JP2005174434A - Avシステム及びavシステムの構成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】AV信号経路の自動構成を行う「AVシステム及びAVシステムの構成方法」を提供する。
【解決手段】DVDチェンジャ13では、自身のオーディオレベルより低いオーディオレベルを持つAV機器1の内で最も高いオーディオレベルを持つAV機器1はヘッドユニット15のみであるので、ヘッドユニット15をオーディオ出力先として設定する、ヘッドユニット15は、同様にオーディオレベルに応じて、DSP14をオーディオ出力先として設定する。DSPは、自身のオーディオレベルより低いオーディオレベルを持つAV機器1の内で最も高いオーディオレベルを持つAV機器1としてスピーカ装置A11とスピーカ装置B11が存在するので、スピーカ装置A11とスピーカ装置B11のオーディオレベル内ランクに従って、スピーカ装置A11とスピーカ装置B11との双方をオーディオ出力先として設定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数のAV機器より形成されるAVシステムの自動構成を行う技術に関するものである。
複数のAV機器より形成されるAVシステムの自動構成を行う技術としては、無線ネットワークで接続された各オーディオ機器間で、オーディオ機器の種別の情報を交換し、オーディオ機器の自律的動作によって、各オーディオ機器の種別に応じたオーディオ信号のオーディオ機器間の経路を自動設定する技術が知られている(たとえば、特許文献1)。
すなわち、この技術では、たとえば、無線ネットワークに接続されたオーディオアンプ装置は、無線ネットワークに接続されている他の装置の種別を調べ、無線ネットワークにスピーカ装置が接続されていれば、そのスピーカ装置を、オーディオアンプ装置からのオーディオ信号の出力先として設定する。
なお、本明細書中において、「AVシステム」、「AV機器」との用語は、オーディオとビジュアルのうちの少なくとも一方を取り扱うシステム、機器の総称として用いている。
特開平2001−359200号公報
前記特許文献1の技術によれば、オーディオ機器の種別とオーディオ出力の出力先の関係、すなわち、オーディオシステムを構成する各オーディオ機器の種別とオーディオシステムの構成との関係が各オーディオ機器に予め定義されている必要がある。
そして、このために、オーディオシステムに新旧のオーディオ機器が混在する場合、旧いオーディオ機器では、オーディオシステムに後に組み込まれた、当該旧いオーディオ機器の製作時に存在しなかった種別の新しいオーディオ機器の種別を認識できず、適切にオーディオ出力の出力先を設定することができなくなる。
そこで、本発明は、任意種別のAV機器の組み合わせによって形成されるAVシステムの自動構成を実現することを課題とする。
前記課題達成のために、本発明は、オーディオとビジュアルとの少なくとも一方を取り扱う複数のAV機器から構成されるAVシステムにおいて、前記各AV機器に、オーディオ信号とビジュアル信号との少なくとも一方であるAV信号の経路上において当該AV機器が配置されるべき位置の上流下流のレベルを示す第1の値を記憶する記憶手段と、他の各AV機器から当該他のAV機器に記憶されている前記第1の値を収集する収集手段と、自身の記憶手段に記憶されている第1の値より前記AV信号の経路上の下流側のレベルを示す値が前記第1の値として前記収集手段によって収集された他のAV機器のうちで、前記AV信号の経路上の最も上流側のレベルを示す値が前記第1の値として前記収集手段によって収集された他のAV機器を、自AV装置からの前記AV信号の出力先として設定する出力先設定手段とを備えたものである。
このようなAVシステムによれば、各AV機器に予めそのAV機器の種別に応じた第1の値を設定しておくことにより、ユーザの特段の作業を必要とすることなしにAVシステムに組み込まれたAV機器間の動作によって、適切なAV信号の信号経路を備えたAVシステムの自動構成を実現することができる。また、この第1の値を値間の間隔に余裕を持って設定するようにすることにより、新しい種類のAV機器が誕生した場合にでも、このAV機器をAVシステムに支障なく組み込むことができる。すなわち、AV機器AとAV機器BとからなりAV機器AからAV機器BへAV信号を送るAVシステム構成が存在する場合に、AV機器AとAV機器Bの間にAV信号の信号経路上配置されるべき新しい種類のAV機器Cが誕生した場合には、このAV装置Cに第1の値として、AV機器Aの第1の値とAV機器Bの第1の値の間の値を設定すれば、AV機器AとAV機器BとからなるAVシステムにAV機器Cを組み込むだけで、AV機器A、AV機器C、AV機器Bの順にAV信号が送られるAVシステムが自動構成されるようになる。
