JP2005171526A - 下水縦管及びそれを人孔内に固定する方法 - Google Patents

下水縦管及びそれを人孔内に固定する方法 Download PDF

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公徳 高尾
Susumu Hatayama
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Abstract

【課題】 人孔内周面と下水縦管外周面との隙間が狭い人孔に設置する場合でも、芯出しが容易にできる下水縦管、及びそれを人孔内に固定する方法を提供する。
【解決手段】 下水縦管外面に3本以上の固定具が設けられ、固定具本体がねじを回すことで伸縮する棒からなり、棒を伸長したときの長さが人孔内周面と下水縦管外周面との隙間よりも長くなりかつ短縮した時の長さが人孔内周面と下水縦管外周面との隙間よりも短くなり、それぞれ棒の一端が下水縦管外面に固定され他端が人孔内壁にそれぞれ圧接可能とされている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、下水縦管を人孔内に設置した時に、人孔内周面と下水縦管外周面との隙間が狭い人孔に設置できしかも芯出しが容易な下水縦管、及び、それを人孔内に固定する方法に関する。
従来、螺旋案内路付き垂直下水管など、垂直に設置される下水管(以降、下水縦管という。)の設置方法として、下水縦管の外周面とそれを設ける人孔の内周面との間の隙間が、管や管路のメンテナンスを下水縦管の外側から行うための作業が可能な大きさの空間とされた、内径が大きい人孔内に、下水縦管を設置する方法がある。しかしながら、この方法は人孔の内径が大きいため、工事期間が長くなったり設置場所の制約がある。それ故、近年は、下水縦管を設置できる最小径の人孔に下水縦管を設置する方法がとられることが多くなっている。
出願者は、既に、下水縦管を人孔内に設置するための治具として、「マンホール内に縦管を固定する縦管固定用治具であって、マンホール内周面から水平方向に突設された複数の吊座と、同一高さにある二つの吊座間に、吊座の突設方向にのみ移動自在に設けられ、他の方向の動きが拘束された支持梁とからなることを特徴とする縦管固定用治具。」を提案している(例えば、特許文献1参照。)。
この方法は、人孔内周面に吊座を固定し、この吊座に架かるように支持梁を移動して固定し、この支持梁に下水縦管外周面を密着させて全体をU字形締め輪等で巻き回し、そのU字形締め輪の先端を吊座に連結固定して下水縦管を支持梁に緊結する方法であり、その作業は人孔内周面と下水縦管外周面との隙間で行われるものである。従って、人孔内周面と下水縦管外周面との隙間がある程度広い場合においては、下水縦管の芯出し作業や設置工事が容易に行える。
特願平11−112417号公報
しかしながら、上記文献の方法では、人孔内周面と下水縦管外周面との隙間が狭くて、部材を人孔内に搬入し難い又は入れられない、或いは人が入って作業ができない程度に内径が狭い人孔においては、設置工事がし難い又はできないという問題点がある。
本発明は、人孔内周面と下水縦管外周面との隙間が狭い人孔に設置する場合でも、芯出しが容易にできる下水縦管、及びそれを人孔内に固定する方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の下水縦管(発明1)は、人孔内に設置される下水縦管であって、下水縦管を人孔内で固定する少なくとも3本以上の固定具が下水縦管外面に固定され、該固定具の本体がねじを回すことで伸縮する棒からなり、棒を伸長したときの長さが人孔内周面と下水縦管外周面との隙間よりも長くなり、かつ短縮した時の長さが人孔内周面と下水縦管外周面との隙間よりも短くなり、それぞれの棒の一端が縦管外面に固定され、棒の他端が人孔内壁にそれぞれ圧接可能とされていることを特徴とする。
請求項2記載の下水縦管を人孔内に固定する方法(発明2)は、 発明1の下水縦管を、棒を短縮して人孔内に配置し、それぞれの固定具のねじを回して棒を伸長し、棒の端部を人孔壁に圧設して、下水縦管の中心軸を人孔の中心軸と一致させて人孔内に固定することを特徴とする。
