JP4298522B2 - ネットワークシステム及びモバイル機器の利用環境の自動回復方法 - Google Patents

ネットワークシステム及びモバイル機器の利用環境の自動回復方法 Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークを介して接続された複数の機器より形成されるネットワークシステムに、選択的に接続されるモバイル機器の利用環境の設定を支援する技術に関するものである。
複数の機器より形成されるネットワークシステムとしては、無線ネットワークで接続された複数のオーディオ機器よりなるAVシステムが知られている(たとえば、特許文献1)。
また、機器の利用環境の自動設定の技術としては、機器の複数のユーザの個人識別情報に各々対応づけて、ユーザが当該機器を利用する場合の当該機器の設定を、当該機器に予め格納しておくと共に、当該機器において、ユーザが携帯する携帯電話機やキー機器より当該ユーザの個人識別情報の入力を受け付けて、受け付けた個人識別情報に対応する設定を自身に対して行う技術が知られている(たとえば、特許文献2並びに特許文献3)。
特開2001−359200号公報 特開平10−166956号公報 特開2002−340572号公報
さて、たとえば、車載のAVシステムを、無線ネットワークを用いて複数のAV機器を接続することにより構築する場合において、モバイル機器である携帯型プレイヤを、AVシステムに一時的に組み込み利用する場合を考える。
このような場合、携帯型プレイヤで再生した音楽を、AVシステムに固定的に組み込まれているイコライザやアンプ機器で処理して出力する場合の、携帯型プレイヤの設定は、ユーザの嗜好やAVシステムに組み込まれている他の機器の機能などに応じて、携帯型プレイヤを単独で使用する場合の設定とは異なったものとなる場合がある。
たとえば、携帯型プレイヤの単独使用時に、携帯型プレイヤ内蔵のイコライザを用いてヘッドホンでの視聴に適した周波数特性による音楽の出力を行っている場合において、携帯型プレイヤをAVシステムに組み込んで、携帯型プレイヤで再生した音楽を、AVシステムに固定的に組み込まれているイコライザやアンプ機器で処理して出力する場合には、携帯型プレイヤのイコライザの動作をオフにし、代わりに、AVシステムに固定的に組み込まれているイコライザで車内空間に応じたイコライズ処理を施すようにする場合がある。
また、一方で、このような場合には、AVシステムに固定的に組み込まれているイコライザやアンプ機器に対しても、AVシステムに組み込まれる携帯型プレイヤの設定や特性に対応した設定が、ユーザによって行われることになる。
そして、このようなAVシステムに携帯型プレイヤを組み込んだ際の、携帯型プレイヤやAVシステムのイコライザやアンプ機器の設定は、携帯型プレイヤがAVシステムから取り外されて単独で使用されている期間中に、それぞれ変更されることがある。すなわち、たとえば、携帯型プレイヤの設定は前述のような携帯型プレイヤの単独使用に適した設定に変更されることがあり、AVシステムのイコライザやアンプ機器の設定も、他のオーディオ再生機器の再生音楽の処理に適した設定に変更されることがある。
そして、このような変更が行われた場合には、再度携帯型プレイヤをAVシステムに組み込んで利用する場合に、携帯型プレイヤの設定とAVシステムに固定的に組み込まれているイコライザの設定とを、前回携帯型プレイヤをAVシステムに組み込んだときの設定に戻す煩雑な作業をユーザが行う必要が生じる。
そこで、本発明は、モバイル機器が一時的に組み込まれるシステムにおいて、モバイル機器がシステムに組み込まれた際に、当該モバイル機器およびシステムに組み込まれている他の機器の設定を、前回モバイル機器がシステムに組み込まれていたときの設定に自動的に回復することを課題とする。
前記課題達成のために、本発明は、1以上の機器が接続され、かつ、モバイル機器が選択的に接続されるネットワークシステムにおいて、少なくとも一つの前記機器に、前記ネットワークシステムに接続していたモバイル機器がネットワークシステムから離脱したときに、当該時点における自己の設定状態を、当該モバイル機器の識別情報に対応づけて記憶するモバイル機器別設定状態記憶手段と、前記ネットワークシステムにモバイル機器が接続したときに、接続したモバイル機器の識別情報に対応づけて前記モバイル機器別設定状態記憶手段に記憶されている設定状態に、自己の設定状態を回復するモバイル機器別設定回復手段とを備え、前記モバイル機器に、ネットワークシステムから離脱したときに、当該時点における自己の設定状態を、当該離脱したネットワークシステムの識別情報に対応づけて記憶するネットワーク別設定状態記憶手段と、前記ネットワークシステムに接続したときに、接続したネットワークシステムの識別情報に対応づけて前記ネットワーク別設定状態記憶手段に記憶されている設定状態に、自己の設定状態を回復するネットワーク別設定回復手段とを備えたものである。
