JP2005172046A - テンパーねじ、その製造方法、製造装置、およびこのテンパーねじを備えた装飾品 - Google Patents
テンパーねじ、その製造方法、製造装置、およびこのテンパーねじを備えた装飾品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005172046A JP2005172046A JP2003409703A JP2003409703A JP2005172046A JP 2005172046 A JP2005172046 A JP 2005172046A JP 2003409703 A JP2003409703 A JP 2003409703A JP 2003409703 A JP2003409703 A JP 2003409703A JP 2005172046 A JP2005172046 A JP 2005172046A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- jig
- temper
- manufacturing
- polishing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
【解決手段】複数のねじ孔を有した治具を用い、ねじ10を治具に固定するねじ固定工程と、ねじ頭11表面を研磨する研磨工程と、ねじ10を洗浄する洗浄工程と、熱処理によりねじ頭11表面に着色皮膜を形成する熱処理工程と、ねじ10を冷却する冷却工程とを備え、ねじ10を治具に固定した状態で各工程を実行するので、各工程間においてねじ10を着脱する必要がなく、効率よくテンパーねじを製造することができる。また、治具に固定した複数のねじを同時に、同一の加熱、冷却条件下で処理でき、ねじ10ごとの着色皮膜11aの色が均質になり、テンパーねじ10の品質を良好にすることができる。
【選択図】 図2
Description
特許文献1に記載された着色処理方法は、時計用の外装部品であるケースや文字板、バンド等の、金属(ステンレスや銅、金、銀、鉄等)製の部品を熱処理することで、黄金色や紫、青、緑等の着色被膜を部品表面に形成できるようになっている。
特許文献2に記載された熱処理用容器は、メッシュ金属で形成され上方が開口した箱状に形成され、底面のメッシュ金属上に被処理物を載置できるようになっている。
すなわち、従来の製造方法によってテンパーねじを製造する場合に、ねじを1本ずつ熱処理すると、各処理ごとの温度、時間の条件によって着色被膜の色が微妙に相違したり、多数のねじを処理するために膨大な時間を要してしまう。また、引用文献2のような熱処理用容器に複数本のねじを入れて熱処理する場合にも、複数のねじ各々の容器内での設置状態によって、着色被膜の色がねじごとに均質にならず、品質が不安定になってしまう。
従って、処理に時間と手間を要せずに効率よく製造でき、かつ安定した品質が得られるテンパーねじの製造方法や製造装置が望まれていた。
さらに、治具に固定した複数のねじを同時に処理できるので、一度に複数のテンパーねじを製造することができ、製造効率を向上させることができるとともに、同一の加熱、冷却条件下で処理するため、ねじごとの着色皮膜の色が均質になり、テンパーねじの品質を安定化させて良好にすることができる。
また、微小なために取り扱いが面倒なねじであっても、治具に固定した状態のままで各工程を実行したり、各工程間において移動させたりすることができ、容易に取り扱うことができる。
また、治具のねじ孔に螺合することによってねじを固定することで、接着剤等を用いて固定する場合と比較して、固定および取り外しが速やかにできるとともに、接着剤の除去や洗浄が不要になるため、より一層効率よく製造することができる。
このような構成によれば、研磨工程において平面研磨工程を実行すれば、ねじ頭表面が平面(平頭)状に形成されたテンパーねじを得ることができ、曲面研磨工程を実行すれば、ねじ頭表面が曲面(丸頭、丸平頭)状に形成されたテンパーねじを得ることができる。
このような構成によれば、治具上にねじが隣接して配置され、ねじ頭同士の間隔が狭くなっているので、ねじ頭表面を研磨するための研磨材(紙やすりや、ラッピングフィルム等)が隣接するねじ頭同士の間隔部分に入り込みにくくでき、曲面状にならずに良好な平面状にねじ頭を研磨することができる。
このような構成によれば、治具上にねじ同士が互いに間隔を有して配置され、かつ研磨材がねじ頭同士の間隔部分に入り込むので、ねじ頭の周縁部分が研磨され、ねじ頭を曲面状に研磨することができる。従って、曲面研磨用の特殊な装置や工具を用いなくても、ねじ頭を良好な曲面状に研磨することができ、製造コストを節約できる。
