JP2005175522A - 加入者交換機、中継交換機及び電話交換システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 電話交換網の規模に拘らず、電話端末のVoIP化によるルート情報の変更処理を不要とし、運用負担の軽減によるコスト低減を図る。
【解決手段】 各中継交換機11及び加入者交換機12に、予め電話番号に依存しないゲートウェイサーバ3へのルート情報を登録しておき、着信があったときには、着信を検出した中継交換機11又は加入者交換機12が、IP電話端末21を管理しているVoIP端末管理情報サーバ23にアクセスし、接続先の電話端末13が、IP電話端末21として管理されているかどうかを判別する。その判別結果に基づいて電話番号に対応するルート情報、又はゲートウェイサーバ3へのルート情報を選択し、この選択されたルート情報に基づいて接続制御を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】 各中継交換機11及び加入者交換機12に、予め電話番号に依存しないゲートウェイサーバ3へのルート情報を登録しておき、着信があったときには、着信を検出した中継交換機11又は加入者交換機12が、IP電話端末21を管理しているVoIP端末管理情報サーバ23にアクセスし、接続先の電話端末13が、IP電話端末21として管理されているかどうかを判別する。その判別結果に基づいて電話番号に対応するルート情報、又はゲートウェイサーバ3へのルート情報を選択し、この選択されたルート情報に基づいて接続制御を行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電話交換網とインターネット(以下、「IPネットワーク」とも呼ぶことがある。)が接続されたネットワークシステムにおける加入者交換機、中継交換機及び電話交換システムに関し、特に電話交換網に接続された電話端末を同一電話番号でインターネット電話端末に変更する際のルート情報変更を容易にした加入者交換機、中継交換機及び電話交換システムに関する。
近年、インターネットのブロードバンド化及び常時接続化に伴い、音声情報をパケット化してTCP/IPによりIPネットワークを介して送受信するインターネット電話(以下、「IP電話」と呼ぶ)が普及しつつある。IP電話では、IPネットワークと一般の電話交換網とを、音声・パケット変換機能を有するゲートウェイサーバを介して接続することにより、既存のインフラを最大限利用することがなされている。
また、IPネットワークと一般の電話交換網とを接続したシステムにおいて、IPネットワークに接続されたディレクトリサーバに「電話番号」と「IPアドレス」とを関連付けるレコードを記憶し、IP電話端末からディレクトリサーバにアクセスして相手端末がIP電話か一般電話かの情報、及びIP電話である場合には、そのIPアドレスを取得し、相手端末のIPアドレスを取得した場合には、IP電話端末によるIPネットワークを介した通話を行い、相手端末が一般電話である場合には、ゲートウェイサーバを選択して電話交換網経由での通話を行うようにした電話交換システムも知られている(特許文献1)。
特開平15−018294号公報(段落0028〜0035、図1)
ところで、電話交換網に使用される電話交換機は、中継交換機と加入者交換機とに大別され、各中継交換機には、他の中継交換機及び配下の加入者交換機へのルート情報が記憶され、各加入者交換機には、上位の中継交換機及び配下の加入者端末へのルート情報が記憶される。このような電話交換網で発呼側の加入者端末から着呼側の加入者端末へ通話を行う場合、各交換機に記憶されているルート情報に従って回線が接続される。
従って、電話交換網に接続された電話端末を、IP電話端末としても利用可能とした場合、IPネットワーク経由での接続ルートと、一般電話交換網での接続ルートとが異なるため、前者の場合、電話番号の頭に「050」のようなIP接続を指定するダイヤル情報を付与し、交換機はこのダイヤル情報の有無に応じてルート選択を行うようにしている(特許文献1の段落0075参照)。
これに対し、電話番号を全く変えることなしに、一般電話端末をIP電話端末にそのまま変更(以下、これを「VoIP(Voice over Internet protocol)化」と呼ぶ。)したいという要求も存在する。この場合、電話端末をVoIP化する度に、その電話端末が接続された加入者交換機と、その電話番号の一部を収容する全ての中継交換機のルート情報を変更する必要がある。具体的には、例えば電話交換網とIPネットワークを接続するゲートウェイサーバを大阪に配置して、電話交換網に接続された東京都内を示す「03-5555-1234」という番号の電話端末をVoIP化しようとすると、日本全国の局の交換機で「03-5555-1234」という番号だけを大阪に向けるためのルート情報の変更が必要になる。
