JP2005172025A - 作業車両の変速制御装置 - Google Patents

作業車両の変速制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005172025A
JP2005172025A JP2003408947A JP2003408947A JP2005172025A JP 2005172025 A JP2005172025 A JP 2005172025A JP 2003408947 A JP2003408947 A JP 2003408947A JP 2003408947 A JP2003408947 A JP 2003408947A JP 2005172025 A JP2005172025 A JP 2005172025A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shift
transmission
road
setting
lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003408947A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005172025A5 (ja
Inventor
Hiroyoshi Ono
弘喜 小野
Nobuaki Ikeuchi
伸明 池内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP2003408947A priority Critical patent/JP2005172025A/ja
Publication of JP2005172025A publication Critical patent/JP2005172025A/ja
Publication of JP2005172025A5 publication Critical patent/JP2005172025A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

【課題】路上走行においてアクセルペダル操作に応じた自動変速を可能とするとともに、状況に応じて細かい速度調節をも可能とする操作性の良い作業車両の変速制御装置を得ることにある。
【解決手段】アクチュエータの駆動を介して切り替えられる第一変速装置d,gと、この第一変速装置d,gの変速位置を手動設定する変速設定部8と、この変速設定部8の設定に応じて切替指令を出力し前記第一変速装置d,gの変速位置を切り替える制御部と、手動操作用のシフトレバー7を介して変速位置の切替えが可能な第二変速装置eと、走行方向を前後に切り替える前後進切替装置fとを備えた作業車両において、前記シフトレバー7は作業用ポジションと路上用ポジションを選択可能に形成し、前記制御部はアクセルペダル操作に応じて前記第一変速装置d,gの変速位置を切り替えるように構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、作業車両の変速制御装置の構成に関するものである。
農用トラクタ等の変速装置においては、従来、シンクロメッシュ式の主変速装置を増速ボタンと減速ボタンのスイッチ操作によって切替制御する例が知られている(特許文献1参照)。この変速制御装置は、オペレータがボタン操作により多段の主変速を切替えることにより、作業に合った目的速度に調節することができる。
この場合において、作業場所を移動するための道路走行の際は、他の走行車両や通行人等との関係から頻繁に車速調節の必要が生じるので、その都度オペレータがボタン操作するのは煩に耐えないという問題があったので、これを解決するために、自動変速式の変速制御装置が提案された。この自動変速式の変速制御装置は、路上走行の場合にアクセルペダル操作に応じて自動変速するように構成したものであり、この変速制御装置により、オペレータの操作負担を軽減して走行状況に合わせた変速調節が可能となる。しかし、路上走行であっても、機体後進の際には路面や周囲の状況に合わせて細かい速度調節を要するので、自動変速では対応できないという問題が生じていた。
特開平07−217729号公報
解決しようとする問題点は、路上走行においてアクセルペダル操作に応じた自動変速を可能とするとともに、状況に応じて細かい速度調節をも可能とする操作性の良い作業車両の変速制御装置を得ることにある。
