JP2005171278A - 鉄鋼材料およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】放射線環境下での長期使用が可能な材料強度および耐久性を有し、高温条件での使用が可能な鉄鋼材料およびその製造方法を提供する。
【解決手段】Feを基材とするオーステナイト系の鉄鋼材料であって、この鉄鋼材料が35%以上の冷間加工と、熱処理温度800℃以上1050℃以下の温度範囲での熱処理により製造されたことを特徴とする鉄鋼材料。
【選択図】 図1

Description

本発明は、鉄鋼材料およびその製造方法に関し、特に放射線環境下で使用可能な材料として強度および耐食性を改善した鉄鋼材料およびその製造方法に関する。
軽水炉プラントもしくは原子力プラントより発生する廃棄物を処理する施設に使用される材料には、高い材料強度および耐食性が要求される。そのため、軽水炉プラントにおいては構造材料、燃料被覆管材料および配管材料として、従来、ステンレス鋼およびNi基合金等が使用されてきた。これらステンレス鋼およびNi基合金は、いずれも材料強度および耐食性を向上させるために、Cr量の増加やMoの添加、C量の減量等の様々な改良手段による材料の改質が行われてきた。
従来の材料改質技術としては、製造工程における熱処理温度に着目した技術(例えば、特許文献1参照)や、Cr濃度を操作した技術(例えば、特許文献2参照)がある。
特開2001−32045号公報 特開平11−293337号公報
本来、鉄鋼材料の構成元素は、結晶内に均一に分散しているが、軽水炉プラントの使用環境のような中性子照射による放射線環境下においては、長時間の使用により粒界部での偏析が誘起されてCr等の濃度が低下することが知られている。この現象は、鉄鋼材料に均一に分布していたCrが、照射により粒界部で減少する照射誘起偏析現象であり、こうしたCrの粒界部での濃度低下は、耐食性の低下および粒界割れの主原因とされる。従って、Crの偏析を防止するために、上記したような改良手段が講じられているが、対策は十分とは言い難く、プラントの長寿命化への懸念材料のひとつとなっている。
また現在、超臨界圧水軽水炉に代表される、高温・高圧条件とすることによって熱効率の向上を目指した原子力プラントの実用化が検討されているが、こうした設備の適用温度は290℃から550℃、圧力は25MPaと、従来の設備に比べてさらに厳しい使用環境となる。
しかしながら、従来の軽水炉プラントに使用されている構造材料および燃料被覆管材料の高温強度は、温度550℃以上になると急激に低下するため、超臨界圧水軽水炉等への適用が困難である。さらに、超臨界圧水軽水炉は水の密度が低下することにより中性子密度がより高い環境となるため、上述した粒界部での偏析による構造部材の耐食性の低下も懸念される。
従って、より高温での使用環境に適合し、特に原子力プラントのような放射線環境下においても十分な材料強度および耐食性を有する鉄鋼材料が要求されていた。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたものであり、放射線環境下での長期使用が可能な材料強度および耐久性を有し、高温条件での使用が可能な鉄鋼材料およびその製造方法を提供することを目的とする。
また、原子力プラントにおける構造材料、燃料被覆管および配管の長寿命化を図るとともに、超臨界域でも使用可能な構造材料および燃料被覆管を提供することを目的とする。
本発明に係る鉄鋼材料は、上述した課題を解決するために、Feを基材とするオーステナイト系の鉄鋼材料であって、この鉄鋼材料が35%以上の冷間加工と、熱処理温度800℃以上1050℃以下の温度範囲での熱処理により製造されたことを特徴とするものである。
また、本発明に係る鉄鋼材料は、Feを基材とするオーステナイト系の鉄鋼材料であって、この鉄鋼材料がTi,NbおよびZrから選択される少なくとも1種類の元素を1.5質量%以下含むことを特徴とするものである。
さらに、本発明に係る鉄鋼材料の製造方法は、原材料に加工度35%以上の冷間加工を施す冷間加工工程と、熱処理温度800℃以上1050℃以下の温度範囲での熱処理工程により、鉄鋼材料の結晶組織を微細化するとともに粒界部に特定の成分元素を濃縮させることを特徴とする方法である。
