JP2008272803A - 継目無鋼管用穿孔プラグの冷却方法およびその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、継目無鋼管の穿孔機で用いるプラグの冷却方法およびその装置を提供する。
【解決手段】 継目無鋼管用穿孔プラグの冷却方法において、穿孔時に発生するプラグの熱をプラグ内部に固定したヒートシンクによりプラグからヒートシンクに移動させ、ヒートシンクを冷却水で冷却することによりプラグを冷却する継目無鋼管用穿孔プラグの冷却方法。および、上記継目無鋼管用穿孔プラグの冷却において、プラグ内部にプラグ材質より熱伝導性の高い物質を密着または接合させた継目無鋼管用穿孔プラグの冷却装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、継目無鋼管の穿孔機で用いるプラグの冷却方法およびその装置に関するものである。
一般に加熱されたビレットをピアシングミルによって穿孔する際に用いる工具としてプラグが使用されるが、このプラグは加熱されたビレット及び穿孔時に発生する加工熱と穿孔圧延時の負荷に耐えられる材質が要求される。そのために、耐熱合金鋼等が使用されているが、しかしながら、この穿孔時に使用するプラグは穿孔時に高温となり、穿孔後溶損し頻繁に交換する必要が生じた。
このために、プラグの溶損防止として、プラグ内に水などの冷却液をプラグ内に噴出させて冷却し、プラグの加熱を防止し、加熱によるプラグの強度低下防止とともに、プラグの寿命延長を図っているが、しかし、それでも十分でなく、例えば特開平3−291106号公報(特許文献1)に開示されているように、ピアシングミル用内部冷却式プラグにおいて、プラグ内面に断面で凹凸部を有する冷却孔を穿設した熱交換強化型ピアシングミル用プラグは提案されている。
特開平3−291106号公報
しかしながら、上述した特許文献1では、プラグと同素材で内面に断面で凹凸部を有する冷却孔を穿設したものであるが、プラグ内面に断面で凹凸部での冷却孔では冷却効果が十分でない。一方、プラグは鋳造により製造されるため、冷却効率を上げるためにプラグ内表面を増やすためにプラグ内表面を複雑な形状とすることが困難であった。
上述のような問題を解消するために、発明者らは鋭意開発を進めた結果、プラグ内部に、プラグ材質よりも熱伝導率の高い物質で出来たヒートシンクを密着させ、ピアサーマンドレルからプラグ内に冷却水管を出しプラグ内部より冷却するとともに、ヒートシンクにフイン状の冷却板を付けることで表面積を増やし冷却効率を向上させた継目無鋼管用穿孔プラグの冷却方法およびその装置を提供するものである。なお、プラグ材質よりも熱伝導率の高い物質としては、プラグが一般にはNi合金製であることから、Al、Cu、Al合金、Cu合金が挙げられる。
その発明の要旨とするところは、
(1)継目無鋼管用穿孔プラグの冷却方法において、穿孔時に発生するプラグの熱をプラグ内部に固定したヒートシンクによりプラグからヒートシンクに移動させ、ヒートシンクを冷却水で冷却することによりプラグを冷却することを特徴とする継目無鋼管用穿孔プラグの冷却方法。
(2)継目無鋼管用穿孔プラグの冷却において、穿孔時に発生するプラグの熱をプラグ内部に固定したフィン状の冷却板を有するヒートシンクによりプラグからヒートシンクに移動させ、ヒートシンクを冷却水で冷却することによりプラグを冷却することを特徴とする継目無鋼管用穿孔プラグの冷却方法。
(3)継目無鋼管用穿孔プラグの冷却において、プラグ内部にプラグ材質より熱伝導性の高い物質を密着または接合させたことを特徴とする継目無鋼管用穿孔プラグの冷却装置。
(4)継目無鋼管用穿孔プラグの冷却において、プラグ内にフイン状の冷却板を有するヒートシンクを取付けたことを特徴とする継目無鋼管用穿孔プラグの冷却装置にある。
以上述べたように、本発明により、プラグの冷却効率を向上しプラグ寿命の向上を図るとともに、プラグ孔を深くなることによりプラグの重量を軽減することができ、プラグ原単位の低下を図ることが出来る極めて優れた効果を奏するものである。
以下、本発明について図面に従って詳細に説明する。
図1は、本発明に係るプラグの断面図である。この図1に示すように、プラグ1はピアサーマンドレル3の先端につけられたバーキャップ2の先に差し込んで、プラグ1とバーキャップ2を固定している。また、ピアサーマンドレル3の先端につけられたバーキャップ2はネジ7により連結されている。このような構成のもとに、プラグ1はバーキャップ2先端を開口し冷却水管4より冷却水がバーキャップ2先端より出てプラグ内部を冷却する。なお、符号6は冷却水の流れを示す。
上述した構成において、継目無鋼管を製造する際に穿孔時に発生するプラグ1の熱をプラグ内部に固定したヒートシンク5によりプラグ1からプラグのヒートシンク5に移動させ、このヒートシンク5に移動した熱をバーキャップ2先端を開口した冷却水管4より供給した冷却水により冷却するものである。この場合、ヒートシンク5はプラグ1よりも熱伝導性の良い、例えばAl製、Cu製等のヒートシンクを用いることでプラグの冷却効率を向上させるものである。
また、ヒートシンクにフイン状の冷却板を付けることで表面積を増やし、結果としてプラグの内表面が増えることと同効果が得られ、冷却効率を向上させるものである。この時、プラグおよびヒートシンクの固定および密着性を高める目的として、ヒートシンクにグリスを塗布する。さらに、プラグは穿孔時に高温となり、穿孔後溶損し、最終的には交換を必要とすることから、プラグを使用した後の廃却時には、このヒートシンクのみを回収し、再度使用することができる。
つまり、グリスであれば、プラグとヒートシンクを機械的に固定しなくとも両者の固定および密着には充分に密着性があり、かつ機械的な固定でないので分離も容易である。しかもプラグが水冷されるために、プラグとヒートシンクの界面の温度はグリスの密着性を損ねるものではないので、グリスは実用的である。
以下、本発明について実施例により具体的に説明する。
バーキャップ先端を開口し、冷却水管がバーキャップ先端より出る形状として、プラグ内部を水冷できる形状とした。そして、表1に示すように、径60〜162mmまでの従来プラグのプラグ孔を20〜45%深くし、プラグ孔内部に凸状のフインを機械加工したヒートシンクを取り付けた。この時、プラグおよびヒートシンクの固定および密着性を高める目的で、ヒートシンクの外周面にグリスを塗布し、これをプラグの内面に押し付けた。このようなプラグを用いて継目無鋼管の穿孔を行った。その結果を表1に示す。
Figure 2008272803
表1に示すように、No.1〜6は本発明例であり、No.7〜12は比較例である。
上記表1では、本発明例No.1〜6のプラグ径に対応したものが比較例No.7〜12に掲げている。その結果、比較例No.7〜12に対応したプラグ径での本発明例No.1〜6は、いずれも比較例No.7〜12に比較してプラグの冷却効果が向上していることから、プラグ1個の穿孔可能回数がそれぞれ向上し、プラグ寿命(プラグ1個の穿孔可能回数)は約25%向上した。また、プラグ孔を深くすることにより重量が減り、プラグ原単位が低下し、安価に製造することが出来た。
上述したように、ヒートシンクをプラグよりも熱伝導製の良い物質を用いることでプラグの冷却効果が向上するとともに、さらにヒートシンクにフイン状の冷却板を付けることで表面積を増やすことで、プラグの内表面を増大させ、冷却効果をより向上させたもので、これによって、プラグ寿命を延長させ、かつプラグ孔を深くすることで、結果的に重量が減り、プラグの原単位を低下させることが出来る等極めて優れた効果を奏するものである。
本発明に係るプラグの断面図である。
符号の説明
1 プラグ
2 バーキャップ
3 ピアサーマンドレル
4 冷却水管
5 ヒートシンク
6 冷却水の流れ
7 ネジ


特許出願人 山陽特殊製鋼株式会社
代理人 弁理士 椎 名 彊

Claims (4)

  1. 継目無鋼管用穿孔プラグの冷却方法において、穿孔時に発生するプラグの熱をプラグ内部に固定したヒートシンクによりプラグからヒートシンクに移動させ、ヒートシンクを冷却水で冷却することによりプラグを冷却することを特徴とする継目無鋼管用穿孔プラグの冷却方法。
  2. 継目無鋼管用穿孔プラグの冷却において、穿孔時に発生するプラグの熱をプラグ内部に固定したフィン状の冷却板を有するヒートシンクによりプラグからヒートシンクに移動させ、ヒートシンクを冷却水で冷却することによりプラグを冷却することを特徴とする継目無鋼管用穿孔プラグの冷却方法。
  3. 継目無鋼管用穿孔プラグの冷却において、プラグ内部にプラグ材質より熱伝導性の高い物質を密着または接合させたことを特徴とする継目無鋼管用穿孔プラグの冷却装置。
  4. 継目無鋼管用穿孔プラグの冷却において、プラグ内にフイン状の冷却板を有するヒートシンクを取付けたことを特徴とする継目無鋼管用穿孔プラグの冷却装置。
JP2007120442A 2007-05-01 2007-05-01 継目無鋼管用穿孔プラグの冷却方法およびその装置 Withdrawn JP2008272803A (ja)

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