このようなネットワークシステムによれば、過去にネットワークシステムに接続されたモバイル機器が、再度ネットワークシステムに接続された場合には、モバイル機器の設定やネットワークシステム上の機器の設定が、前回モバイル機器がネットワークシステムに接続されていたときの状態に自動的に復帰する。したがって、ユーザは、モバイル機器をネットワークシステムに組み込んで利用する際に、毎回、モバイル機器の利用環境を設定するといった煩雑な作業を行う必要がない。
また、前記課題達成のために本発明は、複数の機器が接続され、かつ、モバイル機器が選択的に接続されるネットワークシステムにおいて、前記複数の機器の内の一つの前記機器に、前記ネットワークシステムに接続していたモバイル機器がネットワークシステムから離脱したときに、当該時点における前記複数の機器の各々の設定状態を収集し、当該モバイル機器の識別情報に対応づけて記憶するモバイル機器別設定状態記憶手段と、前記ネットワークシステムにモバイル機器が接続したときに、接続したモバイル機器の識別情報に対応づけて前記モバイル機器別設定状態記憶手段に記憶されている設定状態に、前記複数の機器の各々の設定状態を回復するモバイル機器別設定回復手段とを備え、前記モバイル機器に、ネットワークシステムから離脱したときに、当該時点における自己の設定状態を、当該離脱したネットワークシステムの識別情報に対応づけて記憶するネットワーク別設定状態記憶手段と、前記ネットワークシステムに接続したときに、接続したネットワークシステムの識別情報に対応づけて前記ネットワーク別設定状態記憶手段に記憶されている設定状態に、自己の設定状態を回復するネットワーク別設定回復手段とを備えたものである。
このようなネットワークシステムによれば、ネットワークシステムに複数の機器が接続されている場合において、過去にネットワークシステムに接続されたモバイル機器が、再度ネットワークシステムに接続された場合に、モバイル機器の設定やネットワークシステム上にある、モバイル機器に関連した処理を行う機器全ての設定を、前回モバイル機器がネットワークシステムに接続されていたときの状態に自動的に復帰することができるようになる。
なお、以上の各ネットワークシステムにおいて、前記モバイル装置は無線通信を介して前記ネットワークシステムに接続されるものであってよい。また、記ネットワークシステムは自動車に搭載されたネットワークシステムであってよく、前記複数の機器は、オーディオまたはビデオの少なくとも一方を扱うAV機器であってよい。
なお、以上のようなネットワークシステムにおいて、前記モバイル機器と前記一つの機器とは直接1対1で接続するようにしてもよい。
以上のように本発明によれば、モバイル機器が一時的に組み込まれるシステムにおいて、モバイル機器がシステムに組み込まれた際に、当該モバイル機器およびシステムに組み込まれている他の機器の設定を、前回モバイル機器がシステムに組み込まれていたときの設定に自動的に回復することすることができる。
以下、本発明の実施形態について車載のAVシステムへの適用を例にとり説明する。
図1aに、本実施形態に係るAVシステムの構成を示す。
図示するように、AVシステムは、無線アクセスポイント1と、固定的に車内に設置され、無線アクセスポイント1が提供する無線LANに無線通信を介して接続するヘッドユニット2と、固定的に車内に設置され、無線アクセスポイント1が提供する無線LANに無線通信を介して接続する固定AV機器3と、ユーザによって携帯され、ユーザの自動車搭乗時に一時的に無線アクセスポイント1が提供する無線LANに無線通信を介して接続するモバイル機器4とを備える。
ここで、無線アクセスポイント1は、無線伝送路を伝送路として用いたネットワークを提供する機器であり、ヘッドユニット2、固定AV機器3、モバイル機器4などの無線ネットワークに収容した各機器間のデータの中継を行う。なお、このような無線LANに用いることのできるプロトコルとしては、IEEE 802.11シリーズや、Bluetooth(登録商標)などが知られている。