このようなルート情報の変更数は、電話交換網の規模に比例して多くなる。また、同時期にルート情報を変更する必要があるため、現地保守員による対応、予め用意した変更用ルート情報を遠隔地から一斉配信するシステム、のいずれも運用上の負担・コストが大きい。また、電話の不接続時間を無くすために、完全に同期してのルート情報変更作業を行う必要があるが、これは事実上不可能である。
本発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、電話交換網の規模に拘らず、電話端末のVoIP化によるルート情報の変更処理が不要となり、運用負担の軽減によるコスト低減を図ることができる加入者交換機、中継交換機及び電話交換システムを提供することを目的とする。
本発明に係る電話交換システムは、中継交換機、加入者交換機等の電話交換機及び電話端末が接続された電話交換網とインターネット電話端末が接続されたインターネットとがゲートウェイサーバを介して接続されたネットワークシステムにおける電話交換システムにおいて、前記インターネット電話端末の電話番号を管理する端末管理情報サーバを設けると共に、この端末管理情報サーバと前記電話交換機とを共通線信号網を介してアクセス可能に構成し、予め前記電話交換機から前記ゲートウェイサーバへのルート情報を電話交換機毎に登録する手段と、任意の電話端末又は電話交換機からの着信に応答してどの電話端末又は電話交換機からの着信かを分析する手段と、着信が前記加入者交換機に接続された電話端末又は前記中継交換機に接続された他の電話交換網の電話交換機からの着信である場合、着信を検出した前記加入者交換機又は中継交換機から前記端末管理情報サーバにアクセスする手段と、接続先の電話端末が前記端末管理情報サーバに管理されている電話端末かどうかを判別する手段と、前記接続先の電話端末が前記端末管理情報サーバに管理されている電話端末でなければ電話番号に対応する前記電話交換網のルート情報をもとに接続制御を実行し、前記接続先の電話端末が前記端末管理情報サーバに管理されている電話端末であれば前記登録されたゲートウェイサーバへのルート情報に基づいて接続制御を実行する手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の一つの実施形態においては、前記ゲートウェイサーバは、複数設けられ、前記ゲートウェイサーバへのルート情報を登録する手段は、前記複数のゲートウェイサーバへの複数のルート情報を前記中継交換機及び加入者交換機毎に登録する手段であり、前記端末管理情報サーバは、前記インターネット電話端末の電話番号と前記インターネット電話端末に対応するルート情報とを管理するものであることを特徴とする。
本発明に係る加入者交換機は、中継交換機、加入者交換機及び電話端末が接続された電話交換網とインターネット電話端末が接続されたインターネットとがゲートウェイサーバを介して接続されると共に、前記インターネット電話端末の電話番号を管理する端末管理情報サーバを設け、この端末管理情報サーバと前記中継交換機及び加入者交換機とを共通線信号網を介してアクセス可能に構成したネットワークシステムに使用される加入者交換機であって、予め前記ゲートウェイサーバへのルート情報を登録する手段と、任意の電話端末からの着信に応答してどの電話端末からの着信かを分析する手段と、着信が自己の加入者交換機に接続された電話端末からの着信である場合、前記端末管理情報サーバにアクセスする手段と、接続先の電話端末が前記端末管理情報サーバに管理されている電話端末かどうかを判別する手段と、前記接続先の電話端末が前記端末管理情報サーバに管理されている電話端末でなければ電話番号に対応するルート情報をもとに接続制御を実行し、前記接続先の電話端末が前記端末管理情報サーバに管理されている電話端末であれば前記登録されたゲートウェイサーバへのルート情報に基づいて接続制御を実行する手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る中継交換機は、中継交換機、加入者交換機及び電話端末が接続された電話交換網とインターネット電話端末が接続されたインターネットとがゲートウェイサーバを介して接続されると共に、前記インターネット電話端末の電話番号を管理する端末管理情報サーバを設け、この端末管理情報サーバと前記中継交換機及び加入者交換機とを共通線信号網を介してアクセス可能に構成したネットワークシステムに使用される中継交換機であって、予め前記ゲートウェイサーバへのルート情報を登録する手段と、任意の電話交換機からの着信に応答してどの電話交換機からの着信かを分析する手段と、着信が他の電話交換網に接続された電話交換機からの着信である場合、前記端末管理情報サーバにアクセスする手段と、接続先の電話端末が前記端末管理情報サーバに管理されている電話端末かどうかを判別する手段と、前記接続先の電話端末が前記端末管理情報サーバに管理されている電話端末でなければ電話番号に対応するルート情報をもとに接続制御を実行し、前記接続先の電話端末が前記端末管理情報サーバに管理されている電話端末であれば前記登録されたゲートウェイサーバへのルート情報に基づいて接続制御を実行する