JP2005176012A - 通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】マルチキャリアCDMA方式において、制御チャネルのような低速伝送速度の信号を効率よく復調できるような方式を提供する。
【解決手段】OFDM方式においてモジュール群10および伝送速度決定・セグメント分配制御部11でサブキャリアを複数個のセグメントに分割し、多重・分配部6からP/S部8でセグメント毎に独立または非独立に符号分割多重を施して伝送するように構成している。このように、セグメント化することで、OFDM信号帯域全体を使用して伝送することが望ましい信号と、OFDM信号帯域の一部のみを使用して伝送することが望ましい信号とを同時に伝送できる。その結果、制御チャネル等のようにOFDM信号帯域の一部のみを使用している信号に対して、受信側では限定したセグメントのみを復調することが可能となり、端末の低消費電力化が可能となる。
【選択図】図1

Description

直交周波数分割多重方式(OFDM:Orthogonal Frequcency Division Multiplex)および、これに符合分割多重(CDMA:Code Division Multiple Access)を組み合わせたマルチキャリアCDMA方式による通信方法に関する。
従来、OFDM方式を用いる通信方法として、日本の地上波テレビジョン放送方式で用いられているように、サブキャリアを複数個のセグメントに分割し、セグメント毎に独立して受信できる方式が公知である(例えば非文献1参照)。セグメント化することによって、帯域全体を復調することなく情報の一部を限定受信することが可能となり、小型・低消費電力化に有効である。
一方、OFDM方式を用いる別の通信方法として、移動通信のようなセルを構成した場合に周波数利用効率が高く、高速伝送に適したマルチキャリアCDMA方式も注目されており(例えば特許文献1参照)、マルチキャリアCDMA方式と直交可変拡散率符合(OVSFコード:Orthogonal Variable Spreading Factorコード)(例えば非特許文献2参照)を適用することで、様々な伝送速度の信号を混在させた通信が可能となる。
また、移動通信に必要な共通制御チャネルや個別制御チャネルの送信方法として送信するサブキャリアを選択して時間多重または周波数多重する方式も公知である(例えば特許文献2参照)。
特開2000−201134号公報(第1項) 特開2001−203665号公報(第1頁) テレビジョン学会技術報告、第20巻、第22号、第23〜29頁、1996年3月 NTTDoCoMoテクニカル・ジャーナルVol.8 No.3、2000年10月
しかしながら、従来のマルチキャリアCDMA方式による通信方法を移動通信端末に適用することを想定すると、端末には低消費電力化が求められる。従来のマルチキャリアCDMA方式による通信方法は高速大容量の伝送には適しているものの、低速な信号伝送速度で十分な制御チャネル等のみを復調する場合にもOFDM帯域すべてを復調する必要があり、消費電力が大きいという問題があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、制御チャネルといった選択した信号を効率よく復調することのできるマルチキャリアCDMA方式による通信方法を提供することを目的とする。
本発明は、直交周波数分割方式(OFDM方式)において、サブキャリアをユーザ毎に転送データのセグメント幅を決めて複数個のセグメントに分割し、セグメント毎に独立または非独立に符号分割多重(CDMA)を施して、拡散処理をおこなった転送データをセグメントのどこに割り当てるかを決定した後、直交周波数分割方式の多重を施して伝送す
るように構成している。
このように、セグメントという概念を導入することによって、制御チャネル等のように低速伝送速度の信号は限定した帯域のセグメントのみで送信し、受信側では限定したセグメントのみを復調することが可能となり、端末の低消費電力化が可能となる。
本発明によれば、OFDM方式においてサブキャリアをユーザ毎に転送データのセグメント幅を決めて複数個のセグメントに分割し、セグメント毎に独立または非独立に符号分割多重を施して、拡散処理を行った転送データをセグメントのどこに割り当てるかを決定した後、直交周波数分割方式の多重を施して伝送するように構成している。
