JP2005175364A - ドライエッチング装置、電気光学装置の製造装置および電気光学装置の製造方法 - Google Patents

ドライエッチング装置、電気光学装置の製造装置および電気光学装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】エッチング作業後にチャンバー内に残留するエッチング反応生成物を安全かつ確実に除去することが可能なドライエッチング装置を提供する。
【解決手段】第1経路15を通じてエッチングプロセスガスをチャンバー10内に導入し、エッチング対象物3のドライエッチング処理を行う。ドライエッチング処理中には、排出手段21によりチャンバー10内の反応生成物などの気体が排出される。エッチング処理後には、第2経路16を通じて反応性気体がチャンバー10内に導入され、エッチングプロセスガスを導入する第1経路15と、クリーニング中に反応性気体を導入する第2経路16が、チャンバー10内においていずれも内部経路16aに連通しているので、エッチンプロセスガスが通過した経路と同じ経路に反応性気体を通過させてクリーニングを行うことができ、エッチング処理後にチャンバー10内に残留した反応生成物などが確実に除去される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ドライエッチング装置のクリーニング方法に関する。
半導体装置や液晶装置の電極配線形成工程においては種々の金属薄膜の選択的なエッチング処理が行われる。ドライエッチング装置の代表的な例として、プラズマドライエッチング装置が知られている(例えば特許文献1乃至3を参照)。
プラズマドライエッチングは、一定圧に保ったエッチングガスを高周波が印加される電極付近でプラズマ化し、それによって発生するイオンを電極上のエッチング対象物に衝突させることにより行うものである。この動作原理により、エッチング対象物に衝突したイオンは、当該対象物と化学反応を起こして気化し、当該対象物から除去される。
気化したエッチング反応生成物の大部分は、ポンプによる排出工程を経てガス処理装置に入るが、その一部はエッチング対象物付近をはじめ、エッチングチャンバー(以下、「チャンバー」と呼ぶ。)内に飛び散り、付着してしまう。また、エッチング反応生成物として付着せずに残留するガス成分も存在する。このため、ドライエッチング装置は、チャンバー内を定期的にクリーニングする必要がある。
ここで例えば、エッチングガスやエッチング反応生成物がフッ素系(SF6、CF4+O2、CHF3、C48など)である場合、エッチング反応物は空気中の水分にさらされてフッ化水素(HF)という人体に有害な有毒ガスを発生する。よって、このフッ化物が上記チャンバー内に残っているときに、クリーニングとして当該チャンバーを開放すれば、有毒ガスがドライエッチング装置周辺に広がってしまう。このフッ化物の有毒ガスに作業者が一定基準以上の濃度で暴露すると呼吸困難や皮膚外傷等の人体に影響を与える事態も生じ得る。
そこで、チャンバー内のエッチング反応生成物を安全かつ確実に除去することが可能なクリーニング方法が望まれている。
なお、水分を含むガスを利用してエッチングチャンバー内をクリーニングする方法が特許文献4に記載されている。
特開2002−43279号公報 特開2002−43280号公報 特開2002−164321号公報 特開2000−277491号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、エッチング作業後にチャンバー内に残留するエッチング反応生成物を安全かつ確実に除去することが可能なドライエッチング装置を提供することを課題とする。また、ドライエッチング装置において、例えば反応性気体が水分を含んだ空気である場合には、配管の腐食を心配する必要があるが、本発明はそのような問題を改善することを課題とする。
本発明の1つの観点では、ドライエッチング装置は、チャンバー内にエッチングプロセスガスを導入するための第1経路と、前記チャンバー内に反応性気体を導入するための第2経路と、前記チャンバー内に配置され、少なくとも前記第1経路及び前記第2経路を合流させ一つの経路にする内部経路と、前記チャンバー内の気体を排出する排出手段と、を備える。
上記のドライエッチング装置は、第1経路を通じてエッチングプロセスガスをチャンバー内に導入し、エッチング対象物のドライエッチング処理を行う。ドライエッチング処理中には、排出手段によりチャンバー内の反応生成物などの気体が排出される。エッチング処理後には、第2経路を通じて反応性気体がチャンバー内に導入され、チャンバー内のクリーニングが行われる。即ち、反応性気体がチャンバー内のエッチング反応生成物と化学反応を起こし、その結果物が排出手段により排出される。ここで、エッチング処理中にエッチングプロセスガスを導入する第1経路と、クリーニング中に反応性気体を導入する第2経路は、チャンバー内において内部経路により一つの経路とされる。よって、エッチンプロセスガスが通過した経路と同じ経路に反応性気体を通過させてクリーニングを行うことができ、エッチング処理後にチャンバー内に残留した反応生成物などを確実に除去することが可能となる。なお、ここでエッチングプロセスガスとは、エッチングガス及びエッチングガス以外のガスでエッチングプロセス中に用いられるガスのことをいう。例えば、エッチングガスであるSFやエッチング時に媒体となるArなどのことである。