手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、各中継交換機及び加入者交換機に、予め電話番号に依存しないゲートウェイサーバへのルート情報を登録しておき、着信があったときには、着信を検出した中継交換機又は加入者交換機が、インターネット電話端末を管理している端末管理情報サーバにアクセスし、接続先の電話端末が、インターネット電話端末として管理されているかどうかを判別し、その判別結果に基づいて電話番号に対応するルート情報、又はゲートウェイサーバへのルート情報を選択し、この選択されたルート情報に基づいて接続制御を行うようにしているので、電話端末を同一電話番号でVoIP化した場合でも、個々の加入者交換機及び中継交換機のルート情報を変更する必要が無くなる。このため、電話端末のVoIP化によるルート情報の変更処理が不要となり、運用負担の軽減によるコスト低減を図ることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るネットワークシステムの構成を示す図である。
このネットワークシステムは、電話交換網1と、IPネットワーク2と、これらを接続するゲートウェイサーバ3a,3bとを含む。電話交換網1には、他の電話交換網、例えば携帯電話網等の他網4が接続されることもある。
図1は、本発明の一実施形態に係るネットワークシステムの構成を示す図である。
このネットワークシステムは、電話交換網1と、IPネットワーク2と、これらを接続するゲートウェイサーバ3a,3bとを含む。電話交換網1には、他の電話交換網、例えば携帯電話網等の他網4が接続されることもある。
電話交換網1は、縦続接続された複数の中継交換機11と、これら中継交換機11のそれぞれの配下に接続された複数の加入者交換機12と、これら加入者交換機12の配下にそれぞれ接続された複数の電話端末13とにより構成されている。各中継交換機11及び加入者交換機12は、共通線信号網14に接続されている。
一方、IPネットワーク2には、複数のIP電話端末21が、例えばインターネットサービスプロバイダ(ISP)22を介して常時接続されている。また、IPネットワーク2には、IP電話端末21の電話番号を管理するVoIP端末管理情報サーバ23が接続されている。このVoIP端末管理情報サーバ23は、交換機11,12の共通線信号網14に接続され、各交換機11,12からアクセス可能となっている。
電話交換網1の中継交換機11及び加入者交換機12は、着信があった電話端末13及び接続先の電話端末13の電話番号に基づいて接続するルートを決定するためのルート情報を内部に記憶と共に、IPネットワーク2のゲートウェイサーバ3a,3bへの接続のためのそれぞれのルート情報を内部に記憶している。なお、この例では、異なる地域に接続された2つのゲートウェイサーバ3a,3bがそれぞれ中継交換機11c,11bと接続された例を示している。
また、中継交換機11及び加入者交換機12は、着信応答動作において、先ず、共通線信号網14を介してIPネットワーク2のVoIP端末管理情報サーバ23をアクセスし、 VoIP端末管理情報サーバ23に登録されているVoIP端末管理情報に基づいて接続先へのルートを決定する。
また、中継交換機11及び加入者交換機12は、着信応答動作において、先ず、共通線信号網14を介してIPネットワーク2のVoIP端末管理情報サーバ23をアクセスし、 VoIP端末管理情報サーバ23に登録されているVoIP端末管理情報に基づいて接続先へのルートを決定する。
図2は、中継交換機11及び加入者交換機12の構成を示すブロック図である。
接続制御部31は、回線インターフェース部32を介して次の接続先、すなわち他の中継交換機11、加入者交換機12又は電話端末13との接続制御を実行すると共に、信号網インターフェース部33及び共通線信号網14経由で接続制御を実行する。遠隔情報アクセス部34は、信号網インターフェース部33及び共通線信号網14経由でVoIP端末管理情報サーバ23にアクセスする。着信電話番号分析部35は、着信のあった場合、どこからの着信であるかを分析する。IPネットワーク接続ルート決定部36は、VoIP端末管理情報に基づいて、IPネットワーク2への接続ルートを決定する。接続ルート選択部37は、着信電話番号分析部35及びIPネットワーク接続ルート決定部36での分析結果及び決定結果に基づいて接続ルートを選択する。
接続制御部31は、回線インターフェース部32を介して次の接続先、すなわち他の中継交換機11、加入者交換機12又は電話端末13との接続制御を実行すると共に、信号網インターフェース部33及び共通線信号網14経由で接続制御を実行する。遠隔情報アクセス部34は、信号網インターフェース部33及び共通線信号網14経由でVoIP端末管理情報サーバ23にアクセスする。着信電話番号分析部35は、着信のあった場合、どこからの着信であるかを分析する。IPネットワーク接続ルート決定部36は、VoIP端末管理情報に基づいて、IPネットワーク2への接続ルートを決定する。接続ルート選択部37は、着信電話番号分析部35及びIPネットワーク接続ルート決定部36での分析結果及び決定結果に基づいて接続ルートを選択する。
