JP2005175958A - データ処理装置及び画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 通常操作時の誤操作による誤設定を防止すると共に、設定変更をユーザの装置使用を妨げることなく、短時間で効率的に行うことができるデータ処理装置及び画像処理装置を提供する。
【解決手段】 管理部14に記憶された設定データのうちの所定設定項目の変更指示操作、及び、データの出力処理の実行指示操作を受付ける操作パネル4と、通信ネットワークNWに接続され、管理部14に記憶された設定データのうちの前記所定設定項目の一部又は全部を含む設定項目の変更指示データをコンピュータPC1又はPC2から受付ける通信部10とを備え、機器制御部8によって、操作パネル4が受付けた変更指示操作又は通信部10が受付けた変更指示データに基づいて設定データを変更する。
【選択図】 図1
【解決手段】 管理部14に記憶された設定データのうちの所定設定項目の変更指示操作、及び、データの出力処理の実行指示操作を受付ける操作パネル4と、通信ネットワークNWに接続され、管理部14に記憶された設定データのうちの前記所定設定項目の一部又は全部を含む設定項目の変更指示データをコンピュータPC1又はPC2から受付ける通信部10とを備え、機器制御部8によって、操作パネル4が受付けた変更指示操作又は通信部10が受付けた変更指示データに基づいて設定データを変更する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、通信ネットワークに接続され、データを受付け、受付けたデータの処理を、設定記憶部に記憶されている設定データに基づいて実行するデータ処理装置、及び、通信ネットワークに接続され、該通信ネットワーク又は画像読取手段から画像データを受付け、受付けた画像データの管理処理及び出力処理を含む画像データ処理を、設定記憶部に記憶されている設定データに基づいて実行する画像処理装置に関する。
従来、データを受付けて管理及び出力するデータ処理装置として、原稿を光学的に走査して読み取った画像データを例えばハードディスク等の記憶媒体に記憶する電子ファイリング機能を備え、出力指示に応じて、記憶媒体に記憶されている画像データを読み出して、記録用紙にプリントアウトする画像処理装置が知られている(例えば特許文献1参照)。このような画像処理装置は、複写機能、プリンタ機能及びファクシミリ機能などの何れかの機能又は複数の機能を備えている。
特開平6−178041号公報
電子ファイリング機能を備えた画像処理装置においては、画像データがハードディスクなどに蓄積されるため、ハードディスクに記憶されている画像データに対して暗号化処理又は消去処理を実行して、情報漏洩又は画像データの不正使用の防止を図るデータセキュリティキットを備えるものが多い。
データセキュリティキットの動作設定は、複写機能,プリンタ機能又はファクシミリ機能の動作設定と同様に、画像処理装置の操作パネルで行う場合が多い。各種出力機能及びセキュリティ機能の動作設定を共通の操作パネルで行う場合、通常の出力機能を利用する目的で操作を行っている際に、誤ってセキュリティ機能の設定モードに移行し、ユーザが混乱する可能性がある。また、誤って又は故意にセキュリティ機能の設定モードに移行し、ユーザがセキュリティ設定を変更する可能性もある。さらに、誤った操作によって、装置の動作に関する基本的な設定項目が変更された場合、他のユーザが装置を利用できなくなったり、ユーザが希望する動作を実行できなくなる可能性がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、本体に設けられた操作パネルなどの操作手段による特定設定項目の誤設定を防止するデータ処理装置及び画像処理装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、設定変更を短時間で効率的に行うことができるデータ処理装置及び画像処理装置を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、本体に設けられた操作パネルなどの操作手段への通常操作時の誤操作による特定設定項目の誤設定を防止することができるデータ処理装置を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、設定変更をユーザの装置使用を妨げることなく、短時間で効率的に行うことができるデータ処理装置を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、管理者以外による設定データの変更の防止を図ることができるデータ処理装置を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、不特定多数のユーザによる設定データの変更の防止を図ることができるデータ処理装置を提供することを他の目的とする。
本発明に係るデータ処理装置は、通信ネットワークに接続され、データを受付け、受付けたデータの処理を、設定記憶部に記憶されているデータ処理に関する複数の設定項目からなる設定データに基づいて実行するデータ処理装置において、設定記憶部に記憶された設定データのうちの所定設定項目の変更指示操作を受付ける操作手段と、前記通信ネットワークに接続され、設定記憶部に記憶された設定データのうちの前記所定設定項目の一部又は全部を含む設定項目の変更指示データを受付ける通信手段とを備え、操作手段が受付けた変更指示操作又は通信手段が受付けた変更指示データに基づいて設定データを変更するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係るデータ処理装置は、通信ネットワークに接続され、データを受付け、受付けたデータの処理を、設定記憶部に記憶されているデータ処理に関する複数の設定項目からなる設定データに基づいて実行するデータ処理装置において、設定記憶部に記憶された設定データのうちの所定設定項目の変更指示操作を受付ける操作手段と、前記通信ネットワークに接続され、設定記憶部に記憶された設定データのうちの前記所定設定項目とは異なる設定項目の変更指示データを受付ける通信手段とを備え、操作手段が受付けた変更指示操作又は通信手段が受付けた変更指示データに基づいて設定データを変更するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係るデータ処理装置は、前記操作手段は、前記所定設定項目の変更指示操作、及び、データ処理の実行指示操作を受付けるように構成されていることを特徴とする。