このように、セグメント化することで、情報信号のように様々な伝送速度および拡散率を有していて、OFDM信号帯域全体を使用して伝送することが望ましい信号と、制御チャネル等のように低速伝送速度であり、OFDM信号帯域の一部のみを使用して伝送することが望ましい信号とを同時に伝送できる。その結果、制御チャネル等のようにOFDM信号帯域の一部のみを使用している信号に対して、受信側では限定したセグメントのみを復調することが可能となり、端末の低消費電力化が可能となる。
本発明の通信方法は、直交周波数分割方式と符号分割方式とを組合わせて通信をおこなう通信方法であって、ユーザ毎に転送データのセグメント幅を決めるセグメント幅決定ステップと、セグメント幅に基づいて転送データを符号分割方式の拡散処理を行う拡散ステップと、拡散処理を行った転送データをセグメントのどこに割り当てるかを決定するセグメント割り当てステップと、セグメントに割り当てられたデータに対し直交周波数分割方式の多重を施すステップとを含む通信方法であって、セグメント化によってマルチキャリアCDMA方式の限定受信が可能となり、端末の低所費電力化が可能となる。
また、本発明の通信方法は、拡散処理の拡散率が1以上であり、拡散率が1では符合同期の必要ないチャネルが確保されていることとなり、このチャネルを用いて制御チャネル等を伝送することで、符合同期が不要な高速なリンク確立が可能となる。
また、本発明の通信方法は、ユーザ毎のセグメント幅が最小セグメント幅の整数倍の関係であり、ユーザ毎に効率よく通信することができる。
また、本発明の通信方法は、セグメント幅の整数倍の関係が、2のべき乗の関係であり、OFDM信号帯域に整合して通信することができる。
以下、本発明の実施の形態の通信方法について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における通信方法を実現する送信装置のブロック構成図を示す。
本実施の形態の通信方法は、制御情報および各ユーザからの情報信号それぞれを変調・拡散するモジュールが複数個用意されていて、それら複数個のモジュールからの出力を選択的に加算し、加算結果を各セグメントに分配した結果をIFFT(高速逆フーリエ変換)してOFDM化するものである。
図1において、本発明の通信方法を実現する送信装置は、情報を1次変調する変調部1、変調信号に拡散符合を乗ずる乗算部2、乗算結果をシリアル/パラレル変換するS/P
部3、拡散符合を発生させる符号発生部4、およびこれらを構成要素とする拡散化モジュール5、ユーザ毎に用意された拡散化モジュール5の集合体であるモジュール群10、それぞれの拡散化モジュールの変調方式や拡散符合および、シリアル/パラレル変換数などを制御する伝送速度決定・セグメント分配制御部11、複数の拡散化モジュールからの出力を選択的に加算し、加算結果をセグメントに分配する多重・分配部6、多重・分配部6からの出力を逆離散フーリエ変換するIFFT部7、IFFT部7からの出力をパラレル/シリアル変換するP/S部8、ガード区間に信号をコピーするガード付加部9などと直交変調部(図示せず)から構成される。
本実施の形態の通信方法は、符合多重化された信号をOFDM帯域全体に拡散せず、帯域が限定されたセグメントで伝送するものである。符合多重化信号の伝送帯域をセグメント内に限定させるように、拡散符合の符合長はセグメントを構成するサブキャリアの本数と一致させると制御が容易となり好適であるが、この限りではない。
入力された情報信号は所定の変調方式によって変調部1において1次変調される。その後、乗算部2において拡散符合が乗ぜられる。ここで、拡散符合は、符合発生部4から発生されるものであるが、OVSFコードを用いることで様々な伝送速度信号を混在させることが可能となる。拡散された信号は、伝送速度決定・セグメント分配制御部11によって定められた所定の割合でS/P部3にてシリアル/パラレル変換する。
シリアル/パラレル変換後の信号は、他の拡散化モジュール出力信号と共に、多重・分配部6に入力される。多重・分配部6においては複数の拡散化モジュールからの出力を選択的に加算し、加算結果をセグメントに分配する。
一例として図2に示すように周波数軸上で多重することを仮定する。図2は、本発明の一実施の形態におけるセグメントとユーザとの信号多重の例を示す模式図であり、横軸は周波数であり、横軸は、それぞれにどのような情報が含まれているかを模式的に示している。図2ではOFDM信号帯域を5つのセグメントに分割した場合の例である。1セグメント内のサブキャリアの本数をN本と仮定する。
