図11の「文書作成者」は、文書が生成された際の情報を管理するためのデータ領域である。「部門コード」は、オペレータが本発明のデジタル複合複写機を操作する際に入力するオペレータが所属する部門コードであり、デジタル複合複写機の使用状況を部門管理するためのデータである。例えば、部門毎のプリント枚数や通信ジョブを管理するために用いる。また、文書格納管理手段が管理する文書の文書リスト上、ある文書がどの部門で生成されたものなのかを識別するために用いられ図21に示す文書リストの文書を選択後に「詳細情報」ボタン押下で表示される。「コンポーネント」は、デジタル複合複写機内のどの機能部位(コンポーネント)で文書を生成したかを識別するためのデータ領域である。例えば、原稿読み取り文書なら「SCAN」、FAX受信した文書ならば「FAX」がセットされる。
【0035】
「発信人名称」は、例えば、原稿読み取り時に送信モード指定手段図23の「送信者名」で設定した値がセットされ、図21に示す文書リストの文書を選択後に「詳細情報」ボタン押下で表示される。「文書名」は、例えば、FAX受信時に遠隔FAXから受信した発信人名称文字列または電話番号文字列が図21に示す文書リストで表示される。「文書日付」は、文書の生成日付日時秒が図21に示す文書リストで表示される。
【0036】
図12は、ページ管理テーブルであり、文書格納管理手段が管理する画像1枚ごとのページ情報を管理するテーブルである。ページ管理テーブルは、複数のページコントロールブロックの配列で構成される。画像が文書格納管理手段に格納されている場合は、対応するページコントロールブロックの「状態」メンバーが「使用中」となる。「ページ情報」は、画像属性を管理する管理データ群である。そのメンバーである、「サブID属性」は、本発明における重要な管理データであり、同一原稿に対して管理される画像枚数分の属性データが配列で管理されている。
【0037】
図13は、「サブID属性」の詳細であり、画像1枚あたりのTIFF(Tagged Image Format)等ファイルフォーマット種別情報がセットされる。「ファイルID」は、HDD2004に格納される画像ファイルを特定するためのファイルIDがセットされ、同一原稿に対して管理される画像枚数分の領域が確保されている。「共通データ」は、画像(イメージ)属性を管理するための管理データ領域であり、図14で詳細に記述され、同一原稿に対して管理される画像枚数分の領域が確保されている。なお、画像属性に関する詳細な説明は後述する。
【0038】
<原稿モード指定手段>
図41と図24と図35乃至37で本発明の原稿モード指定手段を説明する。図24は、スキャナ2071に原稿をセットし、文書格納管理手段に原稿読み取り画像を格納する際の操作部2012の表示装置に表示される原稿読み取り属性をセットするための「読込設定」の操作画面である。
【0039】
図24の設定状態を説明する。まず、カラーモードが「カラー」で解像度が「150dpi」で設定されており、原稿読み取り時に文書格納管理手段の図12に示すページ管理テーブルの図13には「JFIF」または「JPEG」、図14に示す共通データの「カラー属性」には「RGB」、Bit/Pixcelには「Color」、「解像度(主走査)には「150dpi」、「解像度(副走査)」には「150dpi」、「圧縮方式」には「JPEG」がセットされる。また、図24に示す読込設定画面の「原稿タイプ」は「文字/写真」に設定されており、図12に示すページ管理テーブルの「画像種別」には、「文字/写真」がセットされる。図14に示す共通データの「カラー属性」の他の属性データに関しては、原稿の大きさ、向きや原稿読み取り手段のプリスキャン結果によって適正な値がセットされる。
【0040】
次に、図35乃至37を用いてカラーモード指定の違いにより、どのようなカラーモードで原稿読み取り指示がなされるかに関して説明する。図35乃至37は、原稿を読み取るためにカラーモード(カラー白黒のいずれで読み取るかを決めるモード)を決定するための処理のフローチャートである。
【0041】
先ず、S0701−02で図24のカラーモードで選択されたモードをチェックし、「カラー読み取り」が指定されるとS0701−03では送信相手先が必ずカラーの原稿画像を受信可能であるか否かをチェックする。具体的には、送信相手先がカラー画像を受信できるか否か等の受信能力を交換するプロトコルを自らがが搭載してしいるかチェックする。受信能力を交換するプロトコルの代表的なものとして、FAX装置があげられ、通信時でないと相手先のFAXがカラー画像を受信できるのか否かが決定できない。但し、FAX装置は白黒2値画像は必ず受信できる。
【0042】
一方、受信能力の交換機能がないプロトコルとしては、電子メール、FTP(File Transfer Protocol)が一般的に知られている。受信能力の交換機能がないプロトコルは基本的に、カラー画像、グレースケール画像、白黒2値画像の何れを送信しても通信プロトコル上エラーになることはない。従って、カラー原稿蓄積の際にS0701−03がYESの場合、原稿蓄積時に必ずしも送信先がカラー画像を受信できるかどうか不明なのでS0701−04で同一原稿に対してカラー画像とまたはグレースケール画像と白黒2値画像を複数蓄積するようコントローラCPU2001が原稿読み取り手段に指示する。次に、S0701−05で処理を終了する。一方、S0701−03がNOならば機器の送信可能な宛先がカラー画像を必ず送信できるのでS0701−6でコントローラCPU2001は原稿読み取り手段にカラー画像またはグレースケール画像の読み取り指示を行う。次に、S0701−05で処理を終了する。
【0043】
S0701−02でカラー読み取り指示でなければS0701−07に移行し、カラー/白黒原稿検知読み取りが指定されているかチェックし、YESならばS0701‐08でカラー/白黒原稿検知手段の結果をチェックしカラー原稿ならS0701−03に移行する。一方、白黒原稿として検知されたならS0701−09に移行し、白黒2値原稿読み取り指示を行いS0701−05に移行する。
【0044】
<送信手段>
図41、図33、図34、図38乃至40を用いて本発明のネットワーク通信手段を説明する。本発明のネットワーク通信手段は本発明の特徴をもっとよくあらわすものの1つである。
【0045】
図34は、実施例1における、基本的なシステム構成図である。複写機0602−01は複数枚の原稿を読み取り、さまざまな装置に送信する装置である。ファイルサーバ/メールサーバ0602−04は複写機0602−01が読み取ったデータを格納するコンピュータである。クライアントコンピュータ0602−05はファイルサーバ/メールサーバ0602−04に接続し、データを表示するコンピュータである。イーサネット(登録商標)0602−06は、複写機0602−01、ファイルサーバ/メールサーバ0602−04,クライアントコンピュータ0602−05が接続されるネットワークである。ファイルサーバ/メールサーバ0602−04は、FTPサーバやNetWareサーバやSMBサーバなどのことである。
【0046】
図33は、実施例1における、送信機能のソフトウェアブロック図であり、Controller Unit 2000に実装される。操作部コンポーネント0601−01は、送信するためのプロトコールや送信する画像のフォーマットや送信先などをユーザのタッチキー操作の指示により取得する。送信管理コンポーネント0601−00は、操作部コンポーネント0601−01において選択された送信するためのプロトコールや送信する画像のフォーマットや送信先などの処理命令に従い、スキャナ管理コンポーネント0601−04により原稿を読み取りを指示し、宛先管理コンポーネント0601−02より宛先情報を取得し、読込んだ画像データをプリントコンポーネント0601−05、ファクシミリ送信コンポーネント0601−06、ファイルサーバ送信コンポーネント0601−07、メール送信コンポーネント0601−08に送信処理命令を発行することにより、それぞれ、複写機0602−01にLAN0602−06接続されたプリンタ(図示せず)、複写機0602−01に電話回線で接続された遠隔のファクシミリ(図示せず)、ファイルサーバ/メールサーバ0602−04に送信することができる。
【0047】
特にファイルサーバ送信コンポーネント0601−07は、FTPとNetWareとSMBとの3つのプロトコールを用いて、ファイルサーバ/メールサーバ1004に送信することができる。送信管理コンポーネント0601−00は、宛先管理コンポーネント0601−02とスキャナ管理コンポーネント0601−04および各送信コンポーネント間でジョブ制御を行うジョブ管理コンポーネント0601−03から構成される。
【0048】
次に、図38乃至40を用いて送信手段が送信時処理S0702−01にどのようにカラー画像、グレースケール画像、白黒2値画像を選択して送信するかに関して説明する。
【0049】
まず、S0702−02で図23の送信設定画面でファイル形式(白黒/カラー)の指定である画像送信モードをチェックしS0702−03のカラー指定チェックがYESならば、S0702−04で送信先と通信するプロトコルの種別をチェックし、例えばFTPやEmailまたはカラーFAX(但し、通信時に相手FAXの受信能力宣言でカラー受信能力有りと宣言された場合)カラー画像受信可能な宛先か否かを判定する。もしYESならばS0702−05に移行し、送信画像がカラーならばカラー画像を、カラーでなければグレースケール画像を、グレースケール画像でなければ白黒2値画像を文書可能手段から選択して送信する。次にS0702−06に移行して処理を終了する。
【0050】
S0702−04で送信先がカラー画像を受信できない場合、例えば白黒FAX(但し、通信時に相手FAXの受信能力宣言でカラー受信能力なしと宣言された場合)はS0702−07で白黒に値画像を選択して送信する。
【0051】
S0702−03で画像送信モードがカラーでない場合はS0702−08に移行し画像送信モードが白黒画像が指定されたかチェックしYESならばS0702−09で白黒2値画像を選択して送信しS0702−06に移行する。さもなくば、画像送信モードがカラー/白黒混在送信モードであるとしてS0702−10に移行し送信先がカラー画像を受信する能力があるかチェックする。
【0052】
その結果がYESならばS0702−11に移行し、送信画像がカラーならばカラー画像、さもなくば白黒2値画像を文書可能手段から選択して送信する。一方、S0702−10で送信先が白黒2値画像しか受信できない場合は、S0702−12で白黒2値画像を文書可能手段から選択して送信しS0702−06に移行する。
【0053】
<アドレス指定手段>
図1〜図8を用いて本発明のアドレス指定手段を説明する。本発明のアドレス指定手段は本発明の特徴をもっとよくあらわすものの1つである。図1は、アドレス指定手段のアドレス管理オブジェクト構造を表わしている。
【0054】
本発明のアドレス指定手段は、Emailアドレス管理オブジェクト0001−01、FTP(File Transfer Protocol)やSMB(Server Message Block Protocol)等のファイル転送/共有プロトコルのアドレス管理オブジェクト0001−02、本発明の文書格納管理手段を示すBOXのアドレス管理オブジェクト0001−03、Internet FAXのアドレス管理オブジェクト0001−04、G3FAXのアドレス管理オブジェクト0001−05等の1宛先のオブジェクトを管理する1宛先管理オブジェクトと、送信予約時に図8に示す宛先表画面で選択した宛先を管理する宛先指定リストオブジェクト0001−05で構成される。
【0055】
1宛先管理オブジェクトは、新規にアドレス登録されるたびに1つづつオブジェクトが生成される。以上のオブジェクトはRAM2002、HDD2004上で格納管理される。なお、1宛先管理オブジェクトは、複数のアドレス関連の属性から構成される。アドレス指定手段が管理するアドレス関連の属性について図2から図6を用いて説明する。
【0056】
図2は、Emailアドレス管理オブジェクト0001−01の管理属性である、「indexId」は、宛先指定リストオブジェクト0001−05から各1宛先管理オブジェクトを参照するためのIDであり、各々ユニークである。「objectClass」は宛先種別を表わし、Emailの場合は「Email」がセットされる。「protocol」は通信プロトコル種別を表わし、Emailのばあいは「SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)」がセットされる。以上が各宛先管理オブジェクトに共通な属性である。「mailAddress」は文字どうり、相手先の電子メールアドレスの文字列が格納される。
【0057】
図3はファイル転送/共有プロトコルのアドレス管理オブジェクト0001−02の管理属性である。「url」は、URL上のファイル転送/共有プロトコルのアドレス表記の文字列が格納される。「path」は送信ファイルをファイルサーバ上のどのディレクトリに格納するかを指定するディレクトリファイルパス文字列が格納される。「userName」はファイルサーバ上でログインするためのユーザアカウントの文字列が格納される。「pwd」はファイルサーバ上でログインするためのユーザアカウントに対するパスワードの文字列が格納される。
【0058】
図4はBOXのアドレス管理オブジェクト0001−03の管理属性である。「boxNumber」は本発明のデジタル複合複写機内の文書格納管理手段が管理する100個あるユーザBOXの1つのBOXを指定するための番号が格納される。
【0059】
図5は、Internet FAXのアドレス管理オブジェクト0001−04の管理属性である。「mailAddress」はEmailと同様に相手先の電子メールアドレスの文字列が格納される。
【0060】
図6は、G3 FAXのアドレス管理オブジェクト0001−04の管理属性である。「DialData」は、送信先FAXの電話番号文字列が格納される。
【0061】
図7は、本発明の文書格納管理手段で格納文書の送信宛先の設定をおこなう「宛先表画面」であり、図21に示すユーザBOXの文書リストの画面で文書選択後に「送信」ボタンを押下後に表示される画面である。画面中央のアドレス一覧には登録されたアドレス一覧が表示され、アドレスを選択すると左端にチェックマークが表示される。本画面でアドレス選択後に「OK」ボタンを押下すると図8に示す「送信先の設定」画面が表示される。
【0062】
図8は、「送信先の設定」画面であり、本画面の「送信設定」ボタンを押下すると図23に示す「送信設定」画面が表示され、「件名」、「本文」等が設定できる。さらに、「ファイル形式(白黒/カラー)の選択メニュー」のメニューバーの項目を選択することで、本発明の特徴を最も良く表わすファイル生成パラメータ指定手段の送信ファイルに関する属性の指定できる。
【0063】
<文書選択手段>
図15〜図22を用いて本発明の文書選択手段を説明する。本発明の文書選択手段は本発明の特徴をもっとよくあらわすものの1つである。図15は、本発明の文書格納管理手段における文書選択手段のフローチャート図である。本図を中心に文書選択手段の機能を説明する。
【0064】