本発明の下水縦管は、縦管の下水流入部から下水流出部までが、例えば1本の管で構成されていても良いが、下水縦管の設置工事やその後のメンテナンスをし易くするために、ある程度分割した部材としてこれらを組み合わせて接続し、下水縦管とすることが多く行われる。通常、人孔内に設けられる下水縦管は、縦管の下から順に、流出管、下部下水縦管、中間下水縦管、上部下水縦管、流入落差管、流入枡等の各部材が接続されて構成され、これらの部材の端部は、互いの部材の端部同士が嵌め合い又は接続ソケットで連結接続されるようにされている。下水縦管が螺旋案内路付き垂直下水管の場合では、上部、中間下部の各下水縦管の必要箇所に螺旋案内路が設けられ、これら部材以外に、空気抜きのための中心管が設けられることもある。
下水縦管の部材は、長期間腐食に耐えることができ、かつ下水中に混入する砂等による損耗に耐えることができるものであれば良く、例えば一例として、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等熱可塑性樹脂;繊維強化熱硬化性樹脂、樹脂モルタル等の複合樹脂;コンクリート等無機材料、ステンレススチール等の金属類が挙げられる。
固定具は、ねじを回すことで伸縮する棒からなり、伸長したときの長さが人孔内周面と下水縦管外周面との隙間よりも長くなり、かつ短縮した時の長さが人孔内周面と下水縦管外周面との隙間よりも短くなるようにされている。
固定具は、下水縦管を構成する各部材又は接続ソケットの外周面に固定される。通常、下水縦管は人孔のほぼ中央位置に垂直に設けられるので、下水縦管を構成する各部材のそれぞれの中心軸位置が人孔の中心軸位置と略同じとなるように配置されなければならない。従って、配置後に芯出しを行わねばならないが、そのために固定具の数は少なくとも3個以上設けられることが好ましい。しかしながら、固定具があまり多くても、調節すべき棒の数が増え、芯出しに必要以上の手間が掛かるので、通常は3〜5個取り付けられることが良い。但し、下水縦管を人孔内に偏在させて、下水管外周面の一部が人孔内周面の一部に接するように配置し固定する場合は、下水縦管を構成する各部材又は接続ソケットの外周面に固定される固定具は、1個又は2個でも構わない。
また、複数個の固定具を固定する場合は、それぞれの固定具は、部材等の軸方向から見て略等間隔となるように固定されることが好ましい。略等間隔とすると、接続する部材同士の芯出しや設置後の下水縦管の軸と人孔の軸とを合わせる作業がし易く、かつ芯出し後の固定具の棒の長さが略同一となるので、下水縦管が振動等して軸がずれてしまう恐れが少なくなる。なお、下水縦管を人孔内に偏在させる場合は、必ずしも同間隔とする必要はないことはいうまでもない。棒が所定の長さになったら、長ボルトと長ナットとがそれ以上いずれの方向にも回転しないように、割ピンやロックナットなどで回転止めを施しても良い。
なお、固定具は、下水縦管の組立等設置工事時に作業がし易くなるので、各部材又は接続ソケットの上端部近傍の同一高さに、円周に沿って配置されることが望ましい。また、棒の長さは、その部材又は接続ソケットを人孔内に搬入する前は短縮して人孔内周面と下水縦管外周面との隙間よりも短くしておくと、部材を容易に人孔内に搬入することができる。
ねじを回すことで伸縮する棒としては、例えば一例として、ステンレススチール等の長ナットの一端にステンレススチール等の長ボルトを螺合して棒としたもの等が挙げられる。長ボルトの一端を、固定具を部材に取り付ける固定具取付け部に固定し、部材に固定して長ボルトが回転しないようにして長ナットを回転すると、長ナットは長ボルトの上を移動し、長ナットと長ボルトの両端を結ぶ長さが変化する。即ち、棒が伸縮することになる。また、伸縮構造としては、ウォームギアを用いてギアの回転運動をこのギアに噛み合わせる棒の直進運動に変換し、棒を鞘管に収納して伸縮性を有する棒とするもの等が挙げられる。
なお、本発明でいうねじを回すとは、長ナットを回すこと、又はウォームギアを回すことなど、ねじを有する部品を回転させることであり、この動作で棒を伸縮させることをいう。