図3は、VoIP端末管理情報サーバ23の要部構成を示すブロック図である。
VoIP端末管理情報サーバ23は、共通線信号網14にアクセスするための信号網インターフェース部41と、VoIP端末管理情報を記憶したVoIP端末管理情報データベース(DB)42と、信号網インターフェース部41を介して受信されたアクセス要求に基づいてVoIP端末管理情報DB42をアクセスするDB検索処理部43とを備えている。
VoIP端末管理情報サーバ23は、共通線信号網14にアクセスするための信号網インターフェース部41と、VoIP端末管理情報を記憶したVoIP端末管理情報データベース(DB)42と、信号網インターフェース部41を介して受信されたアクセス要求に基づいてVoIP端末管理情報DB42をアクセスするDB検索処理部43とを備えている。
VoIP端末管理情報DB42には、例えば図4に示すようなVoIP端末管理情報が記憶されている。このVoIP端末管理情報は、IPネットワーク2接続されているIP電話端末の電話番号、その電話番号への接続ルートを示すグループ番号及びIPアドレス等のその他の情報を1つのレコードとする情報である。
次に、このように構成されたネットワークシステムにおける電話交換方法について説明する。
いま、図5に示すように、電話交換網1の中の中継交換機11aに接続された加入者交換機12aに接続された電話端末13aを接続先とする接続ルートを考えると、加入者交換機12a内には、電話端末13aの電話番号の全桁によって特定される接続ルート、すなわち接続先の電話端末13a以外の配下の全ての電話端末13及び上位の中継交換機11aから電話端末13aへの接続ルートがルート情報として予め設定されている。また、中継交換機11a内には、電話番号の最上位桁から所定桁までによって特定される接続ルート、すなわち加入者交換機12a以外の全ての配下の加入者交換機12、中継交換機11b及び他網4から電話端末13aを収容した加入者交換機12aへの接続ルートが予め設定されている。同様に、他の全ての中継交換機11及び加入者交換機12には、他の交換機やIPネットワークから電話端末13aへ接続するための接続ルートがルート情報として予め設定されている。
いま、図5に示すように、電話交換網1の中の中継交換機11aに接続された加入者交換機12aに接続された電話端末13aを接続先とする接続ルートを考えると、加入者交換機12a内には、電話端末13aの電話番号の全桁によって特定される接続ルート、すなわち接続先の電話端末13a以外の配下の全ての電話端末13及び上位の中継交換機11aから電話端末13aへの接続ルートがルート情報として予め設定されている。また、中継交換機11a内には、電話番号の最上位桁から所定桁までによって特定される接続ルート、すなわち加入者交換機12a以外の全ての配下の加入者交換機12、中継交換機11b及び他網4から電話端末13aを収容した加入者交換機12aへの接続ルートが予め設定されている。同様に、他の全ての中継交換機11及び加入者交換機12には、他の交換機やIPネットワークから電話端末13aへ接続するための接続ルートがルート情報として予め設定されている。
また、この電話交換網1には、予めIPネットワーク2に接続するためのルート情報も登録されている。このルート情報は、図5中、点線矢印で示すルートで、この例の場合、中継交換機11bからゲートウェイサーバ3bを介してIPネットワーク2に接続するルートと、中継交換機11cからゲートウェイサーバ3aを介してIPネットワーク2に接続するルートの2つのルート情報が登録されている。これらのルート情報がVoIP端末管理情報のグループ番号AA,ZZに対応する。
ここで、図6に示すように、電話端末13aが同一の電話番号を維持したままIP電話端末21aとしてVoIP化する場合、各中継交換機11及び加入者交換機12のルート情報を変更することなく、電話端末13aの電話番号及びグループ番号をVoIP端末管理情報サーバ23に登録するだけで良い。
次に、上述したシステムにおけるいずれかの中継交換機11又は加入者交換機12で着信が検出された場合の交換動作について説明する。
図7は、加入者交換機12における交換動作を説明するためのフローチャートである。まず、着信電話番号分析部35で、どこからの着信であるかを分析する(S11)。着信が上位の中継交換機11からなされている場合には、接続ルート選択部37が、電話番号に対応したルート情報での接続を実行し、加入者交換機12内の電話端末13への接続がなされる(S12)。
図7は、加入者交換機12における交換動作を説明するためのフローチャートである。まず、着信電話番号分析部35で、どこからの着信であるかを分析する(S11)。着信が上位の中継交換機11からなされている場合には、接続ルート選択部37が、電話番号に対応したルート情報での接続を実行し、加入者交換機12内の電話端末13への接続がなされる(S12)。
