JP2005172341A - アーク炉及びアーク炉用水冷パネル - Google Patents

アーク炉及びアーク炉用水冷パネル Download PDF

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Hiroaki Fukumura
浩昭 福村
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Nippon Steel and Sumikin Stainless Steel Corp
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Abstract

【課題】 鉄鋼あるいは合金鉄を溶解・精錬するアーク炉に関し、詳しくは水冷パネルを取り付けたアーク炉及びアーク炉用水冷パネルの構造に関するものであり、アーク炉の水冷パネルに付着したスラグの剥離・落下を防止するとともに、付着するスラグを厚肉化する。
【解決手段】 水冷パネル1のフイン3の上面は上向き傾斜面3aとなっており、下面は下向き傾斜面3bとなっている。溶解精錬中で飛散してフイン3の上面に飛散堆積したスラグは、上向き傾斜面3aに係止される。そのため、フイン3に付着したスラグSに膨張・収縮あるいは振動が加わっても、スラグSは上向き傾斜面3aに係止されているので、傾斜面3aを滑り落ちて剥離・脱落することはない。
【選択図】 図3

Description

本発明は、鉄鋼あるいは合金鉄を溶解・精錬するアーク炉に関し、詳しくは水冷パネルを取り付けたアーク炉及びアーク炉用水冷パネルの構造に関する。
アーク炉の炉殻内面には、炉殻鉄皮を保護する目的から、通常は、例えば特許文献1に記載のように、水冷パネルが取付けられている。この水冷パネルの内面には、多数のフインが形成されており、溶解・精錬中において飛散するスラグがフインに付着することにより、水冷パネルの内面を高温から保護している。
しかしながら、図5に示す従来の水冷パネルPにあっては、フインFに付着し厚肉化したスラグSが膨張・収縮及び振動などにより、剥離・脱落する場合があった。
水冷パネルは、アーク炉の熱効率及び耐久性の問題から、溶鋼近傍には銅製パネルが取付けられ、その他の部位には安価な鋼製パネルが取付けられているが、フインに付着したスラグが剥離・脱落すると、銅製の水冷パネルの場合は、腐食性ガスに対して耐食能が高く、大幅な延命化が図れるが、熱流束が鋼の約3倍と大きいため熱損失が大きく、熱効率低下により溶解時間が延長するという問題が発生する。
一方、鋼製パネルの場合は、近年のハイパワー化に伴う大電力投入や安価原料の使用増し等に伴う腐食性ガスにより損傷し易くなり、損傷すると水漏れトラブルによる生産休止に至るという問題が発生する。
特開平11−351758号公報
本発明は、水冷パネルのフインに付着するスラグの剥離・脱落を防止することにより、スラグの剥離・脱落による銅製パネルがもつ問題である、熱損失が大きく熱効率の低下により溶解時間が延長するといった問題や、鋼製パネルがもつ問題である、腐食性ガスによる損傷により水漏れトラブルが発生するといった問題を解決することを課題とする。
本発明は、水冷パネルのフインに付着するスラグの剥離・脱落を防止するとともに、厚肉化を達成するように構成したものであり、その要旨は、
(1)炉殻に水冷パネルが取付けられたアーク炉であって、該水冷パネルの内面には横長のフインが多数形成されており、該フインの上面は先端部に向かう方向で上向きに傾斜していることを特徴とするアーク炉。
(2)前記フインは下面が先端部に向かう方向で下向きに傾斜していることを特徴とする前記(1)に記載のアーク炉。
(3)前記フインは水冷パネルの左右両端まで水平方向に延びていることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載のアーク炉。
(4)アーク炉の炉殻に取付けられる水冷パネルであって、該水冷パネルは内面に横長のフインが多数形成されており、該フインの上面は先端部に向かう方向で上向きに傾斜していることを特徴とするアーク炉用水冷パネル。
(5)前記フインは下面が先端部に向かう方向で下向きに傾斜していることを特徴とする前記(4)に記載のアーク炉用水冷パネル。
(6)前記フインは水冷パネルの左右両端まで水平方向に延びていることを特徴とする前記(4)又は前記(5)に記載のアーク炉用水冷パネル。
