JP2005173091A - ステレオビュア及びステレオマウントフレーム - Google Patents

ステレオビュア及びステレオマウントフレーム Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明の目的は、眼球が自然な回転角(輻輳角)を維持可能な構造を有することにより、自然で完全に近い立体画像を提供するステレオビュア及びステレオマウントフレームを提供することにある。
【解決手段】 本発明は、互いに視差のある一対の画像を一対のレンズ14a,bで同時観察するステレオビュア10である。筒体の一端側のレンズ14a,bと筒体の他端側の採光手段12a,bを備え、その間にフィルム31a,bをレンズの光軸Aa,bに垂直に配置可能な単眼用ビュア10a,bを一対有する。
一方のレンズ光軸Aa(Ab)と他方のレンズ光軸Ab(Aa)間の角度を調整可能に、単眼用ビュア10a,bを連結するヒンジ13が設けられる。ヒンジ13により、一方のレンズ光軸Aa(Ab)を他端方向に延長した軸と他方のレンズの光軸Ab(Aa)を他端方向に延長した軸が5〜30°で交差するよう、単眼用ビュア10a,b間角度を調整できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ステレオビュア及びステレオマウントフレームに係り、特に眼球が自然な回転角(輻輳角)を維持できるような構造を有することにより、より自然で完全に近い立体画像を提供可能なステレオビュア及びステレオマウントフレームに関する。
従来より、互いに視差のある一対の画像を一対のレンズを通して両眼で同時に観察して画像を立体視するステレオビュアが、種々提案されている(例えば、特許文献1)。
特開平6−347722号公報
特許文献1は、「ステレオビュワー」に係る発明であり、一体に形成された箱状の本体枠の前面板に、凸レンズが組み込まれた接眼鏡筒が一対固定され、本体枠内には、凸レンズと平行に、互いに視差のある一対の画像を記録した2枚のスライドが設置され、接眼鏡筒から両眼で覗き込むことにより、スライドの画像を立体視することが記載されている。
上記特許文献1のステレオビュアは、左右に並べた二つのレンズで同時に撮影し、鑑賞する時には右側のレンズで撮影した画像を右目、左側のレンズで撮影した画像を左目で見るという所謂「平行法」によりステレオ写真を鑑賞する方法である。
上記特許文献1のステレオビュアは、この平行法による立体画像について、簡単な機構のステレオビュアにより画像の立体視を可能にするものである。
しかし、上記特許文献1に代表されるような従来のステレオビュアでは、眼幅調節と視度調節の機構がなく、個人の「眼」の機能に対応しておらず、十分な光学性能を発揮できないものが多数であった。
上記特許文献1のステレオビュアのように、平行の光軸によって設計された平行法によるステレオビュアでは、心理的には目前の対象物を見ていながら、生理的な眼球の動きは平行(無限遠)のままであるという矛盾があった。ステレオ写真は主に両眼の視差から立体感を生み出す写真技術であるが、両眼視差以外の要素も重要であって、可能な限りこれらの要素を加えることによってより現実的な立体画像として成立するものである。人が立体を認識するためには知覚的・心理的・生理的な様々な要素が必要で、眼筋の働きも大切な生理的要素のひとつである。
すなわち、人が無限遠以外の対象物を注視するとき、眼球は眼筋の働きによって内側を向くことになる。これを輻輳といい、この眼球の回転角(輻輳角)からも人は距離情報を得ているのであるが、平行法によるステレオビュアでは、心理的には目前の対象物を見ていながら生理的な眼球の動きは平行のままであるという矛盾があった。そして、この矛盾が与える不自然さにより、立体画像のダイナミックさが減少するという問題点があり、この問題を解決したステレオビュアの開発が望まれていた。
本発明の目的は、上記問題点を解決することにあり、眼球が自然な回転角(輻輳角)を維持できるような構造を有することにより、より自然で完全に近い立体画像を提供可能なステレオビュア及びステレオマウントフレームを提供することにある。
上記課題は、請求項1に係る発明によれば、互いに視差のある一対の画像を、一対のレンズを通して両眼で同時に観察し、画像を立体視するステレオビュアであって、筒体からなり、該筒体の一端側に形成されたレンズと、前記筒体の他端側に形成された採光手段と、前記レンズと前記採光手段との間に前記画像のフィルムを、前記レンズの光軸に対して垂直に配置可能なフィルム収容部と、を備えた単眼用ビュアを一対有し、該一対の単眼用ビュアには、一方の前記単眼用ビュアの前記レンズの光軸と他方の前記単眼用ビュアの前記レンズの光軸との角度を調整可能な状態で、前記一対の単眼用ビュアを連結するヒンジが設けられ、該ヒンジにより、前記一方の単眼用ビュアの前記レンズの光軸を前記他端方向に延長した軸と、前記他方の単眼用ビュアの前記レンズの光軸を前記他端方向に延長した軸とが、5〜30°の間の角度で交差するように、前記一対の前記単眼用ビュアの間の角度を調整可能であることにより解決される。