ここで、以上のAVシステムでは、前記各AV機器の前記記憶手段において、当該AV機器の他AV機器による利用の優先度を表す第2の値を記憶し、前記収集手段において、他の各AV機器から当該他のAV機器に記憶されている前記第1の値と共に当該他のAV機器に記憶されている前記第2の値を収集し、前記出力先設定手段において、自身の記憶手段に記憶されている第1の値より前記AV信号の経路上の下流側のレベルを示す値が前記第1の値として前記収集手段によって収集された他のAV機器のうちで、前記AV信号の経路上の最も上流側のレベルを示す値が前記第1の値として前記収集手段によって収集された他のAV機器が複数存在する場合に、当該複数存在した他のAV機器のうちで最も高い優先度を表す値が前記第2の値として、前記収集手段によって収集された他のAV機器を、自AV装置からの前記AV信号の出力先として設定するようにすることも好ましい。
このようにすることにより、第1の値が等しい、すなわち、配置されるべき位置の上流下流のレベルが同じAV機器を複数AVシステムに組み込む場合においても、いずれかのAV機器が優先して利用されるようにするなどの多様なAVシステムの自動構成を実現することができる。
なお、以上のAVシステムは、前記各AV機器を、無線ネットワークによって接続したものであって良く、また、各AV機器は、車載のAV機器であってよい。
以上のように本発明によれば、任意種別のAV機器の組み合わせによって形成されるAVシステムの自動構成を実現することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1aに、本実施形態に係るAVシステムの構成を示す。
本AVシステムは、車載のAVシステムであり、図示するように複数のAV機器1と、AV機器1が無線通信を介して接続する無線ステーション2とよりなる無線ネットワークを形成している。ここで、無線ステーション2は、無線通信を介して各AV機器1間のデータの中継を行う装置である。
また、AV機器1は、たとえば、図1bに示すように車内に配置された、無線ネットワークを介してデジタルオーディオ信号を受信し受信したデジタルオーディオ信号をアナログ信号に変換して増幅出力するスピーカ装置11や、無線ネットワークを介してデジタルビジュアル信号を受信し受信したデジタルビジュアル信号が表す画像表示を行うモニタ12や、DVD−VideoやDVD−AudioなどのAV記憶媒体を複数枚収容し選択的に任意のAV記憶媒体からデジタルオーディオ信号やデジタルビジュアル信号を再生し無線ネットワーク介して他のAV機器1に送信するDVDチェンジャ13や、無線ネットワークを介してデジタルオーディオ信号を受信し受信したデジタルオーディオ信号に対してイコライズ処理やサラウンド処理などの各種音響処理を行って無線ネットワークを介して他のAV機器1に送信するデジタルサウンドプロセッサ(DSP)14や、ラジオ受信機としての機能やCD−DAプレイヤとしての機能やプリアンプ機能や出力ソースを切り替えるソースセレクト機能などを備えると共に各AV機器1の制御などを行うヘッドユニット15などである。
さて、各AV機器1は、図1aに示すように、無線ステーション2と無線通信を行うための無線通信装置101、制御部102、メモリ103、AVデータ処理部104とを備えている。
ここで、AVデータ処理部104は、各AV機器1においてデジタルオーディオ信号やデジタルビジュアル信号の処理を行う機能部であり、たとえば、スピーカ装置11であればデジタルオーディオ信号をアナログ信号に変換して増幅して出力する機能部であり、モニタ12であればデジタルビジュアル信号が表す画像表示を行う機能部であり、DVDチェンジャ13であれば選択的に任意のAV記憶媒体からデジタルオーディオ信号やデジタルビジュアル信号を再生する機能部であり、DSP14であればデジタルオーディオ信号に対してイコライズ処理やサラウンド処理などの各種音響処理を行う機能部であり、ヘッドユニット15であればラジオ放送を受信したりCD−DAを再生したり出力ソースを切り替えたり出力ソースからの入力を増幅等する機能部である。