ここで、すべてのセグメントの本数が必ずしも一致する必要はないが、説明のためにすべてN本であるとしている。制御情報はセグメント5に分配されており、拡散率はNである。また、ユーザAの情報は拡散率がNで4つのセグメント(1,2,3,4)にわたって伝送されている。
また、ユーザBの情報は拡散率が2Nで4つのセグメントを用いて伝送されている。ユーザCは拡散率が、2のべき乗の関係である4Nで4つのセグメントを用いて伝送されている。1次変調方式が同じと仮定してそれぞれのユーザの伝送速度を比較すると、ユーザAはユーザCの伝送速度の4倍であり、ユーザBはユーザCの伝送速度の2倍である。それぞれのユーザがOVSFコードを使用していると仮定すれば、ユーザ間で直交性が満たされており復調可能である。ただし、使用する拡散コードとしてOVSFコードに限定するものではない。
多重・分配部6では、例えば、セグメント1に割り当てる信号であるユーザAからの拡散信号A(1)とユーザBからの拡散信号B(1)の一部とユーザCからの拡散信号の一部とを加算して多重し、多重結果をセグメント1に分配する。セグメント2、3、4についても同様に多重・分配を実施する。セグメント5については多重化の必要がないため、制御情報の拡散信号をそのまま分配する。
伝送速度決定・セグメント分配制御部11においては、要求される伝送速度に応じて、
各拡散化モジュールの1次変調方式や拡散符合を決定して制御する。また、同時に、決定したそれぞれの拡散符合に応じて、どの拡散化モジュールからのどのタイミング出力を加算すべきかということと、加算結果をどのセグメントに分配すべきかを制御する。
上述の例では、制御情報は、図2に示すように、符号分割方式で多重化していないが、これに限定するものではない。また、拡散率がN以上のもののみ示したが、これに限定するものではない。すなわち、拡散率はセグメント内のサブキャリアの本数以下であっても何ら問題ない。
なお、図2で示した制御情報のように他に多重する信号がない場合には拡散処理の拡散率を1に、すなわち拡散せずに、1次変調信号をそのまま伝送することも好適である。拡散せずに伝送する場合には隣接セルからの干渉を防ぐために、基地局同士を同期させておき、隣接セル間で異なるセグメントを用いて制御情報を伝送するように構成すると好適である。
上述のように伝送する場合の制御情報の一例を図3に示す。図3のように制御情報にユーザ毎の拡散率、使用セグメント番号、拡散コードを記しておくことで、受信側で適切に復調することが可能となる。
受信装置側では従来技術を用いたマルチキャリアCDMA受信装置でも復調可能であるが、低消費電力化のために、待ち受け時のような場合にはOFDM信号の一部のセグメントのみを復調して制御情報のみを受信するような構成とすると好適である。
図4に制御情報のみを限定受信できる受信装置の構成例を示す。
図4において、受信装置は、信号を受信する受信アンテナ12と、受信した信号から伝送帯域以外の成分を除去する広帯域フィルタ13と、受信信号を周波数変換するミキサ14と、周波数変換するための信号を発生するシンセサイザ15と、あらかじめ定めたセグメントの信号が通過する1セグメント用チャネルフィルタ16と、全チャネル帯域が通過する全チャネル帯域フィルタ17と、フィルタからの信号を切り替える切替え部18と、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換部19と、A/D変換の周波数を切り替える周波数切替え可能クロック源20と、付加されているガードインターバル長を切り捨てるFFT窓切出し部21と、ポイント数切替え可能FFT部22などと復調部(図示せず)とから構成される。
受信アンテナ12で受信された信号は広帯域フィルタ13によって、想定される伝送帯域以外の成分を除去し、ミキサ14においてダウンコンバートされる。シンセサイザ15の発振周波数は所望の周波数が直流成分にダウンコンバートされるように設定する。ミキサ出力は1セグメント用チャネルフィルタ16および全チャネル帯域フィルタ17に入力され、両フィルタ出力のうちのどちらかを切替部18にて切り替えて後段に出力する。切替部18の出力をA/D変換部19にてデジタル信号に変換する。
このとき、クロックは周波数切替え可能クロック源20から入力され、復調すべき信号帯域がナイキスト定理を満たして離散信号に変換されるように設定する。変換されたデジタル信号はFFT窓切出し部21にて、付加されているガードインターバル長を切り捨てて、後段のポイント数切替え可能FFT部22に入力する。ここで、FFTのポイント数に応じて、ガードインターバルのサンプル数が変更となるため、FFT窓切出し部21はFFTのポイント数に応じて動作するものである。