このように構成しているので、平行法によるステレオビュアにおいて、心理的には目前の対象物を見ていながら生理的な眼球の動きは平行のままであるという矛盾が解消され、眼球の回転角(輻輳角)から人が得る距離情報により、より完全で自然なステレオ写真の鑑賞が可能となり、ステレオ写真をよりダイナミックに鑑賞することが可能となる。また、光軸が平行よりも5〜30°内側を向いた角度に設定された輻輳角付きビュアとして構成されているため、長時間の鑑賞にも疲れにくい。
また、一方の前記単眼用ビュアの前記レンズの光軸と他方の前記単眼用ビュアの前記レンズの光軸との角度を調整可能な状態で、該一対の単眼用ビュアを連結するヒンジが設けられているので、レンズ間の距離がヒンジにより調節可能になり、子供から眼幅の大きい人まで無理なくステレオ写真の鑑賞が可能となる。
このとき、前記ヒンジは、該ヒンジの軸が各前記レンズの光軸に垂直で、かつ一対の前記レンズの中心を結ぶ直線に垂直になるよう設けられ、各前記単眼用ビュアの前記ヒンジよりも前記他端側の側面であって他方の前記単眼用ビュアに隣り合う面は、前記光軸に対して鋭角で、かつ前記ヒンジの軸に対して平行な略平面として形成され、前記側面の前記他端側端部は、前記ヒンジが設けられた位置よりも、他方の前記単眼用ビュアから遠い位置にあるように構成すると好適である。
このように構成されているので、ヒンジ軸を軸として一対の単眼用ビュア間の角度を調節でき、光軸の他端側への延長した軸が5〜30°などの角度で交差するように調節可能となる。
このとき、前記フィルム収容部は、前記単眼用ビュア内に形成され所定のフレームを支持する支持部材と、前記単眼用ビュアの側面に前記光軸に対して垂直に形成され前記フレームを挿入可能なスリットと、からなり、前記フレームは、前記フィルムが固定された一対のフィルムマウントを格納する略板体であるように構成すると好適である。
このように構成されているので、単眼用ビュアのレンズと採光手段との間に画像のフィルムを配置することが可能となる。
このとき、前記フレームは、略矩形の第一の開口を前記フレームの長さ方向に二つ備えた横長の略板体からなる表フレームと、前記第一の開口に対応する位置に第二の開口が設けられ、前記表フレームに対して平行に固定される一対の裏フレームと、を備え、前記一対の第一の開口の間には、一対の前記フィルムマウント間の角度を調整可能なヒンジが形成され、前記表フレームと前記裏フレームとの間には、一対の前記フィルムマウントを、前記フィルムの前記画像が前記第一の開口及び前記第二の開口に露出するように固定可能な間隙が設けられているように構成すると好適である。
このように構成されているので、一般的な単眼用のフィルムマウントをフレームに二つ固定してステレオマウントを作成でき、正確なステレオマウントを簡単に作成することが可能となる。
上記課題は、請求項5に係る発明によれば、互いに視差のある一対の画像を、一対のレンズを通して両眼で同時に観察し、ステレオビュアで画像を立体視するために、前記一対の画像を収納するステレオマウントフレームであって、略矩形の第一の開口を長さ方向に二つ備えた横長の略板体からなる表フレームと、前記第一の開口に対応する位置に第二の開口が設けられ、前記表フレームに対して平行に固定される一対の裏フレームと、を備え、前記一対の第一の開口の間には、一対の前記フィルムマウント間の角度を調整可能なヒンジが形成され、前記表フレームと前記裏フレームとの間には、フィルムが固定された一対のフィルムマウントを、前記フィルムの前記画像が前記第一の開口及び前記第二の開口に露出するように固定可能な間隙が設けられていることにより解決される。
このように構成されているので、一般的な単眼用のフィルムマウントをフレームに二つ固定してステレオマウントを作成でき、正確なステレオマウントを簡単に作成することが可能となる。
本発明によれば、平行法によるステレオビュアにおいて、心理的には目前の対象物を見ていながら生理的な眼球の動きは平行のままであるという矛盾が解消される。眼球の回転角(輻輳角)から人が得る距離情報により、より完全で自然なステレオ写真の鑑賞が可能となり、ステレオ写真をよりダイナミックに鑑賞することが可能となる。また、光軸が平行よりも5〜30°内側を向いた角度に設定された輻輳角付きビュアとして構成されているため、長時間の鑑賞にも疲れにくい。
また、一方の前記単眼用ビュアの前記レンズの光軸と他方の前記単眼用ビュアの前記レンズの光軸との角度を調整可能な状態で、該一対の単眼用ビュアを連結するヒンジが設けられているので、レンズ間の距離がヒンジにより調節可能になり、子供から眼幅の大きい人まで無理なくステレオ写真の鑑賞が可能となる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する構成は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
本実施形態のステレオビュア10は、ステレオマウント30のフィルム31a,bを両眼視してステレオ写真を鑑賞するための装置である。
本実施形態の一対のステレオ写真とは、右目用写真のフィルム31aと左目用写真のフィルム31bからなり、右目用写真を右目で、左目用写真を左目で見ることにより、立体的に見える写真をいう。所謂「平行法」によるステレオ写真である。
