JP2005174455A - 情報記録再生装置 - Google Patents

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Kanji Wakabayashi
寛爾 若林
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Abstract

【課題】光ビームの光量を調整する機構を小型化できなかった。
【解決手段】光ビームの透過量を調整する光ビーム透過調整手段が互いに平行な2平面からなる第1の平行平面の組および第2の平行平面の組を有し、第1の平行平面の組の少なくとも1つの平面に光学フィルタが塗布された多面体透過素子と、第1の平行平面の組および第2の平行平面の組を構成する4平面に平行な回転軸周りに多面体透過素子を回転可能に支持する支持手段と多面体透過素子を回転駆動する回転駆動手段とから構成したものである。
【選択図】図1

Description

本発明は光ピックアップ装置および光ディスク装置に関し、特に、短波長の半導体レーザ、例えばGaN系半導体を用いた青色発光の半導体レーザを用いた情報記録再生装置に関するものである。
デジタルバーサタイルディスク(DVD)は、デジタル情報をコンパクトディスク(CD)の約6倍の記録密度で記録することができることから、大容量のデータを記録可能な情報記録媒体(光ディスク)として知られている。近年、情報記録媒体に記録されるべき情報量の増大に伴い、さらに容量の大きい情報記録媒体が求められている。情報記録媒体を大容量にするためには、情報記録媒体に情報を記録する際および情報記録媒体に記録された情報を再生する際に情報記録媒体に照射される光が形成する光スポットを小さくすることにより、情報の記録密度を高くする必要がある。光源のレーザ光を短波長にし、かつ、対物レンズの開口数(NA)を大きくすることによって、光スポットを小さくすることができる。DVDでは、波長660nmの光源と、開口数(NA)0.6の対物レンズとが使用されている。例えば、波長405nmの青色レーザと、NA0.85の対物レンズとを使用することによって、現在のDVDの記録密度の5倍の記録密度が達成される。
また、青色レーザによるレーザ光の短波長化に加えて、2倍の記録密度を達成するために、複数の記録層を有する情報記録媒体の開発も行われている。例えば、2層の記録層を有する光ディスクが可能になれば、上記レーザ光の短波長化およびNAの大きな対物レンズの使用と合わせて、1層の記録層を有するDVDの約10倍の記録密度を達成することが可能となる。
しかしながら、上述の青色レーザを光源として用いた高密度光ディスク装置では、青色レーザにおける再生用の光パワーのマージンは極めて小さく、光源の量子ノイズを引き起こす。従来の光ヘッドとして、量子ノイズの問題に対処したものがあった。
特許文献1記載の光ヘッドは光ディスクの盤面パワーを低く保ちながら、光ディスクの劣化およびデータの誤消去の発生を防止し、かつ、半導体レーザの量子ノイズを低く保ちながら良質の再生を行うことができる。
図4は従来技術による情報記録再生装置600の構成を示す。
情報記録再生装置600は、光源161と、強度フィルタ162と、ビームスプリッタ163と、コリメートレンズ164と、ミラー165と、対物レンズ166と、マルチレンズ168と、フォトダイオード169とを備える。
光源161は、GaN系の青色発光する半導体レーザである。光源161はまた、光ディスク167の記録層に記録/再生するためのコヒーレント光を発する。
強度フィルタ162は、光を吸収する吸収膜を含む光学素子である。強度フィルタ162は、光路へ機械的に出し入れ可能である。
ビームスプリッタ163は、光源161が発する光ビームを分離する光学素子である。コリメータレンズは、光源161が発する光ビームを平行光に変換するレンズである。ミラー165は、入射する光ビームを反射させ、反射された光ビームを光ディスク167へと指向させる光学素子である。対物レンズ166は、光ビームを光ディスク167の記録層に集光するレンズである。マルチレンズ168は、フォトダイオード169に光ビームを集光させるレンズである。フォトダイオード169は、光ディスク167の記録層で反射された光ビームを受け取り、電気信号に変換する。
次に、情報記録再生装置600の動作を説明する。