また、固定AV機器3は、たとえば、図1bに示すように車内に配置された、音声出力のためのスピーカ101を備えたアンプ機器102や、複数のCD−DAを収容し収容したCD−DAを選択的に再生するCDチェンジャ103などである。また、また、モバイル機器4は、たとえば、携帯型プレイヤやPDAや携帯電話機器などである。そして、ヘッドユニット2は、ユーザインタフェースの提供や、無線ネットワークに収容された各固定AV機器3やモバイル機器4の制御や、イコライズ処理やプリアンプ処理などのオーディオ信号に対する基本的なオーディオ処理を行う機器である。
さて、図2は、AVシステムの論理的な接続構造を示すものである。図示するように、無線ネットワークに収容されたヘッドユニット2と各固定AV機器3とモバイル機器4とは、相互の無線ネットワーク11を介して通信を行うことができる。
そして図示するように、ヘッドユニット2は、無線ネットワーク11に無線通信を介して接続するための無線インタフェース21、無線ネットワーク11に収容された各固定AV機器3やモバイル機器4の制御を行うシステム制御部22、イコライズ処理やプリアンプ処理などのオーディオ信号に対する基本的な処理を行うAV機能部23、機器対応設定制御部24、機器別設定テーブル25とを有している。また、固定AV機器3は、無線ネットワーク11に無線通信を介して接続するための無線インタフェース31、オーディオ信号の処理を行うAV機能部32とを有している。ここで、固定AV機器3のAV機能部32の行うオーディオ信号の処理は固定AV機器3の種別に応じて異なり、固定AV機器3がアンプ機器102であれば、AV機能部32の行うオーディオ信号の処理は無線ネットワーク11を介して受信したオーディオ信号の増幅とスピーカ101への出力であり、固定AV機器3がCDチェンジャ103であれば、AV機能部32の行うオーディオ信号の処理は、CD−DAの選択と再生である。
次に、モバイル機器4は、無線ネットワーク11に無線通信を介して接続するための無線インタフェース41、モバイル機器本来の機能を果たす機能部である主機能部42、ネットワーク対応設定制御部43、ネットワーク別設定テーブル44を有する。ここで、前述したように、モバイル機器4は、携帯型プレイヤやPDAや携帯電話機器などである。そして、図中401に示すように、モバイル機器4が携帯型プレイヤである場合には、主機能部42は、オーディオデータを格納し、格納したオーディオデータを再生する機能部42aとなり、図中402に示すように、モバイル機器4がPDAである場合には、主機能部42は、格納したプログラムを実行して各種情報の処理を行う情報処理機能部42bとなる。
このような構成において、ヘッドユニット2のAV機能部23、固定AV機器3のAV機能部32、無線ネットワーク11に収容されたモバイル機器4の主機能部42は、無線ネットワーク11を介して相互に通信を行いながら、自身の設定と、ヘッドユニット2のシステム制御部22の制御とに従ってAVシステムの一部として動作する。すなわち、ヘッドユニット2のシステム制御部22の制御によって各部は、たとえば以下のような動作を行う。すなわち、CDチェンジャ103である固定AV機器3のAV機能部32は、ヘッドユニット2のシステム制御部22からの指示に従ってCD−DAを再生し、再生したオーディオデータを無線ネットワーク11を介してヘッドユニット2に送信し、ヘッドユニット2のAV機能部23は、無線ネットワーク11を介して受信したオーディオデータにイコライズ処理やプリアンプ処理を施して、アンプ機器102である固定AV機器3に送信し、アンプ機器102である固定AV機器3のAV機能部32は、無線ネットワーク11を介して受信したオーディオデータをアナログオーディオ信号に変換し、ヘッドユニット2のシステム制御部22からの指示に応じた増幅率で増幅しスピーカ101に出力する。
また、携帯型プレイヤであるモバイル機器4の主機能部42は、ヘッドユニット2のシステム制御部22からの指示に従って格納しているオーディオデータを再生し、再生したオーディオデータを無線ネットワーク11を介してヘッドユニット2に送信し、ヘッドユニット2のAV機能部23は、無線ネットワーク11を介して受信したオーディオデータにイコライズ処理やプリアンプ処理を施して、アンプ機器102である固定AV機器3に送信し、アンプ機器102である固定AV機器3のAV機能部32は、無線ネットワーク11を介して受信したオーディオデータをアナログオーディオ信号に変換し、ヘッドユニット2のシステム制御部22からの指示に応じた増幅率で増幅しスピーカ101に出力する。