本発明に係るデータ処理装置は、前記操作手段で変更を受付ける設定項目数は、前記通信手段で変更を受付ける設定項目数よりも少ないことを特徴とする。
本発明に係るデータ処理装置は、前記設定データの変更を前記通信手段で受付ける際、認証を行う認証手段を備えることを特徴とする。
本発明に係るデータ処理装置は、前記設定データの変更を前記操作手段で受付ける際、認証を行う認証手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、通信ネットワークに接続され、該通信ネットワーク又は画像読取手段から画像データを受付け、受付けた画像データの管理処理、及び、受付けた画像データの画像形成手段又は前記通信ネットワークへの出力処理を含む画像データ処理を、設定記憶部に記憶されている画像データ処理に関する複数の設定項目からなる設定データに基づいて実行する画像処理装置において、設定記憶部に記憶された設定データのうちの所定設定項目の変更指示操作を受付ける操作手段と、前記通信ネットワークに接続され、設定記憶部に記憶された設定データのうちの前記所定設定項目の一部又は全部を含む設定項目の変更指示データを受付ける通信手段とを備え、操作手段が受付けた変更指示操作又は通信手段が受付けた変更指示データに基づいて設定データを変更するように構成されていることを特徴とする。
本発明においては、設定記憶部に記憶された設定データのうちの所定設定項目の変更指示操作を、データ処理装置又は画像処理装置に設けられた操作手段で受付ける。また、設定記憶部に記憶された設定データのうちの前記所定設定項目の一部又は全部を含む設定項目の変更指示データを、通信手段で通信ネットワークを介して受付ける。例えば、データ処理又は画像データ処理として、出力処理及び保護処理(セキュリティ処理)を行う場合、操作手段で出力処理に関する設定変更を受付け、通信手段で出力処理及び保護処理の両方に関する設定変更を受付けることが可能である。また、通信手段は、例えば通信ネットワークに接続されたコンピュータから設定変更を受付けることが可能である。
本発明においては、設定記憶部に記憶された設定データのうちの所定設定項目の変更指示操作を、データ処理装置に設けられた操作手段で受付ける。また、設定記憶部に記憶された設定データのうちの前記所定設定項目とは異なる設定項目の変更指示データを、通信手段で通信ネットワークを介して受付ける。例えば、データ処理として、出力処理及び保護処理(セキュリティ処理)を行う場合、操作手段で出力処理に関する設定変更を受付け、通信手段で保護処理に関する設定変更を受付けることが可能である。また、通信手段は、例えば通信ネットワークに接続されたコンピュータから設定変更を受付けることが可能である。
本発明においては、操作手段で、前記設定データのうちの所定設定項目の変更指示操作、及び、データ処理の実行指示操作を受付ける。例えば、データ処理として、データの出力処理及びデータの保護処理(セキュリティ処理)を行う場合、操作手段で、出力処理に関する設定項目の変更指示操作及び出力処理の実行指示操作を受付けることが可能である。
本発明においては、前記操作手段で変更を受付ける設定項目数は、前記通信手段で変更を受付ける設定項目数よりも少ない。例えば、データ処理として、データの出力処理を行う場合、出力処理に関する設定項目に対して、出力処理の基本動作に関する基本設定などの誤設定が大きな影響を及ぼす設定項目に関しては、操作手段による変更の受付を行わずに、通信手段で変更を受付けるようにすることが可能である。
本発明においては、設定記憶部に記憶された設定データの変更を通信手段で受付ける際、認証手段で認証を行う。例えば、通信手段が通信ネットワークに接続されたコンピュータから設定変更を受付ける場合、キーボードから英数字(0〜9、A〜Z)を用いたパスワードを受付けて認証を行うことが可能である。
本発明においては、設定記憶部に記憶された設定データの変更を操作手段で受付ける際、認証手段で認証を行う。例えば、ファクシミリ又は複合機などのデータ処理装置のテンキーから数字(0〜9)を用いたパスワードを受付けて認証を行うことが可能である。
本発明によれば、データ処理装置又は画像処理装置に設けられた操作手段で変更を受付ける設定項目と、通信手段で通信ネットワークを介して変更を受付ける設定項目とが一部又は全部異なるため、例えばデータ処理装置又は画像処理装置の基本動作に関する設定項目を通信手段のみで受付けるなどして、不特定多数のユーザが使用可能な操作手段の操作による基本設定の変更などを防止することができる。また、前記基本動作に関する設定項目変更を通信手段で受付けることにより、管理者は例えばデータ処理装置又は画像処理装置と接続されたコンピュータを使用して、遠隔から基本設定の変更を行うことができ、設定変更を短時間で効率的に行うことができる。
本発明によれば、データ処理装置に設けられた通常操作用の操作手段で受付ける設定項目と、通信手段で通信ネットワークを介して受付ける設定項目とが一部又は全部異なるため、例えばデータ処理装置の基本動作に関する設定項目を通信手段のみで受付けるなどして、通常操作時の操作手段の誤操作による基本設定の誤設定などを防止することができる。また、前記基本動作に関する設定項目変更を通信手段で受付けることにより、管理者は例えばデータ処理装置と接続されたコンピュータを使用して、遠隔から基本設定の変更を行うことができ、設定変更をユーザの装置使用を妨げずに短時間で効率的に行うことができる。
本発明によれば、操作手段で変更を受付ける設定項目数を、通信手段で変更を受付ける設定項目数よりも少なくすることにより、データ処理装置に設けられている操作手段による設定項目の変更を制限することができる。例えばデータ処理装置の基本動作に関する設定項目を通信手段のみで受付けることにより、操作手段の誤操作による前記基本設定の誤設定を防止することができる。
本発明によれば、設定データの変更を通信手段で受付ける際、認証手段で認証を行うことにより、管理者以外による設定データの変更の防止を図ることができる。