このような構成によれば、曲面状に研磨されたねじ頭が治具から離隔された状態でねじを熱処理することにより、治具からねじ頭に直接的に熱が伝達されず、ねじの軸を介してねじ頭に熱が伝達されるので、曲面状のねじ頭表面に均一に熱を伝えることができ、着色皮膜の色を均質に仕上げることができる。
このような構成によれば、たとえば、ねじを1〜2回転だけ回転させて緩めるだけの簡単な操作によりねじ頭を治具から離隔させることができる。
このような構成によれば、研磨したねじを超音波洗浄機で洗浄する際に、ねじ固定用の治具の係止部に洗浄用治具を係止させ、この洗浄用治具を保持してねじ固定用の治具ごとねじを超音波洗浄機中の洗浄液に浸すことで、容易に洗浄を実行でき、研磨によってねじ頭に付着した切り粉や埃等を除去することができる。また、洗浄工程においてもねじを治具から取り外す必要がないので、製造効率を低下させずに洗浄することができる。
このような構成によれば、電熱器上の金属板、およびねじ固定用の治具を介して、ねじが加熱されることになるので、電熱器からの熱をねじ頭表面に均一に伝達させることができ、着色皮膜の色を均質に仕上げることができる。また、熱処理工程においてもねじを治具から取り外す必要がないので、製造効率を低下させずに熱処理を実行できる。
このような構成によれば、前述と同様の作用効果を有したテンパーねじが製造できる。また、前記各工程による加工前のねじには、予めメッキが施されているので、研磨工程によって研磨されるねじ頭表面以外の部分(ねじ頭側面や裏面、ねじ頭のすり割り溝内側、ねじ軸等)にはメッキが残っており、これらの部分に着色皮膜が形成されない。従って、加工後のねじを用いて機器や装飾品等に螺合する際に、工具や機器等のねじ孔に接触する部分は、着色皮膜ではなく強度の高いメッキで覆われているので、ねじ表面に傷が付かず、さび等の腐食を防止することができる。
このような構成によれば、前述と同様の作用効果を有し、良好な着色皮膜がねじ頭表面に形成されたテンパーねじにより、外観意匠性に優れた装飾品を得ることができる。
このような構成によれば、外観意匠性に優れた時計を構成することができる。
このような構成によれば、前述と同様の作用効果を有したテンパーねじの製造装置を構成することができる。
このような構成によれば、真鍮、銅、鉄、またはアルミニウム等の金属製の治具に固定した状態のねじを熱処理することで、ねじ頭に伝達される熱が均一になり、着色皮膜の色を均質に仕上げることができる。さらに、治具を真鍮製とすれば、熱伝達特性に優れた治具によって製造効率を向上させることができるとともに、安価な製造装置を構成できる。
なお、以下の各図において、説明を分かりやすくするために、ねじの形態を適宜変形、特にねじ頭の厚さ寸法を大きくして図示した。
図1は、本発明に係るテンパーねじを備えた装飾品としての時計1を示す裏側から見た平面図である。図2(A),(B)は、テンパーねじを示す斜視図である。
時計1は、ケース2と、このケース2の裏側を覆う裏蓋3と、図示しない表側の時刻表示部と、ケース2に内蔵された駆動装置としてのムーブメント4とを備えた腕時計(ウォッチ)である。
ムーブメント4は、ぜんまいを内蔵した香箱車4aや、この香箱車4aに接続された輪列(不図示)、輪列に接続された発電機(不図示)、これらの香箱車4aや輪列を軸支する地板や輪列受け4b等を備えて構成されている。
そして、本実施形態の時計1は、ぜんまいが解ける時に出力される機械エネルギを発電機で電気エネルギに変換し、その電気エネルギで回転制御手段を作動させて発電機の回転周期を制御することにより調速される電子制御式機械時計である。
なお、ねじ10は、図2(A)に示すように、平面状に形成されたねじ頭を有する平頭ねじ10aであってもよく、図2(B)に示すように、曲面状に形成されたねじ頭を有する丸頭(丸平頭)ねじ10bであってもよい。
図3は、ねじ10の製造に用いる治具20を示す斜視図であり、図4(A),(B)は、それぞれねじ10を固定した状態の治具20を示す正面図である。図5(A),(B)は、ねじ頭11表面を研磨する研磨工程を説明する断面図である。図6は、ねじ10を洗浄する洗浄工程を説明する斜視図である。図7は、ねじ10に熱処理を施す熱処理工程を説明する一部を断面した斜視図であり、図8(A),(B)は、熱処理工程を説明する断面図である。
なお、治具20は、真鍮製に限らず、銅製、鉄製、アルミニウム製、またはこれらの合金から形成されていてもよい。また、ねじ孔21の数は、特に限定されるものではなく、少なくとも一つの時計1に用いるのに必要な数(例えば、10〜20個)のねじ10を製造するために十分な数だけ設けられていればよい。