さて、このようなAV機器1のメモリ103には、ストリームポジションデータと、ストリームポジションリストが格納される。
ストリームポジションデータには、図2aに示すように、自AV機器の無線ネットワーク上の通信アドレスと、オーディオレベルとオーディオレベル内ランクとビジュアルレベルとビジュアルレベル内ランクとが格納される。
通信アドレスは、AV機器1が固定的な通信アドレスを用いる場合にはその通信アドレスが固定的に設定され、AV機器1が無線ネットワーク接続時に動的に割り振られる通信アドレスを用いる場合にはその通信アドレスが無線ネットワーク接続時に設定される。
次に、オーディオレベルは、そのAVシステムにおけるデジタルオーディオ信号の経路上の、そのAV機器1の位置のレベルを示すものであり、その値が大きい程、そのAV機器1は、デジタルオーディオ信号の経路上、上流側に位置すべきAV機器1であることを表す。ただし、オーディオレベルがレベル無しを表す”00”のAV機器1は、そのAV機器1がデジタルオーディオ信号を取り扱わず、デジタルオーディオ信号の経路に含む必要のないAV機器1であることを表す。また、オーディオレベル内ランクは、オーディオレベルが同じAV機器1の内での、そのAV機器1の、デジタルオーディオ信号の経路上の上流側のAV機器1から見た使用の優先度を表し、同じオーディオレベルのAV機器1が複数AVシステム内に存在する場合には、最もオーディオレベル内ランクが高いAV機器1が、より上流側のAV機器1から出力されたデジタルオーディオ信号の経路内に含まれることになる。なお、一般的には、同じオーディオレベルを与えることになる同種のAV機器1のうち、より高機能のAV機器1により高いオーディオレベル内ランクを与える。ただし、オーディオレベル内ランクがランク無しを表す”00”である場合には、より上流側のAV機器1が、そのAV機器1を、そのAV機器1と同じオーディオレベルの他のAV機器1と共用して良いことを表す。
次に、ビジュアルレベルは、そのAVシステムにおけるデジタルビジュアル信号の経路上の、そのAV機器1の位置のレベルを示すものであり、その値が大きい程、そのAV機器1は、デジタルビジュアル信号の経路上、上流側に位置すべきAV機器1であることを表す。ただし、ビジュアルレベルがレベル無しを表す”00”のAV機器1は、そのAV機器1がデジタルビジュアル信号を取り扱わず、デジタルビジュアル信号の経路に含む必要のないAV機器1であることを表す。また、ビジュアルレベル内ランクは、ビジュアルレベルが同じAV機器1の内での、そのAV機器1の、デジタルビジュアル信号の経路上の上流側のAV機器1から見た使用の優先度を表し、同じビジュアルレベルのAV機器1が複数AVシステム内に存在する場合には、最もビジュアルレベル内ランクが高いAV機器1が、より上流側のAV機器1から出力されたデジタルビジュアル信号の経路内に含まれることになる。なお、一般的には、同じビジュアルレベルを与えることになる同種のAV機器1のうち、より高機能のAV機器1により高いビジュアルレベル内ランクを与える。ただし、ビジュアルレベル内ランクがランク無しを表す”00”である場合には、より上流側のAV機器1が、そのAV機器1を、そのAV機器1と同じビジュアルレベルの他のAV機器1と共用して良いことを表す。
次に、AV機器1のストリームポジションリストは、図2bに示すように、そのAV機器1が無線ネットワークに接続したときに、無線ネットワーク内の他の各AV機器1から収集した、当該他の各AV機器1のストリームポジションデータのリストである。
以下、このようなAVシステムにおける自動構成動作について説明する。
図3に、各AV機器1の制御部102がAV機器1の起動時に行う出力先決定処理を示す。
図示するように、この処理では制御部102は、自AV機器1が所定のネットワーク接続処理によって無線ネットワークに接続したならば(ステップ302)、まず、他の各AV機器1に無線ネットワークを介してストリームポジションデータ要求をたとえばブロードキャスト形式で発行することにより、各他のAV機器1からストリームポジションデータを収集し、メモリ103にストリームポジションリストとして格納する(ステップ304)。なお、制御部102は、無線通信装置101を介して他のAV機器1からストリームポジションデータ要求を受け取ったならば、メモリ103からストリームポジションデータを読み出して、要求元のAV機器1に無線通信装置101、無線ネットワークを介して送信する処理も行う。
