JP2005173291A - 画像表示システムおよび画像表示方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】 複数の画像表示装置がその位置に対応して、最適に画像を表示することができ、これによって、複数の画像表示装置を有効に活用することができ、また、画像表示装置の連携によって、ユーザによる表示切替が容易である画像表示システムを提供することを目的とする。

【解決手段】 互いに異なる識別番号を具備し、無線通信機能を具備する複数の画像表示装置と、上記複数の画像表示装置のそれぞれの位置を検出し、上記画像表示装置の位置情報に応じた表示画像を、対応する画像表示装置に無線送信する画像制御装置とを有し、上記画像表示装置は、自己の位置情報に対応する表示画像を表示することを特徴とする画像表示システムである。

【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のディスプレイへの表示内容が相互に連携しているマルチディスプレイシステムに画像表示させるシステムおよび画像表示方法に関する。
近年、表示装置の大画面化の要求が益々高まっており、マルチメディアディスプレイのニーズが増え、複数のディスプレイへの画像表示の機会が増える傾向にある。
複数のディスプレイに画像を表示する方法として、複数のディスプレイを縦横に整列することによって、1つの大画面ディスプレイを構成するタイリング・ディスプレイがあり、小画面サイズのディスプレイを並べることによって、大画面表示を実現することができる。また、各ディスプレイに独立したウインドウ表示内容を割り当て、異なるウインドウ情報を表示するマルチウインドウ型ディスプレイも有効である。
また、携帯電話や携帯端末等の普及によって、ユビキタスなディスプレイが求められ、軽量薄型、フレキシブル、頑丈なディスプレイが開発されつつある。たとえば、ペーパーディスプレイ、フレキシブルディスプレイ等という類のディスプレイである。
ペーパーディスプレイには、電気泳動型ディスプレイ、トナーディスプレイ、ツイスティッドボール・ディスプレイ、反射型のメモリ性のある液晶ディスプレイ等がある。フレキシブルディスプレイには、プラスチック基板上に形成した液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等である。
このようなペーパーディスプレイやフレキシブルディスプレイ等は、軽量薄型でフレキシブルであるので、複数枚を同時に使用することが想定される。特に、メモリ性のあるペーパーディスプレイの場合、紙を扱う感覚で、複数枚を平面上に広げて用いる機会が多いと予測される。
従来、複数の画像表示装置を用いた画像表示システムとしては、コンピュータ等の画像制御装置に、ディスプレイ・ケーブルによって、複数の画像表示装置が直接接続されている画像表示システムの例がある。この場合、各ディスプレイは、グラフィックス・ボードによって、ポート番号が割り当てられ、各ポート番号のディスプレイに、予め決められた各画像を伝送することによって、複数の画像表示を実現する。
また、無線によるデータ通信機能を有したペーパーディスプレイ装置に関して、ペーパーディスプレイ装置の優れた可撓性、収納性を有し、携帯端末よりも大きい大画面表示を可能にする(たとえば、特許文献1参照)。また、軽量、大画面、折り曲げに強いという特徴から情報ヒューマンインタフェースとして活用される。
また、タイリング可能なディスプレイシステムとして、データを転送可能なディスプレイ(たとえば、特許文献2参照)が、複数、互いに接触することによって、データ転送を行ない、タイリング表示を可能としている。
特開2002−244583号公報 特開平11−134087号公報
しかし、現在の画像表示装置を用いて、複数枚の画像表示を行なわせる場合、以下のような問題がある。
1.ディスプレイ・ケーブルによって結線されている従来の画像表示システムでは、各画像表示装置の場所を自由に変えて用いることが困難であるという問題がある。
2.複数枚の画像表示装置の場所を変えて用いる場合、それらに表示される表示画像は、予め設定されているので、画像表示装置の位置に合わせて見やすいように表示することができないという問題がある。
3.複数枚の画像表示装置を縦横に並べて、あたかも1枚の大画面ディスプレイのように用いる場合、複数の画像表示装置への表示画像を設定、調整することが、時間、手間を必要とし、また、配置を換えた場合、再度調整が必要であるという問題がある。
本発明は、通信機能を具備する複数の画像表示装置と、上記複数の画像表示装置のそれぞれの位置を検出し、上記画像表示装置の位置情報に応じた表示画像を、対応する画像表示装置に送信する画像制御装置とを有し、上記画像表示装置は、自己の位置情報に対応する表示画像を表示することを特徴とする画像表示システムである。
また、本発明は、複数の画像表示装置に画像を表示させるための画像表示方法において、上記複数の画像表示装置のそれぞれの位置を検出し、該検出した位置に応じた表示画像を各画像表示装置において表示することを特徴とする画像表示方法である。
本発明によれば、複数の画像表示装置がその位置に対応して、最適に画像を表示することができ、これによって、複数の画像表示装置を有効に活用することができるという効果を奏する。また、本発明によれば、画像表示装置の連携によって、ユーザによる表示切替が容易であるという効果を奏する。
発明を実施するための最良の形態は、次の実施例である。
図1は、本発明の実施例1である画像表示システム100を示す構成図である。
画像表示システム100は、画像表示装置DP1とDP2と、画像制御装置30とを有する。
画像表示装置DP1は、TFT駆動液晶ディスプレイによって構成されている画像表示部11と、画像駆動部12と、処理部13と、無線通信部14と、電源部15と、記憶部16と、位置検出部17とを有し、その位置情報に対応する表示画像を表示する。
画像駆動部12は、画像表示部11の駆動回路部であり、走査線駆動回路、信号線駆動回路、DA変換回路、タイミングコントロール回路、グラフィックス・コントローラ・インタフェース等を有する。
処理部13は、表示画像の伸張、映像信号の受信等を行なう処理部であり、また、低消費電力を維持しながら、位置検出を制御し、無線通信によって取り込まれた画像信号を、画像表示部によって表示することを、制御処理する。
無線通信部14は、画像制御装置30との間のデータの送受信を行なう無線通信部である。
電源部15は、画像表示、無線通信、位置検出、各種処理にとって必要な電力を管理し、供給する。
記憶部16は、画像表示装置を区別するための識別子ID1他を内蔵する記憶部であり、また、位置情報、表示画像等を一時的に記憶する場合もある。識別子ID1は、画像表示装置DP1に割り振られたID情報であり、位置検出時、通信時のデータの受渡し時に、画像表示装置DP1を識別するために用いる。
位置検出部17は、光反射器によって構成されている。
画像表示装置DP2は、画像表示装置DP1と同様に、画像表示部21と、TFT−LCD駆動用の画像駆動部22と、表示画像の伸張、映像信号の受信等を行なう処理部23と、画像制御装置30との間のデータの送受信を行なう無線通信部24と、電源部25と、画像表示装置を区別するための識別子ID2他を内蔵する記憶部26と、光反射器からなる位置検出部27とを有し、画像表示装置DP2は、その位置情報に対応する表示画像を表示する。
