JP2005170153A - 車両用自動開閉装置 - Google Patents
車両用自動開閉装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005170153A JP2005170153A JP2003410900A JP2003410900A JP2005170153A JP 2005170153 A JP2005170153 A JP 2005170153A JP 2003410900 A JP2003410900 A JP 2003410900A JP 2003410900 A JP2003410900 A JP 2003410900A JP 2005170153 A JP2005170153 A JP 2005170153A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- opening
- vehicle
- obstacle
- closing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
Abstract
【課題】 障害物の有無や障害物がある場合にはその状態や位置に応じてドアを適切に作動させることである。
【解決手段】 ドア12の内部には駆動ユニットとアームとを備えた車両用自動開閉装置が搭載されており、ドア12は駆動ユニットの出力がアームによりドア12の開閉駆動力に変換されることにより自動的に開閉される。駆動ユニットは制御装置により作動制御される電動モータを有しており、ドア12を自動開閉動作させる際には電動モータは制御装置により自動開閉制御される。また、ドア12の車外面42にはドア外側接触センサ43が設けられており、このドア外側接触センサ43によりドア12の車外面42に寄りかかる人等の障害物が検出されるようになっている。そして、制御装置はドア外側接触センサ43が障害物を検出したときには異常回避制御を行って電動モータの作動を禁止するようになっている。
【選択図】 図1
【解決手段】 ドア12の内部には駆動ユニットとアームとを備えた車両用自動開閉装置が搭載されており、ドア12は駆動ユニットの出力がアームによりドア12の開閉駆動力に変換されることにより自動的に開閉される。駆動ユニットは制御装置により作動制御される電動モータを有しており、ドア12を自動開閉動作させる際には電動モータは制御装置により自動開閉制御される。また、ドア12の車外面42にはドア外側接触センサ43が設けられており、このドア外側接触センサ43によりドア12の車外面42に寄りかかる人等の障害物が検出されるようになっている。そして、制御装置はドア外側接触センサ43が障害物を検出したときには異常回避制御を行って電動モータの作動を禁止するようになっている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両に設けられた開閉部材を自動的に開閉する車両用自動開閉装置に関する。
自動車等の車両にはドア、テールゲート、トランクリッド等の開閉部材が随所に設けられている。乗降用のドアとしてはヒンジ軸を中心として回動することにより開閉するヒンジ式、ガイドレール等に沿って摺動することにより開閉するスライド式、リンク等に支持されてスイングすることにより開閉するスイングアウト式、蛇腹状に折れることにより開閉する折戸式などが知られており、一般の乗用車の乗降用ドアとしては横開きのヒンジ式ドアが多く用いられている。
このようなドアの開閉は、通常、乗員により手動で行われるようになっているので、乗員が荷物を抱えていたり車両が傾斜地に停止していたりするとドアの開閉操作が困難となる場合がある。そこで、車両に自動開閉装置を搭載し、この自動開閉装置によりドアを自動的に開閉するようにした車両が開発されている。
自動開閉装置の駆動源としては電動モータが多く用いられており、この電動モータの出力を減速機構や動力変換機構、リンク機構等を介してドアの開閉駆動力に変換してドアを自動開閉するようにしている。また、電動モータは制御装置に接続されており、制御装置から供給される電流によりその作動が制御されるようになっている。つまり、車両やリモコン等に設けられた開閉スイッチからの開閉指令が入力されると制御装置から電動モータに所定の方向で電流が供給され、この電流により電動モータが作動してドアの自動開閉動作が行われる。また、ドアの開閉方向は電動モータに供給される電流の方向により決定される。一方、ドアが全開位置もしくは全閉位置まで移動した場合や停止指令が入力された場合には電動モータへの電流供給が停止され、これにより電動モータつまりドアの作動が停止する。
このような自動開閉装置では、通常、開閉スイッチが操作されるとドアは全閉位置もしくは全開位置となるまで連続して自動で作動するようになっている。そのため、車両が他の車両に隣接している場合などにドアが開動作するとドアのヒンジとは反対側の端部が隣接する車両に接触する恐れがある。
そこで、たとえば特許文献1〜3に示される車両では、ドアの端部側に超音波センサなどの非接触式のセンサを取り付け、このセンサによりドアの端部と障害物との間隔を検出してドアを隣接する車両に接触する前に停止させるようにしている。