請求項1に係る発明は、アクチュエータの駆動を介して切り替えられる第一変速装置と、この第一変速装置の変速位置を手動設定する変速設定部と、この変速設定部の設定に応じて切替指令を出力し前記第一変速装置の変速位置を切り替える制御部と、手動操作用のシフトレバーを介して変速位置の切替えが可能な第二変速装置と、走行方向を前後に切り替える前後進切替装置とを備えた作業車両において、前記シフトレバーは、第二変速装置のいずれかの変速位置で作業用ポジションと路上用ポジションを選択可能に形成し、前記制御部は、前記シフトレバーの変速位置が路上用ポジションに切り替えられ、かつ、前記前後進切替装置が前進状態の場合に限り、アクセルペダル操作に応じて前記第一変速装置の変速位置を切り替えることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1の構成において、前記制御部は、前記シフトレバーの変速位置が路上用ポジションに切り替えられた場合に、前記作業車両の前輪または後輪のいずれか一方のみを走行駆動することを特徴とする。
本発明の作業車両の変速制御装置は、以下の効果を奏する。
作業用ポジションと路上用ポジションとを選択可能なシフトレバーと制御部とにより、シフトレバーを作業速用ポジションにシフトした場合は変速設定部の設定に応じた速度で機体が走行する。また、シフトレバーを路上用ポジションにシフトした場合は、前後進切替装置が前進の場合に限り、アクセルペダル操作に応じて前記第一変速装置の変速位置が自動的に切替えられる。したがって、路上用ポジションで走行する場合に、前進では、オペレータの操作を煩わせることなく、アクセルペダル操作に応じて自動変速でき、一方、後進の際は、アクセルペダルを操作しても、自動変速することなくオペレータの操作に応じた細かい速度調節が可能となるので、操作性を向上することができる(請求項1)。
上記制御部により、路上用ポジションで走行する場合に4輪駆動から前輪または後輪のいずれか一方のみが走行駆動される2輪駆動に切替えられることから、路上面との摩擦を少なくして効率良く路上走行することができる(請求項2)。
本発明の実施の形態について、以下に図面に基づいて詳細に説明する。
本発明に係る車両の変速制御装置は、農用トラクタ等の走行伝動用変速装置の変速制御に適用される。農用トラクタは、図1の側面図のように、機体の前後部に夫々前輪aと後輪bを備え、ボンネット内に搭載したエンジンcの回転動力をミッションケースj内の変速装置に伝達し、この変速装置で適宜減速された動力を前輪aと後輪bとに伝達するとともに、後部のPTO軸kを介して作業機K1に出力するように構成している。また、オペレータによる操作のために、ステアリングハンドルhの前側に運転状態を表示するモニタm、下部に前後進切替のリバースレバーnとアクセルペダルp、ミッションケースjの上部に設けた操縦席qの脇に変速レバー7、レバー式の変速設定部8等が配置される。
変速装置は、図2の伝動系統展開図に示すように、後段側の第一主変速装置(第一変速装置)g、前段側の第二主変速装置(第一変速装置)d、副変速装置(第二変速装置)eを中心に構成される。第一主変速装置gは、第二主変速装置dと合わせて主変速装置を構成する。第一主変速装置gは変速用アクチュエータとなる内部ピストンを備えた低速クラッチと高速クラッチにより増速と減速の2速が切替えられ、第二主変速装置dは変速用アクチュエータとなる2つの油圧シリンダ8a,8a及びクラッチにより後段側の1速ギヤ組から前段側の4速ギヤ組が切替えられ、変速設定部8によりこれら第一主変速装置gと第二主変速装置dがシフト操作される。その第二主変速装置dの更に前段には、センサn1を備える前後進切換レバーnの操作により前後進切換機構fが前進クラッチと後進クラッチによって機体の進行方向を前後に切り換え可能に介設する。副変速装置eは変速レバー7によって3速に切替えられる。
これらの変速部の入力側には、主クラッチtを介してエンジンcから動力を受ける。エンジンcにはアクセル位置センサc1、回転センサc2を備えてその運転条件を検出する。副変速装置eの出力側は後輪デフrに伝動され、後輪デフrの伝動系にはブレーキ装置r1を備えてアクチュエータr2により制動するとともに後輪bを駆動する。また、副変速装置eの出力は、分岐前輪増速装置sに分岐されて前輪デフs1に伝動する。作業機動力は、エンジンcから分けてPTOクラッチuに受け、PTO変速装置vを介してPTO軸wに出力される。
このように構成することにより、トラクタの変速構成は、図3(a)に示す変速装置の全24速の変速位置について所定の速度に調節することができる。詳しくは、図3(b)の「H」「M」「L」の3つの車速帯域を手動でギヤチェンジ操作する変速レバー7によって副変速装置eのシフト位置を選択し、図3(c)の8速のレバーポジションを有する変速設定部8の操作により、制御部の指令を介して主変速装置を構成する第一主変速装置gと第二主変速装置dの組み合わせによる1速から8速のギヤポジションから対応する1つの変速位置を選択する構成となっている。
