JP2005173226A - プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 CRG内部の自己昇温によるトナーへのダメージを低減させる。
【解決手段】 C、Dブレードのベース板部(金属部)と容器で構成された中空部をプロセスカートリッジ内に設け、この中空部に画像形成装置より外部の空気を送り込むための通風孔を設け、前記中空部に風を通す。
【選択図】 図1

Description

本発明は電子写真画像形成装置及びその本体に着脱可能なプロセスカートリッジに関する。
ここで、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成する物である。そして、電子写真画像形成装置の例としては、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)及びファクシミリ装置等が含まれる。
また、プロセスカートリッジとは、帯電手段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とする物である。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも1つと感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものである。更に、少なくとも現像手段と電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して装置本体に着脱可能とするものをいう。
従来、複写機、プリンタなどの画像形成装置の高速化、小型化に伴い、画像形成装置内の空間の減少、定着性向上のためのトナーの低融点化などが行われている。しかし高速化、小型化に伴いプロセスカートリッジの冷却性の低下、摺動部による自己昇温が発生する。これによりプロセスカートリッジ内部の温度が上昇してしまい、低融点化されたトナーの現像性、流動性などに影響を与えることが考えられる。この内部の温度上昇を低下させるため、画像形成装置に設けたファンにより外気を取り込み、プロセスカートリッジの周囲の雰囲気温度を下げることはもとより、感光体ドラム内部に空気流を送風するためのファンを感光体ドラム内部に設けている場合や(例えば、特許文献1参照)。
また画像形成装置内において定着器で発生した熱がプロセスカートリッジに及ぶことを防止するために感光体ドラムを保護するシャッター内を中空部とし、プロセスカートリッジが画像形成装置内に装着された時、前記シャッターが開閉し、定着器とプロセスカートリッジとの間に開閉され、前記中空部に風を送ることで熱を遮断する構成がある。(例えば、特許文献2参照)。
またプロセスカートリッジ内部の熱を吸引することで、その吸引により生じた気流により現像ローラなどを冷却し吸引する口にフィルターを設け、飛散トナーが外部に漏れ出さないようにする構成がある。(例えば、特許文献3参照)
特開平04-199081号公報(第3-4頁、図4) 特開2000-330456号公報(第4-6頁、図10) 特開2002-278268号公報(第6頁、図1)
しかしながら上記の従来技術では、次のような問題があった。
感光体ドラムの温度上昇を抑えるためにドラム内にファンを設ける場合においては感光体ドラムの内径が大きくなければファンによる風速の効果が少なく、ファンに電力を供給するための接点も必要となる。またカラーレーザープリンタで複数のプロセスカートリッジを並べたインライン型ではドラム内に風を送り込むためには感光体ドラムをクリーニング枠体に支持するためのフランジに通風口を設ける必要があり、この通風口のためにフランジの強度が低下することで、各CRGの感光体ドラムの回転ムラによる色ずれが生じる可能性がある。
またプロセスカートリッジ内において感光体ドラムとクリーニング部材のゴム部との摩擦、現像剤担持体と現像剤規制部材との摺動により生じた熱を断熱するための中空部を設け、温度発生の個所から断熱することはスペースが必要となり、プロセスカートリッジが大きくなってしまう。
またプロセスカートリッジ内部に風を送り込み内部の温度を下げようとした場合、風を送り込むだけでは風が送り込まれた個所のみ温度が低下し内部全体を冷却しようとした場合、強い風を送り込む必要がある。しかし強い風を送り込むと、風によりトナー飛散が生じてしまう。また送り込まれた風が内部で拡散してしまい、効果的に熱を排出することができない。