なお、識別子ID2は、画像表示装置DP2に割り振られたID情報であり、位置検出時、通信時のデータの受渡し時に、画像表示装置DP2を識別するために用いる。
画像制御装置30は、表示部31と、画像処理部33と、無線通信部34と、電源部35と、記憶部36と、位置検出部37と、外部入力部38と、制御部39とを有する。
表示部31は、画像表示システム100の制御情報を表示し、システム100の全体の表示画像を簡略表示し、所定の表示モードを選択するために表示する。
画像処理部33は、画像表示装置DP1、DP2のそれぞれの位置に応じた表示画像を形成するために、画像を再構築する。つまり、複数の表示装置の表示モード、各表示装置の位置に応じて、表示画像を作成する。
無線通信部34は、全ての画像表示装置DP1、DP2のそれぞれとの間で、データを無線送受信し、画像の送信と、画像表示装置DP1、DP2に入力された情報の受信とを行なう機能部であり、RF回路部、アンテナ、A−D/D−A変換回路等を有する。
電源部35は、画像処理、無線通信、位置検出、画像表示、制御、入力、記録等のために必要な電力を管理し、供給する。
位置検出部37は、画像表示装置DP1、DP2のそれぞれの位置を把握するために、少なくとも光源と光検出器とを有し、位置検出部37から、表示装置DP1の位置検出部17までの位置と、表示装置DP2の位置検出部27までの位置とを明確化する。
なお、画像制御装置30の位置検出部37は、画像表示装置DP1、DP2の位置を検出し、この位置検出精度は、ミリメートル・オーダー、望ましくは、サブミリメートル・オーダーが必要であるので、光を用いる方法が適している。光による測距法を用いる場合、画像制御装置30は、LED、LD等の光源と、駆動回路と、受光器と、受信回路とを有し、画像表示装置DP1、DP2は、基準となる反射器によって構成されている位置検出部17、27を有する。
上記「位置」は、たとえば、画像表示装置DP1、DP2の四隅の位置であり、画像表示装置DP1、DP2の中心位置と傾きとの情報を含む。
画像制御装置30の表示部31は、画像表示装置DP1、DP2の表示方法を制御するための表示を行ない、表示画像の全て、または一部の表示を行ない、仮想表示画像の表示と画像表示装置DP1、DP2の表示画像の位置関係の表示とを行ない、外部ネットワークとの接続情報を表示する。
外部入力部38は、画像制御装置30を介して、画像表示システム100がコンピュータや、ネットワークと接続されている場合の入力インタフェース部である。これによって、上記画像表示システム100を汎用的な表示装置として用いることができる。
制御部39は、画像表示システム100における全ての画像表示装置DP1、DP2の位置を把握し、画像表示装置DP1、DP2のそれぞれに対応する表示画像を、それぞれの位置に応じて再構築し、この再構築された表示画像を、画像表示装置DP1、DP2のそれぞれへ無線通信によって伝送する。外部入力部38において、外部ネットワークと接続されている場合、外部信号との同期についても制御する。
つまり、画像制御装置30は、画像表示装置DP1、DP2の位置を把握し、画像表示装置DP1、DP2のそれぞれへ、最適な表示画像データを伝送する。
なお、図1には、2台の画像表示装置DP1、DP2が示されているが、画像表示システム100は、3台以上の画像表示装置を具備するようにしてもよく、拡張性がある。
次に、画像表示システム100において、画像表示するまでのプロセスについて説明する。
図2は、画像表示システム100において、画像表示装置DP1、DP2が画像表示するまでのプロセスを示すフローチャートである。
まず、画像表示に際して、画像表示装置DP1、DP2のそれぞれの位置情報に対応させて、画像表示装置DP1、DP2の表示画像を変化させる表示モードを選択するのか、または、画像表示装置DP1、DP2の位置情報に関わらずに、表示を行なう表示モードを選択するのかについて、ユーザが決定する(S1)。この表示モードを、ユーザが選択決定する場合、画像制御装置30の外部入力部38を介して接続する装置からの指示や、不図示の操作部を使用するようにしてもよく、画像表示装置DP1、DP2を使用するようにしてもよい。
画像表示装置DP1、DP2の位置情報に対応させて、画像表示装置DP1、DP2における表示画像を変化させる必要がなければ(S1)、位置に依存しない表示を持続する(S9)。
画像表示装置DP1、DP2の位置情報に対応させて、画像表示装置DP1、DP2における表示画像を変化させる場合(S1)、画像表示装置DP1、DP2の位置を検出するプロセスへ進む。
画像表示装置DP1、DP2を位置検出する場合、画像制御装置30の位置検出部37から、各画像表示装置DP1、DP2へ光照射し(S2)、画像表示装置DP1、DP2の位置検出部17、27が、上記照射光を反射し(S3)、画像制御装置30が、画像表示装置DP1、DP2のそれぞれの位置を算出する(S4)。
画像制御装置30が、画像表示装置DP1、DP2の位置を算出した後に(S4)、画像制御装置30は、各画像表示装置DP1、DP2の位置に応じて、表示画像の大きさ、傾き等を含めた最適な表示画像を換算計算し、表示画像を再構築する(S5)。
その後、画像制御装置30から各画像表示装置DP1、DP2へ、上記再構築された表示画像を送信し(S6)、画像表示装置DP1、DP2は、その位置に対応する再構築された表示画像を表示する(S7)。そして、画像表示装置の位置を変更する必要があれば、変更する(S8)。
次に、画像表示システム100において、画像表示装置DP1の位置を検出する動作について説明する。
図3は、画像表示システム100において、画像表示装置DP1の位置を検出する動作の説明図である。
なお、画像表示システム100において、画像表示装置DP2等、他の画像表示装置の位置を検出する動作も、画像表示装置DP1の位置を検出する動作と同様である。
画像制御装置30における位置検出部37は、同一面上に設けられている制御基準点37A、37B、37Cによって構成されている。画像表示装置DP1における位置検出部17は、その同一面上に設けられている表示基準点17A、17Bによって構成されている。
そして、画像制御装置30の制御基準点37A、37B、37Cから、画像表示装置DP1の表示基準点17A、17Bの位置を測定することによって、画像制御装置30から画像表示装置DP1までの距離と、画像制御装置30からみた画像表示装置DP1の傾きとを、相対位置として算出する。
実施例1では、画像制御装置30の制御基準点37A、37B、37Cのそれぞれから、画像表示装置DP1の表示基準点17A、17Bのそれぞれに向けて、光パルスを送信し、この反射光を受信するまでの時間(パルスの往復飛行時間)を計測することによって、上記制御基準点と上記表示基準点との間の距離を求める。
次に、画像表示システム100における画像表示までの動作をより具体的に説明する。
画像表示装置DP1、DP2の位置を検出する場合、画像制御装置30から画像表示装置DP1、DP2へ光を照射し、その反射光から距離を求める。つまり、三角測量によって位置を検出する。
まず、画像制御装置30の位置検出部37から各画像表示装置DP1、DP2へ光照射すると、各画像表示装置DP1、DP2の位置検出部17、27が光を反射し、画像制御装置30が、画像表示装置DP1、DP2の各位置を算出する。画像制御装置30が、画像表示装置DP1、DP2の位置を算出した後、画像制御装置30は、各画像表示装置DP1、DP2の位置に応じて最適な表示画像を換算計算する。その後、画像制御装置30から各画像表示装置DP1、DP2へ、各表示画像を送信し、画像表示装置DP1、DP2は、その位置に対応した最適な画像を表示する。
