JP2005174717A - 有機el素子及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 有機EL素子自体の光取り出し効率を向上させることができ、製造工程をあまり増加させることなく、容易に製造することができ、製造コストの低減を図ることができる有機EL素子及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明の有機EL素子は、ガラス基板21の表面の1つの画素領域に発光する光の波長に比べて十分に大きな曲率半径を有する凹部22を形成し、この凹部22を含む画素領域上にストライプ状の陰極23を複数本、互いに平行に形成し、これら陰極23、…を含む全面に電子輸送層24、有機発光層25、正孔輸送層26を順次成膜し、正孔輸送層26上に陰極23、…と直交するストライプ状の陽極27を複数本、互いに平行に形成して有機EL素子28とし、この有機EL素子28の表面を凹部29としたことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、有機EL素子(Organic Electroluminescence device)及びその製造方法に関し、特に詳しくは、有機層内を伝搬する光を高効率で外部放出光に変換し、外部への光取り出し効率を増大させることにより、有機EL素子自体の発光効率を向上させることが可能な有機EL素子及びその製造方法に関するものである。
近年、自発型発光素子として、有機層を一対の電極で挟持した構造の有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子に関する研究開発が活発に行われている。
この有機EL素子は、全反射効果による光の閉じ込め作用という特徴的な光学現象を有しているために、有機層から放出される光エネルギーの多くが有機層及び透明電極を含む薄膜層やガラス基板により失われてしまい、外部に放出される光量の割合、すなわち光取り出し効率は高々19%程度となり、その結果、外部量子効率は約5%程度となる。
例えば、一重項励起子を用いた有機EL素子の場合、外部量子効率の最大値が約5%程度であり、外部量子効率をこれ以上向上させることは原理的に難しい。そこで、光学設計により有機EL素子の光取り出し効率を向上させることが試みられている。この光学設計の具体例としては、メサ型基板を用いたもの(非特許文献1参照)、マイクロレンズアレイを用いたもの(非特許文献2参照)、端面発光を用いたもの(非特許文献3参照)等がある。
図10は、メサ型基板を用いた有機EL素子を示す断面図であり、ガラス基板1上に、メサ型基板層2及び高屈折率のTiO層3(n=2.58)からなるメサ型基板4を形成し、このTiO層3上にITO(Indium Tin Oxide)層5、有機発光層6及び金属電極7からなる有機EL素子8を形成した構造である。
この構造では、有機EL素子8から出射される光9がメサ型基板4の側面で全反射することにより、有機EL素子8の光軸に向かって集光され、この集光された光9が前面方向へ出射されるので、光取り出し効率を容易に向上させることができる。
図11は、マイクロレンズアレイを用いた有機EL素子を示す断面図であり、ガラス基板1の裏面かつ有機EL素子8と対応する位置に、光の波長に比べて十分に大きな略半球状のマイクロレンズ11を設けた構造である。
この構造では、有機EL素子8から出射される光9がマイクロレンズ11により光軸に向かって集光され、この集光された光9が前面方向へ出射されるので、光取り出し効率を容易に向上させることができる。
図12は、端面発光を用いた有機EL素子を示す断面図であり、ガラス基板1上に反射電極14、有機層6及び反射電極15からなる有機EL素子16を形成し、有機EL素子16、16間に三角形状のマイクロミラー17を配置した構造である。
この構造では、有機EL素子16内で発光した光18は、反射電極14、15により素子内に閉じ込められて端面から出射され、その後、マイクロミラー17により反射されて前面方向へ出射されるので、光取り出し効率を容易に向上させることができる。
