JP2005172860A - 現像装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 静電潜像を担持する像担持体1に対向し表面にトナーを担持するトナー担持体2と、トナー担持体2へトナーを供給する供給用現像剤担持体3と、トナー担持体2からトナーを回収する回収用現像剤担持体4と、二つの現像剤担持体3,4との間で二成分現像剤(現像剤)Gを受け渡す搬送部材5とを備えた現像装置であって、トナー担持体2の軸方向に沿って現像剤Gを撹拌搬送可能に回転し且つ一方の現像剤担持体から回収された現像剤Gを摩擦帯電しつつ他方の現像剤担持体へ供給する撹拌搬送部材6(具体的には6a,6b)を備え、少なくとも一つの撹拌搬送部材6は、搬送部材5から離間した側に現像剤Gを偏倚させた状態で撹拌搬送する。
【選択図】 図1
Description
これは、感光体等の像担持体に対向し且つトナーを担持するドナーロールと、このドナーロールに対向し且つトナーと磁性キャリアとが含まれる二成分現像剤を担持するトナー搬送ロールとを備え、磁気ブラシによりトナー搬送ロールから大量の現像剤を供給し、ドナーロール上にトナー層を形成するようにしたものである(例えば特許文献1参照)。
このハイブリッド現像方式では、通常、二成分現像剤の撹拌によってトナーの帯電が行われるため十分な帯電量を確保しやすく、また、トナー搬送ロールからドナーロールへのトナーの供給が静電気力によって行われるため、ドナーロールに逆極性に帯電したトナーが供給されることもない。したがって、像担持体の非画像領域へのトナー付着がなく、かぶりの発生が防止される。更に、ドナーロールにはトナーのみしか供給されないため、磁性キャリアの像担持体への付着も防止される等の利点がある。
そこで、トナー供給用ロールとは別に、新たにトナー回収用ロールを加え、ドナーロール上のトナーをトナー回収用ロールで掻き取る方式も開示されている(例えば特許文献2参照)。
特に、トナー供給用ロールとトナー回収用ロールとの間で、現像剤がストレスを受け易く、現像剤の流動性が低下してくると一層顕著となる。
しかしながら、この場合、二本のロール間のバイアスリークの問題が発生しやすく、特にトナー濃度が低下し且つ動作環境が高湿状況にあるときに顕著となる。更に、二本のロール間に入り込んだ現像剤がストレスを受け、現像剤の劣化が生じ易く、画像かぶりが発生する問題もあり、長期間に亘って安定した現像特性が得られない課題がある。
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、現像剤の供給が安定し、濃度むらを長期に亘って抑止できると共に、長期に亘って現像特性の安定した現像装置及びこれを用いた画像形成装置を提供するものである。
また、トナー担持体2は、少なくとも表面が弾性部材であることが好ましいが、金属であっても差し支えなく、弾性部材の場合、像担持体1とは接触しても差し支えない。
そして、二つの現像剤担持体3,4は、内部に磁界発生手段を具備し、現像剤Gを担持搬送するものであれば適宜選定して差し支えなく、例えば、回転可能な非磁性スリーブと、この非磁性スリーブ内に固定的に配設され且つ磁界発生手段が設けられた磁石部材とを具備した態様がある。
更に、磁界発生手段は、複数の磁極を有しているものであればよく、例えば、磁極の構成例としては、現像に寄与するための現像磁極や、現像剤Gを捕獲できる機能を備えたピックアップ磁極や、現像剤Gを搬送する搬送磁極等を備えたものが挙げられるが、これに限られるものではなく、適宜選定してよい。
更にまた、トナーを二つの現像剤担持体3,4とトナー担持体2との間で有効に受け渡す観点からは、供給用現像剤担持体3とトナー担持体2との間、及び、回収用現像剤担持体4とトナー担持体2との間には、トナー担持体2に対しトナーを供給若しくは回収するための所定の電界が形成されていることが好ましく、このとき、現像剤担持体3,4へ印加するバイアスは、直流電圧でもよいし、交流重畳直流電圧であっても差し支えない。
ここで、「二つの現像剤担持体3,4との間で二成分現像剤Gを受け渡す」とは、現像剤Gを二つの現像剤担持体3,4間で上流側の現像剤担持体から下流側の現像剤担持体へ直接渡す態様ではなく、搬送部材5を介して渡す態様を示すものである。