本実施形態のステレオビュア10は、視差を有する左右のステレオ写真を鑑賞するために、ヒンジ13による両眼の眼幅調節と視度調節の機能を持ち、かつ左右のレンズ14a,14bの光軸Aa,bの輻輳角により「眼」が対象物を生理的に注視し易く設計されている。
眼幅調節と視度調節は、「眼」の機能の個人差に対応したものである。
ステレオ写真には、横に並べた2台のカメラで同じ被写体を撮影したもの、1台のカメラで被写体を撮影した後、最初に撮影した位置から所定距離水平にカメラを移動させて同じ被写体を撮影したもの、二つのレンズを備え、二つのレンズのシャッターを同期させるリアリストなどの専用ステレオカメラで撮影したもの等が含まれる。
本実施形態のステレオビュア10について説明する。図1は、ステレオビュア10を斜め上前方より見た斜視図、図2は、ステレオビュア10の本体ケース11a,b及び後部キャップ12a,bを裏側から見た図、図3は、図1のステレオビュア10を本体ケース11a,bと後部キャップ12a,bに分割したもののA−A線断面図である。
図1乃至図3のステレオビュア10は、二つの単眼用ビュア10a,bからなる。
各単眼用ビュア10a,bは、それぞれ、本体ケース11a,bと、採光手段としての後部キャップ12a,bと、二つの本体ケース11a,bを連結するヒンジ13と、レンズ14a,bと、回動抑制部材22と、を備えている。
本体ケース11a,bは、プラスチック製からなる。図1乃至図3に示すように、略四角錐の頂点側が切り取られた形状からなり、内部が空洞の筒体として形成されている。
本体ケース11a,bの側面は、図2,図3に示すように、他方の本体ケース11b,aと連結される側の内側壁111a,b、ステレオビュア10外側に位置する外側壁112a,b、鑑賞するときに上方に位置する上側壁113a,b、観賞するときに下方に位置する下側壁114a,bの4つの壁体から構成されている。
これらの内側壁111a,b、外側壁112a,b、上側壁113a,b、下側壁114a,bは、レンズ14a,bの光軸Aa,bに対して鋭角で、かつヒンジ13の軸に対して平行になるように形成されている。
内側壁111a,b、外側壁112a,b、上側壁113a,b、下側壁114a,bの4つの壁体は、図1に示すように、それぞれ略台形の平面からなる。これら略台形の平面は、一端側が短い辺、他端側が長い辺から形成されている。4つの壁体の短い辺で形成される面には、図3のように、公知の凸レンズからなるレンズ14a,bが固定されている。
なお、レンズ14a,bを、左右で個別に焦点調節可能なレンズとすると、正確なピント調整が可能となると共に左右の視力が違うユーザでも正しいピントを得ることができ好適である。
4つの壁体の長い辺で形成される底面110a,bは、開口となっている。
内側壁111a,bは、図3に示すように、レンズ14a,bの光軸Aa,bに対して鋭角で、かつヒンジ13の軸に対して平行な平面として形成されている。さらに、ヒンジ13の軸は、図3の点線で示すように、この平面を延長した面に含まれるように形成されている。
このように構成することにより、ヒンジ13を軸として単眼用ビュア10a,bの光軸Aa,bをX方向、すなわちレンズ14a,bが近づく方向に回動させることが可能となる。
つまり、左右の目幅の狭い子供がステレオビュア10を使用する際に、レンズ14a,bの間隔を目幅に合わせることが可能となる。
このように、光軸Aa,bをX方向に回動させた場合、光軸Aa,bは外側を向き、左右の目の焦点は外側を向く。ステレオ写真を見るときに自然な輻輳角は、左右の目の焦点が内側を向く角度である。従って、光軸Aa,bをX方向に回動させた場合は、左右の焦点が不自然な角度となるため、ステレオ写真を見るにあたり、立体に見えるよう、脳で調整することになる。
なお、内側壁111a,bは、レンズ14a,bの光軸Aa,bに対して15°の角度の面として形成されている。内側壁111a,bとレンズ14a,bの光軸Aa,bとの角度は、5〜20°、好ましくは10〜18°とすると好適である。
内側壁111a,bとレンズ14a,bの光軸Aa,bとの角度をこのように設定すると、ヒンジ13を軸として単眼用ビュア10a,bの光軸Aa,bをX方向に回動させたときに、光軸Aa,bをレンズ14a,b側に延長した軸が10〜40°、20〜36°、本実施形態の場合では30°の角度で交差することになる。
従って、内側壁111a,bとレンズ14a,bの光軸Aa,bとの角度をこのように設定していることにより、光軸Aa,bをレンズ14a,b側に延長した軸が、内側壁111a,bとレンズ14a,bの光軸Aa,bとの角度の2倍の角度より大きい角度になることがなくなり、左右の光軸Aa,bが左右の目にとって不自然な角度に広がりすぎることが防止される。
外側壁112a,bの内面には、図2,図3に示すように、光軸Aa,bに平行な板体からなる支持体17a,bが立設されている。また、内側壁111a,bの内面にも、光軸Aa,bに平行な板体からなる支持体18a,bが立設されている。