またプロセスカートリッジ内部の熱を吸引する場合、内部で発生した気流により飛散したトナーを外部に飛散させないためにはトナーフィルターが必要になるが、トナーフィルターにトナーが付着していくと吸引力が低下するといった課題がある。
主要な本発明は請求項と対応する番号を付して示せば以下のとおりである。
本発明の第一の電子写真画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像剤により顕像化する現像剤担持体を回転自在に保持し、現像剤担持体上の現像剤量を規制する現像剤規制部材を有する現像枠体が、前記現像剤規制部材と現像枠体で形成された中空部を有し、前記中空部に通風するための通風口を風が通風されることにより現像装置近傍の温度上昇を低減でき、またトナー飛散の発生が生じないプロセスカートリッジである。
本発明の第四の電子写真画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体ドラムを回転自在に保持し、前記電子写真感光体ドラム上に形成された静電潜像を転写後に残留したトナーを除去するクリーニング部材を備えると共に除去した廃トナーを貯留する廃トナー溜を設けたクリーニング枠体が、前記クリーニング部材とクリーニング枠体で形成された中空部を有し前記中空部に通風するための通風口を風が通風されることによりクリーニング部材と感光体ドラムとの摩擦により生じる昇温を減少することができるプロセスカートリッジである。
本発明によれば、プロセスカートリッジ内で生じた自己昇温による熱をトナー飛散が生じることなくプロセスカートリッジ外に排出することが可能となり、トナーへの熱のダメージを低減でき安定した画像形成が可能となる。またトナーの感光体ドラムや現像ローラ、現像ブレードへの内部温度上昇による融着を防止できる。
尚、実施例では画像形成装置としてレーザービームプリンタを例示したが、本発明はこれに限定する必要はなく、例えば、複写機、あるいはファクシミリ装置等の画像形成装置に使用することも当然可能であり、また、実施例で例示したプロセスカートリッジに限定する必要もなく、例えばプロセスカートリッジ方式を用いていない従来形式の画像形成装置に使用することも可能である。
以下に本発明の実施の形態を図1から図17に基づいて説明する。この実施の形態における長手方向とは記録媒体の搬送方向に直角で記録媒体の面に平行な方向をいう。
(プロセスカートリッジ及び装置本体の説明)
図1に本発明に係る画像形成装置の主断面図、図2に本発明に係るプロセスカートリッジの主断面図を図示する。このプロセスカートリッジは、像担持体と像担持体に作用するプロセス手段を備えたものである。ここでプロセス手段としては、例えば像担持体の表面を帯電させる帯電手段、像担持体にトナー像を形成する現像装置、像担持体表面に残留したトナーを除去するためのクリーニング手段がある。プロセスカートリッジは像担持体と、プロセス手段のうち少なくとも一つと、を備えればよい。
本実施の形態のプロセスカートリッジPは、図2に示すように像担持体である電子写真感光体ドラム(以下、感光体ドラムという)11の周囲に帯電手段である帯電ローラ12及びクリーニング手段としてのクリーニングブレード14を収納したクリーニング枠体13と、感光体ドラム11を保護するドラム保護シャッター9と、現像装置Dとして、現像ローラ18、現像ブレード26を収納した現像枠体17と、現像剤であるトナーを収納し、トナーを攪拌する回転部材としての攪拌部材34,35,36を内蔵したトナー収納容器30とトナー収納蓋31とを溶着することでトナー収納ユニット16を構成し、そしてこれらを一体的にプロセスカートリッジPとし、トナー収納蓋31の上部に設けられた把手10を手で持つことによりプロセス手段に無理な力をかけること無く、画像形成装置本体に対して着脱自在に構成している。
このプロセスカートリッジPは、図1に示すような画像形成装置Cに装着されて画像形成に用いられる。画像形成は、装置下部に装着されたシートカセット6から搬送ローラ7によって記録媒体としてのシートSを感光体ドラム11の転写位置へ搬送し、シートSへ行われる。
感光体ドラム11は、帯電ローラ12によって帯電された後、露光装置8によって画像情報に応じて選択的な露光が行われ、静電潜像が形成される。露光装置8による露光は、レジストローラ3によるシート搬送と同期して行われる。