光ディスク167に情報を記録する場合、強度フィルタ162は、光路外に位置する。光源161は、記録されるべき情報に従って変調された光ビームを発する。光ビームは、ビームスプリッタ163で反射され、コリメートレンズ164で平行光になる。次いで光ビームは、ミラー165で反射され、対物レンズ166を透過して光ディスク167上に集光する。(すなわち、光スポットが形成される。)光スポットが形成される部分の記録層の状態が、その情報に応じて変化する(例えば、結晶状態が変化する)。これにより光ディスク167には、記録層の状態の変化として情報が記録される。
光ディスク167に記録された情報を再生する場合、強度フィルタ162は、光路内に位置する。光源161は、変調されない光ビームを発する。光源161が発した光ビームは、強度フィルタ162を透過し、光ビームの光量(光パワー)が減衰される。次いで、減衰された光ビームは、ビームスプリッタ163で反射され、コリメータレンズ164で平行光になる。次いで光ビームは、ミラー165で反射され、対物レンズ166を透過して、光ディスク167上に集光する。光ビームは、光ディスク167の記録層の状態に応じた反射率で反射される。記録層で反射した光ビームは、再び対物レンズ166を透過し、ミラー165で反射する。その後光ビームはコリメータ164を透過し、マルチレンズ168を透過してフォトダイオード169に集光する。フォトダイオード169において、光ディスク167に記録された情報を示す情報信号と、非点収差法を用いて、光ディスク167上における光ビームの合焦状態を示すフォーカス誤差信号と、光ビームの照射位置を示すトラッキング誤差信号とが取り出される。フォーカシング制御手段(図示せず)は、フォーカシング誤差信号に基づいて対物レンズ166の位置を光軸方向に制御して、光ビームを光ディスク167上に合焦状態で集光させる。トラッキング制御手段(図示せず)は、トラッキング誤差信号に基づいて対物レンズ166の位置を光軸方向に垂直な方向に制御して光ビームを光ディスク167上の所望のトラックに集光させる。フォトダイオード169はまた、情報信号を再生する。これにより光ディスク167に記録された情報が再生される。
従来技術の情報記録再生装置600によれば、再生時には、光源161の光パワーを、量子ノイズを十分に低く保った状態に設定することができ、かつ盤面パワーを光ディスク167の劣化およびデータの誤消去が発生しない低いパワーに押さえた状態で情報の再生をすることができる。一方、記録時には、光源161の光パワーを減衰させることなくそのまま用いて光ディスク167に記録することができる。
特開2000−195086号公報
しかしながら、前記従来の構成を有する情報記録再生装置600では、強度フィルタ162は、光路中へ機械的に出し入れ可能に構成されているものであって、強度フィルタ162が光路中に位置する状態から光路外に位置する状態まで併進移動するためのスペースを必要とするため、出し入れするための機構が大型化し、情報記録再生装置の大型化を招くという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、光源が発した光ビームの光量(光パワー)を調整するための機構を小型化し、結果として装置の小型化を実現することができる情報記録再生装置を提供することを目的とする。
本発明の情報記録再生装置は、所定の光パワーPpreを有する第1の光ビームを発する光源と、前記第1の光ビームの透過量を調整する光ビーム透過調整手段と、前記光ビーム透過調整手段を透過した前記第1の光ビームを前記情報記録媒体に集光する集光手段とを備え、前記光ビーム透過調整手段は、互いに平行な2平面からなる第1の平行平面の組および互いに平行な2平面からなる第2の平行平面の組を有し、前記第1の平行平面の組の少なくとも1つの平面には光学フィルタが塗布された多面体透過素子と、前記第1の平行平面の組および前記第2の平行平面の組を構成する4平面に平行な回転軸周りに前記多面体透過素子を回転可能に支持する支持手段と、前記多面体透過素子を前記回転軸周りに回転駆動する回転駆動手段とからなり、前記光ビームが前記多面体透過素子の前記第1の平行平面の組を透過するように前記回転駆動手段によって位置決めすることにより前記所定の光パワーPpreを第1の光パワーPに調整し、前記光ビームが前記多面体透過素子の前記第2の平行平面の組を透過するように前記回転駆動手段によって位置決めすることにより前記所定の光パワーPpreを第2の光パワーPに調整し、前記所定の光パワーPpreと、前記第1の光パワーPと、前記第2の光パワーPとは、関係P<P≦Ppreを満たすものである。