これらの支持体17a,b,18a,bの先端は、本体ケース11a,bの底面110a,bよりもフレーム35の厚み分レンズ14a,b側に下がった位置に形成されている。
これらの支持体17a,b,18a,bは、ステレオビュア10を組み立てたときに、フレーム35を支持する支持部材としての役割を果たす。
本体ケース11a,bの内側壁111a,b、上側壁113a,bの底面110a,b側の端部には、図1,図3の点線で示すように、フレーム35の厚み分切り欠かれた切欠部15a,bが形成されている。この切欠部15a,bが形成されているため、本体ケース11a,bの底面110a,bに後部キャップ12a,bを固定したときに、本体ケース11a,bと後部キャップ12a,bの間にフレーム35の厚み分のスリット16が形成されることとなる。このスリット16は、フレーム35を挿入するためのスリットとなる。
各本体ケース11a,bのスリット16の長さは、それぞれ53mmずつであり、ステレオビュア10組立時には、ヒンジ13が間に挟まれるため、ステレオマウント30のフレーム35から中央までの距離より僅かに大きい110mmとなる。
本体ケース11a,bの内側壁111a,bの底面110a,b側端部には、本体ケース11a,bを相互に連結するヒンジ13が設けられている。
ヒンジ13の軸は、光軸Aa,bに対して垂直で、かつ一対のレンズ14a,bの中心を結ぶ図3の直線Lに対して垂直になるように構成されている。
ヒンジ13の軸をこのように構成することにより、二つの光軸Aa,b間の角度を変更可能となり、ステレオビュア10使用時の輻輳角を変更することが可能となる。
本実施形態では、本体ケース11a,bの内側壁111a,bは、レンズ14a,bの光軸Aa,bに対して15°の角度の面として形成され、後部キャップ12a,bの内側壁211a,bは、後部キャップ12a,bの底面に対し110°の角度を持った斜面として形成されている。従って、光軸AaとAbとの関係は、光軸Aa,bをレンズ14a,bと逆方向に延長した軸が0°より大きく40°以下の角度で交差する関係、光軸Aa,bをレンズ14a,b方向に延長した軸が0°より大きく30°以下の角度で交差する関係、光軸Aa,bが平行の関係の中から、自由に選択可能である。
なお、正確な立体画像を得るためには、光軸AaとAbとが、光軸Aa,bをレンズ14a,bと逆方向に延長した軸が5〜30°、好ましくは5〜15°、更に好ましくは約10°で交差する関係にあると好適である。
光軸AaとAbとが、光軸Aa,bをレンズ14a,bと逆方向に延長した軸が0°以上で5°よりも小さな角度で交差する場合、内側向きの輻輳角は付くが、眼球に与える情報としては、光軸Aa,bが平行の場合と大差がない。自然でダイナミックな立体画像を得るためには、少なくとも光軸Aa,bをレンズ14a,bと逆方向に延長した軸が5°以上の角度で交差することが必要である。
本体ケース11a,bの下側壁114a,b、外側壁112a,bの底面110a,b側の端面には、図2,図3に示すように、下側壁114a,b、外側壁112a,bの厚み方向の中央に、後部キャップ12a,bを本体ケース11a,bに固定するための溝20a,bが形成されている。
本体ケース11a,bの下側壁114a,bの底面110a,b側の面には、図2,図3に示すように、回動抑制部材22が固定されている。
回動抑制部材22は、ヒンジ13により単眼用ビュア11a,bが相互に動くことを抑制するストッパーとしての役割を果たすものである。単眼用ビュア11a,bのそれぞれに固定された一対の支持部材23a,bと、この支持部材23a,bの孔に嵌挿されたワイヤー入りの樹脂製筒体25と、を備えている。
一対の支持部材23a,bは、樹脂製からなり、ヒンジ13の軸及び光軸Aa,Abに対して垂直な孔があけられている。支持部材23a,bの孔は、筒体25よりも僅かに大きな径である。図3の点線のように、ヒンジ13から遠い側の端部の径が他の部分の径よりも小さく形成され、筒体25の両端部が孔から突き出さないように形成されている。これにより、支持部材23aと支持部材23bとが所定の距離以上近くならなくなり、ストッパーの役目を果たす。
支持部材23a,bのレンズ14a,bの逆側の面には、図3に示すように、後部キャップ12a,bを固定するための係合用の溝230a,bが形成されている。
回動抑制部材22は、筒体25と支持部材23a,bとの間に生じる摩擦により、1対の単眼用ビュア10a,bがヒンジ13を軸として回動し難くする役割を果たす。したがって、回動抑制部材22があることにより、ステレオビュア10での鑑賞時に、左右の単眼用ビュア10a,bの片方のみ手で支えていればよく、双方を支えなくても左右のレンズ14a,bの幅が頻繁に変化するようなことがなくなる。
後部キャップ12a,bは、乳白色のプラスチック製である。図1乃至図3に示すように、底面略矩形で各辺から内側壁211a,b、外側壁212a,b、下側壁214a,bを含む4つの側壁が立設されたカバー体である。
後部キャップ12a,bは、ステレオビュア10組立て時に、上端面が本体ケース11aの底面110a,bに固定される。