特開昭57−191123号公報(第1−6頁、第2−8図)
特開平6−286461号公報(第2−5頁、第1−5図)
特許第3300105号公報(第5−6頁、第12図)
しかしながら、このような自動開閉装置では、非接触式センサはドアのヒンジとは反対側の端部に設けられており、その検知方向もドア端部の軌道上に向けられているので、ドアの車外面に寄りかかっている人を検出することができない場合がある。そのため、ドアに人が寄りかかっている状態で開閉スイッチが操作されると、ドアが開動作を開始してしまう恐れがあった。
本発明の目的は、障害物の有無に応じて開閉部材を適切に開閉し得る車両用自動開閉装置を提供することにある。
本発明の車両用自動開閉装置は、車両に設けられた開閉部材を自動的に開閉する車両用自動開閉装置であって、前記開閉部材を開閉駆動する駆動源と、前記開閉部材の車外面に設けられ、前記車外面に接触する障害物を検出する接触センサと、前記駆動源を作動させて前記開閉部材を開閉動作させる自動開閉制御を行うとともに、前記接触センサにより前記車外面に接触する障害物が検出されたときには異常回避制御を行う制御手段とを有することを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記異常回避制御により前記駆動源の作動が禁止されることを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記異常回避制御により前記制御手段は警報を発することを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記開閉部材はヒンジを介して前記車両に取り付けられる横開きドアであることを特徴とする。
本発明によれば、開閉部材の車外面に障害物が接触しているときには制御手段は異常回避制御を行うので、開閉部材の車外面に障害物が接触した状態のまま開閉部材が開動作されることが防止される。したがって、障害物の有無に応じて開閉部材の開閉は適切に行われることになる。
また、本発明によれば、開閉部材の車外面に障害物が接触しているときには異常回避制御により開閉部材の作動は禁止されるので、開動作する開閉部材により障害物が押されることを防止することができる。
さらに、本発明によれば、車外面に障害物が接触しているときには異常回避制御により警報が発せられるので、開閉動作する開閉部材に障害物が接触していることを操作者に認識させて、操作者に開閉部材の適切な操作を促すことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態であるセダンタイプの4ドア乗用車における車両用自動開閉装置を備えた運転席のドア回りを示す斜視図であり、図2は図1に示すドアを車室内側から見た斜視図である。
図1に示すように、車両11の側部には開閉部材としての乗降用のドア12が設けられている。このドア12は車両前方側の端部に設けられた上下2つのヒンジ13を介して車両11に取り付けられており、これらのヒンジ13の回転中心軸を中心として開閉自在となっている。この場合、ヒンジ13の回転中心軸は車両11の上下方向に向いており、これによりドア12は車両11に対して車幅方向に開く横開きドアとなっている。
図2に示すように、この車両11には車両用自動開閉装置14(以下、開閉装置14とする。)が設けられており、この開閉装置14によりドア12を自動的に開閉することができるようになっている。なお、符号15は車両11に固定されたストライカ16に噛み合ってドア12を全閉位置に保持するラッチ機構であり、ドア12が開閉装置14により自動的に開閉される際にはラッチ機構15はこれに連動するようになっている。
図3は図2に示す車両用自動開閉装置の詳細を示す断面図であり、図4は図3に示す車両用自動開閉装置の制御体系を示すブロック図である。
図3に示すように、開閉装置14は駆動ユニット21とアーム22とを有しており、駆動ユニット21の出力をアーム22によりドア12の開閉駆動力に変換してドア12を自動開閉動作させるようになっている。
駆動ユニット21は電動モータ23と動力変換機構24とを備えており、ドア12のアウタパネル12aとインナパネル12bとの間つまりドア12の内部に位置してインナパネル12bに固定されている。この電動モータ23としては、たとえばブラシ付き直流モータなど、供給される電流に応じて正逆両方向に回転可能なものが用いられている。動力変換機構24は、たとえばボールねじ機構やラックアンドピニオン機構、セクタギヤ機構等となっており、電動モータ23が出力する回転運動を略直線往復運動に変換して出力するようになっている。
一方、アーム22は一旦が駆動ユニット21の動力変換機構24に接続されるとともに他端がヒンジ13に対して平行にずれた位置において車両11に揺動自在に接続されており、駆動ユニット21の出力をドア12の開閉駆動力に変換するリンクを形成している。そして、アーム22は駆動ユニット21により略軸方向つまりドア12の前後方向に沿って揺動駆動されるようになっている。これにより、電動モータ23が正逆回転すると、ドア12はアーム22を介して駆動源である電動モータ23に開閉駆動されて、図3中実線で示す全閉位置と2点鎖線で示す全開位置との間で自動開閉動作するようになっている。