本発明の鉄鋼材料およびその製造方法によれば、材料強度および耐久性に優れ、高温の使用環境にも適合する鉄鋼材料を提供することが可能である。
また、本発明の鉄鋼材料およびその製造方法によれば、放射線環境下においても優れた材料強度および耐久性を維持することができる鉄鋼材料を提供することが可能である。
本発明に係る鉄鋼材料およびその製造方法の実施例について、添付図面を参照して以下に詳細に説明する。
本発明の鉄鋼材料の製造方法は、冷間加工工程と熱処理工程とを制御して鉄鋼材料の結晶を細密化し、粒界部に特定の元素を濃縮することにより材料強度および耐食性を向上する。
図1に、本発明に係る鉄鋼材料の製造方法の一例である製造工程図を示す。
図1に示す鉄鋼材料の製造方法は、1回目の微細化工程と2回目の微細化工程(およびCr濃度濃縮工程)の2工程により鉄鋼材料を製造する。それぞれの微細化工程は、冷間加工工程と熱処理工程とから構成される。
まず、1回目の微細化工程は、冷間加工工程として、Crを含む原材料1を冷間圧延機2にかけ冷間加工35%以上となるように圧延させる。次に、熱処理工程として、冷間加工した原材料1を電気炉3において温度800℃〜1050℃まで加熱し保持した後、電気炉3を開けて空冷もしくは原材料1を取り出して水冷を行い冷却する。
次に、2回目の微細化工程を実施するが、この2回目の微細化処理工程においては、冷却速度を制御することにより粒界部のCr濃度を濃縮する。すなわち、第2の冷間加工工程として、冷却した原材料1を再度冷間圧延機2にかけて1回目の冷間加工率と同等もしくはそれ以上の冷間加工を行い、さらに第2の熱処理工程として原材料1を電気炉3に設置して温度800℃〜1050℃まで加熱し保持した後、冷却を行う。
このとき粒界部Cr濃度濃縮工程として、熱電対4および温度測定器5で温度監視しつつ、電気炉3の加熱制御と冷却ファン6を用いた冷却制御により、原材料1の冷却速度を制御する。このときの冷却速度は、温度800℃から500℃の間を1℃/秒から50℃/秒とする。上記工程により鉄鋼材料7を製造する。
一方、本発明の鉄鋼材料には、1.5質量%以下のTiを添加しておくことが好ましい。Tiが有する結晶粒の成長を抑制するピン止め効果により、鉄鋼材料の製造工程中に温度800℃〜1050℃の熱処理を2回実施しても、結晶の粒成長を抑えることが可能である。また、Tiに替えて、Nb、Zrを添加しても同等の効果を得ることができる。
または、Ti、NbおよびZrのうちいずれか2種類を1.5質量%以下添加してもよい。上述のようにTi、NbおよびZrは、結晶粒の成長を抑制するピン止め効果をもつため、工程中2回の温度800℃〜1050℃の熱処理を実施しても、結晶の粒成長を抑えることが可能である。
さらに、Ti,NbおよびZrを合計で1.5質量%以下添加して、本発明の製造工程により強度および耐食性改善した鉄鋼材料を製作してもよく、Ti,NbおよびZrが有する結晶粒の成長を抑制するピン止め効果により、鉄鋼材料の結晶の細粒化を実現して材料強度を向上することが可能である。
一方、本発明の鉄鋼材料およびその製造方法によれば、上述したように冷間加工工程と熱処理工程との組み合わせにより鉄鋼材料の結晶を細粒化するとともに、粒界部にCrまたはMoを濃縮して、粒界部におけるこれらの元素の欠乏を防止するので、耐食性の低下および粒界割れが効果的に防止される。従って、材料強度及び耐久性が大幅に向上した鉄鋼材料を提供することが可能である。
従って、上記鉄鋼材料の製造方法により製造された鉄鋼材料は、結晶の粒度が微細化され、かつ粒界部にCrもしくはMoが濃縮されるので、材料強度および耐食性を改善することが可能となる。
一般に、鉄鋼材料は、熱処理温度が高温であるほど粒界部におけるCr濃度、Mо濃度が高くなることが知られている。一般的なオーステナイト系ステンレス鋼の場合、1050℃程度で熱処理が行われるが、本発明の鉄鋼材料の製造方法によれば、冷間加工との組み合わせにより、800℃〜1050℃の温度範囲で熱処理することにより、優れた材料強度および耐食性を備えた鉄鋼材料を製造することが可能である。
表1に実施例1の改良材の化学成分表を示す。