本発明の情報記録再生装置は、1層または2層の記録層を有する情報記録媒体に情報を記録し、前記情報記録媒体に記録された前記情報を再生する情報記録再生装置であって、所定の光パワーPpreを有する第1の光ビームを発する光源と、前記情報記録媒体が1層の記録層を有するか、2層の記録層を有するかを判別する判別手段と、前記判別手段における判別結果に基づいて、前記第1の光ビームの透過量を調整する光ビーム透過調整手段と、前記光ビーム透過調整手段を透過した前記第1の光ビームを前記情報記録媒体に集光する集光手段とを備え、前記光ビーム透過調整手段は互いに平行な2平面からなる第1の平行平面の組および互いに平行な2平面からなる第2の平行平面の組を有し、前記第1の平行平面の組の少なくとも1つの平面には光学フィルタが塗布された多面体透過素子と、前記第1の平行平面の組および前記第2の平行平面の組を構成する4平面に平行な回転軸周りに前記多面体透過素子を回転可能に支持する支持手段と、前記多面体透過素子を前記回転軸周りに回転駆動する回転駆動手段とからなり、前記情報記録媒体が1層の記録層を有すると判別された場合には、前記光ビームが前記多面体透過素子の前記第1の平行平面の組を透過するように前記回転駆動手段によって位置決めして前記所定の光パワーPpreを第1の光パワーPに調整し、前記情報記録媒体が2層の記録層を有すると判断された場合には、前記光ビームが前記多面体透過素子の前記第2の平行平面の組を透過するように前記回転駆動手段によって位置決めして前記所定の光パワーPpreを第2の光パワーPに調整し、前記所定の光パワーPpreと、前記第1の光パワーPと、前記第2の光パワーPとは、関係P<P≦Ppreを満たすものである。
本発明の情報記録再生装置は、所定の光パワーPpreを有する第1の光ビームを発する光源と、前記第1の光ビームの透過量を調整する光ビーム透過調整手段と、前記光ビーム透過調整手段を透過した前記第1の光ビームを前記情報記録媒体に集光する集光手段とを備え、前記光ビーム透過調整手段は、互いに平行な2平面からなる第1の平行平面の組および互いに平行な2平面からなる第2の平行平面の組を有し、前記第1の平行平面の組の少なくとも1つの平面には光学フィルタが塗布された多面体透過素子と、前記第1の平行平面の組および前記第2の平行平面の組を構成する4平面に平行な回転軸周りに前記多面体透過素子を回転可能に支持する支持手段と、前記多面体透過素子を前記回転軸周りに回転駆動する回転駆動手段とからなり、前記光ビームが前記多面体透過素子の前記第1の平行平面の組を透過するように前記回転駆動手段によって位置決めすることにより前記所定の光パワーPpreを第1の光パワーPに調整し、前記光ビームが前記多面体透過素子の前記第2の平行平面の組を透過するように前記回転駆動手段によって位置決めすることにより前記所定の光パワーPpreを第2の光パワーPに調整し、前記所定の光パワーPpreと、前記第1の光パワーPと、前記第2の光パワーPとは、関係P<P≦Ppreを満たすので、光ビームが多面体透過素子の第1の平行平面の組を透過する位置と第2の平行平面の組を透過する位置とを多面体透過素子の前記回転軸周りの回転駆動によって切替えることができ、これにより光ビームが光学フィルタを透過する場合と透過しない場合に切替えることができる。
よって、多面体透過素子の回転移動によって光ビームの透過光量を調整することができるので、移動のために必要なスペースは多面体透過素子の回転容積のみに押さえることができる。
これにより、光ビーム透過調整手段を小型化することができ、結果として情報記録再生装置の小型化を実現することができる。
また、本発明の情報記録再生装置は、1層または2層の記録層を有する情報記録媒体に情報を記録し、前記情報記録媒体に記録された前記情報を再生する情報記録再生装置であって、所定の光パワーPpreを有する第1の光ビームを発する光源と、前記情報記録媒体が1層の記録層を有するか、2層の記録層を有するかを判別する判別手段と、前記判別手段における判別結果に基づいて、前記第1の光ビームの透過量を調整する光ビーム透過調整手段と、前記光ビーム透過調整手段を透過した前記第1の光ビームを前記情報記録媒体に集光する集光手段とを備え、前記光ビーム透過調整手段は互いに平行な2平面からなる第1の平行平面の組および互いに平行な2平面からなる第2の平行平面の組を有し、前記第1の平行平面の組の少なくとも1つの平面には光学フィルタが塗布された多面体透過素子と、前記第1の平行平面の組および