G.グー(G.Gu)、D.Z.ガルバチョフ(D.Z.Garbuzov)、P.E.バローズ(P.E.Burrows)、S.ヴェンカテッシュ(S.Venkatesh)、S.R.フォーレスト(S.R.Forrest)、オプティックス レターズ(Optics lett.,)、第22巻 第6号 第396頁 (1997年) T.ヤマサキ(T.Yamasaki)、K.スミオカ(K.Sumioka)、T.ツツイ(T.Tsutsui)、アプライド フィジックス レターズ(Appl. Phys. Lett.,)、第76巻 第10号 第1243頁 (2000年) W.M.グラントン(W.M.Granton)、C.B.トーマス(C.B.Thomas)、R.スティーブンス(R.Steavens)、インフォメーション ディスプレイ(Infomation Display)、第4及び第5/02号 第22頁 (2002年)
ところで、上述した従来の有機EL素子は、光学設計により有機EL素子の光取り出し効率を向上させたもので、有機EL素子自体の光取り出し効率を向上させたものではないので、光取り出し効率の向上には限界があり、さらなる光取り出し効率の向上は原理的に難しいという問題点があった。
また、これらの有機EL素子では、メサ型基板、マイクロレンズアレイ、マイクロミラー等の光学部材を、有機EL素子の作製とは別個に基板上の所定位置に高精度で作製する必要があり、製造工程が非常に複雑になり、また、そのための専用の設備も必要となり、製造コストが高くなるという問題点があった。
また、これらの光学部材は製造歩留まりが悪く、そのため、製造コストもさらに高くなり、実用化が難しいという問題点があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、有機EL素子自体の光取り出し効率を向上させることにより、さらなる光取り出し効率の向上を容易とすることができ、しかも、製造工程をあまり増加させることなく、容易に製造することができ、その結果、製造コストの低減を図ることができる有機EL素子及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は次のような有機EL素子及びその製造方法を採用した。
すなわち、本発明の有機EL素子は、1層以上の有機層を一対の電極により挟持してなる有機EL素子であって、前記有機層の少なくとも一部は曲面とされていることを特徴とする。
この有機EL素子では、有機層にて発光した光は、その光量の多くが該有機層の延在方向に沿って伝搬する導波モードとなるが、この導波モードの光は、有機層の少なくとも一部に形成された曲面により高効率で外部放出光に変換され、一方の電極を透過した後、外方へ出射される。
これにより、有機層から発光される光の光量の多くを占める導波モードの光を高効率で外部放出光に変換し、外方へ取り出すことが可能になり、有機EL素子自体の光取り出し効率が大幅に向上する。
本発明の有機EL素子では、前記有機層は、基板上の少なくとも一部に形成された曲面上に成膜されていることが好ましい。
この様な構成とすることで、基板上に形成された曲面と有機層との位置関係の精度が向上し、有機EL素子自体の光取り出し効率がさらに向上する。
前記曲面は、1つ以上の凹部または凸部であることが好ましい。
前記曲面は、1つ以上の凹溝または凸条としてもよい。
この様な構成とすることで、有機層より発光した導波モードの光が、さらに高効率で外部放出光に変換される。これにより、有機層から発光される光の多くを高効率で外部放出光に変換することが可能になり、有機EL素子自体の光取り出し効率がさらに向上する。
本発明の有機EL素子の製造方法は、1層以上の有機層を一対の電極により挟持してなる有機EL素子の製造方法であって、基板の表面の少なくとも一部の領域に形成された曲面上に、前記有機層を成膜することを特徴とする。
この有機EL素子の製造方法では、基板の表面の少なくとも一部の領域に形成された曲面上に、前記有機層を成膜するので、有機層より発光した導波モードの光を高効率で外部放出光に変換することができ、光取り出し効率を大幅に向上させることができる有機EL素子が、容易かつ低製造コストにて製造される。