さて、各他のAV機器1からストリームポジションデータを収集し、メモリ103にストリームポジションリストとして格納したならば、次に、メモリ103のストリームポジションデータを参照して自身のオーディオレベルを調べ(ステップ306)、自身のオーディオレベルがレベル無しを表す”00”であればステップ314に進む。
一方、自身のオーディオレベルがレベル無しを表す”00”でなければ、次に、ストリームポジションリストを参照して、自身オーディオレベルより低いオーディオレベルのうちで最も高いオーディオレベルを持つ他のAV機器1の全てを対象機器として選択する(ステップ308)。なお、ここではオーディオレベルがレベル無しを表す”00”の他のAV機器は対象機器としては選択しない。そして、対象機器として一つのAV機器1のみが選択されたかどうかを調べ(ステップ310)、一つのAV機器1しか選択されていない場合には、そのAV機器1をオーディオ出力先として設定し(ステップ312)、ステップ314に進む。ここで、オーディオ出力先が設定されると、以降、AVデータ処理部104は、AVデータ処理部104で処理したデジタルオーディオ信号を無線ネットワークを介して、出力先として設定されたAV機器1に、ストリームポジションリストに登録された当該出力先として設定されたAV機器1の通信アドレスを用いて送信する。ただし、スピーカ装置11などのAVデータ処理部104で処理したデジタルオーディオ信号を他AV機器に送信しない種別のAV機器1では、そのようなデジタルオーディオ信号の送信は行わない。また、スピーカ装置11やモニタ12などのAVデータ処理部104で処理したデジタルAV信号を他AV機器に送信しない種別のAV機器1、すなわちデジタルAV信号の経路上下流側端となるAV機器1では、この出力先設定処理を行わなくてもかまわない。
さて、ステップ310において、対象機器として複数のAV機器1が選択されたと判定された場合には、次にストリームポジションリストを参照して対象機器となったAV機器1のうちで最もオーディオレベル内ランクの数値が大きいAV機器1を抽出し(ステップ322)、ストリームポジションリストを参照して、抽出したAV機器1のオーディオレベル内ランクがランク無しを表す”00”であるかどうかを調べ(ステップ324)、そうであればステップ322で抽出した全てのAV機器1をオーディオ出力先として設定し、ステップ314に進む。なお、ここでオーディオ出力先として複数のAV機器1が設定された場合には、AVデータ処理部104は、以降AVデータ処理部で処理したデジタルオーディオ信号を出力先として設定されたAV機器1の全てに無線ネットワークを介して送信する。
一方、ステップ324で抽出したAV機器1のオーディオレベル内ランクがランク無しを表す”00”でないと判定された場合には、ステップ322で抽出したAV機器1の内の任意の一つをオーディオ出力先として設定し、ステップ314に進む。
さて、ステップ314では、メモリ103のストリームポジションデータを参照して自身のビジュアルレベルを調べ、自身のビジュアルレベルがレベル無しを表す”00”であれば処理を終了する。
一方、自身のビジュアルレベルがレベル無しを表す”00”でなければ、次に、ストリームポジションリストを参照して、自身ビジュアルレベルより低いビジュアルレベルのうちで最も高いビジュアルレベルを持つ他のAV機器1の全てを対象機器として選択する(ステップ316)。なお、ここではビジュアルレベルがレベル無しを表す”00”の他のAV機器は対象機器としては選択しない。そして、対象機器として一つのAV機器1のみが選択されたかどうかを調べ(ステップ318)、一つのAV機器1しか選択されていない場合には、そのAV機器1をビジュアル出力先として設定し(ステップ320)、処理を終了する。ここで、ビジュアル出力先が設定されると、以降、AVデータ処理部104は、AVデータ処理部104で処理したデジタルビジュアル信号を無線ネットワークを介して、出力先として設定されたAV機器1に送信する。ただし、モニタ12などのAVデータ処理部104で処理したデジタルビジュアル信号を他AV機器に送信しない種別のAV機器1では、そのようなデジタルビジュアル信号の送信は行わない。