上記のドライエッチング装置の一態様では、前記第2経路と前記内部経路との接続部に逆止弁が設けられる。これにより、クリーニング時に反応性気体、特に大気をチャンバー内部へ導入する際に、チャンバー内に存在する気体、特に有毒ガスがチャンバー外へ漏れ出ることが防止される。
上記のドライエッチング装置の他の一態様では、前記第1経路と前記内部経路との接続部に弁が設けられる。クリーニング中に第1経路と内部経路との間の弁を閉じておくことにより、第2経路から導入される反応性気体が、エッチングプロセスガスを導入するための第1経路へ流れ込むことが防止される。
上記のドライエッチング装置の他の一態様では、前記チャンバー内における前記内部経路の出口端に逆止弁が設けられる。これにより、クリーニング中にチャンバー内に存在する有毒ガスが第1及び第2経路へ漏れ込むことが防止される。
上記のドライエッチング装置の他の一態様は、前記チャンバー外に設けられるとともに濾過装置を備えたクリーニング装置に接続される接続部を備え、前記接続部には弁が設けられている。ここで、接続部はクリーニング装置のダクトなどに接続される部分である。クリーニング装置はダクトやその他の配管によりてチャンバーに接続され、クリーニング中にチャンバー内に存在する有毒ガスを吸入して処理する。クリーニング装置のダクトなどをドライエッチング装置に接続するときには、チャンバーの接続部に設けられた弁を閉じておき、クリーニング開始時にその弁を開けるようにすれば、チャンバー内の有毒ガスがチャンバー外部へ漏れ出ることが防止できる。なお、上記のチャンバーの接続部は、チャンバーの外壁などに直接設けてもよいし、チャンバーから外部へ延びた配管などの端部に設けてもよい。
上記のドライエッチング装置の他の一態様では、前記クリーニング装置は、前記チャンバー内のガスを吸入する吸気ファンを備えていることが好ましい。これにより、チャンバー内のガスを効率的にクリーニング装置側へ送ることができる。
また、上記のドライエッチング装置によりエッチング処理を実行する電気光学装置の製造装置を構成することができる。また、その製造装置を用いて電気光学装置を製造することが可能である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1に、本発明の第1実施形態に係るドライエッチング装置の概略構成を示す。ドライエッチング装置1は、チャンバー10と、基板などのエッチング対象物3を載置するカソード11と、その対向電極としてのアノード13と、カソード11に電力を印加するための高周波電源12と、エッチングプロセスガスをチャンバー10内に導入するための配管15と、を備える。エッチングプロセスガスをチャンバー内に導入した状態で、チャンバー内を一定圧に保ち、エッチングガスをカソード11及びアノード13付近でプラズマ化し、それによって発生するイオンをエッチング対象物3に衝突させることにより、エッチングが行われる。
エッチングガスはエッチング対象物の薄膜の種類によって様々であるが、エッチング対象物の薄膜がSi、PolySi、Si3N4、SiO2、Ta25、Wなどの場合はフッ素系(SF6、CF4+O2、CHF3、C48など)である。その場合、エッチング反応生成物もフッ化物となる。なお、上記のようなエッチングガスの他に、例えばO2、N2、He、Ar、SiH、H2、CH、NOなど、エッチングプロセスに必要なその他のガスもチャンバー10内に導入される。本明細書では、SF6などのエッチングガスと、エッチングプロセス中に使用されるその他のガスとの総称として「エッチングプロセスガス」の語を用いることとする。
エッチングプロセスガスをチャンバー10内に導入するための配管15は、図示のように、チャンバー10の内部に設けられた内部通路16に通じており、エッチングプロセスガスは配管15及び内部通路16を通じてチャンバー10内に導入される。なお、エッチングプロセスガスは、配管15に接続された図示しないボンベなどから配管15内へ供給される。