S0201−01でBOX送信操作を開始する。S0201−02で図20に示すコピー画面で「ボックス」タグを押下すると、S0201‐03で図21に示すBOX画面が表示される。次に、S0201−04では図21に示すBOX画面のユーザボックスが機器のディフォルトとして選択済みなので、S0201−07で図21に示すBOX画面でユーザボックス一覧を表示する。次に、図21に示すBOX画面で「ボックス番号」欄の「04」、「名称」が「BOX#08」を選択するとS0201−08がYESなのでS0203−01に移行し、選択通番カウンタに0セットし、選択BOXの文書リスト管理データを初期化する。「送信等」の移動ボタンをマスクし、図22のユーザボックスの8番「04 BOX#08」画面を表示する。次に、S0203−02で図22のユーザボックスの8番の文書リスト(一覧)画面を8件分表示する。次に、図22の文書リストのなかから1選択目の文書である文書(「文書名」欄が「DOC#02」)を選択すると、S0203−03がYESとなり、選択文書が既に選択済みでないので、S0205−01がNOとなり、S0205−02で選択通番カウンタをインクリメントする。
【0065】
ここでは、詳細を割愛するが、図16AはBOXリスト表示中に上矢印ボタン(図21の右上)が押下された場合の処理を示すフローチャートである。図16BはBOXリスト表示中に下矢印ボタン(図21の右上)が押下され、次のリストに最終BOXが含まれない場合の処理を示すフローチャートである。図16Cは文書リスト表示中に下矢印ボタン(図22の右上)が押下され、次のリストに最終文書が含まれない場合の処理を示すフローチャートである。図17は、BOXを選択するための処理を示すフローチャートである。
【0066】
図18Aは文書リスト表示中に上矢印ボタン(図22の右上)が押下された場合の処理を示すフローチャートである。図18Bは文書リスト表示中に機能ボタン(図22の左下の「送信」ボタンや「プリント」ボタンや「BOXに移動」ボタン等)が押下された場合の処理を示すフローチャートである。図18Cは文書選択後に「送信」ボタン以外の機能ボタンが押下された場合の処理を示すフローチャートである。図18Dは文書選択後に「送信」ボタンや「移動」ボタン以外の機能ボタンが押下された場合の処理を示すフローチャートである。
【0067】
図19Aは文書リストから文書(図22の”DOC#02”など)を押下した場合の処理を示すフローチャートである。図19Bは既に選択されている文書(図22の”DOC#02, DOC#04, DOC#05”などの左に1,2,3等の選択順序番号が表示されている文書)が再度押下された場合の処理を示すフローチャートである。
【0068】
次に、S0205−03で選択された文書のリスト文書管理データの選択フラグをONし、該管理データの選択通番号に選択番号カウンタ値をセットし、文書リストの該文書に対応した文書表示行に選択通番号値が表示された文書選択アイコン(図22の「文書名」欄が「DOC#02」の左端)を表示し、図22の機能ボタンである「送信」ボタン、「プリント」ボタン、「消去」ボタンおよび「ボックスに移動」ボタンを有効化する。上記のSTEPと同様に図22の文書リストのなかから2と3選択目の文書である文書(「文書名」欄が「DOC#04」と「DOC#05」)を選択する。
【0069】
次に、図22の「送信」ボタンを押下すると、S0203−03がYESとなり、S0204−04も選択参照カウンタが3なのでYESになり、「送信」ボタン押下なのでS0203−05がYESとなり、S0204−06に移行する。S0204−06では、アドレス指定手段で説明した宛先設定処理、送信設定処理が実行されるともに、送信手段で説明した送信処理が実行される。なお、送信処理は文書リストで選択された文書の順番で文書結合されて送信される。次に、S0201−03に移行し、ユーザボックス画面が表示される。
【0070】
<ファイル生成パラメータ指定手段>
図23を用いて本発明のファイル生成パラメータ指定手段を説明する。本発明のファイル生成パラメータ指定手段は本発明の特徴をもっとよくあらわすものの1つである。ファイル生成パラメータ指定手段の説明は、前記のアドレス指定手段で一部を説明したが、ここではさらに詳しく説明する。
【0071】
ファイル生成パラメータ指定は、オペレータが図23に示す「送信設定」画面の「ファイル形式(白黒/カラー)の選択メニュー」のメニューバーの項目を選択することで文書送信予約(送信ジョブ投入)毎に行うことができる。「ファイル形式(白黒/カラー)の選択メニュー」のメニューバーの「TIFF/JPEG」メニューを選択すると、文書リストで選択した複数の文書をEmail、FTP、SMBで送信する際に白黒画像なら画像1枚毎に1つのTIFFファイルにファイル形式変換手段により変換して送信できる。また、カラー画像なら画像1枚毎に1つのJPEGファイルとして送信できる。
【0072】
「MTIFF/PDF」メニューを選択すると、文書リストで選択した複数の文書が全てカラー画像で構成されている場合や白黒とカラーが混在している場合は1つのPDFファイルに変換して送信できる。一方、文書リストで選択した複数の文書が全て白黒画像の場合は1つのMTIFF(Multi page Tagged Image File Format)ファイルで送信できる。「PDF/PDF」メニューを選択すると、文書リストで選択した複数の文書がカラー白黒に関係なく、1つのPDFファイルに変換して送信できる。ところで、図23に示す「送信設定」画面では、表記がないが、複数の文書を文書単位でファイル化して送信するか、全文書を1ファイルとして送信するかを送信予約毎に設定できる。
【0073】
<ファイル形式変換手段>
図25〜図32を用いて本発明のファイル形式変換手段を説明する。本発明のファイル形式変換手段は本発明の特徴をもっとよくあらわすものの1つである。まず、ファイル形式変換手段で重要である、図30乃至32に示すファイル形式変換手段の変換アルゴリズム表を説明する。
【0074】
ファイル生成パラメータ指定手段で指定された、「送信時のファイル分割・結合指定の属性」、「カラー属性」、「ファイル形式属性」の組み合わせ、送信する文書の「原稿種別」の組み合わせと送信プロトコルの種別によって送信するファイル形式が異なる。
【0075】
ファイル形式変換手段は、図30乃至32に示すファイル形式変換手段の変換アルゴリズム表をもとに変換すべきファイル形式を決定している。「送信時のファイル分割・結合指定の属性」のパレメータは種類存在する。1画像ファイル毎に1ファイルに変換する指定「page/file」、1文書毎に1ファイルに変換する指定「文書/file」、全文書を1ファイルに変換する指定「全文書/file」である。「カラー属性」のパラメータは「カラー」、「白黒」の2種類である。「ファイル形式属性」は「TIFF」、「PDF」の2種類である。「原稿種別」のパラメータは、送信する文書が全て「白黒画像のみ」、「カラー画像のみ」、「白黒、カラー画像混在」の3種類である。
【0076】
次に、PDFフォーマットに関する説明と文書格納管理手段に格納された文書の画像ファイルをPDFフォーマット変換する方法の説明を図25〜図29を使って説明する。
【0077】
図25は、PDFフォーマットの概要図である。文書格納手段に格納された画像(枚)変換できる上限数はMとし、文書格納手段に格納された画像(枚)総数は2Mであった場合の例である。ファイルサーバ送信コンホーネント0601−07内の処理で作成される。PDF 0501‐00のフォーマットとは、header 0501‐01と1枚目のdata 0501‐02と2枚目のdata 0501‐03と同じようにdataが続き、M枚目のdata 0501‐09と一回目のPages 0501‐10と一回目のCross Reference 0501‐11と一回目のTrailer 0501‐12と、M+1枚目のdata 0501‐22とM+2枚目のdata 0501‐23と同じようにdataが続き、2M枚目のdata 0501‐29と二回目のPages 0501‐30と二回目のCross Reference 0501‐31と二回目のTrailer 0501‐32とから構成される。
【0078】
header 0501‐01は、固定的に生成できる。1枚目のdata 0501‐02は、1枚目の画像とその解像度や圧縮形式などの属性情報から構成される。2枚目のdata 0501‐03も、2枚目の画像とその解像度や圧縮形式などの属性情報から構成される。同じようにdataが続き、M枚目のdata 0501‐09も、M枚目の画像とその解像度や圧縮形式などの属性情報から構成される。1枚目のdata 0501‐02や2枚目のdata 0501‐03などには、object noというPDF内で一意の番号が割り当てられる。一回目のPages 0501‐10内にそれらのobject noが記述される。一回目のCross Reference 0501‐11は、一回目のCross Reference 0501‐11までに現われた全てのobject noとそのobject noが示すPDF内での位置情報が記述される。一回目のTrailer 0501‐12には、一回目のCross Reference 0501‐11の位置情報が記述される。
【0079】
次に、M+1枚目のdata 0501‐22は、M+1枚目の画像とその解像度や圧縮形式などの属性情報から構成される。M+2枚目のdata 0501‐23も、M+2枚目の画像とその解像度や圧縮形式などの属性情報から構成される。同じようにdataが続き、2M枚目のdata 0501‐29も、2M枚目の画像とその解像度や圧縮形式などの属性情報から構成される。M+1枚目のdata 0501‐22やM+2枚目のdata 0501‐23などにも、object noというPDF内で一意の番号が割り当てられる。二回目のPages 0501‐30内には、1枚目の画像のdata 0501‐01から2M枚目の画像のdata 0501‐29までのobject noが記述される。二回目のCross Reference 0501‐31は、一回目のPages 0501‐10を二回目のPages 0501‐30で更新することが記述され、次に二回目のPages 0501‐30の位置情報が記述され、M+1枚目のdata 0501‐22のobject noが記述され、M+1枚目のdata 0501‐22から二回目のCross Reference 0501‐31までに現われた全てのobjectの位置情報の値が記述される。
【0080】
二回目のTrailer 0501‐32には、一回目のCross Referenceの位置情報と二回目のCross Reference 0501‐31の位置情報とが記述される。完全なPDFフォーマットとしては、他の要素も必要である。しかし、本発明には関係ないので記述していない。
【0081】
図26は、図25のPDFフォーマットの概要図内の二回目のPages 0501‐30の具体例である。文書格納手段に格納された画像(枚)変換できる上限数Mは200とし、文書格納手段に格納された画像(枚)総数は0501‐0としている。”/Kids”の行0502‐01で、1枚目の画像のdata 0501‐01から2M枚目の画像のdata 0501‐29までのobject noが記述されている。1枚目の画像のdata 0501‐01のobject noは、”1 0 R”であり、2M枚目の画像のdata 0501‐29のobject noは、”2394 0 R”である。”/Count 400”は、全ての画像のdataのobject数を示しており、その値は2Mであるから、400となる。
【0082】
図27は、図25のPDFフォーマットの概要図内の二回目のCross Reference 0501‐31の具体例である。文書格納手段に格納された画像(枚)変換できる上限数Mは200とし、文書格納手段に格納された画像(枚)総数は400としている。一回目のPages 0501‐10を二回目のPages 0501‐30で更新すること0503−01が記述され、二回目のPagesの位置情報0503−02が記述され、M+1枚目のdata 0501‐22のobject no0503−03が1200として記述され、M+1枚目のdata 0501‐22の位置情報0503−04が記述され、以下、二回目のCross Reference 0501‐31までに現われた全てのobjectの位置情報の値が記述される。
【0083】
図28は、図25のPDFフォーマットの概要図内の二回目のTrailer 0501‐32の具体例である。文書格納手段に格納された画像(枚)変換できる上限数Mは200とし、文書格納手段に格納された画像(枚)総数は400としている。一回目のCross Referenceの位置情報0504−01と二回目のCross Reference 0501‐31の位置情報0504−02とが記述される。
【0084】
図29は、PDFファイルへの変換と連結と送信との流れを示すフローチャートである。ファイルサーバ送信コンポーネント0601−07は、S0505−01において、PDFファイルへの変換と連結と送信とを開始する。文書格納手段に格納された画像(枚)変換できる上限数はMとし、文書格納手段に格納された画像(枚)総数はNであった場合の例である。
【0085】
まずS0505−02において、header 0501‐01を生成し送信し、スキャンした画像を送信した画像数用の変数iを0に初期化する。次にS0505−03において、スキャンした画像を変換した画像数用の変数jを0に初期化する。次にS0505−04において、原稿の総枚数であるNとiとを比較し、iがNより小さければS0505−05に進み、iがN以上であればS0505−08に進む。次にS0505−05において、文書格納手段に格納された画像(枚)変換できる上限数であるMとjとを比較し、jがMより小さければS0505−06に進み、jがM以上であればS0505−07に進む。
【0086】
次にS0505−06において、i枚目の原稿の画像の属性情報とデータを取得し、dataを生成し送信し、Iとjに1を加えて、S0505−04の前に戻る。次にS0505−07において、1枚目のdataのobject noからi枚目までのdataのobject noをPagesに書込み、それらの位置情報をCross Referenceに書込み、Trailerを生成して送信し、S0505−03の前に戻る。S0505−07を通るのが一回目の場合は、生成したCross Referenceの位置情報を記憶しておく。S0505−07を通るのが二回目以降の場合は、Trailerの生成においては、前回のCross Referenceの位置情報を書込み、かつ、今回生成したCross Referenceの位置情報を記憶しておく。
【0087】
次にS0505−08において、1枚目のdataのobject noからi枚目までのdataのobject noをPagesに書込み、それらの位置情報をCross Referenceに書込み、Trailerを生成して送信し、S0505−09に進む。 S0505−08を通るのが一回目の場合は、生成したCross Referenceの位置情報を記憶しておく。S0505−08を通るのが二回目以降の場合は、Trailerの生成においては、前回のCross Referenceの位置情報を書込み、かつ、今回生成したCross Referenceの位置情報を記憶しておく。次にS0505−09において、PDFファイルへの変換と連結と送信とを終了する。
【0088】