図3に示すように、後部キャップ12a,bの外側壁212a,bよりもややヒンジ13側の位置には、光軸Aa,bに平行な板体からなる支持体19a,bが立設されている。支持体19a,bは、ステレオビュア10組立て時に本体ケース11a,bの支持体17a,bに対向する位置に設けられる。
この支持体19a,bの先端は、後部キャップの外側壁212a,bの面と同じ面に位置するように形成されている。
また、外側壁212a,bの上面には、係合用の溝20a,bに係合可能な突起21a,bが形成されている。
後部キャップ12a,bの下側壁214a,bには、図2,図3に示すように、切欠き26a,bが形成されている。切欠き26a,bは、ステレオビュア10組立て時に回転抑制部材22が嵌合する形状に切り欠かれている。切欠き26a,bには、係合用の溝230a,230bに係合可能な突起27a,bが形成されている。
後部キャップ12a,bのヒンジ13側の内側壁211a,bは、図3に示すように、上方ほど外側に張り出す斜面として形成されている。
内側壁211a,bは、後部キャップ12a,bの底面に対し110°の角度を持った斜面として形成される。ここで、角度が110°の場合、光軸Aa,bをレンズ14a,bと逆方向に延長した軸が交わる角度は、(110−90)×2=40°より、最大40°まで変位可能である。従って、輻輳角は、40°まで採りうることになる。
なお、この角度は、少なくとも105°以上、好ましくは107°以上の角度とすると好適である。このように設定することにより、ステレオビュア10を用いて鑑賞したときの輻輳角を、5〜30°、好ましくは5〜15°、更に好ましくは約10°に設定可能となる。
内側壁211a,bは、後部キャップ12a,bを本体ケース11a,bに取り付けたときにレンズ14a,bの光軸Aa,bに対して鋭角で、かつヒンジ13の軸に対して平行な平面となるよう形成されている。さらに、上記平面は、後部キャップ12a,bを本体ケース11a,bに取り付けたときに、この平面を延長した面に、ヒンジ13の軸が含まれるように形成されている。
このように構成することにより、ヒンジ13を軸として単眼用ビュア10a,bの光軸Aa,bをY方向、すなわちレンズ14a,bが遠ざかる方向に回動させることが可能となる。
つまり、通常の目幅の大人がステレオビュア10を使用する際に、光軸Aa,bを延長した軸が5〜30°、好ましくは5〜15°、更に好ましくは約10°になるようにしてステレオビュア10の鑑賞が可能となり、眼球が、自然な回転角(輻輳角)約5°を維持できるようになる。その結果、自然でダイナミックな立体画像を鑑賞可能となる。
ステレオビュア10は、図3に示すように、突起27a,bを溝230a,bに、突起21a,bを溝20a,bに係合させ、接着剤で固定して、後部キャップ12a,bを、本体ケース11a,bに固定することにより組立てられる。
次に、図4,図5に基き、ステレオビュア10のスリット16に挿入されて鑑賞されるステレオマウント30について説明する。
図4は、ステレオマウント30を組立てた状態の平面図、図5は、ステレオマウント30の各構成要素を分解した状態の説明図である。
ステレオマウント30は、図4に示すように、一対のフィルム31a,bをフレーム35に固定して一体化したもので、ステレオビュア10で鑑賞するために用いられる。
ステレオマウント30は、フレーム35と、フレーム35に固定された二つのスライドマウント33a,bと、二つのスライドマウント33a,bにそれぞれ格納されたフィルム31a,bとを主要構成要素としている。
フレーム35は、図4,図5に示すように、表フレーム36に2枚の裏フレーム37a,bが重ね合わせられて形成されている。
表フレーム36は、縦60mm、横108mmの樹脂の射出成形体よりなり、略板体として形成されている。
表フレーム36は、一対の第一の開口としてのフィルム用開口361a,b、一対のフィルム31a,bの角度を変更可能なヒンジ362、裏フレーム37a,bを係合させるための係止部363、スライドマウント33a,bを配置するためのマウント収容部364、裏フレーム37a,bを固定するための孔365を備えている。
フィルム用開口361a,bは、設置したフィルム31a,bを露出する開口である。縦横共に36mmの略正方形からなり、二つのフィルム用開口361a,b間の間隔は、21mmである。
二つのフィルム用開口361a,bの間には、表フレーム36の縦方向の略全長に亘って、ヒンジ362が形成されている。このヒンジ362は、表側の面の長さ方向中央に、不図示の切込として形成されている。
このように、表フレーム36中央に薄肉のヒンジ362が形成されているため、鑑賞時にフィルム31a,bの間を輻輳角に応じた適当な角度に保つことが可能となり、ユーザに対して、ステレオ写真をより自然な立体画像と感じさせることが可能となる。
表フレーム36の裏側の面には、フィルム用開口361a,bを中心とする位置に、マウント収容部364が形成されている。このマウント収容部364には、50mm四方の板体を収納可能である。マウント収容部364は、図5に示すように、裏側の面から立設する壁によって囲繞されることにより形成されている。
表フレーム36の上端辺には、図5に示すように、係止部363が合計4つ形成されている。係止部363は、裏フレーム37a,bを係止する役割を果たす。