また、PDAや携帯電話機であるモバイル機器4の主機能部42は、ユーザ操作に応じたリモートコントロールデータを、無線ネットワーク11を介してヘッドユニット2に送信し、ヘッドユニット2のシステム制御部22は、無線ネットワーク11を介して受信したリモートコントロールデータをユーザからの指示として処理し、AVシステムの動作を制御する。
次に、図3aに、ヘッドユニット2が保持する機器別設定テーブル25の内容を示す。
図示するように、機器別設定テーブル25は、ヘッドユニット2が収容されている無線ネットワーク11に収容されたことのあるモバイル機器毎に対応して設けられた機器別設定レコードよりなる。そして、各機器別設定レコードには、対応するモバイル機器4を識別するための機器識別子と、対応するモバイル機器4が最後にネットワークに収容されていたときの、対応するモバイル機器4に関連するAVシステムの機能の設定状態が保持される。ここで対応するモバイル機器4に関連するAVシステムの機能の設定状態とは、ヘッドユニット2のシステム制御部22やAV機能部23や各固定AV機器3のAV機能部32の機能のうちの、対応するモバイル機器4に関連する処理を行う機能についての設定の状態をいう。なお、モバイル機器4の機器識別子としては、IEEE 802.11に従った無線ネットワーク11を用いる場合には、モバイル機器4のMACアドレスを用いるようにしてもよく、Bluetoothに従った無線ネットワーク11を用いる場合には、モバイル機器4のBluetoothアドレスを用いるようにしてもよい。または、AVシステム内において別途各モバイル機器4に割り当てた識別子を用いるようにしてもよい。
次に、図3bに、モバイル機器4のネットワーク別設定テーブル44の内容を示す。
図示するようにネットワーク別設定テーブル44は、モバイル機器4が収容されたことのある無線ネットワーク毎に対応して設けられたネットワーク別設定レコードよりなる。そして、各ネットワーク別設定レコードには、対応するネットワークの識別子であるネットワーク識別子と、対応するネットワークに最後に収容されていたときの主機能部42の各機能の設定状態が保持される。なお、ネットワークの識別子としては、IEEE 802.11に従った無線ネットワーク11を用いる場合には、無線ネットワーク11が属するESS(Extended Service Set)のESS−ID(Extended Service Set Identifier)を用いるようにしてもよい。単一の無線アクセスポイント1を用いる場合には、無線アクセスポイント1の、IEEE 802.11に従った無線ネットワーク11を用いる場合のMACアドレスや、Bluetoothに従った無線ネットワーク11を用いる場合のBluetoothアドレスを用いるようにしてもよい。または、ヘッドユニット2の、IEEE 802.11に従った無線ネットワーク11を用いる場合のMACアドレスや、Bluetoothに従った無線ネットワーク11を用いる場合のBluetoothアドレスを用いるようにしてもよい。または、独自に設定したネットワークの識別子を用いるようにしてもかまわない。
さて、このようなAVシステムは、モバイル機器4が無線ネットワーク11に組み込まれた際に、当該モバイル機器4およびネットワークシステムに組み込まれている他の機器の設定を、前回そのモバイル機器4がネットワークシステムに組み込まれていたときの設定状態に自動設定することにより、そのモバイル機器4の利用環境を回復する。
以下、このモバイル機器4の利用環境を回復動作について説明する。ここで、この回復動作は、主としてヘッドユニット2の機器対応設定制御部24と、モバイル機器4のネットワーク対応設定制御部43の処理によって実施される。
まず、ヘッドユニット2の機器対応設定制御部24の動作について説明する。
図4に、機器対応機能制御部が行う機器対応機能制御処理の手順を示す。
図示するように、この処理では、無線ネットワーク11に対する機器の接続の発生と(ステップ402)、既接続のモバイル機器4の無線ネットワーク11からの切断の発生(ステップ412)を監視する。