本発明の他の有機EL素子の製造方法は、1層以上の有機層を一対の電極により挟持してなる有機EL素子の製造方法であって、基板の表面の少なくとも一部の領域に曲面を形成し、この曲面上に前記有機層を成膜することを特徴とする。
この有機EL素子の製造方法では、基板の表面の少なくとも一部の領域に曲面を形成し、この曲面上に前記有機層を成膜するので、有機層より発光した導波モードの光を高効率で外部放出光に変換することができ、光取り出し効率を大幅に向上させることができる有機EL素子が、容易かつ低製造コストにて製造される。
これらの有機EL素子の製造方法では、前記基板は、ガラス基板または合成樹脂基板であることが好ましい。
前記ガラス基板の表面の少なくとも一部の領域に、ドライエッチングまたはウエットエッチングにより曲面を形成することが好ましい。
前記合成樹脂基板を射出成型法により作製する際に、この合成樹脂基板の表面の少なくとも一部の領域に曲面を形成することが好ましい。
本発明の有機EL素子によれば、有機層の少なくとも一部を曲面としたので、有機層から発光される光の光量の多くを占める導波モードの光を高効率で外部放出光に変換し、外方へ取り出すことができる。したがって、光取り出し効率を大幅に向上させることができる。
また、前記有機層を、基板上の少なくとも一部に形成された曲面上に成膜したので、基板上に形成された曲面と有機層との位置関係の精度を大幅に向上させることができ、光取り出し効率をさらに向上させることができる。
また、前記曲面を、1つ以上の凹部または凸部、あるいは、1つ以上の凹溝または凸条としたので、有機層より発光した導波モードの光を高効率で外部放出光に変換することができ、光取り出し効率をさらに向上させることができる。
本発明の有機EL素子の製造方法によれば、基板の表面の少なくとも一部の領域に形成された曲面上に、前記有機層を成膜するので、有機層より発光した導波モードの光を高効率で外部放出光に変換することができ、光取り出し効率を大幅に向上させることができる有機EL素子を、容易かつ低製造コストにて製造することができる。
本発明の他の有機EL素子の製造方法によれば、基板の表面の少なくとも一部の領域に曲面を形成し、この曲面上に前記有機層を成膜するので、有機層より発光した導波モードの光を高効率で外部放出光に変換することができ、光取り出し効率を大幅に向上させることができる有機EL素子を、容易かつ低製造コストにて製造することができる。
本発明の有機EL素子及びその製造方法の各実施の形態について図面に基づき説明する。ここで挙げる各実施の形態は、本発明をより具体的に説明するためのものであり、これらの実施の形態により本発明が限定されるものではない。
「第1の実施形態」
図1は本発明の第1の実施形態の有機EL素子を示す斜視図、図2は図1のA−A線に沿う断面図であり、1つの画素に1つの凹部を形成した例である。
この有機EL素子は、ガラス基板21の表面(一主面)の1つの画素領域に発光する光の波長に比べて十分に大きな曲率半径を有する凹部22が形成され、この凹部22を含む画素領域上に、ガラス基板21の1つの辺に平行なストライプ状の陰極(電極)23が複数本、互いに平行に形成され、これら陰極23、…を含む全面に電子輸送層24、有機発光層(有機層)25、正孔輸送層26が順次成膜され、正孔輸送層26上に陰極23、…と直交するストライプ状の陽極(電極)27が複数本、互いに平行に形成され、これら陰極23〜陽極27により上に凹の有機EL素子28とされている。
ここでは、R(赤)、G(緑)、B(青)の3種類の有機EL素子28により3色独立画素方式でフルカラー表示を行うようになっており、これら3種類の独立した画素によりフルカラー表示領域Dが構成されている。
ガラス基板21は、絶縁性を有する基板であればよく、ガラス基板の他、ポリイミド(PI)樹脂、ポリメチルメタクリレート(PMMA)樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂等からなる合成樹脂基板が好適に用いられる。
陰極23は、電子を電子輸送層24を介して有機発光層25に注入するためのもので、Mg−Ag合金、Mg−In合金、Cs−Al合金、LiF−Al合金等の仕事関数の低い材料が好適に用いられる。