Figure 2005171278
この実施例1の改良材は、ベース材であるSUS304LにTiを0.6%添加し、1回目の微細化工程条件を冷間加工50%で施工し、次に溶体化熱処理を熱処理温度1000℃で行い、2回目の微細化工程条件を冷間加工70%とし、溶体化熱処理を熱処理温度1000℃で行って、さらに粒界部のCr濃度濃縮を行うために電気炉による加熱制御とファンによる鉄鋼材料の冷却速度を制御するCr濃度濃縮条件により製造した。なお冷却速度は、温度800℃から500℃の間を1℃/秒から50℃/秒とした。
上記工程により製造した実施例1の改良材の結晶組織の写真の模式図を図2に示す。
この図2に明らかなように、改良材は、非常に細かい結晶組織を有し、JIS-G-0551の規定による試験法により結晶組織の結晶粒径を測定すると、例えば結晶粒13に代表されるように結晶の粒径は平均して約7μm以下となっており、JIS-G-0551の規定において細粒鋼とされる粒度No.5以上の微細な結晶構造を示している。
また、実施例1の鉄鋼材料の粒界部での元素組成分布を0.5nm径の電子線プローブにより測定したところ、粒界部のCr濃度が約2%上昇したことが確認された。
すなわち、本発明の鉄鋼材料の材料強度および耐食性改善方法により、結晶が細粒化し、粒界部のCr濃度が上昇するので、従来の鉄鋼材料に比較して材料硬度および耐食性を向上させることが可能である。
表2に実施例2の改良材の化学成分表を示す。
Figure 2005171278
この実施例2の改良材は、ベース材であるSUS304LにTiを0.15%、Nbを0.20%添加し、1回目の微細化工程条件を冷間加工50%で施工し、次に溶体化熱処理を熱処理温度950℃で行い、2回目の微細化工程条件を冷間加工60%とし、溶体化熱処理1000℃として、さらに粒界部のCr濃度濃縮を行うために電気炉による加熱制御とファンによる鉄鋼材料1の冷却速度を制御するCr濃度濃縮条件により製造した鉄鋼材料である。なお冷却速度は、温度800℃から500℃の間を1℃/秒から50℃/秒とした。
上記工程により製造した改良材の結晶組織の写真の模式図を図3に示す。
この図3に明らかなように、改良材は、細かい結晶組織を有し、JIS-G-0551の規定による試験法により結晶組織の結晶粒径を測定すると、例えば結晶粒14に代表されるように結晶の粒径は平均して約15μm以下となっており、JIS-G-0551の規定において細粒鋼とされる粒度No.5以上の微細な結晶構造を示している。
また、実施例2の鉄鋼材料の粒界部での元素組成分布を0.5nm径の電子線プローブにより測定したところ、粒界部のCr濃度が約3%上昇したことが確認された。
図4に実施例2の粒径と熱処理温度との関係を示す。この図4は、実施例2のステンレス鋼(改良材)の粒度と熱処理温度との関係と、従来製法により製造したステンレス鋼(ベース材)の粒度と熱処理温度との関係を比較して示したものである。
すなわち改良材は、ベース材であるSUS304L鋼にTiおよびNbを添加して、本発明の鉄鋼材料の製造方法により製造した材料である。
図4に示すグラフに明らかなように、ベース材および改良材ともに、熱処理温度の上昇により粒度が小さくなり、粒径が大きくなる傾向が明らかである。一般に微細粒化に最適な熱処理温度は900℃とされているが、実施例1の改良材においても、熱処理温度900℃において結晶構造が微細化されており、熱処理温度1050℃においても、JIS-G-0551の規定において細粒鋼とされる粒度No.5以上の微細な結晶構造を示していることが確認された。
また、800℃〜1050℃のどの熱処理温度においても改良材22のほうがベース材と比較してより微細化されており、TiおよびNbを添加することによる結晶構造の微細化効果が認められた。
表3に実施例3の改良材の化学成分表を示す。
Figure 2005171278
この実施例3の改良材は、ベース材であるSUS304LにTiを0.15%、Zrを0.20%添加し、1回目の微細化工程条件を冷間加工50%で施工し、溶体化熱処理を熱処理温度950℃で行い、2回目の微細化工程条件を冷間加工60%とし、溶体化熱処理1000℃として、さらに粒界部のCr濃度濃縮を行うために電気炉による加熱制御とファンによる鉄鋼材料1の冷却速度を制御するCr濃度濃縮条件を用いて製造した鉄鋼材料である。