そして、無線ネットワーク11に対する機器の接続が発生したならば、無線ネットワーク11に接続したモバイル機器4の機器識別子と、当該モバイル機器4の種別を取得する(ステップ404)。そして、取得した機器の種別より接続した機器がモバイル機器4であるかどうかを判定し(ステップ406)、モバイル機器4でなければステップ402と412の監視に戻る。
一方、接続した機器がモバイル機器4であれば、取得した機器識別子に対応する機器別設定レコードが存在するかどうかを調べ(ステップ408)、存在しない場合には、取得した機器識別子を記述した新たな機器別設定レコードを生成し、ステップ402と412の監視に戻る。一方、取得した機器識別子に対応する機器別設定レコードが存在する場合には、存在した機器別設定レコードに記述されている各機器の各機能の設定状態が回復されるように、各機器の機能の設定を行う(ステップ410)。すなわち、存在した機器別設定レコードにAV機能部23やシステム制御部22の機能の設定状態が記述されていれば、その設定状態となるようにAV機能部23やシステム制御部22に対する機能の設定を行う。また、存在した機器別設定レコードに固定AV機器3のAV機能部32の機能の設定状態が記述されていれば、その設定状態となるように、システム制御部22を介して固定AV機器3のAV機能部32に対する機能の設定を行う。より具体的には、たとえば、携帯型プレイヤであるモバイル機器4の機器識別子に対応する機器別設定レコードに、AV機能部23のイコライズ機能についての設定状態として特定の周波数特性が記述されていれば、AV機能部23に対して、イコライズ機能においてその周波数特性を実現するイコライズ処理を行うよう設定する。また、携帯型プレイヤであるモバイル機器4の機器識別子に対応する機器別設定レコードに、アンプ機器102である固定AV機器3の増幅機能についての設定状態として特定のボリューム値が記述されていれば、システム制御部22を介して、アンプ機器102のAV機能部32を、当該ボリューム値で示される増幅率でオーディオ信号を増幅してスピーカ101に出力するよう設定する。また、PDAであるモバイル機器4の機器識別子に対応する機器別設定レコードに、システム制御部22の外部リモートコントロール機能についての設定状態としてオンが記述されていれば、システム制御部22に対して、外部リモートコントロール機能を起動または有効とするように設定する。
そして、ステップ410の各機器の機能設定が終了したならば、ステップ402、412の監視に戻る。
次に、ステップ412において、モバイル機器4の無線ネットワーク11からの切断の発生が検出された場合には、そのモバイル機器4に関連する各機器の機能の設定状態を収集する。そして、切断したモバイル機器4の機器識別子を持つ機器別設定レコードの各機器の機能の設定状態の記述を、収集した各機器の機能の設定状態に更新する(ステップ414)。切断したモバイル機器4の機器識別子を持つ機器別設定レコードに、各機器の機能の設定状態の記述がまだなされていない場合には、単に、収集した各機器の機能の設定状態を切断したモバイル機器4の機器識別子を持つ機器別設定レコードに記述する。
なお、ここで、いずれの機器のいずれの機能を、設定状態を収集するモバイル機器4に関連する機器の機能とするかは、予め収集の対象とする機器とその機能を予めモバイル機器4の種別に対応づけて機器対応設定制御部24に登録しておき、機器対応設定制御部24において切断したモバイル機器4の種別に対応して登録されている機器の機能を、設定状態を収集する機器の機能とすることにより決定するようにしてもよい。または、切断するモバイル機器4が無線ネットワーク11に収容されている期間中に、当該モバイル機器4が送受信したデータの処理を行った機器の機能の履歴を各機器などにおいて保持するようにし、切断までに収集された各機器の各機能を、モバイル機器4に関連する機器の機能として、その設定状態を収集するようにしてもよい。
そして、このようにして機器別設定レコードの更新が完了したならばステップ402、412の監視に戻る。
以上、ヘッドユニット2の機器対応設定制御部24が行う機器対応機能設定処理について説明した。
次に、モバイル機器4のネットワーク対応設定制御部43の動作について説明する。
図5に、ネットワーク対応設定制御部43が行うネットワーク対応設定処理の手順を示す。
図示するようにネットワーク対応設定処理では、無線ネットワーク11への接続の発生と(ステップ502)、無線ネットワーク11からの切断の発生と(ステップ510)とを監視する。