さて、ステップ318において、対象機器として複数のAV機器1が選択されたと判定された場合には、次にストリームポジションリストを参照して対象機器となったAV機器1のうちで最もビジュアルレベル内ランクの数値が大きいAV機器1を抽出し(ステップ330)、ストリームポジションリストを参照して、抽出したAV機器1のビジュアルレベル内ランクがランク無しを表す”00”であるかどうかを調べ(ステップ332)、そうであればステップ330で抽出した全てのAV機器1をビジュアル出力先として設定し(ステップ334)、処理を終了する。なお、ここでビジュアル出力先として複数のAV機器1が設定された場合には、AVデータ処理部104は、以降AVデータ処理部で処理したデジタルビジュアル信号を出力先として設定されたAV機器1の全てに無線ネットワークを介して送信する。
一方、ステップ332で抽出したAV機器1のビジュアルレベル内ランクがランク無しを表す”00”でないと判定された場合には、ステップ330で抽出したAV機器1の内の任意の一つをビジュアル出力先として設定し(ステップ336)、処理を終了する。
以上、出力先設定処理について説明した。
以下、このようなAVシステムの自動構成例を示す。
いま、たとえば、図4に示すように、無線ネットワークにAV機器1として、モニタ12、DVDチェンジャ13、ヘッドユニット15、DSP14、スピーカ装置A11、スピーカ装置B11が接続されており、各AV機器1のストリームポジションデータが図示するように設定されている場合を考える。
この場合、DVDチェンジャ13では、自身のオーディオレベルより低いオーディオレベルを持つAV機器1の内で最も高いオーディオレベルを持つAV機器1はヘッドユニット15のみであるので、ヘッドユニット15がオーディオ出力先として設定される。また、自身のビジュアルレベルより低いビジュアルレベルを持つAV機器1の内で最も高いビジュアルレベルを持つAV機器1はモニタ12のみであるので、モニタ12がビジュアル出力先として設定される。
また、ヘッドユニット15では、自身のオーディオレベルより低いオーディオレベルを持つAV機器1の内で最も高いオーディオレベルを持つAV機器1はDSP14のみであるので、DSP14がオーディオ出力先として設定される。また、自身のビジュアルレベルより低いオーディオレベルを持つAV機器1の内で最も高いビジュアルレベルを持つAV機器1はモニタ12のみであるので、モニタ12がビジュアル出力先として設定される。
次に、DSP14では、自身のオーディオレベルより低いオーディオレベルを持つAV機器1の内で最も高いオーディオレベルを持つAV機器1はスピーカ装置A11とスピーカ装置B11が存在し、スピーカ装置A11とスピーカ装置B11のオーディオレベル内ランクは共に”00”であるので、スピーカ装置A11とスピーカ装置B11との双方がオーディオ出力先として設定される。また、自身のビジュアルレベルが”00”であるので、ビジュアル出力先は設定されない。
残るスピーカ装置A11とスピーカ装置B11とモニタ12は、デジタルオーディオ信号やデジタルビジュアル信号を他のAV機器1に出力しない装置であるので、オーディオ出力先やビジュアル出力先は設定されない。
結果、図中の実線の矢印で示したようにデジタルオーディオ信号のAV機器1間の経路が設定され、破線の矢印で示したようにデジタルビジュアル信号のAV機器1間の経路が設定され、適切なデジタルオーディオ信号とデジタルビジュアル信号の経路を備えたAVシステムが構成される。
次に、図4に示した無線ネットワークの構成よりDSP14が除外され、ヘッドユニット15よりも高機能なヘッドユニットB15が追加された場合について図5に示す。なお、この構成は、たとえば、従前より使用しているヘッドユニット15が、オーディオ出力品質向上のために新たに購入したヘッドユニットB15が備えていないオーディオテーププレイヤとしての機能を備えているために、ヘッドユニット15も新ヘッドユニットB15と併用したいとユーザが考えたような場合についてのものである。
この場合、DVDチェンジャ13では、自身のオーディオレベルより低いオーディオレベルを持つAV機器1の内で最も高いオーディオレベルを持つAV機器1はヘッドユニット15とヘッドユニットB15であり、ヘッドユニット15とヘッドユニットB15のうちのオーディオレベル内ランクがより高いヘッドユニットB15のオーディオレベル内ランクは”00”ではないので、ヘッドユニットB15がオーディオ出力先として設定される。また、自身のビジュアルレベルより低いビジュアルレベルを持つAV機器1の内で最も高いビジュアルレベルを持つAV機器1はモニタ12のみであるので、モニタ12がビジュアル出力先として設定される。