チャンバー10には排気管21が設けられており、排気管21はポンプ23を介してガス処理装置30に通じている。エッチング処理中にチャンバー10内に発生したエッチング反応生成物は、ポンプ23の吸引力により排気管21からガス処理装置30へ送られ、処理される。このようにエッチング処理中にもエッチング反応生成物は除去されるのであるが、エッチング処理を何回も繰り返すうちにチャンバー10内にはエッチング反応生成物が付着し、残留ガスも累積する。よってチャンバー10内を定期的にクリーニングするのだが、フッ化物がチャンバー10内に残っているときにチャンバーを開放すると、フッ化水素が空気中の水分と反応して有毒なフッ化物ガスがドライエッチング装置1周辺に広がってしまう。
そこで、本実施例のドライエッチング装置1では、チャンバー内のクリーニングの際に、エッチングプロセスガスに含まれるフッ素に対して反応性を有する気体(以下、「反応性気体」と呼ぶ。)をチャンバー10内に導入する。反応性気体の例としては、水素、水分を含んだ気体、空気などが挙げられる。
ここで、反応性気体として空気を導入するためにチャンバー10には開口が設けられ、その開口には弁14が設けられる。弁14は開閉弁としての機能と逆止弁としての機能を併せ持つ。エッチング処理中には、弁14は閉じられており、空気はチャンバー10内には導入されない。一方、クリーニング中には、弁14が開放され、空気が弁14を通じてチャンバー10内に導入される。クリーニング中に空気をチャンバー10内に導入すると、上述のようにフッ化物ガスが発生するが、弁14の逆止弁機能によりフッ化物ガス(HFなど)が弁14を通じて外部に漏れることが防止される。
また、チャンバー10に設けられた排気管21には、弁22を介してクリーニング装置40のダクト41が接続される。排気管21はチャンバー10とクリーニング装置40との接続部として機能する。エッチング処理中は、接続部としての排気管21に設けられた弁22は閉じられており、チャンバー10内のエッチング反応生成物が外部へ漏れ出ることはない。一方、クリーニング時には、クリーニング装置40のダクト41を弁22に接続し、弁22を開放し、チャンバー内のフッ化物ガスをクリーニング装置40へ導入する。なお、チャンバー10とクリーニング装置40との接続部は、上記の排気管のような配管に限られず、例えばチャンバー10の壁に設けた開口などとすることもできる。その場合は、チャンバー10の外壁上であってその開口の位置に弁22が直接設けられることとなる。また、図1の例では接続部としての排気管21はガス処理装置30へも接続されているが、チャンバー10とクリーニング装置との接続部は、ガス処理装置30と接続された排気管21と独立に構成されていてもよい。
クリーニング装置40は、内部にHF吸着フィルタなどの濾過装置及び吸気ファンなどを備え、吸気ファンによりクリーニング中にチャンバー10内に発生したフッ化物ガスを吸入し、HF吸着フィルタにより処理する。なお、クリーニング装置40にはファンの代わりにポンプを設けてクリーニング中にフッ化物ガスをクリーニング装置40内へ吸入しても構わない。但し、ポンプを使用するとチャンバー10内の比較的狭い領域のガスを短時間で比較的急激に吸入することになるが、そうするとチャンバー10内でのエッチング反応生成物と反応性気体との化学反応が十分に行われない可能性がある。その点、吸気ファンによりチャンバー10内の比較的広い領域の気体を徐々にクリーニング装置40へ抜き出す方が、チャンバー10内での化学反応を十分に生じさせることができる点で好ましい。
上記のような構成を有するエッチング装置1においては、エッチング処理時にはエッチングプロセスガスは、配管15を通じてチャンバー10内に導入され、内部通路16を通過する。クリーニング時には、弁14を通過した反応性気体は、チャンバー10内部の共通の内部通路16を通じてチャンバー10内に供給される。即ち、エッチングプロセスガスと反応性気体とは、内部通路16の同一の出口端16aからチャンバー10内の空間に放出される。このように、チャンバー10内におけるエッチングプロセスガスの通路と同一の通路に反応性気体を通過させることにより、クリーニング時に確実にエッチング反応生成物を処理することが可能となる。即ち、エッチング処理中には、チャンバー10内のみならず、エッチングプロセスガスがチャンバー10内の空間に至るまでの通路にもエッチング反応生成物が存在しうる。よって、エッチングプロセスガスの通路と同一の通路に反応性気体を通過させることにより、確実なクリーニングが可能となる。
なお、クリーニング時に反応性気体をチャンバー10内に導入するための弁14の開放は、作業者が手動で行うこととしてもよく、自動的に開放するようにしてもよい。自動の場合は、例えばエッチング処理が終了してチャンバー10内が大気圧になった時点で自動的に弁14を開放する機構としてもよい。また、クリーニング時に、弁14を通じて反応性気体をチャンバーに導入する方法としては、クリーニング装置40の吸気に伴うチャンバー10内の減圧に応じて反応性気体がチャンバー10内に自然に取り入れられるようにしてもよいし、弁14の付近に例えば吸気ファンなどの吸気機構を設けて強制的に反応性気体をチャンバー10内に導入する構成としてもよい。また、図1の例では反応性気体として空気(大気)を使用しているが、大気以外を使用する場合には、その反応性気体のボンベなどを弁14に接続すればよい。