本発明によれば、設定データの変更を操作手段で受付ける際、認証手段で認証を行うことにより、不特定多数のユーザによる設定データの変更の防止を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係るデータ処理装置をデジタル複合機(画像処理装置)に適用した場合の実施の形態の一例を示す機能ブロック図である。
本発明のデータ処理装置としてのデジタル複合機(画像処理装置)20は、コピー機能を有する他に、通信ケーブルまたは電話回線等を介してパーソナルコンピュータ等の外部装置に接続されており、データ処理機能として、前記外部装置から受信した画像データをプリントするプリンタ機能、外部機器へ画像データを送信するネットワークスキャナ機能、外部のファクシミリ装置との間でファクシミリデータを送受信するファクシミリ機能等をも有する。また、デジタル複合機20は、データ処理機能として画像データを記録媒体に記憶する機能を有し、記憶された画像データをプリントアウトしたり、ファクシミリ通信により外部へ送信又は外部から受信したり、データ通信により外部へ送信することができる。
デジタル複合機20は主要部として、画像読み取り部(画像読取手段)2、操作パネル4、画像形成部(画像形成手段)6、機器制御部8、外部と通信を行なうためのインタフェイスである通信部10、不揮発性の記憶装置としてのハードディスク(以下、HDという)12、管理部14等を備えている。なお、ハードディスク12は画像データを記憶するデータ記憶部として機能する。
管理部14は、機器制御部8が実行する制御プログラムを格納したROM、及び、操作パネル4にて設定された設定情報及び装置の各構成部の動作に関する設定情報等を記憶するためのRAM等からなる。但し、フラッシュメモリ,EEPROM等の書換え可能な不揮発性の記憶媒体であってもよい。
画像読み取り部2は、たとえばCCD(Charge Coupled Device)2a等のような光学的な画像読み取り手段によって原稿の画像を読み取る。機器制御部8の制御によって、画像読み取り部2が読み取った原稿の画像データは例えばRAM等の揮発性の記憶装置であるメモリ6aにページ単位(原稿1枚単位)で記憶されると共に、読み取った原稿の枚数(ページ数)は管理部14に記憶される。
通信部10は、通信回線としてのインターネットまたはLAN(Local Area Network)等の通信ネットワークNWを介してパーソナルコンピュータ(以下、コンピュータ)PC1、PC2等の外部装置と接続されており、それらの外部装置との間でデータ通信を行い、例えば画像データを送受信する。また通信部10は、図示しないがモデム及びNCU(Network Control Unit)を備え、ファクシミリ通信も可能に構成されている。モデムはNCUを介して公衆電話交換網PSTNと接続されている。NCUはアナログの公衆電話交換網PSTNとの回線の閉結及び開放の回線制御動作を行なうハードウェアであり、必要に応じてモデムを公衆電話交換網PSTNと接続する。
画像形成部6は、画像データを記憶する揮発性のたとえばRAM等のメモリ6a、及び、このメモリ6aに記憶された画像データに基づく画像を形成する印字部(LSU:Laser Scanning Unit)6bを備えている。なお、本実施の形態では印字部6bはLSU(レーザ走査ユニット)で構成してあるが、インクジェット方式等のプリンタ装置であってもよい。
次に、入力部4a及び表示部4bから構成される操作パネル4の構成例を図2の模式図を参照して説明する。操作パネル4は、前述したように、入力部4a及び表示部4bを備えている。表示部4bは、ドットマトリックスタイプの液晶パネルにより構成されており、デジタル複合機20としてユーザに対して報知すべき情報を詳細に案内表示する。また、この表示部4bの液晶パネルの画面上には透明のタッチパネルが設けられており、液晶パネル上に表示される情報に従ってタッチパネルを操作することにより、対応する情報が指示情報として入力され、表示部4bは入力部4aの一部としても機能する。
入力部4aには、液晶パネルに隣接してキー群が配置されており、コピースタートを指示するためのスタートキー16、実行中の処理を中断させるためのクリアオール(CA:全解除)キー17、指示したモードの内容をクリアするクリアキー18、コピー枚数等を指示するためのテンキー22、モード(プリンタ、FAX/イメージ送信、コピー)の切り換えキー23a、23b、23c、ユーザー設定キー24等が含まれる。また、現在のジョブの処理状況と印刷が完了した過去の印刷状況などを確認するジョブ状況キー23dも含まれる。
機器制御部8は、たとえばCPU(Central Processing Unit)にて構成されており、管理部14に予め格納されている制御プログラムに従って、操作パネル4、画像形成部6、通信部10、及びHD12等のデジタル複合機20を構成する各機器(各部)の動作を制御する。また、機器制御部8は、操作パネル4に設けられた入力部4aの各キーの操作によってユーザが入力した指示又は情報に従って、前記各機器を制御して画像処理を実行すると共に、表示部4bにデジタル複合機20の状態に関する情報又はユーザに通知すべき情報等を出力する。
更に機器制御部8は、画像読み取り部2からの画像データの入力制御及び通信部10を介しての外部からの画像データの入力制御、入力された画像データのメモリ6a又はハードディスク12への入出力制御、画像形成部6又は通信部10からの画像データの出力制御等を行う。
HD12は、画像読み取り部2又は通信部10から入力されて画像形成部6により画像形成されるべき画像データ、及び、通信部10を介してファクシミリ通信またはデータ通信により外部へ送信されるべき画像データを記憶するが、詳細は後述する。
本発明のデータ処理装置としてのデジタル複合機20は、入力部4aの操作により、コピー機能、プリンタ機能、ネットワークスキャナ機能またはファクシミリ機能の各機能が設定され、この設定された機能に関する情報が機器制御部8によって管理部14に記憶される。この管理部14が記憶している情報に基づいて、機器制御部8は、装置の各構成部の動作を制御し、それぞれの機能に対応した処理を行なうと共に、画像データのメモリ6a及びハードディスク12等の入出力の制御を行なう。
以下に、本発明のデータ処理装置としてのデジタル複合機20をコピー機、プリンタ、ネットワークスキャナまたはファクシミリとして用いた場合におけるそれぞれの動作について説明する。