また、ヘッドユニット15では、自身のオーディオレベルより低いオーディオレベルを持つAV機器1の内で最も高いオーディオレベルを持つAV機器1はスピーカ装置A11とスピーカ装置B11が存在し、スピーカ装置A11とスピーカ装置B11のオーディオレベル内ランクは共に”00”であるので、スピーカ装置A11とスピーカ装置B11との双方がオーディオ出力先として設定される。また、自身のビジュアルレベルより低いオーディオレベルを持つAV機器1の内で最も高いビジュアルレベルを持つAV機器1はモニタ12のみであるので、モニタ12がビジュアル出力先として設定される。
次に、ヘッドユニットB15では、自身のオーディオレベルより低いオーディオレベルを持つAV機器1の内で最も高いオーディオレベルを持つAV機器1はスピーカ装置A11とスピーカ装置B11が存在し、スピーカ装置A11とスピーカ装置B11のオーディオレベル内ランクは共に”00”であるので、スピーカ装置A11とスピーカ装置B11との双方がオーディオ出力先として設定される。また、自身のビジュアルレベルより低いオーディオレベルを持つAV機器1の内で最も高いビジュアルレベルを持つAV機器1はモニタ12のみであるので、モニタ12がビジュアル出力先として設定される。
残るスピーカ装置A11とスピーカ装置B11とモニタ12は、デジタルオーディオ信号やデジタルビジュアル信号を他のAV機器1に出力しない装置であるので、オーディオ出力先やビジュアル出力先は設定されない。
結果、図中の実線の矢印で示したようにデジタルオーディオ信号のAV機器1間の経路が設定され、破線の矢印で示したようにデジタルビジュアル信号のAV機器1間の経路が設定され、適切なデジタルオーディオ信号とデジタルビジュアル信号の経路を備えたAVシステムが構成される。
以上、本発明の実施形態について説明した。
ところで以上では、各AV機器1の接続に無線ネットワークを用いたが、各AV機器1は有線LANなどのAV機器1間で有線通信を行う有線ネットワークを用いるようにしてもよい。
以上のように本実施形態によれば、各AV機器1に予めそのAV機器1の種別に応じたオーディオレベルやビジュアルレベルを設定しておくことにより、ユーザの特段の作業を必要とすることなしにAVシステムに組み込まれたAV機器1間の動作によって、適切なデジタルオーディオ信号やデジタルビジュアル信号の信号経路を備えたAVシステムを自動構成することができる。また、このオーディオレベルやビジュアルレベルの値間の間隔に余裕を持って設定するようにすることにより、新しい種類のAV機器1が誕生した場合にでも、このAV機器1をAVシステムに支障なく組み込むことができる。すなわち、たとえば、AV機器AとAV機器BとからなりAV機器AからAV機器Bへデジタルオーディオ信号を送るAVシステム構成が存在する場合に、AV機器AとAV機器Bの間にデジタルオーディオ信号の信号経路上配置されるべき新しい種類のAV機器Cが誕生した場合には、このAV装置Cにオーディオレベルとして、AV機器AのオーディオレベルとAV機器Bのオーディオレベルの間の値を設定すれば、AV機器AとAV機器BとからなるAVシステムにAV機器Cを組み込むだけで、AV機器A、AV機器C、AV機器Bの順にデジタルオーディオ信号が送られるAVシステムが自動構成されるようにすることができる。
また、本実施形態で示したオーディオレベル内ランクやビジュアルレベル内ランクをオーディオレベルやビジュアルレベルと併用することにより、オーディオレベルやビジュアルレベル等しい、すなわち、配置されるべき位置の上流下流のレベルが同じAV機器1を複数AVシステムに組み込む場合においても、いずれかのAV機器1が優先して利用されるようにするなどの多様なAVシステムの自動構成を実現することができる。
本発明の実施形態に係るAVシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るAV機器が保持するストリームポジションデータとストリームポジションリストを示す図である。 本発明の実施形態に係るAV機器が行う出力先設定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るAVシステムの自動構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係るAVシステムの自動構成例を示す図である。