電動モータ23には制御手段としての制御装置25が接続されており、電動モータ23の作動制御はこの制御装置25により行われるようになっている。
図4に示すように、制御装置25は制御回路26と駆動指令回路27とモータ駆動回路28とを有しており、制御回路25は制御信号を演算する図示しないマイクロプロセッサ(CPU)と、制御プログラム、演算式およびマップデータなどが格納される図示しないROMと、一時的にデータを格納する図示しないRAMなどを備えてマイクロコンピュータとしての機能を有している。
駆動指令回路27は制御回路26からの指令信号を受けてモータ駆動回路28に向けてPWM制御された駆動信号を出力するようになっており、モータ駆動回路27としては、たとえばFETなどのスイッチング素子を4つ用いた所謂Hブリッジ回路が用いられている。そして、駆動指令回路27から所定の2つのスイッチング素子に向けて駆動信号が出力されると車両11に搭載されたバッテリ等の電源31から電動モータ23に所定の方向の直流電流が供給されるようになっている。
また、制御回路26には操作受信センサ32や閉位置限界センサ33、開位置限界センサ34が接続されている。図1、図2に示すように、操作受信センサ32は、ドア12のサッシ部分に設けられており、乗員等が携帯するリモコンスイッチ35からの動作指令信号を受信し、これを制御回路26に出力するようになっている。そして、制御回路26は入力された動作指令信号に基づいて電動モータ23に直流電流を供給して電動モータ23の作動を制御するようになっている。つまり、制御装置25は電動モータ23を作動させてドア12を自動的に開閉する自動開閉制御を行うようになっている。
一方、閉位置限界センサ33と開位置限界センサ34は、図2に示すように、それぞれ車両11に設けられており、閉位置限界センサ33はドア12が全閉位置となったときに制御回路26に向けて検出信号を出力し、開位置限界センサ34はドア12が全開位置となったときに制御回路26に向けて検出信号を出力するようになっている。そして、ドア12が全閉位置にまで移動して閉位置限界センサ33によりドアが全閉位置となったことが検出されたときには制御装置25は電動モータ23への電流供給を停止してその作動を停止させるようになっている。つまり、開いた状態のドア12が全閉位置にまで移動すると、制御回路26はこれを認識して電動モータ23の作動を停止させる。同様に、ドア12が全開位置にまで移動して開位置限界センサ34によりドア12が全開位置となったことが検出されたときには制御装置25は電動モータ23への電流供給を停止してその作動を停止させるようになっている。つまり、ドア12が全開位置にまで移動すると、制御回路26はこれを認識して電動モータ23の作動を停止させる。
図5(a)〜(d)は、それぞれ障害物があるときの開閉装置の制御方法を説明するための説明図であり、この開閉装置14には各種の障害物センサ、接触センサが設けられ、これらのセンサにより自動開閉動作するドア12と障害物との接触を防止して安全性を向上させるようにしている。
図1、図2に示すように、ドア12のアウタハンドル36の近傍には開方向障害物センサ37が設けられており、この開方向障害物センサ37により車両後方側のドア端部の開閉軌道上にある障害物とドア端部との距離が検出されるようになっている。この場合、開方向障害物センサ37としては、たとえば赤外線を用いたクリアランスソナーが用いられており、その検出信号は制御回路26に向けて出力されるようになっている。そして、開方向障害物センサ37によりドア端部と障害物との距離が所定値以下となったことが検出されたときには制御回路26は電動モータ23に対する電流供給を停止させるようになっている。つまり、図5(a)に示すように、たとえば車両11に隣接する他の車両等の障害物38があるときには、開閉装置14により自動開閉制御されるドア12と障害物38との距離が開方向障害物センサ37により検出され、その距離が所定値以下となったときに電動モータ23が停止されてドア12は障害物38に衝突することなくその手前で停止される。
また、図1と図2に示すように、ドア後方の車外面と車両後方側のドア端部には後方向障害物センサ39が設けられており、この後方向障害物センサ39により開いた状態のドア12に対して車両11の後方側から接近する障害物41が検出されるようになっている。この場合、後方向障害物センサ39としては、たとえば超音波を用いたクリアランスソナーが用いられており、その検出信号は制御回路26に向けて出力されるようになっている。そして、後方向障害物センサ39によりドア12に障害物41が接近したことが検出されたときには制御回路26は電動モータ23に対する電流供給を停止させるようになっている。したがって、図5(a)に示すように、開閉装置14によりドア12を自動開動作させているときに車両11の後方側から、たとえば歩行者や自転車、他の車両等の障害物41が接近した場合には、後方向障害物センサ39によりこれが検出されてドア12の自動開動作が停止される。これにより、開動作するドア12と障害物41との衝突を防止することができる。