電子輸送層24は、陰極23から注入された電子を有機発光層25に効率よく注入するためのもので、有機分子線蒸着法により容易に成膜できる電子輸送性を有する有機材料が好適に用いられる。この電子輸送性の有機材料としては、例えば、PBD、BMD、BCPac、BDD、BAPD、BBOT、BND、MBDQ、MBSQ、TNF、TPQ1、TPQ2、TNF、PS−DSB、またはこの群から選択された1種または2種以上からなる混合物が挙げられる。
有機発光層25は、陰極23から注入された電子と陽極27から注入された正孔が、この有機発光層25の主成分である有機物質中にて励起子(exciton)を形成し、この励起子が高効率で発光再結合することによりELを発光するもので、有機分子線蒸着法により容易に成膜できる有機発光材料が好適に用いられる。
この有機発光材料としては、PDF、BCP、PBD、DSB、PPCP、PEPS、PESB、BPPC、DCM、BBOT、Almq、ZnBTZ、Ir(ppy)、PPV、PAT、PF、PFBT、PPP、BFA、PAAF、PVK、PVCz、またはこの群から選択された1種または2種以上からなる混合物が挙げられる。
正孔輸送層26は、陽極27から注入された正孔を有機発光層25に効率よく注入するためのもので、有機分子線蒸着法により容易に成膜できる正孔輸送性を有する有機材料が好適に用いられる。この正孔輸送性の有機材料としては、例えば、Diamine、DEH、PEDOT、PSS、STB、TPD、PDA、TPM、TPTE、またはこの群から選択された1種または2種以上からなる混合物が挙げられる。
陽極27は、正孔を正孔輸送層26を介して有機発光層25に注入するためのもので、有機発光層25から発光されるELを高透過率で透過させる光透過性に優れた透明電極が好適に用いられる。
この陽極27の材料としては、ITO(Indium Tin Oxide)、酸化スズ、酸化インジウム(In)、酸化亜鉛(ZnO)等の仕事関数の高い酸化金属が好適に用いられる。
このように、凹部22の内面に多層構造の有機EL素子28を形成したことにより、有機EL素子28の表面も、凹部22と相似形状の凹部29となる。
この凹部29の見かけ上の全反射角は、その曲率半径(r)を小さくすることにより、小さくすることができる。
図3に示すように、凹部29の曲率半径をr、有機EL素子28の膜厚をt、とすると、有機EL素子28と大気との間の全反射角(θ)は、r/(r+t)の比率分だけ減少する。
例えば、有機EL素子28に凹部29が無い場合、有機発光層25の屈折率nを1.7、陽極27の屈折率nを2.0、大気の屈折率nを1とすると、有機発光層25と陽極27との間の全反射率は58°、陽極27と大気との間の全反射率は30°である。
一方、有機EL素子28に凹部29を形成した場合、有機EL素子28の表面、すなわち陽極27と大気との間の全反射角は、rが15μm、tが0.3μmの場合30°から29.4°に、rが3μm、tが0.3μmの場合30°から27°に、それぞれ減少する。この全反射角の減少に伴い外部放出光が増加する。
このように、凹部29の曲率半径(r)を小さくすることで、凹部29の見かけ上の全反射角を小さくすることができ、したがって、有機EL素子28から発光される光のうち約40%を占める膜内導波モード光31の一部を外部放出光32に変換することができ、従来5%程度であった外部取り出し量子効率を7〜8%まで増加させることができる。
この有機EL素子を製造するには、まず、ドライエッチングまたはウエットエッチング、特に好ましくはケミカルエッチングを用いて、ガラス基板21の表面の画素領域に凹部22を形成する。ここでは、1つの画素につき1つの凹部22を形成する。なお、ガラス基板21を製造する際に、ガラス基板の作製と同時に、その表面の画素領域に凹部22を形成することとしてもよい。
次いで、真空蒸着法あるいはスパッタリング法により、凹部22を含む画素領域上にストライプ状の陰極23を複数本形成し、次いで、有機分子線蒸着法により、これら陰極23、…を含む全面に電子輸送層24、有機発光層25、正孔輸送層26を順次成膜し、次いで、スパッタリング法により正孔輸送層26上に陰極23、…と直交するストライプ状の陽極27を複数本形成し、有機EL素子28とする。