その後、トナー収納ユニット16に収納したトナーを現像枠体17側に送り、このトナーを現像ブレード26により摩擦帯電電荷を付与すると共に現像ローラ18の表面に薄層担持し、現像ローラ18に現像バイアスを印加することによって、潜像に応じて現像ローラ18から感光体ドラム11へトナーを供給する。図1に示すようにこの感光体ドラム11上に形成されたトナー像を転写位置で転写ローラ5へのバイアス電圧の印加によって搬送されるシートSに転写し、そのシートSを定着装置4へ搬送して画像を定着し、排紙ローラ1によって装置上部の排出部2に排出する。一方、転写した後、感光体ドラム11上に残留したトナーはクリーニングブレード14で除去されクリーニング枠体13内に貯留される。
(プロセスカートリッジの枠体構成)
更に現像装置D周辺について詳細に説明する。
図2、図3は本実施の形態におけるプロセスカートリッジPの構成の概略を示している。プロセスカートリッジPの現像装置Dはトナー収納ユニット16に収納したトナーをトナー担持体としての現像ローラ18の表面に担持すると共に、現像ローラ18に現像バイアスを印加する事によって感光体ドラム11に形成した潜像に応じてトナーを供給するものである。
そして現像ローラ18はアルミニウムやステンレス等の円筒状の金属で構成され、マグネットローラ18aを内包している。
プロセスカートリッジPの構成を模式的に示す分解斜視図を図3に示す。トナー収納ユニット16はトナー収納容器30の位置決めピン30aにサイドカバー19のボス19c及びサイドカバー20のボス20cを嵌入することによって位置決めされて固定されている。また、クリーニング枠体13は感光体ドラム11を支持し、かつ、位置決めボス13bと位置決めピン19b,20bを嵌合することでトナー収納ユニット16と同様にサイドカバー19,20に固定されている。従ってクリーニング枠体13とトナー収納ユニット16はサイドカバー19,20を通じて一体的に固定されている。
現像装置Dの現像枠体17は現像ローラ18、現像ブレード26等の現像部材を支持している。現像ローラ18は現像枠体17の吊り穴18dのある側の一端に設けた軸受及び、この軸受と長手方向の反対側の他端において現像枠体17に固定された現像ローラ軸受17eに回転自在に支持されている。現像枠体17の吊り穴17dとクリーニング枠体13の穴13aを不図示のピンで結合することにより前記穴13aを回転中心として現像枠体17は、クリーニング枠体13対し揺動可能に支持されている。そして図6に示すようにクリーニング枠体13に突設したバネ掛け13cと現像枠体17に突設したバネ掛け17fとの間に引張コイルばね22を張設してある。
図3、図7に示すようにサイドカバー19の溝19eの内部には現像ローラ軸受17eが移動自在に嵌合しており圧縮コイルばね40が現像ローラ軸受17eを感光体ドラム11に向うように加圧するように配置されている。ここでサイドカバー19の溝19eは感光体ドラム11の中心をとおる線上に設けた長溝である。この圧縮コイルばね40と前記引張コイルばね22のばね力により、現像ローラ18の両端部に設けた現像ローラ18と同心で現像隙間分(約300μm)だけ半径の大きな突き当てコロ18bが感光体ドラム11の画像領域外に圧接している。
現像枠体17をクリーニング枠体13で支持することによって、現像枠体17とトナー収納容器30の間には隙間が出来るように構成されている。本実施の形態では現像装置Dとトナー収納容器16間の隙間をシールする構成であり、密封部材としてシート部材21を貼り合わせ蛇腹形状を形成して密封し、板部材23を介して取り付けられている。この場合シート部材21とは厚さ1mm以下であるが、前記蛇腹形状の可撓性が損なわれない材質を選定することで、シート部材21の厚みが1mm以上でも可能である。
次に図4及び図5にシート部材21を袋状密封部材に形成する方法の概略を示す。
図4に示すようにシート部材21は板部材23及び現像枠体17の開口部23b,17bと略同一面積、もしくは同一面積以上の開口部21a,21bを有している。
このシート部材21を板部材23及び現像枠体17に各開口部17b,23b付近の閉じた形状21c,21e(斜線部)で接合する。
本実施の形態の場合、現像枠体17及び板部材23とシート部材21の接合はヒートシール法、インパルスシール法などの熱溶着によって行われるが、超音波溶着、接着剤、粘着テープ等を用いてもよい。