固定具を部材又は接続ソケットに固定する固定具取付け部は、各部材又は接続ソケットに巻き付けてその端部をボルトとナット等で緊結するステンレススチール等の帯状緊結板等が挙げられる。この帯状緊結帯に棒の一端部を溶接等の方法で固定し、帯状緊結板を部材又は接続ソケットの外周面に緊結して、事実上一体と見なせるように固定すれば良い。なお、固定具は、ヤング率が高く耐食性に富むものであればどのような材質であっても構わないが、ステンレススチール、メッキや防錆潤滑油を塗布する等の防食をされた鉄等が好適に用いられる。
発明2においては、下水縦管は上記各部材を順次下から積み上げて接続して構成される。各部材が嵌め合い接続である場合は、部材上端が嵌め合い受け口、下端が嵌め合い挿し口とされ、嵌め合い部にはゴム等に止水パッキンが併用されている場合もある。接続ソケットで連結接続される場合は、ソケットのいずれの口も受け口、部材側が挿し口となり、止水ゴム等が用いられることは同じである。固定具は、各部材の上端部近くの外周面の同一高さの円周上に、略等間隔で固定されていると、人孔の下部位置から順次上方に向かって部材を組み立てて下水縦管を構成する場合に、部材上方からの作業がし易いので好都合である。
その接続手順は、まず人孔底面上に流出管を配置する。流出管の上方にはまだ次の部材即ち下部下水縦管がないので、人が人孔内に降りて作業することができ、流出管の上端部に取り付けた固定具のねじを上方から回して棒を伸長し、棒の端部を人孔内周面に接触させる。又は、流出管の上端部に接続ソケットを装入し、この接続ソケットに固定具を取り付けてその固定具のねじを上方から回して棒を伸長し、棒の端部を人孔内周面に接触させる。
流出管の軸と人孔の中心軸とが一致するようにそれぞれの固定具の棒の長さを調節し、軸位置が決まったら、棒端部を人孔壁に圧接して軸位置を不動とし、流出管下部をモルタル等を用いて人孔底面に固定する。
流出管が固定されたら、その上に下部下水縦管を施工する。部材同士の接続部は嵌め合い又は接続ソケットで接続するようにされているので、流出管を所定の位置に固定した後、その接続部に下部下水縦管又は接続ソケットを介して下部下水縦管を嵌め込み、流出管の芯出し作業と同様に、下部下水縦管の上端部近傍に設けられた固定具又は下部下水管の上端部に装着された接続ソケットに取り付けられた固定具のねじを回して棒を伸長し、下部下水縦管の軸を人孔の中心軸と一致させる。同様にして、中間下水縦管、上部下水縦管等全ての部材を、それぞれその軸が人孔の中心軸と一致するようにして接続し、下水縦管を構成する。
この固定方法で構成された下水縦管は、下水縦管を構成する部材同士が嵌め合い又は接続ソケットで連結されているので、固定具のねじを緩めると、その部材を上方に引き抜いて下方の部材から外すことができる。従って、下水縦管のメンテナンスも容易にできる。
本発明においては、下水縦管を構成する部材毎に、ねじを回すことで伸縮する棒からなり、伸長したときの長さが人孔内周面と下水縦管外周面との隙間よりも長くなり、かつ短縮した時の長さが人孔内周面と下水縦管外周面との隙間よりも短くなる3本以上の固定具の一端が、下水縦管外面に、軸方向から見て略等間隔となるように固定されているので、固定具の長さを短縮しておけば、下水縦管部材を人孔に容易に搬入できる。また、モルタル等が流出管を人孔底面に固定のためにのみ用いられるので施工に手間が掛からず、施工期間が短縮できる。
加えて、部材毎に又は部材同士を接続する接続ソケットに固定具が設けられるので、それぞれ部材毎に個別に芯出しを行うことができ、しかも芯出し作業は固定具に設けられるねじを回すだけであり、かつその作業がその部材の上から行えるので作業が容易である。更に、必要に応じて、ねじを緩めるだけで下水縦管を各部材に分解することができ、メンテナンスが容易となる。
次に図面を参照して本発明を説明する。図1は本発明に用いられる固定具の一例であり、(a)は伸縮する棒が長ボルトと長ナットの組み合わせである一例の平面図、(b)はその正面図である。図2は棒を伸縮させる機構の一例を示す断面図であり、(a)は長ボルトと長ナットの組み合わせの一例、(b)はウォームギアで棒を動かすものの一例である。図3は下水縦管が人孔内に固定された状態の一例を示す断面図である。