また、搬送部材5は、二つの現像剤担持体3,4との対向部位において、同一方向に回転することが好ましく、このことにより、搬送部材5と二つの現像剤担持体3,4との対向部位において、現像剤Gのストレスが軽減されることとなる。尚、搬送部材5と現像剤担持体3,4とが異なる方向に回転する態様であっても、現像剤Gの流れにストレスを与えないような態様であれば差し支えない。
本発明で使用されるトナーは、磁性キャリアに付着するものであれば、磁性でも非磁性でもよい。
また、撹拌搬送部材6の数量は一個でもよいし、複数個備えていてもよい。但し、装置の小型化、現像剤Gの供給性の観点からは二個備えた態様が好ましい。
そして、本発明における複数の撹拌搬送部材6を備える態様にあっては、現像剤Gを回収用現像剤担持体4から搬送部材5を介して供給用現像剤担持体3側に流す態様(With方式)の場合、撹拌搬送部材6は、現像剤Gを供給する回収用現像剤担持体4の近傍で且つ供給用現像剤担持体3から戻される現像剤Gを受け止める位置にあればよく、通常、水平方向に配置される。一方、現像剤Gを供給用現像剤担持体3から搬送部材5を介して回収用現像剤担持体4側に流す態様(Against方式)の場合、撹拌搬送部材6は、現像剤Gを供給する供給用現像剤担持体3の近傍で且つ回収用現像剤担持体4から戻される現像剤Gを受け止める位置にあればよく、通常、垂直方向に配置される。
更に、撹拌搬送部材6側から現像剤担持体側に現像剤Gを供給するために、例えば、補助パドル等の搬送補助部材を使用することも可能であり、また、現像剤担持体側から撹拌搬送部材6側に現像剤Gを搬送し易くするために、搬送補助部材等を使用することも差し支えない。
その場合には、撹拌搬送部材6での現像剤Gの本来の流れを損ない、現像剤担持体側へ供給する現像剤Gの供給不具合や現像剤G中のトナー濃度の不均一をもたらす懸念がある。
また、上述の問題は、特に、現像剤Gのトナー濃度が低下すると一層起こり易い。これは、トナー濃度の低下により相対的にキャリア濃度が上がるため、キャリア同士の付着力が増加し搬送部材5の磁力の影響を一層受け易くなることによる。
そこで、この問題に対する対応策として、撹拌搬送部材6を搬送部材5の磁力の影響が及ばない位置まで距離を離して配設したり、磁力の影響を低減させるために、例えば搬送部材5と撹拌搬送部材6との間にあるガイド部材等の厚さを厚くしたりすることも可能かも知れないが、却って現像装置が大型化したりコストがアップする等の問題をもたらすようになる。
また、本発明では、全ての撹拌搬送部材6を搬送部材5の磁力の影響が軽減する方向に回転させる態様が好ましいが、一部の撹拌搬送部材6を搬送部材5の磁力の影響が軽減する方向に回転させる態様であってもよく、更に、例えば、搬送部材5に最近接した撹拌搬送部材6を上述のように回転させる態様であっても、搬送部材5の磁力の影響を軽減する観点から差し支えない。更にまた、例えば、搬送部材5の有する磁界発生手段に最近接した撹拌搬送部材6を上述のように回転させる態様であっても、搬送部材5の磁力の影響を軽減する観点から差し支えない。
更に、本発明は、上述された現像装置を用いた画像形成装置をも対象とするものである。
そして、特に、撹拌搬送部材での現像剤の流れを搬送部材の磁力の影響が軽減される方向で行うようにしたので、現像剤担持体へ供給される現像剤の量やトナー濃度が安定し、濃度むらやゴースト等のない画像が可能になる。
また、この現像装置を用いることで、長期に亘って現像特性が安定した小型の画像形成装置を提供できる。
◎実施の形態1
図2は、本発明が適用された画像形成装置の実施の形態1を示す。
同図において、符号21は、矢印方向に回転する有機感光体からなる静電潜像を担持する感光体であり、この感光体21はスコロトロン等の帯電装置22によって帯電され、レーザ書き込み装置やLEDアレイを有する露光装置23によって静電潜像が書き込まれる。
この静電潜像は、光の当たった部分の感光体21表面電位が低下し、光の当たっていない高電位部分とのコントラストによる電位画像として形成される。