次に図5に示すようにシート部材21は現像枠体17と板部材23に貼り付けられた後に、矢印の方向に両開口面が向い合うように折り曲げられ、蛇腹(袋形状)を形成するように、折り返して合わさる面の端部21d(斜線部)同志を接合し密封させる。この場合の密封手段もヒートシール法、インパルスシール法などの熱溶着、又は超音波溶着、接着剤、粘着テープを用いる事ができる。
次に板部材23をトナー収納容器30に取り付けるが、このときに図3に示すトナーシール部材24が通過できるように取り付けの一部を溶着または接着していない。
本実施の形態の場合23a部を溶着し、トナー封止部材25がトナーシール部材24を押えつける領域は溶着または接着しない構成となっている。(図3、図6参照)
このようにしてあるため、トナー収納容器30と現像枠体17の対向面の間隔が変動してもシール部材21は袋形状の蛇腹になっているため変位が生ずる際の抵抗を極めて小さくできる。また、シール部材21を板部材23と現像枠体17の間に取り付けることで板部材23がトナーシール部材24を覆うようにする事が出来るので、トナーシール部材24が通過する隙間にトナー封止部材25を取り付けることが可能になり、トナー漏れを防止できる。
更に板部材23と現像枠体17を同一平面でシールして、トナー収納容器30に直接貼る場合と比べて、溶着に必要な溶着受け台(不図示)の形状が単純化できる。
さらに、板部材23があることで現像枠体17とのユニット化が可能になり、トナー収納ユニット16への取り付けが容易になる。
(プロセスカートリッジの冷却方法)
図8に示すようにクリーニングブレード14は感光体ドラム11と当接するゴム部14aとこれを支持する板金部14bで構成される。ゴム部14aはウレタンゴムなどで形成されている。前述したように感光体ドラム11上に残留したトナーはゴム部14aにより感光体ドラム11から掻き落とされるが、ゴム部14aと感光体ドラム11との間では感光体ドラム11の回転により摩擦熱が生じる。また現像装置Dにおいても現像ブレード26は現像ローラ26と当接するゴム部16aとゴム部16aを支持する板金部16bで構成されており、現像ブレード26のゴム部16aと現像ローラ18でトナーに摩擦帯電電荷を付与すると共に表面に薄層担持するが、この摩擦帯電時にも摩擦熱が生じる。これらプロセスカートリッジ内部の摩擦熱により感光体ドラム11、クリーニングブレード14、現像ブレード26の温度が上昇し、そしてクリーニング枠体13、現像枠体17からトナーへと熱が伝導しトナーが熱によりダメージを受けてしまい現像性、流動性が悪化する可能性がある。また摩擦熱により感光体ドラム上や、現像ブレード、現像ローラにトナーの固着が生じる可能性がある。
しかしプロセスカートリッジP内のドラム近傍Eに風を送り込み、これら摩擦熱の発生元を風により冷却しようとした場合、トナー飛散が生じてしまいこれによりプロセスカートリッジや画像形成装置をトナーにより汚してしまう可能性がある。また送り込む風が弱いとトナー飛散は生じないが風があたる個所の温度が低下するのみでプロセスカートリッジ内部の温度を全体的に下げることは難しい。
この風を効果的にプロセスカートリッジ内に送り込むためにクリーニングブレード14の板金部14bとクリーニング枠体13でクリーニング中空部43を形成する。クリーニング中空部43は板金部14bがL字形状となっており、このL字部の一面にクリーニング枠体13でコの字の形状を当接させることでクリーニング中空部43を形成する。またクリーニング枠体13内に貯留されたトナーが中空部43内に飛散しないようにシール部材65をクリーニング枠体13内のリブ13dに貼り付ける。これによりクリーニングブレード14で除去されたトナーが中空部に進入し、中空部内の風により飛散することはない。シール部材は枠体のコの字部との密閉性が保たれる部材であればよく、ウレタンフォームやゴム部材といった弾性部材、あるいは両面テープといった粘着部材などでもよい。
また現像装置Dにおいても同様に現像ブレード26の板金部26bと現像枠体17により現像中空部44を形成する。現像中空部44においても現像枠体内Dからトナーの侵入を防ぐために前記クリーニング枠体に用いたシール部材26の類を用いてもよいが、ブレードのゴム部26aに現像枠体17のコの字部を当接させることでシールを行ってもよい。
ここでクリーニングブレード14、現像ブレード26に用いられるこれらブレード板金部の材質としては鉄、銅、アルミなど熱伝導率が80W/(m・K)以上の金属材が効果が高く、熱伝導性と剛性を兼ねそろえたゴム部支持部材として構成することができる。