前記第2の平行平面の組を構成する4平面に平行な回転軸周りに前記多面体透過素子を回転可能に支持する支持手段と、前記多面体透過素子を前記回転軸周りに回転駆動する回転駆動手段とからなり、前記情報記録媒体が1層の記録層を有すると判別された場合には、前記光ビームが前記多面体透過素子の前記第1の平行平面の組を透過するように前記回転駆動手段によって位置決めして前記所定の光パワーPpreを第1の光パワーPに調整し、前記情報記録媒体が2層の記録層を有すると判断された場合には、前記光ビームが前記多面体透過素子の前記第2の平行平面の組を透過するように前記回転駆動手段によって位置決めして前記所定の光パワーPpreを第2の光パワーPに調整し、前記所定の光パワーPpreと、前記第1の光パワーPと、前記第2の光パワーPとは、関係P<P≦Ppreを満たすので、光ビームが多面体透過素子の第1の平行平面の組を透過する位置と第2の平行平面の組を透過する位置とを多面体透過素子の前記回転軸周りの回転駆動によって切替えることができ、これにより光ビームが光学フィルタを透過する場合と透過しない場合に切替えることができる。
よって、多面体透過素子の回転移動によって光ビームの透過光量を調整することができるので、移動のために必要なスペースは多面体透過素子の回転容積のみに押さえることができる。
これにより、光ビーム透過調整手段を小型化することができ、結果として情報記録再生装置の小型化を実現することができる。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における情報記録再生装置の構成図、図2は本発明の実施の形態1における情報記録再生装置の光ビーム透過調整手段の光ビームが光学フィルタを透過する場合の斜視図、図3は本発明の実施の形態1における情報記録再生装置の光ビーム透過調整手段の光ビームが光学フィルタを透過しない場合の斜視図である。図1において、従来例の説明に用いた図4に付した符号と同じ構成要素については同じ符号を用い、ここでは詳しい説明を省略する。
図1において、図4と異なるものは強度フィルタ162にかえて光ビーム透過調整手段100を有する構成となっていることである。
図1〜図3において、光ビーム透過調整手段100は、以下のように構成されている。
1は柱状の透過素子であり、この例では回転軸に垂直な断面は対向する辺が互いに平行となる四角形(長方形または正方形)となるように直方体形状とした直方体透過素子1を用いたものを例に説明を行う。直方体透過素子1は2つのホルダ2a、2bによって保持され、直方体透過素子1の複数ある側面のうちの互いに平行となる側面の組のいずれか一方から光ビームが入射し他方から出射するように光路中に配置されている。直方体透過素子1の4側面のうち1つの平面にのみ透過する光ビームの光量を減衰させる光学フィルタ1aが塗布されている。2つのホルダ2a、2bには直方体透過素子1の4側面に平行な方向を軸とするシャフト3a、3bが設けられており、そのシャフト3a、3bはベース4に回動可能に支持されている。また、一方のホルダ2aの側面にはリング状の永久磁石5が取り付けられており、永久磁石5はシャフト3aと平行な方向に磁化されている。永久磁石5に対向する位置にコイル6が配置されておりベース4に固定されている。さらに、他方のホルダ2bの側面の2箇所にストッパ7a、7bが設けられている。直方体透過素子1の光学フィルタ1aが塗布された平面が光ビームと垂直な位置にあるとき一方のストッパ7aがベース4の一部と当接し、また、光学フィルタ1aが塗布された平面が光ビームと平行な位置にあるとき他方のストッパ7bがベース4の一部と当接する。
以上のように構成された情報記録再生装置は、以下のように動作する。
まず、再生時には図2に示すように、半導体レーザ等の光源161の光路に配置された直方体透過素子1はストッパ7aがベース4に当接した状態すなわち光学フィルタ1aが塗布された平面が光ビームと垂直な位置に設定されている。このとき、半導体レーザ161から出射した光ビームの光量(光パワーPpre)は光学フィルタ1aにより、光ディスク167に照射される光ビームが再生時の光量(光パワーP)となるよう減衰された後、光学フィルタ1aと対向する面より出射される。