上記位置検出と表示画像の再構築とを、随時リアルタイムに行なうことによって、画像表示装置DP1、DP2の位置が変化しても、それに対応して表示画像を制御することができる。少なくとも、位置検出と、画像の再構成と、画像の表示とを、繰り返し行なうことによって、実用上は実現可能である。また、画像表示装置DP1、DP2の位置が変化した場合にのみ、画像の再構築を行なうことによって、画像処理工程を削減することができ、省エネルギーにもなる。
次に、画像表示システム100における位置検出方法について、図3を用いてより詳細に説明する。現在実用化されている光を用いた測距方式は、およそ以下の3つである。
1.TOF(Time of Flight)式:光(電磁波)パルスを目標に向けて送信し、その反射波の受信までの時間(パルスの往復飛行時間)を計測することによって距離を求める方式。
2.位相差式:光(電磁波)を特定の周波数で変調したものを目標に連続照射し、受信した反射光との位相差を計測することによって距離を求める方式。
3.三角測量式:PSD(位置検出素子)を用いた三角測量の原理による測距方式で、PSD上の集光位置によって距離を求める方式。
また、上記と類似の方式、この他の方式等を用いるようにしてもよい。
画像制御装置30は、同一面上に3箇所の位置検出部位37A、37B、37Cを有し、画像表示装置DP1、DP2は、その同一面上に2箇所の位置検出部位17A、17Bを有する。画像制御装置30の基準点3点から、画像表示装置DP1、DP2の基準点2点の位置を測定することによって、画像表示装置DP1、DP2の画像制御装置30に対する距離と傾きを、相対位置として算出する。
次に、画像制御装置30が行なう画像表示装置DP1、DP2のそれぞれにおいて表示する画像の再構築について説明する。
複数の画像表示装置を用いる利用形態としては、以下の通りである。
複数の画像表示装置が全て整然と縦横に並べて用いる場合を除き、多くの場合、複数の画像表示装置のうちで、1つの画像表示装置が、メインに用いられ、他は、それの補助として用いら場合がある。この場合、どれをメインにするかは使用者が容易に設定できるように入力装置が装備されていてもよい。
図4は、画像表示装置とコンテンツウインドウとの関係を示す図である。
1. 図4(1)に示すように、画像表示装置DP1、DP2と、各コンテンツウインドウの表示とを対応させて表示する場合であり、画像表示装置DP1、DP2の上下左右と、画像表示ウインドウの上下左右とが、一致し、固定して表示を行なう。
画像表示装置DP1、DP2の位置に関わらずに、表示内容は、画像表示装置DP1、DP2の識別子ID1、ID2のみで決定される。全ての画像表示装置DP1、DP2に、同一の画像表示を行なう場合も含まれる。この場合、画像表示装置DP1、DP2へ送信する表示画像は、その位置に関わらず固定であるので、画像処理部33での画像処理は必要ではない。
この場合、画像表示装置DP1、DP2のそれぞれの位置関係が変わると、表示画像を交換することができる。たとえば、右から左に向かって、画像表示装置DP1、DP2、DP3の並びが、画像表示装置DP1、DP3、DP2と変わった場合、画像表示装置DP2に表示していた表示画像と、画像表示装置DP3に表示していた表示画像を交換することによって、表示画像の内容の連続性が保たれる場合がある。もちろん、画像表示装置DP1、DP2の場所に関わらず、同じ画像を表示し続ける場合もある。
2. 図4(2)に示すように、複数の画像表示装置DP1、DP2、DP3、DP4を縦横に整列させてシームレスなコンテンツ画像を大画面で表示でき、迫力のある大画面表示装置として用いることが可能である。この場合、画像表示装置DP1〜DP4が無線によって画像制御装置30と接続されているので、配線は不要であり、画像表示装置DP1〜DP4の位置に応じて、最適な画像を自動的に表示するので、配置は極めて容易である。この場合、画像表示装置DP1〜DP4のそれぞれは、大画面表示の画像(x、y)に対して平行に(k、k)だけシフトして配置されるので、画像表示装置DP1〜DP4のそれぞれにおける表示画像の座標は、(x−k、y−k)である。
3. 図4(3)に示すように、画像表示装置DP1、DP2は、仮想の大画面映像の一部を表示し、画像表示装置DP1、DP2の位置や向きに応じて、仮想の大画面映像が崩れないように、画像表示装置DP1、DP2上に表示する映像は変化する。
つまり、画像表示装置DP1を移動させると、その位置に応じて画像が変化し、仮想の画像の一部を表示する窓のように機能する。これを実現するためには、仮想の表示画像の座標と、画像表示装置DP1上の座標とを、その相対位置関係において変換する。たとえば、仮想の表示画像の左下を基準にした場合における仮想の表示画像の画素の座標を(x、y)とし、画像表示装置DP1の左下の位置が、仮想の表示画像に対して、(k、k)だけ移動し、θだけ傾くとすると、画像表示装置DP1における表示画像の画素の座標(X,Y)に表示すべき表示画像の座標(x、y)は、以下の通りである。
X=(x−k)cosθ+(y−k)sinθ
Y=(y−k)cosθ−(x−k)sinθ
また、表示方式は上記1〜3に限られるものではなく、これらの組合せ等が任意に選択される。
画像制御装置30から、画像表示装置への画像の伝送方法については、無線方式の移動体通信による。複数の画像表示装置への伝送は、各識別子IDに対応して、周波数分割多重方式、時間分割多重方式、符号分割多重方式等による同時に各映像信号に合わせて、複数の画像表示装置へ伝送を行なう。
画像表示装置には、デジタイザ、スイッチ等が設けられ、所望の動作を、画像表示装置側から制御することができるようにしてもよい。
図5は、画像表示システム100において、画像表示装置DP1〜DP4をタイリングして大画面を表示する例を模式的に示す図である。
画像表示装置DP3、DP4は、画像表示装置DP1、DP2と同様の装置である。
図5に示す画像表示システム100は、4台の画像表示装置をタイリングして大画面表示している例であり、このように、多数のフラットパネルディスプレイをタイリングして壁面に沿って設置することによって、壁面一面を画像表示することができる。この場合、画像表示装置DP1と同様の5台の画像表示装置を追加し、縦3台、横3台、合計9台で表示する表示モードを選択することによって、9台のタイリングディスプレイシステムに大画面表示することができる。この際、表示画像を拡大し、各画像表示装置の位置に対応する画像を再構成する。
図6は、画像表示システム100において、互いに同じ画像表示装置DP1、DP2、DP3、DP4によって大画面が構成され、そのうちの画像表示装置DP1を、上記構成された大画面の中央部へ移動させた場合を示す図である。
この場合、画像表示装置DP1へ表示する表示画像は、画像表示装置DP1の位置が移動することに合わせて、リアルタイムにフィードバックがかかり、あたかも画像表示装置DP1が仮想の大画面表示の一部を表示する窓のように作用する。
図7は、画像表示システム100において、画像表示装置DP1、DP2、DP3が互いに異なる内容を表示している例を示す図である。
この場合、表示装置の位置に関わらず、表示内容と画像表示装置DP1、DP2、DP3と、画像制御装置30とを、一対一に対応させ、上記画像変換を行なわない。