以上説明したように、本発明では反応性気体の経路と、エッチングプロセスガスの経路とがチャンバー内で合流されている。反応性気体が水分を含んだ空気であり、反応性気体の配管が他のガスの配管と出口を共にする場合には、配管の腐食を心配する必要がある。また、エッチングプロセスガスが通過した経路と同じ経路に反応性気体を通過させてクリーニングを行うことは、エッチング処理後にチャンバー内に残留した反応生成物などを確実に除去する為に効果的である。従って、それらを考慮した場合に、反応性気体をエッチングプロセスガスと同じ経路を通過させ、かつ、反応性気体が通過する経路をできるだけ短くする必要がある。
本発明のようにチャンバー内に内部経路を設ける構成は、反応性気体とエッチングプロセスガスを同じ内部経路を通過させ、かつ内部経路の位置をできるだけチャンバーに近づけることで腐食の起きる可能性がある配管を短くする(即ち、チャンバー外には合流した配管を不要とする)ことにより、反応生成物などの確実な除去と腐食の危険性の回避が同時に達成できる。
また、反応性気体の経路がエッチングプロセスガスの経路と出口を共にするように設計されている場合や、エッチングプロセスガスの経路と共用されている場合は、水分等が当該出口部の配管に付着し、エッチングプロセスに悪影響を及ぼすことが懸念され得る。しかし、本発明の構成によれば、内部経路が短く設計されており、さらに、反応性気体又はエッチングプロセスガスと内部経路との接続口に、弁又は逆支弁が設けられているので上記の危険性が回避できる。
また、本発明によれば、チャンバー外の余計な配管等が不要になるのでコストを抑えたドライエッチング装置のクリーニングが可能となる。
なお、本実施例においては、チャンバー10に設けられた排気管21が1本のみ図示されているが、複数本、例えば4本設けられていても良い。また、クリーニング装置がダクト41及び排気管21を介してチャンバーに接続しているが、ダクト41が排気管21を介さずにチャンバーに接続していても良い。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図2に第2実施形態に係るドライエッチング装置2の概略構成を示す。なお、図1に示す第1実施形態のドライエッチング装置と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図1と比較するとわかるように、第2実施形態のドライエッチング装置2は、エッチングプロセスガスをチャンバー10内に導入するための複数の配管(本例では3本)55と、反応性気体を導入するための配管54を備える。エッチングガスとしては、例えばSF6、その他のガスとしては、O2、N2、He、Ar、SiH、H2、CH、NOなどを各配管55から導入することができる。なお、配管55の数は3本には限られず、必要な気体の数に応じて決定される。各配管55は、チャンバー10の内部において弁55aを介して共通の内部通路57に接続されている。各弁55aは開閉弁であり、エッチング処理中には開放されてエッチングプロセスガスをチャンバー10内に導入し、クリーニング中には閉鎖される。
また、反応性気体を導入するための配管54は、チャンバー10内部で弁54aを介して内部通路57に接続されている。本例では、反応性気体として大気を使用しており、弁54aは開閉弁及び逆止弁の機能を併せ持つ。即ち、弁54aは、エッチング処理中には閉鎖され、反応性気体がチャンバー10内へ入ることを防止するが、クリーニング中には開放されて反応性気体をチャンバー10内部へ導入する。この際、弁54aは逆止弁による逆流防止機能を有するので、クリーニング中にチャンバー10内に存在するフッ化物ガスが弁54aを通じて外部へ漏れ出ることが防止される。
また、チャンバー10内の内部通路57の出口端にも、開閉弁と逆止弁の機能を併せ持つ弁57aが設けられている。弁57aは、エッチング処理中やクリーニング中において、エッチングプロセスガスや反応性気体をチャンバー10へ導入する際に開放されるが、逆止弁による逆流防止機能により、エッチング処理中に発生するエッチング反応生成物やクリーニング中に発生するフッ化物ガスが共通の内部通路57から各配管54及び55に入り込むことを防止する。
本実施例においても、エッチングプロセスガス導入用の各配管55及び反応性気体導入用の配管54は、チャンバー10内部で共通の内部通路57を通じてチャンバー10内の空間へ開放している。エッチング処理中に内部通路57を通じて各種エッチングプロセスガスがチャンバー10内に導入されると、内部通路57内にもエッチングプロセスガスが残留する。しかし、その後のクリーニング時に反応性気体が内部通路57を通じてチャンバー10内へ導入されるので、残留したエッチングプロセスガスなどを含めて処理することができる。このように、エッチング処理中にエッチングプロセスガスが通過する部分に、クリーニング中に反応性気体を通過させることにより、エッチング反応生成物を確実に化学反応させて除去することができる。