そして、無線ネットワーク11への接続が発生したならば、接続した無線ネットワーク11から、前述したネットワーク識別子を取得する(ステップ504)。そして、取得したネットワーク識別子に対応するネットワーク別設定レコードが存在するかどうかを調べ(ステップ506)、存在しない場合には、取得したネットワーク識別子を記述した新たなネットワーク別設定レコードを生成し(ステップ514)、ステップ502と510の監視に戻る。
一方、取得したネットワーク識別子に対応するネットワーク別設定レコードに存在する場合には、存在したネットワーク別設定レコードに記述されている主機能部42の各機能の設定状態が回復されるように、主機能部42の機能の設定を行う(ステップ508)。
より具体的には、たとえば、モバイル機器4が携帯型プレイヤであり、接続されたネットワーク識別子に対応するネットワーク別設定レコードに主機能部42のイコライズ機能のオフが記述されていれば、主機能部42に対して、イコライズ機能においてイコライズ処理を行わないよう設定する。また、モバイル機器4がPDAであり、接続されたネットワーク識別子に対応するネットワーク別設定レコードに主機能部42のリモートコントローラ機能のオンが記述されていれば、主機能部42の、リモートコントローラ機能を起動する。
そして、主機能部42の機能の設定が終了したならば、ステップ502と510の監視に戻る。
一方、ステップ501において無線ネットワーク11からの切断が検出された場合には、その時点の主機能部42の機能の設定状態を収集し、切断したネットワークのネットワーク識別子を持つネットワーク別設定レコードの主機能部42の各機能の設定状態の記述を、収集した設定状態に更新する(ステップ512)。そして、ステップ502、510の監視に戻る。
以上、モバイル機器4のネットワーク対応設定制御部43が行うネットワーク対応設定処理について説明した。
以上のように、本実施形態によれば、無線ネットワーク11にモバイル機器4が再接続された場合には、モバイル機器4の設定や無線ネットワーク11上の各機器の接続されたモバイル機器4に関連する設定が、前回モバイル機器が無線ネットワーク11に接続されていたときの状態に自動的に復帰する。したがって、ユーザは、モバイル機器4を無線ネットワーク11に組み込んで利用する際に、毎回、モバイル機器4の利用環境を設定するといった煩雑な作業を行う必要がない。
なお、以上の実施形態では、無線ネットワーク11を用いてモバイル機器4やヘッドユニット2や固定AV機器3を接続したが、これらの接続は有線または有線ネットワークによって行うようにしてもよい。
また、ヘッドユニット2のみを無線ネットワーク11に接続し、他の固定AV機器3は別途有線接続などによりヘッドユニット2に接続するようにしてもかまわない。
また、以上の実施形態では、ヘッドユニット2が、無線ネットワーク11に接続したモバイル機器4に応じた設定を各固定AV機器3に対して行うようにしたが、これはヘッドユニット2において固定AV機器3の設定は行わず、無線ネットワーク11に接続した各固定AV機器3においてヘッドユニット2と同様に、接続したモバイル機器4に応じた設定を自身に対して行うようにしてもかまわない。
また、以上では、複数のオーディオ機器を備えたオーディオシステムを例にとり、車載のAVシステムへの適用を説明したが、本実施形態は、ビデオを扱うビデオ機器やオーディオ機器などの任意のAV機器が複数または単数含まれるAVシステムについて同様に適用可能である。
また、本実施形態は複数または単一の任意種別の機器よりなる任意のシステムに、モバイル機器4を一時的に接続する場合における、接続時のモバイル機器4の利用環境の回復に同様に適用可能である。
本発明の実施形態に係るAVシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るAVシステムの構成機器の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るAVシステムが備えるテーブルを示すある。 本発明の実施形態に係る機器対応機能設定処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るネットワーク対応機能設定処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1…無線アクセスポイント、2…ヘッドユニット、3…固定AV機器、4…モバイル機器、11…無線ネットワーク、21…無線インタフェース、22…システム制御部、23…AV機能部、24…機器対応設定制御部、25…機器別設定テーブル、31…無線インタフェース、32…AV機能部、41…無線インタフェース、42…主機能部、43…ネットワーク対応設定制御部、44…ネットワーク別設定テーブル、101…スピーカ、102…アンプ機器、103…CDチェンジャ。