図5、図6、図7に示す実施例において、上記複数の画像表示装置のうちの一部の画像表示装置において、上記大画面映像を表示し、残りの画像表示装置において、上記大画面映像とは異なる画像を表示するようにしてもよい。
本発明の実施例2は、画像表示システム100において、画像表示装置DP1にメモリ性を持たせた実施例である。
このメモリ性を有する画像表示装置DP1は、ペーパーライクディスプレイであり、たとえば、電気泳動方式で微粒子が移動することによって白黒表示やカラー表示を行なうディスプレイである。
この場合、表示の書き換え時以外は、電力を必要としないので、画像表示装置DP1の省電力に有効である。特に、電子ブック、ビジネス用途のテキスト中心の書類、広告看板、ポスター等の用途に適している。
また、メモリ性を有する画像表示装置DP1と同じ画像表示装置を複数、設ければ、従来、複数枚の紙を広げて行なう作業に置き換えることができ、便利である。
図8は、本発明の実施例3である画像表示システム200を示す図である。
画像表示システム200は、画像表示システム100において、画像表示装置DP1を、マスタ画像表示装置とし、画像表示装置DP2を、スレーブ画像表示装置とし、マスタ画像表示装置DP1が、マスタ画像表示装置DP1からスレーブ画像表示装置DP2までの距離と方向とを測定することによって、画像表示装置DP1に対する画像表示装置DP2の位置を検出する実施例である。
画像表示システム200において、マスタ画像表示装置DP1は、有機ELディスプレイからなる画像表示部11と、画像駆動部12と、表示画像の伸張、映像信号の受信等を行う処理部13と、画像制御装置30との間でデータ送受信する無線通信部14と、電源部15と、画像表示装置DP1、DP2を区別する識別子ID1他を内蔵する記憶部16と、光送信器と光検出器によって構成されている位置検出部17とを有し、マスタ画像表示装置DP1は、画像表示のための基準となり、ユーザから見て基準となる表示画像を表示する。
スレーブ画像表示装置DP2は、有機ELディスプレイからなる画像表示部21と、画像駆動部22と、表示画像の伸張、映像信号の受信等を行なう処理部23と、画像制御装置30との間でデータ送受信する無線通信部24と、電源部25と、画像表示装置DP1、DP2を区別するための識別子ID2他を内蔵する記憶部26と、位置検出部27とを有する。
位置検出部27は、光反射器を有する。
マスタ画像表示装置DP1が、マスタ画像表示装置DP1を基準として、スレーブ画像表示装置DP2の位置を決定する。マスタ画像表示装置DP1に対するスレーブ画像表示装置DP2の位置情報を、画像制御装置30に送信する。
画像制御装置30は、制御部39において、画像表示システム200における全ての画像表示装置DP1、DP2の位置を把握し、画像表示装置DP1、DP2のそれぞれに対応する表示画像を各位置に応じて再構築し、この再構築された各表示画像を、画像表示装置DP1、DP2へ無線通信によって伝送し、管理する。
特に、画像処理部33は、画像表示装置DP1、DP2のそれぞれの位置に応じた表示画像を形成するために、画像の再構築を行ない、無線通信部34は、全ての画像表示装置DP1、DP2との間で、データを送受信する。
表示部31は、画像表示システム200の制御情報を表示し、画像表示システム200全体で表示する画像を簡略表示し、表示モードをユーザが選択をするための表示を行なう。
また、画像制御装置30は、外部入力部38と、電源部35とを有する。
次に、画像表示システム200において、画像表示装置DP1、DP2が画像表示するまでの動作について説明する。
図9は、画像表示システム200において、画像表示装置DP1、DP2が画像表示するまでの動作を示すフローチャートである。
まず、スレーブ画像表示装置DP2の位置を検出するために、マスタ画像表示装置DP1の位置検出部17が、スレーブ画像表示装置DP2へ光照射すると(S11)、スレーブ画像表示装置DP2の位置検出部27が、光を反射し(S12)、マスタ画像表示装置DP1が、スレーブ画像表示装置DP2からの反射光を検出し、この検出した光に基づいて、スレーブ画像表示装置DP2の位置を算出する(S13)。
その後、マスタ画像表示装置DP1は、マスタ画像表示装置DP1とスレーブ画像表示装置DP2との相対的な位置関係、つまり、マスタ画像表示装置DP1を基準としたスレーブ画像表示装置DP2の位置を算出し、画像制御装置30に送信する。画像制御装置30は、画像表示装置DP1、DP2のそれぞれの位置に応じて最適な表示画像を換算計算し、表示画像を再構築する(S14)。そして、画像制御装置30から各画像表示装置DP1、DP2へ、各表示画像を送信し(S15)、画像表示装置DP1、DP2は、その位置に対応した最適な画像(再構築された表示画像)を表示する(S16)。
画像表示システム200において、複数の画像表示装置のうち、1台はマスタ画像表示装置として、表示画像について、画像制御装置30が絶対的な位置合わせがなされ、他の画像表示装置は、スレーブ画像表示装置として、マスタ画像表示装置に対する相対的な位置に合わせを行ない、表示画像を変化させるので、画像制御装置30から光による位置検出ができない場所以外にも画像表示装置を配置することができ、画像表示装置の配置に自由度を持たせることができる。
また、画像制御装置30の位置に関わらず、マスタ画像表示装置DP1の位置に応じて大画面表示の位置を決定できるので、より使いやすいシステムを実現できる。
本発明の実施例4は、表示画像の再構築を、画像表示装置が行なう実施例である。
第4の実施例の構成は、基本的には、画像表示システム100と同様であるので、第4の実施例の説明を、画像表示システム100に則して行なう。
第4の実施例は、次の第1の方式、第2の方式の2つの方式が考えられる。
第1の方式は、画像表示システム100において、マスタ画像表示装置DP1は、実施例3と同様にしてスレーブ表示装置DP2の位置を測定、算出し、画像制御装置30からの画像をマスタ画像表示装置DP1が表示画像を再構築し、この再構築した表示画像を、スレーブ画像表示装置DP2へ伝送し、表示する方式である。
第2の方式は、実施例1、実施例3のように、画像制御装置30、または、マスタ画像表示装置DP1が各画像表示装置の位置を測定し、測定した各画像表示装置の位置を夫々の画像表示装置に通知し、各画像表示装置が他の画像表示装置との相対位置を認識する。そして、画像制御装置30から各画像表示装置に表示画像(元画像)をブロードキャストし、各画像表示装置が自分の位置に応じた表示画像を構築して表示する方式である。
第1、第2の方式の場合、画像制御装置30の機能の一部を、マスタ画像表示装置DP1または各画像表示装置が担うので、画像制御装置30の画像処理機能が不要になり、画像制御装置30からは元画像がそのまま伝送される。
第1の方式の場合は、マスタ画像表示装置DP1は、マスタ画像表示装置DP1が表示する画像を中心として再構築する。
つまり、マスタ画像表示装置DP1における表示画像の位置基準を固定し、マスタ画像表示装置DP1における表示画像を構築し、マスタ画像表示装置DP1に対するスレーブ画像表示装置DP2の相対位置に対して、スレーブ画像表示装置DP2が表示する表示画像を再構築する。
また、第2の方式の場合は、各画像表示装置が、認識している自装置の位置に応じた表示画像を元画像から構築し、表示することになる。
次に、実施例4における第1の方式での動作について説明する。
図20は、本発明の実施例4における第1の方式での動作を示すフローチャートである。