表フレーム36の裏面のマウント収容部364の下方には、図5に示すように、孔365が合計6つ形成されている。孔365は、裏フレーム37a,bを固定する役割を果たす。
裏フレーム37a,bは、縦60mm、横51mmの樹脂の射出成形体よりなり、略板体として形成されている。
裏フレーム37a,bは、第二の開口としてのフィルム用開口371、表フレーム36に係合させるための係合爪373、表フレーム36a,bに固定するための突起375を備えている。
フィルム用開口371は、設置したフィルム31a,bを露出する開口である。36mm四方の略正方形からなる。
裏フレーム37a,bの上端辺には、図5に示すように、表フレームに係止するための係合爪373が二つ形成されている。係合爪373は、組立て時に係止部363に対応する位置に形成されている。
裏フレーム37a,bの下方で、組立て時に孔365に対応する位置に、図5に示すように、表フレーム36に固定するための突起375が3つ形成されている。
スライドマウント33a,bは、公知の樹脂製のスライドマウントからなり、本実施形態では、公知のスライドに用いられる50mm四方のものを用いる。
フィルム31a,bは、公知の35mmフルサイズのポジフィルムである。
フィルム31a,bは、スライドマウント33に固定された後、この右目用と左目用のスライドマウント33が、強力接着剤又は超音波溶着で表フレーム36と裏フレーム37a,bとの間に固定される。
このように、フィルム31a,bを収納したスライドマウント33を強力接着剤又は超音波溶着で固定することにより、容易に内部のフィルム31a,bを取り出せないようにし、フィルム31a,bの二次使用を防止して、写真の著作権、被写体の肖像権を守ることができる。
また、本実施形態では、フィルム31a,bとして、横に並べた2台のカメラで同じ被写体を撮影した写真のポジフィルムを用いる。なお、1台のカメラで被写体を撮影した後、最初に撮影した位置から所定距離水平にカメラを移動させて同じ被写体を撮影した写真のポジフィルムを用いてもよい。
スライドマウント33a,bの開口は、34.5×23mmに形成されている。
また、表フレーム36のフィルム用開口361a,b、裏フレーム37a,bのフィルム用開口371は、36mm四方に形成されている。
従って、図4に示すように、スライドマウント33a,bをフレーム35にセットしたときに、フィルム31a,bと表フレーム36,裏フレーム37との間に、スライドマウント33a,bの枠が露出することとなる。フィルム31a,bの短い辺と表フレーム36,裏フレーム37との間には、スライドマウント33a,bが1mm弱露出する。
このように、表フレーム36のフィルム用開口361a,b、裏フレーム37a,bのフィルム用開口371の各辺の長さを、スライドマウント33a,bの開口の辺の長さよりも長くなるよう構成し、フレーム35にスライドマウント33a,bをセットしたときに、スライドマウント33a,bの枠が少なくともフィルム用開口361a,b,371に露出するように構成することにより、ステレオビュア10でフィルム31a,bを鑑賞したときに、表フレーム36,裏フレーム37の開口361a,b,371の縁が光ることがなくなり、快適にステレオ写真を鑑賞することが可能となる。
ステレオマウント30は、次のように組立てる。
まず、図5に示すように、フィルム31a,bを表フレーム36のマウント収容部364に格納する。次いで、裏フレーム37a,bの係合爪373を表フレーム36の係止部363に係合させ、裏フレーム37a,bの突起375を表フレーム36の孔365に嵌合させる。これにより、表フレーム36と裏フレーム37a,bの間に二つのスライドマウント33a,bを挟み込み、図4のステレオマウント30が完成する。
このように、本実施形態では、ステレオマウント30を組立てるための部品としてフレーム35を備えているので、市場で一般的に売られている50mm四方のスライドマウント33a,bを用いて、簡単にステレオマウント30を作成することが可能となる。
また、フィルム31a,bとして、ステレオ写真の分野で広く用いられているリアリストタイプのフィルムではなく、一般的な写真の分野で現在最も普及している35mmフルサイズフィルムを用いているので、通常の写真撮影で用いる一般的なフィルムを用いてステレオマウント30に加工することができ、利便性が高い。
また、左右上下、回転角が正確に撮影された一対のステレオ写真用のポジフィルムがあれば、ステレオマウント30作成工程は、ポジフィルムを1枚ずつ切り離す作業を行うだけですみ、一対の画像の上下左右方向のずれ、回転角のずれを修正するアライメント調整の作業が不要になる。
さらに、一般的な写真の分野で広く用いられている35mmフルサイズフィルムを用いているので、従来のステレオ写真の分野で広く用いられているリアリストタイプの24mm×23mm、ヨーロッパサイズの24mm×30mmに比較して、36mm×24mmという大きなサイズでステレオ写真を鑑賞することができ、よりダイナミックなステレオ写真を鑑賞することが可能となる。