一方、着信が配下の電話端末13からなされている場合には、遠隔情報アクセス部34が、信号網インターフェース部33及び共通先信号網14経由でVoIP端末管理情報サーバ23にアクセスする(S13)。VoIP端末管理情報サーバ23では、DB検索処理部43がVoIP端末管理情報DB42を検索し、指定された電話番号がVoIP端末管理情報として登録されているか否かを確認する(S14)。もし、該当するVoIP端末が存在しない場合には、その結果をアクセス元の加入者交換機12に返送する。この場合も、接続ルート選択部37が、電話番号に対応したルート情報での接続を実行し、電話交換網1を介した接続がなされる(S12)。
もし、該当するVoIP端末が存在する場合には、VoIP端末管理情報サーバ23は、その結果をグループ番号と共にアクセス元の加入者交換機12に返送する。この場合には、IPネットワーク接続ルート決定部36が、VoIP端末のグループ番号からIPネットワーク2への接続ルートを決定し(S15)、接続ルート選択部37が、グループ番号に対応したルート情報での接続を実行し、IPネットワーク2介した接続がなされる(S16)。これにより、IPネットワーク2側で、VoIP端末管理情報サーバ23内に記憶されたIPアドレスに基づいて、該当するVoIP電話端末21への接続が確立される。
図8は、中継交換機11における交換動作を説明するためのフローチャートである。この交換動作も、基本的には加入者交換機12における交換動作と同様であるため、図7と同一のステップについては、同一符号を付して重複するステップの説明は割愛する。
まず、着信電話番号分析部35で、どこからの着信であるかを分析する(S21)。着信が他の中継交換機11又は配下の加入者交換機12からなされている場合には、それがIPネットワーク接続ルートかどうかを判別し(S22)、IPネットワーク接続ルートでない場合には、接続ルート選択部37が、電話番号に対応したルート情報での接続を実行して、電話交換網1を介した接続がなされる(S12)。また、IPネットワーク接続ルートである場合には、接続ルート選択部37が、そのルート情報によるIPネットワーク2を介した接続がなされる(S16)。
まず、着信電話番号分析部35で、どこからの着信であるかを分析する(S21)。着信が他の中継交換機11又は配下の加入者交換機12からなされている場合には、それがIPネットワーク接続ルートかどうかを判別し(S22)、IPネットワーク接続ルートでない場合には、接続ルート選択部37が、電話番号に対応したルート情報での接続を実行して、電話交換網1を介した接続がなされる(S12)。また、IPネットワーク接続ルートである場合には、接続ルート選択部37が、そのルート情報によるIPネットワーク2を介した接続がなされる(S16)。
一方、着信が他網4からなされている場合には、遠隔情報アクセス部34が、信号網インターフェース部33及び共通先信号網14経由でVoIP端末管理情報サーバ23にアクセスする(S13)。
以後の処理は、加入者交換機12と同様である。
以後の処理は、加入者交換機12と同様である。
このように、本実施形態のネットワークシステムによれば、電話端末13のVoIP化に際して、中継交換機11及び加入者交換機12のルート情報を変更する必要が無く、運用負担の軽減によるコスト低減を図ることができる。
1…電話交換網
2…IPネットワーク
3a,3b…ゲートウェイサーバ
4…他網
11…中継交換機
12…加入者交換機
13…電話端末
14…共通線信号網
21…IP電話端末
22…ISP
23…VoIP端末管理情報サーバ
2…IPネットワーク
3a,3b…ゲートウェイサーバ
4…他網
11…中継交換機
12…加入者交換機
13…電話端末
14…共通線信号網
21…IP電話端末
22…ISP
23…VoIP端末管理情報サーバ
Claims (4)
- 中継交換機、加入者交換機等の電話交換機及び電話端末が接続された電話交換網とインターネット電話端末が接続されたインターネットとがゲートウェイサーバを介して接続されたネットワークシステムにおける電話交換システムにおいて、
前記インターネット電話端末の電話番号を管理する端末管理情報サーバを設けると共に、この端末管理情報サーバと前記電話交換機とを共通線信号網を介してアクセス可能に構成し、
予め前記電話交換機から前記ゲートウェイサーバへのルート情報を電話交換機毎に登録する手段と、
任意の電話端末又は電話交換機からの着信に応答してどの電話端末又は電話交換機からの着信かを分析する手段と、
着信が前記加入者交換機に接続された電話端末又は前記中継交換機に接続された他の電話交換網の電話交換機からの着信である場合、着信を検出した前記加入者交換機又は中継交換機から前記端末管理情報サーバにアクセスする手段と、
接続先の電話端末が前記端末管理情報サーバに管理されている電話端末かどうかを判別する手段と、