すなわち、本発明では、本複写機のユーザは、操作部2012のタッチキー操作により、原稿をスキャンするための解像度と白黒画像かカラー画像かと画像のフォーマットと送信するためのプロトコールと送信先とを選択する。画像のフォーマットとしては、白黒画像の場合、S−TIFFかM−TIFFかPDFかが選択でき、カラー画像の場合は、JPEGかPDFかが選択できる。そして、白黒画像かカラー画像の場合で、PDFを選択したとする。また、送信するためのプロトコールとしては、SMTPかFTPかNetWareかSMBかを選んだとする。
【0089】
FTPかNetWareかSMBの場合、送付先の情報としては、サーバ名とそのサーバ上のユーザ名とパスワードとディレクトリ名である。SMTPの場合、送付先の情報としては、サーバ名とそのサーバ上のユーザ名であり、かつ、SMTPサーバにアクセスするためのユーザ名とパスワードとである。そして、本複写機のユーザは、N枚の原稿をスキャナ2070に置き、送信の開始を操作部2012で指示する。
【0090】
これらの情報は、操作部コンポーネント0601−01でまとめられ、ジョブ管理コンポーネント0601−03に通知される。ジョブ管理コンポーネント0601−03は、これらの情報をまとめて一つのジョブとして扱う。また、操作部コンポーネント0601−01は、このジョブを操作部2012に表示し、複写機1001のユーザがこのジョブを選択してキャンセルする操作を受付られるようにする。
【0091】
次に、ジョブ管理コンポーネント0601−03は、解像度と白黒読み取りかカラー読み取りかをスキャナ管理コンポーネント0601−04に指示する。スキャナ管理コンポーネント0601−04は、デバイスI/F2002を通して、指定された解像度で、指定された白黒読み取り、あるいは、カラー読み取りとして、スキャナ2070を動作させ、N枚の原稿を読込ませ入力画像を得て、スキャナ画像処理部2080で入力画像データを補正、加工、編集する。さらに、画像回転2030を用いて入力画像を回転し、白黒読み取りの場合は、画像圧縮2040によって、CCITT two−dimensional encoding(以後、MMRと呼ぶ)で圧縮し、複数枚のS−TIFFファイルに変換して、HDD2004に格納する。カラー読み取りの場合は、画像圧縮2040によってJPEG圧縮で圧縮し、複数枚のJPEGファイルに変換して、HDD2004に格納する。格納が終了すると、スキャナ管理コンポーネント0601−04は、ジョブ管理コンポーネント0601−03に入力された画像のHDD2004内の所在を通知する。
【0092】
次に、ジョブ管理コンポーネント0601−03は、送信するためのプロトコールがFTPかNetWareかSMBなので、ファイルサーバ送信コンポーネント0601−07をジョブの処理先として選択し、入力された画像のHDD2004内の所在とフォーマットと送信するためのプロトコールと送信先との情報をFTPかNetWareかSMBの場合ファイルサーバ送信コンポーネント0601−07に通知し、SMTPの場合メール送信コンポーネント0601−08に通知する。
【0093】
次に、ファイルサーバ送信コンポーネント0601−07、あるいは、メール送信コンポーネント0601−08は、通知されたプロトコールを読み出し、Network I/F2010を通して用いるプロトコールを決定し、そのプロトコールを使って、通知された送信先であるファイルサーバ/メールサーバ1004にアクセスする。通知されたサーバ名とそのサーバ上のユーザ名とバスワードを使って、指定されたファイルサーバ/メールサーバ1004にログインし、送信する画像ファイルを置くディレクトリを指定する。日時と指定されたフォーマットから送信するファイル名を自動生成し、指定する。
【0094】
次に、ファイルサーバ送信コンポーネント0601−07は、通知されたフォーマットがPDFだったので、HDD2004内に入力された画像を取り出し、読込まれた複数枚の画像を一つの画像データに変換する手段と、その変換された一つの画像を連結できる手段と、この連結された画像データをLAN上に送信できる手段とを用いて、PDFに変換し連結しながら、ファイルサーバ/メールサーバ1004に送信する。文書格納手段に格納された画像(枚)変換できる上限数はMとし、文書格納手段に格納された画像(枚)総数はNであった場合の例である。
【0095】
そこで、S0505−01における、PDFファイルへの変換と連結と送信とを開始する。まずS0505−02において、header 0501‐01を生成し送信し、選択した文書内に含まれる画像を送信した画像数用の変数iを0に初期化する。次にS0505−03において、選択した文書内に含まれる画像を変換した画像数用の変数jを0に初期化する。次にS0505−04において、原稿の総枚数であるNとiとを比較し、iがNより小さければS0505−05に進み、iがN以上であればS0505−08に進む。
【0096】
次にS0505−05において、文書格納手段に格納された画像(枚)変換できる上限数であるMとjとを比較し、jがMより小さければS0505−06に進み、jがM以上であればS0505−07に進む。次にS0505−06において、i枚目の原稿の画像の属性情報とデータを取得し、dataを生成し送信し、Iとjに1を加えて、S0505−04の前に戻る。次にS0505−07において、1枚目のdataのobject noからi枚目までのdataのobject noをPagesに書込み、それらの位置情報をCross Referenceに書込み、Trailerを生成して送信し、S0505−03の前に戻る。S0505−07を通るのが一回目の場合は、生成したCross Referenceの位置情報を記憶しておく。S0505−07を通るのが二回目以降の場合は、Trailerの生成においては、前回のCross Referenceの位置情報を書込み、かつ、今回生成したCross Referenceの位置情報を記憶しておく。
【0097】
次にS0505−08において、1枚目のdataのobject noからi枚目までのdataのobject noをPagesに書込み、それらの位置情報をCross Referenceに書込み、Trailerを生成して送信し、S0505−09に進む。 S0505−08を通るのが一回目の場合は、生成したCross Referenceの位置情報を記憶しておく。S0505−08を通るのが二回目以降の場合は、Trailerの生成においては、前回のCross Referenceの位置情報を書込み、かつ、今回生成したCross Referenceの位置情報を記憶しておく。次にS0505−09において、PDFファイルへの変換と連結と送信とを終了し、そのジョブの送信を終了する。
【0098】
さらに、本発明は上記実施形態を実現するための装置及び方法のみに限定されるものではなく、上記システム又は装置内のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に、上記実施形態を実現するためのソフトウエアのプログラムコードを供給し、このプログラムコードに従って上記システムあるいは装置のコンピュータが上記各種デバイスを動作させることにより上記実施形態を実現する場合も本発明の範疇に含まれる。
【0099】
またこの場合、前記ソフトウエアのプログラムコード自体が上記実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、及びそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、具体的には上記プログラムコードを格納した記憶媒体は本発明の範疇に含まれる。
【0100】
この様なプログラムコードを格納する記憶媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0101】
また、上記コンピュータが、供給されたプログラムコードのみに従って各種デバイスを制御することにより、上記実施形態の機能が実現される場合だけではなく、上記プログラムコードがコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して上記実施形態が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の範疇に含まれる。
【0102】
更に、この供給されたプログラムコードが、コンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上記実施形態が実現される場合も本発明の範疇に含まれる。
【0103】
【発明の効果】
以上の説明により、本発明によって、ユーザが原稿をカラーで読み取るか、白黒で読み取るかを指定する必要が無くなり、より簡便に原稿の読み取りを行うことができる。また、原稿が白黒であれば白黒で読み取って外部装置に送信するので、無駄に記憶領域を使用することもなく、また送信に要する時間を短縮することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】アドレス指定手段のアドレス管理オブジェクト構造を表している図である。
【図2】Emailアドレス管理オブジェクト0001−01の管理属性を説明するための図である。
【図3】ファイル転送/共有プロトコルのアドレス管理オブジェクト0001−02の管理属性を説明するための図である。
【図4】BOXのアドレス管理オブジェクト0001−03の管理属性を説明するための図である。
【図5】Internet FAXのアドレス管理オブジェクト0001−04の管理属性を説明するための図である。
【図6】G3 FAXのアドレス管理オブジェクト0001−04の管理属性を説明するための図である。
【図7】宛先表画面を示す図である。
【図8】宛先表画面を示す図である。
【図9】文書属性を管理するための文書管理テーブルの構造図である。
【図10】文書属性の詳細を示す図である。
【図11】共通データをの詳細を示す図である。
【図12】ページ管理テーブルを示す図である。
【図13】サブID属性の詳細を示す図である。
【図14】共通データの詳細を示す図である。
【図15】本発明の文書格納管理手段における文書選択手段のフローチャート図である。
【図16A】BOXリスト表示中に上矢印ボタン(図21の右上)が押下された場合の処理を示すフローチャートである。
【図16B】BOXリスト表示中に下矢印ボタン(図21の右上)が押下され、次のリストに最終BOXが含まれない場合の処理を示すフローチャートである。
【図16C】文書リスト表示中に下矢印ボタン(図22の右上)が押下され、次のリストに最終文書が含まれない場合の処理を示すフローチャートである。
【図17】BOXを選択するための処理を示すフローチャートである。
【図18A】文書リスト表示中に上矢印ボタン(図22の右上)が押下された場合の処理を示すフローチャートである。
【図18B】文書リスト表示中に機能ボタン(図22の左下の「送信」ボタンや「プリント」ボタンや「BOXに移動」ボタン等)が押下された場合の処理を示すフローチャートである。
【図18C】文書選択後に「送信」ボタン以外の機能ボタンが押下された場合の処理を示すフローチャートである。
【図18D】文書選択後に「送信」ボタンや「移動」ボタン以外の機能ボタンが押下された場合の処理を示すフローチャートである。
【図19A】文書リストから文書(図22の”DOC#02”など)を押下した場合の処理を示すフローチャートである。
【図19B】既に選択されている文書(図22の”DOC#02, DOC#04, DOC#05”などの左に1,2,3等の選択順序番号が表示されている文書)が再度押下された場合の処理を示すフローチャートである。
【図20】コピー画面を示す図である。
【図21】文書リストを示す図である。
【図22】ユーザボックスの8番「04 BOX#08」画面を示す図である。
【図23】送信設定を行う画面を示す図である。
【図24】読み込み設定の操作画面を示す図である。
【図25】PDFフォーマットの概要図である。
【図26】図25のPDFフォーマットの概要図内の二回目のPages 0501‐30の具体例を示す図である。
【図27】図25のPDFフォーマットの概要図内の二回目のCross Reference 0501‐31の具体例を示す図である。
【図28】図25のPDFフォーマットの概要図内の二回目のTrailer 0501‐32の具体例を示す図である。
【図29】PDFファイルへの変換と連結と送信との流れを示すフローチャートである。
【図30】ファイル形式変換手段の変換アルゴリズム表である。
【図31】ファイル形式変換手段の変換アルゴリズム表である。
【図32】ファイル形式変換手段の変換アルゴリズム表である。
【図33】実施例1における送信機能のソフトウェアブロック図である。
【図34】実施例1における基本的なシステム構成図である。
【図35】原稿を読み取るためにカラーモード(カラー白黒のいずれで読み取るかを決めるモード)を決定するための処理のフローチャートである。
【図36】原稿を読み取るためにカラーモード(カラー白黒のいずれで読み取るかを決めるモード)を決定するための処理のフローチャートである。
【図37】原稿を読み取るためにカラーモード(カラー白黒のいずれで読み取るかを決めるモード)を決定するための処理のフローチャートである。
【図38】送信手段が行う処理のフローチャートである。
【図39】送信手段が行う処理のフローチャートである。
【図40】送信手段が行う処理のフローチャートである。
【図41】本発明の画像送信装置の全体構成図である。
【図42】画像入出力デバイスを示す図である。
【図43】操作部2012の構成を示す図である。
【図44】スキャナ画像処理部2080の構成を示す図である。
【図45】プリンタ画像処理部2090の構成を示す図である。
【図46】画像圧縮部2040の構成を示す図である。
【図47】スキャナ画像処理2080の詳細を説明する図である。
【図48】画像回転部2030の構成を示す図である。
【図49】画像データの転送を説明する図である。
【図50】デバイスI/F部2020の構成を示す図である。
【図51】画像データをRAM2033に書き込む様子を説明するための図である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像送信装置、画像送信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カラー原稿読み取りが可能、かつ他の機器とのデータの送受信が可能な従来のデジタル複合複写装置が原稿読み取りを行う場合、従前にユーザがカラー原稿読み取りか白黒原稿読み取りの指定を行う必要があった。さらに、カラー原稿読み取りを指定し、読み取った原稿の画像を他の機器に送信する場合、送信される原稿中に白黒原稿、カラー原稿が混在している場合においても全原稿がカラー画像として送信されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来例のデジタル複合複写装置は、ユーザが原稿読み取り時にカラー原稿読み取りか白黒原稿読み取りの指定する必要があり操作の手間がかかるという欠点があった。
【0004】