符号の説明
1…AV機器、2…無線ステーション、11…スピーカ装置、12…モニタ、13…DVDチェンジャ、14…デジタルサウンドプロセッサ(DSP)、15…ヘッドユニット、101…無線通信装置、102…制御部、103…メモリ、104…AVデータ処理部。

Claims (5)

  1. オーディオとビジュアルとの少なくとも一方を取り扱う複数のAV機器から構成されるAVシステムであって、
    前記各AV機器は、
    オーディオ信号とビジュアル信号との少なくとも一方であるAV信号の経路上において当該AV機器が配置されるべき位置の上流下流のレベルを示す第1の値を記憶する記憶手段と、
    他の各AV機器から当該他のAV機器に記憶されている前記第1の値を収集する収集手段と、
    自身の記憶手段に記憶されている第1の値より前記AV信号の経路上の下流側のレベルを示す値が前記第1の値として前記収集手段によって収集された他のAV機器のうちで、前記AV信号の経路上の最も上流側のレベルを示す値が前記第1の値として前記収集手段によって収集された他のAV機器を、自AV装置からの前記AV信号の出力先として設定する出力先設定手段とを有することを特徴とするAVシステム。
  2. 請求項1記載のAVシステムであって、
    前記各AV機器の前記記憶手段は、当該AV機器の他AV機器による利用の優先度を表す第2の値を記憶し、
    前記収集手段は、他の各AV機器から当該他のAV機器に記憶されている前記第1の値と共に当該他のAV機器に記憶されている前記第2の値を収集し、
    前記出力先設定手段は、自身の記憶手段に記憶されている第1の値より前記AV信号の経路上の下流側のレベルを示す値が前記第1の値として前記収集手段によって収集された他のAV機器のうちで、前記AV信号の経路上の最も上流側のレベルを示す値が前記第1の値として前記収集手段によって収集された他のAV機器が複数存在する場合に、当該複数存在した他のAV機器のうちで最も高い優先度を表す値が前記第2の値として、前記収集手段によって収集された他のAV機器を、自AV装置からの前記AV信号の出力先として設定することを特徴とするAVシステム。
  3. 請求項1または2記載のAVシステムであって、
    前記各AV機器は、無線ネットワークによって接続された、車載のAV機器であることを特徴とするAVシステム。
  4. オーディオとビジュアルとの少なくとも一方を取り扱う複数のAV機器から構成されるAVシステムにおいて、オーディオ信号とビジュアル信号との少なくとも一方であるAV信号の前記AV機器間の経路を自動構成するAVシステムの自動構成方法であって、
    各AV機器において、他各AV機器から、当該他の機器に記憶されている、前記AV信号の経路上においてAV機器が配置されるべき位置の上流下流のレベルを示す第1の値を収集するステップと、
    各AV機器において、自身に記憶されている前記第1の値より前記AV信号の経路上の下流側のレベルを示す値が前記第1の値として収集された他のAV機器のうちで、前記AV信号の経路上の最も上流側のレベルを示す値が前記第1の値として収集された他のAV機器を、自AV装置からの前記AV信号の出力先として設定するステップとを有することを特徴とするAVシステムの自動構成方法。
  5. 請求項4記載のAVシステムの自動構成方法であって、
    前記各AV機器において、他の各AV機器から当該AV機器に記憶されている前記第1の値を収集するステップにおいて、当該第1の値と共に当該AV機器に記憶されているAV機器の他AV機器による利用の優先度を表す第2の値を収集し、
    前記AV信号の出力先として設定するステップにおいて、自身に記憶されている前記第1の値より前記AV信号の経路上の下流側のレベルを示す値が前記第1の値として収集された他のAV機器のうちで、前記AV信号の経路上の最も上流側のレベルを示す値が前記第1の値として収集された他のAV機器が複数存在する場合に、当該複数存在した他のAV機器のうちで最も高い優先度を表す値が前記第2の値として収集された他のAV機器を、自AV装置からの前記AV信号の出力先として設定することを特徴とするAVシステムの自動構成方法。
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