ガラス基板21の替わりに、ポリイミド(PI)樹脂、ポリメチルメタクリレート(PMMA)樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂等からなる合成樹脂基板を用いる場合、合成樹脂基板を作製する際に凹部22を同時に形成してもよく、合成樹脂基板の表面に、ドライエッチングやウエットエッチングにより凹部22を形成してもよい。
特に、射出成型法により合成樹脂基板を作製する際に、その表面の画素領域に凹部22を同時に形成することとすれば、基板の表面に高精度の凹部22を同時に形成することができる。
本実施形態の有機EL素子によれば、ガラス基板21の表面の画素領域に凹部22を形成し、この凹部22を含む画素領域上にストライプ状の陰極23を複数本、互いに平行に形成し、これら陰極23、…を含む全面に電子輸送層24、有機発光層(有機層)25、正孔輸送層26を順次成膜し、正孔輸送層26上に陰極23、…と直交するストライプ状の陽極27を複数本、互いに平行に形成して有機EL素子28とし、この有機EL素子28の表面を凹部22と相似形状の凹部29としたので、この凹部29により有機発光層25から発光される膜内導波モード光31を高効率で外部放出光32に変換することができる。したがって、有機EL素子28自体の光取り出し効率を大幅に向上させることができる。
本実施形態の有機EL素子の製造方法によれば、ドライエッチングまたはウエットエッチングによりガラス基板21の表面の画素領域に凹部22を形成し、この凹部22を含む画素領域上にストライプ状の陰極23を複数本、互いに平行に形成し、次いで、電子輸送層24〜正孔輸送層26を順次成膜し、正孔輸送層26上に陰極23、…と直交するストライプ状の陽極27を複数本、互いに平行に形成して有機EL素子28とするので、特別の装置や工程を設けることなしに、光取り出し効率を大幅に向上させることができる本実施形態の有機EL素子28を容易かつ低製造コストにて製造することができる。
「第2の実施形態」
図4は本発明の第2の実施形態の有機EL素子を示す斜視図、図5は図4のB−B線に沿う断面図であり、本実施形態の有機EL素子が第1の実施形態の有機EL素子と異なる点は、第1の実施形態の有機EL素子では、ガラス基板21の表面の1つの画素領域に1つの凹部22を形成し、この凹部22に有機EL素子28を形成し、この有機EL素子28の表面を凹部22と相似形状の凹部29としたのに対し、本実施形態の有機EL素子では、ガラス基板21の表面の1つの画素領域に複数の凹部22を形成(図4では、1つの画素領域に9つの凹部を格子点上に形成)し、この凹部22を含む画素領域全面に有機EL素子28を形成し、この有機EL素子28の表面に凹部22と相似形状の凹部29を9つ形成した点である。
この有機EL素子は、第1の実施形態の有機EL素子とは、1つの画素領域の凹部22の数が異なるのみであるから、凹部22のパターニングを替えるだけで、第1の実施形態の有機EL素子と全く同様に製造することができる。
以上により、本実施形態の有機EL素子においても、第1の実施形態の有機EL素子と全く同様の効果を奏することができる。
「第3の実施形態」
図6は本発明の第3の実施形態の有機EL素子を示す斜視図、図7は図6のC−C線に沿う断面図であり、本実施形態の有機EL素子が第1の実施形態の有機EL素子と異なる点は、第1の実施形態の有機EL素子では、ガラス基板21の表面の1つの画素領域に1つの凹部22を形成し、この凹部22に有機EL素子28を形成し、この有機EL素子28の表面を凹部22と相似形状の凹部29としたのに対し、本実施形態の有機EL素子では、ガラス基板21の表面(一主面)の1つの画素領域に発光する光の波長に比べて十分に大きな曲率半径を有する凸部41を形成し、この凸部41を含む画素領域上に、ストライプ状の陰極23を複数本、互いに平行に形成し、この陰極23、…を含む全面に電子輸送層24、有機発光層25、正孔輸送層26を順次成膜し、正孔輸送層26の凸部領域上に陰極23と直交するストライプ状の陽極27を複数本、互いに平行に形成し、上に凸の有機EL素子42とした点である。