OFDM信号の待ち受け時には制御情報が伝送されている帯域のみの信号を復調するよ
うに切替部18を設定し、1セグメント用チャネルフィルタの出力信号を後段に出力するようにする。またこの時、シンセサイザ15の発振周波数も切替え、制御情報が伝送されている帯域の中心周波数が直流成分にダウンコンバートされるように設定する。さらにまた、A/D変換部19に供給するクロック源20のクロック周波数も制御情報帯域成分に対してのみがナイキスト定理を満たして離散信号に変換できるように設定する。
すなわち、M個のセグメントで構成されるOFDM信号であると仮定すると、全帯域成分に対してナイキスト定理を満たすように離散信号に変換する場合に比べて、1/M倍の周波数でよいため、低消費電力化が図れる。さらに、FFTポイント数も1/MにするようにFFT窓切出し部21やポイント数切替え可能FFT部22を設定する。
次に制御情報によってOFDM信号全帯域を使用して情報信号が伝送されるということが示された場合、OFDM信号全帯域を復調するように、切替部18を切り替えて、全チャネル帯域フィルタ出力信号を後段に出力するように設定する。またこの時、シンセサイザ15の発振周波数も切替え、OFDM信号全帯域の中心周波数が直流成分にダウンコンバートされるように設定する。
さらにまた、A/D変換部19に供給するクロック源20のクロック周波数も全帯域成分に対してナイキスト定理を満たして離散信号に変換できるように設定する。すなわち、N個のセグメントで構成されるOFDM信号であると仮定すると、1個のセグメントのみを復調する場合に比べると、N倍の周波数にする。さらに、FFTポイント数も通常のOFDM信号を復調する場合と同じ設定にするようにFFT窓切出し部21やポイント数切替え可能FFT部22を設定する。
このように構成することで、待ち受け時のような場合には制御情報が伝送されているセグメントのみを復調することで、周波数切替可能クロック源20は低速クロックとなり消費電力を小さくでき、A/D変換部19からポイント数切替可能FFT部22を低速クロックで動作させることができるので電力消費を小さくすることができて好適である。
また、図5に示すように、待ち受け時に限らず、音声通信のように比較的狭帯域伝送で十分な場合に限定した1セグメントのみを受信する受信装置を構成することができ、消費電力の低減が可能となる。図5において、受信装置は、図4にある全チャネル帯域フィルタ17と切替部18とを備えず、周波数切替可能クロック源20に代えて周波数固定クロック源40を備える。
A/D変換部19からポイント数切替可能FFT部22を常時、低速クロックで動作させることができ、周波数固定クロック源40も低速動作なので消費電力の低減が可能となる。
図4の構成では、限定受信するセグメント数としては1セグメントのみを示しているが、これに拘束されるものでなく、複数のセグメントを復調できるようにLセグメント用チャネルフィルタ(L:M以下の自然数)を設けておき、切替えることも好適である。この場合、上述と同様に対応する部分を変更する必要がある事は勿論である。
ここで、制御情報が伝送されているセグメントは不変であっても変化してもよい。例えば、図6のように制御情報が伝送されている場合、制御情報が伝送されているセグメント番号が1、2、3、4、5、1、2、…、と変化しているため、この変化タイミングと同期させてシンセサイザ15を、ダウンコンバート後の制御情報の中心周波数が常に直流成分となるように制御すればよい。
なお、どのセグメントで制御情報が伝送されるかという事に関しては、予め定めておいても、また、制御情報の中に次回以降に存在すべきセグメント番号を記載しておくことも良い。また、制御情報が伝送されているセグメントを示す情報を一定間隔毎に送信することも好適である。
制御情報には受信すべき情報信号のタイミングと、その時のセグメント番号を記載しておくことで、受信すべきタイミングで指定されたセグメント番号のみの情報信号を復調するように制御できる。
なお、小型消費電力化に特化した端末が求められる場合には、図7のように、制御情報専用の受信系統と、限定セグメント受信用の受信系統を並列に構成し、独立に復調することでできるように構成することも好適である。図7において、受信装置は、受信アンテナ12、広帯域フィルタ13、ミキサ23、25、シンセサイザ24、26、制御情報用復調部27、情報信号用復調部28、データ処理部29から構成される。