そして、前記平頭ねじ10aを製造する場合には、図4(A)に示すように、治具20のねじ孔21のうち、互いに隣接するねじ孔21に加工前のねじ10を固定する。また、前記丸頭ねじ10bを製造する場合には、図4(B)に示すように、治具20のねじ孔21のうち、互いに隣接しないねじ孔21に、ねじ10同士が互いに間隔を有して配置されるように加工前のねじ10を固定する。
三次研磨では、研磨材31として、たとえば酸化アルミニウムや酸化クロム等を使用し、粒度♯5000〜♯15000のラッピングフィルムを用いて約5分間研磨する。この際、治具20を研磨材31に向かって押圧する押圧力としては、一次および二次研磨では、800g±350g程度となるように、また三次研磨では、300g±200g程度となるようにして研磨する。また、研磨中においては、ゴム状の粘着材を用いて、研磨によって発生した切り粉を除去する。なお、求められる外観品質によっては、二次研磨または三次研磨を省略してもよい。
なお、研磨工程は、定盤30と、この定盤30に対向した平面内で移動可能な移動部等を有したラッピング(研磨)装置を用いて実行されてもよく、手動により治具を移動させて実行されてもよい。ラッピング装置を用いる場合には、その移動部に治具20の貫通孔22を螺合する雄ねじ部が設けられていることが好ましい。
研磨工程を終了すると、ねじ頭11の表面は、鏡面状態となる。
上述のように、研磨工程でサンドペーパーを用いると、バフ研磨を行なう場合に比べて、ねじ頭11表面の外周輪郭をシャープ感をもった線で表現できるため、外観品質を向上させることができる。このようなねじを、時計等に組み込むと、精巧にできあがった印象を与えることができる。しかし、第3研磨工程でバフ研磨を行なうと、ねじ頭11表面の外周輪郭が、バフ表面にならって研磨されるために丸みを帯びてしまい、シャープ感を出しにくい。
このような平面研磨工程によれば、ねじ10が隣接して配置され、ねじ頭11同士の間隔が狭くなっているとともに、研磨材31の表面がねじ頭11からの押圧力によって変形しにくいため、隣接するねじ頭11同士の間隔部分に研磨材31が入り込まず、ねじ頭11表面が平面状に研磨されるようになっている。
そして、研磨終了後に、顕微鏡を用い、その光軸に対して治具20を傾けてねじ頭11表面が光って見えるような状態で、治具20を回転させてねじ頭11表面の傷の有無を確認する。傷が1箇所の小傷程度であれば、研磨工程を完了し、複数箇所に傷が確認されれば、再度三次研磨によりねじ頭11表面を研磨する。
このような曲面研磨工程によれば、ねじ10同士が互いに間隔を有して配置されるとともに、2枚のセーム皮32によって表面に弾性を有した研磨材31がねじ頭11同士の間隔部分に入り込むので、ねじ頭11の周縁部分が研磨され、ねじ頭11表面が曲面状に研磨されるようになっている。
そして、研磨終了後に、蛍光灯や電球、太陽の光の下で目視によって、ねじ頭11表面の傷の有無や、ねじ頭11の曲面形状を確認する。この際、ねじ頭11の先端側に平面部分が残っていれば、再度三次研磨を実行してねじ頭11全体がきれいな曲面になるように研磨する。
洗浄用治具40は、全体棒状の部材であって、その一端側に貫通孔22の雌ねじに螺合可能な雄ねじが形成されている。そして、洗浄用治具40の一端側を、治具20のねじ10が固定された側から貫通孔22に挿入して、洗浄用治具40を治具20に螺合して固定する。洗浄用治具40の一端側を保持し、ねじ10が下に向くようにして治具20を洗浄液42に浸す。
洗浄液42は、複合系洗浄剤(EE−4210)の溶液であって、ねじ頭11表面の切り粉の除去や脱脂に適している。そして、荒洗浄用の洗浄液42と、仕上げ洗浄用の洗浄液42と、この洗浄液42を溶解させるためのエタノールを用意し、これらに順に治具20およびねじ10を浸してねじ頭11表面を洗浄する。
ねじ10を乾燥させた後に、顕微鏡を用いてねじ頭11表面を確認し、乾燥ムラや、付着した埃、汚れ等を、エタノールを含浸させた綿棒で拭き取る(拭上工程)。
このようにして、研磨したねじ頭11表面に汚れ等がないことを確認した後に、次の熱処理工程を実行する。
電熱器50としては、例えば600Wの市販品を用いることができ、治具20を載置する前に、予め温度が安定するまで約15分間加熱しておく。そして、300〜400℃の加熱温度で、20〜30秒間ねじ10を加熱するが、加熱温度や加熱時間は、ねじ頭11表面の着色皮膜の色の変化に応じて、適宜変更可能である。すなわち、加熱温度が100〜200℃程度と低い場合には、加熱時間を3〜4分としてもよい。