このように、凸部41の外面に多層構造の有機EL素子42を形成したことにより、有機EL素子42の表面も、凸部41と相似形状の凸部43となる。
この凸部43においても、第1の実施形態の凹部29と同様に、有機EL素子42から発光される膜内導波モード光31の一部を外部放出光32に変換することができ、外部取り出し量子効率を7〜8%まで増加させることができる。
この有機EL素子を製造するには、まず、ドライエッチングまたはウエットエッチング、特にケミカルエッチングを用いて、ガラス基板21の表面の画素領域に凸部41を形成する。この凸部41は、ガラス基板21を製造する際に、ガラス基板の作製と同時に形成してもよい。
次いで、真空蒸着法あるいはスパッタリング法により、凸部41を含む画素領域上にストライプ状の陰極23を複数本、互いに平行に形成し、この陰極23、…を含む全面に電子輸送層24〜正孔輸送層26を順次成膜し、正孔輸送層26の凸部領域上に陰極23と直交するストライプ状の陽極27を複数本、互いに平行に形成し、上に凸の有機EL素子42とする。
本実施形態の有機EL素子においても、第1の実施形態の有機EL素子と全く同様の効果を奏することができる。
「第4の実施形態」
図8は本発明の第4の実施形態の有機EL素子を示す斜視図であり、本実施形態の有機EL素子が第1の実施形態の有機EL素子と異なる点は、第1の実施形態の有機EL素子では、ガラス基板21の表面の1つの画素領域に1つの凹部22を形成し、この凹部22を含む画素領域上にストライプ状の陰極23を形成し、これら陰極23、…を含む全面に電子輸送層24〜正孔輸送層26を順次成膜し、正孔輸送層26上に陰極23、…と直交するストライプ状の陽極27を形成し、この有機EL素子28の表面を凹部22と相似形状の凹部29としたのに対し、本実施形態の有機EL素子では、ガラス基板21の表面に複数の画素領域に跨る凹溝51を複数本、互いに平行に形成し、この凹溝51を含む画素領域上に凹溝51と直交するストライプ状の陰極23を複数本、互いに平行に形成し、これら陰極23、…を含む全面に電子輸送層24〜正孔輸送層26を順次成膜し、正孔輸送層26上に陰極23、…と直交するストライプ状の陽極27を複数本、互いに平行に形成して有機EL素子52とした点である。
ここでは、R(赤)、G(緑)、B(青)の3種類の有機EL素子52により3色独立画素方式でフルカラー表示を行うようになっており、これら3種類の独立した画素によりフルカラー表示領域Dが構成されている。
このように、凹溝51の内面に多層構造の有機EL素子52を形成したことにより、有機EL素子52の表面も、凹溝51と相似形状の凹溝となる。
本実施形態の有機EL素子においても、第1の実施形態の有機EL素子と全く同様に、有機EL素子52から発光される膜内導波モード光31の一部を外部放出光32に変換することができ、外部取り出し量子効率を7〜8%まで増加させることができる。
「第5の実施形態」
図9は本発明の第5の実施形態の有機EL素子を示す斜視図であり、本実施形態の有機EL素子が第4の実施形態の有機EL素子と異なる点は、第4の実施形態の有機EL素子では、ガラス基板21の表面に複数の画素領域に跨る凹溝51を複数本、互いに平行に形成し、この凹溝51を含む画素領域上に凹溝51と直交するストライプ状の陰極23を複数本、互いに平行に形成し、これら陰極23、…を含む全面に電子輸送層24〜正孔輸送層26を順次成膜し、正孔輸送層26上に陰極23、…と直交するストライプ状の陽極27を複数本、互いに平行に形成して有機EL素子52としたのに対し、本実施形態の有機EL素子では、ガラス基板21の表面に複数の画素領域に跨るストライプ状の凸条61を複数本、互いに平行に形成し、この凸条61を含む画素領域上に凸条61と直交するストライプ状の陰極23を複数本、互いに平行に形成し、これら陰極23、…を含む全面に電子輸送層24〜正孔輸送層26を順次成膜し、正孔輸送層26上に陰極23、…と直交するストライプ状の陽極27を複数本、互いに平行に形成して有機EL素子62とした点である。