図5に上記工程により製造した実施例3の改良材の結晶組織の写真の模式図を示す。
この図5に明らかなように、実施例3の改良材は、非常に細かい結晶組織を有し、JIS-G-0551の規定による試験法により結晶組織の結晶粒径を測定すると、例えば結晶粒15に代表されるように結晶の粒径は平均して約13μmと結晶が細粒化しており、JIS-G-0551の規定において細粒鋼とされる粒度No.5以上の微細な結晶構造を示している。
また、実施例3の鉄鋼材料の粒界部での元素組成分布を0.5nm径の電子線プローブにより測定したところ、粒界部のCr濃度が約3%上昇したことが確認された。
なお、本発明の鉄鋼材料を適用して製造することにより性能向上効果が期待される部材および製品の例としては、例えば、軽水炉、原子力プラントの燃料棒被覆管や、炉内機器および配管等が挙げられる。本発明の鉄鋼材料は、材質の材料強度および耐食性に優れるため、上述した機器および部材に本発明の鉄鋼材料を適用することにより、設計の自由度や設備の耐久性が向上し、運転コストや製造コストを抑制することが可能である。
また、本発明の鉄鋼材料は、原子力プラントのほか、例えば廃棄物処理設備の機器および配管の材料として適用することも可能である。本発明の鉄鋼材料は、高温の使用条件において優れた材料強度および耐久性を発揮するため、廃棄物処理設備に適用することにより処理能力を大幅に向上させることが可能となる。
本発明に係る鉄鋼材料の製造方法の実施例を示す製造工程の構成図。 実施例1の鉄鋼材料(改良材)の組織写真の模式図。 実施例2の鉄鋼材料(改良材)の組織写真の模式図。 実施例2の鉄鋼材料の粒径と熱処理温度との関係を示すグラフ。 実施例3の鉄鋼材料(改良材)の組織写真の模式図。
符号の説明
1 原材料
2 冷間圧延機
3 電気炉
4 熱電対
5 温度測定器
6 ファン
7 鉄鋼材料
13,14,15 結晶粒

Claims (10)

  1. Feを基材とするオーステナイト系の鉄鋼材料であって、この鉄鋼材料が35%以上の冷間加工と、熱処理温度800℃以上1050℃以下の温度範囲での熱処理により製造されたことを特徴とする鉄鋼材料。
  2. Feを基材とするオーステナイト系の鉄鋼材料であって、この鉄鋼材料がTi,NbおよびZrから選択される少なくとも1種類の元素を1.5質量%以下含むことを特徴とする鉄鋼材料。
  3. 前記鉄鋼材料の結晶粒の平均粒径が15μm以下であり、粒界部に特定の成分元素が濃縮されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の鉄鋼材料。
  4. 前記粒界部に濃縮される成分元素がCrであることを特徴とする請求項3記載の鉄鋼材料。
  5. 前記粒界部に濃縮される成分元素がMoであることを特徴とする請求項3記載の鉄鋼材料。
  6. 原材料に加工度35%以上の冷間加工を施す冷間加工工程と、熱処理温度800℃以上1050℃以下の温度範囲での熱処理工程により、鉄鋼材料の結晶組織を微細化するとともに粒界部に特定の成分元素を濃縮させることを特徴とする鉄鋼材料の製造方法。
  7. 原材料を冷間加工する前記冷間加工工程と、原材料を熱処理する前記熱処理工程と、再び原材料を冷間加工する第2の冷間加工工程と、さらに原材料を熱処理する第2の熱処理工程とにより鉄鋼材料の結晶を微細化するとともに粒界部に特定の成分元素を濃縮させることを特徴とする請求項6記載の鉄鋼材料の製造方法。
  8. 原材料にTi,NbおよびZrから選択される少なくとも1種類の元素を1.5質量%以下添加することを特徴とする請求項6記載の鉄鋼材料の製造方法。
  9. 前記熱処理工程の後に冷却速度を制御することにより、前記粒界部にCrを濃縮させることを特徴とする請求項6記載の鉄鋼材料の前記方法。
  10. 前記熱処理工程の後に冷却速度を制御することにより、前記粒界部にMoを濃縮させることを特徴とする請求項6記載の鉄鋼材料の製造方法。
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