コピー機としての機能が設定されている場合の処理は、管理部14が記憶している制御プログラムに基づいて、機器制御部8が装置の各構成部の動作を制御することにより実行される。デジタル複合機20を前述した入力部4aの機能設定によりコピー機として使用する場合、機器制御部8は、画像読み取り部2が読み取った原稿の画像データを揮発性のメモリ6aに一旦記憶させ、また同時にHD12にも記憶させる。なお、複数枚(複数ページ)の原稿を画像読み取り部2で読み取る場合には、機器制御部8によって、同様の読み取り及び記憶の処理が原稿の枚数(ページ数)分だけ反復される。
次に、機器制御部8は、HD12が記憶している画像データを読み出すなどしてメモリ6aに一旦記憶させ、メモリ6aに記憶された画像データを印字部6bへ出力させ、操作パネル4の操作により予め設定されている濃度,用紙の大きさ等の情報に基づいて印字処理を行う。また、HD12に記憶されている画像データを複数枚(複数ページ)印字する場合には、機器制御部8によって、同様の読み出し及び印字処理が画像形成される原稿枚数分反復される。
また、プリンタとしての機能が設定されている場合の処理は、管理部14が記憶している制御プログラムに基づいて、機器制御部8が装置の各構成部の動作を制御することにより実行される。通信部10は前述したように通信ケーブル等によりネットワークNWと接続されている。従って、ネットワークNW上に接続されたコンピュータPC1,PC2からデータ通信により画像データを受信することができる。通信部10がコンピュータPC1,PC2から画像データを受信した場合、機器制御部8は、メモリ6aに一旦記憶させ、同時にHD12にも記憶させる。
次に、機器制御部8は、HD12が記憶している画像データを読み出すなどしてメモリ6aに記憶させ、操作パネル4の操作により予め設定されている濃度,用紙の大きさ等の情報に基づいて、メモリ6aに記憶された画像データを印字部6bへ出力させて印字処理を行う。
また、ネットワークスキャナとしての機能が設定されている場合の処理は、管理部14が記憶している制御プログラムに基づいて、機器制御部8が装置の各構成部の動作を制御することにより実行される。画像読み取り部2が読み取った原稿の画像データは、通信部10からネットワークNWを介して、指定されたコンピュータPC1,PC2へ送信される。前述したコピー機能の場合と同様に、機器制御部8は、画像読み取り部2が読み取った画像データを揮発性のメモリ6aに一旦記憶させ、同時にHD12にも記憶させる。
次に、機器制御部8は、HD12に記憶されている画像データを読み出すなどしてメモリ6aに記憶させ、操作パネル4の操作により指定された例えばコンピュータPC1と通信を確立した後、メモリ6aが記憶している画像データを通信部10へ出力し、通信部10からネットワークNWを経由して送信先のコンピュータPC1へ送信する。
通信部10はネットワーク以外に公衆電話交換網PSTNとも接続されており、デジタル複合機20をファクシミリ装置として使用する場合においても同様の手順の処理が機器制御部8により実行される。
本実施の形態においては、画像データを記憶する記憶媒体としてのHDを備えたデジタル複合機20について説明しているが、これに限らず、装置本体から取り外された場合及び電源が遮断された場合にもそれ以前に記憶していた画像データを保持できる不揮発性のメモリ、バックアップ機能を有するメモリ、または磁気記憶媒体を用いたその他の記憶媒体等を備えている場合にも同様に適用できる。
次に、本発明のデータ処理装置としてのデジタル複合機20に備えられているHD12を使用した電子ファイリング機能(画像データの管理処理)について説明する。HD12は、図1に示すように、第1記憶部121と第2記憶部122との二つのデータ記憶領域に分割されている。第1記憶部121が記憶している画像データは、操作パネル4の操作に応じた機器制御部8の制御によって、メモリ6aへ読み出され、メモリ6aから印字部6bへ出力されて印刷用紙等の記録媒体に印字される。このようにして画像が形成された場合、印字処理が行なわれた順番または日時等による履歴情報と、画像データそのものとが第1記憶部121に記憶される。
印字部数設定不足または紙詰まり等により、第1記憶部121に記憶されている画像データの印字処理が一旦行なわれたにも拘わらず、同一の画像データから再度画像を形成する必要が生じた場合には、操作パネル4の操作により印字に関する情報を設定するか、またはネットワークに接続されたコンピュータPC1,PC2等において印字に関する情報を設定し、その設定情報をデジタル複合機20へ送信することにより、それぞれの設定に基づく機器制御部8の制御によって、第1記憶部121に記憶されている画像データが画像形成部6へ再度出力されて画像が形成される。
また、第2記憶部122は、第1記憶部121が記憶している画像データをたとえばデータの形態(以下、ファイル形式という)ごとに記憶、またはコピー、プリンタ、ネットワークスキャナ、ファクシミリ等の機能ごとに整理して記憶しておくための領域である。画像データがデジタル複合機20に入力された後の一定期間後、又は、操作パネル4に所定の操作入力が行われた場合、機器制御部8の制御によって、画像データは第2記憶部122に整理されて記憶される。第2記憶部122に記憶されている画像データを画像形成する場合には、操作パネル4の操作に応じた機器制御部8の制御によって、第2記憶部122から画像データが読み出されてメモリ6aに一旦記憶され、メモリ6aに記憶された画像データが印字部6bへ出力されてコピー用紙等の記録媒体に印字される。
なお、第1記憶部121は第2記憶部122に比して記憶領域が小さく設定されている。従って、第1記憶部121にデータを記憶するために十分な空き領域(記憶領域)がない場合は、機器制御部8の制御によって、たとえば第1記憶部121が記憶している画像データが履歴情報に基づいて古いものから消去されるか、新たに入力された画像データで更新されるか、または第1記憶部121に記憶されてから所定時間経過後に画像データが自動的に消去されるようにすればよい。また、第1記憶部121に記憶されている画像データを、機器制御部8の制御によって、第2記憶部122に記憶することも可能である。
一方、第2記憶部122に記憶されている画像データは前述したように整理して記憶されている。例えば、第2記憶部122は、画像データのファイル形式ごとに分けられた複数のフォルダを有しており、機器制御部8は、画像データを種類に応じて整理して記憶する。この第2記憶部122に記憶されている画像データは、操作パネル4の操作によって消去を指示する情報が設定されない限りは消去されない。但し、第2記憶部122の記憶容量が限界容量に達した場合には、機器制御部8によって表示部4bにその旨を表示してユーザーに報知する。これにより、ユーザが操作パネル4を操作して設定を行なうことにより画像データを消去するか、HDを増設するか、またはより記憶容量が大きいHDに交換するか等により記憶容量を増加させることにより、新たに空き記憶領域を確保、追加することができる。
前述したように、本発明の画像処理装置としてのデジタル複合機20は電子ファイリング機能を有しており、第1記憶部121の印字処理または第2記憶部122の印字処理が実行される場合には、機器制御部8の制御により、HD12が記憶している画像データが画像形成部6へ出力され、画像形成が行われる。また、第1記憶部121に記憶された画像データは、一定期間後又は所定操作が行なわれた場合に機器制御部8によって、第2記憶部122に整理して記憶される。
以下、本発明の画像処理装置としてのデジタル複合機20において、データセキュリティキットが装備されて動作している場合について説明する。データセキュリティキットは、オプションとして後付けしたり、動作モードのオン/オフを切換えて動作/停止させることが可能である。
セキュリティキットが動作する状態においては、例えば、印字処理が終了した画像データに関しては、機器制御部8の制御によって、HD12に記憶されている画像データを“0”で構成又はランダムに構成されたビットデータで上書して、画像データを消去する(以下、上書消去という)か、または解読困難なように暗号化して記憶した後に上書消去を行うことにより、画像データのセキュリティを確保する。本実施の形態では、暗号化及び上書消去の両方を行うものとするが、何れか一方だけを行うことも勿論可能である。
図3は、本発明の画像処理装置としてのデジタル複合機20にデータセキュリティキットが装備された場合の機能構成を示すブロック図であり、図1に示した構成に、暗号化部9a,9b及び復号化部9cが新たに機能ブロックとして追加されている。暗号化部9aは通信部10が受信してメモリ6aへ転送する画像データを暗号化するために、暗号化部9bは画像読み取り部2が読み取ってメモリ6aへ転送する画像データを暗号化するために、復号化部9cは画像形成部6の印字部6bへ転送する暗号化された画像データを復号化して元の画像データに復元するためにそれぞれ備えられている。上述以外の構成は図1に示した構成例と同様であるため、その説明を省略する。
なお、暗号化部9a,9b及び復号化部9cはハードウェア的に暗号化、復号化を行なうオプションボードであってもよいし、ソフトウェア的に暗号化、復号化を行なうプラグインソフトであってもよい。プラグインソフトを用いる場合、管理部14にプラグインソフトが格納されたROMを追加したり、ネットワークNW経由で受信したプラグインソフトを管理部14に格納するなどして、プラグインソフトを追加して機器制御部8に実行させることが可能である。また、プラグインソフトを追加して、機器制御部8に消去処理を実行させることが可能である。
画像読み取り部2またはネットワークNWを通じて通信部10から入力された画像データはデータセキュリティキットの暗号化部9bまたは9aによって暗号化されてメモリ6aに記憶される。そして、この暗号化されてメモリ6aに記憶された画像データが印字部6bへ出力される場合には復号化部9cにより復号化されて元の画像データに復元される。
なお、メモリ6aに記憶されている暗号化された画像データがHD12に記憶される場合には暗号化されたままで記憶される。また、HD12に記憶された暗号化された画像データは、上述したように出力処理後は機器制御部8によって上書消去が実行される。従って、本発明の画像処理装置としてのデジタル複合機20では、画像処理された後の画像データのセキュリティ保護がなされる。
上述した暗号化処理及び消去処理などのデータ管理処理に関する各種設定は、機器制御部8によって、管理部14に記憶され、管理されている。また、複写機能,プリンタ機能及びファクシミリ機能などの出力処理に関する各種設定も、機器制御部8によって、管理部14に記憶され、管理されている。機器制御部8は、管理部(設定記憶部)14に記憶された各種設定(設定データ)に基づいて、出力処理又は保護処理などのデータ処理を実行する。なお、暗号化処理及び消去処理などのセキュリティに関する設定の変更は、管理部14に登録されているパスワードなどの認証用データを用いたユーザ認証を行い、認証が成功した場合のみ受付けることがセキュリティ上好ましい。
操作パネル4は、管理部14に記憶された各種設定(設定データ)のうちの所定設定項目の変更指示操作を受付ける手段(操作手段)として動作する。そのため、操作パネル4は、データ処理の実行指示操作などの通常操作に加えて、前記所定設定項目の変更指示操作も受付ける。また、通信部10は、管理部14に記憶された各種設定のうちの前記所定設定項目の一部又は全部を含む設定項目の変更指示データを受付ける手段(通信手段)として動作する。機器制御部8は、操作パネル4が受付けた変更指示操作又は通信部10が受付けた変更指示データに基づいて管理部14に記憶されている各種設定を変更する。
本実施の形態では、操作パネル4で後述するユーザ設定項目の変更を受付け、通信部10で前記ユーザ設定項目及び後述する管理者設定項目の変更を受付けるものとする。よって、操作パネル4で変更を受付ける設定項目数は、通信部10で変更を受付ける設定項目数よりも少ない。また、通信部10は、コンピュータPC1又はPC2からユーザ設定項目又は管理者設定項目の変更を受付けるものとする。さらに、機器制御部8は、各種設定の変更を通信部10で受付ける際、パスワード認証などの認証を行う手段(認証手段)として動作する。
図4はユーザ設定項目の例を示す図であり、図5は管理者設定項目の例を示す図である。ユーザ設定項目は、図4に示すように、画面コントラスト、給紙トレイ(用紙サイズ、用紙の種類)、省エネルギー(予熱モード移行時間、オートパワーシャットオフ)、操作(キー音、オートクリア時間、表示時間、表示言語)に関する設定項目を含む。また、管理者設定項目は、図5に示すように、日付・時刻、ファックス送信などの相手先、セキュリティ、ネットワーク、利用者に関する設定項目を含む。また、管理者設定項目は、設定内容のプリント、登録内容のプリントの実行指示設定を含む。
図6は操作パネル4の表示部4bに表示されるユーザ設定画面の例を示す図であり、図4に示したユーザ設定項目に対応するキー(「画面コントラスト」、「給紙トレイ」、「省エネ設定」、「操作設定」)が表示部4bに表示されている。なお、例えば図6に示すユーザ設定画面の「給紙トレイ」が選択された場合は、機器制御部8の制御によって、給紙トレイ1〜4の設定画面が表示部4bに表示される(図示せず)。
図7はデジタル複合機20からコンピュータPC1又はPC2に送信して表示されるログイン画面の例を示す図である。ログイン画面は、ユーザ設定の選択ボタンと、管理者設定の選択ボタンと、管理者設定のパスワード入力ボックスとを有する。図8はデジタル複合機20からコンピュータPC1又はPC2に送信して表示されるユーザ設定画面の例を示す図であり、図4に示したユーザ設定項目に対応するボタン(「画面コントラスト」、「給紙トレイ」、「省エネ設定」、「操作設定」)が表示されている。なお、例えば図8に示すユーザ設定画面の「給紙トレイ」が選択された場合は、機器制御部8の制御によって、給紙トレイ1〜4の設定画面が通信部10からコンピュータPC1又はPC2へ送信される。
図9はデジタル複合機20からコンピュータPC1又はPC2に送信して表示される管理者設定画面の例を示す図であり、図5に示した管理者設定項目に対応するボタン(「日付・時刻設定」、「相手先登録」、「セキュリティ設定」、「ネットワーク設定」、「利用者設定」、「設定内容プリント」、「登録内容プリント」)が表示されている。なお、例えば図9に示す「日付・時刻設定」が選択された場合は、機器制御部8の制御によって、日付及び時刻の設定画面が通信部10からコンピュータPC1又はPC2へ送信される。
図6〜図9に示した各表示画面及びその他の表示画面は管理部14に記憶されており、機器制御部8の制御によって、表示部4bに表示されたり、通信部10からコンピュータPC1又はPC2へ送信され、コンピュータPC1又はPC2に表示される。
図10は、データ処理に関する各種設定の設定手順の例を示す図である。操作パネル4で設定の変更又は確認などを受付けた場合(S10:YES)、機器制御部8の制御により、管理部14に記憶されているユーザ設定画面(図6)が表示部4bに表示される(S38)。また、コンピュータPC1又はPC2から通信部10で設定の変更又は確認などを受付けた場合(S10:NO)、機器制御部8の制御により、管理部14に記憶されているログイン画面(図7)が通信部10からコンピュータPC1又はPC2へ送信され(S12)、ログイン画面を受信したコンピュータPC1又はPC2に表示される。
コンピュータPC1又はPC2の操作に応じて、ログイン画面への入力内容を含むログイン情報がコンピュータPC1又はPC2から送信され、送信されたログイン情報はデジタル複合機20で受信される(S14)。ログイン画面でユーザ設定が選択された場合(S16:NO)、ユーザ設定の選択情報がコンピュータPC1又はPC2からデジタル複合機20の通信部10に送られ、機器制御部8の制御によって、管理部14に記憶されているユーザ設定画面(図8)が通信部10からコンピュータPC1又はPC2に送信され(S28)、コンピュータPC1又はPC2に表示される。
ログイン画面で管理者設定が選択された場合(S16:YES)、管理者設定の選択及びパスワード情報がコンピュータPC1又はPC2からデジタル複合機20の通信部10に送られ、機器制御部8の制御によって、管理部14に登録されている認証データ(パスワード)に基づくユーザ認証が行われる(S18)。認証が成功した場合(S18:YES)、機器制御部8の制御によって、管理部14に記憶されている管理者設定画面(図9)が通信部10からコンピュータPC1又はPC2に送信され(S20)、コンピュータPC1又はPC2に表示される。また、認証が失敗した場合(S18:NO)、機器制御部8の制御によって、管理部14に記憶されているログイン画面が通信部10からコンピュータPC1又はPC2に送信される(S12)。
操作パネルに表示されたユーザ設定画面(図6)、または、コンピュータPC1又はPC2に表示されたユーザ設定画面(図8)又は管理者設定画面(図9)への操作に応じて、機器制御部8は、操作に応じた設定データの更新などの設定処理を行う(S22及びS24:NO、S30及びS32:NO、S40及びS42:NO)。ユーザ設定画面又は管理者設定画面で「終了」が選択された場合、機器制御部8は、設定処理を終了させる(S24:YES、S32:YES、S42:YES)。
次に、設定処理の例として、セキュリティ設定について、図11〜14の表示画面の模式図を参照して説明する。なお、図11はセキュリティ設定画面、図12はデータ消去の確認ウィンドウ、図13はHD12でのデータ消去作業の進行状況の表示画面、図14は全データエリア消去回数の設定画面の例を示しており、各表示画面はそれぞれ管理部14に記憶されており、機器制御部8の制御によって、通信部10からコンピュータPC1又はPC2へ送信される。例えば、図9に示した管理者設定画面の「セキュリティ設定」が選択された場合、「セキュリティ設定」の選択情報がコンピュータPC1又はPC2からデジタル複合機20の通信部10に送信され、機器制御部8の制御によって、管理部14に記憶されているセキュリティ設定画面(図11)が通信部10からコンピュータPC1又はPC2へ送信され、表示される。
図11に示すセキュリティ設定画面には、HD12(第1記憶部121及び第2記憶部122)が記憶しているデータを任意のタイミングで強制的に消去処理する指示を与えるための「全データエリア消去」キーK11、デジタル複合機20の電源が投入される都度、HD12が記憶している全てのデータの消去処理が実行されるように設定する「電源投入時の自動消去」キーK12、暗号化処理が実行されるように設定する「暗号化」キーK16が表示されている。なお、「電源投入時の自動消去」キーK12又は「暗号化」キーK16が選択(クリック)された場合、付設されたチェックボックスにチェックマーク「レ」が表示される。デフォルトでは両者共にオン状態であり、チェックマークが表示されている。
また、図11に示すセキュリティ設定画面には、「全データエリア消去」の消去処理回数を設定するための「全データエリア消去回数」キーK13、「電源投入時の自動消去」の消去処理回数を設定するための「電源投入時の自動消去回数」キーK14、HD12(第1記憶部121及び/又は第2記憶部122)が記憶している画像データが出力処理された後、その画像データのみをHD12からの消去処理する際の消去処理回数を設定する「ジョブ終了時の自動消去回数」キーK15が表示されている。
これらの「全データエリア消去回数」キーK13、「電源投入時の自動消去回数」キーK14及び「ジョブ終了時の自動消去回数」キーK15それぞれの右横直近の位置にはそれぞれのキーの操作により設定された回数が表示される。但し、それぞれのデフォルト設定値は、「全データエリア消去回数」キーK13及び「ジョブ終了時の自動消去回数」キーK15では共に「1」であり、「電源投入時の自動消去回数」キーK14では「0」である。なお、図では「電源投入時の自動消去回数」は「1」に設定されている。
上述のような各キーの操作によりセキュリティレベルに適した消去処理回数が設定されている場合には、HD12(第1記憶部121及び/又は第2記憶部122)が記憶している画像データが不要になった時点で、機器制御部8によって、設定されている消去処理回数分だけデータの消去処理が反復実行される。従って、本発明の画像処理装置であるデジタル複合機20の設置場所に応じて必要とされるセキュリティレベルに応じた消去処理回数を設定することが可能になる。また、「全データエリア消去」キーK11の操作により、HD12が記憶している全ての画像データの消去処理を任意のタイミングで実行させる操作は、たとえばセキュリティレベルが非常に高い重要なデータをプリントアウト直後に直ちに消去したいような場合に非常に有効である。
図11に示すセキュリティ設定画面において「全データエリア消去」キーK11が選択(クリック)されることによってHD12が記憶している全ての画像データの消去処理が実行される際には、機器制御部8によって、図12に示すようにセキュリティ設定画面の略中央に確認ウィンドウW11が表示される。この確認ウィンドウW11には「消去しない」の操作ボタンB11及び「消去する」の操作ボタンB12が表示されるので、「消去する」の操作ボタンB12が選択(クリック)された場合、選択情報がコンピュータPC1又はPC2から通信部10に送られ、機器制御部8により、HD12が記憶しているデータの消去処理が開始される。
上述のようにしてHD12が記憶しているデータの消去処理が実際に開始されると、図13に示すように、機器制御部8によって、セキュリティ設定画面には処理の進行状況を表示するためのウィンドウW12が表示される。
また、前述の図11に示すセキュリティ設定画面において、「全データエリア消去回数」キーK13、「ジョブ終了時の自動消去回数」キーK15、または「電源投入時の自動消去回数」キーK14が選択(クリック)された場合、選択情報がコンピュータPC1又はPC2から通信部10へ送られ、機器制御部8によって、通信部10からコンピュータPC1又はPC2へ「全データエリア消去回数」、「ジョブ終了時の自動消去回数」、または「電源投入時の自動消去回数」の設定画面が送信される。図14は一例として「全データエリア消去回数」キーK13が選択(クリック)された場合にコンピュータPC1又はPC2へ送信される全データエリア消去回数の設定画面を示している。
この図14に示すように、たとえば「全データエリア消去回数」キーK13が選択(クリック)された場合には、「アップ」キーK16及び「ダウン」キーK17が表示されるので、いずれかの操作により、任意に消去処理回数を設定することが可能になる。なお、他の「ジョブ終了時の自動消去回数」キーK15、または「電源投入時の自動消去回数」キーK14が図11に示すセキュリティ設定画面において選択(クリック)された場合にも上述した「全データエリア消去回数」キーK13が選択(クリック)された場合と同様に任意に消去処理回数を設定することが可能である。
但し、「ジョブ終了時の自動消去」の処理に関しては「ジョブ終了時の自動消去回数」キーK15が選択(クリック)されたか否かには拘わらず、デジタル複合機20にデータセキュリティキットが装備されたことによって「画像データ消去機能」が稼働可能になった時点で自動的に動作が設定される、換言すればデフォルトの「1」が自動消去の回数として設定される。
上述した各表示画面は、例えば管理部14に記憶されており、機器制御部8の制御によってコンピュータPC1又はPC2へ送信され、表示される。また、コンピュータPC1又はPC2で表示画面の各種キーが選択(クリック)された場合、選択情報がコンピュータPC1又はPC2からデジタル複合機20の通信部10に送信され、機器制御部8の制御によって、選択に応じた処理又は設定更新などが実行される。また、選択に応じた又は設定更新などに応じた表示画面が、機器制御部8の制御によって通信部10からコンピュータPC1又はPC2へ送信される。なお、操作パネル4で操作を受付けた場合は、機器制御部8の制御によって、操作に応じた処理又は設定更新などが実行され、操作に応じた又は設定更新などに応じた表示画面が表示パネル4に表示される。
以上、管理者設定に含まれるセキュリティ設定を例にして説明したが、ユーザ設定又は管理者設定に含まれる他の設定も同様に行うことができる。
上述した実施の形態においては、管理者設定の受付時のみに認証を行ったが、ユーザ設定の受付時に認証を行うことも可能である。例えば機器制御部8を、各種設定の変更を操作パネル4で受付ける際、認証を行う手段(認証手段)として動作させることが可能である。例えば、図7に示すログイン画面に、管理者設定と同様のパスワード入力ボックスをユーザ設定側にも設け、機器制御部8によって、管理者設定の場合と同様に、管理部14に登録されているパスワードに基づいて、認証を行うことも可能である(図10のS26)。また、操作パネル4でユーザ設定を行うためのパスワードを受付け(図10のS34)、管理部14に登録されているパスワードに基づいて、認証を行うことも可能である(図10のS36)。図15は、操作パネル4に表示されるパスワード入力画面の例を示す図である。
操作パネル4でパスワードを入力する場合、操作パネル4から入力できるパスワードはテンキーの数字「0」〜「9」を使用したパスワードに制限されてしまう。しかし、通信部10でコンピュータPC1又はPC2からパスワードを受付ける場合、「0」〜「9」に加えて「A」〜「Z」などの他の文字又は記号をパスワードに使用することが可能になる。よって、操作パネル4よりも通信部10(コンピュータPC1、PC2)からパスワードを受付ける方が、セキュリティは高い。