ここでは、R(赤)、G(緑)、B(青)の3種類の有機EL素子62により3色独立画素方式でフルカラー表示を行うようになっており、これら3種類の独立した画素によりフルカラー表示領域Dが構成されている。
このように、凸条61の外面に多層構造の有機EL素子62を形成したことにより、有機EL素子62の表面も、凸条61と相似形状の凸条となる。
本実施形態の有機EL素子においても、第1の実施形態の有機EL素子と全く同様に、有機EL素子62から発光される膜内導波モード光31の一部を外部放出光32に変換することができ、外部取り出し量子効率を7〜8%まで増加させることができる。
以上、本発明の有機EL素子及びその製造方法の各実施形態について図面に基づき説明してきたが、具体的な構成は上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計の変更等が可能である。
本発明は、有機EL素子自体の光取り出し効率を向上させることにより、さらなる光取り出し効率の向上を図ることができるものであるから、有機EL素子のさらなる小型化、高輝度化が可能なのはもちろんのこと、この発光領域を曲面とする構造を、より小型化、高輝度化が求められる次世代の表示装置に適用した場合、その効果は非常に大きなものとなる。
本発明の第1の実施形態の有機EL素子を示す斜視図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 本発明の第1の実施形態の凹部の作用を説明するための模式図である。 本発明の第2の実施形態の有機EL素子を示す斜視図である。 図4のB−B線に沿う断面図である。 本発明の第3の実施形態の有機EL素子を示す斜視図である。 図6のC−C線に沿う断面図である。 本発明の第4の実施形態の有機EL素子を示す斜視図である。 本発明の第5の実施形態の有機EL素子を示す斜視図である。 従来のメサ型基板を用いた有機EL素子を示す断面図である。 従来のマイクロレンズアレイを用いた有機EL素子を示す断面図である。 従来の端面発光を用いた有機EL素子を示す断面図である。
符号の説明
21 ガラス基板
22 凹部
23 陰極(電極)
24 電子輸送層
25 有機発光層(有機層)
26 正孔輸送層
27 陽極(電極)
28 有機EL素子
31 膜内導波モード光
32 外部放出光
41 凸部
42 有機EL素子
43 凸部
51 凹溝
52 有機EL素子
61 凸条
62 有機EL素子
D フルカラー表示領域

Claims (9)

  1. 1層以上の有機層を一対の電極により挟持してなる有機EL素子であって、
    前記有機層の少なくとも一部は曲面とされていることを特徴とする有機EL素子。
  2. 前記有機層は、基板上の少なくとも一部に形成された曲面上に成膜されていることを特徴とする有機EL素子。
  3. 前記曲面は、1つ以上の凹部または凸部であることを特徴とする請求項1または2記載の有機EL素子。
  4. 前記曲面は、1つ以上の凹溝または凸条であることを特徴とする請求項1または2記載の有機EL素子。
  5. 1層以上の有機層を一対の電極により挟持してなる有機EL素子の製造方法であって、
    基板の表面の少なくとも一部の領域に形成された曲面上に、前記有機層を成膜することを特徴とする有機EL素子の製造方法。
  6. 1層以上の有機層を一対の電極により挟持してなる有機EL素子の製造方法であって、
    基板の表面の少なくとも一部の領域に曲面を形成し、この曲面上に前記有機層を成膜することを特徴とする有機EL素子の製造方法。
  7. 前記基板は、ガラス基板または合成樹脂基板であることを特徴とする請求項5または6記載の有機EL素子の製造方法。
  8. 前記ガラス基板の表面の少なくとも一部の領域に、ドライエッチングまたはウエットエッチングにより曲面を形成することを特徴とする請求項7記載の有機EL素子の製造方法。
  9. 前記合成樹脂基板を射出成型法により作製する際に、この合成樹脂基板の表面の少なくとも一部の領域に曲面を形成することを特徴とする請求項7記載の有機EL素子の製造方法。
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