上記変速レバー7には、副変速装置eの「H」ポジションにおける最高速側の複数位置(図例は21速〜24速)の範囲に限定した「路上」ポジションを更に設け、前後進切替装置fが前進状態である場合に限り、アクセルペダルpの操作に応じて主変速装置d,gの変速位置をエンジントルクと車速とで定まる変速位置に自動切替えを行い、一方、後進側に切替えた時は、後進操作の直前の主変速位置を保持するように制御部を構成する。アクセルペダルpの操作による自動変速は、アクセル位置センサc1の検出信号に応じたエンジン回転が一定時間に亘り検出された時、すなわち、エンジンの回転に余裕が検出された時に1速ずつアップして負荷とバランスするように切替えられる。
上記構成の変速制御装置は、「H」「M」「L」の3つの車速帯域について、その制御部により、レバー式変速設定部8の設定に応じた速度で機体が走行する。シフトレバー7を路上ポジションにシフトした場合は、制御部により、前後進切替装置fが前進の場合にのみ、アクセルペダル操作に応じて前記主変速装置d,gの変速位置が自動的に切替えられ、また、後進操作した場合は、直前の主変速位置に保持した上で、自動変速することなくアクセルペダル操作に応じて速度調節することができる。したがって、路上ポジションにシフトした場合に、前進では、オペレータを煩わせることなく、アクセルペダル操作に応じて自動変速することができ、後進の際は、アクセルペダルを操作しても自動変速することなく、直前の主変速位置で、ペダル操作を介してオペレータの意図に沿った速度調節が可能となるので、操作性を向上することができる。
この場合において、路上ポジションで前進の場合に、自動変速が可能であることを、モニタランプ、切替時液晶表示、音声等によって報知する手段を設けることにより、アクセルペダルpの操作によって自動変速できる自動変速モードであることをオペレータが確実に認識することができる。また、自動変速モードの設定スイッチ7aを、変速レバー7のグリップ部等に備えることにより、自動変速モードの適用と解除についてオペレータの管理下で状況に合わせた取扱いが可能となる。
走行車輪a,bの駆動系については、通常は変速装置によって4WDの伝動走行を行い、また、所定の条件に限り、すなわち、前記シフトレバー7の変速位置が路上ポジションに切替えられ、かつ、前後進切替装置fが前進状態の場合に限り、前記作業車両の前輪aまたは後輪bのいずれか一方のみ(図例では後輪b)を走行駆動するように制御部を構成する。このように構成することにより、路上ポジションで前進走行する場合は、2WDによる効率の良い走行が可能となる。
つぎに、変速時のクラッチ昇圧制御について説明する。
主変速装置d,gの切替えの際の油圧制御は、図4の特性線図に示すように、いわゆるダブルクラッチ操作のように、主変速装置d、gのギヤ切替時において前後進切換機構fのクラッチ圧力を抜いて低圧のニュートラルとするとともに、その間に瞬間的にクラッチに昇圧を行うように圧力カーブを設定する。
この圧力カーブにしたがってクラッチ圧を制御することにより、図5の変速機の軸線展開断面図に示すように、主変速装置d,gの切替えの際に、前後進切換機構fの一瞬のクラッチ伝動動作によってギヤ軸x1が回動されることから、カウンタシャフトx2側の回転と同調しやすくなるので、従来のようなクラッチの伝動中断時におけるギヤ切替と比較して変速が容易となる。
このようなクラッチ圧力制御をする場合は、図6(a)の入出力構成図のように、シフト位置センサ等の信号をコントローラ(制御部)に受けて昇圧クラッチバルブその他を制御するべく構成する。制御部においては、図6(b)のフローチャートのように、通常の変速処理によって変速できなかったときにそれを補うようにクラッチ昇圧制御モードを付加するべく信号処理を行う。このように制御処理することにより、通常の変速制御で変速できなかった場合(坂道走行などで起こる可能性がある)にクラッチ昇圧制御モードに切替わり、確実に変速することができる。
つぎに、上記クラッチ昇圧制御モードを飛び段変速に適用した場合について説明する。飛び段変速の場合は、図7のフローチャートのように、通常の変速処理の代わりにクラッチ昇圧制御モードとするように信号処理を行う。飛び段変速は、その回転数差が大きくなるため、変速できないおそれがあるので、通常では飛び段変速を制限しているが、上記のように制御処理することにより、そのような制限が不要となることから、飛び段変速による変速の自由度を求める根強い市場要望に対応することができる。
本発明に係る車両の変速制御装置の適用対象となる農用トラクタの側面図 本発明に係る車両の変速制御装置の制御対象となる多段変速装置の伝動系統展開図 図2の変速装置の変速組合わせテーブル(a)、副変速シフトポジション(b)、主変速シフトポジション(c) クラッチの油圧制御特性線図 変速機の軸線展開断面図 クラッチ圧力制御の入出力構成図(a)とフローチャート(b) 飛び段変速のフローチャート
符号の説明
7 シフトレバー
7a 設定スイッチ
8 設定レバー
8a 油圧シリンダ
d 第二主変速装置(第一変速装置)
e 副変速装置(第二変速装置)
f 前後進切替装置
g 第一主変速装置(第一変速装置)
p アクセルペダル
x1 ギヤ軸
x2 カウンタシャフト