さらに、図1に示すように、ドア12の車外面42には車両11の外側からドア12に接触する障害物を検出するドア外側接触センサ43が設けられている。この場合、ドア外側接触センサ43はドア12の車両前後方向に伸びる帯状に形成されるとともに車両外部からドア12に寄り掛かった人等の障害物と接触するように車外面42の車両上下方向の略中央部に配置されており、その検出信号は制御回路26に出力向けて出力されるようになっている。そして、ドア外側接触センサ43によりドア12の車外面42に障害物が接触していることが検出されたときには、制御回路26は電動モータ23が作動しているときにはその作動を停止させ、電動モータ23が停止しているときには電動モータ23の起動を禁止する異常回避制御を行うようになっている。つまり、この場合、異常回避動作により電動モータ23の作動は禁止される。
ここで、図5(b)に示すように、開方向障害物センサ37はドア端部と障害物38との距離を正確に測定するために、その検知方向はドア端部の軌道上に沿って狭く設定されるので、ドア12の車外面42の中間部分に寄りかかる人等の障害物44を検出することができない場合がある。しかし、この開閉装置14ではドア12の車外面42にはドア外側接触センサ43が設けられているので、開方向障害物センサ37の検知域外においてドア12の車外面42に人等が寄りかかっている場合であっても、これをドア外側接触センサ43により検出することができる。したがって、ドア12に人等の障害物44が接触している際にはリモコンスイッチ35の開側が押されてもドア12は自動開動作を開始することがなく、開動作するドア12により人等の障害物44が押されることを防止することができる。また、開動作するドア12の車外面42に開方向障害物センサ37の検知域外で障害物44が接触した場合においてもドア12の作動が停止されて障害物44がドア12に押されることを防止することができる。
このように、この開閉装置14にはドア12の車外面42に接触する障害物を検出するドア外側接触センサ43が設けられているので、ドア12に寄りかかった人等の障害物が自動開動作するドア12により押されることを防止することができる。つまり、障害物の有無や障害物がある場合にはその状態や位置に応じてドア12を適切に作動させることができる。また、車外面42に接触する障害物をドア外側接触センサ43により検出することができるので、開方向障害物センサ37の検知域をドア端部の軌道上の狭い範囲に設定することができる。したがって、図5(a)に示すように、車両11に隣接する他の車両等の障害物38のみがあるときには、開方向障害物センサ37により障害物38とドア12との距離は正確に測定され、これによりドア12の開度を増して乗降性を向上させることができる。
さらに、図2に示すように、ドア12の車内面45には車両11の内側からドア12に接触する障害物を検出するドア内側接触センサ46が設けられている。この場合、ドア内側接触センサ46はドア12の車両前後方向に伸びる帯状に形成されるとともに車室内側からドア12に寄り掛かった人や荷物等などの障害物に接触するように車内面45の車両上下方向の略中央部に配置されており、その検出信号は制御回路26に向けて出力されるようになっている。そして、ドア内側接触センサ46によりドア12の車内面45に障害物が接触していることが検出されたときには、制御回路26は電動モータ23が作動しているときにはその作動を停止させ、電動モータ23が停止しているときには電動モータ23の起動を禁止する異常回避制御を行うようになっている。つまり、この場合、異常回避動作により電動モータ23の作動は禁止される。
したがって、図5(c)に示すように、全閉位置にあるドア12の車内面45に人等の障害物47が寄りかかっている場合にはリモコンスイッチ35の開側が押されてもドア12は自動開動作を開始することがない。つまり、ドア12が不意に自動開動作されることにより車室内側からドア12に寄りかかっている人等の障害物47が車外に転落することが防止される。また、図5(d)に示すように、開いた状態にあるドア12と車両11との間に人等の障害物48があるときには、その障害物48がドア内側接触センサ46に接触することによりドア12の自動閉動作が禁止される。つまり、ドア12が不意に自動閉動作されることによりドア12と車両11との間にある人等の障害物48がドア12に挟み込まれることを防止することができる。この場合、ドア12が停止している状態で障害物48がドア12の車内面45に接触しているときにはドア12つまり電動モータ23の起動が禁止され、また、閉動作するドア12が障害物48に接触した際にはその時点でドア12つまり電動モータ23の作動が停止される。
このように、この開閉装置14にはドア12の車内面45に接触する障害物を検出するドア内側接触センサ46が設けられているので、車室内側から人等の障害物がドア12に寄りかかった状態でドア12が自動開閉動作されることを防止することができる。したがって、車室内側からドア12に寄りかかる人等の障害物がドア12の自動開動作により転落するのを防止するなど、障害物の有無や障害物がある場合にはその状態や位置に応じてドア12を適切に作動させることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、前記実施の形態においては、開閉部材は車両11の側部に開閉自在に装着されて横開きするドア12とされているが、これに限らず、車両後端部に装着されるテールゲートやスライドドア、スイングアウト式のドア、折戸式のドアなど、他のドアとしてもよい。
また、前記実施の形態においては、本装置を運転席のドアに取り付けた場合について説明したが、これに限らず、運転席以外のドアに取り付けても、全てのドアに取り付けてもよい。
さらに、前記実施の形態においては、駆動ユニット21はドア12の内部に配置され、その動力をアーム22を介してドア12の開閉駆動力に変換するようにしているが、これに限らず、電動モータ23の出力によりドア12を自動的に開閉する構造であれば、他の構造としてもよい。
さらに、前記実施の形態においては、ドア外側接触センサ43やドア内側接触センサ46はドア12の前後方向に伸びる帯状に形成されているが、ドア12の車外面42もしくは車内面45に接触する障害物を検出することができるものであれば、その形状は帯状に限らず他の形状であってもよい。
さらに、前記実施の形態においては、ドア外側接触センサ43やドア内側接触センサ46により障害物が検出されたときには電動モータ23の作動を禁止するようにしているが、これに限らず、制御装置25にブザー等を設け異常回避制御として警報を発するようにしてもよい。この場合にあっては、ドア12の作動を禁止しても禁止しなくてもよい。また、異常回避動作としてドア12の開閉速度を低下させるなどしてもよい。
さらに、前記実施の形態においては、ドア12の動作指令はリモコンスイッチ35により行われるようになっているが、これに限らず、たとえば車両11やドア12等に設けられた図示しない開閉スイッチにより行うようにしてもよい。
11 車両
12 ドア
12a アウタパネル
12b インナパネル
13 ヒンジ
14 車両用自動開閉装置
15 ラッチ機構
16 ストライカ
21 駆動ユニット
22 アーム
23 電動モータ
24 動力変換機構
25 制御装置
26 制御回路
27 駆動指令回路
28 モータ駆動回路
31 電源
32 操作受信センサ
33 閉位置限界センサ
34 開位置限界センサ
35 リモコンスイッチ
36 アウタハンドル
37 開方向障害物センサ
38 障害物
39 後方向障害物センサ
41 障害物
42 車外面
43 ドア外側接触センサ
44 障害物
45 車内面
46 ドア内側接触センサ
47,48 障害物
12 ドア
12a アウタパネル
12b インナパネル
13 ヒンジ
14 車両用自動開閉装置
15 ラッチ機構
16 ストライカ
21 駆動ユニット
22 アーム
23 電動モータ
24 動力変換機構
25 制御装置
26 制御回路
27 駆動指令回路
28 モータ駆動回路
31 電源
32 操作受信センサ
33 閉位置限界センサ
34 開位置限界センサ
35 リモコンスイッチ
36 アウタハンドル
37 開方向障害物センサ
38 障害物
39 後方向障害物センサ
41 障害物
42 車外面
43 ドア外側接触センサ
44 障害物
45 車内面
46 ドア内側接触センサ
47,48 障害物
Claims (4)
- 車両に設けられた開閉部材を自動的に開閉する車両用自動開閉装置であって、
前記開閉部材を開閉駆動する駆動源と、
前記開閉部材の車外面に設けられ、前記車外面に接触する障害物を検出する接触センサと、
前記駆動源を作動させて前記開閉部材を開閉動作させる自動開閉制御を行うとともに、前記接触センサにより前記車外面に接触する障害物が検出されたときには異常回避制御を行う制御手段とを有することを特徴とする車両用自動開閉装置。 - 請求項1記載の車両用自動開閉装置において、前記異常回避制御により前記駆動源の作動が禁止されることを特徴とする車両用自動開閉装置。
- 請求項1または2記載の車両用自動開閉装置において、前記異常回避制御により前記制御手段は警報を発することを特徴とする車両用自動開閉装置。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用自動開閉装置において、前記開閉部材はヒンジを介して前記車両に取り付けられる横開きドアであることを特徴とする車両用自動開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003410900A JP2005170153A (ja) | 2003-12-09 | 2003-12-09 | 車両用自動開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003410900A JP2005170153A (ja) | 2003-12-09 | 2003-12-09 | 車両用自動開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005170153A true JP2005170153A (ja) | 2005-06-30 |
Family
ID=34731859
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003410900A Pending JP2005170153A (ja) | 2003-12-09 | 2003-12-09 | 車両用自動開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005170153A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101080759B1 (ko) * | 2009-08-20 | 2011-11-07 | 동아특수정밀 주식회사 | 자동차용 도어 자동개폐장치 |
US10161175B2 (en) | 2016-02-29 | 2018-12-25 | Ford Global Technologies, Llc | Moving object detection for power door system |
-
2003
- 2003-12-09 JP JP2003410900A patent/JP2005170153A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101080759B1 (ko) * | 2009-08-20 | 2011-11-07 | 동아특수정밀 주식회사 | 자동차용 도어 자동개폐장치 |
US10161175B2 (en) | 2016-02-29 | 2018-12-25 | Ford Global Technologies, Llc | Moving object detection for power door system |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7977903B2 (en) | Electrically powered door actuating system of motor vehicle | |
US8028375B2 (en) | Pinch prevention structure of slide door | |
US10077002B2 (en) | Control device of electric step for vehicle | |
US20060191204A1 (en) | Method for the control of door and window adjusting parameters of a driven motor vehicle sliding door with a window and control system for the execution of the method | |
KR20000011427A (ko) | 백도어를구비한모터차량 | |
JP2005171573A (ja) | 車両用自動開閉装置 | |
KR20200084046A (ko) | 자동차의 차체 해치용 구동 시스템을 작동하기 위한 방법 | |
KR20190022852A (ko) | 자동차 사이드 도어용 안티-핀치 보호 디바이스 | |
JP3857605B2 (ja) | 車両用自動開閉装置 | |
JP2007315069A (ja) | 車両用自動開閉装置 | |
JP3052491B2 (ja) | 自動車用自動ドアの安全装置 | |
JP2005171575A (ja) | 車両用自動開閉装置 | |
JP3300105B2 (ja) | 自動車のドア開閉装置 | |
KR20150022030A (ko) | 홀 센서를 이용한 파워 트렁크 또는 파워 테일게이트 제어 장치 및 방법 | |
JP2005170153A (ja) | 車両用自動開閉装置 | |
JP2007023586A (ja) | 車両用自動開閉装置 | |
CN114537310B (zh) | 门控制装置 | |
JP2007009466A (ja) | 車両用自動開閉装置およびその制御方法 | |
JP4064886B2 (ja) | 車両用ドア開閉装置及び車両用ドア開閉制御方法 | |
US20070063527A1 (en) | Movable body opening and closing control apparatus | |
JP2006256362A (ja) | 車両用自動開閉装置 | |
JP2008303577A (ja) | スライドドアの挟み込み防止構造 | |
JPS61163034A (ja) | 車輌用回転シ−ト | |
KR20230052140A (ko) | 테일 게이트 개폐 장치 및 그 방법 | |
JP2007023587A (ja) | 車両用自動開閉装置 |