受信アンテナ12で受信された信号は広帯域フィルタ13を経て、ミキサ23および25にてダウンコンバートされる。このミキサに正弦波を入力するシンセサイザの周波数は復調すべき信号帯域の中心周波数が直流成分にダウンコンバートされるように制御される。ミキサからの出力はそれぞれ、制御情報用復調部27および情報信号用復調部28に入力されて、制御情報および情報信号が復調される。復調された両信号はデータ処理部29にて処理されて、画面表示や音声等に変換される。
このように並列に構成することで、高速大容量の通信が不要な端末の場合には、限定されたセグメントだけ復調できればよいため、情報信号用復調部の動作速度を低減させることができ、小型、低消費電力化が図れる。
このように復調可能セグメント数限定端末も同一ネットワークに含めた場合、端末に割当て可能なセグメント数をチェックする必要があるため、送信側では図8のようにデータベースを構成しておくと好適である。すなわち、ユーザ毎の使用可能セグメント数記憶データベース30、ユーザ毎の割当てセグメント番号・拡散率決定部31、各ユーザからの要求速度算出部32、セグメント毎の多重数計算部33等で構成する。
送信側では、図示しない復調部からのデータを用いて、ユーザからの要求速度を算出部32で算出し、ユーザ毎の割当てセグメント番号・拡散率決定部31に入力する。決定部31ではユーザが使用できるセグメント数を調べるために、ユーザ毎の使用可能セグメント数記憶データベース30にアクセスする。伝送すべきすべてのユーザに対して、使用可能セグメント数および要求速度を把握すると、これらの制約条件のもと、最もユーザ間の干渉が少なくなるようにセグメント番号および拡散率を決定する。ユーザ間干渉量は、セグメント毎の多重数計算部33で計算して求め、この総和が最小になるように決定部31において決定するものである。
以上のように、本発明にかかる通信方法は、直交周波数分割方式と符号分割方式とを組合わせて通信をおこなう通信方法であって、ユーザ毎に転送データのセグメント幅を決めるセグメント幅決定ステップと、セグメント幅に基づいて転送データを符号分割方式の拡散処理を行う拡散ステップと、拡散処理を行った転送データをセグメントのどこに割り当てるかを決定するセグメント割り当てステップと、セグメントに割り当てられたデータに対し直交周波数分割方式の多重を施すステップとを含む通信方法であって、セグメント化によってマルチキャリアCDMA方式の限定受信が可能となり、端末の低所費電力化が可能となるという効果を有し、低消費電力化が必要な直交周波数分割多重方式および、これ
に符合分割多重を組み合わせたマルチキャリアCDMA方式による通信方法を用いた携帯電話等として有用である。
本発明の一実施の形態における直交周波数分割多重伝送方式を示すブロック図 本発明の一実施の形態におけるセグメントとユーザとの信号多重の例を示す模式図 本発明の一実施の形態における制御情報の一例を示す概略図 本発明の一実施の形態における制御情報のみを限定受信できる受信装置の構成例を示す概略図 本発明の一実施の形態における1セグメントを専用受信できる受信装置の構成例を示す概略図 本発明の一実施の形態における時間領域および周波数領域における制御情報伝送の一例を示す概略図 本発明の一実施の形態における小型消費電力化に特化した受信端末の構成例を示す概略図 本発明の一実施の形態における送信側における割当てセグメント番号・拡散率決定の構成例を示す概略図
符号の説明
1 変調部
2 乗算部
3 S/P部
4 符合発生部
5 拡散化モジュール
6 多重・分配部
7 IFFT部
8 P/S部
9 ガード付加部
10 モジュール群
11 伝送速度決定・セグメント分配制御部
12 受信アンテナ
13 広帯域フィルタ
14、23、25 ミキサ
15、24、26 シンセサイザ
16 1セグメント用チャネルフィルタ
17 全チャネル帯域フィルタ
18 切替部
19 A/D変換部
20 周波数切替え可能クロック源
21 FFT窓切出し部
22 ポイント数切替え可能FFT部
27 制御情報用復調部
28 情報信号用復調部
29 データ処理部
30 ユーザ毎の使用可能セグメント数記憶データベース
31 ユーザ毎の割当てセグメント番号・拡散率決定部
32 各ユーザからの要求速度算出部
33 セグメント毎の多重数計算部
40 周波数固定クロック源

Claims (16)