また図9はクリーニングブレード14を中空部側から見た図であり、風は矢印Gの方向に流れる構成となっている。クリーニング中空部内部43での放熱効率を高めるために、中空部内部側の板金部に凸上のフィン14cを形成することも可能である。フィンにより風にあたる熱伝達率の高い板金部の接触面積を増すことにより冷却効果を高めることも可能である。またクリーニングブレード14の枠体への固定はビス(不図示)により固定されるが、この固定位置を前記中空部の断面で端部14dに配置することで中空部の風の通りが少なくなることを防止する。また現像ブレード26についても同様の構成をとることができる。
そしてクリーニングブレード14とクリーニング枠体13、現像ブレード26と現像枠体17で形成されたクリーニング中空部43、現像中空部44はクリーニングブレード14と現像ブレード26に平行な吹き抜け構成とすることでプロセスカートリッジの長手方向に風を損失を少なく流すことができる。またクリーニング中空部43,現像中空部44はクリーニング枠体と現像枠体を支持するサイドカバー19,20に設けられた通風口45,46(図10)、排出口47,48(図11)と略一致させることでプロセスカートリッジ内を風が抜けやすい構成となっている。
図12に示すようにプロセスカートリッジPが画像形成装置Cに装着された状態を示す。画像形成装置Cのプロセスカートリッジを挿入する挿入口15(図14に図示)を覆う前ドア33には、図13に示すように内側にファン60と、ファンからの風が送り込まれるダクト32がプロセスカートリッジPのサイドカバー19に設けられた通風口45,46に対して略一致した個所に取り付けられている。そしてダクト32はファンから送り込まれた風をクリーニング中空部43と現像中空部44にそれぞれ分割し送風を行う。また前ドア33には外気を取り込むスリット部33aも設けられておりスリット部33aとファン60、そしてダクト32は風の流れを妨げないように断面方向で略一致した位置に配置される。このファン60により外気をプロセスカートリッジP内に設けられたクリーニング枠体と現像枠体の中空部43,44に送り込むことができる。そしてサイドカバー20側には中空部から通風された風を逃がすための排出口20a,20b(図11)が設けられており、排出口から排出された風は画像形成装置内を通り、外部に排出される構成となっている。
よってクリーニングブレード14や現像ブレード26の板金部すなわち金属部を通じて、摩擦により発生した感光体ドラム11や現像ローラ近傍のプロセスカートリッジ内部の熱を、通風口より送り込まれた風により奪い、プロセスカートリッジ内部の昇温を低下することが可能である。またクリーニング中空部43,現像中空部44は金属部と枠体で囲まれた吹き抜け形状なっているため、内部の温度上昇に応じた風量を送り込めばよく、その際にもトナーによる内部の飛散などは生じることなくプロセスカートリッジ内部の熱を下げることが可能である。またプロセスカートリッジ内に画像形成装置本体の外部からプロセスカートリッジ内に風量を損なうことなく、効果的に風を送ることが可能である。
(画像形成装置本体への着脱方法)
次に図13、図14を用いてプロセスカートリッジPの画像形成装置C本体への着脱方法について説明する。
図13に示すようにプロセスカートリッジPのサイドカバー20の先端に画像形成装置C本体への挿入ガイドとなる第1ガイド部20gが設けられている。またサイドカバー19,20の底面には挿入時にガイドとなる第2ガイド部19f,20fが設けてある。
一方、画像形成装置Cには正面にはプロセスカートリッジPを挿入する挿入口51が設けられている。この挿入口51にプロセスカートリッジPを挿入する。前記挿入口51内には第1ガイド部20gを載置するガイド部52と第2ガイド部19f,20fを載置するガイド部53が設けられている。使用者はプロセスカートリッジPの把手10を持ち、第1ガイド部20g、第2ガイド部19f,20fが画像形成装置C本体のガイド部52,53に乗るように載置する。そしてプロセスカートリッジPを画像形成装置C内に正面から奥に向けて挿入する。そしてその後、正面に設けられたレバー103を矢印Bの方向に動作させることによりプロセスカートリッジが矢印Fの方向に揺動し、画像形成可能な位置に固定される。そして前述した前ドア33を閉めることで印字可能状態となる。