さらに、カラー原稿読み取りを指定し、読み取った原稿の画像を他の機器に送信する場合、送信される原稿に白黒原稿、カラー原稿が混在している場合においても全原稿がカラー画像として送信していた。カラー画像データは白黒画像データに比べてデータ量が大きいため、通信時間が余分にかかるばかりでなく、読み取った原稿の画像を記憶するための記憶領域を無駄に使用するという欠点があった。
【0005】
本発明は以上の問題に鑑みてなされたものであり、原稿がカラーであればカラーで読み取って外部装置に送信し、原稿が白黒であれば白黒で読み取って外部装置に送信する画像送信装置、画像送信方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の画像通信装置は以下の構成を備える。
【0007】
すなわち、原稿をカラー、もしくは白黒で読み取り、読み取った原稿画像を保持する読み取り手段と、外部装置に当該原稿画像を送信可能な送信手段とを備える画像送信装置であって、
前記外部装置と通信し、前記外部装置がカラー原稿画像受信可能であるか否かを検知する検知手段を備え、
当該検知手段が前記外部装置がカラー原稿画像受信可能であると検知した場合、前記送信手段は前記読み取り手段が前記原稿をカラーで読み取り、保持しておいたカラー原稿画像を前記外部装置に対して送信し、前記検知手段が前記外部装置がカラー原稿画像受信可能でないと検知した場合、前記送信手段は前記読み取り手段が前記原稿を白黒で読み取り、保持しておいた白黒原稿画像を前記外部装置に対して送信することを特徴とする。
【0008】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の画像通信方法は以下の構成を備える。
【0009】
すなわち、原稿をカラー、もしくは白黒で読み取り、読み取った原稿画像を保持する読み取り工程と、外部装置に当該原稿画像を送信可能な送信工程とを備える画像送信方法であって、
前記外部装置と通信し、前記外部装置がカラー原稿画像受信可能であるか否かを検知する検知工程を備え、
当該検知工程で前記外部装置がカラー原稿画像受信可能であると検知した場合、前記送信工程では前記読み取り工程で前記原稿をカラーで読み取り、保持しておいたカラー原稿画像を前記外部装置に対して送信し、前記検知工程で前記外部装置がカラー原稿画像受信可能でないと検知した場合、前記送信工程では前記読み取り工程で前記原稿を白黒で読み取り、保持しておいた白黒原稿画像を前記外部装置に対して送信することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照して、本発明を好適な実施形態に従って詳細に説明する。
<ハード全体構成とネットワーク接続手段>
本実施形態における画像送信装置の全体構成図を図41に示す。Controller Unit 2000は画像入力デバイスであるScanner2070や画像出力デバイスであるPrinter2095と接続し、一方ではLAN2011や公衆回線(WAN)2051接続することで、画像情報やデバイス情報の入出力を行う為のコントローラである。CPU2001はシステム全体を制御するコントローラである。RAM2002はCPU2002が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリでもある。ROM2003はブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。HDD2004はハードディスクドライブで、システムソフトウェア、画像データを格納する。
【0011】
操作部I/F2006は操作部(UI)2012とインターフェース部で、操作部2012に表示する画像データを操作部2012に対して出力する。また、操作部2012から本システム使用者が入力した情報を、CPU2001に伝える役割をする。Network2010はLAN2011に接続し、情報の入出力を行う。Modem2050はここでは記載がないが、NCU(Network Control Unit)を介して公衆回線2051に接続し、FAXモデム、データモデム機能を搭載し、ITU−T V.8勧告、V.34勧告、T.30勧告等の通信プロトコルネゴシエーション、モデム制御手順、G3FAX通信手順やPPP(Point to Point Protocol)通信手順を搭載し、リモートG3FAX端末やリモートのLAN上やインターネット上のPPPサーバーとの通信を行う。
【0012】
さらに、Modem2050はシステムバス2007に対して脱着可能な構成であり、脱着状態をCPU2001が検知できる構成となっている。以上のデバイスがシステムバス2007上に配置される。Image Bus I/F2005はシステムバス2007と画像データを高速で転送する画像バス2008を接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。画像バス2008は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス2008上には以下のデバイスが配置される。ラスターイメージプロセッサ(RIP)2060はPDLコードをビットマップイメージに展開する。デバイスI/F部2020は、画像入出力デバイスであるスキャナ2070やプリンタ2095とコントローラ2000を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。スキャナ画像処理部2080は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行う。プリンタ画像処理部は、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。画像回転部2030は画像データの回転を行う。画像圧縮部2040は、多値画像データはJPEG、2値画像画像データはJBIG、MMR、MHの圧縮伸張処理を行う。
【0013】
<画像入出力部>
画像入出力デバイスを図42に示す。画像入力デバイスであるスキャナ部2070は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサ(図示せず)を走査することで、ラスターイメージデータ2071として電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダ2072のトレイ2073にセットし、装置使用者が操作部2012から読み取り起動指示することにより、コントローラCPU2001がスキャナ2070(原稿読み取り手段)に指示を与え(2071)、フィーダ2072は原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
【0014】
図47にスキャナ画像処理2080の詳細説明を示す。スキャナから入力されたRGB各8bitの輝度信号はマスキング2501によりCCDのフィルタ色に依存しない標準的なRGB色信号に変換される。変倍2502によって変倍の必要がある場合は変倍を行う。フィルタ2503では画像をぼかしたり、メリハリをつける処理が行われる。ガンマ2504では画像全体の濃度を濃くあるいは薄くするように処理が行われる。
【0015】
また、カラー/白黒原稿検知手段として原稿がカラーか白黒かを判断するために変倍前の画像信号を色空間変換2505によって公知のLabに変換する。このうちa,bは色信号成分を表しており、比較器2505内の所定のレベル以上であれば有彩色、そうでなければ無彩色として1bitの判定信号を比較器2505から出力する。カウンタ2507は比較器からの出力を計測する。
【0016】
画像出力デバイスであるプリンタ部2095は、ラスターイメージデータ2096を用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。プリント動作の起動は、コントローラCPU2001からの指示2096によって開始する。プリンタ部2095には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセット2101、2102、2103、2104がある。また、排紙トレイ2111は印字し終わった用紙を受けるものである。
【0017】
<操作部>
操作部2012の構成を図43に示す。LCD表示部2013は、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報をコントローラCPU2001に伝える。スタートキー2014は原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキー2014中央部には、緑と赤の2色LED2018があり、その色によってスタートキー2014が使える状態にあるかどうかを示す。ストップキー2015は稼働中の動作を止める働きをする。IDキー2016は、使用者のユーザーIDを入力する時に用いる。リセットキー2017は操作部からの設定を初期化する時に用いる。
【0018】
<スキャナ画像処理部>
スキャナ画像処理部2080の構成を図44に示す。画像バスI/Fコントローラ2081は、画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働きと、スキャナ画像処理部2080内の各デバイスの制御及びタイミングを発生させる。フィルタ処理部2082は、空間フィルタでコンボリューション演算を行う。編集部2083は、例えば入力画像データからマーカーペンで囲まれた閉領域を認識して、その閉領域内の画像データに対して、影つけ、網掛け、ネガポジ反転等の画像加工処理を行う。変倍処理部2084は、読み取り画像の解像度を変える場合にラスターイメージの主走査方向について補間演算を行い拡大、縮小を行う。副走査方向の変倍については、画像読み取りラインセンサ(図示せず)を走査する速度を変えることで行う。テーブル2085は、読み取った輝度データである画像データを濃度データに変換するために、行うテーブル変換である。2値化2086は、多値のグレースケール画像データを、誤差拡散処理やスクリーン処理によって2値化する。処理が終了した画像データは、再び画像バスコントローラ2081を介して、画像バス上に転送される。
【0019】
<プリンタ画像処理部>
プリンタ画像処理部2090の構成を図45に示す。画像バスI/Fコントローラ2091は、画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働きと、スキャナ画像処理部2090内の各デバイスの制御及びタイミングを発生させる。解像度変換部2092は、Network2011あるいは公衆回線2051から来た画像データを、プリンタ2095の解像度に変換するための解像度変換を行う。スムージング処理部2093は、解像度変換後の画像データのジャギー(斜め線等の白黒境界部に現れる画像のがさつき)を滑らかにする処理を行う。
【0020】
<画像圧縮部>
画像圧縮部2040の構成を図46に示す。画像圧縮部2040は、生画像データをMMR(Modified Modified Read),MR(Modified Read),MH(Modified Hahuman),JBIG(Joint Bi−level Image experts Group),JPEG(Joint Photographic Experts Group)等の画像符号データに圧縮する機能、MMR,MR,MH,JBIG,JPEG等の画像符号データを生画像データに伸長する機能、及び生画像データを画像データ画像にの画素密度変換を行う画素密度変換機能をもつ。画素密度変換とは、例えば、A3画像をA4画像に変換する画像サイズ変換と400DPI(Dots Per Inch)×400LPI(Lines Per Inch)を200DPI×200LPIの解像度に変換する機能をもつ。
【0021】
バスI/Fコントローラ2041は、画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働き、入力バッファ2042・出力バッファ2045とのデータのやりとりを行うためのタイミング制御及び、画像圧縮・伸長・画素密度変換部2043に対するモード設定などの制御を行う。以下に画像圧縮処理部の処理手順を示す。画像バス2008を介して、CPU2001から画像バスI/Fコントローラ2041に画像圧縮、伸長または画素密度変換制御のための設定を行う。この設定により画像バスI/Fコントローラ2041は画像圧縮・伸長・画素密度変換部2043に対して画像圧縮、伸長または画素密度変換に必要な設定を行う。必要な設定を行った後に、再度CPU2001から画像バスI/Fコントローラ2041に対して生画像データまたは画像符号データの転送の許可を行う。この許可に従い、画像バスI/Fコントローラ2041はRAM2002もしくは画像バス2008上の各デバイスから画像データの転送を開始する。
【0022】
受け取った画像データは入力バッファ2042に一時格納され、画像圧縮・伸長・画素密度変換部2043の画像データ要求に応じて一定のスピードで生画像データまたは画像符号データを転送する。この際、入力バッファは画像バスI/Fコントローラ2041と、画像圧縮部・伸長・画素密度変換2043両者の間で、生画像データまたは画像符号データを転送できるかどうかを判断し、画像バス2008からの生画像データまたは画像符号データの読み込み及び、画像圧縮・伸長・画素密度変換部2043への生画像データまたは画像符号データの書き込みが不可能である場合は、データの転送を行わないような制御を行う(以後このような制御をハンドシェークと呼称する)。画像圧縮・伸長・画素密度変換部2043は受け取った生画像データまたは画像符号データを、一旦RAM2044に格納する。画像圧縮を施された画像データは直ちに出力バッファ2045に送られる。
【0023】
出力バッファ2045では、画像バスI/Fコントローラ2041及び画像圧縮・伸長・画素密度変換部2043とのハンドシェークを行い、生画像データまたは画像符号データを画像バスI/Fコントローラ2041に転送する。画像バスI/Fコントローラ2041では転送された圧縮、伸長または画素密度変換されたされた生画像データまたは画像符号データをRAM2002もしくは画像バス2008上の各デバイスにデータを転送する。こうした一連の処理は、CPU2001からの処理要求が無くなるまで(必要なページ数の処理が終わったとき)、もしくはこの画像圧縮部から停止要求が出るまで(圧縮及び伸長時のエラー発生時等)繰り返される。
【0024】
<画像回転部>
画像回転部2030の構成を図48に示す。画像バスI/Fコントローラ2031は、画像バス2008と接続し、そのバスシーケンスを制御する働き、画像回転部2032にモード等を設定する制御及び、画像回転部2032に画像データを転送するためのタイミング制御を行う。以下に画像回転部の処理手順を示す。
【0025】
画像バス2008を介して、CPU2001から画像バスI/Fコントローラ2031に画像回転制御のための設定を行う。この設定により画像バスI/Fコントローラ2041は画像回転部2032に対して画像回転に必要な設定(たとえば画像サイズや回転方向・角度等)を行う。必要な設定を行った後に、再度CPU2001から画像バスI/Fコントローラ2041に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、画像バスI/Fコントローラ2031はRAM2002もしくは画像バス2008上の各デバイスから画像データの転送を開始する。尚、ここでは32bitをそのサイズとし回転を行う画像サイズを32×32(bit)とし、又、画像バス2008上に画像データを転送させる際に32bitを単位とする画像転送を行うものとする(扱う画像は2値を想定する)。上述のように、32×32(bit)の画像を得るためには、上述の単位データ転送を32回行う必要があり、且つ不連続なアドレスから画像データを転送する必要がある。(図49参照)