また、一眼レフ等の単眼のカメラ2台を用いて撮影されたステレオ写真を簡単に見ることができるようになるので、ステレオ写真のモチーフ、アングル等の自由度が高まり、より多様なステレオ写真を撮影、鑑賞することが可能となる。
また、フィルム用開口361a,b,371は、36mm四方の正方形に形成されている。従って、フィルム31a,bが図4のような横長画像の場合には、画像の上下にスライドマウント33a,bの一部が露出し、フィルム31a,bが縦長画像の場合には、画像の左右にスライドマウント33a,bの一部が露出する。
つまり、スライドマウント33a,bの一部が画像左右又は上下に露出される状態で、画像が縦長又は横長のいずれの場合にも同じフレーム35を用いることができる。
次いで、図6に基き、スライドマウント33a,bの代わりに用いるリアリスト用マウント40について説明する。
このリアリスト用マウント40は、35mmのフルサイズフィルム用のステレオマウント30をリアリストタイプのフィルムについても使用可能にするためのマウントである。
リアリスト用マウント40は、図6に示すように、ケース41と、ケース41内に収納される台紙50と、を備えている。
ケース41は、黒色の厚さ0.5mm程度の厚紙からなり、縦100mm、横50mmにカットされている。縦方向の中央には、横方向の長さ全体に亘って、縦半分に折るための切込45が入っている。
この切込45の上半分がケース表面42、下半分がケース裏面43となる。
ケース表面42の長さ方向端辺には、中心に、ケース表面42の目印となるV字切込46が入っている。
また、ケース表面42,ケース裏面43のいずれにも、中央に縦24mm、横22mmの開口44が形成されている。
なお、ケース41は、厚紙製に限定されず、樹脂製等であってもよい。
台紙50は、フィルムがリアリスト用マウント40内で移動しないよう固定するための固定用フィルムであって、本実施形態では、黒色の厚さ0.05〜0.10mm程度の薄い紙からなる。縦49.5mm、横50mmにカットされている。
台紙50には、中央に縦24mm、横22mmの開口53が形成され、この開口53の左右斜め上方には、それぞれ斜めの切込51が入っている。また、開口53の下方には、中央が半円形に形成された切込52が入っている。
なお、本実施形態では、台紙50として薄い紙を用いているが、厚さ0.05〜0.10mm程度の薄いものであればよく、黒色のプラスチック製のフィルム等を用いてもよい。
図6(b)は、台紙50にフィルム54をセットした状態を図示している。
フィルム54は、公知の35mmのリアリストフィルムであり、サイズは24mm×23mmである。
リアリスト用マウント40の作成手順は、次の通りである。
まず、図6(b)のように、台紙50にフィルム54をセットする。次いでケース41のケース裏面43上にこの台紙50を載せ、切込45でケース41を折り曲げて、ケース表面42を台紙50上に重ねる。その後、ケース41の周囲から台紙50がはみ出さないようにしながら、ケース表面42と台紙50、台紙50とケース裏面43を接着剤で固定し、完成する。
このリアリスト用マウント40によれば、比較的画面サイズの小さいリアリストタイプのフィルム全体を活かしてマウントとして作成することができるので、リアリストタイプで可能な最大範囲のサイズの画面を得ることができる。
また、一つのレンズを備えたカメラで撮影された一対のフィルムを見るためのフレーム35を用いて、リアリストなどの専用ステレオカメラで撮影されたフィルムのステレオ写真も鑑賞できるので、フレーム35、ステレオビュア10の活用範囲も広くなる。
次いで、本実施形態のステレオマウント30、ステレオビュア10を用いてステレオ写真を鑑賞する手順について説明する。
まず、ユーザは、ステレオマウント30を作成する。
視差のある一対のフィルム31a,bを切り離し、スライドマウント33a,bに夫々セットする。次いで、図5の矢印に示すように、この一対のスライドマウント33a,bを表フレーム36のマウント収容部364,364に収納し、スライドマウント33a,bの上に裏フレーム37a,bを重ねて固定する。以上でステレオマウント30が完成する。
次いで、図1のステレオビュア10のスリット16に、矢印Mの方向にステレオマウント30を挿入する。
その後、レンズ14a,bよりステレオビュア10を覗いてステレオ写真の立体画像を鑑賞する。
このとき、光軸Aa,bをレンズ14a,bと逆方向に延長した軸が、5〜30°、好ましくは5〜15°、更に好ましくは約10°の角度で交差する状態で鑑賞すると好ましい。このように、人が物体を見るときに、眼球の回転角(輻輳角)は4〜10°の範囲であると、生理的に自然な状態となるので、より自然で完全に近い立体画像を見ることができる。
左右のレンズ14a,bの光軸を平行よりも内側を向いた角度とし、かつフィルム31a,b間の角度を175°として左右のフィルム31,32の面と光軸とが90°となるようにすることにより、左右の画像を正確に一致させることが可能となる。
ユーザは、左右の単眼用ビュア10a,bを、レンズ14a,bが互いに遠くなる方向に広げることにより、光軸Aa,bをレンズ14a,bと逆方向に延長した軸が、5〜30°、好ましくは5〜15°、更に好ましくは約10°の角度で交差する状態とすることができる。