本実施例では画像形成装置にプロセスカートリッジを1台装着するモノクロ画像装置構成について説明を行ったが、インライン型のカラー電子写真画像形成装置に用いられるプロセスカートリッジにおいても同様である。また現像ローラにアルミなどの金属材ではなく、ゴム材を感光体ドラムに接触させて現像を行う接触現像方式が用いられている場合などは、感光体ドラムと現像ローラが接触していることにより熱の発生源が多い場合においても本実施例の構成を用いることことができる。
つまりクリーニングブレード板金部とクリーニング枠体、現像ブレード板金部と現像枠体で構成された中空部に通風することでプロセスカートリッジ内の温度を低下させることは同様に可能である。また
図16に示すように上記第1の実施例の形態で説明したクリーニング中空部43を形成するクリーニングブレード14の板金部14bがコの字形状となっており、このコの字部の一面にクリーニング枠体13を当接させることでクリーニング中空部43を形成する。またクリーニング枠体13内に貯留されたトナーが中空部43内に飛散しないようにシール部材65をクリーニング枠体13内に貼り付ける。また現像装置Dにおいても同様に現像ブレード26の板金部26bのコの字部の一面と現像枠体17により現像中空部44を形成する。現像中空部44においても現像枠体内Dからトナーの侵入を防ぐために前記クリーニング枠体に用いたシール部材26の類を用いてもよいが、ブレードのゴム部26aに現像枠体17のコの字部を当接させることでシールを行ってもよい。
図17に示すように上記第1の実施例の形態で説明したクリーニング中空部43を形成するクリーニングブレード14の板金部14bがロの字形状となっておりクリーニング中空部43を形成する。またクリーニング枠体13内に貯留されたトナーが中空部43内に飛散しないようにシール部材65をクリーニング枠体13内に貼り付ける。また現像装置Dにおいても同様に現像ブレード26の板金部26bがロの字部により現像中空部44を形成する。現像中空部44においても現像枠体内Dからトナーの侵入を防ぐために前記クリーニング枠体に用いたシール部材26の類を用いてもよいが、ブレードのゴム部26aに現像枠体17のリブ部17cを当接させることでシールを行ってもよい。
本発明の実施の形態における第一の実施例の画像形成装置の主断面概略図である。 本発明の実施の形態における第一の実施例のプロセスカートリッジの主断面概略図である。 本発明の実施の形態における第一の実施例のプロセスカートリッジの分解斜視図である。 本発明の実施の形態における第一の実施例の密封部材の斜視図である。 本発明の実施の形態における第一の実施例の密封部材の斜視図である。 本発明の実施の形態における第一の実施例のプロセスカートリッジの内部側面図である。 本発明の実施の形態における第一の実施例のプロセスカートリッジの内部側面図である。 本発明の実施の形態における第一の実施例のプロセスカートリッジの主断面図である。 本発明の実施の形態における第一の実施例のプロセスカートリッジの断面斜視図である。 本発明の実施の形態における第一の実施例のプロセスカートリッジの側面図である。 本発明の実施の形態における第一の実施例のプロセスカートリッジの側面図である。 本発明の実施の形態における第一の実施例の画像形成装置本体の斜視図である。 本発明の実施の形態における第一の実施例の画像形成装置の冷却部の斜視図である。 本発明の実施の形態における第一の実施例の画像形成装置にプロセスカートリッジを挿入した正面図である。 本発明の実施の形態における第一の実施例の画像形成装置でのプロセスカートリッジを装着した正面図である。 本発明の実施の形態における第二の実施例のプロセスカートリッジの主断面図である。 本発明の実施の形態における第三の実施例のプロセスカートリッジの主断面図である。
符号の説明
C 画像形成装置
P プロセスカートリッジ
D 現像ユニット
1 排出ローラ
2 排出部
4 定着装置
5 転写ローラ
6 シートカセット
7 搬送ローラ
8 露光装置
11 感光体ドラム
12 帯電ローラ
13 クリーニング枠体
14 クリーニングブレード
16 トナー収納ユニット
17 現像枠体
18 現像ローラ
19 サイドカバー
20 サイドカバー
32 ダクト
33 前ドア
43 クリーニング中空部
44 現像中空部
45 通風口
47 排出口
60 ファン

Claims (14)