不連続アドレッシングにより転送された画像データは、読み出し時に所望の角度に回転されているように、RAM2033に書き込まれる。例えば、90度反時計方向回転であれば、最初に転送された32bitの画像データを、図51のようにY方向に書き込んでいく。読み出し時にX方向に読み出すことで、画像が回転される。32×32(bit)の画像回転(RAM2033への書き込み)が完了した後、画像回転部2032はRAM2033から上述した読み出し方法で画像データを読み出し、画像バスI/Fコントローラ2031に画像を転送する。
【0026】
回転処理された画像データを受け取った画像バスI/Fコントローラ2031は、連続アドレッシングを以て、RAM2002もしくは画像バス2008上の各デバイスにデータを転送する。こうした一連の処理は、CPU2001からの処理要求が無くなるまで(必要なページ数の処理が終わったとき)繰り返される。
【0027】
<デバイスI/F部>
デバイスI/F部2020の構成を図50に示す。画像バスI/Fコントローラ2021は、画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働きと、デバイスI/F部2020内の各デバイスの制御及びタイミングを発生させる。また、外部のスキャナ2070及びプリンタ2095への制御信号を発生させる。スキャンバッファ2022は、スキャナ2070から送られてくる画像データを一時保存し、画像バス2008に同期させて画像データを出力する。シリアルパラレル・パラレルシリアル変換2023は、スキャンバッファ2022に保存された画像データを順番に並べて、あるいは分解して、画像バス2008に転送できる画像データのデータ幅に変換する。パラレルシリアル・シリアルパラレル変換2024は、画像バス2008から転送された画像データを分解して、あるいは順番に並べて、プリントバッファ2025に保存できる画像データのデータ幅に変換する。プリントバッファ2025は、画像バス2008から送られてくる画像データを一時保存し、プリンタ2095に同期させて画像データを出力する。
【0028】
画像スキャン時の処理手順を以下に示す。スキャナ2070から送られてくる画像データをスキャナ2070から送られてくるタイミング信号に同期させて、スキャンバッファ2022に保存する。そして、画像バス2008がPCIバスの場合には、バッファ内に画像データが32ビット以上入ったときに、画像データを先入れ先出しで32ビット分、バッファからシリアルパラレル・パラレルシリアル変換2023に送り、32ビットの画像データに変換し、画像バスI/Fコントローラ2021を通して画像バス2008上に転送する。また、画像バス2008がIEEE1394の場合には、バッファ内の画像データを先入れ先出しで、バッファからシリアルパラレル・パラレルシリアル変換2023に送り、シリアル画像データに変換し、画像バスI/Fコントローラ2021を通して画像バス2008上に転送する。
【0029】
画像プリント時の処理手順を以下に示す。画像バス2008がPCIバスの場合には、画像バスから送られてくる32ビットの画像データを画像バスI/Fコントローラで受け取り、パラレルシリアル・シリアルパラレル変換2024に送り、プリンタ2095の入力データビット数の画像データに分解し、プリントバッファ2025に保存する。また、画像バス2008がIEEE1394の場合には、画像バスからおくられてくるシリアル画像データを画像バスI/Fコントローラで受け取り、パラレルシリアル・シリアルパラレル変換2024に送り、プリンタ2095の入力データビット数の画像データに変換し、プリントバッファ2025に保存する。そして、プリンタ2095から送られてくるタイミング信号に同期させて、バッファ内の画像データを先入れ先出しで、プリンタ2095に送る。
【0030】
<文書格納管理手段>
文書格納管理手段は、本発明の特徴を示すものの1つである。図41、図9〜図14を用いて説明する。文書管理データや画像データは、ハード構成上、RAM2002上およびHDD2004上に格納される。本発明の文書格納管理手段は、同一原稿に対して、カラー画像、白黒2値画像、グレースケール画像を格納管理するための本発明において重要な手段である。
【0031】
まず、文書格納管理手段がどのように同一原稿に対して、カラー画像、白黒2値画像、グレースケール画像等の複数の画像データを格納管理しているか図9〜図14を用いて説明する。なお、同一原稿に対して複数の画像データの生成は、本実施例では、カラー原稿読み取り時には、スキャナ2070でカラー画像と白黒2値画像で2回スキャンする。その他の画像データ生成方法としては、本実施例では割愛するが、カラー原稿画像の読み取りの後にHDD2004もしくはRAM20002に格納されたカラー画像データを「多値→2値画像変換手段」を設け、カラー画像から白黒2値画像データを生成することも可能である。
【0032】
図9は文書属性を管理するための文書管理テーブルの構造図である。文書管理テーブルは複数の文書コントロールブロックの配列で構成される。文書が文書格納管理手段に格納されている場合は、対応する文書コントロールブロックの「状態」メンバーが「使用中」となる。「被参照カウンタ」は、同一文書を複数のジョブで共有するための仕組みを実現するものの1つで、文書格納格納手段から同一文書に対し複数の送信ジョブやプリントジョブが投入された場合の同一文書の参照数を管理するために用いられる。文書の消去が文書格納管理手段に対して指示されたとき、該当文書の「被参照カウンタ」が−1した結果0になった時点で文書が消去され、「状態」メンバーが「未使用」に変更される。「文書属性」は図10で詳細に記述されているように、当該文書に白黒2値画像「B/W」が含まれるか、カラー画像「COLOR」が含まれるかどうかを示すBIT等で構成されている。
【0033】
「ページ数」は、文書に含まれる画像枚数を示す。「受付番号」は、文書が生成されたときの管理通番であり、オペレータが自分で生成した文書の識別を行うために用いる。例えば、当該文書に対し送信ジョブやプリントジョブを実行した場合にジョブにどの文書が含まれるかいなかをユーザが識別できるようにジョブリストに表示したり、ジョブ履歴や文書格納管理手段で図21に示す文書リストの文書を選択後に「詳細情報」ボタン押下で表示される。「サブID数」は、本発明における重要な管理データであり、同一原稿に対して管理される画像枚数がセットされている。例えば、カラー画像、白黒2値画像が格納されている場合は「2」となる。
【0034】
「共通データ」は図11で詳細に記述されている。「共通データ」の図11の「文書作成者」は、文書が生成された際の情報を管理するためのデータ領域である。「部門コード」は、オペレータが本発明のデジタル複合複写機を操作する際に入力するオペレータが所属する部門コードであり、デジタル複合複写機の使用状況を部門管理するためのデータである。例えば、部門毎のプリント枚数や通信ジョブを管理するために用いる。また、文書格納管理手段が管理する文書の文書リスト上、ある文書がどの部門で生成されたものなのかを識別するために用いられ図21に示す文書リストの文書を選択後に「詳細情報」ボタン押下で表示される。「コンポーネント」は、デジタル複合複写機内のどの機能部位(コンポーネント)で文書を生成したかを識別するためのデータ領域である。例えば、原稿読み取り文書なら「SCAN」、FAX受信した文書ならば「FAX」がセットされる。
【0035】
「発信人名称」は、例えば、原稿読み取り時に送信モード指定手段図23の「送信者名」で設定した値がセットされ、図21に示す文書リストの文書を選択後に「詳細情報」ボタン押下で表示される。「文書名」は、例えば、FAX受信時に遠隔FAXから受信した発信人名称文字列または電話番号文字列が図21に示す文書リストで表示される。「文書日付」は、文書の生成日付日時秒が図21に示す文書リストで表示される。
【0036】
図12は、ページ管理テーブルであり、文書格納管理手段が管理する画像1枚ごとのページ情報を管理するテーブルである。ページ管理テーブルは、複数のページコントロールブロックの配列で構成される。画像が文書格納管理手段に格納されている場合は、対応するページコントロールブロックの「状態」メンバーが「使用中」となる。「ページ情報」は、画像属性を管理する管理データ群である。そのメンバーである、「サブID属性」は、本発明における重要な管理データであり、同一原稿に対して管理される画像枚数分の属性データが配列で管理されている。
【0037】
図13は、「サブID属性」の詳細であり、画像1枚あたりのTIFF(Tagged Image Format)等ファイルフォーマット種別情報がセットされる。「ファイルID」は、HDD2004に格納される画像ファイルを特定するためのファイルIDがセットされ、同一原稿に対して管理される画像枚数分の領域が確保されている。「共通データ」は、画像(イメージ)属性を管理するための管理データ領域であり、図14で詳細に記述され、同一原稿に対して管理される画像枚数分の領域が確保されている。なお、画像属性に関する詳細な説明は後述する。
【0038】
<原稿モード指定手段>
図41と図24と図35乃至37で本発明の原稿モード指定手段を説明する。図24は、スキャナ2071に原稿をセットし、文書格納管理手段に原稿読み取り画像を格納する際の操作部2012の表示装置に表示される原稿読み取り属性をセットするための「読込設定」の操作画面である。
【0039】
図24の設定状態を説明する。まず、カラーモードが「カラー」で解像度が「150dpi」で設定されており、原稿読み取り時に文書格納管理手段の図12に示すページ管理テーブルの図13には「JFIF」または「JPEG」、図14に示す共通データの「カラー属性」には「RGB」、Bit/Pixcelには「Color」、「解像度(主走査)には「150dpi」、「解像度(副走査)」には「150dpi」、「圧縮方式」には「JPEG」がセットされる。また、図24に示す読込設定画面の「原稿タイプ」は「文字/写真」に設定されており、図12に示すページ管理テーブルの「画像種別」には、「文字/写真」がセットされる。図14に示す共通データの「カラー属性」の他の属性データに関しては、原稿の大きさ、向きや原稿読み取り手段のプリスキャン結果によって適正な値がセットされる。
【0040】
次に、図35乃至37を用いてカラーモード指定の違いにより、どのようなカラーモードで原稿読み取り指示がなされるかに関して説明する。図35乃至37は、原稿を読み取るためにカラーモード(カラー白黒のいずれで読み取るかを決めるモード)を決定するための処理のフローチャートである。
【0041】
先ず、S0701−02で図24のカラーモードで選択されたモードをチェックし、「カラー読み取り」が指定されるとS0701−03では送信相手先が必ずカラーの原稿画像を受信可能であるか否かをチェックする。具体的には、送信相手先がカラー画像を受信できるか否か等の受信能力を交換するプロトコルを自らがが搭載してしいるかチェックする。受信能力を交換するプロトコルの代表的なものとして、FAX装置があげられ、通信時でないと相手先のFAXがカラー画像を受信できるのか否かが決定できない。但し、FAX装置は白黒2値画像は必ず受信できる。
【0042】
一方、受信能力の交換機能がないプロトコルとしては、電子メール、FTP(File Transfer Protocol)が一般的に知られている。受信能力の交換機能がないプロトコルは基本的に、カラー画像、グレースケール画像、白黒2値画像の何れを送信しても通信プロトコル上エラーになることはない。従って、カラー原稿蓄積の際にS0701−03がYESの場合、原稿蓄積時に必ずしも送信先がカラー画像を受信できるかどうか不明なのでS0701−04で同一原稿に対してカラー画像とまたはグレースケール画像と白黒2値画像を複数蓄積するようコントローラCPU2001が原稿読み取り手段に指示する。次に、S0701−05で処理を終了する。一方、S0701−03がNOならば機器の送信可能な宛先がカラー画像を必ず送信できるのでS0701−6でコントローラCPU2001は原稿読み取り手段にカラー画像またはグレースケール画像の読み取り指示を行う。次に、S0701−05で処理を終了する。
【0043】
S0701−02でカラー読み取り指示でなければS0701−07に移行し、カラー/白黒原稿検知読み取りが指定されているかチェックし、YESならばS0701‐08でカラー/白黒原稿検知手段の結果をチェックしカラー原稿ならS0701−03に移行する。一方、白黒原稿として検知されたならS0701−09に移行し、白黒2値原稿読み取り指示を行いS0701−05に移行する。
【0044】
<送信手段>
図41、図33、図34、図38乃至40を用いて本発明のネットワーク通信手段を説明する。本発明のネットワーク通信手段は本発明の特徴をもっとよくあらわすものの1つである。
【0045】
図34は、実施例1における、基本的なシステム構成図である。複写機0602−01は複数枚の原稿を読み取り、さまざまな装置に送信する装置である。ファイルサーバ/メールサーバ0602−04は複写機0602−01が読み取ったデータを格納するコンピュータである。クライアントコンピュータ0602−05はファイルサーバ/メールサーバ0602−04に接続し、データを表示するコンピュータである。イーサネット(登録商標)0602−06は、複写機0602−01、ファイルサーバ/メールサーバ0602−04,クライアントコンピュータ0602−05が接続されるネットワークである。ファイルサーバ/メールサーバ0602−04は、FTPサーバやNetWareサーバやSMBサーバなどのことである。
【0046】
図33は、実施例1における、送信機能のソフトウェアブロック図であり、Controller Unit 2000に実装される。操作部コンポーネント0601−01は、送信するためのプロトコールや送信する画像のフォーマットや送信先などをユーザのタッチキー操作の指示により取得する。送信管理コンポーネント0601−00は、操作部コンポーネント0601−01において選択された送信するためのプロトコールや送信する画像のフォーマットや送信先などの処理命令に従い、スキャナ管理コンポーネント0601−04により原稿を読み取りを指示し、宛先管理コンポーネント0601−02より宛先情報を取得し、読込んだ画像データをプリントコンポーネント0601−05、ファクシミリ送信コンポーネント0601−06、ファイルサーバ送信コンポーネント0601−07、メール送信コンポーネント0601−08に送信処理命令を発行することにより、それぞれ、複写機0602−01にLAN0602−06接続されたプリンタ(図示せず)、複写機0602−01に電話回線で接続された遠隔のファクシミリ(図示せず)、ファイルサーバ/メールサーバ0602−04に送信することができる。
【0047】
特にファイルサーバ送信コンポーネント0601−07は、FTPとNetWareとSMBとの3つのプロトコールを用いて、ファイルサーバ/メールサーバ1004に送信することができる。送信管理コンポーネント0601−00は、宛先管理コンポーネント0601−02とスキャナ管理コンポーネント0601−04および各送信コンポーネント間でジョブ制御を行うジョブ管理コンポーネント0601−03から構成される。