Claims (3)

  1. オーディオを少なくとも扱うAV機器が接続されたネットワークシステムであって、
    前記ネットワークシステムに選択的に接続され、前記AV機器にオーディオ信号を出力するモバイル機器を有し、
    前記AV機器は、
    前記ネットワークシステムに接続されている前記モバイル機器から出力されるオーディオ信号に、イコライズ処理またはボリューム調整処理であるところのオーディオ信号処理を施しスピーカに出力するオーディオ信号処理部と、
    前記ネットワークシステムに接続していたモバイル機器がネットワークシステムから離脱したときに、当該時点におけるオーディオ信号処理部の前記オーディオ信号処理の処理内容の設定状態を、当該モバイル機器の識別情報に対応づけて記憶するモバイル機器別設定状態記憶手段と、
    前記ネットワークシステムにモバイル機器が接続したときに、接続したモバイル機器の識別情報に対応づけて前記モバイル機器別設定状態記憶手段に記憶されている設定状態に、オーディオ信号処理部の前記オーディオ信号処理の処理内容の設定状態を回復するモバイル機器別設定回復手段とを有し、
    前記モバイル機器は、
    当該モバイル機器が前記ネットワークシステムに接続されているときに前記AV機器に出力するオーディオ信号にイコライズ処理を施すイコライズ処理部を有し、
    ネットワークシステムから離脱したときに、当該時点におけるイコライズ処理部におけるイコライズ処理の設定状態を、当該離脱したネットワークシステムの識別情報に対応づけて記憶するネットワーク別設定状態記憶手段と、
    前記ネットワークシステムに接続したときに、接続したネットワークシステムを識別し、識別したネットワークシステムの識別情報に対応づけて前記ネットワーク別設定状態記憶手段に記憶されている設定状態に、前記イコライズ処理部におけるイコライズ処理の設定状態を回復するネットワーク別設定回復手段とを有することを特徴とするネットワークシステム。
  2. 請求項1記載のネットワークシステムであって、
    前記モバイル装置は無線通信を介して前記ネットワークシステムに接続することを特徴とするネットワークシステム。
  3. オーディオを少なくとも扱うAV機器が接続されたシステムに選択的に接続され、前記AV機器にオーディオ信号を出力するモバイル機器の利用環境の自動回復方法であって、
    前記AV機器において、前記システムに接続されている前記モバイル機器から出力されるオーディオ信号に、イコライズ処理またはボリューム調整処理であるところのオーディオ信号処理を施しスピーカに出力するステップと、
    前記モバイル機器において、当該モバイル機器が前記システムに接続されているときに前記AV機器に出力するオーディオ信号にイコライズ処理を施すステップと、
    前記AV機器において、前記システムに接続していたモバイル機器がシステムから離脱したときに、当該時点における前記オーディオ信号処理の処理内容の設定状態を、当該モバイル機器の識別情報に対応づけて記憶するステップと、
    前記モバイル機器において、当該モバイル機器が前記システムから離脱したときに、当該時点における前記イコライズ処理の設定状態を、当該離脱したシステムの識別情報に対応づけて記憶するステップと、
    前記AV機器において、前記システムにモバイル機器が接続したときに、接続したモバイル機器の識別情報に対応づけて記憶されている設定状態に、前記オーディオ信号処理の処理内容の設定状態を回復するステップと、
    前記モバイル機器において、当該モバイル機器が前記システムに接続したときに、接続したシステムを識別し、識別したシステムの識別情報に対応づけて記憶されている設定状態に、前記イコライズ処理の設定状態を回復するステップとを有することを特徴とするモバイル機器の利用環境の自動回復方法。
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