本実施の形態では、感光体21上のトナー画像は、現像装置30によって可視像化された後、転写ロール26によって、記録材28上に転写され、この転写された記録材28は、定着装置50に搬送され、この定着装置50により記録材28上のトナー画像が定着されるように構成されている。尚、定着装置50は、例えばヒートロール方式で、加熱ロール51と加圧ロール52とを有し、この加熱ロール51と加圧ロール52との間に記録材28を通過させることで、トナー画像を記録材28に定着するように構成されている。
また、感光体21上に残留したトナーは、例えばドクターブレード式のクリーニング装置29によって除去される。
同図において、現像装置30は、感光体21に向かって開口する現像ハウジング31(図2参照)を有し、この現像ハウジング31の開口に面し且つ感光体21と対向して接触する位置に、ドナーロール32を回動自在に収容している。このドナーロール32にはバイアス電源37が接続され、所定の現像バイアスVBが印加されるようになっている。
本実施の形態では、このドナーロール32の外周部は弾性部材で被覆した構成を採っているが、例えば、アルミニウムやステンレス等からなる金属ロールであっても差し支えない。また、ドナーロール32と感光体21とは接触した構成を採っているが、非接触であっても差し支えない。
また、これらのトナー供給ロール33及びトナー回収ロール34には、夫々バイアス電源38,39が接続され、トナー供給ロール33からドナーロール32へトナーを供給するための供給バイアスVS、ドナーロール32からトナー回収ロール34へトナーを回収するための回収バイアスVRが印加されるようになっている。
更に、これらトナー供給ロール33及びトナー回収ロール34の後部には、トナー供給ロール33の外周部の現像剤Gをトナー回収ロール34へ受け渡すように現像剤Gを担持搬送する搬送ロール35が配設されている。
また、トナー回収ロール34の磁石体34bは、その外周部に複数の磁極(S5,N3,S4,N4)を備えており、ドナーロール32と対向する位置に磁極S4を設け、磁極N4と磁極N5のほぼ中間が搬送ロール35と対向する位置になるように配置されている。
更に、搬送ロール35の磁石体35bは、複数の磁極(S7,N6,S6)の内、磁極S7がトナー回収ロール34と対向する位置になるように配置されている。
そして、特に、本実施の形態では、二つの撹拌部材41a,41bは図の矢印方向(撹拌部材41aは図の時計回り、撹拌部材41bは図の反時計回り)に夫々回転しており、そのため、現像剤Gは撹拌部材41aでは図の左側に、撹拌部材41bでは図の右側に夫々偏るようになっている。
尚、符号414は、余剰現像剤を排出するトリクル、符号415は、新規現像剤を供給する供給部、符号416は、撹拌部材41aからトナー回収ロール34に現像剤Gを供給し易くするための補助パドル(図示せず)である。
先ず、撹拌部材41a,41bでの現像剤Gの搬送方向を決める。例えば、本実施の形態のごとく撹拌部材41aでは矢印E方向、撹拌部材41bでは矢印F方向というように決める。
次に、搬送ロール35から遠い方向に現像剤Gを偏らせるため、撹拌部材41a,41bの夫々の回転方向を決める。例えば、本実施の形態では撹拌部材41aは時計回り、撹拌部材41bは反時計回りとなる。このとき、撹拌部材41a,41b内の現像剤Gは、回転軸413a,413bの回転方向によって一義的に決められる。
次に、この回転方向で回転したときに内部の現像剤Gが搬送されるように、スパイラル状の羽根414a,414bの方向(右ねじ又は左ねじの巻き方)を決定する。
このように、撹拌部材41a,41bを構成することで、所望の現像剤Gの搬送特性が得られる。
図3において、現像剤Gは、撹拌部材41a,41bにより撹拌されて、トナーがマイナス極性に、磁性キャリアがプラス極性に帯電された後、トナー回収ロール34の磁石体34bにある磁極S5の上流側の現像剤供給領域で、撹拌部材41aからトナー回収ロール34に供給される。そして、現像剤Gは、トリマ42の近傍に達すると、磁極N3により穂立ちを形成する。更に、この現像剤Gの穂立ちは、トリマ42で制御されることにより、現像剤層としてトナー回収ロール34の外周上に保持され、回転スリーブ34aの回転と共に搬送される。このとき、現像剤Gは磁石体34bにより形成されている磁力線に沿って磁気ブラシを構成している。