また、記録時には図3に示すように、コイル6への通電により永久磁石5との間に発生する電磁力によって、直方体透過素子1がシャフト3a、3bを中心軸として回転し、ストッパ7bがベース4に当接する位置まで回転して位置決めされる。すなわち光学フィルタ1aが塗布された平面が光ビームと平行な位置に設定され、半導体レーザ161から出射した光ビームは光学フィルタ1aを透過することなく、回転軸に平行な直方体光学素子1の側面のうち光学フィルタ1aに垂直な2つの面のうちの一方より入射し、他方より出射されるような構成となる。このとき直方体光学素子1を通過することにより光ビームが減衰し、光ビームが記録時の光量(光パワーP)として光ディスク167に照射されることとなる。また光源161の光パワーPpre、再生時に直方体素子1を透過する光パワーP、記録時に直方体素子1を透過する光パワーPとの間には、P<P≦Ppreの関係を満足する。
かかる構成によれば、光ビームの透過量を調整する光ビーム透過調整手段が互いに平行な2平面からなる第1の平行平面の組および互いに平行な2平面からなる第2の平行平面の組を有し、第1の平行平面の組の少なくとも1つの平面に光学フィルタ1aが塗布された多面体透過素子すなわち直方体透過素子1と、第1の平行平面の組および前記第2の平行平面の組を構成する4平面に平行な回転軸すなわちシャフト3a、3b周りに直方体透過素子1を回転可能に支持する支持手段すなわちベース4と直方体透過素子1を永久磁石5とコイル6によって回転駆動するように構成されている。
従って、光パワーを調整するための機構の動作を従来のように併進移動ではなく回転動作とすることができる。
従って、光ビームが直方体透過素子1の光学フィルタ1aを塗布した平面を透過する位置と光学フィルタ1aを塗布していない平面を透過する位置とを直方体透過素子1のシャフト3a、3b周りの回転駆動によって切替えることができ、これにより光ビームの光量が減衰される場合と減衰されない場合に切替えることができる。
よって、直方体透過素子1の回転移動によって光ビームの透過光量を調整することができるので、移動のために必要なスペースは直方体透過素子1の回転容積のみに抑えることができる。
これにより、光ビーム透過調整手段を小型化することができ、結果として光ヘッドの小型化を実現することができる。
なお、本実施の形態において、回転駆動手段として永久磁石5をホルダ2aすなわち可動側に取付けてコイル6を固定側のベース4に固定したが、可動側にコイル、固定側に永久磁石5をそれぞれ取付けた構成としてもよい。また、回転駆動手段として、回転モータを用いて1つ以上のギヤによって回転力を伝達する構成としてもよい。
さらに、本実施の形態では、光ビーム透過調整手段は情報記録再生装置の再生時の光ビームの光量と記録時の光ビームの光量とを切り替えたが、1層または2層の記録層を有する情報記録媒体(または光ディスク)に情報を記録し再生する情報記録再生装置において、情報記録媒体の記録層が1層である場合の光ビームの光量と、記録層が2層である場合の光ビームの光量とを切り替えてもよい。
また、本実施の形態では多面体透過素子を直方体透過素子として、断面の形状を互いに対向する辺が平行となる四角形(つまり長方形または正方形)としたが、断面の形状を互いに対向する辺が平行となる6角形、8角形、・・・となるような2n角形(n:自然数)である2n角柱となるような多面体透過素子すれば光ビームの光量を多段階に切り替えることができる。
本発明にかかる情報記録再生装置は、小型の光ビーム透過調整手段を有し、再生時には、光源の光パワーを量子ノイズを十分に低く保った状態に設定することができ、かつ盤面パワーを光ディスクの劣化およびデータの誤消去が発生しない低いパワーに押さえた状態で情報の再生をすることができる一方、記録時には、光源の光パワーを減衰させることなくそのまま用いて光ディスクに記録することができる情報記録再生装置の小型化に有用である。
または、1層の記録層または2層の記録層を有する情報記録媒体に情報を記録し、情報記録媒体に記録された情報を再生するための情報記録再生装置の小型化にも有用である。
また、開口制限の開口径の切り替え、回折素子の回折角度の切り替え等の用途にも応用できる。
本発明の実施の形態1に情報記録再生装置の構成図 本発明の実施の形態1における情報記録再生装置の光ビーム透過調整手段の光ビームが光学フィルタを透過する場合の斜視図 本発明の実施の形態1における情報記録再生装置の光ビーム透過調整手段の光ビームが光学フィルタを透過しない場合の斜視図 従来の情報記録再生装置の構成図
符号の説明
400 実施の形態1における情報記録再生装置
100 光ビーム透過調整手段
1 直方体透過素子
1a 光学フィルタ
2a,2b ホルダ
3a,3b シャフト
4 ベース