図1に示されるように、固定具1は、固定具1を下水縦管10の部材又は接続ソケットに取り付けるための固定具取り付け部2と、その取付部に一端部を固定された4本の棒3とからなる。
取り付け部2は、部材又は接続ソケットの外周面に巻き付けてその端部をボルトとナット等で緊結するステンレススチール製の帯状の板である。帯板はその両端部が折り曲げられ、折り曲げられた箇所に貫通孔が設けられおり、部材の外周部に巻き回された時に互いに近接する折り曲げ部同士の貫通孔にボルトが挿通されてナットで緊結するようにされている。
棒3は、図2(a)に示されるように、ステンレススチール製の長ボルト31の一端部にステンレススチール製の長ナット32の一端部がねじ込まれ、長ボルト31の他端部が取り付け部2に溶接固定され、長ナット32の他端部に押さえ板33が取り付けられている。長ナットはその外面にスパナ等の治具を掛けて回転し易いように、断面六角形とされていると良い。又、押さえ板33は、押さえ板33が人孔内周面に接触した状態で長ナット32が回転しても押さえ板33自体は回転しないように、例えば球受け接続などで取り付けられると良い。
長ナット32の中に長ボルト31の大部分がねじ込まれている場合は、棒3の長さは最も短い状態となっている。この状態から長ナット32を回すと、長ボルト31は一端部が取り付け部3に固定されていて回転しないので、長ナット32は長ボルトから外れる方向に移動し、棒が伸長する。長ナット32を逆に回転させると、棒は短縮する。
棒3の伸縮構造は上記構造に限らない。例えば図2(b)のように、ウォームギア4を用いて、ギア4の回転運動を、このギア4に噛み合わせる溝51を設けた棒状ギア5の直進運動に変換する構造等が挙げられる。棒状ギア5を鞘6に収納して伸縮性を有する棒3とするが、この場合は、鞘6を取り付け部2に溶接固定し、鞘6の途中を切り欠いて棒5の側面を露出し、棒状ギア5に刻まれた溝51にウォームギア4をあてるようにされる。この構造とすれば、ウォームギア4の回転軸を棒3と直角方向とすることができるので、ウォームギア4の軸の先端を回すことが容易となるので作業が楽になる。
棒3は、取り付け部2に、軸方向から見て、それぞれの棒が略等間隔となるように固定されている。例えば、図1のように、棒を四本用いた例では、部材又は接続ソケットに取り付けた時に、それぞれ棒の角度が90°となり、三本の場合はそれぞれ120°となるようにされている。
次に、下水縦管7を人孔M内に固定する手順を、下水縦管1を螺旋案内路付き垂直下水管(以下、ドロップシャフトという。)の場合で説明する。図3は、ドロップシャフト7が人孔M内に固定された一例の状態を示す。ドロップシャフト7は、下から順に、流出管71、下部案内路72、中間案内路73、上部案内路74、流入落差管75、流入枡76等の各部材が接続されて構成され、これらの部材71〜76の端部は、互いに上下に配置される部材の端部同士を接続ソケット8で連結接続されている。これら部材71〜76以外に、空気抜きのための中心管(図示せず。)が設けられることもある。
人孔Mにはその内周面に垂直方向にガイド板Gが設けられ、各部材にはこのガイド板に噛み合う凹溝Sが取り付けられている。各部材は、人孔Mの上で、このガイド板Gに凹溝Sを嵌め込んで下方に降下させる。従って、各部材の軸は人孔Mの中心軸と多少ずれる程度となり、部材の下端は、先に下方に配置された部材に取り付けられた接続ソケット8に容易に挿入ができる。固定具1の取り付け位置は、この凹溝Sの上方でも下方でも良いが、上方に取り付けられると作業がし易くなる。
各部材71〜76同士の接続が嵌め合いである場合は、部材上端が嵌め合い受け口、下端が嵌め合い挿し口とされ、嵌め合い部にはゴム等に止水パッキン(図示せず。)が併用されている場合もある。接続ソケット8で連結接続される場合は、ソケットのいずれの口も受け口とされ、部材側が挿し口となり、止水ゴム(図示せず。)等が用いられることは同じである。
固定具1は、各部材71〜76を繋ぐ接続ソケット8の上端部近くの外周面の同一高さの円周上に、略等間隔で固定されている。従って、人孔Mの下部位置から順次上方に向かって部材71〜76を組み立ててドロップシャフト7を構成する場合に、その部材の上端に装入された接続ソケット8上には次の部材がないので人が人孔M内に入って作業することができ、上方からの作業がし易い。