  1. 電子写真画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像剤により顕像化する現像剤担持体を回転自在に保持し、現像剤担持体上の現像剤量を規制する現像剤規制部材を有する現像枠体が、前記現像剤規制部材と現像枠体で形成された中空部を有し、前記中空部に通風するための通風口を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 前記現像剤規制部材の一部が金属部材で構成されており、前記金属部材と前記現像枠体で中空部を構成したことを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
  3. 前記中空部は現像剤規制部材と略平行で吹き抜け構成となっていることを特徴とする請求項2に記載のプロセスカートリッジ。
  4. 前記通風口は現像枠体の両側に設けられており、通風口の位置が両側で略一致した位置に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のプロセスカートリッジ。
  5. 電子写真画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体ドラムを回転自在に保持し、前記電子写真感光体ドラム上に形成された静電潜像を転写後に残留したトナーを除去するクリーニング部材を備えると共に除去した廃トナーを貯留する廃トナー溜を設けたクリーニング枠体が、前記クリーニング部材とクリーニング枠体で形成された中空部を有し、前記中空部に通風するための通風口を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  6. 前記クリーニング部材の一部が金属部材で構成されており、前記金属部材と前記クリーニング枠体で中空部を構成したことを特徴とする請求項4に記載のプロセスカートリッジ。
  7. 前記中空部は前記クリーニング部材と略平行で吹き抜け構成となっていることを特徴とする請求項5に記載のプロセスカートリッジ。
  8. 前記通風口はクリーニング枠体の両側に設けられており、通風口の位置が両側で略一致した位置に設けられていることを特徴とする請求項7に記載のプロセスカートリッジ。
  9. 電子写真画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体ドラムを回転自在に保持し、前記電子写真感光体ドラム上に形成された静電潜像を転写後に残留したトナーを除去するクリーニング部材の一部が中空部を形成し、前記中空部に通風するための通風口を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  10. 電子写真画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、現像枠体が電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像剤により顕像化する現像剤担持体を回転自在に保持し、現像剤担持体上の現像剤量を規制する現像剤規制部材の一部が中空部を形成し、前記中空部に通風するための通風口を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  11. 前記クリーニング部材あるいは前記現像剤規制部材の中空部が金属部材で構成されたことを特徴とする請求項9あるいは請求項10に記載のプロセスカートリッジ。
  12. 前記現像剤規制部材あるいは前記クリーニング部材の金属部材は熱伝導率が80W/(m・K)以上であることを特徴とする請求項2あるいは請求項6あるいは請求項11に記載のプロセスカートリッジ。
  13. 前記中空部を形成する金属部材が、中空部面側に凸部を有することを特徴とする請求項12に記載のプロセスカートリッジに用いられる現像材規制部材あるいはクリーニング部材。
  14. 請求項1〜13に記載のプロセスカートリッジが着脱可能な電子写真画像形成装置において、前記通風口に通風するための通風手段を有し、前記通風手段が前記通風口と略一致する位置に設けられたこと特徴とする電子写真画像形成装置。
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JP2013120235A (ja) * 2011-12-06 2013-06-17 Canon Inc 画像形成装置

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