5 永久磁石
6 コイル
7a,7b ストッパ
161 光源
163 ビームスプリッタ
164 コリメートレンズ
165 ミラー
166 対物レンズ
167 情報記録媒体
168 マルチレンズ
169 フォトダイオード
600 従来の情報記録再生装置
162 強度フィルタ

Claims (7)

  1. 所定の光パワーPpreを有する第1の光ビームを発する光源と、
    前記第1の光ビームの透過量を調整する光ビーム透過調整手段と、
    前記光ビーム透過調整手段を透過した前記第1の光ビームを前記情報記録媒体に集光する集光手段とを備え、
    前記光ビーム透過調整手段は、互いに平行な2平面からなる第1の平行平面の組および互いに平行な2平面からなる第2の平行平面の組を有し、前記第1の平行平面の組の少なくとも1つの平面には光学フィルタが塗布された多面体透過素子と、
    前記第1の平行平面の組および前記第2の平行平面の組を構成する4平面に平行な回転軸周りに前記多面体透過素子を回転可能に支持する支持手段と、
    前記多面体透過素子を前記回転軸周りに回転駆動する回転駆動手段とからなり、
    前記光ビームが前記多面体透過素子の前記第1の平行平面の組を透過するように前記回転駆動手段によって位置決めすることにより前記所定の光パワーPpreを第1の光パワーPに調整し、
    前記光ビームが前記多面体透過素子の前記第2の平行平面の組を透過するように前記回転駆動手段によって位置決めすることにより前記所定の光パワーPpreを第2の光パワーPに調整し、
    前記所定の光パワーPpreと、前記第1の光パワーPと、前記第2の光パワーPとは、
    関係P<P≦Ppreを満たす、情報記録再生装置。
  2. 1層または2層の記録層を有する情報記録媒体に情報を記録し、前記情報記録媒体に記録された前記情報を再生する情報記録再生装置であって、
    所定の光パワーPpreを有する第1の光ビームを発する光源と、
    前記情報記録媒体が1層の記録層を有するか、2層の記録層を有するかを判別する判別手段と、
    前記判別手段における判別結果に基づいて、前記第1の光ビームの透過量を調整する光ビーム透過調整手段と、
    前記光ビーム透過調整手段を透過した前記第1の光ビームを前記情報記録媒体に集光する集光手段とを備え、
    前記光ビーム透過調整手段は互いに平行な2平面からなる第1の平行平面の組および互いに平行な2平面からなる第2の平行平面の組を有し、前記第1の平行平面の組の少なくとも1つの平面には光学フィルタが塗布された多面体透過素子と、
    前記第1の平行平面の組および前記第2の平行平面の組を構成する4平面に平行な回転軸周りに前記多面体透過素子を回転可能に支持する支持手段と、
    前記多面体透過素子を前記回転軸周りに回転駆動する回転駆動手段とからなり、
    前記情報記録媒体が1層の記録層を有すると判別された場合には、前記光ビームが前記多面体透過素子の前記第1の平行平面の組を透過するように前記回転駆動手段によって位置決めして前記所定の光パワーPpreを第1の光パワーPに調整し、
    前記情報記録媒体が2層の記録層を有すると判断された場合には、前記光ビームが前記多面体透過素子の前記第2の平行平面の組を透過するように前記回転駆動手段によって位置決めして前記所定の光パワーPpreを第2の光パワーPに調整し、
    前記所定の光パワーPpreと、前記第1の光パワーPと、前記第2の光パワーPとは、
    関係P<P≦Ppreを満たす、情報記録再生装置。
  3. 前記多面体透過素子は直方体透過素子である、請求項1または2に記載の情報記録再生装置。
  4. 前記回転駆動手段は電磁駆動手段である、請求項1から3のいずれかに記載の情報記録再生装置。
  5. 前記回転駆動手段は減速ギヤとモータである、請求項1から3のいずれかに記載の情報記録再生装置。
  6. 前記光源は緑色から紫外線の波長領域において発光する半導体レーザである、請求項1から5のいずれかに記載の情報記録再生装置。
  7. 前記光源は青色の波長領域において発光する半導体レーザである、請求項1から5のいずれかに記載の情報記録再生装置。
JP2003412970A 2003-12-11 2003-12-11 情報記録再生装置 Pending JP2005174455A (ja)

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