Claims (2)

  1. アクチュエータの駆動を介して切り替えられる第一変速装置(d,g)と、
    この第一変速装置(d,g)の変速位置を手動設定する変速設定部(8)と、
    この変速設定部(8)の設定に応じて切替指令を出力し前記第一変速装置(d,g)の変速位置を切り替える制御部と、
    手動操作用のシフトレバー(7)を介して変速位置の切替えが可能な第二変速装置(e)と、
    走行方向を前後に切り替える前後進切替装置(f)とを備えた作業車両において、
    前記シフトレバー(7)は、第二変速装置(e)のいずれかの変速位置で作業用ポジションと路上用ポジションを選択可能に形成し、
    前記制御部は、前記シフトレバー(7)の変速位置が路上用ポジションに切り替えられ、かつ、前記前後進切替装置(f)が前進状態の場合に限り、アクセルペダル操作に応じて前記第一変速装置(d,g)の変速位置を切り替えることを特徴とする作業車両の変速制御装置。
  2. 前記制御部は、前記シフトレバー(7)の変速位置が路上用ポジションに切り替えられた場合に、前記作業車両の前輪または後輪のいずれか一方のみを走行駆動するように伝動切替えすることを特徴とする請求項1記載の作業車両の変速制御装置。
JP2003408947A 2003-12-08 2003-12-08 作業車両の変速制御装置 Pending JP2005172025A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003408947A JP2005172025A (ja) 2003-12-08 2003-12-08 作業車両の変速制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003408947A JP2005172025A (ja) 2003-12-08 2003-12-08 作業車両の変速制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005172025A true JP2005172025A (ja) 2005-06-30
JP2005172025A5 JP2005172025A5 (ja) 2005-09-29

Family

ID=34730484

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003408947A Pending JP2005172025A (ja) 2003-12-08 2003-12-08 作業車両の変速制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005172025A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2897827B1 (en) Hybrid vehicle including a control device
JP5696453B2 (ja) 動力車両の制動制御装置
JP2007309385A (ja) 作業車の走行変速構造
JP5833168B2 (ja) 作業車両の変速装置
JP5426731B2 (ja) 作業車両の変速装置
JP5346456B2 (ja) 作業車両の変速装置
JP5592539B2 (ja) 作業車両の変速装置
JP2005172025A (ja) 作業車両の変速制御装置
JP4506108B2 (ja) 作業車両の変速制御装置
JP4310450B2 (ja) 作業車両の変速制御装置
JP5280220B2 (ja) 作業車両の制御装置
JP5034178B2 (ja) トラクタの二駆四駆切替装置
JP2003343713A (ja) 作業車の走行変速構造
JP4981463B2 (ja) 作業車の走行伝動構造
JP5083497B2 (ja) トラクタ
JP2007100764A (ja) 作業車輌
JP4729972B2 (ja) 作業車両の変速制御装置
JP4655482B2 (ja) 作業車両の変速装置
JP4797599B2 (ja) トロイダル無段変速式トラクタの変速制御装置
JP4889600B2 (ja) 作業車両の変速装置
JP2005016560A (ja) 走行車両の変速制御装置
JP2008082437A (ja) 走行車両
JP2010210016A (ja) 作業車輌
JP2005188604A (ja) トラクタの変速制御装置
JP2008281133A (ja) 走行車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050722

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050725

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060519

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060530

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20060726

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20070130

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02