まず、画像表示システム100において、マスタ画像表示装置DP1は、実施例3と同様にして、スレーブ表示装置DP2の位置を測定、算出し(S11〜S13)、画像制御装置30からの画像を、スレーブ画像表示装置DP2の位置に応じて、マスタ画像表示装置DP1が再構築し(S54)、この再構築した表示画像を、マスタ画像表示装置DP1がスレーブ画像表示装置DP2へ伝送し(S55)、スレーブ画像表示装置DP2が、再構築された画像を表示する(S56)。
次に、実施例4における第2の方式での動作について説明する。
図10は、本発明の実施例4における第2の方式での動作を示すフローチャートである。
まず、画像表示装置DP1、DP2を位置検出する場合、画像制御装置30の位置検出部37から、各画像表示装置DP1、DP2へ光照射すると(S21)、画像表示装置DP1、DP2の位置検出部17、27が光を反射し(S22)、画像制御装置30が、画像表示装置DP1、DP2のそれぞれの位置を算出する(S23)。
画像制御装置30が、画像表示装置DP1、DP2の位置を算出した後に、画像制御装置30から、画像表示装置DP1、DP2の位置情報と表示画像とを送信し(S24)、画像表示装置DP1、DP2の位置情報に応じて、最適な表示画像を、画像表示装置DP1、DP2が、自身で再構築する(S25)。そして、この再構築された表示画像を、画像表示装置DP1、DP2が表示する(S26)。
画像制御装置30は、表示画像の再構築を必要としないので、画像表示装置の数が多い場合、画像処理の負荷と画像伝送の負荷とを軽減することができ、したがって、画像表示装置の数が多い場合に、特に適している。また、画像表示装置を縦横に整列させて用いるタイリングの大画面表示に適している。
上記各実施例において、複数枚の画像表示装置を用いて表示する場合の特色は、以下のとおりである。
1. 各画像表示装置と各コンテンツウインドウの表示とを対応させて表示するので、各画像表示装置の上下左右と、画像表示ウインドウの上下左右とを、一致させ、この一致したままの状態で、表示することができる。各画像表示装置の位置に関わらずに、表示内容は、各画像表示装置の識別子IDのみで決定される。この場合、全ての画像表示装置に、同一の画像表示を行なうようにしてもよい。
2. 複数の画像表示装置を、縦横に整列させ、シームレスなコンテンツ画像を大画面で表示することができ、迫力のある大画面表示装置を構成することができる。この場合、画像表示装置は、無線によって画像制御装置と接続しているので、配線を不要とし、画像表示装置の位置に応じて、最適な画像を自動的に表示するので、配置が極めて容易である。
3. 各画像表示装置は、仮想の大画面映像の一部を表示し、画像表示装置の位置や向きに応じて、仮想の大画面映像が崩れないように、画像表示装置上に表示する映像の位置と傾きとが制御される。つまり、画像表示装置を移動させると、その位置に応じて画像が変化し、仮想の画像の一部を表示する窓のように機能する。
複数の画像表示装置を用いる場合、表示するコンテンツの内容、作業の内容によって、上記特色1〜3が組み合わされ、表示内容を制御する。
この場合、画像表示装置には、デジタイザ、または表示モードの切り替えスイッチ等が具備され、表示させたい表示モードを、ユーザが容易に切り替えることができる。
画像表示装置DP1、DP2を構成するペーパーディスプレイには、電気泳動型ディスプレイ、トナーディスプレイ、ツイスティッドボール・ディスプレイ、反射型のメモリ性のある液晶ディスプレイ等があり、フレキシブルディスプレイには、プラスチック基板上に形成した液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等がある。
上記実施例によれば、複数の画像表示装置がその位置に対応して、最適に画像を表示することができ、これによって、複数の画像表示装置を有効に活用することができる。また、上記実施例によれば、画像表示装置の連携によって、ユーザによる表示切替が容易である。
つまり、上記実施例によれば、画像表示装置の上下左右と、表示画像の上下左右とを一致させて固定し、表示を行なう複数の画像表示装置を用いたディスプレイシステムを提供することができる。
また、上記実施例によれば、複数の画像表示装置を縦横に整列させて大画面表示を行なうことができ、設置が容易である大画面ディスプレイシステムを提供することができる。
さらに、上記実施例によれば、各画像表示装置は、仮想の大画面映像の一部を表示し、上記画像表示装置の位置や傾きに応じて、仮想の大画面映像が崩れないように、上記画像表示装置上に表示する映像の位置と傾きが制御されるディスプレイシステムを提供することができる。
特に、上記特色3に関しては、従来ない複数枚のフラットパネルディスプレイの使用形態を可能にし広告、看板等の装飾的なディスプレイ表示システムとしても有効である。
また、上記特色2に関しても、ユーザが粗い精度で複数枚のディスプレイを整列させても、ゆがみのない連続な大画面表示を実現できるので、多数人数による会議等での共同作業や判断等に最適な画像表示システムを実現できる。
図11は、本発明の実施例5である画像表示システム300を示す図である。
画像表示システム300は、画像表示装置DP11、DP12と、画像制御装置130とを有する。
画像表示装置DP11は、画像表示部111と、画像駆動部112と、処理部113と、無線通信部114と、電源部115と、識別子ID11他を内蔵する記憶部116と、基準線BL1(または2つの基準点)とを有する。
画像表示部111は、その位置情報に対応した表示画像を表示することができ、基準線BL1は、画像表示装置DP11の外周境界線である。
画像表示装置DP12の構成は、画像表示装置DP11と同様である。つまり、画像表示装置DP12は、画像表示部121と、画像駆動部122と、処理部123と、無線通信部124と、電源部125と、識別子ID12他を内蔵する記憶部126と、基準線BL2(または2つの基準点)を有している。画像表示装置DP12は、その位置情報に対応した表示画像を表示する。
画像表示部111、121は、TFT駆動液晶ディスプレイまたはフラットパネルディスプレイの表示部であり、ペーパーディスプレイ、フレキシブルディスプレイ等である。ペーパーディスプレイには、電気泳動型ディスプレイ、トナーディスプレイ、ツイスティッドボール・ディスプレイ、反射型のメモリ性のある液晶ディスプレイ等があり、フレキシブルディスプレイには、プラスチック基板上に形成した液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等がある。
画像駆動部112、122は、画像表示部111、121の駆動回路部であり、走査線駆動回路、信号線駆動回路、DA変換回路、タイミングコントロール回路、グラフィックス・コントローラ・インタフェース等である。
処理部113、123は、表示画像の伸張、映像信号の受信等を行ない、低消費電力を維持しながら、無線通信によって取り込まれた画像信号を画像表示部111、121が表示することを制御処理する。
電源部115、125は、画像表示、無線通信、位置検出、各種処理によって必要な電力を管理し、供給する。
識別子ID11、ID12は、画像表示装置DP11、DP12にそれぞれ割り振られたID情報であり、位置検出時、通信時のデータの受渡し時に、画像表示装置DP11、DP12のそれぞれを識別するために用いる。
記憶部116、126は、識別子IDを記憶し、位置情報、表示画像等を一時的に記憶する場合もある。
基準線BL1、BL2は、画像表示装置DP11、DP12の規定の場所に設定され、その位置、基準線の長さは既知である。また、基準線BL1、BL2は、2つ以上の基準点によって構成され、それらの位置と間隔が既知であってもよい。
画像制御装置130は、表示部131と、画像処理部133と、無線通信部134と、電源部135と、記憶部136と、位置検出部137と、外部入力部138と、制御部139とを有する。
表示部131は、画像表示システム300の制御情報の表示、画像表示システム300全体の表示画像の簡略表示、表示モードの選択のための表示を行う。
画像処理部133は、画像表示装置DP11、DP12のそれぞれの表示画像を構成する処理部であり、複数の表示装置の表示モード、画像表示装置DP11、DP12の位置に応じて、表示画像を再構築する。
無線通信部134は、複数の画像表示装置DP11、DP12と無線通信を行ない、表示画像を送信し、画像表示装置DP11、DP12に入力された情報を受信する機能部であり、RF回路部、アンテナ、A−D/D−A変換回路等を有する。
電源部135は、画像処理、無線通信、位置検出、画像表示、制御、入力、記録等のために必要な電力を管理し、供給する。
位置検出部137は、撮像部C1を有する。撮像部C1は、画像表示装置DP11、DP12を撮像し、画像表示装置DP11、DP12上の基準線BL1、BL2を用いることによって、画像表示装置DP11、DP12の位置を相対的に算出し、画像表示装置DP11、DP12へ、最適な表示画像データを伝送する。
制御部139は、画像表示システム300における全ての画像表示装置DP11、DP12の位置を把握し、画像表示装置DP11、DP12のそれぞれに対応する表示画像を各位置に応じて再構築し、各上記表示画像を画像表示装置DP11、DP12へ無線通信によって伝送することを管理している。また、外部入力部138において、外部ネットワークと接続されている場合、外部信号との同期についても制御する。
次に、画像制御装置130における位置検出部137について説明する。
位置検出部137は、撮像部C1と、撮像した像に基づいて、画像表示装置DP11、DP12の位置を算出する位置算出処理部とによって構成され、その間は有線通信、または無線通信によって繋がっている。また、撮像部C1は、制御部139と一体になっていてもよく、たとえば、撮像部C1であるカメラに他の機能が付加され、画像制御装置130と一体となっていてもよい。
位置検出の方法は、撮像部C1が、全ての画像表示装置DP11、DP12を撮影し、画像表示装置DP11、DP12上の既知である基準線BL1、BL2(または2つ以上の基準点)を検出し、その像内における画像表示装置DP11、DP12の相対位置を実際の距離に換算して算出することができる。
表示部131は、画像表示装置DP11、DP12の表示方法を制御するための表示を行ない、表示画像の全て、または一部の表示を行ない、仮想表示画像を表示し、画像表示装置DP11、DP12と表示画像との位置関係を表示し、外部ネットワークとの接続情報を表示する。
外部入力部138は、画像制御装置130を介して、画像表示システム300が、コンピュータや、ネットワークと接続されている場合における入力インタフェース部である。これによって、画像表示システム300を汎用的な表示装置として用いることができる。
次に、画像表示システム300における画像表示までのプロセスについて説明する。
図12は、画像表示システム300における画像表示までのプロセスを示すフローチャートである。
まず、画像表示に際して、画像表示装置DP11、DP12の位置情報に対応させて、画像表示装置DP11、DP12の表示画像を変化させるのか、または、画像表示装置DP11、DP12の位置情報に合わせて、画像表示するのかどうかを、ユーザが決定する(S31)。この表示モードを、ユーザが選択決定するのは、画像制御装置130の外部入力部138であってもよいし、画像表示装置DP11、DP12であってもよい。画像表示装置DP11、DP12の位置情報に対応させて、画像表示装置DP11、DP12の表示画像を変化させる場合には、画像表示装置DP11、DP12の位置を検出するプロセスへ繋がる。
画像表示装置DP11、DP12の位置情報に合わせて、画像表示しないのであれば(S31)、位置に依存しない表示を持続する(S39)。
画像表示装置DP11、DP12を位置検出する場合、画像制御装置130の撮像部C1が、全ての画像表示装置DP11、DP12を撮像する(S32)。位置算出方法は、後述する。画像制御装置130が、画像表示装置DP11、DP12の位置を算出した後に(S33)、画像制御装置130は、各画像表示装置DP11、DP12の位置に応じて最適な表示画像を換算計算し、再構築をする(S34)。その後、画像制御装置130が、画像表示装置DP11、DP12へ、上記換算計算された各表示画像を送信し(S35)、画像表示装置DP11、DP12は、その位置に対応した最適な画像を表示する(S36)。また、必要があれば、画像表示装置DP11、DP12の位置を変更する(S37)。
上記位置検出と表示画像の再構築とを、随時リアルタイムに行なうことによって、画像表示装置DP11、DP12の位置が変化しても、それに対応して表示画像を制御することができる。少なくとも、位置検出と、画像の再構成と、画像の表示とを繰り返すことによって、実用上は実現可能である。さらに、画像表示装置DP11、DP12の位置が変化した場合にのみ、表示画像を再構築することによって、画像処理工程を削減することができ、省エネルギーになる。
次に、画像表示システム300における位置検出方法について説明する。
図13は、画像表示システム300における位置検出方法の説明図である。
画像表示装置DP11上の基準線BL1と、画像表示装置DP12上の基準線BL2とを含むように、撮像部C1が、2つの画像表示装置DP11、DP12を撮影し、2つの基準線BL1、BL2の撮像面における投影された長さを算出する。撮影画像から上記基準線BL1、BL2を抽出する場合、一般的な画像処理技術による。
基準線BL1、BL2の長さは既知であるので、空間的に離れた基準線BL1、BL2の位置と長さとに基づいて、画像表示装置DP11、DP12の位置を概算し、これによって、画像表示装置DP11、DP12のそれぞれの位置関係を算出することができる。この際、画像表示システム300のどこに基準点を置くかによって、表示内容は変わるが、ユーザが設定することによって、画像表示装置DP11、DP12に表示する画像の位置を明確にすることができる。
ここで、基準線BL1、BL2は、画像表示装置DP11、DP12の画像表示部111、121の境界線を用いてもよく、画像表示装置DP11、DP12の外枠の輪郭線を用いてもよい。また、画像表示装置DP11、DP12のそれぞれに、基準線が2本以上あってもよく、望ましくは、直交する2本の基準線を用いることがよく、これによって、撮像時の画像の歪みを補償することもできる。また、基準線BL1、BL2は、2個以上の基準点であってもよく、上記2つの基準点によって、それらを繋ぐ仮想の基準線を1本形成することができる。
次に、画像表示装置DP11、DP12のそれぞれが表示する表示画像を、画像制御装置130が再構築する動作について説明する。
複数の画像表示装置DP11、DP12を用いる利用形態としては、おおよそ以下の通りである。
複数の画像表示装置DP11、DP12の全てを整然と縦横に並べて用いる場合を除き、多くの場合、複数の画像表示装置DP11、DP12のうち、1つの画像表示装置DP11、DP12はメインに用いられ、他はそれの補助として用いられる場合がある。この場合、どれをメインにするかを使用者が容易に設定できるように、入力装置が装備されているようにしてもよい。
図14は、画像表示装置とコンテンツウインドウとの関係を示す図である。
1. 図14(1)に示すように、画像表示装置DP11、DP12と各コンテンツウインドウの表示を対応させて表示する場合であって、各画像表示装置DP11、DP12の上下左右と画像表示ウインドウの上下左右とを、一致させ、固定して表示する。各画像表示装置DP11、DP12の位置に関わらずに、表示内容は、画像表示装置DP11、DP12の識別子ID11、ID12のみで決定される。
全ての画像表示装置DP11、DP12に、同一の画像表示を行なう場合も含まれる。この場合、画像表示装置DP11、DP12へ送信する表示画像は、その位置に関わらず固定であるので、画像処理部133が画像処理する必要はない。この場合、画像表示装置DP11、DP12のそれぞれの位置関係が変わったときに、表示画像を交換することが可能である。
たとえば、右から左に向かって、画像表示装置DP11、DP12、DP13の並びが、画像表示装置DP11、DP13、DP12と変わった場合、画像表示装置DP12に表示していた表示画像と、画像表示装置DP13に表示していた表示画像とを交換することによって、表示画像の内容の連続性が保たれる場合がある。もちろん、画像表示装置の場所に関わらず、同じ画像を表示し続ける場合もある。
2. 図14(2)に示すように、複数の画像表示装置DP11、DP12、DP13、DP14を縦横に整列し、シームレスなコンテンツ画像を大画面で表示することができ、迫力のある大画面表示装置として用いることができる。この場合、画像表示装置DP11、DP12は、無線によって画像制御装置130と接続しているので、配線は不要であり、画像表示装置DP11〜DP14の位置によって自動で最適な画像を表示するので、配置が極めて容易である。この場合、画像表示装置DP11〜DP14のそれぞれは、大画面表示の画像(x、y)に対して平行に(k、k)だけシフトして配置されるので、画像表示装置DP11〜DP14のそれぞれにおける表示画像の座標は、(x−k、y−k)である。
3. 図14(3)に示すように、各画像表示装置DP11、DP12は、仮想の大画面映像の一部を表示し、画像表示装置DP11、DP12の位置や向きに応じて、仮想の大画面映像が崩れないように、画像表示装置DP11、DP12上に表示する映像は変化する。つまり、画像表示装置DP11、DP12を移動させると、その位置に応じて、画像が変化し、仮想の画像の一部を表示する窓のように機能する。
これを実現するためには、仮想の表示画像の座標と、画像表示装置DP11、DP12上の座標とを、その相対位置関係において変換する。たとえば、仮想の表示画像の左下を基準にした場合における仮想の表示画像の画素の座標を(x、y)とし、画像表示装置DP11、DP12の左下の位置が、仮想の表示画像に対して、(k、k)だけ移動し、θだけ傾くとすると、画像表示装置DP11、DP12における表示画像の画素の座標(X,Y)に表示すべき表示画像の座標(x、y)は、以下の通りである。
X=(x−k)cosθ+(y−k)sinθ
Y=(y−k)cosθ−(x−k)sinθ
また、表示方式は上記1〜3に限られるものではなく、これらの組合せ等が任意に選択される。
画像制御装置130から、画像表示装置DP11、DP12へ画像を伝送する方法については、無線方式の移動体通信による。
複数の画像表示装置DP11、DP12への伝送は、各識別子ID11、ID12に対応して、周波数分割多重方式、時間分割多重方式、符号分割多重方式等による同時に各映像信号に合わせて、複数の画像表示装置DP11、DP12へ伝送する。
画像表示装置DP11、DP12には、デジタイザ、またはスイッチ等が設けられ、所望の動作を、画像表示装置DP11、DP12側から制御することができるようになっていてもよい。
図15は、画像表示システム300における表示の一例を模式的に示す図である。
4台の画像表示装置DP11〜DP14を有する画像表示システム300であり、4台をタイリングして大画面表示している例である。画像表示システム300の表示においては、左下の画像表示装置DP13の表示部の左下と、大画面の表示画像の左下とを一致させている。このように多数のフラットパネルディスプレイをタイリングし、壁面に沿って設置することによって、壁面一面の画像表示を行なうことができる。
また、さらに5台の画像表示装置を追加し、縦3台、横3台、合計9台に拡張し、表示モードを選択することによって、上記9台のタイリングディスプレイシステムに大画面表示することもできる。この際、仮想の画像を拡大し、上記9台の画像表示装置の位置に対応する画像を再構成すればよい。
図16は、タイリングされた4台の画像表示装置DP11〜DP14を有する画像表示システム300を構成する画像表示装置DP11を、大画面の中央部辺りへ移動させた例を示す図である。
この場合、画像表示装置DP11へ表示する表示画像は、画像表示装置DP11の位置が移動することに合わせて、リアルタイムにフィードバックがかかり、あたかも画像表示装置DP11が、仮想の大画面表示の一部を表示する窓のように作用する。
図17は、画像表示システム300を構成する3台の画像表示装置DP11、DP12、DP13が、互いに異なる表示画像を表示している例を示す図である。
この場合、表示装置の位置に関わらず、表示内容と画像表示装置DP11、DP12、DP13とを、一対一に対応させ、画像変換を行なわない。
図15、図16、図17に関しては、画像表示システム300の画像表示方法の一例であり、複数の画像表示装置のうちの数枚の画像表示装置によって、大画面映像表示を行ない、残りの数枚の画像表示装置が、互いに異なる表示画像を表示するようにしてもよい。
本発明の実施例6は、メモリ性のある画像表示装置DP11、DP12を使用する実施例である。
画像表示装置DP11、DP12は、メモリ性をもつペーパーライクディスプレイであり、一例として電気泳動方式で微粒子が移動することによって、白黒表示やカラー表示を行なう。この場合、表示の書き換え時以外は、電力を必要としないので、画像表示装置DP11、DP12の省電力に有効である。
特に、電子ブック、ビジネス用途のテキスト中心の書類、広告看板、ポスター等の用途に適している。また、画像表示システム300では、複数の静止画をそれぞれ表示する画像表示装置DP11、DP12からなるシステムであり、複数枚の画像表示を用いる画像表示システムに最適であり、従来、複数枚の紙を広げて、共同作業や会議をするような場合に有効である。
図18は、本発明の実施例7である画像表示システム400に使用されている画像表示装置DP13、DP14を示す図である。
画像表示装置DP13は、互いに直交する2つの基準線BL11、BL12を有し、画像表示装置DP14は、互いに直交する2つの基準線BL21、BL22を有する。
互いに直交する基準線BL11、BL12を用いることによって、撮像時の画像表示装置DP13の歪みをより正確に補正することができる。つまり、画像表示装置DP13の上空斜め方向から撮像した場合、画像表示装置DP13に、一般に台形歪みが生じるが、これを、予め既知である直交する基準線BL11、BL12を用いることによって、画像表示装置DP13の補正ができる。
また、基準線BL11、BL12として画像表示部の境界線を用いることによって、画像表示装置DP13上に基準線BL1、BL2を設ける必要がなくなり、狭額縁の構造を可能にする。
画像表示装置DP14における動作は、画像表示装置DP13における上記動作と同様である。
本発明の実施例8は、実施例4の第2の方式において、撮影部C1を使って位置検出する実施例であり、つまり画像表示システム300において、画像表示装置が、表示画像を再構築する実施例である。
図19は、画像表示システム300において、画像表示装置が、表示画像の再構築を行なう動作を示すフローチャートである。
まず、画像表示装置の位置情報に合わせて、画像表示するのであれば(S31)、画像表示装置を位置検出する場合、画像制御装置130の撮像部C1が、全ての画像表示装置を撮像し(S32)、画像制御装置130が、画像表示装置の位置を算出した後に(S33)、画像制御装置130は、各画像表示装置の位置に応じて最適な表示画像を換算計算し、再構築をする(S34)。
そして、画像制御装置130は、元の表示画像をブロードキャスト送信し、全ての画像表示装置が、各位置に対応した表示画像を再構築し(S45)、表示する(S46)。必要があれば、画像表示装置の位置を変更する(S47)。
画像制御装置130は、画像処理機能を必要としないので、画像表示装置の数が多い場合等、画像処理の負荷と画像伝送の負荷とを軽減できるので、特に、画像表示装置の数が多い場合に適している。また、画像表示装置を、縦横に整列させて用いるタイリングの大画面表示に適している。
本発明の実施例1である画像表示システム100を示す構成図である。 画像表示システム100において、画像表示装置DP1、DP2が画像表示するまでのプロセスを示すフローチャートである。 画像表示システム100において、画像表示装置DP1の位置を検出する動作の説明図である。 画像表示装置とコンテンツウインドウとの関係を示す図である。 画像表示システム100において、画像表示装置DP1〜DP4をタイリングして大画面を表示する例を模式的に示す図である。 画像表示システム100において、互いに同じ画像表示装置DP1、DP2、DP3、DP4によって大画面が構成され、そのうちの画像表示装置DP1を、上記構成された大画面の中央部へ移動させた場合を示す図である。 画像表示システム100において、画像表示装置DP1、DP2、DP3が互いに異なる内容を表示している例を示す図である。 本発明の実施例3である画像表示システム200を示す図である。 画像表示システム200において、画像表示装置DP1、DP2が画像表示するまでの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例4における第2の方式での動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例5である画像表示システム300を示す図である。 画像表示システム300における画像表示までのプロセスを示すフローチャートである。 画像表示システム300における位置検出方法の説明図である。 画像表示装置とコンテンツウインドウとの関係を示す図である。 画像表示システム300における表示の一例を模式的に示す図である。 タイリングされた4台の画像表示装置DP11〜DP14を有する画像表示システム300を構成する画像表示装置DP11を、大画面の中央部辺りへ移動させた例を示す図である。 画像表示システム300を構成する3台の画像表示装置DP11、DP12、DP13が、互いに異なる表示画像を表示している例を示す図である。 本発明の実施例7である画像表示システム400に使用されている画像表示装置DP13、DP14を示す図である。 画像表示システム300において、画像表示装置が、表示画像の再構築を行なう動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例4における第1の方式での動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100、200、300…画像表示システム、
DP1〜DP4、DP11〜DP14…画像表示装置、
30、130…画像制御装置、
C1…撮像部、
BL1、BL2、BL11〜BL14…基準線。

Claims (10)

  1. 通信機能を具備する複数の画像表示装置と;
    上記複数の画像表示装置のそれぞれの位置を検出し、所定の表示画像を上記画像表示装置に送信する画像制御装置と;
    を有し、上記画像表示装置は、自己の位置情報に対応する表示画像を表示することを特徴とする画像表示システム。
  2. 請求項1において、
    上記画像制御装置は、上記複数の画像表示装置のそれぞれまでの距離と方向とを測定することによって、上記画像表示装置の位置を検出することを特徴とする画像表示システム。
  3. 請求項2において、
    上記画像制御装置は、上記複数の画像表示装置のそれぞれの位置を検出するために、空間的に離された少なくとも3点の制御基準点を具備し、上記画像表示装置は、画像表示面に水平な方向において空間的に離れた少なくとも2点の表示基準点を具備し、上記画像制御装置の上記制御基準点と、上記画像表示装置の上記表示基準点との距離を測定することによって、上記画像表示装置の位置を検出することを特徴とする画像表示システム。
  4. 請求項1において、
    上記複数の画像表示装置のうちの1つの画像表示装置が、マスタ画像表示装置であり、上記複数の画像表示装置のうちの残りの画像表示装置が、スレーブ画像表示装置であり、上記マスタ画像表示装置が、上記マスタ画像表示装置から上記スレーブ画像表示装置までの距離と方向とを測定することによって、上記複数の画像表示装置のそれぞれの位置を検出することを特徴とする画像表示システム。
  5. 請求項1において、
    上記画像制御装置は、上記画像表示装置の位置に対応する表示画像を作成し、上記画像表示装置に伝送し、上記画像表示装置は、受信した表示画像を表示することを特徴とする画像表示システム。
  6. 請求項1において、
    上記画像制御装置は、表示画像を上記画像表示装置に伝送し、上記画像表示装置はその位置に対応する表示画像を作成し、表示することを特徴とする画像表示システム。
  7. 請求項1において、
    上記画像表示装置の位置を変化させるとともに、上記画像表示装置の各位置情報を更新し、この更新した位置情報に対応する表示画像を再表示することを特徴とする画像表示システム。
  8. 請求項1において、
    上記画像制御装置は、上記複数の画像表示装置のそれぞれを撮影することによって、上記複数の画像表示装置のそれぞれの位置を検出することを特徴とする画像表示システム。
  9. 請求項8において、
    上記画像表示装置は、上記画像表示装置の位置情報を算出するための既知である基準線を少なくとも1本具備し、上記画像制御装置は、上記画像表示装置上の上記基準線を用いて画像認識することによって、各画像表示装置の相対位置を算出することを特徴とする画像表示システム。
  10. 複数の画像表示装置に画像を表示させるための画像表示方法において、
    上記複数の画像表示装置のそれぞれの位置を検出し、該検出した位置に応じた表示画像を各画像表示装置において表示することを特徴とする画像表示方法。
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