【0048】
次に、図38乃至40を用いて送信手段が送信時処理S0702−01にどのようにカラー画像、グレースケール画像、白黒2値画像を選択して送信するかに関して説明する。
【0049】
まず、S0702−02で図23の送信設定画面でファイル形式(白黒/カラー)の指定である画像送信モードをチェックしS0702−03のカラー指定チェックがYESならば、S0702−04で送信先と通信するプロトコルの種別をチェックし、例えばFTPやEmailまたはカラーFAX(但し、通信時に相手FAXの受信能力宣言でカラー受信能力有りと宣言された場合)カラー画像受信可能な宛先か否かを判定する。もしYESならばS0702−05に移行し、送信画像がカラーならばカラー画像を、カラーでなければグレースケール画像を、グレースケール画像でなければ白黒2値画像を文書可能手段から選択して送信する。次にS0702−06に移行して処理を終了する。
【0050】
S0702−04で送信先がカラー画像を受信できない場合、例えば白黒FAX(但し、通信時に相手FAXの受信能力宣言でカラー受信能力なしと宣言された場合)はS0702−07で白黒に値画像を選択して送信する。
【0051】
S0702−03で画像送信モードがカラーでない場合はS0702−08に移行し画像送信モードが白黒画像が指定されたかチェックしYESならばS0702−09で白黒2値画像を選択して送信しS0702−06に移行する。さもなくば、画像送信モードがカラー/白黒混在送信モードであるとしてS0702−10に移行し送信先がカラー画像を受信する能力があるかチェックする。
【0052】
その結果がYESならばS0702−11に移行し、送信画像がカラーならばカラー画像、さもなくば白黒2値画像を文書可能手段から選択して送信する。一方、S0702−10で送信先が白黒2値画像しか受信できない場合は、S0702−12で白黒2値画像を文書可能手段から選択して送信しS0702−06に移行する。
【0053】
<アドレス指定手段>
図1〜図8を用いて本発明のアドレス指定手段を説明する。本発明のアドレス指定手段は本発明の特徴をもっとよくあらわすものの1つである。図1は、アドレス指定手段のアドレス管理オブジェクト構造を表わしている。
【0054】
本発明のアドレス指定手段は、Emailアドレス管理オブジェクト0001−01、FTP(File Transfer Protocol)やSMB(Server Message Block Protocol)等のファイル転送/共有プロトコルのアドレス管理オブジェクト0001−02、本発明の文書格納管理手段を示すBOXのアドレス管理オブジェクト0001−03、Internet FAXのアドレス管理オブジェクト0001−04、G3FAXのアドレス管理オブジェクト0001−05等の1宛先のオブジェクトを管理する1宛先管理オブジェクトと、送信予約時に図8に示す宛先表画面で選択した宛先を管理する宛先指定リストオブジェクト0001−05で構成される。
【0055】
1宛先管理オブジェクトは、新規にアドレス登録されるたびに1つづつオブジェクトが生成される。以上のオブジェクトはRAM2002、HDD2004上で格納管理される。なお、1宛先管理オブジェクトは、複数のアドレス関連の属性から構成される。アドレス指定手段が管理するアドレス関連の属性について図2から図6を用いて説明する。
【0056】
図2は、Emailアドレス管理オブジェクト0001−01の管理属性である、「indexId」は、宛先指定リストオブジェクト0001−05から各1宛先管理オブジェクトを参照するためのIDであり、各々ユニークである。「objectClass」は宛先種別を表わし、Emailの場合は「Email」がセットされる。「protocol」は通信プロトコル種別を表わし、Emailのばあいは「SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)」がセットされる。以上が各宛先管理オブジェクトに共通な属性である。「mailAddress」は文字どうり、相手先の電子メールアドレスの文字列が格納される。
【0057】
図3はファイル転送/共有プロトコルのアドレス管理オブジェクト0001−02の管理属性である。「url」は、URL上のファイル転送/共有プロトコルのアドレス表記の文字列が格納される。「path」は送信ファイルをファイルサーバ上のどのディレクトリに格納するかを指定するディレクトリファイルパス文字列が格納される。「userName」はファイルサーバ上でログインするためのユーザアカウントの文字列が格納される。「pwd」はファイルサーバ上でログインするためのユーザアカウントに対するパスワードの文字列が格納される。
【0058】
図4はBOXのアドレス管理オブジェクト0001−03の管理属性である。「boxNumber」は本発明のデジタル複合複写機内の文書格納管理手段が管理する100個あるユーザBOXの1つのBOXを指定するための番号が格納される。
【0059】
図5は、Internet FAXのアドレス管理オブジェクト0001−04の管理属性である。「mailAddress」はEmailと同様に相手先の電子メールアドレスの文字列が格納される。
【0060】
図6は、G3 FAXのアドレス管理オブジェクト0001−04の管理属性である。「DialData」は、送信先FAXの電話番号文字列が格納される。
【0061】
図7は、本発明の文書格納管理手段で格納文書の送信宛先の設定をおこなう「宛先表画面」であり、図21に示すユーザBOXの文書リストの画面で文書選択後に「送信」ボタンを押下後に表示される画面である。画面中央のアドレス一覧には登録されたアドレス一覧が表示され、アドレスを選択すると左端にチェックマークが表示される。本画面でアドレス選択後に「OK」ボタンを押下すると図8に示す「送信先の設定」画面が表示される。
【0062】
図8は、「送信先の設定」画面であり、本画面の「送信設定」ボタンを押下すると図23に示す「送信設定」画面が表示され、「件名」、「本文」等が設定できる。さらに、「ファイル形式(白黒/カラー)の選択メニュー」のメニューバーの項目を選択することで、本発明の特徴を最も良く表わすファイル生成パラメータ指定手段の送信ファイルに関する属性の指定できる。
【0063】
<文書選択手段>
図15〜図22を用いて本発明の文書選択手段を説明する。本発明の文書選択手段は本発明の特徴をもっとよくあらわすものの1つである。図15は、本発明の文書格納管理手段における文書選択手段のフローチャート図である。本図を中心に文書選択手段の機能を説明する。
【0064】
S0201−01でBOX送信操作を開始する。S0201−02で図20に示すコピー画面で「ボックス」タグを押下すると、S0201‐03で図21に示すBOX画面が表示される。次に、S0201−04では図21に示すBOX画面のユーザボックスが機器のディフォルトとして選択済みなので、S0201−07で図21に示すBOX画面でユーザボックス一覧を表示する。次に、図21に示すBOX画面で「ボックス番号」欄の「04」、「名称」が「BOX#08」を選択するとS0201−08がYESなのでS0203−01に移行し、選択通番カウンタに0セットし、選択BOXの文書リスト管理データを初期化する。「送信等」の移動ボタンをマスクし、図22のユーザボックスの8番「04 BOX#08」画面を表示する。次に、S0203−02で図22のユーザボックスの8番の文書リスト(一覧)画面を8件分表示する。次に、図22の文書リストのなかから1選択目の文書である文書(「文書名」欄が「DOC#02」)を選択すると、S0203−03がYESとなり、選択文書が既に選択済みでないので、S0205−01がNOとなり、S0205−02で選択通番カウンタをインクリメントする。
【0065】
ここでは、詳細を割愛するが、図16AはBOXリスト表示中に上矢印ボタン(図21の右上)が押下された場合の処理を示すフローチャートである。図16BはBOXリスト表示中に下矢印ボタン(図21の右上)が押下され、次のリストに最終BOXが含まれない場合の処理を示すフローチャートである。図16Cは文書リスト表示中に下矢印ボタン(図22の右上)が押下され、次のリストに最終文書が含まれない場合の処理を示すフローチャートである。図17は、BOXを選択するための処理を示すフローチャートである。
【0066】
図18Aは文書リスト表示中に上矢印ボタン(図22の右上)が押下された場合の処理を示すフローチャートである。図18Bは文書リスト表示中に機能ボタン(図22の左下の「送信」ボタンや「プリント」ボタンや「BOXに移動」ボタン等)が押下された場合の処理を示すフローチャートである。図18Cは文書選択後に「送信」ボタン以外の機能ボタンが押下された場合の処理を示すフローチャートである。図18Dは文書選択後に「送信」ボタンや「移動」ボタン以外の機能ボタンが押下された場合の処理を示すフローチャートである。
【0067】
図19Aは文書リストから文書(図22の”DOC#02”など)を押下した場合の処理を示すフローチャートである。図19Bは既に選択されている文書(図22の”DOC#02, DOC#04, DOC#05”などの左に1,2,3等の選択順序番号が表示されている文書)が再度押下された場合の処理を示すフローチャートである。
【0068】
次に、S0205−03で選択された文書のリスト文書管理データの選択フラグをONし、該管理データの選択通番号に選択番号カウンタ値をセットし、文書リストの該文書に対応した文書表示行に選択通番号値が表示された文書選択アイコン(図22の「文書名」欄が「DOC#02」の左端)を表示し、図22の機能ボタンである「送信」ボタン、「プリント」ボタン、「消去」ボタンおよび「ボックスに移動」ボタンを有効化する。上記のSTEPと同様に図22の文書リストのなかから2と3選択目の文書である文書(「文書名」欄が「DOC#04」と「DOC#05」)を選択する。
【0069】
次に、図22の「送信」ボタンを押下すると、S0203−03がYESとなり、S0204−04も選択参照カウンタが3なのでYESになり、「送信」ボタン押下なのでS0203−05がYESとなり、S0204−06に移行する。S0204−06では、アドレス指定手段で説明した宛先設定処理、送信設定処理が実行されるともに、送信手段で説明した送信処理が実行される。なお、送信処理は文書リストで選択された文書の順番で文書結合されて送信される。次に、S0201−03に移行し、ユーザボックス画面が表示される。
【0070】
<ファイル生成パラメータ指定手段>
図23を用いて本発明のファイル生成パラメータ指定手段を説明する。本発明のファイル生成パラメータ指定手段は本発明の特徴をもっとよくあらわすものの1つである。ファイル生成パラメータ指定手段の説明は、前記のアドレス指定手段で一部を説明したが、ここではさらに詳しく説明する。
【0071】
ファイル生成パラメータ指定は、オペレータが図23に示す「送信設定」画面の「ファイル形式(白黒/カラー)の選択メニュー」のメニューバーの項目を選択することで文書送信予約(送信ジョブ投入)毎に行うことができる。「ファイル形式(白黒/カラー)の選択メニュー」のメニューバーの「TIFF/JPEG」メニューを選択すると、文書リストで選択した複数の文書をEmail、FTP、SMBで送信する際に白黒画像なら画像1枚毎に1つのTIFFファイルにファイル形式変換手段により変換して送信できる。また、カラー画像なら画像1枚毎に1つのJPEGファイルとして送信できる。
【0072】
「MTIFF/PDF」メニューを選択すると、文書リストで選択した複数の文書が全てカラー画像で構成されている場合や白黒とカラーが混在している場合は1つのPDFファイルに変換して送信できる。一方、文書リストで選択した複数の文書が全て白黒画像の場合は1つのMTIFF(Multi page Tagged Image File Format)ファイルで送信できる。「PDF/PDF」メニューを選択すると、文書リストで選択した複数の文書がカラー白黒に関係なく、1つのPDFファイルに変換して送信できる。ところで、図23に示す「送信設定」画面では、表記がないが、複数の文書を文書単位でファイル化して送信するか、全文書を1ファイルとして送信するかを送信予約毎に設定できる。
【0073】
<ファイル形式変換手段>
図25〜図32を用いて本発明のファイル形式変換手段を説明する。本発明のファイル形式変換手段は本発明の特徴をもっとよくあらわすものの1つである。まず、ファイル形式変換手段で重要である、図30乃至32に示すファイル形式変換手段の変換アルゴリズム表を説明する。
【0074】
ファイル生成パラメータ指定手段で指定された、「送信時のファイル分割・結合指定の属性」、「カラー属性」、「ファイル形式属性」の組み合わせ、送信する文書の「原稿種別」の組み合わせと送信プロトコルの種別によって送信するファイル形式が異なる。
【0075】
ファイル形式変換手段は、図30乃至32に示すファイル形式変換手段の変換アルゴリズム表をもとに変換すべきファイル形式を決定している。「送信時のファイル分割・結合指定の属性」のパレメータは種類存在する。1画像ファイル毎に1ファイルに変換する指定「page/file」、1文書毎に1ファイルに変換する指定「文書/file」、全文書を1ファイルに変換する指定「全文書/file」である。「カラー属性」のパラメータは「カラー」、「白黒」の2種類である。「ファイル形式属性」は「TIFF」、「PDF」の2種類である。「原稿種別」のパラメータは、送信する文書が全て「白黒画像のみ」、「カラー画像のみ」、「白黒、カラー画像混在」の3種類である。
【0076】
次に、PDFフォーマットに関する説明と文書格納管理手段に格納された文書の画像ファイルをPDFフォーマット変換する方法の説明を図25〜図29を使って説明する。
【0077】
図25は、PDFフォーマットの概要図である。文書格納手段に格納された画像(枚)変換できる上限数はMとし、文書格納手段に格納された画像(枚)総数は2Mであった場合の例である。ファイルサーバ送信コンホーネント0601−07内の処理で作成される。PDF 0501‐00のフォーマットとは、header 0501‐01と1枚目のdata 0501‐02と2枚目のdata 0501‐03と同じようにdataが続き、M枚目のdata 0501‐09と一回目のPages 0501‐10と一回目のCross Reference 0501‐11と一回目のTrailer 0501‐12と、M+1枚目のdata 0501‐22とM+2枚目のdata 0501‐23と同じようにdataが続き、2M枚目のdata 0501‐29と二回目のPages 0501‐30と二回目のCross Reference 0501‐31と二回目のTrailer 0501‐32とから構成される。
【0078】
header 0501‐01は、固定的に生成できる。1枚目のdata 0501‐02は、1枚目の画像とその解像度や圧縮形式などの属性情報から構成される。2枚目のdata 0501‐03も、2枚目の画像とその解像度や圧縮形式などの属性情報から構成される。同じようにdataが続き、M枚目のdata 0501‐09も、M枚目の画像とその解像度や圧縮形式などの属性情報から構成される。1枚目のdata 0501‐02や2枚目のdata 0501‐03などには、object noというPDF内で一意の番号が割り当てられる。一回目のPages 0501‐10内にそれらのobject noが記述される。一回目のCross Reference 0501‐11は、一回目のCross Reference 0501‐11までに現われた全てのobject noとそのobject noが示すPDF内での位置情報が記述される。一回目のTrailer 0501‐12には、一回目のCross Reference 0501‐11の位置情報が記述される。
【0079】
次に、M+1枚目のdata 0501‐22は、M+1枚目の画像とその解像度や圧縮形式などの属性情報から構成される。M+2枚目のdata 0501‐23も、M+2枚目の画像とその解像度や圧縮形式などの属性情報から構成される。同じようにdataが続き、2M枚目のdata 0501‐29も、2M枚目の画像とその解像度や圧縮形式などの属性情報から構成される。M+1枚目のdata 0501‐22やM+2枚目のdata 0501‐23などにも、object noというPDF内で一意の番号が割り当てられる。二回目のPages 0501‐30内には、1枚目の画像のdata 0501‐01から2M枚目の画像のdata 0501‐29までのobject noが記述される。二回目のCross Reference 0501‐31は、一回目のPages 0501‐10を二回目のPages 0501‐30で更新することが記述され、次に二回目のPages 0501‐30の位置情報が記述され、M+1枚目のdata 0501‐22のobject noが記述され、M+1枚目のdata 0501‐22から二回目のCross Reference 0501‐31までに現われた全てのobjectの位置情報の値が記述される。
【0080】
二回目のTrailer 0501‐32には、一回目のCross Referenceの位置情報と二回目のCross Reference 0501‐31の位置情報とが記述される。完全なPDFフォーマットとしては、他の要素も必要である。しかし、本発明には関係ないので記述していない。
【0081】
図26は、図25のPDFフォーマットの概要図内の二回目のPages 0501‐30の具体例である。文書格納手段に格納された画像(枚)変換できる上限数Mは200とし、文書格納手段に格納された画像(枚)総数は0501‐0としている。”/Kids”の行0502‐01で、1枚目の画像のdata 0501‐01から2M枚目の画像のdata 0501‐29までのobject noが記述されている。1枚目の画像のdata 0501‐01のobject noは、”1 0 R”であり、2M枚目の画像のdata 0501‐29のobject noは、”2394 0 R”である。”/Count 400”は、全ての画像のdataのobject数を示しており、その値は2Mであるから、400となる。
【0082】
図27は、図25のPDFフォーマットの概要図内の二回目のCross Reference 0501‐31の具体例である。文書格納手段に格納された画像(枚)変換できる上限数Mは200とし、文書格納手段に格納された画像(枚)総数は400としている。一回目のPages 0501‐10を二回目のPages 0501‐30で更新すること0503−01が記述され、二回目のPagesの位置情報0503−02が記述され、M+1枚目のdata 0501‐22のobject no0503−03が1200として記述され、M+1枚目のdata 0501‐22の位置情報0503−04が記述され、以下、二回目のCross Reference 0501‐31までに現われた全てのobjectの位置情報の値が記述される。
【0083】
図28は、図25のPDFフォーマットの概要図内の二回目のTrailer 0501‐32の具体例である。文書格納手段に格納された画像(枚)変換できる上限数Mは200とし、文書格納手段に格納された画像(枚)総数は400としている。一回目のCross Referenceの位置情報0504−01と二回目のCross Reference 0501‐31の位置情報0504−02とが記述される。
【0084】
図29は、PDFファイルへの変換と連結と送信との流れを示すフローチャートである。ファイルサーバ送信コンポーネント0601−07は、S0505−01において、PDFファイルへの変換と連結と送信とを開始する。文書格納手段に格納された画像(枚)変換できる上限数はMとし、文書格納手段に格納された画像(枚)総数はNであった場合の例である。
【0085】
まずS0505−02において、header 0501‐01を生成し送信し、スキャンした画像を送信した画像数用の変数iを0に初期化する。次にS0505−03において、スキャンした画像を変換した画像数用の変数jを0に初期化する。次にS0505−04において、原稿の総枚数であるNとiとを比較し、iがNより小さければS0505−05に進み、iがN以上であればS0505−08に進む。次にS0505−05において、文書格納手段に格納された画像(枚)変換できる上限数であるMとjとを比較し、jがMより小さければS0505−06に進み、jがM以上であればS0505−07に進む。
【0086】
次にS0505−06において、i枚目の原稿の画像の属性情報とデータを取得し、dataを生成し送信し、Iとjに1を加えて、S0505−04の前に戻る。次にS0505−07において、1枚目のdataのobject noからi枚目までのdataのobject noをPagesに書込み、それらの位置情報をCross Referenceに書込み、Trailerを生成して送信し、S0505−03の前に戻る。S0505−07を通るのが一回目の場合は、生成したCross Referenceの位置情報を記憶しておく。S0505−07を通るのが二回目以降の場合は、Trailerの生成においては、前回のCross Referenceの位置情報を書込み、かつ、今回生成したCross Referenceの位置情報を記憶しておく。
【0087】
次にS0505−08において、1枚目のdataのobject noからi枚目までのdataのobject noをPagesに書込み、それらの位置情報をCross Referenceに書込み、Trailerを生成して送信し、S0505−09に進む。 S0505−08を通るのが一回目の場合は、生成したCross Referenceの位置情報を記憶しておく。S0505−08を通るのが二回目以降の場合は、Trailerの生成においては、前回のCross Referenceの位置情報を書込み、かつ、今回生成したCross Referenceの位置情報を記憶しておく。次にS0505−09において、PDFファイルへの変換と連結と送信とを終了する。
【0088】
すなわち、本発明では、本複写機のユーザは、操作部2012のタッチキー操作により、原稿をスキャンするための解像度と白黒画像かカラー画像かと画像のフォーマットと送信するためのプロトコールと送信先とを選択する。画像のフォーマットとしては、白黒画像の場合、S−TIFFかM−TIFFかPDFかが選択でき、カラー画像の場合は、JPEGかPDFかが選択できる。そして、白黒画像かカラー画像の場合で、PDFを選択したとする。また、送信するためのプロトコールとしては、SMTPかFTPかNetWareかSMBかを選んだとする。
【0089】
FTPかNetWareかSMBの場合、送付先の情報としては、サーバ名とそのサーバ上のユーザ名とパスワードとディレクトリ名である。SMTPの場合、送付先の情報としては、サーバ名とそのサーバ上のユーザ名であり、かつ、SMTPサーバにアクセスするためのユーザ名とパスワードとである。そして、本複写機のユーザは、N枚の原稿をスキャナ2070に置き、送信の開始を操作部2012で指示する。
【0090】
これらの情報は、操作部コンポーネント0601−01でまとめられ、ジョブ管理コンポーネント0601−03に通知される。ジョブ管理コンポーネント0601−03は、これらの情報をまとめて一つのジョブとして扱う。また、操作部コンポーネント0601−01は、このジョブを操作部2012に表示し、複写機1001のユーザがこのジョブを選択してキャンセルする操作を受付られるようにする。
【0091】
次に、ジョブ管理コンポーネント0601−03は、解像度と白黒読み取りかカラー読み取りかをスキャナ管理コンポーネント0601−04に指示する。スキャナ管理コンポーネント0601−04は、デバイスI/F2002を通して、指定された解像度で、指定された白黒読み取り、あるいは、カラー読み取りとして、スキャナ2070を動作させ、N枚の原稿を読込ませ入力画像を得て、スキャナ画像処理部2080で入力画像データを補正、加工、編集する。さらに、画像回転2030を用いて入力画像を回転し、白黒読み取りの場合は、画像圧縮2040によって、CCITT two−dimensional encoding(以後、MMRと呼ぶ)で圧縮し、複数枚のS−TIFFファイルに変換して、HDD2004に格納する。カラー読み取りの場合は、画像圧縮2040によってJPEG圧縮で圧縮し、複数枚のJPEGファイルに変換して、HDD2004に格納する。格納が終了すると、スキャナ管理コンポーネント0601−04は、ジョブ管理コンポーネント0601−03に入力された画像のHDD2004内の所在を通知する。
【0092】
次に、ジョブ管理コンポーネント0601−03は、送信するためのプロトコールがFTPかNetWareかSMBなので、ファイルサーバ送信コンポーネント0601−07をジョブの処理先として選択し、入力された画像のHDD2004内の所在とフォーマットと送信するためのプロトコールと送信先との情報をFTPかNetWareかSMBの場合ファイルサーバ送信コンポーネント0601−07に通知し、SMTPの場合メール送信コンポーネント0601−08に通知する。
【0093】
次に、ファイルサーバ送信コンポーネント0601−07、あるいは、メール送信コンポーネント0601−08は、通知されたプロトコールを読み出し、Network I/F2010を通して用いるプロトコールを決定し、そのプロトコールを使って、通知された送信先であるファイルサーバ/メールサーバ1004にアクセスする。通知されたサーバ名とそのサーバ上のユーザ名とバスワードを使って、指定されたファイルサーバ/メールサーバ1004にログインし、送信する画像ファイルを置くディレクトリを指定する。日時と指定されたフォーマットから送信するファイル名を自動生成し、指定する。
【0094】
次に、ファイルサーバ送信コンポーネント0601−07は、通知されたフォーマットがPDFだったので、HDD2004内に入力された画像を取り出し、読込まれた複数枚の画像を一つの画像データに変換する手段と、その変換された一つの画像を連結できる手段と、この連結された画像データをLAN上に送信できる手段とを用いて、PDFに変換し連結しながら、ファイルサーバ/メールサーバ1004に送信する。文書格納手段に格納された画像(枚)変換できる上限数はMとし、文書格納手段に格納された画像(枚)総数はNであった場合の例である。
【0095】
そこで、S0505−01における、PDFファイルへの変換と連結と送信とを開始する。まずS0505−02において、header 0501‐01を生成し送信し、選択した文書内に含まれる画像を送信した画像数用の変数iを0に初期化する。次にS0505−03において、選択した文書内に含まれる画像を変換した画像数用の変数jを0に初期化する。次にS0505−04において、原稿の総枚数であるNとiとを比較し、iがNより小さければS0505−05に進み、iがN以上であればS0505−08に進む。
【0096】
次にS0505−05において、文書格納手段に格納された画像(枚)変換できる上限数であるMとjとを比較し、jがMより小さければS0505−06に進み、jがM以上であればS0505−07に進む。次にS0505−06において、i枚目の原稿の画像の属性情報とデータを取得し、dataを生成し送信し、Iとjに1を加えて、S0505−04の前に戻る。次にS0505−07において、1枚目のdataのobject noからi枚目までのdataのobject noをPagesに書込み、それらの位置情報をCross Referenceに書込み、Trailerを生成して送信し、S0505−03の前に戻る。S0505−07を通るのが一回目の場合は、生成したCross Referenceの位置情報を記憶しておく。S0505−07を通るのが二回目以降の場合は、Trailerの生成においては、前回のCross Referenceの位置情報を書込み、かつ、今回生成したCross Referenceの位置情報を記憶しておく。
【0097】
次にS0505−08において、1枚目のdataのobject noからi枚目までのdataのobject noをPagesに書込み、それらの位置情報をCross Referenceに書込み、Trailerを生成して送信し、S0505−09に進む。 S0505−08を通るのが一回目の場合は、生成したCross Referenceの位置情報を記憶しておく。S0505−08を通るのが二回目以降の場合は、Trailerの生成においては、前回のCross Referenceの位置情報を書込み、かつ、今回生成したCross Referenceの位置情報を記憶しておく。次にS0505−09において、PDFファイルへの変換と連結と送信とを終了し、そのジョブの送信を終了する。
【0098】
さらに、本発明は上記実施形態を実現するための装置及び方法のみに限定されるものではなく、上記システム又は装置内のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に、上記実施形態を実現するためのソフトウエアのプログラムコードを供給し、このプログラムコードに従って上記システムあるいは装置のコンピュータが上記各種デバイスを動作させることにより上記実施形態を実現する場合も本発明の範疇に含まれる。
【0099】
またこの場合、前記ソフトウエアのプログラムコード自体が上記実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、及びそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、具体的には上記プログラムコードを格納した記憶媒体は本発明の範疇に含まれる。
【0100】
この様なプログラムコードを格納する記憶媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0101】
また、上記コンピュータが、供給されたプログラムコードのみに従って各種デバイスを制御することにより、上記実施形態の機能が実現される場合だけではなく、上記プログラムコードがコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して上記実施形態が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の範疇に含まれる。
【0102】
更に、この供給されたプログラムコードが、コンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上記実施形態が実現される場合も本発明の範疇に含まれる。
【0103】
【発明の効果】
以上の説明により、本発明によって、ユーザが原稿をカラーで読み取るか、白黒で読み取るかを指定する必要が無くなり、より簡便に原稿の読み取りを行うことができる。また、原稿が白黒であれば白黒で読み取って外部装置に送信するので、無駄に記憶領域を使用することもなく、また送信に要する時間を短縮することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】アドレス指定手段のアドレス管理オブジェクト構造を表している図である。
【図2】Emailアドレス管理オブジェクト0001−01の管理属性を説明するための図である。
【図3】ファイル転送/共有プロトコルのアドレス管理オブジェクト0001−02の管理属性を説明するための図である。
【図4】BOXのアドレス管理オブジェクト0001−03の管理属性を説明するための図である。
【図5】Internet FAXのアドレス管理オブジェクト0001−04の管理属性を説明するための図である。
【図6】G3 FAXのアドレス管理オブジェクト0001−04の管理属性を説明するための図である。
【図7】宛先表画面を示す図である。
【図8】宛先表画面を示す図である。
【図9】文書属性を管理するための文書管理テーブルの構造図である。
【図10】文書属性の詳細を示す図である。
【図11】共通データをの詳細を示す図である。
【図12】ページ管理テーブルを示す図である。
【図13】サブID属性の詳細を示す図である。
【図14】共通データの詳細を示す図である。
【図15】本発明の文書格納管理手段における文書選択手段のフローチャート図である。
【図16A】BOXリスト表示中に上矢印ボタン(図21の右上)が押下された場合の処理を示すフローチャートである。
【図16B】BOXリスト表示中に下矢印ボタン(図21の右上)が押下され、次のリストに最終BOXが含まれない場合の処理を示すフローチャートである。
【図16C】文書リスト表示中に下矢印ボタン(図22の右上)が押下され、次のリストに最終文書が含まれない場合の処理を示すフローチャートである。
【図17】BOXを選択するための処理を示すフローチャートである。
【図18A】文書リスト表示中に上矢印ボタン(図22の右上)が押下された場合の処理を示すフローチャートである。
【図18B】文書リスト表示中に機能ボタン(図22の左下の「送信」ボタンや「プリント」ボタンや「BOXに移動」ボタン等)が押下された場合の処理を示すフローチャートである。
【図18C】文書選択後に「送信」ボタン以外の機能ボタンが押下された場合の処理を示すフローチャートである。
【図18D】文書選択後に「送信」ボタンや「移動」ボタン以外の機能ボタンが押下された場合の処理を示すフローチャートである。
【図19A】文書リストから文書(図22の”DOC#02”など)を押下した場合の処理を示すフローチャートである。
【図19B】既に選択されている文書(図22の”DOC#02, DOC#04, DOC#05”などの左に1,2,3等の選択順序番号が表示されている文書)が再度押下された場合の処理を示すフローチャートである。
【図20】コピー画面を示す図である。
【図21】文書リストを示す図である。
【図22】ユーザボックスの8番「04 BOX#08」画面を示す図である。
【図23】送信設定を行う画面を示す図である。
【図24】読み込み設定の操作画面を示す図である。
【図25】PDFフォーマットの概要図である。
【図26】図25のPDFフォーマットの概要図内の二回目のPages 0501‐30の具体例を示す図である。
【図27】図25のPDFフォーマットの概要図内の二回目のCross Reference 0501‐31の具体例を示す図である。
【図28】図25のPDFフォーマットの概要図内の二回目のTrailer 0501‐32の具体例を示す図である。
【図29】PDFファイルへの変換と連結と送信との流れを示すフローチャートである。
【図30】ファイル形式変換手段の変換アルゴリズム表である。
【図31】ファイル形式変換手段の変換アルゴリズム表である。
【図32】ファイル形式変換手段の変換アルゴリズム表である。
【図33】実施例1における送信機能のソフトウェアブロック図である。
【図34】実施例1における基本的なシステム構成図である。
【図35】原稿を読み取るためにカラーモード(カラー白黒のいずれで読み取るかを決めるモード)を決定するための処理のフローチャートである。
【図36】原稿を読み取るためにカラーモード(カラー白黒のいずれで読み取るかを決めるモード)を決定するための処理のフローチャートである。
【図37】原稿を読み取るためにカラーモード(カラー白黒のいずれで読み取るかを決めるモード)を決定するための処理のフローチャートである。
【図38】送信手段が行う処理のフローチャートである。
【図39】送信手段が行う処理のフローチャートである。
【図40】送信手段が行う処理のフローチャートである。
【図41】本発明の画像送信装置の全体構成図である。
【図42】画像入出力デバイスを示す図である。
【図43】操作部2012の構成を示す図である。
【図44】スキャナ画像処理部2080の構成を示す図である。
【図45】プリンタ画像処理部2090の構成を示す図である。
【図46】画像圧縮部2040の構成を示す図である。
【図47】スキャナ画像処理2080の詳細を説明する図である。
【図48】画像回転部2030の構成を示す図である。
【図49】画像データの転送を説明する図である。
【図50】デバイスI/F部2020の構成を示す図である。
【図51】画像データをRAM2033に書き込む様子を説明するための図である。
Claims (7)
- 原稿をカラー、もしくは白黒で読み取り、読み取った原稿画像を保持する読み取り手段と、外部装置に当該原稿画像を送信可能な送信手段とを備える画像送信装置であって、
前記外部装置と通信し、前記外部装置がカラー原稿画像受信可能であるか否かを検知する検知手段を備え、
当該検知手段が前記外部装置がカラー原稿画像受信可能であると検知した場合、前記送信手段は前記読み取り手段が前記原稿をカラーで読み取り、保持しておいたカラー原稿画像を前記外部装置に対して送信し、前記検知手段が前記外部装置がカラー原稿画像受信可能でないと検知した場合、前記送信手段は前記読み取り手段が前記原稿を白黒で読み取り、保持しておいた白黒原稿画像を前記外部装置に対して送信することを特徴とする画像送信装置。 - 更に、前記通信の従前に前記外部装置が必ずカラーの原稿画像を受信可能であるか否かをチェックするチェック手段と、
前記外部装置が必ずカラー原稿画像を受信可能であると前記チェック手段が判断した場合、前記読み取り手段に対して原稿をカラーで読み取り、カラー原稿画像を保持するよう指示し、前記外部装置が必ずカラー原稿画像を受信するとは判断しない場合、同一原稿に対してカラーと白黒で読み取り、カラー原稿画像と白黒原稿画像を保持するよう前記読み取り手段に指示する指示手段と
を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像送信装置。 - 前記チェック手段は、前記外部装置がカラー原稿画像を受信可能な否かを示す情報を前記画像送信装置と前記外部装置とで交換するためのプロトコルを、前記画像送信装置が有しているかをチェックし、
前記画像送信装置が前記プロトコルを有している場合、前記チェック手段は前記外部装置が必ずカラー原稿画像を受信するとは判断せず、前記画像送信装置が前記プロトコルを有していない場合、前記チェック手段は前記外部装置が必ずカラー原稿画像を受信可能であると判断することを特徴とする請求項2に記載の画像送信装置。 - 原稿をカラー、もしくは白黒で読み取り、読み取った原稿画像を保持する読み取り工程と、外部装置に当該原稿画像を送信可能な送信工程とを備える画像送信方法であって、
前記外部装置と通信し、前記外部装置がカラー原稿画像受信可能であるか否かを検知する検知工程を備え、
当該検知工程で前記外部装置がカラー原稿画像受信可能であると検知した場合、前記送信工程では前記読み取り工程で前記原稿をカラーで読み取り、保持しておいたカラー原稿画像を前記外部装置に対して送信し、前記検知工程で前記外部装置がカラー原稿画像受信可能でないと検知した場合、前記送信工程では前記読み取り工程で前記原稿を白黒で読み取り、保持しておいた白黒原稿画像を前記外部装置に対して送信することを特徴とする画像送信方法。 - コンピュータを請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像送信装置として機能させることを特徴とするプログラム。
- コンピュータに請求項4に記載の画像送信方法を実行させることを特徴とするプログラム。
- 請求項5又は6に記載のプログラムを格納することを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002290144A JP2004128879A (ja) | 2002-10-02 | 2002-10-02 | 画像送信装置、画像送信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002290144A JP2004128879A (ja) | 2002-10-02 | 2002-10-02 | 画像送信装置、画像送信方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004128879A true JP2004128879A (ja) | 2004-04-22 |
Family
ID=32282119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002290144A Withdrawn JP2004128879A (ja) | 2002-10-02 | 2002-10-02 | 画像送信装置、画像送信方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004128879A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7646504B2 (en) | 2005-03-16 | 2010-01-12 | Ricoh Company, Limited | Image data processing device, image processing device, image forming device, and image transmitting system |
US7764392B2 (en) | 2006-01-31 | 2010-07-27 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Image transmission apparatus |
-
2002
- 2002-10-02 JP JP2002290144A patent/JP2004128879A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7646504B2 (en) | 2005-03-16 | 2010-01-12 | Ricoh Company, Limited | Image data processing device, image processing device, image forming device, and image transmitting system |
US7764392B2 (en) | 2006-01-31 | 2010-07-27 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Image transmission apparatus |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8004698B2 (en) | Image forming apparatus for combining a scanned image with other image data and printing the combined image in black and white or color based on a set mode | |
JP2006094475A (ja) | 画像ファイリング装置および画像ファイリング装置 | |
JP2008005283A (ja) | 画像処理装置及び画像処理の制御方法及びプログラム及び記憶媒体 | |
JP2006344128A (ja) | 画像処理装置 | |
JP4147097B2 (ja) | 画像形成方法、画像形成システム及び画像形成装置 | |
JP2004140420A (ja) | マルチファンクションシステム | |
JP3919629B2 (ja) | 複合複写装置および複合複写装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体 | |
JP2003337681A (ja) | 画像処理システム及びサーバ装置 | |
JP2004128879A (ja) | 画像送信装置、画像送信方法 | |
JP2006211003A (ja) | 画像処理装置 | |
JP2003167705A (ja) | 画像処理システム、情報処理装置、画像処理装置、画像出力制御方法、記憶媒体、及びプログラム | |
JP2000083123A (ja) | 画像形成装置、画像転送方法および記憶媒体 | |
JP2006253989A (ja) | 画像処理装置 | |
JP2006166134A (ja) | 画像通信装置、その制御方法、プログラム、及び記憶媒体 | |
JP2006109271A (ja) | 画像通信装置、通信方法、ならびにプログラム、記憶媒体 | |
JP4078041B2 (ja) | 画像入出力装置、画像入出力方法、画像入出力システム、及び記憶媒体 | |
JP3970148B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム | |
JP2011015362A (ja) | 画像処理装置 | |
JPH11327376A (ja) | リモートコピーシステムおよびリモートコピー方法 | |
JP2004282721A (ja) | 画像入力装置および画像出力装置および画像形成システムおよび画像入力装置の制御方法および画像出力装置の制御方法および画像処理システムおよび画像処理システムの制御方法およびプログラムおよび記憶媒体 | |
JP2006157806A (ja) | 画像処理装置 | |
JP2001313752A (ja) | マルチファンクションシステム及び該システムにおける画像データ転送方法 | |
JP2004032054A (ja) | 画像入出力装置 | |
JP2007088924A (ja) | 画像配信装置、画像配信方法、及びプログラム | |
JP3706812B2 (ja) | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及び画像形成システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060110 |