搬送ロール35に受け渡された現像剤Gは、磁石体35bの吸引磁界により搬送ロール35に保持されて、回転スリーブ35aの回転と共に搬送ロール35の外周上を搬送され、搬送ロール35とトナー供給ロール33とが対向する領域で、搬送ロール35の磁石体35bとトナー供給ロール33の磁石体33bとの吸引磁界によって、搬送ロール35からトナー供給ロール33側に受け渡される。
そして、トナー供給ロール33の外周上を搬送された現像剤Gは、磁極S1近傍のトナー供給領域で磁極S1の磁気吸引力により磁気ブラシを形成し、この磁気ブラシを形成した現像剤Gにおけるトナーのみが、トナー供給ロール33とドナーロール32との間に形成された電界の影響で、トナー供給ロール33からドナーロール32側に静電吸引され、ドナーロール32上に付着する。
特に、本実施の形態では、夫々の撹拌部材41a,41bの回転方向により、その内部の現像剤Gは搬送ロール35から遠い方向に偏って搬送されているため、搬送ロール35の磁石体35bの磁力による影響が軽減されている。よって、撹拌部材41a,41b内での現像剤Gの流れは、トナー濃度が低下しても良好な流れを維持し、濃度むらやゴースト等の画像ディフェクトの発生を抑制することが可能となる。
このように、現像剤Gが搬送ロール35側に吸引されると、撹拌部材41a,41b内部での現像剤Gの流れが損なわれ、撹拌部材41a,41b内部での現像剤搬送性やトナー回収ロール34側への現像剤供給性に影響が及び、出力画像での濃度むらやゴースト等の画像ディフェクトの可能性が増加するようになる。
図6は、本発明が適用された画像形成装置に使用される現像装置の実施の形態2を示す。
同図において、本実施の形態は実施の形態1における現像装置と略同様に構成されるが、現像剤Gの流れが実施の形態1と異なり、トナー供給ロール33から搬送ロール35、トナー回収ロール34へと流れるように構成されている(Against方式)。
尚、実施の形態1と同様な構成要素には同様の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
また、トナー回収ロール34の磁石体34bは、その外周部に複数の磁極(S4,N4,S3,N5,N6)を備えており、ドナーロール32と対向する位置に磁極S3を設け、磁極S4と磁極N4のほぼ中間が搬送ロール35と対向する位置になるように配置されている。更に、搬送ロール35の磁石体35bは、複数の磁極(S5,N7,S6)の内、磁極S6の近傍がトナー回収ロール34と対向する位置になるように配置されている。
この撹拌部材41a,41bは、例えばスパイラル状のオーガから構成され、現像剤Gを撹拌帯電した後、トナー供給ロール33に現像剤Gを供給するように構成されている。尚、本実施の形態においては、撹拌部材41を二個備えた態様としているが、この数は特に限定されず、一個でもよいし、三個以上であっても差し支えない。
そして、特に、本実施の形態では、二つの撹拌部材41a,41bは図の矢印方向(共に反時計回り)に回転しており、そのため、現像剤Gは共に撹拌部材41a,41bの片側(具体的には図の右側)に偏るようになっている。また、撹拌部材41a,41b内の現像剤Gの搬送方向によって、スパイラル状の羽根414a,414b(図4参照)が決定されている。
尚、撹拌部材41aからトナー供給ロール33との間には、図示外の補助パドルが設けられ、トナー供給ロール33への現像剤Gの供給をスムーズにしている。
図6において、現像剤Gは、撹拌部材41a,41bにより撹拌されて、トナーがマイナス極性に、キャリアがプラス極性に帯電された後、トナー供給ロール33の磁石体33bにある磁極S2の上流側の現像剤供給領域で、トナー供給ロール33に供給される。
そして、現像剤Gは、トリマ42の近傍に達すると、磁極S2により穂立ちを形成する。
更に、この現像剤Gの穂立ちはトリマ42で制御されることにより、現像剤層としてトナー供給ロール33の外周上に保持され、回転スリーブ33aの回転と共に搬送される。
このとき、現像剤Gは磁石体33bにより形成されている磁力線に沿って磁気ブラシを構成している。
搬送ロール35に受け渡された現像剤Gは、磁石体35bの吸引磁界により搬送ロール35に保持され、その外周上を搬送され、搬送ロール35の磁石体35bとトナー回収ロール34の磁石体34bとの吸引磁界によって、搬送ロール35とトナー回収ロール34とが対向する領域で、トナー回収ロール34に受け渡される。