ここで、平頭ねじ10aを製造する場合は、図8(A)に矢印で示すように、ねじ頭11下面を治具20に接触させておくことで、治具20からの熱がねじ頭11表面まで均等に伝達されるようになっている。
一方、丸頭ねじ10bを製造する場合は、図8(B)に矢印で示すように、ねじ10を1.5回転だけ緩めて、ねじ頭11下面と治具20との間に、微小な隙間Sを設けておくことで、治具20からの熱が軸部12を介して、ねじ頭11に伝達され、ねじ頭11表面に均等に熱が伝達されるようになっている。
そして、ねじ頭11表面における着色皮膜11aの色が、濃紫色から濃紺色、青色、水色へと変化する状態を確認しながら、所望する着色皮膜11aの色に応じたタイミングで、治具20およびねじ10を電熱器50上から外して、直ちに次の冷却工程に移行する。
そして、冷却工程の終了後に、ねじ10を治具20から取り外す。
以上のようにして、ねじ頭11表面に着色皮膜11aが形成されたねじ10(平頭ねじ10a、丸頭ねじ10b)の製造が完了する。
(1) すなわち、ねじ10を治具20に固定した状態で、ねじ頭11表面の研磨から、洗浄、熱処理、冷却までの各工程が実行されるので、各工程間においてねじ10を取り外したり、取り外したねじを再度固定したりする必要がなく、時間や手間を低減して、効率よくテンパーねじ10を製造することができる。
本発明の装飾品は、腕時計1に限らず、置き時計や掛け時計でもよく、またブレスレット等であってもよい。
また、治具20に設ける係止部は、雌ねじを有した貫通孔に限らず、チャック等を有して洗浄用治具に係合するように構成してもよい。
Claims (13)
- 熱処理によってねじ頭表面に着色皮膜が形成されたテンパーねじの製造方法であって、
前記ねじが螺合可能な複数のねじ孔を有した治具を用い、
前記治具のねじ孔に加工前のねじを螺合して固定するねじ固定工程と、
固定されたねじ頭表面を研磨する研磨工程と、
研磨されたねじを洗浄する洗浄工程と、
洗浄されたねじを熱処理する熱処理工程と、
熱処理されたねじを冷却する冷却工程とを備え、
前記ねじを前記治具に固定した状態で、前記研磨工程、洗浄工程、熱処理工程、および冷却工程をこの順に実行することを特徴とするテンパーねじの製造方法。 - 請求項1に記載のテンパーねじの製造方法において、
前記研磨工程は、前記ねじ頭表面を平面状に研磨する平面研磨工程、または前記ねじ頭表面を曲面状に研磨する曲面研磨工程を有することを特徴とするテンパーねじの製造方法。 - 請求項2に記載のテンパーねじの製造方法において、
前記平面研磨工程により前記ねじ頭表面を平面状に研磨する場合には、
前記ねじ固定工程において、前記複数のねじ孔のうち、互いに隣接するねじ孔に前記ねじを固定することを特徴とするテンパーねじの製造方法。 - 請求項2に記載のテンパーねじの製造方法において、
前記曲面研磨工程により前記ねじ頭表面を曲面状に研磨する場合には、
前記ねじ固定工程において、前記複数のねじ孔のうち、互いに隣接しないねじ孔に前記ねじを固定し、
前記曲面研磨工程において、前記ねじ頭表面を研磨する研磨材の表面が弾性を有し、前記ねじ頭に沿って当該研磨材の表面を凹ませて当該ねじ頭表面を研磨することを特徴とするテンパーねじの製造方法。 - 請求項2または請求項4に記載のテンパーねじの製造方法において、
前記曲面研磨工程により前記ねじ頭表面を曲面状に研磨した場合には、
研磨したねじを前記ねじ孔に対して緩め、前記ねじ頭を前記治具から離隔させた状態で前記熱処理工程を実行することを特徴とするテンパーねじの製造方法。 - 請求項5に記載のテンパーねじの製造方法において、
前記ねじを1〜2回転だけ緩めて前記ねじ頭を前記治具から離隔させることを特徴とするテンパーねじの製造方法。 - 請求項1から請求項6のいずれかに記載のテンパーねじの製造方法において、
前記治具には、当該治具と別体の洗浄用治具を係止する係止部を設け、
前記洗浄工程では、超音波洗浄機を用いるとともに、前記治具の係止部に前記洗浄用治具を係止し、当該洗浄用治具を保持した状態で、前記治具およびねじを前記超音波洗浄機中の洗浄液に浸すことを特徴とするテンパーねじの製造方法。 - 請求項1から請求項7のいずれかに記載のテンパーねじの製造方法において、
前記熱処理工程では、電熱器を用いるとともに、当該電熱器の上に金属板を載置し、この金属板の上に、前記ねじを上方に向けて前記治具を載置した状態で加熱することを特徴とするテンパーねじの製造方法。 - 請求項1から請求項8のいずれかに記載の製造方法によって製造されるテンパーねじであって、
予めメッキされていることを特徴とするテンパーねじ。 - 請求項9に記載のテンパーねじを備えたことを特徴とする装飾品。
- 請求項10に記載の装飾品において、