前記接続先の電話端末が前記端末管理情報サーバに管理されている電話端末でなければ電話番号に対応する前記電話交換網のルート情報をもとに接続制御を実行し、前記接続先の電話端末が前記端末管理情報サーバに管理されている電話端末であれば前記登録されたゲートウェイサーバへのルート情報に基づいて接続制御を実行する手段と
を備えたことを特徴とする電話交換システム。 - 前記ゲートウェイサーバは、複数設けられ、
前記ゲートウェイサーバへのルート情報を登録する手段は、前記複数のゲートウェイサーバへの複数のルート情報を前記中継交換機及び加入者交換機毎に登録する手段であり、
前記端末管理情報サーバは、前記インターネット電話端末の電話番号と前記インターネット電話端末に対応するルート情報とを管理するものである
ことを特徴とする請求項1記載の電話交換システム。 - 中継交換機、加入者交換機及び電話端末が接続された電話交換網とインターネット電話端末が接続されたインターネットとがゲートウェイサーバを介して接続されると共に、前記インターネット電話端末の電話番号を管理する端末管理情報サーバを設け、この端末管理情報サーバと前記中継交換機及び加入者交換機とを共通線信号網を介してアクセス可能に構成したネットワークシステムに使用される加入者交換機であって、
予め前記ゲートウェイサーバへのルート情報を登録する手段と、
任意の電話端末からの着信に応答してどの電話端末からの着信かを分析する手段と、
着信が自己の加入者交換機に接続された電話端末からの着信である場合、前記端末管理情報サーバにアクセスする手段と、
接続先の電話端末が前記端末管理情報サーバに管理されている電話端末かどうかを判別する手段と、
前記接続先の電話端末が前記端末管理情報サーバに管理されている電話端末でなければ電話番号に対応するルート情報をもとに接続制御を実行し、前記接続先の電話端末が前記端末管理情報サーバに管理されている電話端末であれば前記登録されたゲートウェイサーバへのルート情報に基づいて接続制御を実行する手段と
を備えたことを特徴とする加入者交換機。 - 中継交換機、加入者交換機等の電話交換機及び電話端末が接続された電話交換網とインターネット電話端末が接続されたインターネットとがゲートウェイサーバを介して接続されると共に、前記インターネット電話端末の電話番号を管理する端末管理情報サーバを設け、この端末管理情報サーバと前記中継交換機及び加入者交換機とを共通線信号網を介してアクセス可能に構成したネットワークシステムに使用される中継交換機であって、
予め前記ゲートウェイサーバへのルート情報を登録する手段と、
任意の電話交換機からの着信に応答してどの電話交換機からの着信かを分析する手段と、
着信が他の電話交換網に接続された電話交換機からの着信である場合、前記端末管理情報サーバにアクセスする手段と、
接続先の電話端末が前記端末管理情報サーバに管理されている電話端末かどうかを判別する手段と、
前記接続先の電話端末が前記端末管理情報サーバに管理されている電話端末でなければ電話番号に対応するルート情報をもとに接続制御を実行し、前記接続先の電話端末が前記端末管理情報サーバに管理されている電話端末であれば前記登録されたゲートウェイサーバへのルート情報に基づいて接続制御を実行する手段と
を備えたことを特徴とする中継交換機。
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---|---|---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007036104A1 (fr) * | 2005-09-27 | 2007-04-05 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Procede de transmission de demandes de sessions |
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2003
- 2003-12-05 JP JP2003408000A patent/JP2005175522A/ja active Pending
Cited By (3)
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WO2007036104A1 (fr) * | 2005-09-27 | 2007-04-05 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Procede de transmission de demandes de sessions |
US7707293B2 (en) | 2005-09-27 | 2010-04-27 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Method, system and apparatuses for transferring session request |
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