以上説明をした本発明にかかるドライエッチング装置及びそのクリーニング方法によれば、エッチング反応生成物を安全かつ確実に除去し、配管の腐食の問題を改善することができる。そして、本発明にかかるドライエッチング装置及びそのクリーニング方法は、様々な種類、大きさのドライエッチング装置に適用可能である。
また、本発明のドライエッチング装置、ドライエッチング装置のクリーニング方法は、電気光学装置の製造方法、電気光学装置の製造装置に用いることができる。そして、適用可能な電気光学装置の例としては、液晶装置、エレクトロルミネッセンス装置、特に、有機エレクトロルミネッセンス装置、無機エレクトロルミネッセンス装置等や、プラズマディスプレイ装置、FED(フィールドエミッションディスプレイ)装置、LED(発光ダイオード)表示装置、電気泳動表示装置、薄型のブラウン管、液晶シャッター等を用いた小型テレビ、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)を用いた装置などの各種の電気光学装置の製造方法および製造装置に用いることができる。
なお、本発明の実施例においてはエッチングガスにフッ素系ガスを用いたが、本発明はエッチングガスとして塩素系ガスを用いた場合にも適用できる。また、クリーニングに用いる気体として、O等を用いても良い。さらに、クリーニング工程又はエッチング工程においてチャンバー内を真空引きする工程を備えていても良い。さらに、エッチングプロセスには用いられない所定の気体として、例えば、クリーニングにのみ用いられるOなどをチャンバー内に導入しても良く、その場合は該Oの配管が内部経路に接続されても良い。本発明はこのような場合にも、同様な効果を奏するものである。
第1実施形態に係るドライエッチング装置の概略構成を示す。 第2実施形態に係るドライエッチング装置の概略構成を示す。
符号の説明
1、2 ドライエッチング装置、 3 エッチング対象物、 10 チャンバー
11 カソード、 12 高周波電源、 13 アノード、
14、22、54a、55a、57a 弁、 23 ポンプ、 30 ガス処理装置、
40 クリーニング装置

Claims (8)

  1. チャンバー内にエッチングプロセスガスを導入するための第1経路と、
    前記チャンバー内に反応性気体を導入するための第2経路と、
    前記チャンバー内に配置され、少なくとも前記第1経路及び前記第2経路を合流させ一つの経路にする内部経路と、
    前記チャンバー内の気体を排出する排出手段と、を備えることを特徴とするドライエッチング装置。
  2. 前記第2経路と前記内部経路との接続部には逆止弁が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のドライエッチング装置。
  3. 前記第1経路と前記内部経路との接続部には弁が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のドライエッチング装置。
  4. 前記チャンバー内における前記内部経路の出口端には逆止弁が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のドライエッチング装置。
  5. 前記チャンバー外に設けられるとともに濾過装置を備えたクリーニング装置に接続される接続部を備え、前記接続部には弁が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のドライエッチング装置。
  6. 前記クリーニング装置は、前記チャンバー内のガスを吸入する吸気ファンを備えていることを特徴とする請求項5に記載のドライエッチング装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載のドライエッチング装置を備えることを特徴とする電気光学装置の製造装置。
  8. 請求項7に記載の電気光学装置の製造装置を使用することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011035232A (ja) * 2009-08-04 2011-02-17 Shibaura Mechatronics Corp プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法

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