その接続手順は、まず人孔Mの底面上に流出管71を配置し、流出管71の上端に固定具1を取り付けた接続ソケット8を装着する。流出管71の上方にはまだ次の部材即ち下部案内路72がないので、人が人孔M内に降りて作業することができ、流出管71の上方から固定具1のねじを回して棒3を伸長し、棒3の端部の押さえ板33を人孔Mの内周面に接触させる。
流出管71の軸と人孔Mの中心軸とが一致するように、固定具1の四本の棒3の長さを調節し、軸位置が決まったら、長ナット32を更にねじ込み足し、長ボルト31の端部の押さえ板33を人孔M壁に圧接して軸位置を不動とし、流出管71下部をモルタルC等を用いて人孔Mの底面に固定する。
流出管71が固定されたら、その上に下部案内路72を施工する。部材71,72同士の接続部は接続ソケット8で接続するようにされているので、流出管71を所定の位置に固定した後、流出管71上端部の接続ソケット8の上端部に下部案内路72の下端部を挿入して連結し、流出管71の芯出し及び位置決め作業と同様に、下部案内路72の上端部近傍に設けられた固定具1のねじを回して棒3を伸長し、下部案内路72の軸を人孔Mの中心軸と一致させる。
下部案内路72が固定されたら、更にその上に、下部案内路71を流出管71の上に連結接続したのと同様の作業で、中間案内路73が連結接続する。同様にして中間案内路73、上部案内路74、流入落差管75、流入枡76等の各部材が連結接続されてドロップシャフトが構成される。必要があれば中心管(図示せず。)を取り付ける。流入枡76を固定したら、流入枡76と人孔Mとの間にできる隙間をモルタル等で充填し、隙間をなくして固定工事が完了する。
本発明に用いられる固定具の一例であり、(a)は伸縮する棒が長ボルトと長ナットの組み合わせである一例の平面図、(b)はその正面図である。 棒を伸縮させる機構の一例を示す断面図であり、(a)は長ボルトと長ナットの組み合わせの一例、(b)はウォームギアで棒を動かすものの一例である。 螺旋案内路付き垂直下水管が人孔内に固定された状態の一例を示す断面図である。
符号の説明
1 固定具
2 取り付け部
3 棒
31 長ボルト
32 長ナット
33 押さえ板
4 ウォームギア
5 棒状ギア
51 溝
6 鞘
7 下水縦管(螺旋案内路付き垂直下水管)
71〜76 下水縦管の構成部材
8 接続ソケット
M 人孔
C モルタル
G ガイド板
S 凹溝

Claims (2)

  1. 人孔内に設置される下水縦管であって、下水縦管を人孔内で固定する少なくとも3本以上の固定具が下水縦管外面に固定され、該固定具の本体がねじを回すことで伸縮する棒からなり、棒を伸長したときの長さが人孔内周面と下水縦管外周面との隙間よりも長くなり、かつ短縮した時の長さが人孔内周面と下水縦管外周面との隙間よりも短くなり、それぞれの棒の一端が縦管外面に固定され、棒の他端が人孔内壁にそれぞれ圧接可能とされていることを特徴とする下水縦管。
  2. 請求項1記載の下水縦管を、棒を短縮して人孔内に配置し、それぞれの固定具のねじを回して棒を伸長し、棒の端部を人孔壁に圧設して、下水縦管の中心軸を人孔の中心軸と一致させて人孔内に固定することを特徴とする下水縦管を人孔内に固定する方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014070392A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Sekisui Chem Co Ltd 縦管の施工方法
JP2016069857A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 積水化学工業株式会社 螺旋案内路付き縦管の施工方法
CN109296050A (zh) * 2018-10-18 2019-02-01 中交上海航道局有限公司 一种对拉装置

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