  1. 直交周波数分割方式と符号分割方式とを組合わせて通信をおこなう通信方法であって、ユーザ毎に転送データのセグメント幅を決めるセグメント幅決定ステップと、前記セグメント幅に基づいて前記転送データを前記符号分割方式の拡散処理を行う拡散ステップと、前記拡散処理を行った転送データをセグメントのどこに割り当てるかを決定するセグメント割り当てステップと、前記セグメントに割り当てられたデータに対し前記直交周波数分割方式の多重を施すステップと、を含む通信方法。
  2. 前記ユーザ毎のセグメント幅は最小セグメント幅の整数倍の関係にあることを特徴とする請求項1記載の通信方法。
  3. 前記整数倍の関係は、2のべき乗の関係であることを特徴とする請求項2記載の通信方法。
  4. 前記符号分割方式は、拡散符号によって拡散された信号を前記直交周波数分割方式のそれぞれのキャリアに割り当てることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の通信方法。
  5. 前記セグメント幅の決定は、前記転送データのサービス品質に応じて決定されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の通信方法。
  6. 前記セグメント幅は、前記符号分割方式の拡散符号の周期であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の通信方法。
  7. 前記拡散処理を行った転送データのセグメント割り当ては、拡散された信号間の干渉を最小にするようにセグメントを割り当てることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の通信方法。
  8. 前記拡散処理の拡散率は、1以上であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の通信方法。
  9. 前記セグメントの少なくとも1つは、通信方法の制御情報を含み、前記制御情報を含むセグメントの拡散率が1であることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の通信方法。
  10. 前記セグメントの少なくとも1つは、通信方法の制御情報が占有することを特徴とする請求項8又は請求項9記載の通信方法。
  11. 前記セグメントの割り当ては、前記制御情報を含むセグメントの位置を固定して割り当てることを特徴とする請求項9または請求項10記載の通信方法。
  12. 前記セグメントの割り当ては、前記制御情報を含むセグメントの位置を所定の規則で変化して割り当てることを特徴とする請求項9または請求項10記載の通信方法。
  13. 前記制御情報は、前記ユーザ毎の拡散率、割り当てたセグメント番号、前記拡散処理の拡散コードの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項9乃至請求項12のいずれかに記載の通信方法。
  14. 直交周波数分割と符号分割とを組合わせてマルチキャリアCDMA通信をおこなう送信装
    置であって、ユーザ毎に転送データのセグメント幅を決めるセグメント幅決定手段と、前記セグメント幅に基づいて前記転送データを符号化分割の為の拡散処理をおこなう拡散手段と、前記拡散手段で拡散処理をおこなった転送データをセグメントのどこに割り当てるかを決定するセグメント割り当て手段と、前記セグメントに割り当てられたデータに対し直交周波数多重を施す直交周波数分割手段と、を含む送信装置。
  15. 直交周波数分割と符号分割とを組合わせてマルチキャリアCDMA通信により送信された信号を受信する受信装置であって、直交周波数多重を施された信号を受信してマルチキャリアに含まれる特定のセグメントを取得する直交周波数多重復調手段と、前記直交周波数多重復調手段で取得したセグメントを逆拡散して符号化復調をおこなう符号化復調手段とを含み、あらかじめ定められたユーザ毎のセグメント幅及び前記ユーザ毎の転送データのセグメント割り当て位置に基づいて、前記直交周波数多重復調手段が前記セグメントを選択して取得することを特徴とする受信装置。
  16. 前記特定のセグメントは、前記マルチキャリアCDMA通信の制御情報が含まれるセグメントと前記制御情報が指定するセグメントのいずれかであることを特徴とする請求項15記載の受信装置。
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