なお、ユーザが子供であるなど、眼幅が狭い場合は、レンズ14a,bが互いに近くなる方向に寄せるため、光軸Aa,bをレンズ14a,bと逆方向に延長した軸が、5〜30°の角度で交差する範囲に入らない場合もある。立体画像の完成度は、光軸Aa,bをレンズ14a,bと逆方向に延長した軸が、5〜30°の角度で交差する範囲に入る場合よりも劣るが、本実施形態では、ヒンジ13を備えていることにより眼幅の狭い子供であっても立体画像を見ることができるという利点がある。
本発明の一実施形態に係るステレオビュアを斜め上前方より見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係るステレオビュアの本体ケース及び後部キャップを裏側から見た説明図である。 図1のステレオビュアを本体ケースと後部キャップに分割したもののA−A線断面図である。 ステレオマウントを組立てた状態の平面図である。 ステレオマウントの各構成要素を分解した状態の説明図である。 リアリスト用マウントを示す説明図である。
符号の説明
10 ステレオビュア
10a,b 単眼用ビュア
11a,b 本体ケース
12a,b 後部キャップ
13 ヒンジ
14a,b レンズ
16 スリット
22 回動抑制部材
30 ステレオマウント
31a,b フィルム
110a,b 底面
111a,b 内側壁
112a,b 外側壁
113a,b 上側壁
114a,b 下側壁
30 ステレオマウント
31a,b フィルム
33a,b スライドマウント
35 フレーム

Claims (5)

  1. 互いに視差のある一対の画像を、一対のレンズを通して両眼で同時に観察し、画像を立体視するステレオビュアであって、
    筒体からなり、該筒体の一端側に形成されたレンズと、前記筒体の他端側に形成された採光手段と、前記レンズと前記採光手段との間に前記画像のフィルムを、前記レンズの光軸に対して垂直に配置可能なフィルム収容部と、を備えた単眼用ビュアを一対有し、
    該一対の単眼用ビュアには、一方の前記単眼用ビュアの前記レンズの光軸と他方の前記単眼用ビュアの前記レンズの光軸との角度を調整可能な状態で、前記一対の単眼用ビュアを連結するヒンジが設けられ、
    該ヒンジにより、前記一方の単眼用ビュアの前記レンズの光軸を前記他端方向に延長した軸と、前記他方の単眼用ビュアの前記レンズの光軸を前記他端方向に延長した軸とが、5〜30°の間の角度で交差するように、前記一対の前記単眼用ビュアの間の角度を調整可能であることを特徴とするステレオビュア。
  2. 前記ヒンジは、該ヒンジの軸が各前記レンズの光軸に垂直で、かつ一対の前記レンズの中心を結ぶ直線に垂直になるよう設けられ、
    各前記単眼用ビュアの前記ヒンジよりも前記他端側の側面であって他方の前記単眼用ビュアに隣り合う面は、前記光軸に対して鋭角で、かつ前記ヒンジの軸に対して平行な略平面として形成され、前記側面の前記他端側端部は、前記ヒンジが設けられた位置よりも、他方の前記単眼用ビュアから遠い位置にあることを特徴とする請求項1記載のステレオビュア。
  3. 前記フィルム収容部は、前記単眼用ビュア内に形成され所定のフレームを支持する支持部材と、前記単眼用ビュアの側面に前記光軸に対して垂直に形成され前記フレームを挿入可能なスリットと、からなり、
    前記フレームは、前記フィルムが固定された一対のフィルムマウントを、格納する略板体であることを特徴とする請求項1記載のステレオビュア。
  4. 前記フレームは、略矩形の第一の開口を前記フレームの長さ方向に二つ備えた横長の略板体からなる表フレームと、前記第一の開口に対応する位置に第二の開口が設けられ、前記表フレームに対して平行に固定される一対の裏フレームと、を備え、
    前記一対の第一の開口の間には、一対の前記フィルムマウント間の角度を調整可能なヒンジが形成され、
    前記表フレームと前記裏フレームとの間には、一対の前記フィルムマウントを、前記フィルムの前記画像が前記第一の開口及び前記第二の開口に露出するように固定可能な間隙が設けられていることを特徴とする請求項3記載のステレオビュア。
  5. 互いに視差のある一対の画像を、一対のレンズを通して両眼で同時に観察し、ステレオビュアで画像を立体視するために、前記一対の画像を収納するステレオマウントフレームであって、
    略矩形の第一の開口を長さ方向に二つ備えた横長の略板体からなる表フレームと、前記第一の開口に対応する位置に第二の開口が設けられ、前記表フレームに対して平行に固定される一対の裏フレームと、を備え、
    前記一対の第一の開口の間には、一対の前記フィルムマウント間の角度を調整可能なヒンジが形成され、
    前記表フレームと前記裏フレームとの間には、フィルムが固定された一対のフィルムマウントを、前記フィルムの前記画像が前記第一の開口及び前記第二の開口に露出するように固定可能な間隙が設けられていることを特徴とするステレオマウントフレーム。
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