また、上述した実施の形態においては、操作パネル4で受付ける設定項目は、通信部10で受付ける設定項目に含まれているが、操作パネル4で受付ける設定項目の一部分だけを通信部10で受付ける設定項目に含ませることも可能である。また、操作パネル4でユーザ設定を受付け、通信部10で管理者設定を受付けるなど、操作パネル4で受付ける設定項目と通信部10で受付ける設定項目とは異なることも可能である。
2 画像読み取り部
4 操作パネル
6 画像形成部
6a メモリ
8 機器制御部
9a,9b 暗号化部
9c 復号化部
10 通信部
12 HD(ハードディスク)
14 管理部
20 デジタル複合機
4 操作パネル
6 画像形成部
6a メモリ
8 機器制御部
9a,9b 暗号化部
9c 復号化部
10 通信部
12 HD(ハードディスク)
14 管理部
20 デジタル複合機
Claims (7)
- 通信ネットワークに接続され、データを受付け、受付けたデータの処理を、設定記憶部に記憶されているデータ処理に関する複数の設定項目からなる設定データに基づいて実行するデータ処理装置において、
設定記憶部に記憶された設定データのうちの所定設定項目の変更指示操作を受付ける操作手段と、
前記通信ネットワークに接続され、設定記憶部に記憶された設定データのうちの前記所定設定項目の一部又は全部を含む設定項目の変更指示データを受付ける通信手段と
を備え、操作手段が受付けた変更指示操作又は通信手段が受付けた変更指示データに基づいて設定データを変更するように構成されていることを特徴とするデータ処理装置。 - 通信ネットワークに接続され、データを受付け、受付けたデータの処理を、設定記憶部に記憶されているデータ処理に関する複数の設定項目からなる設定データに基づいて実行するデータ処理装置において、
設定記憶部に記憶された設定データのうちの所定設定項目の変更指示操作を受付ける操作手段と、
前記通信ネットワークに接続され、設定記憶部に記憶された設定データのうちの前記所定設定項目とは異なる設定項目の変更指示データを受付ける通信手段と
を備え、操作手段が受付けた変更指示操作又は通信手段が受付けた変更指示データに基づいて設定データを変更するように構成されていることを特徴とするデータ処理装置。 - 前記操作手段は、前記所定設定項目の変更指示操作、及び、データ処理の実行指示操作を受付けるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のデータ処理装置。
- 前記操作手段で変更を受付ける設定項目数は、前記通信手段で変更を受付ける設定項目数よりも少ないことを特徴とする請求項1乃至3の何れかひとつに記載のデータ処理装置。
- 前記設定データの変更を前記通信手段で受付ける際、認証を行う認証手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れかひとつに記載のデータ処理装置。
- 前記設定データの変更を前記操作手段で受付ける際、認証を行う認証手段を備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れかひとつに記載のデータ処理装置。
- 通信ネットワークに接続され、該通信ネットワーク又は画像読取手段から画像データを受付け、受付けた画像データの管理処理、及び、受付けた画像データの画像形成手段又は前記通信ネットワークへの出力処理を含む画像データ処理を、設定記憶部に記憶されている画像データ処理に関する複数の設定項目からなる設定データに基づいて実行する画像処理装置において、
設定記憶部に記憶された設定データのうちの所定設定項目の変更指示操作を受付ける操作手段と、
前記通信ネットワークに接続され、設定記憶部に記憶された設定データのうちの前記所定設定項目の一部又は全部を含む設定項目の変更指示データを受付ける通信手段と
を備え、操作手段が受付けた変更指示操作又は通信手段が受付けた変更指示データに基づいて設定データを変更するように構成されていることを特徴とする画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003413852A JP2005175958A (ja) | 2003-12-11 | 2003-12-11 | データ処理装置及び画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003413852A JP2005175958A (ja) | 2003-12-11 | 2003-12-11 | データ処理装置及び画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005175958A true JP2005175958A (ja) | 2005-06-30 |
Family
ID=34733865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003413852A Pending JP2005175958A (ja) | 2003-12-11 | 2003-12-11 | データ処理装置及び画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005175958A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6075502B1 (ja) * | 2016-10-12 | 2017-02-08 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報処理装置及びプログラム |
-
2003
- 2003-12-11 JP JP2003413852A patent/JP2005175958A/ja active Pending
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JP6075502B1 (ja) * | 2016-10-12 | 2017-02-08 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報処理装置及びプログラム |
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