駆動装置、および時刻表示部を備えた時計であることを特徴とする装飾品。 - 熱処理によってねじ頭表面に着色皮膜が形成されたテンパーねじの製造装置であって、
前記ねじが螺合可能な複数のねじ孔を有した治具を備え、
加工前のねじを前記ねじ孔に螺合して前記治具に固定した状態で、当該ねじ頭表面を研磨し、研磨されたねじを洗浄し、洗浄されたねじを熱処理し、熱処理されたねじを冷却可能に構成されたことを特徴とするテンパーねじの製造装置。 - 請求項12に記載のテンパーねじの製造装置において、
前記治具は、金属製であることを特徴とするテンパーねじの製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003409703A JP4232622B2 (ja) | 2003-12-09 | 2003-12-09 | テンパーねじの製造方法、およびテンパーねじを備えた装飾品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003409703A JP4232622B2 (ja) | 2003-12-09 | 2003-12-09 | テンパーねじの製造方法、およびテンパーねじを備えた装飾品 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005172046A true JP2005172046A (ja) | 2005-06-30 |
JP2005172046A5 JP2005172046A5 (ja) | 2007-02-01 |
JP4232622B2 JP4232622B2 (ja) | 2009-03-04 |
Family
ID=34730969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003409703A Expired - Fee Related JP4232622B2 (ja) | 2003-12-09 | 2003-12-09 | テンパーねじの製造方法、およびテンパーねじを備えた装飾品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4232622B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008202101A (ja) * | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Ulvac Japan Ltd | 締結具とその製造方法及び真空装置の組立て方法 |
JP2017078705A (ja) * | 2015-07-02 | 2017-04-27 | ロレックス・ソシエテ・アノニムRolex Sa | 物体の少なくとも1つの寸法を測定する方法 |
JP2021120126A (ja) * | 2018-12-18 | 2021-08-19 | サミー株式会社 | 遊技機 |
JP7200348B1 (ja) | 2021-12-24 | 2023-01-06 | 晃 山本 | 識別小ネジのセット及び携帯品と識別小ネジのセットとの組み合わせ |
-
2003
- 2003-12-09 JP JP2003409703A patent/JP4232622B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008202101A (ja) * | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Ulvac Japan Ltd | 締結具とその製造方法及び真空装置の組立て方法 |
JP2017078705A (ja) * | 2015-07-02 | 2017-04-27 | ロレックス・ソシエテ・アノニムRolex Sa | 物体の少なくとも1つの寸法を測定する方法 |
JP2022095744A (ja) * | 2015-07-02 | 2022-06-28 | ロレックス・ソシエテ・アノニム | 物体の少なくとも1つの寸法を測定する方法 |
JP7093153B2 (ja) | 2015-07-02 | 2022-06-29 | ロレックス・ソシエテ・アノニム | 物体の少なくとも1つの寸法を測定する方法 |
JP7259111B2 (ja) | 2015-07-02 | 2023-04-17 | ロレックス・ソシエテ・アノニム | 物体の少なくとも1つの寸法を測定する方法 |
JP2021120126A (ja) * | 2018-12-18 | 2021-08-19 | サミー株式会社 | 遊技機 |