その後、トナー回収ロール34の外周上を搬送された現像剤Gは、磁極N5と磁極N6との反発磁界により、トナー回収ロール34から離れ、第二のガイド片44に沿って、撹拌部材41bに戻される。
特に、本実施の形態においても、夫々の撹拌部材41a,41bの回転方向により、その内部の現像剤Gは搬送ロール35から遠い方向に偏って搬送されているため、搬送ロール35の磁石体35bの磁力による影響が軽減されている。したがって、撹拌部材41a,41b内での現像剤Gの流れはスムーズになり、濃度むらやゴースト等の画像ディフェクトの発生を抑制することが可能となる。
そのため、撹拌部材41内の現像剤Gは搬送ロール35に一層近くなり、共に破線矢印J方向に搬送ロール35の磁力によって吸引される。
このように、現像剤Gが搬送ロール35側に吸引されると、撹拌部材41a,41b内部での現像剤Gの流れが損なわれ、撹拌部材41a,41b内部での現像剤搬送性やトナー供給ロール33側への現像剤供給性に影響が及び、出力画像での濃度むらやゴースト等の画像ディフェクトの可能性が増加するようになる。
本実施例での実験条件は、次のようにした。
現像剤トナー濃度:5%,8%(通常のトナー濃度に相当)
感光体周速:220mm/s
ドナーロール周速:280mm/s
トナー供給ロール、搬送ロール、トナー回収ロール周速:450mm/s
トナー供給ロールとトリマとのギャップ:0.7mm
ドナーロールとトナー回収ロールとのギャップ:0.5mm
ドナーロールとトナー供給ロールとのギャップ:0.5mm
感光体表面電位:−650V
現像バイアス(VB):−450V
供給バイアス(VS):−575V
回収バイアス(VR):−250V
結果は、図8に示すように、本実施例では、現像剤のトナー濃度が低下してもトナー回収ロール上の現像剤量は均一であった。したがって、撹拌部材からの現像剤供給性は良好であり、現像装置内の現像剤の流れがスムーズに行われていることが確認された。
一方、撹拌部材の回転方向が本実施例と異なる場合は、トナー回収ロール上の現像剤量が不均一となることが確認された。
Claims (5)
- 静電潜像を担持する像担持体に対向し表面にトナーを担持するトナー担持体と、
このトナー担持体に対向する位置に配設されてトナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤を担持搬送し且つトナー担持体へトナーを供給する供給用現像剤担持体と、
トナー担持体に対向する位置に配設されて二成分現像剤を担持搬送し且つトナー担持体からトナーを回収する回収用現像剤担持体と、
内部に磁界発生手段を有し且つ前記二つの現像剤担持体とトナー担持体とに対向して配設され二つの現像剤担持体との間で二成分現像剤を受け渡す搬送部材と、
前記トナー担持体の軸方向に沿って現像剤を撹拌搬送可能に回転し且つ一方の現像剤担持体から回収された現像剤を摩擦帯電しつつ他方の現像剤担持体へ供給する一若しくは複数の撹拌搬送部材とを備え、
少なくとも一つの撹拌搬送部材は、搬送部材から離間した側に現像剤を偏倚させた状態で撹拌搬送するものであることを特徴とする現像装置。 - 請求項1記載の現像装置のうち、複数の撹拌搬送部材を有する態様において、
少なくとも搬送部材に最近接した撹拌搬送部材は、搬送部材から離間した側に現像剤を偏倚させた状態で撹拌搬送するものであることを特徴とする現像装置。 - 請求項1記載の現像装置のうち、複数の撹拌搬送部材を有する態様において、
少なくとも搬送部材の磁界発生手段に最近接した撹拌搬送部材は、搬送部材から離間した側に現像剤を偏倚させた状態で撹拌搬送するものであることを特徴とする現像装置。 - 請求項1記載の現像装置のうち、複数の撹拌搬送部材を有する態様において、
複数の撹拌搬送部材が、搬送部材から離間した側に現像剤を偏倚させた状態で撹拌搬送するものであることを特徴とする現像装置。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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