本発明によるアーク炉及びアーク炉用水冷パネルは、フインに付着堆積したスラグの剥離・脱落を防止するとともに、付着堆積するスラグを厚肉化することができる。その結果、付着スラグの剥離・脱落や薄肉化によって問題となる、銅製パネルにおける熱効率低下による溶解時間延長の問題や、鋼製パネルにおける腐食性ガスによるパネル損傷の問題を解決することができる。
図1はアーク炉の断面図を示し、水冷パネル1は銅製又は鋼製であり、上下3段の分割構造で、ボルト(図示しない)により炉殻鉄皮2の全周に取付けられている。
図2は水冷パネル1の正面図、図3はフイン3の一部縦断面図、図4はフイン3の斜視図である。図2のようにフイン3は横長であって水冷パネル1の左右両端まで水平方向に延びた形状であり、図3及び図4のようにフイン3の上面は先端部に向かう方向で上向きに傾斜した上向き傾斜面3aとなっており、下面は先端部に向かう方向で下向きに傾斜した下向き傾斜面3bとなっている。
フイン3に付着するスラグSの剥離・脱落を防止するためには、フイン3の内面1aと上向き傾斜面3aとでなす角度α、及びフイン3の内面1aと下向き傾斜面3bとでなす角度βは、30°〜80°が好ましい。また、フイン3の溝幅w、及び厚みtは、10〜50mmが好ましい。また、フイン3の突出長さLは、10〜20mmが好ましい。
図1に示すアーク炉おいて、溶解・精錬中で飛散するスラグは水冷パネル1に付着して徐々に堆積し、その厚みを増してゆく。図3及び図4のようにフイン3の上面は上向き傾斜面3aとなっているので、上向き傾斜面3aに飛散堆積したスラグSは、該上向き傾斜面3aに係止される。そのため、上向き傾斜面3aに付着し厚肉化したスラグSに膨張・収縮あるいは振動が加わっても、スラグSは上向き傾斜面3aに係止された状態を維持するので、上向き傾斜面3aを滑り落ちて剥離・脱落することはない。
また、図3のように、上向き傾斜面3aと下向き傾斜面3bとで、上下フインの間にアリ溝4が形成されているので、このアリ溝4に付着堆積したスラグSはアリ溝4に嵌まり込んだ状態となる。そのため、付着スラグSは厚肉化してもフイン3から剥離・脱落し難い状態となる。また、図2のように、フイン3は水冷パネルの左右両端まで水平方向に延びているので、スラグSを係止するフイン3の長さが長くなり、スラグSをより確実に係止できる。
従来、銅製の水冷パネルは熱流束が大きいため、スラグが剥離・脱落すると熱損失が大きいという問題があり、一方、鋼製パネルは腐食性ガスに対する耐食能が低いため、スラグが剥離・脱落すると水冷パネルが損傷するという問題があったが、本発明はスラグの剥離・脱落を防止することができるので、銅製の水冷パネルに適用した場合は、熱損失を小さくすることができ、鋼製パネルに適用した場合は、水冷パネルの損傷を防止することができる。
本発明を適用するアーク炉の縦断面図。 本発明による水冷パネルの正面図。 本発明による水冷パネルの一部を拡大して示す断面図。 本発明によるフインの一部を拡大して示す斜視図。 従来の水冷パネルの側面図。
符号の説明
1 水冷パネル
1a 水冷パネルの内面
2 炉殼鉄皮
3 フイン
3a フインの上面(上向き傾斜面)
3b フインの下面(下向き傾斜面)
4 アリ溝
S スラグ
Y 溶鋼

Claims (6)

  1. 炉殻に水冷パネルが取付けられたアーク炉であって、該水冷パネルの内面には横長のフインが多数形成されており、該フインの上面は先端部に向かう方向で上向きに傾斜していることを特徴とするアーク炉。
  2. 前記フインの下面は先端部に向かう方向で下向きに傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のアーク炉。
  3. 前記フインは水冷パネルの左右両端まで水平方向に延びていることを特徴とする請求項1又は2に記載のアーク炉。
  4. アーク炉の炉殻に取付けられる水冷パネルであって、該水冷パネルは内面に横長のフインが多数形成されており、該フインの上面は先端部に向かう方向で上向きに傾斜していることを特徴とするアーク炉用水冷パネル。
  5. 前記フインの下面は先端部に向かう方向で下向きに傾斜していることを特徴とする請求項4に記載のアーク炉用水冷パネル。
  6. 前記フインは水冷パネルの左右両端まで水平方向に延びていることを特徴とする請求項4又は5に記載のアーク炉用水冷パネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008202923A (ja) * 2007-01-23 2008-09-04 Nikko Kinzoku Kk 自溶炉の炉体水冷構造

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