JP7200348B1 (ja) | 2021-12-24 | 2023-01-06 | 晃 山本 | 識別小ネジのセット及び携帯品と識別小ネジのセットとの組み合わせ |
JP2023095690A (ja) * | 2021-12-24 | 2023-07-06 | 晃 山本 | 識別小ネジのセット及び携帯品と識別小ネジのセットとの組み合わせ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4232622B2 (ja) | 2009-03-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN102962731B (zh) | 不锈钢板材8k镜面加工方法 | |
JP4232622B2 (ja) | テンパーねじの製造方法、およびテンパーねじを備えた装飾品 | |
CN112492811A (zh) | 壳体的制造方法、壳体以及电子设备 | |
JP2023153383A (ja) | 計時器用コンポーネントを製造する方法 | |
JP7063944B2 (ja) | 計時器用の文字盤 | |
JP5053293B2 (ja) | 硬質材料をサテン仕上げする方法とサテン仕上げされた硬質材料製の装飾品 | |
CN107984305B (zh) | 高亮手机后盖的后处理加工工艺 | |
JP2005172046A5 (ja) | テンパーねじの製造方法、およびテンパーねじを備えた装飾品 | |
KR200251246Y1 (ko) | 베어링이 구비된 보석가공장치의 연마손잡이의 구조 | |
CN106213706A (zh) | 一种纯度为999.99‰油压类黄金首饰的加工工艺 | |
US20090139264A1 (en) | Antique jewelry articles and methods of making same | |
JP5719531B2 (ja) | 宝石または貴金属が装着された木工芸品の製造方法 | |
KR102326150B1 (ko) | 무기 불화염을 포함하는 무광 도금용 조성물 | |
JPH0361046A (ja) | ワイヤドットヘッドの製造方法 | |
KR101107993B1 (ko) | 산화알루미늄 연마재를 사용한 안경테의 칼라샌딩방법 | |
KR970002536B1 (ko) | 밴드 제조방법 | |
CN110142574A (zh) | 表带的制作方法 | |
CN110215023A (zh) | 一种珠宝加工方法 | |
CN115167090B (zh) | 陶瓷表壳的制造工艺 | |
JPH11105002A (ja) | 切削加工用チップソーおよびその製造方法 | |
US1386880A (en) | Frosted glass and process for making the same | |
KR20190017120A (ko) | 와이어 팔찌 제조 장치와 이를 이용한 와이어 팔찌 제조방법 | |
CN109202672A (zh) | 一种抛光工艺、抛光机及手机玻璃盖板 | |
KR960005294B1 (ko) | 다수의 가공치구를 이용하여 세공이 있는 원통형 구조물의 외경을 가공하는 장치 및 가공방법 | |
JP2000127020A (ja) | ウェハーボート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061208 |
|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20061208 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070704 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Effective date: 20070813 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20081118 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20081120 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081201 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 3 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |